JP2002160529A - 車両の後部開閉体構造 - Google Patents

車両の後部開閉体構造

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JP2002160529A
JP2002160529A JP2000360150A JP2000360150A JP2002160529A JP 2002160529 A JP2002160529 A JP 2002160529A JP 2000360150 A JP2000360150 A JP 2000360150A JP 2000360150 A JP2000360150 A JP 2000360150A JP 2002160529 A JP2002160529 A JP 2002160529A
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opening
roof
vehicle
tailgate
movable
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JP2000360150A
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Toshifumi Suzuki
俊史 鈴木
Takaki Kirita
貴己 切田
Reiji Kikuchi
礼治 菊池
Masaya Watanabe
雅也 渡辺
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動に際してテールゲートを車両後方に向か
って開放することなくルーフから車両後端にわたって連
続する大きな荷室を実現可能な車両の後部開閉体構造の
提供。 【解決手段】 ルーフの車幅方向の両側端部を形成する
と共に車両前後方向に延びる閉断面状の2本のルーフサ
イドレールに囲まれたルーフ開口を、可動ルーフによっ
て開閉可能に覆う車両の後部開閉体構造であって、ルー
フサイドレール3に連続するリヤピラー4が車両後端の
左右にそれぞれ延設されると共に、それらリヤピラーに
囲まれてなるテールゲート開口を開閉可能に覆うテール
ゲート1が設けられており、巻き取り可能な可動ルーフ
が開放動作を行うに際して、リアウインドウガラス5
と、当該可動ルーフとが連動して車両前方向に移動する
ことにより、ルーフ開口とテールゲート開口とが一体に
連続した空間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の後部開閉体
構造に関し、例えば代表的な車両である自動車の後部開
閉体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の分野においては、乗
車中の乗員の開放感を満たすべく車体のルーフに開口を
設け、その開口をガラスや金属等のパネル、或いは巻き
取り可能なシートによって開閉可能な構造が普及してお
り、例えば特開2000−118239号には、ルーフ
全体を開放可能な折り畳み式のルーフ構造が提案されて
いる。
【0003】また、このような自動車のうち乗用車の分
野においては、単に移動手段としてだけではなく、車両
の美観(デザイン)を損なうことなく、多様な荷物を容
易に積み下ろし可能な構造も数多く提案されており、例
えば特開平7−179182号には、車両後方に下開き
式のテールゲートを備える車体構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
を利用して、例えば、上記のルーフの開口構造とテール
ゲートの開閉構造とを合わせ持つ車両構造を実現すれ
ば、ルーフの開口、或いはテールゲートの開放によって
車室をその外部と大きな面積において連通させることが
でき、所謂トラックのような荷台構造を備えていなくて
も、例えば長尺物等の荷物の多様な積載が実現する。
【0005】しかしながら、係るルーフの開口構造とテ
ールゲートの開閉構造とを備える車両構造においては、
車室外部との連通状態において、未だリアヘッダーが車
両前後方向に延びるルーフサイドレールの後端に存在す
るので、積載可能な荷物は制限されることになる。
【0006】また、車両後端から突出する長尺物をテー
ルゲートを開放したまま積載し、その状態で移動するの
は好ましくない。
【0007】そこで本発明は、テールゲートを移動に際
して車両後方に向かって開放することなくルーフから車
両後端にわたって連続する大きな荷室を実現可能な車両
の後部開閉体構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両の後部開閉体構造は、以下の構成
を特徴とする。
【0009】即ち、ルーフの車幅方向の両側端部を形成
すると共に車両前後方向に延びる閉断面状の2本のルー
フサイドレールに囲まれたルーフ開口を、可動ルーフに
よって開閉可能に覆う車両の後部開閉体構造であって、
前記ルーフサイドレールに連続するリヤピラーが車両後
端の左右にそれぞれ延設されると共に、それらリヤピラ
ーに囲まれてなるテールゲート開口を開閉可能に覆うテ
ールゲートが設けられており、前記可動ルーフが開放動
作を行うに際して、前記テールゲートの少なくとも一部
と、前記可動ルーフとが連動して車両前方向に移動する
ことにより、前記ルーフ開口と前記テールゲート開口と
が一体に連続した空間を形成することを特徴とする。
【0010】好適な実施形態において、前記テールゲー
トは、テールゲート本体と該テールゲート本体の上方に
設けられたリアウインドウパネルとからなり、少なくと
も該リアウインドウパネルが、前記可動ルーフの車両前
後方向への移動に連動して移動可能に構成すると良く、
好ましくは、前記リアウインドウパネルにより、車両前
方向の所定位置において車室と荷室とを区切るパーテー
ションを構成しても良い。
【0011】好適な実施形態において、上記の何れの構
成においても、前記テールゲート本体は、前記車両後端
の前記テールゲート開口を開閉可能に設けると良い。
【0012】前記リアウインドウパネルだけを連動させ
る場合、前記テールゲート本体は、前記車両後端の前記
テールゲート開口の下辺において車幅方向に延びる回転
軸廻りに開閉可能に設けると良い。
【0013】
【発明の効果】上記の本発明によれば、移動に際してテ
ールゲートを車両後方に向かって開放することなくルー
フから車両後端にわたって連続する大きな荷室を実現可
能な車両の後部開閉体構造の提供が実現する。
【0014】即ち、請求項1の発明によれば、テールゲ
ートを車両後方に向かって開放することなくルーフから
車両後端にわたって連続する大きな荷室が得られるの
で、多様な荷物を移載することができる。
【0015】また、請求項2の発明によれば、例えば車
両前方向の所定位置において車室と荷室とを区切るパー
テーションとして使用することができ(請求項3)、専
用の部材を用いずに、所謂ピックアップトラックのよう
な使い方を実現することができ、利便性が向上する。
【0016】また、請求項4の発明によれば、車両後端
から突出するような長尺物であっても、荷室のフロアに
倒したままの安定した状態で移載することができる。
【0017】また、請求項5の発明によれば、テールゲ
ート本体のみの開放で荷物の搬入が可能なため、荷役性
が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両の後部開
閉体構造を、代表的な車両である自動車に採用した実施
形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】[第1の実施形態]図1及び図2は、第1
の実施形態における車両の後部開閉体構造を示す斜視図
であり、本実施形態において特徴的な可動式のルーフ部
分及びリアウインドウガラスについて、図1は閉止され
た状態(全閉状態)を示し、図2は開放された状態(全
開状態)を示す。
【0020】本実施形態において、車両前後方向に延び
る閉断面状の2本のルーフサイドレール3は、ルーフの
車幅方向の両側端部を形成すると共にルーフ開口を形成
しており、そのルーフサイドレール3に連続するリヤピ
ラー4が車両後端の左右にそれぞれ延設されている。ま
た、ルーフ開口の先頭部分には、可動ルーフ開放時の走
行において風の巻き込みを防止する車幅方向にディフレ
クタ2が設けられている。
【0021】また、車両後部において、リヤピラー4に
囲まれてなるテールゲート開口には、下辺部分が回動可
能に軸支されることにより、そのテールゲート開口を図
2に示す如く開閉可能に覆うリヤテールゲート1が設け
られている。
【0022】図1及び図2に示すように、ルーフ開口
は、可動式のルーフによって開閉可能に覆われる。この
可動式のルーフは、合成樹脂からなるルーフフィルム6
(及び後述するスティフナ7)と、そのルーフフィルム
の車両前後方向の後端部に連結されたリアウインドウガ
ラス(金属等のパネルであっても良い)5とによって構
成されており、ルーフフィルム6とリアウインドウガラ
ス5とが連動して、スライディングルーフレール33に
沿って車両前後方向に移動することにより、当該ルーフ
部分の開放・閉止が可能であり、これにより、ルーフ開
口とテールゲート開口とが一体に連続した空間を形成す
る。
【0023】ルーフフィルム6には、合成樹脂性の透明
或いは半透明なシートを採用しても、防水加工が施され
たキャンバス地を採用してもよい。
【0024】次に、上記の如く可動ルーフを開閉する具
体的な構造及び機構について説明する。
【0025】図3は、第1の実施形態における可動ルー
フの構造を示す斜視図であり、本実施形態における可動
ルーフは、ルーフフィルム6、その下側において車幅方
向に支える複数のスティフナ7、並びにルーフフィルム
6の車両前後方向の後端部に連結されたリアウインドウ
ガラス5とによって構成されている。
【0026】図4及び図5は、ルーフフィルム6の車両
前後方向の後端部分の構造を示す図であり、図4は図1
に示すI部分の詳細構造を斜視図で示し、図5は図1に
示すE−E断面を斜視図で示す。
【0027】図4及び図5に示すように、ルーフフィル
ム6の後端部分と、リアウインドウガラス5の上辺部分
は、モールファスナ38によって連結されている。そし
て、モールファスナ38の両端には、ワイヤー取り付け
ブラケット40を介して、可動ルーフ開放用の巻き上げ
ワイヤー9の端部が連結されており、この巻き上げワイ
ヤー9は、図3に示すように、ルーフフィルム6の車幅
方向の両端に沿って延設さている。
【0028】図6は、図1に示すII部分の詳細構造を示
す斜視図であり、リアウインドウガラス5の下端部と引
き降ろしワイヤー8との連結構造を示す。また、図7
は、図1に示すC−C断面を示す斜視図である。
【0029】図3及び図6に示すように、リアウインド
ウガラス5の下端部には、その下端部に打たれたスタッ
ドを用いて、可動ルーフ閉止用の引き降ろしワイヤー8
が設けられている。当該下端部は、可動ルーフの閉止時
において図7に示す如くテールゲート1に設けられたシ
ールラバー41に当節した状態を採る。
【0030】図8は、図1に示すA−A断面を示す図で
あり、可動ルーフの巻き上げ機構を示す。また、図9
は、図1に示すIII部分の詳細構造を示す斜視図であ
る。
【0031】上述した巻き上げワイヤー9は、ロールア
ップモータユニット11によって巻き上げられる。即
ち、ロールアップモータユニット11は、図8に示すよ
うに、フロントウインドウガラス後方のフロントヘッダ
ー17とトップシーリング14との間に設けられたスラ
イディングルーフフレーム16に取り付けられており、
ロールアップモータ11Aによって駆動されるワイヤー
巻き取り機構(図9)により、ルーフフィルム6及びス
ティフナ7を巻き取ることができる。
【0032】図9に示す巻き取り機構は、大別して、ル
ーフサイドレール3の内側に固定された取り付けブラケ
ット35、そのブラケットによって車幅方向に平行に設
けられたフィルム巻き取り用の回転軸36,37、並び
に回転軸37にロールアップモータ11Aの回転を伝達
するベベルギアを含むギヤユニット34によって構成さ
れており、ロールアップモータ11Aの回転に応じてル
ーフフィルム6及びスティフナ7を巻き取る。
【0033】図10は、ルーフサイドレール3の内側に
延設されるガイドレールの構造を示す斜視図である。図
11は、図4に示すガイドレール近傍に配設される部材
群を示す斜視図である。そして、図12は、図1に示す
B−B断面を示す図であり、図10及び図11に示す部
材群が延設されたルーフサイドレール3の内側における
可動ルーフの配置関係を示す。
【0034】図11乃至図12に示すように、ルーフサ
イドレール3の内側に延設されたガイドレール33とル
ーフガーニッシュ31との間には、上述した構造を備え
る可動ルーフが、車両上下方向への移動は規制された状
態で車両前後方向には摺動可能に配置されており、ルー
フガーニッシュ31とガイドレール33との接合部に
は、シールラバー32が延設されている。
【0035】図13は、図1に示すD−D断面を示す図
であり、可動ルーフの引き降ろし機構と、テールゲート
の取り付け構造とを示す。
【0036】図6に示した引き降ろしワイヤー8の他方
の端部は、リヤフロアパネル43と、トランクフロアカ
バー46との間に埋設されたロールダウンモータユニッ
ト12によって図13に示す如く巻き取られる。また、
リヤフロアパネル43の後端において車幅方向に延設さ
れたクロスメンバ44と、テールゲート1の下端部との
間には、図13に示すように、図2に示す如くテールゲ
ート1を開放するヒンジ45が取り付けられている。
【0037】ロールアップモータユニット11及びロー
ルダウンモータユニット12の動作は、車室内または車
両外部に設けられた操作スイッチ(不図示)、或いは携
帯型のリモートコントロール端末(不図示)におけるユ
ーザのキー操作に応じて、不図示の制御ユニットによっ
て制御されるが、この制御系の構成自体は一般的なもの
を採用すれば良いので、本実施形態における詳細な説明
は省略する。
【0038】上述した本実施形態における後部開閉体構
造によれば、テールゲート1を車両後方に向かって開放
することなくルーフから車両後端にわたって連続する大
きな荷室が得られるので、多様な荷物を移載することが
できる。
【0039】[第2の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両の後部開閉体構造を基本とする第2
の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の
実施形態と同様な構成については重複する説明を省略
し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明す
る。
【0040】図14及び図15は、第2の実施形態にお
ける車両の後部開閉体構造を示す斜視図であり、本実施
形態において特徴的な可動式のルーフ部分及びテールゲ
ートについて、図14は開放された状態(全開状態)を
示し、図15は閉止された状態(全閉状態)を示す。
【0041】本実施形態は、巻き上げ式の可動ルーフと
共に、リアゲート1Aがルーフサイドレール3の中央位
置付近まで引き上げられることを大きな特徴とする。ま
た、本実施形態における可動ルーフは、第1の実施形態
と略同様な構造を有するが、リアウインドウガラスは連
結されておらず、リアウインドウガラスの機能は、図1
4及び図15に示すように、延長されたルーフフィルム
6が担う。
【0042】本実施形態において可動ルーフが移動する
スライディングルーフレール33Aの構造は、第1の実
施形態と略同様な構造で良いが、かなり重量のあるリア
ゲート1Aは、専用のガイドレール55に沿って移動す
る。
【0043】次に、上記の如く可動ルーフを開閉する具
体的な構造及び機構について説明する。
【0044】図16は、第2の実施形態における可動ル
ーフの巻き上げ・引き降ろし機構を示す図である。図1
7は、図16のフロントヘッダ位置における断面図であ
り、第2の実施形態における巻き上げ機構を示す。
【0045】可動ルーフの巻き上げ機構は、第1の実施
形態で説明した構造を採用してもよいが、本実施形態で
は、多少異なる構造を採用する。即ち、可動ルーフの巻
き上げ機構は、図16及び図17に示すように、本実施
形態においても、フロントウインドウガラス後方のフロ
ントヘッダー17とトップシーリング14との間に設け
られているが、車幅方向に設けられた回転軸58の両端
にはベベルギア52が設けられており、このベベルギア
52がロールアップモータ51によって駆動されること
により、ルーフフィルム6が回転軸58に直接巻き取ら
れる構造を備える。
【0046】一方、可動ルーフの引き降ろし機構は、第
1の実施形態と同様にトランクフロアカバーの下方に埋
設されたロールダウンモータユニット12によって駆動
され、ワイヤースリーブ53及びワイヤーサポート54
を用いて引き戻される。但し、本実施形態では、テール
ゲート1Aがルーフフィルム6と共に移動するので、引
き降ろしワイヤー8及び巻き上げワイヤー9に強度のあ
る部材を採用する必要がある。また、巻き上げワイヤー
9の端部は、本実施形態ではリアウインドウガラスを有
しないので、テールゲート1Aの上端部に連結される
(図22参照)。
【0047】次に、テールゲート1Aをルーフフィルム
6と共にルーフサイドレール3の中央位置付近まで移動
するための車体側の構造について説明する。
【0048】図18は、第2の実施形態における車体側
のルーフ開口及びテールゲート開口の構造を示す斜視図
である。図19は、図18に示すE−E断面を示す図で
あり、図20は、図19に示すIV部分の詳細構造を示す
断面図である。図21は、図18に示すF−F断面を示
す図である。図22は、図18に示すG−G断面を示す
図である。そして、図23は、図18に示すV部分の詳
細構造を示す平面図である。
【0049】ルーフサイドレール3の内側には、図18
及び図19に示すように、スライディングルーフレール
33Aが延設されており、そのスライディングルーフレ
ールに沿って、ルーフフィルム6、スティフナ7、並び
に巻き上げワイヤー9が移動する。
【0050】また、スライディングルーフレール33A
の車両下方向には、図18及び図21に示すように、テ
ールゲート1Aの移動をガイドするガイドレール55が
延設されている。テールゲート1Aの車幅方向の両端部
には、図22及び図23に示すように、上下方向に2つ
ずつ(即ち、左右合計で4つ)サポートベアリング56
が設けられており、これらのサポートベアリングがガイ
ドレール55の内部を移動することにより、テールゲー
ト1Aは、所定の軌跡を描きながら車両前後方向に移動
する。
【0051】可動ルーフ及びテールゲート1Aを移動す
るロールアップモータ51及びロールダウンモータユニ
ット12の駆動制御は、本実施形態においても、車室内
または車両外部に設けられた操作スイッチ(不図示)、
或いは携帯型のリモートコントロール端末(不図示)に
おけるユーザのキー操作に応じて、不図示の制御ユニッ
トによって制御されるが、この制御系の構成自体は一般
的なものを採用すれば良いので、本実施形態における詳
細な説明は省略する。
【0052】上述した本実施形態によれば、可動ルーフ
とリアゲート1Aとが連動して、スライディングルーフ
レール33Aに沿って車両前後方向に移動することによ
り、当該ルーフ部分の開放・閉止が可能であり、これに
より、ルーフ開口とテールゲート開口とが一体に連続し
た空間を形成することができ、多様な荷物を移載するこ
とができる。
【0053】また、本実施形態では、上述した如くテー
ルゲート1Aがガイドレール55に沿って移動可能であ
るが、テールゲート1Aは、何れの位置においても4ヶ
所のサポートベアリング56によって保持される。従っ
て、図14に示した可動ルーフの開放状態(ロールアッ
プ状態)における走行が合法的に許容される場合におい
て、車体の剛性を好適に担うことができる。
【0054】また、本実施形態では、上述した如くテー
ルゲート1Aがガイドレール55に沿って移動可能であ
るため、車両後端から突出するような長尺物であって
も、荷室のフロアに倒したままの安定した状態で移載す
ることができる。
【0055】[第3の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両の後部開閉体構造を基本とする第3
の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の
実施形態と同様な構成については重複する説明を省略
し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明す
る。
【0056】本実施形態は、可動ルーフと連動して、リ
アウインドウガラス5Aが車両前方向の所定位置まで移
動することにより、車室と荷室とを区切るパーテーショ
ンを構成することを特徴とする。このため、専用の部材
を用いずに、所謂ピックアップトラックのような使い方
を実現することができ、利便性が向上する。
【0057】図24乃至図27は、第3の実施形態にお
ける車両の後部開閉体構造を示す斜視図であり、本実施
形態において特徴的な可動式のルーフ部分、リアウイン
ドウガラス5A及びテールゲート1Bについて、図24
は何れも閉止された状態(全閉状態)を示し、図25は
可動ルーフだけが開放された状態(全開状態)を示し、
図26は車両前方向の所定位置までリアウインドウガラ
ス5Aが移動すると共にテールゲート1Bが開放された
状態を示し、図27はリアウインドウガラス5Aとテー
ルゲート1Bとが開放された状態を示す。本実施形態で
は、このような構造を採用するものの、テールゲート本
体のみの開放で荷物の搬入が可能なため、荷役性が向上
する。
【0058】以下、上記の動作を実現する具体的な構造
について説明する。
【0059】図28は、第3の実施形態における後部開
閉体構造をなす部材構成を示す図である。
【0060】本実施形態において、スライディングルー
フレール33A、ルーフフィルム6及びスティフナ7、
ロールアップモータユニット11、並びに不図示のロー
ルダウンモータユニット12の構造は、上述した実施形
態と同様な構造を採用すれば良いが、ルーフフィルム6
の後端部に、上記の如く概説した本実施形態における動
作を実現すべくスライディングルーフエンドフレーム8
1が連結されている。
【0061】本実施形態においてリアヘッダーの機能も
担うガラスハッチフレーム65は、後述する機構によっ
てスライディングルーフエンドフレーム81と連結・開
放が可能であって、連結状態において可動ルーフと連動
して車両前後方向に移動すべく車幅方向の両端部には、
ガイドローラアッパ63及びガイドローラロア64が設
けられている。即ち、ガイドローラアッパ63は、ルー
フサイドレール3の内側に延設されたスライディングル
ーフレール33Aに沿って、ガイドローラロア64は、
クオータトリムベルトラインに沿って延設されたガイド
レール33Bに沿って移動することにより、ガラスハッ
チフレーム65は、可動ルーフと連動する。
【0062】また、ガラスハッチフレーム65には、ガ
スステーダンパ67、ヒンジ69及びそのカバー88に
よってリアウインドウガラス5Aが当該ウインドウガラ
スの上辺に沿って回動可能に取り付けられており、当該
ウインドウガラスの閉止状態において、リアウインドウ
ガラス5A側のストライカー70は、ガラスハッチフレ
ーム65側のラッチ66に挿入される。
【0063】また、ガラスハッチフレーム65の縁部に
は、当該ウインドウガラスが当接するウエザストリップ
68が延設されており、リアウインドウガラス5Aに
は、アウターハンドル71が取り付けられる。
【0064】そして、テールゲート1Bのボディアッシ
ー76には、その外部にリアウインドウガラス5Aを開
閉可能な操作スイッチ74及びテールゲート1Bを開閉
可能なアウターハンドル75が設けられており、上縁部
には、テールゲートリセス72と可動式のウエザストリ
ップ73とが設けられている。
【0065】次に、可動ルーフ及びガラスハッチフレー
ム65の連結・開放構造、並びにリアウインドウガラス
5Aの開閉構造について説明する。
【0066】図29は、図24に示すH−H断面を示す
と共に、可動ルーフ及びガラスハッチフレーム65の連
結・開放構造を示す斜視図である。また、図30は、可
動ルーフ及びガラスハッチフレーム65の連結・開放動
作を説明する図であり、図29に示す構造を上から見た
状態を示す。
【0067】図29に示すように、本実施形態における
可動ルーフには、ルーフフィルム6の後端部に、スライ
ディングルーフエンドフレーム81が連結されており、
スライディングルーフエンドフレーム81後端の縁部左
右には、ガラスハッチフレームストライカ61が車両上
下方向に設けられている。
【0068】そして、ガラスハッチフレーム65のリア
ヘッダー部分には、可動ルーフとの連結状態において風
雨の侵入を防止するモールウエザストリップ82が延設
されると共に、ヘッダートリム83の内側に埋設された
状態でガラスハッチフレームラッチ86及びそのアクチ
ュエータ87が埋設されている。
【0069】ガラスハッチフレームラッチ86には、図
30に示すように、車両前方方向に突出した2つの突起
85の間を開放可能に結ぶ可動ピン86Aが設けられて
おり、この可動ピン86Aは、アクチュエータ87の動
作に応じて、車幅方向(左右)に動作する(尚、アクチ
ュエータ87を利用して可動ピン86Aを駆動する構造
自体については、一般的な手法を採用すれば良いので、
本実施形態における詳細な説明は省略する)。一方、ス
ライディングルーフエンドフレーム81には、図30に
示すように、ガラスハッチフレームラッチ86の2つの
突起85を挿入可能な空間の中に、ガラスハッチフレー
ムストライカ61が車両上下方向に立てられている。
【0070】そして、図31は、図24に示すJ−J断
面を示す図であり、ガラスハッチフレーム65が車両後
端に位置すると共にリアウインドウガラス5Aが閉止さ
れた状態におけるガラスハッチフレーム65と本実施形
態における車両のリアピラーとの当接状態を示す。
【0071】即ち、リアピラートリム97の外側には、
リアピラー4が位置しており、そのリアピラー4の車両
後方の縁部には、車両上下方向にガーニッシュ96及び
そのウエザストリップ92が延設されている。これらガ
ーニッシュ96及びそのウエザストリップ92には、ガ
ラスハッチフレーム65が車両後端に位置する場合にお
いて、ガラスハッチフレーム65の外縁部が、図31に
示すように当接する。このため、ガラスハッチフレーム
65の車両前方方向への移動は可能であるが、車両後方
への移動は規制することができる。
【0072】従って、ガラスハッチフレームストライカ
61が2つの突起85の間に位置する状態において、ア
クチュエータ87の動作によって可動ピン86Aを図3
0の左方向に移動させることにより、可動ルーフとガラ
スハッチフレーム65とは、図24及び図27に示す連
結状態が実現する。そして、その連結状態において可動
ルーフを車両前方方向に移動すれば、可動ルーフにガラ
スハッチフレーム65が連動するので、所定位置におい
てリアウインドウガラス5Aを、図26に示す如く車室
と荷室とを区切るパーテーションとして利用することが
できる。また、可動ピン86Aを図30の右方向に移動
させると共に可動ルーフを車両前方方向に移動すること
により、図25に示す開放状態が実現する。
【0073】図32及び図33は、図24に示すI−I
断面を示す図であり、図32はリアウインドウガラス5
Aの閉止状態を示し、図33は、当該ウインドウガラス
の開放状態及び移動時の状態を示す。また、図34は、
リアウインドウガラス5Aの開放及び移動を規制する可
動式ウエザストリップ73の駆動構造を示す斜視図であ
る。
【0074】本実施形態において、リアウインドウガラ
ス5Aは、図24、図25、並びに図32に示す閉止状
態(規制状態)、図27及び図33に示す如く車両後方
に向かって開放する開放状態、或いはガラスハッチフレ
ーム65と共に車両前方に向かって移動する移動状態の
何れかの状態を採ることが可能であって、可動式ウエザ
ストリップ73は、それら各状態に応じて図32及び図
33に示す如く車両上下方向に移動することができる。
【0075】即ち、可動式ウエザストリップ73は、図
34に示すようにウエザストリップホルダ94を介して
レギュレータアッシー93に取り付けられた状態で、テ
ールゲート1Bの内部に埋設されており、レギュレータ
アッシー93の動作に応じて、閉止状態においては図3
2に示す如く車両上方向に移動してリアウインドウガラ
ス5Aの下辺部分に当接することによって当該ウインド
ウガラスの回動を規制し、リアウインドウガラス5Aの
開放状態及び移動状態を許容するときには、図33に示
す如く車両下方向に移動する。
【0076】また、テールゲート1Bの外形形状を構成
するアウターパネルの縁部とインナーパネル(テールゲ
ートトリム89)の縁部とがなす間隙には、図32及び
図33に示す如くウエザストリップ90及び91が延設
されており、それらウエザストリップの間には可動式ウ
エザストリップ73が常に当接した状態で存在するの
で、当該間隙からテールゲート1B内部への風雨の侵入
は防止される。
【0077】可動ルーフ及びガラスハッチフレーム65
を移動するロールアップモータユニット11及びロール
ダウンモータユニット12の駆動制御は、本実施形態に
おいても、車室内または車両外部に設けられた操作スイ
ッチ(不図示)、或いは携帯型のリモートコントロール
端末(不図示)におけるユーザのキー操作に応じて、不
図示の制御ユニットによって制御され、更に本実施形態
における制御系には、可動ルーフとガラスハッチフレー
ム65とを連結・開放可能な操作スイッチを設け、その
操作スイッチの操作に応じて、当該制御ユニットによっ
てアクチュエータ87を駆動する必要がある。係る制御
系の構成自体は一般的な制御方式を採用すれば良いの
で、本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0078】[各実施形態に共通の変形例]上述した各
実施形態では、可動ルーフを、シート式の巻き取り可能
な構造としたが、本変形例では、以下に説明するように
複数枚のガラスパネルからなる多重パネル構造を採用す
る。それ以外の構造及び動作については、上述した各実
施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
【0079】図35及び図36は、第1乃至第3の実施
形態の変形例における車両のルーフ開口構造を示す要部
斜視図であり、本変形例において特徴的な可動式のルー
フ部分について、図35はルーフ部分が開放された状態
(全開状態)を示し(同図では一例として、ガラスパネ
ル10−7の後方に第3の実施形態におけるスライディ
ングルーフエンドフレーム81が連結された場合を示
す)、図36は閉止された状態(全閉状態)を示す。
【0080】本変形例において、可動式のルーフ部分
は、複数枚のガラスパネル(金属パネルであっても良
い)からなる多重パネル10によって構成されており、
スライディングルーフレール24に沿って車両前後方向
に移動することにより、当該ルーフ部分の開放・閉止が
可能である。
【0081】図37は、図36のK−K断面を示す図で
あり、可動ルーフの全閉時の状態を示す。図38は、図
37に破線円で示すVI部分の詳細構造を示す断面図であ
る。
【0082】図37に示すように、本変形例の可動ルー
フは、車幅方向に長いバンド状の複数のガラスパネル
(本変形例では10−1乃至10−7の7枚のガラスパ
ネル)からなる多重パネル10により構成されている。
この多重パネル10は、全閉状態において車両前後方向
に連続した状態を採り、全開状態においてはそれらのガ
ラスパネルのうち10−1乃至10−6の6枚のガラス
パネルが互いに重なり合う状態を採る(同図では一例と
して、ガラスパネル10−7の後方に第3の実施形態に
おけるスライディングルーフエンドフレーム81が連結
された場合を示す)。
【0083】多重パネル10を構成する各ガラスパネル
間は、図38に示すように、全閉状態において、車両前
方側のガラスパネル(10−2)の後方に設けられたウ
エザストリップ・リア18と、車両後方側のガラスパネ
ル(10−3)の前方に設けられたウエザストリップ・
フロント19とによって遮蔽される。
【0084】また、多重パネル10の最後部のガラスパ
ネル(10−7)には、上述した各実施形態の構造、即
ち第1の実施形態ではリアガラスパネル5、第2の実施
形態ではテールゲート1A、そして第3の実施形態では
スライディングルーフエンドフレーム81が設けられて
おり、多重パネル10の開閉動作に連動して車両前後方
向に移動することができる。
【0085】図39は、図36のL−L断面を示す図で
あり、多重パネル10のスライド構造を示す。即ち、多
重パネル10(図39ではガラスパネル10−3)の両
端部には、スライディングルーフリンク25が設けられ
ており、車体側には、キャブサイドアウター21の内側
において、スライディングルーフリンク25を車両前後
方向に移動可能に支持するスライディングルーフレール
24が、支持ブラケット20を介してセンターピラーイ
ンナー22に取り付けられている。また、センターピラ
ートリム23及びトップシーリング14の内側におい
て、センターピラーインナー22には、ルーフクロスメ
ンバブラケット26を介してルーフクロスメンバ(ルー
フレインフォースメント)13の端部が取り付けられて
いる。
【0086】図39に示した多重パネル10のスライド
構造において、個々のガラスパネルは、図37に示す如
くガラスパネル10−1とフロントウインドウガラス6
との間に埋設された可動ルーフ駆動ユニットによって車
両前後方向に駆動される。この可動ルーフ駆動ユニット
は、トップシーリング14とフロントヘッダー17及び
スライディングルーフフレーム16との間に設けられて
おり、スライディングルーフリンク25に取り付けられ
た不図示のワイヤーがスライディングルーフモータ15
の駆動力によってスライディングルーフレール24の内
側において移動することにより、多重パネル10の開閉
動作と、リアガラスパネル5、テールゲート1A、或い
はスライディングルーフエンドフレーム81の連動が実
現する。
【0087】このような構造によっても、上述した各実
施形態と同様な効果を享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における車両の後部開閉体構造
を示す斜視図である(可動ルーフ及びリアウインドウガ
ラスが全閉状態の場合)。
【図2】第1の実施形態における車両の後部開閉体構造
を示す斜視図である(可動ルーフ及びリアウインドウガ
ラスが全開状態の場合)。
【図3】第1の実施形態における可動ルーフの構造を示
す斜視図である。
【図4】図1に示すI部分の詳細構造を示す斜視図であ
る。
【図5】図1に示すE−E断面を示す斜視図である。
【図6】図1に示すII部分の詳細構造を示す斜視図であ
る。
【図7】図1に示すC−C断面を示す斜視図である。
【図8】図1に示すA−A断面を示す図である。
【図9】図1に示すIII部分の詳細構造を示す斜視図で
ある。
【図10】ルーフサイドレール3の内側に延設されるガ
イドレールの構造を示す斜視図である。
【図11】図4に示すガイドレール近傍に配設される部
材群を示す斜視図である。
【図12】図1に示すB−B断面を示す図である。
【図13】図1に示すD−D断面を示す図である。
【図14】第2の実施形態における車両の後部開閉体構
造を示す斜視図である(可動ルーフ及びテールゲートが
全開状態の場合)。
【図15】第2の実施形態における車両の後部開閉体構
造を示す斜視図である(可動ルーフ及びテールゲートが
全閉状態の場合)。
【図16】第2の実施形態における可動ルーフの巻き上
げ・引き降ろし機構を示す図である。
【図17】図16のフロントヘッダ位置における断面図
である。
【図18】第2の実施形態における車体側のルーフ開口
及びテールゲート開口の構造を示す斜視図である。
【図19】図18に示すE−E断面を示す図である。
【図20】図19に示すIV部分の詳細構造を示す断面図
である。
【図21】図18に示すF−F断面を示す図である。
【図22】図18に示すG−G断面を示す図である。
【図23】図18に示すV部分の詳細構造を示す平面図
である。
【図24】第3の実施形態における車両の後部開閉体構
造を示す斜視図である(可動ルーフ、リアウインドウガ
ラス及びテールゲートが全開状態の場合)。
【図25】第3の実施形態における車両の後部開閉体構
造を示す斜視図である(可動ルーフのみが全開状態の場
合)。
【図26】第3の実施形態における車両の後部開閉体構
造を示す斜視図である(可動ルーフ及びリアウインドウ
ガラスが所定位置に移動すると共に、テールゲートが全
開状態の場合)。
【図27】第3の実施形態における車両の後部開閉体構
造を示す斜視図である(リアウインドウガラス及びテー
ルゲートが全開状態の場合)。
【図28】第3の実施形態における後部開閉体構造をな
す部材構成を示す図である。
【図29】図24に示すH−H断面を示すと共に、可動
ルーフ及びガラスハッチフレーム65の連結・開放構造
を示す斜視図である。
【図30】可動ルーフ及びガラスハッチフレーム65の
連結・開放動作を説明する図である。
【図31】図24に示すJ−J断面を示す図である。
【図32】図24に示すI−I断面を示す図である(リ
アウインドウガラス5Aが閉止状態の場合)。
【図33】図24に示すI−I断面を示す図である(リ
アウインドウガラス5Aが開放状態及び移動時の状態の
場合)。
【図34】リアウインドウガラス5Aの開放及び移動を
規制する可動式ウエザストリップ73の駆動構造を示す
斜視図である。
【図35】第1乃至第3の実施形態の変形例における車
両のルーフ開口構造を示す要部斜視図である(多重パネ
ルが全開状態の場合)。
【図36】第1乃至第3の実施形態の変形例における車
両のルーフ開口構造を示す要部斜視図である(多重パネ
ルが全閉状態の場合)。
【図37】図36のK−K断面を示す図である。
【図38】図37に破線円で示すVI部分の詳細構造を示
す断面図である。
【図39】図36のL−L断面を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B:リヤテールゲート, 3:ルーフサイドレール, 4:リヤピラー, 5,5A:リアウインドウガラス, 6:ルーフフィルム, 7:スティフナ, 8:引き降ろしワイヤー, 9:巻き上げワイヤー, 10:多重パネル, 10−1〜10−7:ガラスパネル, 11:ロールアップモータユニット, 11A:ロールアップモータ, 12:ロールダウンモータユニット, 13:ルーフクロスメンバ, 14:トップシーリング, 15:スライディングルーフモータ, 16:スライディングルーフフレーム, 17:フロントヘッダー, 18:ウエザストリップ・リア, 19:ウエザストリップ・フロント, 20:支持ブラケット, 21:キャブサイドアウター, 22:センターピラーインナー, 23:センターピラートリム, 24:スライディングルーフレール, 25:スライディングルーフリンク, 26:ルーフクロスメンバブラケット, 31:ルーフガーニッシュ, 32:シールラバー, 33,33A,33B:スライディングルーフレール, 34:ギヤユニット, 35:取り付けブラケット, 36,37,58:回転軸, 38:モールファスナ, 40:ブラケット, 41:シールラバー, 43:リヤフロアパネル, 46:トランクフロアカバー, 45,69:ヒンジ, 51:ロールアップモータ, 52:ベベルギア, 53:ワイヤースリーブ, 54:ワイヤーサポート, 55:ガイドレール, 56:サポートベアリング, 61:ガラスハッチフレームストライカ, 63:ガイドローラアッパ, 64:ガイドローラロア, 65:ガラスハッチフレーム, 67:ガスステーダンパ, 70:ストライカー, 66:ラッチ, 68,90,91,92:ウエザストリップ, 71:アウターハンドル, 72:テールゲートリセス, 73:可動式ウエザストリップ, 74:操作スイッチ, 75:アウターハンドル, 76:ボディアッシー, 81:スライディングルーフエンドフレーム, 82:モールウエザストリップ, 83:ヘッダートリム, 85:突起, 86A:可動ピン, 86:ガラスハッチフレームラッチ, 87:アクチュエータ, 88:ヒンジカバー, 89:テールゲートトリム, 93:レギュレータアッシー, 94:ウエザストリップホルダ, 95:ガラスハッチフレームトリム, 96:ガーニッシュ, 97:リアピラートリム,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 礼治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 渡辺 雅也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフの車幅方向の両側端部を形成する
    と共に車両前後方向に延びる閉断面状の2本のルーフサ
    イドレールに囲まれたルーフ開口を、可動ルーフによっ
    て開閉可能に覆う車両の後部開閉体構造であって、 前記ルーフサイドレールに連続するリヤピラーが車両後
    端の左右にそれぞれ延設されると共に、それらリヤピラ
    ーに囲まれてなるテールゲート開口を開閉可能に覆うテ
    ールゲートが設けられており、 前記可動ルーフが開放動作を行うに際して、前記テール
    ゲートの少なくとも一部と、前記可動ルーフとが連動し
    て車両前方向に移動することにより、前記ルーフ開口と
    前記テールゲート開口とが一体に連続した空間を形成す
    ることを特徴とする車両の後部開閉体構造。
  2. 【請求項2】 前記テールゲートは、テールゲート本体
    と該テールゲート本体の上方に設けられたリアウインド
    ウパネルとからなり、少なくとも該リアウインドウパネ
    ルが、前記可動ルーフの車両前後方向への移動に連動し
    て移動可能であることを特徴とする請求項1記載の車両
    の後部開閉体構造。
  3. 【請求項3】 前記リアウインドウパネルは、車両前方
    向の所定位置において車室と荷室とを区切るパーテーシ
    ョンを構成することを特徴とする請求項2記載の車両の
    後部開閉体構造。
  4. 【請求項4】 前記テールゲート本体は、前記車両後端
    の前記テールゲート開口を開閉可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    車両の後部開閉体構造。
  5. 【請求項5】 前記テールゲート本体は、前記車両後端
    の前記テールゲート開口の下辺において車幅方向に延び
    る回転軸廻りに開閉可能に設けられていることを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の車両の後部開閉体構
    造。
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