JP2003061893A - 食器洗い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄ポンプにより食器類に向けて洗浄水を噴
射して食器類を洗浄する食器洗い機において、所定量以
上の泡が発生したことを早期に精度よく検知し溢水検知
手段の誤検知を防止するとともに、洗剤誤使用による洗
浄不十分、機外への泡漏れを未然に防止する。 【解決手段】 洗浄槽１内に洗浄ノズル３を回転自在に
配設し、この洗浄ノズル３に洗浄ポンプ７より洗浄水を
供給し、乾燥用ファン１３により送風する乾燥用空気を
乾燥経路１４により洗浄槽１内に導くよう構成する。乾
燥経路１４内に洗浄槽１内の泡立ちを検知する泡検知手
段１９を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄ポンプにより
食器類に向けて洗浄水を噴射して食器類を洗浄する食器
洗い機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の食器洗い機は図５に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。

【０００３】図５に示すように、洗浄槽１は、前面に扉
２を開閉自在に設け、内底部に洗浄水を溜めており、内
部に洗浄水を噴射する洗浄ノズル３を回転自在に設けて
いる。食器かご４は食器類５を収容し、洗浄槽１内に設
けている。ヒータ６は洗浄水を加熱するものであり、洗
浄ポンプ７は洗浄水を洗浄ノズル３に供給するものであ
る。

【０００４】洗浄槽１の底部に排水口８を設け、この排
水口８に残滓などを捕捉する残滓フィルタ９を設け、洗
浄水を排水する排水ポンプ１０を連通している。給水弁
１１は洗浄槽１に給水するもので、給水弁１１の開放故
障等による溢水異常を溢水検知手段１２により検知する
ようにしている。乾燥用ファン１３は乾燥用空気を送風
するもので、この乾燥用ファン１３から送風された乾燥
用空気を乾燥経路１４を通して洗浄槽１に導いている。

【０００５】制御手段１５は、洗浄ポンプ７、排水ポン
プ１０、給水弁１１、乾燥用ファン１３などの動作を制
御して、洗浄、すすぎ、乾燥の各行程を逐次制御するよ
うに構成している。

【０００６】上記構成において動作を説明する。食器洗
い機専用洗剤を洗浄槽１に投入して運転をスタートする
と、給水弁１１により洗浄槽１内へ給水され、洗浄槽１
内の洗浄水はヒータ６によって温水化され、洗浄ポンプ
７にて残滓フィルタ９から吸い込まれ洗浄ノズル３に圧
送され、洗浄ノズル３の噴出口から食器類５に向けて噴
出した後循環し食器類５の洗浄を行う。

【０００７】洗浄行程が終了すると、洗浄槽１の下部に
設けた排水ポンプ１０によって機外に洗浄水が排水され
る。以下、洗浄行程と同様にすすぎ行程を行い、乾燥行
程を経て終了する。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
洗い機においては、食器洗い機専用洗剤を使用せずに一
般の台所用洗剤を使用すると、洗浄行程での運転中に多
量の泡が発生する。この泡の発生により、洗浄ポンプ７
に泡が吸い込まれ、洗浄ポンプ７の能力が著しく低下し
て洗浄ができなくなるという問題を有していた。

【０００９】また、泡が発生した場合、乾燥経路１４等
から機外への泡漏れが発生するという問題を有し、さら
に、溢水検知手段１２により発生した泡を溢水異常と誤
検知するという問題を有していた。

【００１０】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、所定量以上の泡が発生したことを早期に精度よく検
知し溢水検知手段の誤検知を防止するとともに、洗剤誤
使用による洗浄不十分、機外への泡漏れを未然に防止す
ることを目的としている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗浄槽内に洗浄ノズルを回転自在に配設
し、この洗浄ノズルに洗浄ポンプより洗浄水を供給し、
乾燥用ファンにより送風する乾燥用空気を乾燥経路によ
り洗浄槽内に導くよう構成し、乾燥経路内に洗浄槽内の
泡立ちを検知する泡検知手段を設けたものである。

【００１２】これにより、使用者が誤って一般の台所用
洗剤を使用し洗浄槽内に多量の泡が発生しても、所定量
以上の泡が発生したことを早期に精度よく検知すること
ができ、溢水検知手段の誤検知を防げるとともに、洗剤
誤使用による洗浄不十分、機外への泡漏れを未然に防止
することができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄
ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポン
プと、前記洗浄槽内に乾燥用空気を送風する乾燥用ファ
ンと、前記乾燥用ファンから前記洗浄槽内に乾燥用空気
を導く乾燥経路とを備え、前記乾燥経路内に前記洗浄槽
内の泡立ちを検知する泡検知手段を設けたものであり、
使用者が誤って一般の台所用洗剤を使用し洗浄槽内に多
量の泡が発生した場合、乾燥経路の乾燥用空気の出口を
洗浄槽の底部またはその近傍に設けていると、洗浄槽内
に発生した多量の泡は排出口より乾燥経路内に入り、乾
燥経路を経て機外に流出しようとするので、ここに泡検
知手段を設置することで、所定量以上の泡が発生したこ
とを早期に精度よく検知することができ、溢水検知手段
による誤検知を防止できるとともに、洗浄不十分、機外
への泡漏れを確実に防止することができる。

【００１４】請求項２に記載の発明は、洗浄槽と、前記
洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズルと、前記洗浄
ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプと、前記洗浄ポン
プの入力を検知する入力検知手段とを備え、前記洗浄ポ
ンプ運転中に、前記洗浄槽内の泡の発生による前記入力
検知手段の入力低下が所定量以上のとき、泡異常とする
ものであり、使用者が誤って一般の台所用洗剤を使用し
た場合、多量の泡が発生し、この泡を洗浄ポンプが吸い
込むことでポンプ能力が低下することにより、洗浄ポン
プの負荷が小さくなり、洗浄ポンプの入力が低下するた
め、入力検知手段の入力低下が所定量以上のとき泡異常
とすることで、泡の発生を早期に精度よく検知すること
ができ、溢水検知手段による誤検知を防止できるととも
に、洗浄不十分、機外への泡漏れを確実に防止すること
ができる。

【００１５】請求項３に記載の発明は、洗浄槽と、前記
洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズルと、前記洗浄
ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプと、前記洗浄ポン
プの回転数を検知する回転数検知手段とを備え、前記洗
浄ポンプ運転中に、前記洗浄槽内の泡の発生による前記
回転数検知手段の検知回転数の上昇が所定量以上のと
き、泡異常とするものであり、使用者が誤って一般の台
所用洗剤を使用した場合、多量の泡が発生し、この泡を
洗浄ポンプが吸い込むことでポンプ能力が低下すること
により、洗浄ポンプの負荷が小さくなり、洗浄ポンプの
回転数が上昇するため、回転数検知手段の検知回転数の
上昇が所定量以上のとき泡異常とすることで、泡の発生
を早期に精度よく検知することができ、溢水検知手段に
よる誤検知を防止できるとともに、洗浄不十分、機外へ
の泡漏れを確実に防止することができる。

【００１６】請求項４に記載の発明は、洗浄槽と、前記
洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズルと、前記洗浄
ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプと、前記洗浄ポン
プの吐出圧を検知する吐出圧検知手段とを備え、前記洗
浄ポンプ運転中に、前記洗浄槽内の泡の発生による前記
吐出圧検知手段の検知吐出圧の低下が所定量以上のと
き、泡異常とするものであり、使用者が誤って一般の台
所用洗剤を使用した場合、多量の泡が発生し、この泡を
洗浄ポンプが吸い込むことでポンプ能力が低下すること
により、洗浄ポンプの吐出能力は低下して吐出圧が低下
するため、吐出圧検知手段の検知吐出圧の低下が所定量
以上のとき泡異常とすることで、泡の発生を早期に精度
よく検知することができ、溢水検知手段による誤検知を
防止できるとともに、洗浄不十分、機外への泡漏れを確
実に防止することができる。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。

【００１８】（実施例１）図１に示すように、補助タン
ク１６は、洗浄槽１の近傍に設け、排水口８と補助配管
１７により連通している。１対の電極１８は溢水検知手
段１２を構成するもので、補助タンク１６内に設置して
おり、給水弁１１の開放故障等により補助タンク１６内
の水位が著しく高くなったとき、電極１８が導通し、溢
水検知手段１２が溢水異常を検知するよう構成してい
る。

【００１９】泡検知手段１９は、１対の電極２０により
構成して乾燥経路１４に設けており、泡検知手段１９に
泡が接触することで、泡の発生を検知するよう構成して
いる。なお、泡検知手段１９は、水ないし少量の泡によ
り検知することがないように、通常運転時の水位より十
分に高く、かつ溢水検知手段１２より早く泡を検知でき
る位置に設置している。

【００２０】上記構成において動作を説明する。食器洗
い機専用洗剤を洗浄槽１に投入し運転をスタートする
と、給水弁１１により洗浄槽１内へ給水され、洗浄槽１
内の洗浄水はヒータ６によって温水化され、洗浄ポンプ
７にて残滓フィルタ９から吸い込まれ洗浄ノズル３に圧
送され、洗浄ノズル３の噴出口から食器類５に向けて噴
出した後循環し食器類５の洗浄を行う。洗浄行程が終了
すると洗浄槽１の下部に設けた排水ポンプ１０によって
機外に洗浄水が排水される。

【００２１】ここで、使用者が誤って一般の台所洗剤等
の食器洗い機用専用洗剤以外の洗剤を使用した場合、洗
い行程において、洗浄水が洗浄ポンプ７で撹拌されるこ
とにより泡が多量に発生する。泡の量が増加するととも
に、泡面は上昇し、洗浄ポンプ７が起動してから約３０
秒程度で、泡が乾燥経路１４内に流入して、泡検知手段
１９が泡検知を行う。乾燥経路１４は乾燥用ファン１３
に通じており、ここで泡検知を行うことで、機外への泡
の流出を確実に防止することができる。

【００２２】このように本実施例においては、泡検知手
段１９を乾燥経路１４に設置することにより、泡の発生
を精度よく検知することができ、泡が発生しても運転が
正常に終了してしまうことによる洗浄不十分や、機外へ
の泡漏れを防止することができる。

【００２３】また、乾燥経路１４に泡検知手段１９を設
置することで、従来技術が抱えている次の問題を解決で
きる。すなわち、使用者が誤って一般の台所洗剤等の食
器洗い機用専用洗剤以外の洗剤を使用した場合、洗い行
程において、洗浄水が洗浄ポンプ７で撹拌されることに
より泡が多量に発生し、泡の量が増加するとともに、補
助配管１１を通って補助タンク１６に泡が充満し、電極
１８に泡が触れ、溢水検知手段１２が泡を溢水異常と誤
検知してしまう。しかし、乾燥経路１４に泡検知手段１
９を設置することで、補助タンク１６に泡が充満する前
に、泡検知手段１９が泡の発生を検知でき、泡の発生を
溢水異常と誤検知することを防止することができる。

【００２４】（実施例２）図２に示すように、入力検知
手段２１は、洗浄ポンプ７の入力を検知するもので、そ
の出力を制御手段２２に入力している。制御手段２２
は、洗浄ポンプ７運転中に、洗浄槽１内の泡の発生によ
る入力検知手段２１の入力低下が所定量以上のとき、泡
異常と判定するよう構成している。他の構成は上記実施
例１と同じである。なお、実施例１における泡検知手段
１９は設けていない。

【００２５】上記構成において動作を説明する。食器洗
い機専用洗剤を洗浄槽１に投入し運転をスタートする
と、給水弁１１により洗浄槽１内へ給水され、洗浄槽１
内の洗浄水はヒータ６によって温水化され、洗浄ポンプ
７にて残滓フィルタ９から吸い込まれ洗浄ノズル３に圧
送され、洗浄ノズル３の噴出口から食器類５に向けて噴
出した後循環し食器類５の洗浄を行う。洗浄行程が終了
すると洗浄槽１の下部に設けた排水ポンプ１０によって
機外に洗浄水が排水される。

【００２６】使用者が誤って一般の台所洗剤等の食器洗
い機用専用洗剤以外の洗剤を使用した場合、洗い行程に
おいて、洗浄水が洗浄ポンプ７で撹拌されることにより
泡が多量に発生する。泡の発生により、洗浄水中に空気
が含まれるため、この泡を洗浄ポンプ７が吸い込むこと
でエア噛みを起こしてポンプ能力が低下し、その結果、
洗浄ポンプ７の負荷が小さくなり、洗浄ポンプ７の入力
電流が低下する。

【００２７】本実施例では、エア噛みのない入力電流
０.９Ａから所定量０.２Ａ以上入力電流が低下したと
き、制御手段２２は泡異常と判定する。これによって、
泡の発生を早期に精度よく検知することができる。

【００２８】このように本実施例においては、洗浄ポン
プ７の入力検知手段２１を設け、洗浄ポンプ７運転中
に、洗浄槽１内の泡の発生による入力検知手段２１の入
力低下が所定量以上のとき、泡異常とすることで、泡の
発生を早期に精度良く検知することができ、泡が発生し
ても運転が正常に終了してしまうことによる洗浄不十
分、機外への泡漏れ、補助タンク１６に泡が充満するこ
とによる溢水検知手段１２の誤検知を防止することがで
きる。

【００２９】（実施例３）図３に示すように、回転数検
知手段２３は、洗浄ポンプ７の回転数を検知するもの
で、その出力を制御手段２４に入力している。制御手段
２４は、洗浄ポンプ７運転中に、洗浄槽１内の泡の発生
による回転数検知手段２３の検知回転数の上昇が所定量
以上のとき、泡異常と判定するよう構成している。他の
構成は上記実施例１と同じである。なお、実施例１にお
ける泡検知手段１９は設けていない。

【００３０】上記構成において動作を説明する。使用者
が誤って一般の台所洗剤等の食器洗い機用専用洗剤以外
の洗剤を使用した場合、洗い行程において、洗浄水が洗
浄ポンプ７で撹拌されることにより泡が多量に発生す
る。泡の発生により、洗浄水中に空気が含まれるため、
この泡を洗浄ポンプ７が吸い込むことでエア噛みを起こ
してポンプ能力が低下し、その結果、洗浄ポンプ７の負
荷が小さくなり、洗浄ポンプ７の回転数が上昇する。

【００３１】本実施例では、回転数検知手段２３として
タコメータを使用し、エア噛みがない洗浄ポンプ７の回
転数２８００ｒ／ｍｉｎから所定量２５０ｒ／ｍｉｎ以
上回転数が上昇したとき、制御手段２４は泡異常と判定
する。これによって、泡の発生を早期に精度よく検知す
ることができる。

【００３２】このように本実施例においては、洗浄ポン
プ７の回転数を検知する回転数検知手段２３を設け、洗
浄ポンプ７運転中に、洗浄槽１内の泡の発生による回転
数検知手段２３の検知回転数の上昇が所定量以上のと
き、泡異常とすることで、泡の発生を早期に精度よく検
知することができ、泡が発生しても運転が正常に終了し
てしまうことによる洗浄不十分、機外への泡漏れ、補助
タンク１６に泡が充満することによる溢水検知手段１２
の誤検知を防止することができる。

【００３３】（実施例４）図４に示すように、吐出圧検
知手段２５は、洗浄ポンプ７の吐出圧を検知するもの
で、洗浄ポンプ７の吐出口に設け、その出力を制御手段
２６に入力している。制御手段２６は、洗浄ポンプ７運
転中に、洗浄槽１内の泡の発生による吐出圧検知手段２
５の検知吐出圧の低下が所定量以上のとき、泡異常と判
定するよう構成している。他の構成は上記実施例１と同
じである。なお、実施例１における泡検知手段１９は設
けていない。

【００３４】上記構成において動作を説明する。使用者
が誤って一般の台所洗剤等の食器洗い機用専用洗剤以外
の洗剤を使用した場合、洗い行程において、洗浄水が洗
浄ポンプ７で撹拌されることにより泡が多量に発生す
る。泡の発生により、洗浄水中に空気が含まれるため、
この泡を洗浄ポンプ７が吸い込むことでエア噛みを起こ
してポンプ能力が低下し、その結果、洗浄ポンプ７の負
荷が小さくなり、洗浄ポンプ７の吐出圧が減少する。

【００３５】本実施例では、吐出圧検知手段２５として
圧力センサーを使用し、エア噛みのない洗浄ポンプ７の
吐出圧０.０２ＭＰａから所定量０.０１ＭＰａ以上吐出
圧が低下したとき、制御手段２６は泡異常と判定する。
これによって、泡の発生を早期に精度よく検知すること
ができる。

【００３６】このように本実施例においては、洗浄ポン
プ７の吐出圧検知手段２５を設け、洗浄ポンプ７運転中
に、洗浄槽１内の泡の発生による吐出圧検知手段２５の
検知吐出圧の低下が所定量以上のとき、泡異常と判定す
ることで、発生した泡を早期に精度よく検知することが
でき、泡が発生しても運転が正常に終了してしまうこと
による洗浄不十分、機外への泡漏れ、補助タンク１６に
泡が充満することによる溢水検知手段１２の誤検知を防
止することができる。

【００３７】

【発明の効果】以上のように本発明の請求項１に記載の
発明によれば、洗浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配
設した洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給す
る洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に乾燥用空気を送風する
乾燥用ファンと、前記乾燥用ファンから前記洗浄槽内に
乾燥用空気を導く乾燥経路とを備え、前記乾燥経路内に
前記洗浄槽内の泡立ちを検知する泡検知手段を設けたか
ら、使用者が誤って一般の台所用洗剤を使用し洗浄槽内
に多量の泡が発生しても、所定量以上の泡が発生したこ
とを早期に精度よく検知することができ、溢水検知手段
による誤検知を防止できるとともに、洗浄不十分、機外
への泡漏れを確実に防止することができる。

【００３８】また、請求項２に記載の発明によれば、洗
浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズル
と、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプと、
前記洗浄ポンプの入力を検知する入力検知手段とを備
え、前記洗浄ポンプ運転中に、前記洗浄槽内の泡の発生
による前記入力検知手段の入力低下が所定量以上のと
き、泡異常とするから、使用者が誤って一般の台所用洗
剤を使用し、多量の泡が発生した場合、洗浄ポンプの入
力が低下するため、入力検知手段の入力低下が所定量以
上のとき泡異常とすることで、泡の発生を早期に精度よ
く検知することができ、溢水検知手段による誤検知を防
止できるとともに、洗浄不十分、機外への泡漏れを確実
に防止することができる。

【００３９】また、請求項３に記載の発明によれば、洗
浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズル
と、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプと、
前記洗浄ポンプの回転数を検知する回転数検知手段とを
備え、前記洗浄ポンプ運転中に、前記洗浄槽内の泡の発
生による前記回転数検知手段の検知回転数の上昇が所定
量以上のとき、泡異常とするから、使用者が誤って一般
の台所用洗剤を使用し、多量の泡が発生した場合、洗浄
ポンプの回転数が上昇するため、回転数検知手段の検知
回転数の上昇が所定量以上のとき泡異常とすることで、
泡の発生を早期に精度よく検知することができ、溢水検
知手段による誤検知を防止できるとともに、洗浄不十
分、機外への泡漏れを確実に防止することができる。

【００４０】また、請求項４に記載の発明によれば、洗
浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズル
と、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプと、
前記洗浄ポンプの吐出圧を検知する吐出圧検知手段とを
備え、前記洗浄ポンプ運転中に、前記洗浄槽内の泡の発
生による前記吐出圧検知手段の検知吐出圧の低下が所定
量以上のとき、泡異常とするから、使用者が誤って一般
の台所用洗剤を使用し、多量の泡が発生した場合、洗浄
ポンプの吐出能力は低下して吐出圧が低下するため、吐
出圧検知手段の検知吐出圧の低下が所定量以上のとき泡
異常とすることで、泡の発生を早期に精度よく検知する
ことができ、溢水検知手段による誤検知を防止できると
ともに、洗浄不十分、機外への泡漏れを確実に防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の食器洗い機の縦断面図

【図２】本発明の第２の実施例の食器洗い機の縦断面図

【図３】本発明の第３の実施例の食器洗い機の縦断面図

【図４】本発明の第４の実施例の食器洗い機の縦断面図

【図５】従来の食器洗い機の縦断面図

【符号の説明】

１ 洗浄槽 ３ 洗浄ノズル ７ 洗浄ポンプ １３ 乾燥用ファン １４ 乾燥経路 １９ 泡検知手段

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配
   設した洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給す
   る洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に乾燥用空気を送風する
   乾燥用ファンと、前記乾燥用ファンから前記洗浄槽内に
   乾燥用空気を導く乾燥経路とを備え、前記乾燥経路内に
   前記洗浄槽内の泡立ちを検知する泡検知手段を設けた食
   器洗い機。
2. 【請求項２】 洗浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配
   設した洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給す
   る洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプの入力を検知する入力
   検知手段とを備え、前記洗浄ポンプ運転中に、前記洗浄
   槽内の泡の発生による前記入力検知手段の入力低下が所
   定量以上のとき、泡異常とする食器洗い機。
3. 【請求項３】 洗浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配
   設した洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給す
   る洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプの回転数を検知する回
   転数検知手段とを備え、前記洗浄ポンプ運転中に、前記
   洗浄槽内の泡の発生による前記回転数検知手段の検知回
   転数の上昇が所定量以上のとき、泡異常とする食器洗い
   機。
4. 【請求項４】 洗浄槽と、前記洗浄槽内に回転自在に配
   設した洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給す
   る洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプの吐出圧を検知する吐
   出圧検知手段とを備え、前記洗浄ポンプ運転中に、前記
   洗浄槽内の泡の発生による前記吐出圧検知手段の検知吐
   出圧の低下が所定量以上のとき、泡異常とする食器洗い
   機。