JP2003061079A - 異常検出装置 - Google Patents
異常検出装置Info
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Abstract
メラの設置場所等に関係なく確実に監視情報を伝送で
き、監視能力の優れた異常検出装置を得る。 【解決手段】 監視領域に設置されるカメラ1と、この
カメラ1の設置場所と離れた所に設けられ、伝送線4を
介して送られてくるカメラ1からの映像信号を処理して
異常を検出する監視装置5とを備え、カメラ1と監視装
置5の間にスーパーインポーズ装置3を設け、カメラ1
からの映像信号に補正用映像信号をスーパーインポーズ
させる。
Description
における火災、過渡異常または侵入者等を検出する場合
等に用いて好適な異常検出装置に関するものである。
は、人が行きにくい所)にカメラを設置し、その映像を
遠方のモニタで監視する、例えば特開平10−1622
67号に示されているような遠方監視装置がある。ま
た、一般に、遠方監視装置では、モニタにカメラからの
映像を表示する機能の他に、画像処理装置が搭載されて
いることが多く、例えば、画像内に変化が生じた領域が
ないか、又は温度が所定値を越えた領域がないかどうか
を自動的に検出できるようになっている。また、車両の
エンジンルームにカメラを設置し、運転席に監視装置を
おいて、エンジンルームの異常を検出するようにしたも
のもある。
監視装置は、カメラと監視装置を結ぶ伝送線(信号線)
が長くなると、信号が減衰して正確な信号が監視装置に
伝わらなくなるという問題点がある。例えば、カメラか
らの輝度信号は255階調で表されるが、伝送線が長く
なると、150の輝度信号が130に低下したりするこ
とがある。
置し、運転席に監視装置をおいて、エンジンルームの異
常を検出する従来装置の場合は、伝送線が短いが、電磁
波の影響をうけて、正確な信号が監視装置に伝わらない
ことがあるという問題点がある。さらに、伝送線が途中
で分岐すると、この場合にも、信号が減衰することがあ
るという問題点がある。
めになされたもので、伝送線の長短や配線形態あるいは
監視用のカメラの設置場所等に関係なく確実に監視情報
を監視装置に伝送できる監視能力の優れた異常検出装置
を得ることを目的とする。
常検出装置は、監視区域に設置されるカメラと、このカ
メラの設置場所と離れた所に設けられ、伝送線を介して
送られてくる上記カメラからの映像信号を処理して異常
を検出する監視装置とを備えた異常検出装置であって、
上記カメラと上記監視装置の間にスーパーインポーズ装
置を設け、上記カメラからの映像信号に補正用映像信号
をスーパーインポーズさせるようにしたものである。
記補正用映像信号は、予め決められた平均輝度の領域
を、上記カメラの撮影画像にスーパーインポーズするも
のであり、上記監視装置は、上記補正用映像信号による
スーパーインポーズされる領域の平均輝度を演算する第
1の演算手段と、上記平均輝度を所定値と比較し、その
比較結果に基づいて上記カメラからの映像信号の異常を
判別する判別手段とを備えたものである。
記監視装置は、上記カメラの撮影画像における監視領域
の平均輝度を演算する第2の演算手段と、上記監視領域
の平均輝度と所定値とを比較し、その比較結果に基づい
て異常警報を発生する警報手段と、上記判別手段で上記
カメラからの映像信号に異常があると判別されたとき、
上記監視領域の平均輝度を補正演算する第3の演算手段
とをさらに備えたものである。
記補正用映像信号によってスーパーインポーズされる位
置は、上記カメラの撮影画像における監視領域と重なら
ない位置にあるものである。
を、図について説明する。図1は、この発明の実施の形
態による異常検出装置の全体を示す構成図である。図に
おいて、1は監視区域に設置されたカメラであって、例
えば赤外線カメラやCCDカメラが使用される。2は監
視しようとする対象物、3はカメラ1に接続され、カメ
ラ1からの映像信号VS(撮影画像)の所定位置に補正
用映像信号RVをスーパーインポーズさせるスーパーイ
ンポーズ装置である。この補正用映像信号RVのスーパ
ーインポーズは、図2に示すように、監視する対象物2
の映像領域と重ならない位置、例えば画面の隅に位置さ
せる。また、補正用映像信号RVは、数個から数十個の
画素からなる小さな領域であり、予め決められた平均輝
度、例えば150を有する領域である。この「予め決め
られた」とは、後述する監視装置5に、スーパーインポ
ーズされる領域の平均輝度の値が登録されていることを
云う。
所と離れた所に配置され、伝送線4を介してスーパーイ
ンポーズ装置3から送られてくる、図2に示すような対
象物2の映像と重ならない所定位置に補正用映像信号R
Vがスーパーインポーズされた映像信号SVSを処理し
て異常を検出する監視装置である。
を示すブロック図である。図において、51はスーパー
インポーズ装置3からの出力信号SVSをアナログ信号
からディジタル信号に変換するA/D変換回路であっ
て、画素単位で多階調、例えば255階調のディジタル
信号に変換するものである。52は画像処理部であっ
て、この画像処理部52は、後述されるように、カメラ
1の撮影画像において対象物2の監視領域を設定する機
能、その監視領域の平均輝度を演算する機能、スーパー
インポーズされた領域の平均輝度を演算する機能、スー
パーインポーズされる領域の平均輝度を予め所定値、例
えば150として記憶・登録しておく機能、監視領域の
平均輝度およびスーパーインポーズされた領域の平均輝
度と所定値をそれぞれ比較する機能、監視領域の平均輝
度を補正演算する機能を有する。
ル信号を記憶すると共に、画像処理部52からの画像処
理結果を記憶する画像処理用画像メモリ、54はスーパ
ーインポーズ装置3からの出力信号を記憶する表示用画
像メモリ、55は表示用画像メモリ54からの情報を表
示する表示器、56は画像処理部52に接続されて異常
警報を発生する警報手段としての警報発生部である。
説明する。まず、カメラ1によって撮影される対象物2
の監視領域Aを設定する(ステップS1)。対象物2が
電気装置等であり、この装置の発熱、発火を監視する場
合を考えると、電気装置は固定されており、動かないの
で、撮影される画像において、対象物2を含む矩形の左
上と右下の2点の座標位置を設定することで、監視領域
Aが設定される。次に、監視領域Aの平均輝度MABを
演算し(ステップS2)(第2の演算手段)、スーパー
インポーズされた領域の平均輝度SABを演算する(ス
テップS3)(第1の演算手段)。そして、スーパーイ
ンポーズされた領域の平均輝度SABが所定値150と
等しいか否かを判別し(ステップS4)(判別手段)、
その比較した結果、等しければ正常と見なして、ステッ
プS5に進み、等しくなければ異常で伝送線4にノイズ
信号が出力されていると判別するので(ステップS
6)、監視領域Aの平均輝度MABを補正演算し(ステ
ップS7)(第3の演算手段)た後、ステップS5に進
む。ここで、ステップS7における補正演算は、例えば
スーパーインポーズされた領域の平均輝度SABが所定
値である150から130になった場合、監視領域Aの
平均輝度MABに対して150/130の補正係数を乗
ずるようにする。
平均輝度MABと所定値とを比較し、その比較した結
果、所定値より大きければ警報発生部56から異常警報
を発生し(ステップS8)(警報手段)、大きくなけれ
ばステップS1に戻って、上述同様の監視動作を繰り返
す。ここで、ステップS5における所定値は周囲の環境
条件等を考慮して任意の値に設定されるものである。例
えば、対象物2の発熱や発火を監視するなら、所定値は
高目、例えば180〜200に設定される。
らの映像信号に予め監視装置5側で決まっている信号
(例えば、平均輝度150の領域の示す信号)をスーパ
ーインポーズさせ、監視装置5で、その信号にかかわる
領域の平均輝度を算出するようにしているので、映像信
号にノイズが入ったり、減衰していないか等の映像信号
の異常を判断することができる。つまり、監視装置5側
で、平均輝度が150であれば映像信号が正常であると
し、それ以外の時に、映像信号が異常なものであると判
断することができる。また、監視領域Aの平均輝度が補
正されて演算されるので、正しい輝度信号によって正確
に異常の有無を検出することができる。
ば、監視区域に設置されるカメラと、このカメラの設置
場所と離れた所に設けられ、伝送線を介して送られてく
る上記カメラからの映像信号を処理して異常を検出する
監視装置とを備えた異常検出装置であって、上記カメラ
と上記監視装置の間にスーパーインポーズ装置を設け、
上記カメラからの映像信号に補正用映像信号をスーパー
インポーズさせるようにしたので、伝送線の長短や配線
形態あるいは監視用のカメラの設置場所等に関係なく確
実に監視情報を伝送でき、監視精度を向上できるという
効果がある。
用映像信号は、予め決められた平均輝度の領域を、上記
カメラの撮影画像にスーパーインポーズするものであ
り、上記監視装置は、上記補正用映像信号によるスーパ
ーインポーズされる領域の平均輝度を演算する第1の演
算手段と、上記平均輝度を所定値と比較し、その比較結
果に基づいて上記カメラからの映像信号の異常を判別す
る判別手段とを備えたので、映像信号に例えばノイズが
入ったり、映像信号が減衰している等の異常を確実に判
断でき、監視精度の向上に寄与できるという効果があ
る。
装置は、上記カメラの撮影画像における監視領域の平均
輝度を演算する第2の演算手段と、上記監視領域の平均
輝度と所定値とを比較し、その比較結果に基づいて異常
警報を発生する警報手段と、上記判別手段で上記カメラ
からの映像信号に異常があると判別されたとき、上記監
視領域の平均輝度を補正演算する第3の演算手段とをさ
らに備えたので、監視領域の平均輝度が補正されて演算
され、以て、正しい輝度信号によって正確に異常の有無
を検出することができるという効果がある。
用映像信号によってスーパーインポーズされる位置は、
上記カメラの撮影画像における監視領域と重ならない位
置にあるので、映像信号の異常を確実に判断でき、表示
器でカメラからの撮影画像を監視するのに邪魔にならな
いという効果がある。
の全体を示すシステム構成図である。
の表示の仕方を説明するための図である。
の監視装置の具体例を示すブロック図である。
の動作説明に供するためのフローチャ−トである。
置、 4 伝送線、5 監視装置、 51 A/D変換
器、 52 画像処理部、 53 画像処理用画像メモ
リ、 54 表示用画像メモリ、 55 表示器、56
警報発生部。
Claims (4)
- 【請求項1】 監視区域に設置されるカメラと、このカ
メラの設置場所と離れた所に設けられ、伝送線を介して
送られてくる上記カメラからの映像信号を処理して異常
を検出する監視装置とを備えた異常検出装置であって、 上記カメラと上記監視装置の間にスーパーインポーズ装
置を設け、上記カメラからの映像信号に補正用映像信号
をスーパーインポーズさせるようにしたことを特徴とす
る異常検出装置。 - 【請求項2】 上記補正用映像信号は、予め決められた
平均輝度の領域を、上記カメラの撮影画像にスーパーイ
ンポーズするものであり、上記監視装置は、上記補正用
映像信号によるスーパーインポーズされる領域の平均輝
度を演算する第1の演算手段と、上記平均輝度を所定値
と比較し、その比較結果に基づいて上記カメラからの映
像信号の異常を判別する判別手段とを備えたことを特徴
とする請求項1記載の異常検出装置。 - 【請求項3】 上記監視装置は、上記カメラの撮影画像
における監視領域の平均輝度を演算する第2の演算手段
と、上記監視領域の平均輝度と所定値とを比較し、その
比較結果に基づいて異常警報を発生する警報手段と、上
記判別手段で上記カメラからの映像信号に異常があると
判別されたとき、上記監視領域の平均輝度を補正演算す
る第3の演算手段とをさらに備えたことを特徴とする請
求項2記載の異常検出装置。 - 【請求項4】 上記補正用映像信号によってスーパーイ
ンポーズされる位置は、上記カメラの撮影画像における
監視領域と重ならない位置にあることを特徴とする請求
項2または3記載の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250240A JP4510341B2 (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | 異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
2001
- 2001-08-21 JP JP2001250240A patent/JP4510341B2/ja not_active Expired - Fee Related
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