JP4665307B2 - 車両の後部開閉体構造 - Google Patents

車両の後部開閉体構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の後部開閉体構造に関し、例えば代表的な車両である自動車の後部開閉体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の分野においては、乗車中の乗員の開放感を満たすべく車体のルーフに開口を設け、その開口をガラスや金属等のパネル、或いは巻き取り可能なシートによって開閉可能な構造が普及しており、例えば特開2000−118239号には、ルーフ全体を開放可能な折り畳み式のルーフ構造が提案されている。
【0003】
また、このような自動車のうち乗用車の分野においては、単に移動手段としてだけではなく、車両の美観(デザイン)を損なうことなく、多様な荷物を容易に積み下ろし可能な構造も数多く提案されており、例えば特開平7−179182号には、車両後方に下開き式のテールゲートを備える車体構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来技術を利用して、例えば、上記のルーフの開口構造とテールゲートの開閉構造とを合わせ持つ車両構造を実現すれば、ルーフの開口、或いはテールゲートの開放によって車室をその外部と大きな面積において連通させることができ、所謂トラックのような荷台構造を備えていなくても、例えば長尺物等の荷物の多様な積載が実現する。
【0005】
しかしながら、係るルーフの開口構造とテールゲートの開閉構造とを備える車両構造においては、車室外部との連通状態において、未だリアヘッダーが車両前後方向に延びるルーフサイドレールの後端に存在するので、積載可能な荷物は制限されることになる。
【0006】
そこで本発明は、ルーフからリヤ後部に連続する大きな荷室を実現可能な車両の後部開閉体構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る車両の後部開閉体構造は、以下の構成を特徴とする。
【0008】
即ち、ルーフの車幅方向の両側端部を形成すると共に車両前後方向に延びる閉断面状の2本のルーフサイドレールと、該2本のルーフサイドレールの後端に両端部が接続されると共に該ルーフの後端を形成する閉断面状のリヤヘッダーとを備え、その接続された前記ルーフサイドレールと前記リヤヘッダーとに囲まれたルーフ開口を、可動ルーフによって開閉可能に覆う車両の後部開閉体構造であって、前記リヤヘッダーと左右のリヤピラーとに囲まれたリアウインドウ開口がリアウインドウガラスによって開閉可能に覆われると共に、前記可動ルーフと前記リヤヘッダーとが連動可能に連結されており、前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動することにより、前記ルーフ開口と前記リアウインドウ開口とが一体に連続した空間を形成し、前記ルーフ開口の車両前後方向の中間位置近傍には、前記2本のルーフサイドレールを接続する前記車幅方向に延設されたルーフレインフォースメントを備えており、前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動するに際して、前記可動ルーフと連動して移動するリヤヘッダーは、前記ルーフレインフォースメントの延設された位置において停止することを特徴とする。
【0009】
好適な実施形態において、前記リアウインドウガラスは、その下降時に、前記車両の後部荷室開口を開閉するテールゲートの内部に収納可能であって、該テールゲートの内部に収納され、且つ前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動することにより、前記ルーフ開口、前記リアウインドウ開口、並びに前記後部荷室開口とが連続した空間を形成すると良い。
【0010】
上記の構造において、前記リアウインドウガラスは、その上端が前記リアウインドウ開口の全体を覆う閉止状態において前記リヤヘッダーに接すると共に、その閉止状態から前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動するのに先立って、自動的に所定量だけ下降すると良い。
【0012】
尚、上記の各構造において、前記可動ルーフは、例えば、車両前後方向に接続された複数のガラスパネルからなり、前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて、それらのガラスパネルが互いに重なり合った状態をなすことにより、前記ルーフ開口を形成すると良い。
【0013】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、ルーフからリヤ後部に連続する大きな荷室を実現可能な車両の後部開閉体構造の提供が実現する。
【0014】
即ち、請求項1の発明によれば、リヤヘッダーが移動するので、ルーフ開口とリアウインドウ開口とが一体に連続した空間を形成することができ、多様な荷姿の荷物を容易に積載することができる。また、開放状態においてリヤヘッダーとルーフレインフォースメントとが上下方向に略同じ位置となるため、互いにずれて位置する場合と比較して乗員の上方視界を改善することができる。
【0015】
また、請求項2の発明によれば、車両後方への荷物のずれ落ちを起こすことなく、荷物を積載した状態のままで走行することができ、所謂ピックアップトラック風の使い方を実現することができる。
【0016】
また、請求項3の発明によれば、可動ルーフの車両前方向への開放動作に伴ってリヤヘッダーが移動を開始する際のリアウインドウガラスと当該リヤヘッダーの後端との干渉を防止することができる。
【0018】
また、請求項の発明によれば、可動ルーフの閉止状態においても乗員の上方視界を確保することができ、実用性と乗員の開放感とを両立させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の後部開閉体構造を、代表的な車両である自動車に採用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1乃至図3は、本実施形態における車両の後部開閉体構造を示す斜視図であり、本実施形態において特徴的なテールゲート及び可動式のルーフ部分について、図1は何れも開放された状態を示し、図2はルーフ部分が開放された状態を示し、図3は何れも閉止された状態(全閉状態)を示す。
【0021】
本実施形態において、可動式のルーフ部分は、複数枚のガラスパネル(金属パネルであっても良い)からなる多重パネル10とリヤヘッダー11とによって構成されており、スライディングルーフレール24に沿って車両前後方向に移動することにより、当該ルーフ部分の開放・閉止が可能である(詳細は後述する)。
【0022】
また、車両後部に設けられたテールゲート1は、下辺部分で回動可能に軸支されており、テールゲート1の開閉動作に追従するカバーパネル2と共に、図1に示す開放状態において、荷室のリヤフロアパネルに連続する略フラットな面をなす(詳細は後述する)。
【0023】
【可動ルーフの開閉構造】
はじめに、可動式のルーフ部分の開閉構造について説明する。
【0024】
本実施形態において、車両の後部部分は、図1乃至図3に示すように、ルーフの車幅方向の両側端部を形成すると共に車両前後方向に延びる閉断面状の2本のルーフサイドレール3と、車両前後方向に移動可能であって全閉状態(図3参照)において該2本のルーフサイドレールの後端に両端部に位置すると共にそのルーフの後端を形成する閉断面状のリヤヘッダー11とを備えており、それらルーフサイドレール3とリヤヘッダー11とに囲まれたルーフ開口は、多重パネル10(可動ルーフまたはスライディングルーフ)によって開閉可能に覆われる構造を有する。
【0025】
図4は、図3のA−A断面を示す図であり、可動ルーフの全閉時の状態を示す。図5は、図4に破線円で示すI部分の詳細構造を示す断面図である。
【0026】
図4に示すように、本実施形態の可動ルーフは、車幅方向に長いバンド状の複数のガラスパネル(本実施形態では10−1乃至10−7の7枚のガラスパネル)からなる多重パネル10により構成されている。この多重パネル10は、全閉状態において車両前後方向に連続した状態を採り、全開状態においてはそれらのガラスパネルが互いに重なり合う状態を採る。係る多重パネル10によれば、可動ルーフの閉止状態においても乗員の上方視界を確保することができ、実用性と乗員の開放感とを両立させることができる。
【0027】
多重パネル10を構成する各ガラスパネル間は、図5に示すように、全閉状態において、車両前方側のガラスパネル(10−2)の後方に設けられたウエザストリップ・リア18と、車両後方側のガラスパネル(10−3)の前方に設けられたウエザストリップ・フロント19とによって遮蔽される。
【0028】
また、本実施形態において、ルーフ開口の車両前後方向の中間位置近傍には、図4及び図5に示すように、2本のルーフサイドレール3を接続する車幅方向に延設されたルーフクロスメンバ(ルーフレインフォースメント)13が設けられており、リヤヘッダー11は、多重パネル10の開放状態において、ルーフクロスメンバ13の延設された位置において停止する。このように、開放状態においてリヤヘッダー11とルーフクロスメンバ13とが上下方向に略同じ位置となるため、互いにずれて位置する場合と比較して乗員の上方視界を改善することができる。
【0029】
また、多重パネル10の最後部のガラスパネル(10−7)には、リアヘッダー11が設けられており、多重パネル10の開閉動作に連動して車両前後方向に移動することができる。
【0030】
図6は、図3のB−B断面を示す図であり、多重パネル10のスライド構造を示す。即ち、多重パネル10(図6ではガラスパネル10−3)の両端部には、スライディングルーフリンク25が設けられており、車体側には、キャブサイドアウター21の内側において、スライディングルーフリンク25を車両前後方向に移動可能に支持するスライディングルーフレール24が、支持ブラケット20を介してセンターピラーインナー22に取り付けられている。また、センターピラートリム23及びトップシーリング14の内側において、センターピラーインナー22には、ルーフクロスメンバブラケット26を介してルーフクロスメンバ(ルーフレインフォースメント)13の端部が取り付けられている。
【0031】
図6に示した多重パネル10のスライド構造において、個々のガラスパネルは、図4に示す如くガラスパネル10−1とフロントウインドウガラス6との間に埋設された可動ルーフ駆動ユニット(後述する可動ルーフ駆動ユニット1005)によって車両前後方向に駆動される。この可動ルーフ駆動ユニットは、トップシーリング14とフロントヘッダー17及びスライディングルーフフレーム16との間に設けられており、スライディングルーフリンク25に取り付けられた不図示のワイヤーがスライディングルーフモータ15の駆動力によってスライディングルーフレール24の内側において移動することにより、多重パネル10の開閉動作が実現する。
【0032】
このような構造によれば、多重パネル10の車両前方向への開放動作に応じてリヤヘッダー11が移動することにより、ルーフ開口とリアウインドウ開口とが一体に連続した空間を形成することができる。これにより、多様な荷姿の荷物を容易に積載することができる。
【0033】
本実施形態において、リヤヘッダー11と左右のリヤピラー4とに囲まれたリアウインドウ開口は、後述する機構により、リアウインドウガラス(リアウインドウ)5によって開閉可能に覆うことができ、リアウインドウガラス5は、その下降時に、図1に示すように、車両の後部荷室開口を開閉するテールゲート1の内部に収納可能である。このため、上記の如く多重パネル10とリヤヘッダー11とが車両前方に移動した可動ルーフの全開状態においては、ルーフ開口、リアウインドウ開口、並びに後部荷室開口とが連続した空間を形成することができる。これにより、車両後方への荷物のずれ落ちを起こすことなく、荷物を積載した状態のままで走行することができ、所謂ピックアップトラック風の使い方を実現することができる。
【0034】
また、本実施形態において、リアヘッダー11には、ハイマウントストップランプ12が埋設されているが、多重パネル10の全閉状態と全開状態とでは、図4に示すように、ハイマウントストップランプ12が路面となす角が大きく異なる。このため、一般的なハイマウントストップランプをリアヘッダー11に埋設した場合には、多重パネル10の全開状態においてハイマウントストップランプとしての機能を殆ど果たせない。そこで、この問題を解決する構造について説明する。
【0035】
図7は、多重パネル10の全閉状態におけるリアヘッダー11の位置、ハイマウントストップランプ12の内部構造及び光軸方向を示す断面図である。図8は、多重パネル10の全開状態におけるリアヘッダー11の位置、ハイマウントストップランプ12の内部構造及び光軸方向を示す断面図である。また、図9は、本実施形態におけるハイマウントストップランプ12のランプユニットの構造を示す図である。
【0036】
本実施形態において、リアヘッダー11には、図7及び図8に示すように、車室内に露出するリアヘッダートリム35が取り付けられており、それら各部材は、多重パネル10を構成する最後部のガラスパネル10−7に連結されている。また、リアヘッダー11の後端部分には、ウエザストリップ34が延設されており、このウエザストリップが全閉状態のリアウインドウ5に当接することにより、上述した可動ルーフ及びリアウインドウ5の全閉状態における風雨の侵入を防止する。
【0037】
また、リアヘッダー11の内部には、ハイマウントストップランプ12として、図9に示すランプユニットが設けられている。このランプユニットは、リアヘッダー11に固定されたハイマウントストップランプブラケット31と、そのラケットにモータ37及びギア38によって回動可能に軸支されたハイマウントストップランプアッセンブリ32とにより構成されており、ハイマウントストップランプアッセンブリ32の内部には、複数の発光ダイオード(LED)が設けられている。
【0038】
係るランプユニットにおいて、ハイマウントストップランプアッセンブリ32は、後述する可動ルーフ駆動ユニット1005の制御により、多重パネル10及びリアヘッダー11の動作に連動して、多重パネル10の全閉時には図7の如く、全開時には図8の如く回動する。これにより、リアヘッダー11に設けられたアウターレンズ33を介して車両後方に照射される光軸の向きは、多重パネル10の開閉状態に関らず略水平方向に維持されるので、ハイマウントストップランプとしての機能は維持される。
【0039】
<可動ルーフの動作に伴うリアウインドウの昇降動作>
図10は、可動ルーフの動作に伴うリアウインドウガラス5の昇降動作を説明する図であり、上記の如く多重パネル10と共にリヤヘッダー11を移動させるためには、全閉状態のリアウインドウガラス5との干渉を防止すべく、リアウインドウガラス5を自動的に昇降させる必要がある。その昇降動作を実現する構成について以下に説明する。
【0040】
まず説明の都合上から、本実施形態において各機構の動作を制御する制御系について説明する。
【0041】
図18は、本実施形態における制御系の構成を示すブロック図であり、本実施形態において制御対象となる駆動ユニットは、上述した可動ルーフ機構を駆動する可動ルーフ駆動ユニット1005、リアウインドウ5を昇降するリアウインドウガラス駆動ユニット1006、並びに後述する可動ウエザストリッププレート51を駆動する可動ウエザストリップ駆動ユニット1007である。また、ハイマウントストップランプ12のモータ37の動作は、可動ルーフ駆動ユニット1005の動作に連動する。
【0042】
コントローラ1001には、予め記憶された制御プログラムを実行する不図示のマイクロコンピュータが備えられており、その制御プログラムに従って、車室内スイッチ1002及び車外スイッチ1003の操作状態、或いは携帯可能なリモートコントロール端末1008の操作信号を受信する送受信機1004の出力信号に従って、上記の3つの駆動ユニットを制御する。
【0043】
図11及び図12は、可動ルーフの動作に伴うリアウインドウガラス5の昇降動作処理を示すフローチャートであり、図11は可動ルーフ(多重パネル10及びリアヘッダー11)の開放動作時の処理手順を示し、図12は可動ルーフの閉鎖動作時の処理手順を示す。
【0044】
図11において、ステップS1,ステップS2:車室内スイッチ1002、車外スイッチ1003、或いはリモートコントロール端末1008(以下、操作スイッチと総称する)の何れかにおいて、可動ルーフを開くスイッチの操作が検出されたときには、上述した可動ルーフ機構に設けられた不図示のリミットスイッチの状態を検出することにより、可動ルーフの後端位置(即ち、リアヘッダー11の後端位置)を検出する。
【0045】
ステップS2における検出の結果、可動ルーフが全閉状態(図3及び図7に示す状態)、または図10に示す逃がし区間Yに位置する場合は、リアウインドウガラス5との干渉が生じる可能性があるためステップS3に進む。また、可動ルーフが全閉状態と逃がし区間Yとの間に位置する場合は、車両前方方向への開放動作を行うべくステップS8に進む。そして、可動ルーフが全開状態の場合は、処理を終了する。
【0046】
ステップS3〜ステップS5:リアウインドウガラス5の駆動機構に設けられた不図示のリミットスイッチの状態を検出することにより、当該ウインドウガラスの上端位置を検出し、その検出の結果、図10に示す逃がし位置Xより閉側(上側)の場合はリアウインドウガラス5との干渉が生じるため、当該の上端位置を逃がし位置Xまで開放(下降)させると共に、可動ルーフの開放動作を行う。一方、リアウインドウガラス5の上端位置が逃がし位置Xより下方位置の場合は、当該ウインドウガラスの下降動作は必要無いので可動ルーフの開放動作だけを行う。
【0047】
ステップS6〜ステップS8:ステップS5にて動作中の可動ルーフの後端位置が逃がし区間Yより前方位置まで移動したときには、リアウインドウガラス5をステップS4にて下降動作を行う以前の状態に戻すと共に、可動ルーフの開放動作を継続し、ステップS1にリターンする。
【0048】
次に、図12において、ステップS11,ステップS12:操作スイッチの何れかにおいて、可動ルーフを閉めるスイッチの操作が検出されたときには、ステップS1と同様に可動ルーフの後端位置(即ち、リアヘッダー11の後端位置)を検出する。
【0049】
ステップS12における検出の結果、可動ルーフが図10に示す逃がし区間Yに位置する場合は、リアウインドウガラス5との干渉が生じる可能性があるためステップS13に進む。また、可動ルーフが全閉状態と逃がし区間Yとの間に位置する場合は、車両後方方向への閉止動作を行うべくステップS18に進む。そして、可動ルーフが全閉状態の場合は、処理を終了する。
【0050】
ステップS13〜ステップS15:ステップS3と同様にリアウインドウガラス5の上端位置を検出し、その検出の結果、図10に示す逃がし位置Xより閉側(上側)の場合はリアウインドウガラス5との干渉が生じるため、当該ウインドウガラスの上端位置を逃がし位置Xまで開放(下降)させると共に、可動ルーフの閉止動作を行う。一方、リアウインドウガラス5の上端位置が逃がし位置Xより下方位置の場合は、当該ウインドウガラスの下降動作は必要無いので可動ルーフの閉止動作だけを行う。
【0051】
ステップS16〜ステップS18:ステップS15にて動作中の可動ルーフの後端位置が全閉位置まで移動したときには、リアウインドウガラス5をステップS14にて下降動作を行う以前の状態に戻すと共に、可動ルーフの閉止動作を継続し、ステップS1にリターンする。
【0052】
図11及び図12の制御処理によれば、可動ルーフの車両前方向への開放動作に伴ってリヤヘッダーが移動を開始する際のリアウインドウガラスと当該リヤヘッダーの後端との干渉を防止することができる。
【0053】
また、操作スイッチによってリアウインドウガラス5の昇降動作が指示された場合においても、可動ルーフの後端位置によっては当該ウインドウガラスとの干渉が生じるので、以下の処理が行われる。
【0054】
図13及び図14は、リアウインドウガラス5の動作に伴う可動ルーフの昇降動作処理を示すフローチャートであり、図13は当該ウインドウガラスの開放動作時の処理手順を示し、図14は当該ウインドウガラスの閉鎖動作時の処理手順を示す。
【0055】
図13において、ステップS21〜ステップS23:操作スイッチの何れかにおいて、リアウインドウガラス5を開けるスイッチの操作が検出されたときには、可動ルーフとの干渉は生じないため、当該ウインドウガラスが全開状態となるまで、またはステップS21にて検出した操作スイッチの操作が検出されなくなるまで、当該ウインドウガラスの下降動作を継続する。
【0056】
図14において、ステップS25〜ステップS27:操作スイッチの何れかにおいて、リアウインドウガラス5を閉めるスイッチの操作が検出されたときには、当該ウインドウガラスの上昇動作を行うと共に、この場合は可動ルーフとの干渉が生じる可能性があるため、可動ルーフの後端位置が逃がし区間Yに存在するかを判断する。
【0057】
ステップS28:ステップS27における判断の結果、可動ルーフの後端位置が逃がし区間Yに存在する場合、本ステップにおいて、リアウインドウガラス5の上端位置を検出し、その検出の結果、図10に示す逃がし位置Xより開側(下側)の場合は当該ウインドウガラスの上昇動作を継続すべくステップS25にリターンし、逃がし位置Xより閉側(上側)の場合はリアウインドウガラス5との干渉が生じるため、当該ウインドウガラスの上昇動作を終了する。
【0058】
ステップS29:ステップS27における判断の結果、可動ルーフの後端位置が逃がし区間Yに存在しない場合には、可動ルーフとの干渉は生じない。そこで、本ステップでは、リアウインドウガラス5が全閉状態であるかを判断し、その判断の結果、全閉状態ではないときには当該ウインドウガラスの上昇動作を継続すべくステップS25にリターンし、全閉状態の場合には処理を終了する。
【0059】
尚、図11乃至図14を参照して上述したコントローラ1001の制御処理には、説明を容易にすべく可動ウエザストリッププレート51(可動ウエザストリップ駆動ユニット1007)の制御を含んでいない(可動ウエザストリッププレート51の動作を含む制御処理については後述する)。
【0060】
<リヤヘッダー11の変形例>
図15及び図16は、本実施形態におけるリヤヘッダーの変形例を示す斜視図であり、図17は、図15及び図16に示すリヤヘッダー部分の車幅方向の略中央付近における断面図である。
【0061】
図15乃至図17に示すように、ガラスパネル10−7の後端には、上述したリヤヘッダー11の代わりに、リアスポイラー27が取り付けられたリヤヘッダー11Aが、上述したリヤヘッダー11と同様な構造で連結されている。本変形例における可動ルーフ(多重パネル10及びリヤヘッダー11A)、リアウインドウガラス5、テールゲート1の構造及び動作は、上述した構造及び動作と略同様であり、重複する説明は省略するが、本変形例においてハイマウントストップランプを設ける場合には、図9を参照して上述したランプユニットの構造を、リヤヘッダー11Aの上部に突出した形状、或いはリアスポイラー27の下方に突出した形状で設ければ良い。
【0062】
【リアウインドウガラスの昇降機構】
次に、リアウインドウガラス5の昇降機構について説明する。図19は、昇降可能な従来のリアウインドウガラスにおける問題点を説明する図であり、リアウインドウガラスを昇降可能にする場合、従来は、同図に示すリアウインドウガラス2002のように、その下辺近傍に昇降用のガラスガイド2003を設け、そのガイドに沿って当該ウインドウガラスが単純に昇降動作を行うように設計される。このため、リアウインドウガラスを昇降可能に構成すると共に、同図に示すリアウインドウガラス2002のように、その上部を車両前方方向にかなり倒した状態に設計しようとすると、当該ウインドウガラスの下降時にテールゲート2001の内部に干渉してしまうという問題があり、車両デザインが制約を受ける。
【0063】
本実施形態に係るリアウインドウガラス5の昇降機構(リアウインドウガラス駆動ユニット1006に相当)は、係る問題を解消するものである。
【0064】
図20は、本実施形態におけるリアウインドウガラスの昇降動作を説明する要部断面図である。図21は、テールゲート1内部の昇降機構の構造を示す図である(尚、図21には、図示の便宜上、後述する可動ウエザストリッププレート51及びその駆動機構の表現を省略している)。
【0065】
リアウインドウガラス5には、図21に示すように、その下方の車幅方向の略中央にセンター支持部材44が設けられており、その左右には、2ヶ所のサイド支持部材43が設けられている。
【0066】
テールゲート1は、インナーパネル48とアウターパネル47とによって構成された空間内にリアウインドウパネル5を昇降させることにより、リアウインドウ開口を、図1に示す如く開閉する開閉体構造であって、その空間内には、図21に示すように、車幅方向の略中央部分においてセンター支持部材44を摺動可能に支持するセンターガイドレール42、その左右に離間した位置においてサイド支持部材43を摺動可能に支持する2本のサイドガイドレール41、並びにモータ45及びワイヤー巻き取り・巻き戻し機構46によって構成される昇降機構が設けられている。
【0067】
サイドガイドレール41と、センターガイドレール42とは、図20に示すように、取り付け角度が互いに異なる。このため、リアウインドウパネル5がこれら3本のレールに支持された状態で昇降動作を行うと、その動作に伴って当該ウインドウパネルに所定の回動動作を起こすことができる(図20においてセンター支持部材44の支持中心位置と、サイド支持部材43の支持中心位置とを結ぶ太線の角度変化を参照)。
【0068】
このような昇降機構を採用することにより、本実施形態においてリアウインドウパネル5は、リアウインドウ開口を閉止している第1状態においてアウターパネル47に連続する所定の曲面をなすと共に、リアウインドウ開口を開放してテールゲート1内の空間に収納されている第2状態において、当該第1状態と比較して起立した状態を採る得る。従って、図19を参照して説明した問題を解消することができ、テールゲート全体のデザインの自由度を担保すると共に、ウインドパネルを効率良く昇降させることができる。
【0069】
また、サイドガイドレール41と、センターガイドレール42とのレール形状の考慮により、上述したリアウインドウガラス5の昇降機構は、当該ウインドウガラスに上記の如く所定の回動動作を起こすと共に、全閉状態(第1状態)からの下降動作の開始時及び全閉状態への上昇動作完了に先立って、アウターパネル47に連続する所定の曲面に沿って当該ウインドウガラスを所定距離にわたって昇降させることができる。これにより、リアウインドウガラス5が昇降する際の動作の連続性を演出することができる。
【0070】
更に、サイドガイドレール41と、センターガイドレール42との取り付け状態の相違により、上述したリアウインドウガラス5の昇降機構は、全閉状態(第1状態)において当該ウインドウガラスを車室側に付勢することができる。これにより、閉止状態におけるリアウインドウガラス5と車体(テールゲート)とのシール性を保つことができる。
【0071】
尚、モータ45及びワイヤー巻き取り・巻き戻し機構46によるワイヤーを用いたリアウインドウガラス5の昇降方式自体は一般的であるため、本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0072】
【可動ウエザストリッププレートの駆動機構】
次に、リアウインドウガラス5の昇降動作に伴う可動ウエザストリッププレート(可動プレート)51の駆動機構、及びその可動ウエザストリップ駆動ユニット1007による制御処理について説明する。
【0073】
一般に、リアウインドウガラスの三次元形状は、曲率の異なる複雑な曲面を構成している。このため、上述したリアウインドウガラス5の如く、昇降動作に伴って回動する機構をテールゲート1において実現する場合には、テールゲート1を構成すべく対向して配置されたインナーパネル48とアウターパネル47との間隙をかなり広く採ることが必要となるが、完成車両においてその間隙が存在するのでは、雨滴や落下物の侵入を防げないだけでなく、見栄えも良くない。
【0074】
そこで、本実施形態では、係る間隙による問題を、以下に説明する可動式のウエザストリッププレート51及びその駆動機構(上記の可動ウエザストリップ駆動ユニット1007に相当)によって解決する。
【0075】
図22は、テールゲート1内部の可動ウエザストリッププレート51及びその駆動機構の構成を示す斜視図である。図23は、図22のD−D断面を示す図であり、テールゲート1内部の可動ウエザストリッププレート51の駆動機構の構成と、リアウインドウガラス5の昇降動作との関係を示す。そして、図24は、可動ウエザストリッププレート51及びその駆動機構の動作を示す平面図である。
【0076】
本実施形態において、可動ウエザストリッププレート51には、その駆動機構が車幅方向の左右にそれぞれ設けられている。この駆動機構は、図22乃至図24に示すように、ロッド52、台座56を介してインナーパネル48に固定されたリンク部材53及びガイド54によって構成されており、ガイド54には、可動ウエザストリッププレート51の移動方向を規制すべく車体前後方向に長穴が設けられており、リンク部材53のL字状アングルの一方の端部にはロッド52が設けられ、他方の端部には長穴が設けられている。そして、可動ウエザストリッププレート51下方の左右には、車両下方向に突出した軸57が設けられており、軸57が上記のリンク部材53及びガイド54のそれぞれの長穴の中に挿入された構造を有する。
【0077】
従って、係る構造を備える左右2ヶ所の駆動機構のロッド52を、モータ(不図示)等の一般的な方法によって車幅方向に駆動するのに応じて、可動ウエザストリッププレート51は、図24に示す如く車両前後方向への移動を行うことができる。
【0078】
本実施形態において、アウターパネル47には、図23及び図24に示すように、アウターパネル47の縁部に延設されたウエザストリップ55が設けられており、可動ウエザストリッププレート51は、上記の駆動機構により、リアウインドウガラス5の昇降動作中には車両前方方向に移動し、停止中には車両後方方向に当該ウインドウガラスに当接する位置まで、或いはウエザストリップ55に当接するまで移動するので、インナーパネル48とアウターパネル47との間隙を好適に覆うことができる。これにより、リアウインドウガラス5の閉止及び開放状態における車体とのシール性を保つことができる。
【0079】
次に、リアウインドウガラス5の昇降動作と、可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理について説明する。この制御処理は、コントローラ1001がリアウインドウガラス駆動ユニット1006と、可動ウエザストリップ駆動ユニット1007とを以下の手順で駆動するものである。
【0080】
図25は、リアウインドウガラス5の昇降動作と、可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理を示すフローチャートであり、リアウインドウガラス5の昇降動作を指示可能な何れかの操作スイッチが開放または閉止側に操作されるのに応じて開始される処理手順を示す。
【0081】
同図において、ステップS31〜ステップS33:リアウインドウガラス5の上端位置を検出し、その検出の結果、図10に示す逃がし位置Xの場合はステップS35に進み、全閉状態の場合は、可動ウエザストリッププレート51を車両前方方向(間隙が開く状態)に駆動し、全開状態の場合は、可動ウエザストリッププレート51を車両後方方向(間隙が閉じる状態)に駆動する。
【0082】
ステップS34:可動ルーフが全開状態か全閉状態かを判断し、その何れかの状態である場合にはステップS36に進み、何れの状態でもない場合にはステップS37に進む。
【0083】
ステップS35:リアウインドウガラス5を全開状態まで下降すると共に、全開状態が確認された時点で可動ウエザストリッププレート51を車両後方方向に移動し(以下、本ステップの処理を「処理R1」と称する)、処理を終了する。
【0084】
ステップS36:リアウインドウガラス5を全閉状態まで上昇すると共に、全閉状態が確認された時点で可動ウエザストリッププレート51を車両後方方向に移動し(以下、本ステップの処理を「処理R2」と称する)、処理を終了する。
【0085】
ステップS37:リアウインドウガラス5を逃がし位置Xまで下降し(以下、本ステップの処理を「処理R3」と称する)、処理を終了する。
【0086】
次に、可動ルーフの開閉動作、リアウインドウガラス5の昇降動作、並びに可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理について説明する。この制御処理は、コントローラ1001が可動ルーフ駆動ユニット1005、リアウインドウガラス駆動ユニット1006、並びに可動ウエザストリップ駆動ユニット1007を以下の手順で駆動するものである。
【0087】
図26A及び図26Bは、可動ルーフの開閉動作、リアウインドウガラス5の昇降動作、並びに可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理を示すフローチャートであり、図26Aは可動ルーフの開放動作が指示されたときに行われる開始される処理手順を示し、図26Bは可動ルーフの閉止動作が指示されたときに行われる開始される処理手順を示す。尚、リモートコントロール端末1008による可動ルーフの開閉操作が指示された場合の処理については図27のフローチャートを参照して後述する。
【0088】
図26Aにおいて、ステップS41,ステップS42:可動ルーフの開放動作を指示する何れかの操作スイッチの操作がα秒以下で中止されたかを判断し、α秒以下のときには後述するステップS71に進み、α秒より長く操作されているときには可動ルーフの位置を検出する。そして、ステップS42の検出の結果、可動ルーフが全閉状態のときにはステップS43に進み、全開でも全閉でもない状態のときにはステップS46に進み、全開状態のときには処理を終了する。
【0089】
ステップS43〜ステップS46:リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断し、全開状態ではない場合は、可動ウエザストリッププレート51を車両前方方向(間隙が開く状態)に駆動し、上述した処理R3を行うと共に可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間(本実施形態では0.1秒)だけ通電する。一方、ステップS43の判断において全開状態である場合は、リアウインドウガラス5と可動ルーフとの干渉は生じないので、可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間だけ直ちに通電する。ステップS46における通電処理により、本実施形態では、可動ルーフの開放動作が開始される。
【0090】
ステップS47〜ステップS50:ステップS41にて操作を検出した操作スイッチの操作状態が検出されなくなったときには、可動ルーフの開放動作を中止すべく、可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間だけ直ちに通電する。また、ステップS41にて操作を検出した操作スイッチの操作状態が継続して検出されている場合であって、可動ルーフの全開状態が検出されたときには、リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断し、全開状態であるときには処理を終了し、全開状態ではないときには上述した処理R2を行ってから処理を終了する。
【0091】
次に、図26Bにおいて、ステップS51,ステップS52:可動ルーフの閉止動作を指示する何れかの操作スイッチの操作がα秒以下で中止されたかを判断し、α秒以下のときには後述するステップS71に進み、α秒より長く操作されているときには可動ルーフの位置を検出する。そして、ステップS52の検出の結果、可動ルーフが全開状態のときにはステップS53に進み、全開でも全閉でもない状態のときにはステップS56に進み、全閉状態のときには処理を終了する。
【0092】
ステップS53〜ステップS56:リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断し、全開状態ではない場合は、可動ウエザストリッププレート51を車両前方方向(間隙が開く状態)に駆動し、上述した処理R3を行うと共に可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間(本実施形態では0.1秒)だけ通電する。一方、ステップS53の判断において全開状態である場合は、リアウインドウガラス5と可動ルーフとの干渉は生じないので、可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間だけ直ちに通電する。ステップS56における通電処理により、本実施形態では、可動ルーフの閉止動作が開始される。
【0093】
ステップS57〜ステップS60:ステップS51にて操作を検出した操作スイッチの操作状態が検出されなくなったときには、可動ルーフの閉止動作を中止すべく、可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間だけ直ちに通電する。また、ステップS51にて操作を検出した操作スイッチの操作状態が継続して検出されている場合であって、可動ルーフの全閉状態が検出されたときには、リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断し、全開状態であるときには処理を終了し、全開状態ではないときには上述した処理R2を行ってから処理を終了する。
【0094】
図27は、リモートコントロール端末1008による可動ルーフの開閉操作が指示された場合の、可動ルーフの開閉動作、リアウインドウガラス5の昇降動作、並びに可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理を示すフローチャートである。
【0095】
同図において、ステップS70:可動ルーフまたはリアウインドウ5が動作中であるかを判断し、動作中であるときにはステップS71に進み、停止中であるときには処理を終了する。
【0096】
ステップS71:リモートコントロール端末1008による可動ルーフの開閉操作が指示されたとき、またはステップS70において可動ルーフまたはリアウインドウ5が動作中であると判断されたときには、本ステップにおいて、可動ルーフの位置を検出し、その検出の結果、可動ルーフが全開状態のときにはステップS72に進み、全開でも全閉でもない状態のときにはステップS75に進み、全閉状態のときにはステップS80に進む。
【0097】
ステップS72〜ステップS74:リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断し、全開状態ではない場合は、可動ウエザストリッププレート51を車両前方方向(間隙が開く状態)に駆動し、上述した処理R1を行ってから処理を終了する。一方、ステップS72の判断において全開状態である場合は、ステップS76及びステップS77の処理を並行して行う。
【0098】
ステップS76:全開状態のリアウインドウガラス5を、逃がし位置Xまで移動する(処理R4)。
【0099】
ステップS77:可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間だけ通電することにより、可動ルーフの閉止動作が開始される。
【0100】
ステップS78,ステップS79:可動ルーフの全閉状態が検出された時点で、上述した処理R2を行ってから処理を終了する。
【0101】
ステップS75:リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断し、全開状態ではない場合は、ステップS83及びステップS84の処理を並行して行い、全開状態である場合は、ステップS76及びステップS77の処理を並行して行う。
【0102】
ステップS80〜ステップS82,ステップS85:可動ウエザストリッププレート51を車両前方方向(間隙が開く状態)に駆動し、リアウインドウガラス5が全開状態であるかを判断する。この判断の結果、全開状態である場合は、上述した処理R3を行ってからステップS83及びステップS84の処理を並行して行う。一方、全開状態ではない場合は、上述した処理R2をステップS85において行い、処理を終了する。
【0103】
ステップS83:可動ルーフ駆動ユニット1005に対して所定時間だけ通電することにより、可動ルーフの開放動作が開始される。
【0104】
ステップS84:上述した処理R1を行ってから処理を終了する。
【0105】
【テールゲートの開閉構造】
次に、車両の後部に設けられたテールゲート1の開閉構造について説明する。
【0106】
図28は、本実施形態におけるテールゲート1の開閉構造と、開放状態のテールゲート1と車両の後端との間に生じる空隙(間隙)を覆うカバーパネル2の構造とを示す構造図である。
【0107】
テールゲート1は、リヤフロアパネル69を覆うトランクフロアマット64が底部をなす荷室の後部に形成された開口(後部荷室開口)を、その開口の下辺において車幅方向に延びる回転軸廻りに開閉する。また、テールゲート1は、図1を参照して上述したように、開放状態において、テールゲート1の開閉動作に追従するカバーパネル2と共に、荷室のリヤフロアパネルに連続する略フラットな面をなす。また、リヤフロアパネル69の下面の所定位置には、レインフォースメント61、クロスメンバ62、並びにクロスメンバ65が車幅方向に延設されている。
【0108】
また、図29は、図28に破線円で示すII部分の詳細構造を示す断面図である。図30は、図28のF−F断面におけるテールゲート1の断面(但し、図示の便宜上、図28に示す車両後端部とは反対側の部分を示す)である。
【0109】
図29及び図30に示すように、カバーパネル2は、テールゲート1の閉止状態において、図28に示すように、テールゲートインナー63に当接した状態でテールゲート1の車室内側面を形成するトリム部材の一部として機能する。より具体的に、カバーパネル2は、テールゲート1の閉止状態に、クロスメンバ65の上部において、テールゲート1の車室内側面に形成された収納用の凹部に収納されており、その収納された状態において、図28に示すように、車体前後方向に延びる荷室側面のトリム部材60の後端部分と連続する面を構成する。これにより、車室内の見栄えと機能性を向上することができる。
【0110】
図31は、図28のE−E断面及びその構造を示す図である。カバーパネル2を、上述した如くテールゲート1の開放状態に関らずテールゲートインナー63に当接させるためには、リヤフロアパネル69に対してカバーパネル2を回転可能に支持するヒンジをスプリングによって付勢する必要が有る。図31は、その付勢機構の一例を示しており、同図に示すように、リベット67によってカバーパネル2に取り付けられるヒンジ部材66Aと、タッピングスクリュー68によってリヤフロアパネル69に取り付けられるヒンジ部材66Bとは、ヒンジピン66Dによって回転可能なヒンジ66を構成すると共に、ヒンジピン66Dには、スプリング66Cが通されているので、ヒンジ部材66Aとヒンジ部材66Bとは、図31において時計の回転方向に常に付勢される。
【0111】
上述したテールゲート1の開閉構造によれば、当該テールゲート開放時に生じるリヤフロアパネル69の後部と当該テールゲートの車室内側面とがなす間隙を見栄え良く覆うと共に荷物の積み下ろしを効率的に行うことができ、荷役性が向上する。
【0112】
<カバーパネル2の変形例>
図32は、本実施形態の変形例におけるテールゲート1の開閉構造と、開放状態のテールゲート1と車両の後端との間に生じる空隙(間隙)を覆うカバーパネル2Aの構造とを示す構造図である。図33は、図32のG−G断面及びその構造を示す図である。
【0113】
また、図35は、本変形例においてリヤフロアパネル上に設けられるスライドパネルの構造を示す展開図である。図36は、図35に示すスライドパネルの動作を説明する平面図である。図35及び図36に示すように、リヤフロアパネル69には、左右のサイドパネル78、それらの端部に配置されるフロントパネル77、並びにスライドパネル75が配設され、テールゲート1の閉止状態においてフラットな荷室底面をなす。また、これら4つのパネル上には、荷物のスライドを防止するゴム部材78から80が延設されている。
【0114】
本変形例においても、カバーパネル2Aは、上述したカバーパネル2と同様に、テールゲート1の開閉構造と、開放状態のテールゲート1と車両の後端との間に生じる空隙(間隙)を覆う機能を有する。但し、本変形例においては、テールゲート1の開放時において、図36に示す如くスライドパネルを乗員が移動可能に構成するために、カバーパネル2Aには、図34に示すようにスライダレール71が埋設されており、リヤフロアパネル69には、ブラケット70を介してガイドレール72が延設されている。ガイドレール71とガイドレール72とは、テールゲート1の開放時において、車両前後方向に連続した状態をなす。そして、スライドパネル75の下面には、ベアリングを有するスライダレール73が延設されているので、図35及び図36に示す荷物移動用のスライドパネル75は、連続した状態のガイドレール上を、乗員の操作に応じてスムーズに移動することができる。
【0115】
また、本変形例においても、カバーパネル2Aは、テールゲート1の開放状態に関らずテールゲートインナー63に当接させる必要があるが、上記の如くリヤフロアパネル69及びカバーパネル2Aの上をスライドパネル75が通過する構造なので、図31に示すヒンジ構造は採用することはできない。このため本変形例では、図33に例示するヒンジ74を採用するが、ヒンジの構造自体は一般的なものの中から容易に選択可能であるため、本変形例における詳細な説明は省略する。
【0116】
上述した本変形例によれば、テールゲート1の開放時には車両前後方向にスライドパネル75を容易に移動可能であるので、ユーザは、重い荷物であっても容易に積み下ろしすることができ、荷役性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車両の後部開閉体構造を示す斜視図である。
【図2】本実施形態における車両の後部開閉体構造を示す斜視図である。
【図3】本実施形態における車両の後部開閉体構造を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A断面を示す図である。
【図5】図4に破線円で示すI部分の詳細構造を示す断面図である。
【図6】図3のB−B断面を示す図である。
【図7】多重パネル10の全閉状態におけるリアヘッダー11の位置、ハイマウントストップランプ12の内部構造及び光軸方向を示す断面図である。
【図8】多重パネル10の全開状態におけるリアヘッダー11の位置、ハイマウントストップランプ12の内部構造及び光軸方向を示す断面図である。
【図9】本実施形態におけるハイマウントストップランプ12のランプユニットの構造を示す図である。
【図10】可動ルーフの動作に伴うリアウインドウガラス5の昇降動作を説明する図である。
【図11】可動ルーフの動作に伴うリアウインドウガラス5の昇降動作処理(開放動作時)を示すフローチャートである。
【図12】可動ルーフの動作に伴うリアウインドウガラス5の昇降動作処理(閉鎖動作時)を示すフローチャートである。
【図13】リアウインドウガラス5の動作に伴う可動ルーフの昇降動作処理(開放動作時)を示すフローチャートである。
【図14】リアウインドウガラス5の動作に伴う可動ルーフの昇降動作処理(閉鎖動作時)を示すフローチャートである。
【図15】本実施形態におけるリヤヘッダーの変形例を示す斜視図である。
【図16】本実施形態におけるリヤヘッダーの変形例を示す斜視図である。
【図17】図15及び図16に示すリヤヘッダー部分の車幅方向の略中央付近における断面図である。
【図18】本実施形態における制御系の構成を示すブロック図である。
【図19】図19は、昇降可能な従来のリアウインドウガラスにおける問題点を説明する図である。
【図20】本実施形態におけるリアウインドウガラスの昇降動作を説明する要部断面図である。
【図21】テールゲート1内部の昇降機構の構造を示す図である。
【図22】テールゲート1内部の可動ウエザストリッププレート51及びその駆動機構の構成を示す斜視図である。
【図23】図22のD−D断面を示す図である。
【図24】可動ウエザストリッププレート51及びその駆動機構の動作を示す平面図である。
【図25】リアウインドウガラス5の昇降動作と、可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理を示すフローチャートである。
【図26A】可動ルーフの開閉動作、リアウインドウガラス5の昇降動作、並びに可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理(可動ルーフの開放動作時)を示すフローチャートである。
【図26B】可動ルーフの開閉動作、リアウインドウガラス5の昇降動作、並びに可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理(可動ルーフの閉止動作時)を示すフローチャートである。
【図27】リモートコントロール端末1008による可動ルーフの開閉操作が指示された場合の、可動ルーフの開閉動作、リアウインドウガラス5の昇降動作、並びに可動ウエザストリッププレート51の前後動作とを連動させる制御処理を示すフローチャートである。
【図28】本実施形態におけるテールゲート1の開閉構造と、開放状態のテールゲート1と車両の後端との間に生じる空隙(間隙)を覆うカバーパネル2の構造とを示す構造図である。
【図29】図28に破線円で示すII部分の詳細構造を示す断面図である。
【図30】図28のF−F断面におけるテールゲート1の断面である。
【図31】図28のE−E断面及びその構造を示す図である。
【図32】本実施形態の変形例におけるテールゲート1の開閉構造と、開放状態のテールゲート1と車両の後端との間に生じる空隙(間隙)を覆うカバーパネル2Aの構造とを示す構造図である。
【図33】図32のG−G断面及びその構造を示す図である。
【図34】ガイドレール71が埋設されるカバーパネル2Aの形状を示す斜視図である。
【図35】本変形例においてリヤフロアパネル上に設けられるスライドパネルの構造を示す展開図である。
【図36】図35に示すスライドパネルの動作を説明する平面図である。
【符号の説明】
1,2001:テールゲート,
2:カバーパネル,
3:ルーフサイドレール,
4:リヤピラー,
5,2002:リアウインドウガラス(リアウインドウ),
10:多重パネル,
10−1〜10−7:ガラスパネル,
11,11A:リヤヘッダー,
12:ハイマウントストップランプ,
13:ルーフクロスメンバ(ルーフレインフォースメント),
14:トップシーリング,
15:スライディングルーフモータ,
16:スライディングルーフフレーム,
17:フロントヘッダー,
18:ウエザストリップ・リア,
19:ウエザストリップ・フロント,
20:支持ブラケット,
21:キャブサイドアウター,
22:センターピラーインナー,
23:センターピラートリム,
24:スライディングルーフレール,
25:スライディングルーフリンク,
26:ルーフクロスメンバブラケット,
27:リアスポイラー,
31:ハイマウントストップランプブラケット,
32:ハイマウントストップランプアッセンブリ,
33:アウターレンズ,
34:ウエザストリップ,
35:リアヘッダートリム,
37:モータ,
38:ギア,
41:サイドガイドレール,
42:センターガイドレール,
43:サイド支持部材,
44:センター支持部材,
45:モータ,
46:ワイヤー巻き取り・巻き戻し機構,
47:テールゲートアウターパネル,
48:テールゲートインナーパネル,
51:可動ウエザストリッププレート,
52:ロッド,
53:リンク部材,
54:ガイド,
55:ウエザストリップ,
56:台座,
57:軸,
60:トリム部材,
61:レインフォースメント,
62,65:クロスメンバ,
63:テールゲートインナー,
64:トランクフロアマット,
66,74:ヒンジ,
66A,66B:ヒンジ部材,
66C:スプリング,
66D:ヒンジピン,
67:リベット,
68:タッピングスクリュー,
69:リヤフロアパネル,
70:ブラケット,
71,72:ガイドレール,
73:スライダレール,
75:スライドパネル,
76:サイドパネル,
77:フロントパネル,
78〜80:ゴム部材,
1001:コントローラ,
1002:車室内スイッチ,
1003:車外スイッチ,
1004:送受信機,
1005:可動ルーフ駆動ユニット,
1006:リアウインドウガラス駆動ユニット,
1007:可動ウエザストリップ駆動ユニット,
1008:リモートコントロール端末,
2003:ガラスガイド,

Claims (6)

  1. ルーフの車幅方向の両側端部を形成すると共に車両前後方向に延びる閉断面状の2本のルーフサイドレールと、該2本のルーフサイドレールの後端に両端部が接続されると共に該ルーフの後端を形成する閉断面状のリヤヘッダーとを備え、その接続された前記ルーフサイドレールと前記リヤヘッダーとに囲まれたルーフ開口を、可動ルーフによって開閉可能に覆う車両の後部開閉体構造であって、
    前記リヤヘッダーと左右のリヤピラーとに囲まれたリアウインドウ開口がリアウインドウガラスによって開閉可能に覆われると共に、前記可動ルーフと前記リヤヘッダーとが連動可能に連結されており、前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動することにより、前記ルーフ開口と前記リアウインドウ開口とが一体に連続した空間を形成し、
    前記ルーフ開口の車両前後方向の中間位置近傍には、前記2本のルーフサイドレールを接続する前記車幅方向に延設されたルーフレインフォースメントを備えており、
    前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動するに際して、前記可動ルーフと連動して移動するリヤヘッダーは、前記ルーフレインフォースメントの延設された位置において停止することを特徴とする車両の後部開閉体構造。
  2. 前記リアウインドウガラスは、その下降時に、前記車両の後部荷室開口を開閉するテールゲートの内部に収納可能であって、該テールゲートの内部に収納され、且つ前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動することにより、前記ルーフ開口、前記リアウインドウ開口、並びに前記後部荷室開口とが連続した空間を形成することを特徴とする請求項1記載の車両の後部開閉体構造。
  3. 前記リアウインドウガラスは、その上端が前記リアウインドウ開口の全体を覆う閉止状態において前記リヤヘッダーに接すると共に、その閉止状態から前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて前記リヤヘッダーが移動するのに先立って、自動的に所定量だけ下降することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の後部開閉体構造。
  4. 前記可動ルーフは、車両前後方向に接続された複数のガラスパネルからなり、前記可動ルーフの車両前方向への開放動作に応じて、それらのガラスパネルが互いに重なり合った状態をなすことにより、前記ルーフ開口を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の車両の後部開閉体構造。
  5. 前記リヤヘッダーには、ハイマウントストップランプが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の車両の後部開閉体構造。
  6. 前記リヤヘッダーは、スポイラー形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の車両の後部開閉体構造。
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