JP2003063253A - 車両の上部開閉体構造 - Google Patents

車両の上部開閉体構造

Info

Publication number
JP2003063253A
JP2003063253A JP2001255936A JP2001255936A JP2003063253A JP 2003063253 A JP2003063253 A JP 2003063253A JP 2001255936 A JP2001255936 A JP 2001255936A JP 2001255936 A JP2001255936 A JP 2001255936A JP 2003063253 A JP2003063253 A JP 2003063253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable roof
vehicle
roof
mode
fully closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001255936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4622190B2 (ja
Inventor
Haruo Oe
晴夫 大江
Masayuki Iwasaka
公志 岩坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2001255936A priority Critical patent/JP4622190B2/ja
Priority to US10/227,534 priority patent/US6767044B2/en
Publication of JP2003063253A publication Critical patent/JP2003063253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4622190B2 publication Critical patent/JP4622190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/026Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid non plate-like elements, e.g. for convertible vehicles
    • B60J7/028Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid non plate-like elements, e.g. for convertible vehicles the sliding movement being combined with a pivoting movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/20Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops
    • B60J7/201Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops being outside of vehicle, e.g. onto boot lid, or into a storage compartment to be closed by one of the roof panels itself

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可動ル−フを、走行中でも安全に全閉モードと
一部解放モードと全開モードとの間でモード変更できる
ようにする。 【解決手段】ル−フRが、前可動ル−フ1と、中間可動
ル−フ2と、リアウインド4を有する後可動ル−フ3と
の3分割構造とされている。全閉モードでは、各可動ル
−フ1、2、3によって車室上方が完全に覆われる。一
部解放モードでは、全閉モード状態から、前可動ル−フ
1が後方へ移動されて中間可動ル−フ2上に重合され
る。全開モードでは、後可動ル−フ3が前下がりの状態
で起立位置にあるシートバック21の後方に形成された
収納空間22内に収納され、かつ前可動ル−フ2と中間
可動ル−フ3とはほぼ水平方向に伸びた状態で収納空間
22を上方からほぼ全体的に覆うように位置される。モ
ード確定後は勿論のこと、各モード間での移動中であっ
ても、支持リンク10、12によって各可動ル−フ1、
2、3が支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の上部開閉体構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の中には、ル−フを車体に対して移
動可能とした可動ル−フを装備したものがある。可動ル
−フとしては、いわゆるサンルーフと呼ばれるように、
ル−フに形成された開口部を開閉するものもあるが、ル
−フをその車幅方向全長に渡って可動可能として、可動
ル−フが車室上方を全体的に開閉するようにしたものも
ある。
【0003】車室を全体的に開放できる可動ル−フを開
示するものとして、例えば、特開平8−85344公
報、特開平5−213066号公報がある。これら公報
開示のものは、いずれにあっても、可動ル−フは車体前
後方向に複数に分割された構造となっていて、車室上方
を全体的に覆う全閉モードと、車室上方を全開とする全
開モードと、車室の一部のみを開放した一部開放モード
とを選択的にとり得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、可動ル−フ
を全閉モードと全開モードと全開モードとで選択的に変
更可能とする場合、停車中であれば走行風の影響が全く
ないので安全に行うことが可能であるが、走行中であっ
てもモードが変更可能であることが好ましいものとな
る。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、走行中にあっても、安全に可
動ル−フを全閉モードと一部開放モードと全開モードと
の間で選択的に変更できるようにした車両の上部開閉体
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような解決手法を採択してあ
る。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載
のように、車室を上方から覆うル−フが車体に対して移
動可能な可動ル−フとされた車両の上部開閉体構造にお
いて、前記可動ル−フは、車幅方向全長に渡って車体に
対して移動可能とされ、前記可動ル−フは、車室を全体
的に覆う全閉モードと、一部のみが移動されて車室の一
部のみを開放する一部開放モードと、全体的に移動され
て車室上方を全開とする全開モードと、を選択的にとり
得るようにされ、前記可動ル−フを支持する支持機構が
設けられ、前記支持機構が、前記各モードでの間で前記
可動ル−フを移動可能に、かつ該各モードにおいて該可
動ル−フを支持するように設定されている、ようにして
ある。上記解決手法によれば、支持機構によって支持さ
れつつ可動ル−フが移動されるので、走行中であっても
安全にモード変更を行うことが可能となる。
【0007】前記解決手法を前提として、次のような手
法を合わせて採択することができる。前記可動ル−フ
が、前記全閉モードのときにほぼそれぞれほぼ水平方向
に伸びる前可動ル−フおよび中間可動ル−フと、リアウ
ィンドウを有するする後可動ル−フとの3分割構造とさ
れており、前記全閉モードでは、前記前可動ル−フと中
間可動ル−フと後可動ル−フとが、その外面同士がほぼ
面一となって連なるように設定され、前記一部開放モー
ドでは、前記全閉モードの状態から前記前可動ル−フの
みが後方へ移動されて前記中間可動ル−フの上に重合さ
れ、前記全開モードでは、前記前可動ル−フと中間可動
ル−フとが互いに重合された状態で、前記後可動ル−フ
上にほぼ重合される、ようにすることができる。これに
よれば、全閉モードのときに、分割された各可動ル−フ
同士の外面が面一に連なるので、外観上の見栄えが向上
される。また、一部開放モードでは、車室前部の上方空
間が開放されて、運転席や助手席の乗員の開放感を高め
ることができる。さらに、一部開放モードでは、前可動
ル−フを中間可動ル−フ上に支承して、安定して前可動
ル−フを支持する上で好ましいものとなる。さらに、全
閉モードいおいては、分割された各可動ル−フ同士がほ
ぼ重合されるので、各分割可動ル−フを収納するための
収納スペースをコンパクトにする上で好ましいものとな
る。
【0008】前記全開モードでは、前記後可動ル−フが
その内面側が上方を向いた状態で前後方向において傾斜
した傾斜姿勢とされると共に、前記前可動ル−フと中間
可動ル−フとがほぼ水平に伸びる水平姿勢とされる、よ
うにすることができる。この場合、リアウインドを有す
る後可動ル−フは、内面側(車室側)が凹となるように
されることが多いが、この後可動ル−フの凹となっった
部分によって前可動ル−フや中間可動ル−フとの干渉を
避けつつ、コンパクト化のために各分割可動ル−フ同士
を極力接近した状態で重ねる上で好ましいものとなる。
【0009】前記全開モードにおける前記後可動ル−フ
の傾斜姿勢が、該後可動ル−フの後端部がトランクリッ
ドの前端部とほぼ同じ高さ位置とされて、前方へ向かう
につれて下方に位置するような前下がりの傾斜姿勢とさ
れる、ようにすることができる。これにより、全開モー
ドにおいて、後可動ル−フを収納するスペースを車体前
後方向に極力短くしつつ、後可動ル−フとトランクリッ
ドとの間に大きな段差を生じないようにすること、つま
り全開モードにおける外観上の見栄えを確保する上でも
好ましいものとなる。
【0010】起立位置にある最後部席のシートバック後
方でかつトランクリッドの前方において、前記全開モー
ドにおいて互いにほぼ重合される前記前可動ル−フと中
間可動ル−フと後可動ル−フとが位置される収納空間が
形成されており、前記全開モードでは、ほぼ水平方向に
伸びる状態で互いに重合された前記前可動ル−フと中間
可動ル−フとが、トランクリッドの前端部とほぼ同じ高
さ位置でもって略水平方向に伸びて、該収納空間をほぼ
全体的に上方から覆っている、ようにすることができ
る。これによれば、最後部にあるシートのシートバック
を起立位置とした状態で、全開モードにおいて各分割可
動ル−フを収納することができる。また、全開モードに
おいて、分割可動ル−フによって収納空間を覆うことに
より、外観上の見栄えを確保する上でも好ましいものと
なる。
【0011】前記前可動ル−フと中間可動ル−フとはそ
れぞれ、略水水平姿勢または前傾姿勢を保った状態で前
記各モード間で移動可能とされている、ようにすること
ができる。この場合、走行中でのモード変更の際に、走
行風の抵抗を極力小さくする上で好ましいものとなる。
【0012】前記可動ル−フは、車両の走行中であって
も前記各モードでの間でモード変更可能とされている、
ようにすることができる。これにより、モード変更のた
めに一々車両を停車させる必要がなくなり、操作性向上
の上で好ましいものとなる。
【0013】前記全閉モードにあるとき、前記可動ル−
フの少なくとも一部が車体側部材によって支持される、
ようにすることができる。これにより、可動ル−フのし
っかりと支持を行う上で好ましいものとなる。
【0014】車体の側部に、サイドドアによって開閉さ
れる乗降用の開口部が形成され、前記全閉モードにおい
て、前記可動ル−フが、フロントウインドガラスの上端
部によって支持されると共に、前記サイドドアに設けた
全閉状態にあるサイドガラスの上端部によっても支持さ
れる、ようにすることができる。これにより、フロント
ウインドガラスおよびサイドウインドガラスを有効に利
用して、全閉モードにある可動ル−フをしっかりと支持
することができる。
【0015】前記全閉モードにあるときに乗員の乗り降
り時であることが検出されたときに、自動的に前記一部
開放モードとする駆動制御手段を有している、ようにす
ることができる。この場合、車体が低いつまりル−フが
低い車両にあっても、ル−フに邪魔されることなく乗り
降りを容易に行う上で好ましいものとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、走行中にあっても、安
全に可動ル−フを全閉モードと一部開放モードと全開モ
ードとの間で選択的に変更できるようにすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1、図2において、車両のル−
フRは、車体前後方向に複数に分割されており、実施形
態では、もっとも前に位置する前可動ル−フ1と、中間
に位置する中間可動ル−フ2と、もっとも後に位置する
後可動ル−フ3との3分割構成とされている。各分割可
動ル−フ1、2、3はそれぞれ、車幅方向全長に渡って
ル−フを構成していて、それぞれ車体に対して移動可能
とされている。
【0018】図1、図2は、車室上方を完全に覆った全
閉モードの状態が示される。この全閉モードにおいて、
前可動ル−フ1は、ル−フの前部を構成し、中間可動ル
−フ2はル−フRの後部を構成する。また、後可動ル−
フ3は、ル−フRの後端部を構成すると共に、リアウイ
ンド4を有して、左右のリアピラー(Cピラー)をも構
成する。より具体的には、後可動ル−フ3は、左右一対
のリアピラー部3aと、車幅方向に伸びて左右のリアピ
ラー部3aの上端部同士を締結するリアヘッダー部3b
と、車幅方向に伸びて左右のリアピラー部3aの下端部
同士を連結するロア部3cとを有し、各部分3a、3
b、3cで囲まれたリア開口部3dがリアウインド4に
よって施蓋されている。なお、実施形態では、リアウイ
ンド4はガラスからなるハードタイプとされているが、
軟質の合成樹脂で形成されたソフトタイプのものとする
こともできる。
【0019】前可動ル−フ1は、中間可動ル−フ2に対
して、車体前後方向にスライド可能に連結されている。
すなわち、図1、図2に示す全閉モードから、前可動ル
−フ1が若干上方へ持ち上げられつつ後方へスライド可
能とされて、前可動ル−フ1が中間可動ル−フ2の上に
重合した状態をとり得るようにされ、この全閉モードか
ら前可動ル−フ1が中間可動ル−フ2上に重合した状態
が、図3、図4に示す一部開放モードとされる。中間可
動ル−フ2に対する前可動ル−フ1の前後方向へのスラ
イド移動のために、例えば前可動ル−フ1の左右側部に
はガイドレール5が形成され、図示を略すが中間可動ル
−フ2にはこのガイドレール5に係合するガイドが設け
られている。そして、前可動ル−フ1の全閉モードと一
部開放モードとの間での移動は、中間可動ル−フ2に設
けたモータ6を利用して行われるようになっている。
【0020】図1、図2に示す全閉モードおよび図3、
図4に示す一部開放モードにおいて、中間可動ル−フ2
は、左右一対の支持リンク10によって、車体に支持さ
れる。この支持リンク10は、その下端部が車体側部に
対して支点10aを中心に回動自在に取付けられ、その
上端部が、中間可動ル−フ2の後端部に対して支点10
bを中心に回動自在に連結されている。支持リンク10
の下方の取付点10aは、移動不能な固定点とされて、
ここに設けたモータ(図示を略す)によって、支持リン
ク10は支点10aを中心に揺動駆動されるようになっ
ている。
【0021】中間可動ル−フ2の後端部から後可動ル−
フ3の前端部に渡ってガイド11が形成されている。前
述の支持リンク10の上方の支点10bは、一種のスラ
イド部材を構成するように設定されて、ガイド11に沿
って移動可能とされている。全閉モードにおいては、支
点10bはガイド11のうち中間可動ル−フ2側に位置
される。なお、各支点10a、10bの回動軸線は、車
幅方向に伸びるものである。
【0022】全閉モードおよび一部開放モードにおい
て、後可動ル−フ3は、左右一対の支持リンク12によ
って車体に支持される。支持リンク12は、前述の支持
リンク10よりも短くされて、その下端部が車体側部に
対して支点12aを中心に回動自在に取付けられてい
る。また、支持リンク12の上端部は、後可動ル−フ3
のほぼ中間部に対して、支点12bを中心に回動自在に
取付けられている。各支点12a、12bはそれぞれ、
移動しない固定点とされている。なお、各支点12a、
12bの回動軸線は、車幅方向に伸びるものである。
【0023】全閉モードおよび一部開放モードにおい
て、後可動ル−フ3の後端部には、左右側部において、
スライド部材を構成する支点13が設けられている。こ
の支点13に対応して、車体の左右側部にはそれぞれ、
ガイドレール14が形成されている。すなわち、ガイド
レール14に対してスライド部材としての支点13がス
ライド可能に係合されている。なお、この係合状態にお
いて、後可動ル−フ3は、車幅方向に伸びる回動軸線を
有することになる支点13を中心として回動自在とされ
ている。
【0024】全閉モードおよび一部開放モードにおい
て、後可動ル−フ3の直後方には、トランクリッド20
が位置されている。すなわち、全閉モードおよび一部開
放モードにおいて、後可動ル−フ3の外面に対してトラ
ンクリッド20の外面が滑らかに連なるようにされてい
る。前述のガイドレール14は、車体前後方向に前下が
りの状態で若干傾斜して伸びており、その後端部つまり
上端部は、トランクリッド20の前端部の直前方に位置
されて、当該トランクリッド20の前端部の高さ位置と
ほぼ同じ高位置となるようにされている。なお、トラン
クリッド20の前端部にある開閉用の回動支点が符号2
0aで示される。
【0025】図2において、車室内に装備された最後部
にあるシートのシートバックが符号21で示される。起
立位置にあるシートバック21とトランクリッド20の
前端との間が、車体前後方向に所定間隔を有する収納空
間22とされている。なお、シートバック21は、実施
形態では車両が2シータ用とされている関係上、運転席
用、助手席用とされているが、運転席、助手席の後方に
後席を有する場合は、このシートバック21は後席用の
ものとされる。
【0026】前記ガイドレール14は、その前端部が、
前記収納空間の側部に位置するように設定されて、その
前端部(下端部)は、収納空間22の低い位置でかつ起
立位置にあるシートバック21の直後方に位置するよう
に設定されている。
【0027】図中31はフロントウインドガラス、32
はサイドドア、33はサイドドア32によって開閉され
る車体側部に形成されたサイド開口部(乗降口)、34
はサイドドア32に設けられた上下方向に駆動されるサ
イドウインド、35は後輪、36は車室とトランクルー
ム37とを仕切る仕切壁である。なお、仕切壁36は、
車室とトランクルーム37とを仕切って収納空間22の
後壁を構成すると共に、ほぼ水平方向に伸びて最終的に
フロアパネルへ連なる部分が収納空間22の底壁を構成
する。
【0028】次に、各可動ル−フ1、2、3の動きにつ
いて説明する。まず、図1、図2に示す状態が、車室の
上方を完全に覆う全閉モードである。この全閉モードに
あっては、ほぼ水平方向に伸びる前可動ル−フ1と中間
可動ル−フ2との連結体が、その前部においてはフロン
トウインドガラス31によって支持され、その後部にお
いては支持リンク10によって支持され、さらに全閉位
置にあるサイドウインド34によっても支持される。ま
た、後可動ル−フ3は、支持リンク12およびガイドレ
ール14によって支持される。
【0029】全閉モードから、モータ6によって前可動
ル−フ1のみを後方へ移動させて、中間可動ル−フ2上
に重合させることにより、図3、図4に示す一部開放モ
ードとされる。一部開放モードから全閉モードへの復帰
は、モータ6によって前可動ル−フ1を前方へ移動させ
ることにより行われる。前可動ル−フ1の側面断面形状
が前下がりとなるように設定されていて、一部解放モー
ドにおいてもこの前下がりの状態が保持される。つま
り、一部解放モードにおいて、前可動ル−フ1は走行風
を受けて中間可動ル−フ2上に押しつけれるような作用
を受けて、一部解放モードの状態を安定して維持できる
ようになっている。
【0030】一部開放モードから、図示を略すモータに
よって支持リンク10をその下方の支点10aを中心に
して後方へ揺動駆動させると、支持リンク12もその下
方の支点12aを中心として後方へ揺動されて、最終的
に、図5、図6に示す全開モードとされる。この全開モ
ードでは、後可動ル−フ3は、支持リンク10、12の
後方への揺動に伴って、支点13がガイドレール14に
沿ってスライドされて、後可動ル−フ3の内面側が上方
を向く姿勢でもって、収納空間22に収納された状態と
なる。つまり、全開モードにおいては、全閉モードでは
前端部とされた部分がもっとも後方に位置され、全閉モ
ードでは後端部とされた部分がもっとも前方に位置され
る。このように、全開モードでは、後可動ル−フ3は、
前下がりの状態で、収納空間22に収納されることにな
る。
【0031】全開モードにおいて、前可動ル−フ1は、
中間可動ル−フ2上に重合した状態が保持される。すな
わち、全開モードでは、各分割された可動ル−フ1と2
と3とは互いにほぼ重合された状態とされるが、前可動
ル−フ1と中間可動ル−フ2とはほぼ水平方向に伸びた
姿勢とされる。そして、互いに重合されて略水平方向に
伸びる前可動ル−フ1と中間可動ル−フ2とによって、
収納空間22の上方がほぼ全体的に覆われることにな
る。この全開モードにおいては、重合された前可動ル−
フ1と中間可動ル−フ2との後端部(収納空間22に位
置する後可動ル−フ3の後端部)が、トランクリッド2
0の前端部とほぼ同じ高さ位置とされる。全開モードか
ら一部開放モードへの変更は、モータによって支持リン
ク10、12を前述したのと逆の方向に揺動駆動するこ
とにより行われる。
【0032】前述した全閉モードと一部開放モードと全
開モードとの間でのモード変更は、車両の走行中にあっ
ても可能とされている。すなわち、車室内に設けたモー
ド選択スイッチを操作してモータを駆動することによっ
て、モード変更が行われる。また、モード変更の際、前
可動ル−フ1と中間可動ル−フ2とは、それぞれ略水平
姿勢または前傾姿勢を保持したまま移動されようになっ
ており、走行風の抵抗を受けにくい、あるいは走行風に
よって上方へ跳ね上げられにくい態様とされる。
【0033】ここで、後可動ル−フ3は、全閉モードあ
るいは一部開放モードにおいて車室側となるその内面
が、凹となっている。つまり、リアウインド4のほぼ中
心は、車幅方向端部および上下方向端部に比して後方に
位置されるように滑らかに湾曲して形成される関係上、
後可動ル−フ3の内面が必然的に凹とされることにな
る。したがって、図5、図6の全開モードにおいて、凹
となった内面側が上方を向くような姿勢でもって後可動
ル−フ3を収納することは、後可動ル−フ3に対する干
渉を避けつつ前可動ル−フ1および中間可動ル−フ2を
極力低い位置とする上で好ましいものとなる。
【0034】また、全閉モードとされている状態におい
て、乗降の際には、自動的に一部開放モードにすること
もできる。すなわち、例えばサイドドア32のロック解
除操作あるいはその開閉ノブの操作が検出されたとき
に、乗降が行われるときであるとして、このときは自動
的に一部開放モードにすることができる(駆動制御手段
の設定)。なお、乗降の際に一旦一部開放モードとした
後は、自動的に全閉モードに復帰させてもよく、あるい
は運転者のマニュアル操作を待って全閉モードに復帰さ
せるようにすることもできる。
【0035】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。支持リンク10、12が可動ル−フの主たる支持機
構を構成するが、支持機構としては、実施形態に示すも
のの他、適宜の構造のものを採択し得るものである。ま
た、可動ル−フは、車体前後方向に3分割する場合に限
らず、2分割あるいは4分割以上としてもよい。勿論、
本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好
ましいあるいは利点として表現されたものを提供するこ
とをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全閉モードにおける車両の簡略斜視図。
【図2】全閉モードにおける車両の簡略側面図。
【図3】一部開放モードにおける車両の簡略斜視図。
【図4】一部開放モードにおける車両の簡略側面図。
【図5】全開モードにおける車両の簡略斜視図。
【図6】全開モードにおける車両の簡略側面図。
【符号の説明】
R:可動ル−フ 1:前可動ル−フ 2:中間可動ル−フ 3:後可動ル−フ 4:リアウインド 10:支持リンク 12:支持リンク 20:トランクリッド 21:シートバック 22:収納空間 31:フロントウインドガラス 32:サイドドア 33:サイド開口部(乗降口) 34:サイドウインド 37:トランクルーム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室を上方から覆うル−フが車体に対して
    移動可能な可動ル−フとされた車両の上部開閉体構造に
    おいて、 前記可動ル−フは、車幅方向全長に渡って車体に対して
    移動可能とされ、 前記可動ル−フは、車室を全体的に覆う全閉モードと、
    一部のみが移動されて車室の一部のみを開放する一部開
    放モードと、全体的に移動されて車室上方を全開とする
    全開モードと、を選択的にとり得るようにされ、 前記可動ル−フを支持する支持機構が設けられ、 前記支持機構が、前記各モードでの間で前記可動ル−フ
    を移動可能に、かつ該各モードにおいて該可動ル−フを
    支持するように設定されている、ことを特徴とする車両
    の上部開閉体構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記可動ル−フが、前記全閉モードのときにほぼそれぞ
    れほぼ水平方向に伸びる前可動ル−フおよび中間可動ル
    −フと、リアウィンドウを有するする後可動ル−フとの
    3分割構造とされており、 前記全閉モードでは、前記前可動ル−フと中間可動ル−
    フと後可動ル−フとが、その外面同士がほぼ面一となっ
    て連なるように設定され、 前記一部開放モードでは、前記全閉モードの状態から前
    記前可動ル−フのみが後方へ移動されて前記中間可動ル
    −フの上に重合され、 前記全開モードでは、前記前可動ル−フと中間可動ル−
    フとが互いに重合された状態で、前記後可動ル−フ上に
    ほぼ重合される、ことを特徴とする車両の上部開閉体構
    造。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記全開モードでは、前記後可動ル−フがその内面側が
    上方を向いた状態で前後方向において傾斜した傾斜姿勢
    とされると共に、前記前可動ル−フと中間可動ル−フと
    がほぼ水平に伸びる水平姿勢とされる、ことを特徴とす
    る車両の上部開閉体構造。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記全開モードにおける前記後可動ル−フの傾斜姿勢
    が、該後可動ル−フの後端部がトランクリッドの前端部
    とほぼ同じ高さ位置とされて、前方へ向かうにつれて下
    方に位置するような前下がりの傾斜姿勢とされる、こと
    を特徴とする車両の上部開閉体構造。
  5. 【請求項5】請求項3において、 起立位置にある最後部席のシートバック後方でかつトラ
    ンクリッドの前方において、前記全開モードにおいて互
    いにほぼ重合される前記前可動ル−フと中間可動ル−フ
    と後可動ル−フとが位置される収納空間が形成されてお
    り、 前記全開モードでは、ほぼ水平方向に伸びる状態で互い
    に重合された前記前可動ル−フと中間可動ル−フとが、
    トランクリッドの前端部とほぼ同じ高さ位置でもって略
    水平方向に伸びて、該収納空間をほぼ全体的に上方から
    覆っている、ことを特徴とする車両の上部開閉体構造。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2において、 前記前可動ル−フと中間可動ル−フとはそれぞれ、略水
    水平姿勢または前傾姿勢を保った状態で前記各モード間
    で移動可能とされている、ことを特徴とする車両の上部
    開閉体構造。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれか1項に
    おいて、 前記可動ル−フは、車両の走行中であっても前記各モー
    ドでの間でモード変更可能とされている、ことを特徴と
    する車両の上部開閉体構造。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
    おいて、 前記全閉モードにあるとき、前記可動ル−フの少なくと
    も一部が車体側部材によって支持される、ことを特徴と
    する車両の上部開閉体構造。
  9. 【請求項9】請求項8において、 車体の側部に、サイドドアによって開閉される乗降用の
    開口部が形成され、 前記全閉モードにおいて、前記可動ル−フが、フロント
    ウインドガラスの上端部によって支持されると共に、前
    記サイドドアに設けた全閉状態にあるサイドガラスの上
    端部によっても支持される、 ことを特徴とする車両の上部開閉体構造。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれか1項
    において、 前記全閉モードにあるときに乗員の乗り降り時であるこ
    とが検出されたときに、自動的に前記一部開放モードと
    する駆動制御手段を有している、ことを特徴とする車両
    の上部開閉体構造。
JP2001255936A 2001-08-27 2001-08-27 車両の上部開閉体構造 Expired - Fee Related JP4622190B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255936A JP4622190B2 (ja) 2001-08-27 2001-08-27 車両の上部開閉体構造
US10/227,534 US6767044B2 (en) 2001-08-27 2002-08-26 Roof construction for an automotive vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255936A JP4622190B2 (ja) 2001-08-27 2001-08-27 車両の上部開閉体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003063253A true JP2003063253A (ja) 2003-03-05
JP4622190B2 JP4622190B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=19083831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001255936A Expired - Fee Related JP4622190B2 (ja) 2001-08-27 2001-08-27 車両の上部開閉体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4622190B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007045349A1 (de) * 2005-10-19 2007-04-26 Gm Global Technology Operations Inc. Cabriolet-kraftfahrzeug

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5948911B2 (ja) * 2012-02-01 2016-07-06 マツダ株式会社 車両用ルーフの開閉装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147924A (en) * 1981-03-07 1982-09-13 Miyuki Kazumoto Car with opening and shutting canopy
JPS62120217A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Mazda Motor Corp 自動車のピラ−部構造
JPH05213066A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Daikyo Webasto Co Ltd 車両ルーフ
JPH0769070A (ja) * 1990-01-12 1995-03-14 Creative Ind Group Inc 自動車の多位置引込め可能屋根
JP2000108674A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 Dura Convertible Syst Gmbh 自動車用ル―フシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147924A (en) * 1981-03-07 1982-09-13 Miyuki Kazumoto Car with opening and shutting canopy
JPS62120217A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Mazda Motor Corp 自動車のピラ−部構造
JPH0769070A (ja) * 1990-01-12 1995-03-14 Creative Ind Group Inc 自動車の多位置引込め可能屋根
JPH05213066A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Daikyo Webasto Co Ltd 車両ルーフ
JP2000108674A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 Dura Convertible Syst Gmbh 自動車用ル―フシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007045349A1 (de) * 2005-10-19 2007-04-26 Gm Global Technology Operations Inc. Cabriolet-kraftfahrzeug
US7722103B2 (en) 2005-10-19 2010-05-25 Gm Global Technology Operations, Inc. Cabriolet

Also Published As

Publication number Publication date
JP4622190B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6318782B1 (en) Opening/closing rear component structure of a vehicle
JP3885607B2 (ja) 車両のルーフ構造
JP4766785B2 (ja) コンバーチブル車両ルーフ
EP1207067B1 (en) Vehicle
JP2001105877A (ja) キャブリオレ用折畳みトップ
JP2001354037A (ja) 開放される車両ルーフを備えた車両
JPH11235928A (ja) 格納可能なルーフ構造体を備えた自動車
JPH06104418B2 (ja) 自動車のキャンバストップ
JPH02197416A (ja) 車両のスライドルーフ装置
US6540280B2 (en) Structure for storing roof and rear pillar of convertible hardtop
JPH085322B2 (ja) 車両用摺動屋根装置
JP2007269086A (ja) 車両用乗降ステップ構造
JP4212847B2 (ja) ルーフ機構格納部のカバー装置
US6742834B1 (en) Midgate assembly including garage door style midgate panel
JP2003063253A (ja) 車両の上部開閉体構造
US5080429A (en) Slidable roof device for a motor vehicle
JP2003063252A (ja) 車両の上部車体構造
JPS6226118A (ja) 自動車の開閉屋根構造
JP4089336B2 (ja) 車両のスライドドア構造
JP2539910Y2 (ja) 車両のルーフ構造
JP4089337B2 (ja) 車両のスライドドア構造
JP2003267056A (ja) 格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造
JP4253904B2 (ja) 車両の後部荷室構造
JPS59202932A (ja) 自動車のドア装置
JPH0648180A (ja) 自動車のスライドルーフ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees