JP2003267056A - 格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造 - Google Patents
格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造Info
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Abstract
て利用でき、格納状態のルーフ構成部12と車体1との
隙間をなくして車室後部上方をフラットに覆うことで、
ルーフ10格納状態における車両の空力特性と見栄えを
向上する。 【解決手段】車室2の上部を覆うルーフ10が、車両前
後方向に分割された複数のルーフ構成部(12、13)
から構成されると共に、該複数のルーフ構成部(12、
13)が車室2後部に折り畳まれて格納可能に車体1に
支持され、車室2上方を開放可能とした格納式ルーフ1
0を備える車両において、車室2上方を開放した場合
に、前側ルーフ構成部12が、略水平状態で車外に面す
るよう車室2後部に格納され、併せて該水平状態に格納
された上記ルーフ構成部12と共に、車室2後部をフラ
ットに覆い、かつ上記ルーフ10の開閉動作時には、ル
ーフ10に干渉しないよう変位動作可能なトノカバー1
1を具備して構成される。
Description
カーと呼ばれる、格納式ルーフを備える車両のトノカバ
ー構造に関するものである。
前後方向に分割された前側ルーフ構成部と後側ルーフ構
成部とから構成されると共に、該複数のルーフ構成部が
車室後部に折り畳まれて格納可能に車体に支持され、車
室上方を開放可能とした格納式ルーフを備える車両にお
いて、上記後側ルーフ構成部が車室後部に埋没し、その
上方に前側ルーフ構成部が、略水平状態で車外に面する
よう車室の上方を覆って格納される構成の格納式ルーフ
を備える車両が知られている。(例えば特開平8−85
344号公報参照)
格納スペースとしている為、ルーフの格納スペースを専
用に設けている車両に比して、ルーフ閉鎖状態において
は車室を広く取ることが出来、併せて前側ルーフ構成部
が格納スペースの上方を覆うことから、別途格納スペー
スの上方を覆う蓋が必要ない。
行技術においては、前側ルーフ構成部と車室後部上方の
形状が異なることから、格納された前側ルーフ構成部と
車室後方の車体上部との間に隙間ができ、走行時に空力
抵抗の増加、及び風の巻き込みや風切り音等が発生する
為、車両の空力特性上好ましくなく、また見栄えも良く
ないという問題があった。
たものであって、従来技術の、ルーフ格納時にルーフ構
成部を蓋として利用できる利点を損ねることなく、格納
状態のルーフ構成部と車体との隙間をなくして車室後部
上方をフラットに覆うことで、ルーフ格納状態における
車両の空力特性と見栄えを向上することを目的とする。
の第1の構成による格納式ルーフを備える車両のトノカ
バー構造では、車室の上部を覆うルーフが、車両前後方
向に分割された複数のルーフ構成部から構成されると共
に、該複数のルーフ構成部が車室後部に折り畳まれて格
納可能に車体に支持され、車室上方を開放可能とした格
納式ルーフを備える車両において、車室上方を開放した
場合に、上記複数のルーフ構成部の少なくとも一部が、
略水平状態で車外に面するよう車室後部に格納され、併
せて該水平状態に格納されたルーフ構成部と共に、車室
後部をフラットに覆い、かつ上記ルーフの開閉動作時に
は、ルーフに干渉しないよう変位動作可能なトノカバー
を具備して構成される。
のルーフ構成部とトノカバーとで車室後部上方をフラッ
トに覆うことで、走行風の流れが滑らかになることか
ら、空力抵抗、及び風の巻き込みや風切り音を低減して
車両の空力特性を向上することができると共に、見栄え
を向上することができる。
備える車両のトノカバー構造では、上記第1の構成にお
いて、上記車室内には、車両前後方向に前部座席と後部
座席が配置されており、上記水平状態に格納されたルー
フ構成部は、後部座席上方のスペースに折り畳まれ、該
後部座席の上方を上記トノカバーと共に略フラットに覆
う構成とされる。
は後部座席が使用でき、ルーフ開放状態においては、ル
ーフ格納時の空力特性と見栄えを向上できる。
備える車両のトノカバー構造では、上記第1又は第2の
構成において、上記トノカバーは、上方から見て車両前
方へ開口した略U字状に形成され、併せて上記ルーフ閉
鎖状態における複数のルーフ構成部のうち、最も車両前
側に配される前側ルーフ構成部が、上記ルーフ開放時に
車室後方に略水平に格納されるよう構成されており、格
納された該前側ルーフ構成部と上記トノカバーとによっ
て、上記車室後部上方を略フラットに覆う構成とされ
る。
カバーとで車室後部上方をフラットに覆うことから、従
来の格納式ルーフ構造にトノカバーを追加しただけの簡
易な変更にて、車両の空力特性と見栄えを向上すること
ができる。
備える車両のトノカバー構造では、上記第1乃至第3の
構成の何れか1つの構成において、上記トノカバーを略
車両前後方向にスライド可能なトノカバー駆動機構を具
備しており、該トノカバー駆動機構は、上記トノカバー
を、上記ルーフの開閉動作時には車両後方へスライドす
るよう駆動し、上記ルーフ部の開閉動作完了後に車両前
方へスライドするよう駆動する構成とされる。
ーフの開閉動作スペースを確保し、ルーフの開閉動作完
了後には、ルーフと車体との隙間をカバーする事が容易
に達成でき、車両の設計やデザインが容易となる。ま
た、トノカバーが車両前後にスライドする為、上下に開
閉したり、リフトする場合に比して外部に必要な可動部
の動作スペースが少なく、可動部の強度の確保も容易で
ある。
備える車両のトノカバー構造では、上記第4の構成にお
いて、上記トノカバー駆動機構は、上記ルーフの開閉動
作と連動して作動するよう構成される。
バーを気にすることなく行うことができる。
備える車両のトノカバー構造では、上記第1乃至第5の
構成の何れか1つの構成において、上記トノカバーは、
車両前後方向において前傾した略平面状の平面部を有す
る構成とされる。
面部に走行風が作用することで、ダウンフォースを発生
することができる。
備える車両のトノカバー構造では、上記第1乃至第6の
何れか1つの構成において、上記ルーフ、及びトノカバ
ーは、走行中に動作可能に構成される。
を開閉できる。また、トノカバーは車両前後方向へスラ
イドするので、トノカバーの支持部や駆動機構が走行風
の影響を受けにくい。
備える車両のトノカバー構造では、上記第7の構成にお
いて、上記トノカバーは、車両後方向へスライドする動
作に連動して、その車両後端部が上方へ移動し、この状
態で固定されることで、車両の空力特性を変更可能に構
成される。
るだけで、その後端部が上下方向へ移動することから、
ルーフ開閉時にトノカバーを駆動する機構を利用して車
両の空力特性を変更可能とすることができる。
備える車両のトノカバー構造では、上記第1乃至第8の
構成の何れか1つの構成において、上記トノカバーは、
略平面状の平面部を有し、該平面部の車両前後方向の傾
斜を可変に構成される。
斜を変えるだけで車両の空力特性を容易に変更できる。
フ格納時にルーフ構成部とトノカバーとで車室後部上方
を略フラットに覆うことができ、ルーフ格納状態におけ
る車両の空力特性と見栄えを向上できる。
基づいて説明する。図1は、本発明を適用した格納式ル
ーフを備える車両のルーフ開放状態における上面図であ
り、図2は、同車両の後部斜視図であり、図3は、同車
両のルーフ閉鎖状態における後部斜視図であり、また図
4は、同車両の格納式ルーフの開閉動作を説明する為の
概略図である。図1乃至図4に示すように、車体1の略
中央には、上方が開放された車室2が設けられている。
ウガラス3と、その枠体であるフロントヘッダー4が具
備されると共に、車室2の左右両側にはサイドドア5が
具備され、車室2の後方には、左右両側のサイドドア5
の後方に位置する車体1のリヤベルトライン部6と、該
車室2の後方に車幅方向に延びる車体1のリヤエンド部
7が形成されている。また、車室2内部には、車両前後
に前部座席8と後部座席9とが配設されている。
方のスペースには、格納式ルーフ10が格納されるよう
になっており、図4(a)に示すように、該格納式ルー
フ10は、その閉鎖状態において、フロントヘッダー4
の上端部からリヤエンド部7の間の車室上部に、該車室
を覆って配置される。
イン部6とリヤエンド部7の上部にかけて、車両前方に
開口した略U字状の合成樹脂製のトノカバー11が、車
体1に車両前後方向へスライド可能に取り付けられてお
り、該トノカバー11は、格納された格納式ルーフ10
と、リヤエンド部7との間の隙間を塞ぐよう配置され
る。
式ルーフ10とリヤエンド部7との間に走行風を巻き込
むことによる、車両の空力抵抗の増加や風切り音を低減
できる。
構を説明する。図3、及び図4(a)に示すように、格
納式ルーフ10は、その閉鎖状態において、車両前後方
向に分割された3つの構成部から構成されており、これ
らの構成部は、格納式ルーフ10の車両最も前方に位置
し、車両前方フロントヘッダー4の上端部から後方へ略
水平に配された、鋼鈑や強化プラスチック等の剛性部材
製のパネルから成る前側ルーフ構成部12と、その後方
に、該前側ルーフ構成部12の後端部と、その前端部が
ヒンジ結合され、後端部の左右両側が下方に延びるリヤ
ピラー部13aを有した、鞍状に形成されると共に、左
右両側のリヤピラー部13aの下部が、リヤベルトライ
ン部6に回動可能に枢着された、剛性部材製のパネルか
ら成る後側ルーフ構成部13と、該後側ルーフ構成部1
3に前後方向へスライド可能に把持され、その後方トン
ネル部分から後方へ突き出して配されるリヤウインドウ
ガラス14a、及び枠体14bから成るリヤウインドウ
構成部14とから構成される。
をリヤベルトライン部6と、複数のロッドが回動可能に
連結されたコントロールリンク15によってクランク結
合されており、格納式ルーフ10の閉鎖時と格納時、及
び開閉時も含めて常に略水平な姿勢を保つようになって
いる。
機構を説明する為の概略図である。図4、及び図5に示
すように、後側ルーフ構成部13のリヤベルトライン部
6との枢着軸13b部分には、格納式ルーフ10を開閉
駆動するルーフ開閉駆動部16が設けられている。
を発生するモーター16aと、後側ルーフ構成部13の
リヤベルトライン部6との枢着軸13bと回転不能に固
定されたギヤ16bと、モーター16aの回転駆動力を
ギヤ16bに伝えるウォームギヤ16cとから構成さ
れ、後述する車両制御装置50によって制御される。
の機構を説明する。図6は、本実施形態のトノカバー1
1の動作を説明する為の概略図であり、図7は、トノカ
バー11の機構を説明する為の概略図である。図8は、
トノカバー11の断面図であり、(a)は図3に示す線
A−A矢視断面図、(b)は同図線B−B矢視断面図で
ある。図6乃至図8に示すように、リヤベルトライン部
6に車両前後方向へガイドレール17が延設されてお
り、該ガイドレール17には滑動自在に支持されたスラ
イドリンク18が取り付けられている。そして、トノカ
バー11は、その前端部を、ガイドレール17にスライ
ドリンク18を介して連結されている。
ベルトライン部6のガイドレール17より後方に、その
一端が枢着されたトノカバーリンク19の他端に回動可
能に枢着されている。
閉駆動部16と略同様な機構のトノカバー駆動部20
に、その中間部をクランク結合されており、後述する車
両制御装置50によって車両前後方向へ回動駆動され
る。
ー駆動部20によってトノカバーリンク19が車両前後
方向に回動することによって、車両前後方向へ移動する
と共に、その後部がトノカバーリンク19の回転角に対
応して上下に遥動する。
向に延びる平面部21が取り付けられており、この平面
部21は、その後端部をトノカバー11の後端部に枢着
され、その前端部をトノカバー11に略上下方向に形成
されたガイドスリット22に、図示しない固定用ボルト
にて、ガイドスリット22の所定の位置に圧着固定可能
に支持される。
0の開放動作を説明する。図4(a)、及び図8に示す
ように、格納式ルーフ10が車室2の上方を覆って閉鎖
された状態において、トノカバー11は、そのスライド
可能範囲における前方に位置して後側ルーフ構成部13
とリヤウインドウ構成部14、及び車体1のリヤベルト
ライン部6と、リヤエンド部7各々に当接している。
11が後方へスライドした後、後側ルーフ構成部13
が、リヤウインドウ構成部14を前方へスライドさせつ
つ、共に後方へ回動して後部座席9の上方スペースへ没
入する。この際、前側ルーフ構成部12はコントロール
リンク15によって略水平に保たれつつ、後側ルーフ構
成部13に追従して後方へ移動する。
ルーフ10が完全に後部座席9上方のスペースに格納さ
れた後、トノカバー11が車両前方へスライドする。
に示すように、トノカバー11が、リヤエンド部7と前
方ルーフ構成部12後端部との間に生じた隙間を塞い
で、前側ルーフ構成部12と共に後部座席9の上方を略
フラットに覆うことができ、走行風が隙間に巻き込まれ
ることを抑えることで車両の空力抵抗の増加や風切り音
を低減できると共に、見栄えも向上することができる。
について説明する。図6、及び図7に示すように、本実
施形態においては、トノカバー11を、格納式ルーフ1
0の開閉と無関係に車両後方へスライドさせた状態で固
定するスポイラーモードにすることができる。
することで、ダウンフォースを得たり、後傾に調節して
車室後方の走行風を整流し、車室2への走行風の巻き込
みを防止するなど、車両の空力特性を乗員の好みに応じ
て変更できるようになっている。なお、上記スポイラー
モードの場合は、格納式ルーフ10の開閉を、トノカバ
ー11を駆動することなく行うことができる。
バー駆動部20の制御を含む、車両全体の制御を行う車
両制御装置50を説明する。図9は、本実施形態におけ
る車両制御装置50の、格納式ルーフ10やトノカバー
11の駆動制御に関わる素子の構成を示すブロック図で
ある。図9に示すように、車両制御装置50は、格納式
ルーフ10、及びトノカバー11を制御する為の構成素
子として、車両制御装置50全体を制御する中央演算処
理装置51(以降、CPUとする)と、車両制御用プロ
グラムや情報を記憶する記憶装置52とを具備してい
る。
段53、及びCPU51から出力される命令に応じてル
ーフ開閉駆動部16を駆動するルーフ開閉駆動部コント
ローラー54、同じくCPU51から出力される命令に
応じてトノカバー駆動部20を駆動するトノカバー駆動
部コントローラー55、及び図5に示すように、ルーフ
開閉駆動部16内に取り付けられて、ギヤ16bの回転
角からルーフ開閉位置を検出するルーフ開放位置センサ
ー56と、図7に示すように、トノカバー駆動部20内
に取り付けられ、ルーフ開放位置センサーと同様の仕組
みによってトノカバーの位置を検出するトノカバー位置
センサー57とを具備し、それぞれ通信用バス58と、
制御用バス59によって、CPU51と記憶装置52と
に電気的に接続されている。
9を通じて各素子に設定された呼び出し信号を出力し、
適切な素子を呼び出すことができ、通信用バス58を通
じて、呼び出した素子とCPU51からの命令や各種デ
ータの通信を行うようになっている。
フ10を開閉する制御の処理を示すフローチャートであ
り、図11は、車両制御装置50のトノカバー11を車
両前後方向へスライドする制御の処理を示すフローチャ
ートである。図10、及び図11に示すように、車両制
御装置50は、以下に示すように、大別して2段階の処
理を実行する。
求に応じて、該格納式ルーフ10の開閉駆動を制御する
ルーフ開閉駆動処理段階(処理S01から中継点Aま
で)と、トノカバー11のスポイラーモード要求に応じ
て、トノカバー11の駆動を制御するトノカバー駆動処
理段階(中継点Aから処理S33まで)で構成される。
詳細を図10、及び図11に示すフローチャートに沿っ
て説明する。図10に示すように、CPU51は、処理
S01において、入力手段53を呼び出し、入力手段5
3に現在の入力状態を記憶装置52に出力させて、記憶
装置52に入力状態を記憶した後、処理S02に進む。
は、記憶装置52を呼び出して記憶した入力状態を読み
込む。そして、記憶した入力状態がルーフ開放要求であ
るか判断し、もし、ルーフ開放要求であれば、処理S0
3に進む。
フ開放位置センサー56を呼び出して、格納式ルーフ1
0の開閉状態を出力させる。そして、格納式ルーフ10
が開放しているかどうかを判断し、もし、格納式ルーフ
10が開放状態であれば、開放する必要はないので、次
の処理段階への中継点Aに進む。
いて、もし、記憶した入力状態がルーフ開放要求でなけ
れば、処理S11に進む。そして、処理S11におい
て、ルーフ開放位置センサー56を呼び出し、格納式ル
ーフ10の開放状態を出力させて、該格納式ルーフ10
が開放しているかどうかを判断し、もし、格納式ルーフ
10が開放状態でなければ、閉鎖する必要はないので中
継点Aへ行き、開放状態であれば、処理S12に進む。
カバー位置センサー57を呼び出し、トノカバー11の
位置データを出力させて、該トノカバー11の位置が後
方であるかどうか判断し、後方であれば、格納式ルーフ
10が開閉動作する際に、トノカバー11が干渉する恐
れはないので、処理S13に進む。そして、処理S13
において、ルーフ開閉駆動部コントローラー54へ、格
納式ルーフ10を閉鎖駆動する命令を出力して、ルーフ
開閉駆動部16に格納式ルーフ10を閉鎖するよう駆動
させた後、中継点Aへ進む。
いて、もし、トノカバー11の位置が後方でない場合
は、格納式ルーフ10が開閉動作する際にトノカバー1
1が干渉するので、処理S14に進む。そして、処理S
14において、トノカバー駆動部コントローラー55
へ、トノカバー11を後方へ駆動する命令を出力して、
トノカバー駆動部16にトノカバー11を後方へスライ
ド駆動させた後、処理S15へ進む。
動部コントローラー54へ、格納式ルーフ10を閉鎖駆
動する命令を出力して、ルーフ開閉駆動部16に格納式
ルーフ10を閉鎖するよう駆動させた後、処理S16へ
進む。
動部コントローラー55へ、トノカバー11を前方に駆
動する命令を出力して、トノカバー駆動部20にトノカ
バー11を前方へスライド駆動させた後、中継点Aに進
む。
いて、もし、格納式ルーフ10が開放状態であれば、処
理S21に進む。そして、処理S21において、トノカ
バー位置センサー57を呼び出し、トノカバー11の位
置を出力させて、該トノカバー11の位置が後方である
かどうか判断し、後方であれば、格納式ルーフ10が開
閉動作する際にトノカバー11が干渉する恐れはないの
で、処理S22に進む。
フ開閉駆動部コントローラー54へ、格納式ルーフ10
を開放駆動する命令を出力して、ルーフ開閉駆動部16
に格納式ルーフ10を開放するよう駆動させて中継点A
に進む。
いて、もし、トノカバー11の位置が後方でない場合
は、格納式ルーフ10が開閉動作する際にトノカバー1
1が干渉するので、処理S23に進む。そして、処理S
23において、トノカバー駆動部コントローラー55
へ、トノカバー11を後方に駆動する命令を出力して、
トノカバー駆動部16にトノカバー11を後方へスライ
ド駆動させた後、処理S24へ進む。
フ開閉駆動部コントローラー54へ、格納式ルーフ10
を開放駆動する命令を出力して、ルーフ開閉駆動部16
に格納式ルーフ10を開放駆動させた後、処理S25へ
進む。
カバー駆動部コントローラー55に、トノカバー11を
前方へスライド駆動する命令を出力して、トノカバー駆
動部16をトノカバー11を前方へスライド駆動させた
後、中継点Aに進む。
る。図11に示すように、CPU51は、中継点Aから
処理S31へ進み、処理S31において、記憶装置52
を呼び出して記憶した入力状態を読み込み、該記憶した
入力状態が、トノカバーのスポイラーモード要求である
か判断し、もし、スポイラーモード要求であれば、処理
S32に進む。
カバー位置センサー57を呼び出し、トノカバー11の
位置を出力させて、該トノカバー11の位置が後方であ
るかどうか判断し、後方であれば、既にスポイラーモー
ドであるので処理S33に進み処理を終了する。
いて、もし、スポイラーモード要求でなければ、処理S
34に進む。そして、処理S34において、トノカバー
位置センサー57を呼び出し、トノカバー11の位置を
出力させて、該トノカバー11の位置が後方であるかど
うか判断し、後方であれば、処理S35に進み、そうで
なければトノカバー11はスポイラーモードではないの
で処理S33に進み処理を終了する。そして、処理S3
5に進んだ場合は、トノカバー駆動部コントローラー5
5に、トノカバー11を前方へ駆動する命令を出力し
て、トノカバー駆動部16にトノカバー11を前方へス
ライド駆動させた後、処理S33に進み処理を終了す
る。
いて、トノカバー11の位置が後方でなかった場合、処
理S36に進む。そして、処理S36において、トノカ
バー駆動部コントローラー55へトノカバー11を後方
へ駆動する命令を出力し、トノカバー駆動部16にトノ
カバー11を後方へスライド駆動させた後、処理S33
へ進み処理を終了する。
ーフ格納時に前側ルーフ構成部12とトノカバー11と
で車室後部上方を略フラットに覆うことができ、ルーフ
格納状態における車両の空力特性と見栄えを向上でき
る。また、トノカバー11を、覆いとしてだけでなくス
ポイラーとして利用することができる。
ルーフ開放状態における上面図である。
ルーフ開放状態における後部斜視図である。
ルーフ閉鎖状態における後部斜視図である。
明する為の概略図である。
の概略図である。
図である。
図である。
図3記載の線A−A矢視断面図、(b)は同図線B−B
矢視断面図である。
ブロック図である。
バーの制御を説明する為のフローチャートである。
のフローチャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】車室の上部を覆うルーフが、車両前後方向
に分割された複数のルーフ構成部から構成されると共
に、該複数のルーフ構成部が車室後部に折り畳まれて格
納可能に車体に支持され、車室上方を開放可能とした格
納式ルーフを備える車両において、車室上方を開放した
場合に、上記複数のルーフ構成部の少なくとも一部が、
略水平状態で車外に面するよう車室後部に格納され、併
せて該水平状態に格納されたルーフ構成部と共に、車室
後部をフラットに覆い、かつ上記ルーフの開閉動作時に
は、ルーフに干渉しないよう変位動作可能なトノカバー
を具備して構成されていることを特徴とする格納式ルー
フを備える車両のトノカバー構造。 - 【請求項2】上記車室内には、車両前後方向に前部座席
と後部座席が配置されており、上記水平状態に格納され
たルーフ構成部は、後部座席上方のスペースに折り畳ま
れ、該後部座席の上方を上記トノカバーと共に略フラッ
トに覆う構成であることを特徴とする請求項1に記載の
格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造。 - 【請求項3】上記トノカバーは、上方から見て車両前方
へ開口した略U字状に形成され、併せて上記ルーフ閉鎖
状態における複数のルーフ構成部のうち、最も車両前側
に配される前側ルーフ構成部が、上記ルーフ開放時に車
室後方に略水平に格納されるよう構成されており、格納
された該前側ルーフ構成部と上記トノカバーとによっ
て、上記車室後部上方を略フラットに覆う構成であるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の格納式ルー
フを備える車両のトノカバー構造。 - 【請求項4】上記トノカバーを略車両前後方向にスライ
ド可能なトノカバー駆動機構を具備しており、該トノカ
バー駆動機構は、上記トノカバーを、上記ルーフの開閉
動作時には車両後方へスライドするよう駆動し、上記ル
ーフ部の開閉動作完了後に車両前方へスライドするよう
駆動する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求
項3の何れか1つに記載の格納式ルーフを備える車両の
トノカバー構造。 - 【請求項5】上記トノカバー駆動機構は、上記ルーフの
開閉動作と連動して作動するよう構成されることを特徴
とする請求項4に記載の格納式ルーフを備える車両のト
ノカバー構造。 - 【請求項6】上記トノカバーは、車両前後方向において
前傾した略平面状の平面部を有する構成であることを特
徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の格納式ル
ーフを備える車両のトノカバー構造。 - 【請求項7】上記ルーフ、及びトノカバーは、走行中に
動作可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃
至6の何れか1つに記載の格納式ルーフを備える車両の
トノカバー構造。 - 【請求項8】上記トノカバーは、車両後方向へスライド
する動作に連動して、その車両後端部が上方へ移動し、
この状態で固定されることで、車両の空力特性を変更可
能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の
何れか1つに記載の格納式ルーフを備える車両のトノカ
バー構造。 - 【請求項9】上記トノカバーは、略平面状の平面部を有
し、該平面部の車両前後方向の傾斜を可変に構成されて
いることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の
格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067529A JP2003267056A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067529A JP2003267056A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003267056A true JP2003267056A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29198896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002067529A Pending JP2003267056A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 格納式ルーフを備える車両のトノカバー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003267056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283969A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Mazda Motor Corp | 車両のオープンルーフ装置 |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002067529A patent/JP2003267056A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283969A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Mazda Motor Corp | 車両のオープンルーフ装置 |
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