JPH066801A - テレビモニタ装置 - Google Patents

テレビモニタ装置

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JPH066801A
JPH066801A JP4160603A JP16060392A JPH066801A JP H066801 A JPH066801 A JP H066801A JP 4160603 A JP4160603 A JP 4160603A JP 16060392 A JP16060392 A JP 16060392A JP H066801 A JPH066801 A JP H066801A
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signal
circuit
monitor
image
video signal
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JP4160603A
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Yasushi Yasuda
靖 安田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、被写体像の所望部分の画
像について常に適正な露光量が自動的にかつ容易に得ら
れるテレビモニタ装置を提供することである。 【構成図】 親機Bに、撮像して得られた映像信号を表
示するモニタ19の画面の所望領域を選択するための設
定スイッチ24を設ける。子機Aはスイッチ24から領
域移動信号SSを受信して、選択領域を他の領域と区分
する信号を映像信号Vに重畳するスーパーインポーズ部
23を設け、さらに選択領域に相当する映像信号Vの平
均レベルと基準信号との大小関係に応じて撮像素子12
における入射光量を調整するアイリス制御機能および該
信号Vの利得調整をするAGC回路14を備えて構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビモニタ装置に
関し、特に、モニタに映し出される表示画像の所望部分
について最適な露光量を得ることのできるテレビモニタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
は、たとえば玄関先に設けられた子機と、室内側に設け
られ子機を遠隔操作可能な親機とを信号およびデータ伝
送のため伝送路で結び、子機側における訪問者と親機側
における利用者とが音声でやりとりを行って、利用者が
玄関先の訪問者を室内にいながら確認し対話することの
できるドアホンが利用されている。また最近では、訪問
者の音声だけでなく、容姿の確認も同時に行えるテレビ
モニタ付きのドアホン(以下、テレビドアホンと呼ぶ)
が普及しつつある。
【0003】このテレビドアホンでは、変復調回路など
を採用することにより映像信号と音声信号との多重化伝
送を実現して、音声信号のみを処理していたドアホンの
伝送路をそのまま利用してテレビドアホンを設置するこ
とが可能である。
【0004】図14は、従来のテレビドアホンのブロッ
ク構成図である。図14では、説明を簡単にするため映
像信号を処理するための回路のみを示し、音声信号を処
理するための回路、電源回路および信号を変調または復
調するための回路などの図示は省略している。
【0005】図14において、テレビドアホンは玄関先
に設けられ、訪問者などを撮影するための子機Fと、室
内に設けられ伝送路を介して子機Fで撮影して得られた
映像信号vをモニタ9に表示するための親機Gを含む。
子機Fはレンズ1、複数個の電荷結合デバイスを平面状
に配列した撮像面を含む撮像素子2、入力処理部3、A
GC(自動利得調整)回路4、出力処理部5、測光回路
6、撮像素子2に関連して設けられる駆動回路7、積分
回路8、SSG(同期信号発生回路の略)31、および
基準クロック発生部30を含む。基準クロック発生部3
0は、各種パルス信号を発生のための基準クロックBK
を発生し、駆動回路7およびSSG31へ供給する。S
SG31は与えられる基準クロックBKに基いて映像信
号vをつくるための水平同期信号HDおよび垂直同期信
号VDを含む同期信号DPを発生し、駆動回路7および
出力処理部5に供給する。駆動回路7は基準クロックB
Kおよび同期信号DPを入力し、応じて撮像素子2上に
レンズ1を介して入射した光量に応じて得られた電荷を
転送するための駆動パルスを出力する。
【0006】動作において、被写体(訪問者)からの入
射光はレンズ1で集光され、撮像素子2上に結像する。
結像した像は、駆動回路7によって画素単位の電気信号
として取出され、入力処理部3に与えられる。入力処理
部3は与えられる画素単位の電気信号を連続した信号に
変換しAGC回路4および測光回路6に並行して与え
る。測光回路6においては入力信号に基いて撮像素子2
上の入射光量の平均レベルが測定され、その測定結果が
駆動回路7に与えられる。駆動回路7は、前述したよう
に撮像素子2における電荷転送をするための駆動パルス
を発生するが、この駆動パルスを撮像素子2上の光量が
一定となるように出力する。
【0007】一方、AGC回路4に入力された信号は、
積分回路8から与えられるAGC回路4出力信号の平均
レベルと回路4に予め設定される基準値との大小関係に
応じて利得制御される。利得制御された信号は積分回路
8および出力処理部5に並行して与えられる。出力処理
部5にいては与えられる信号が同期信号DPに基づいて
モニタ9に表示可能な映像信号vに変換され、伝送路を
介して親機Gに送信される。また、AGC回路4から出
力され積分回路8に入力した信号は、該回路8において
その信号レベルが平均化されてAGC回路4に与えられ
る。
【0008】上述した子機Fにおいては、撮像素子2に
おいて複数の電荷結合デバイスを平面状に配列して構成
される撮像面を仮定しており、アイリスはいわゆる電子
シャッターにより制御される。つまり、駆動回路7から
出力される駆動パルスに含まれる「電荷掃捨てパルス」
により、撮像素子2に蓄積される不要電荷を捨てること
によって、露光量を一定とするよう調節が行われる。し
たがって、電子アイリス制御の場合、子機Fには絞り機
構は必要なく図示されていない。上述した露光量一定調
整のためのアイリス制御は撮像素子2、入力処理部3、
測光回路6および駆動回路7を含むフィードバックルー
プにより行われている。また子機Fにおける映像信号の
利得調整は、AGC回路4および積分回路8を含むフィ
ードバックループにより行われている。
【0009】このようなアイリス制御および利得調整に
おいては、測光回路6および積分回路8でモニタ9にお
ける画面全体の明るさの平均レベルが検出されるため
に、被写体の背後から照明されるような逆光時には、被
写体が暗く沈んで見えにくくなるという欠点がある。そ
のために、測光回路6および積分回路8の動作に関して
画面の照明光の影響が及ばないように、たとえば、モニ
タ9の画面の中心部分(所望される被写体像が位置する
可能性が高いと思われる部分)の領域の映像信号だけを
入力してその平均レベルを検出するようにしたり、特開
平3−140076号公報に開示されるように、親機G
側から利用者が手動で子機Fにおける露光調整をするよ
うにしたりしている。ところが、画面の中心部分の領域
の信号だけを入力してその平均レベルを取るようにした
のでは、所望の被写体像が常にモニタ9の表示画面の中
心にくるように子機Fを予め設置する必要があるため、
設置場所の制約を受けるという問題がある。また、被写
体が撮影中に移動して画面の中心から外れた場合は、子
機Fの撮影方向を移動しないかぎり、アイリス制御およ
び利得調整による適確な露光調整が行えないという問題
があった。
【0010】さらに、上述した親機から手動で露光調整
する方法では、一般利用者にとっては適確な露光調整が
困難であるという問題があった。
【0011】それ故にこの発明の目的は、画像の所望さ
れる部分について、つねに適正な露光量を自動的にかつ
容易に得ることのできるテレビモニタ装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるテレビ
モニタ装置は、被写体における反射光を入射し、応じて
該入射光を処理して映像信号を出力する撮像部と、この
撮像部と通信接続され、撮像部から出力される映像信号
を入力してモニタに画像表示するモニタ部とを有して構
成され、前述のモニタ部はさらにスイッチ手段を備え、
前述の撮像部は、さらに信号重畳手段および露光調整手
段を備えて構成される。
【0013】前述のスイッチ手段は、モニタ部に表示さ
れる画像の所望部分を選択するために外部操作され、応
じてこの所望された部分を選択する信号を出力するよう
に構成される。
【0014】前述の信号重畳手段は、スイッチ手段から
出力された選択信号を入力し、この選択信号に基いて映
像信号に、前述の所望される部分を他の部分と区別して
画像表示させるための信号を重畳しながら出力するよう
に構成される。
【0015】前述の露光調整手段は、スイッチ手段から
出力される選択信号を入力し、映像信号のうちこの選択
信号に基づいて抽出された所望される部分に該当する信
号レベルに従ってこの映像信号を露光調整処理するよう
に構成される。
【0016】上述したような構成を有するテレビモニタ
装置において、前述のモニタ部は、所望される部分を拡
大表示させるために外部操作され、応じて拡大指示信号
を出力する第1スイッチ手段をさらに備え、前述の撮像
部は、この拡大指示信号が入力されたことに応じて、前
述の選択信号および露光調整された映像信号を入力し、
この選択信号に基づいて該入力映像信号を、この所望部
分がモニタに拡大表示されるように処理して出力する拡
大処理手段とをさらに備えて構成されてもよい。
【0017】
【作用】この発明にかかるテレビモニタ装置は上述のよ
うに構成されて、利用者はモニタ画面に表示された画像
の所望部分をスイッチ手段を介して選択すれば、信号重
畳手段は所望部分を他の部分と区別して画像表示させる
ための信号を映像信号に重畳させながら出力し、露光調
整手段は、映像信号のうち所望部分に該当の映像信号レ
ベルに従ってこの映像信号を露光調整するので、ユーザ
ーが所望する部分の画像は他の画像と区別されながらモ
ニタ部に表示されるとともに、この部分の画像に関して
は適正な露光調整が図られることになる。
【0018】また、利用者が前述のスイッチ手段の操作
とともに、第1スイッチ手段を介して所望部分の拡大を
要求すると、応じて拡大処理手段が前述の露光調整手段
により露光調整された映像信号のうち所望される部分に
該当の信号を処理してこの所望部分はモニタ部に拡大表
示される。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施例によるテレ
ビドアホンのブロック構成図である。
【0021】図1には、説明を簡単にするため映像信号
を処理するための回路のみを示し、音声信号を処理する
ための回路、電源回路および信号の変調および復調に関
する回路などの図示は略している。
【0022】図1においてテレビドアホンは子機Aと親
機Bとを含み、子機Aから出力される映像信号Vが伝送
路を介して親機Bのモニタ19上に画面表示される。
【0023】親機Bには、モニタ19の他に、設定スイ
ッチ24が設けられ、スイッチ24の「上」、「下」、
「左」、「右」ボタンを操作することによってユーザー
は画面の任意の領域を選択できるようになっている。
【0024】子機Aは被写体からの反射光を入射するた
めのレンズ11、電荷結合デバイスからなる撮像面を有
する撮像素子12、入力処理部13、入力信号の自動利
得調整を行うためのAGC回路14、出力処理部15、
測光回路16、駆動回路17、積分回路18、アナログ
スイッチ20および21、制御回路22、スーパインポ
ーズ部23、基準クロック発生部40およびSSG41
を含む。図2は、図1の制御回路22のブロック構成図
である。図3は、図1のスーパーインポーズ部23のブ
ロック構成図である。図4は、図1のモニタ19におけ
る表示画面の一例を示す図である。
【0025】図1に示されるテレビドアホンの子機Aに
よりたとえば玄関先に立つ訪問者が撮像され、信号処理
されて映像信号Vにしてモニタ19に表示されるとき、
画面にはたとえば図4のように訪問者が表示される。室
内にいる利用者が訪問者の顔を特に確認したいときは、
その顔部分について最適な露光調整が行われるように設
定スイッチ24の各ボタンを操作して図4に示されるよ
うに顔部分を他の部分から抽出するための領域(以下、
ウィンドウ領域と呼ぶ)を移動させながら設定する。こ
の領域設定のための信号は領域移動信号SSにして子機
Aに与えられるので、子機Aはこの信号SSに基づいて
いわゆるスーパーインポーズ処理し、図4に示されるよ
うに設定された顔部分についてウィンドウ領域を示す黒
枠を背景の画像に重畳させて表示する映像信号Vを出力
する。
【0026】図1にもどり、撮像素子12は複数の電荷
結合デバイスからなる撮像面を有し駆動回路17から与
えられる駆動パルスによりここに蓄積された電荷が転送
される。入力処理部13は、与えられる電荷信号を連続
した信号にしてAGC回路14およびアナログスイッチ
21に与える。測光回路16は、スイッチ21を介して
与えらる信号について信号の平均レベルを検出し、それ
を駆動回路17に与える。回路17は、回路16から与
えられる信号レベルおよび基準クロックBKに基づいて
撮像素子12上の露光量が一定となるように調整する。
すなわち、駆動回路17は撮像素子12に電荷掃捨てパ
ルスを含む駆動パルスを出力し、撮像素子12に蓄積さ
れる不要電荷を捨てることによって一定の露光量となる
ような調整を行う。このように、撮像素子12は機械的
なアイリス機構を用いた露光調整ではなく、電子的にア
イリス調整されている。この電子的な調整は、撮像素子
12、入力処理部13、アナログスイッチ21、測光回
路16および駆動回路17を含むフィードバックループ
により行われている。
【0027】また、入力処理部13から出力された信号
はAGC回路14において利得調整されたのち、アナロ
グスイッチ20および出力処理部15に送出される。こ
こにおいてもAGC回路14、アナログスイッチ20お
よび積分回路18を含むフィードバックループが構成さ
れて、回路14は回路18において検出された信号の平
均レベルと予め内部に設定された基準レベル(最適な利
得調整を得るための信号レベル)との大小比較結果に基
づいて入力信号を利得調整し送出している。
【0028】なお、前述した電子アイリス制御および自
動利得制御のために用いられるアナログスイッチ20お
よび21は制御回路22から供給されるウィンドウパル
スWPに基づいてスイッチ制御されるが、その詳細は後
述する。
【0029】出力処理部15は、AGC回路14から送
出される信号を入力し、同期信号DPに基づいてコンポ
ジットビデオ信号CVを出力する。スーパーインポーズ
部23は、信号CVを入力し、制御回路22から与えら
えるタイミングパルスTPに基づいて前述した図4に示
されるウィンドウ領域を示す黒枠の信号がスーパーイン
ポーズ処理された映像信号Vを送出す。映像信号Vは伝
送路を介して親機Bに与えられ、リアルタイムにモニタ
19に表示される。
【0030】次に制御回路22について図2を参照しな
がら説明する。回路22は親機Bから与えられる信号S
S、同期信号DPおよび基準クロックBKに基づいてウ
ィンドウパルスWPおよびタイミングパルスTPを出力
する。パルスWPはスイッチ20および21に与えられ
る。スイッチ20および21はパルスWPが与えられる
期間のみ閉状態となって、電子アイリス制御のためのフ
ィードバックループおよび自動利得調整のためのフィー
ドバックループを成立させている。したがって、ウィン
ドウパルスWPは、モニタ19の画面領域のうち信号S
Sで指定される領域の画に従って電子アイリス制御およ
び自動利得制御を行なうように作用する。また、タイミ
ングパルスTPはスーパーインポーズ部23において信
号SSに基づいて指定されるウィンドウ領域を示す黒枠
を図4に示されるように映像信号Vにスーパーインポー
ズするために用いられる。
【0031】ウィンドウ領域の黒枠スーパーインポーズ
は、設定スイッチ24の「上」、「下」、「左」、
「右」のいずれかのボタンを押すと表示が開始され、ボ
タンを放すと表示が消えるように制御される。よって、
ウィンドウ領域を表示するかしないかの設定スイッチは
とくに設けられない。
【0032】図2において制御回路22は信号SSの受
信回路51、ウィンドウ領域の位置および表示を制御す
るためのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと呼
ぶ)52、レジスタ53〜56、カウンタ57〜60、
コンパレータ(比較器)61〜68、ラッチ回路69〜
72、ANDゲート73〜75およびEXOR(排他的
論理和)ゲート76を含む。
【0033】マイコン52は内部にRHレジスタ52
1、RVレジスタ522を有し、ウィンドウ領域の左上
端の位置座標(HP,VP)をそれぞれ格納する。レジ
スタ53および55はウィンドウ領域の水平方向の位置
座標値(HP)を格納し、レジスタ54および56は、
ウィンドウ領域の垂直方向の位置座標値(VP)を格納
する。カウンタ57および59はモニタ19の画面上の
水平方向走査線の値をカウントし、その値を格納し、カ
ウンタ58および60は同様に垂直方向走査線のカウン
ト値を格納する。コンパレータ61〜68は二つの入力
信号が一致するときのみレベルHの信号を送出する回路
である。
【0034】なお、コンパレータ63〜68のそれぞれ
の一方の入力信号である信号H1〜H3、V1〜V3
は、インポーズ枠の大きさと、枠の幅とを規定する定数
値を示す信号である。
【0035】図5は図2のマイコン52の概略処理フロ
ー図である。図5に示されるようにマイコン52はステ
ップS10(図中、S10と略す)においてモニタ19
の画面上に信号SSによって指定されるウィンドウ領域
を設定するためのサブルーチン処理(WINDOW−S
ET)を行う。その後次のステップS30の処理におい
てウィンドウ領域の左上端の座標(HP,VP)を表す
信号HP,VPおよびウィンドウ領域を表示するか否か
を決定するディスプレイ信号DSPを出力する。その後
再びステップS10の処理に戻る。マイコン52はステ
ップS10およびステップS30を含む処理を繰返し実
行している。
【0036】図6は、図5のサブルーチンWINDOW
−SETの処理フロー図である。
【0037】次に、マイコン52の動作について図5お
よび図6の処理フローをもとに説明する。
【0038】受信回路51は信号SSを入力するとデジ
タルデータに変換し、その信号内容を「上」、「下」、
「左」、「右」のいずれかを表わす信号にしてマイコン
52に与える。
【0039】マイコン52に信号SSが入力されると、
まずフラグDFがセットされ、さらに信号SS受信から
所定時間期間経過していないと判定されればフラグDF
のセットに応じてディスプレイ信号DSPが出力される
(ステップS11、ステップS14、ステップS15お
よびステップS30)。その結果、図2のANDゲート
74はON状態になり、ゲート76を介して与えられる
信号をタイミングパルスTPとして出力可能な状態とな
る。
【0040】マイコン52に信号SSが入力されなくな
り一定時間期間経過すると、すなわち利用者がスイッチ
24を操作しなくなって一定時間期間経過するとフラグ
DFがリセットされ応じてディスプレイ信号DSPがレ
ベルLで出力される(ステップS11、ステップS1
2、ステップS13およびステップS30)。その結
果、ANDゲート74がOFFになりタイミングパルス
TPが出力されなくなるので、ウィンドウ領域の黒枠は
画面から消えることになる。また、信号SSを受信しな
くなってから所定時間期間経過していなければ、フラグ
DPは前回値を保持するので、ゲート74は前回状態を
保持し、従ってウィンドウ領域のスーパーインポーズ状
態も前回状態を維持することになる(ステップS11、
ステップS12およびステップS30)。
【0041】図7は図2の回路で出力されるパルス信号
と設定されるウィンドウ領域との関係を説明する図であ
る。図7に示されるようにモニタ19の表示画面を構成
する映像信号を、たとえばサンプリングクロックfs
(基準クロックBKに含まれる)で垂直および水平方向
に分割し、画面の左上端の箇所を座標(0,0)とした
直交座標(H,V)を想定する。ここで表示画面中のウ
ィンドウ領域の水平および垂直方向の長さをそれぞれ長
さH3およびV3とすると、ウィンドウ領域の画面中の
表示位置は該領域の左上端の座標(HP,VP)で一意
に表わすことができる。マイコン52は座標(HP,V
P)の値をレジスタ521および522にそれぞれ格納
する。
【0042】図6にもどって、マイコン52は信号SS
に従って、レジスタ521および522にストアされた
座標値HP,VP(前回値)からのインクリメントまた
はデクリメントを行う(ステップS16〜ステップS2
0)。
【0043】レジスタ521および522には、図7に
示されたウィンドウ領域がモニタ19の表示画面からは
みださないように座標HPの上限値および下限値(HP
minおよびHPmax )および座標値VPの上限値および
下限値(VPmax およびHPmax )が予め設定されてお
り、これを用いて座標値(HP,VP)がモニタ19の
表示画面内の領域内を指示するように補正される(ステ
ップS21〜ステップS26)。このレジスタ521お
よび522を用いた座標(HP,VP)指定のためのカ
ウント動作はスイッチ24が押下されてから一定時間経
過後に開始されるため(ステップS15参照)、スイッ
チ24を押下し続けたとき、最初のうちはモニタ19の
表示画面にウィンドウ領域がスーパーインポーズされる
だけで移動せず、一定時間経過後にウィンドウ領域がス
イッチ24の操作に従って移動開始する。さらにスイッ
チ24の操作を停止しても、スイッチ24操作停止から
所定時間期間はディスプレイ信号DSPがレベルHで保
持されるので(ステップS12参照)、モニタ19の表
示画面からウィンドウ領域の表示はすぐには消えない。
このようにして、ウィンドウ領域の設定の操作性を高め
ている。
【0044】図6の処理フローにおいて、最終的に得ら
れたウィンドウ領域の左上端の座標(HP,VP)を表
わすレジスタ521および522内に格納されたカウン
ト値は出力される(ステップS30)。
【0045】図2にもどり、ウィンドウパルスWPおよ
びタイミングパルスTPの作成について説明する。
【0046】マイコン52から出力されたウィンドウ領
域の座標値(HP,VP)の値は、HPレジスタ53お
よびVPレジスタ54に一旦格納される。レジスタ53
およびレジスタ54に格納された座標値は、映像表示期
間中に不用意に変更されて表示画像に悪影響を与えるの
を回避するために、信号VDに同期してHVレジスタ5
5およびVVレジスタ56にそれぞれロードされる。
【0047】一方、モニタ19の表示画面上の位置座標
(現在の走査位置を表わす座標)はHカウンタ57およ
びVカウンタ58によってそれぞれカウントされる。H
カウンタ57は水平同期信号HDが入力されたことに応
答して初期設定(値0にリセット)され、サンプリング
クロックfsに同期してカウント動作する。Vカウンタ
58は垂直同期信号VDの入力に応答して初期設定さ
れ、水平同期信号HDに同期してカウント動作する。H
カウンタ57の出力するカウント値とHVレジスタ55
が出力する値HPとがコンパレータ61で大小比較さ
れ、両値が等しい時HWカウンタ59がリセット(値0
に設定される)され、同時にラッチ回路70がセットさ
れる。Vカウンタ58の出力するカウント値とVVレジ
スタ56が出力する値VPとがコンパレータ62で大小
比較され、両値が等しい時VWカウンタ60がリセット
(値0)され、同時にラッチ回路71がセットされる。
【0048】HWカウンタはリセットされると、応じて
サンプリングクロックfsに同期してカウント動作を開
始しており、そのカウント値が値H1に達するとコンパ
レータ63を介してラッチ回路69をセットし、さらに
カウント動作が進行し、カウント値H2に達するとラッ
チ回路69をコンパレータ64を介してリセットし、さ
らにカウント動作が進行しカウント値が値H3に達する
とコンパレータ65を介してラッチ回路70をリセット
する。
【0049】VWカウンタ60はリセットされると、応
じて信号HDに同期してカウント動作を開始しており、
そのカウント値が値V1に達するとコンパレータ68を
介してラッチ回路72をセットし、さらにカウント動作
が進行しカウント値V2に達するとコンパレータ67を
介してラッチ回路72をリセットし、さらにカウント動
作が進行しカウント値V3に達するとコンパレータ66
を介してラッチ回路71をリセットする。このようにし
てラッチ回路69〜72のそれぞれからパルス信号HE
I,HEO,VEO,VEIが出力される。これらのパ
ルス信号と各カウンタのカウント値との関係が図7に示
される。図7を参照してわかるように、モニタ19の表
示画面上におけるウィンドウ領域の垂直方向の長さV3
および水平方向の長さH3、並びにウィンドウ領域の位
置(HP,VP)が定まれば、これを特定するためのパ
ルス信号HEI、HEO、VEI、VEOがカウンタ5
7〜60のそれぞれから導出されたカウント値により作
成されることがわかる。
【0050】図8(a)〜(h)は、図2の回路で入出
力される各信号のタイミングチャート図である。
【0051】図9(a)および(b)は、モニタ19の
表示画面に相当する水平面を想定し、水平面の垂直方向
に信号レベルをとった場合のウィンドウパルスWPおよ
びタイミングパルスTPの波形を示す図である。
【0052】図8を参照して画面の水平方向に関する信
号のタイミングチャートが(a)〜(d)に示され、画
面の垂直方向に関する信号のタイミングチャートが
(e)〜(h)に示される。図7のウィンドウ領域の位
置座標(HP,VP)を座標(m,n)と想定した場
合、パルスHEOはサンプリングロックfsに同期しな
がら図7で示されるように座標(HP,VP)から水平
方向の長さH3(m+H3)に相当する期間内にアクテ
ィブ状態に設定される。また同様にして垂直方向のパル
ス信号VEOは水平同期信号HDに同期しながら、座標
値(HP,VP)から垂直方向の長さV3(n+V3)
に相当する期間内にアクティブ状態に設定される。した
がって、ウィンドウパルスWPおよびタイミングパルス
TPは、これらのパルス信号から次の式に基づいて作成
される(図2参照)。
【0053】 (ウィンドウパルスWP=VEO・HEO タイミングパルスTP=(VEO・HEO)EXOR
(VEI・HEI) モニタ19の表示画面に相当する水平面(H,V平面)
を想定し、この水平面の垂直方向にウィンドウパルスW
Pをとった場合の波形が図9(a)に示される。また、
同様にしてこの水平面にタイミングパルスTPの信号レ
ベルをとった場合の波形が図9(b)に示される。
【0054】図9(a)には、その左上端座標(HP,
VP)=(m,n)であり、かつ水平方向の長さはH3
および垂直方向の長さはV3であるウィンドウ領域を示
す信号WPの波形が示される。また、図9(b)にはウ
ィンドウ領域の左上端座標(HP,VP)=(m,n)
であるウィンドウ領域を図4に示されるように所定幅の
黒枠を有してスーパーインポーズするような信号TPの
波形が示される。
【0055】図1に戻り、測光回路16は、入力処理部
13を介して出力された信号について測光を行なう。入
力処理部13から出力される信号は、ウィンドウパルス
WPにより制御されるアナログスイッチ21を介して測
光回路16に与えられる。したがって、入力処理部13
から出力された信号はアナログスイッチ21によってウ
ィンドウ領域に該当する信号のみが切出されて回路16
に与えられるので、回路16ではウィンドウ領域の信号
についてのみ測光を行なう、すなわち入射光量の平均レ
ベルを求めてその結果を駆動回路17に出力する。また
同様に、積分回路18はAGC回路14から出力される
信号のうち、アナログスイッチ20によって切出された
ウィンドウ領域に相当する信号のみについて平均化する
ような積分処理をし、その積分結果をAGC回路14に
与える。したがって、AGC回路14には積分回路18
からウィンドウ領域に相当する映像信号についてのみの
輝度信号(DCレベル)の平均値が出力されることにな
る。
【0056】駆動回路17は測光回路16から出力され
るウィンドウ領域内の光量の平均レベルに基いて撮像素
子12に関する電子アイリス調整を行う。したがってモ
ニタ19の表示画面内のウィンドウ領域内の画像につい
ては正しいアイリス調整が行われる。同様に、AGC回
路14における、利得調整もウィンドウ領域内の画像の
輝度レベルが適正になるように行なわれる。
【0057】撮像素子12に関する電子アイリス制御に
よる輝度調整の場合、制御量は連続的に変化せずにステ
ップ状に変化する。したがって後段のAGC回路14で
最終的な連続した輝度調整が行われる。
【0058】スーパーインポーズ部23の回路構成は図
3に示されるようにアナログスイッチ231および黒色
の輝度レベルに相当の電圧供給源ESを含んで構成され
る。アナログスイッチ231は出力処理部15から与え
られるコンポジットビデオ信号CVおよび電圧供給源E
Sから入力される黒色の輝度信号を入力し、タイミング
パルスTPに応じてその入力側を切替え、切替えられた
入力側に与えらえる信号を出力側に導出し映像信号Vに
して出力する。タイミングパルスTPがレベルHになる
とスイッチ231が信号CV側から電圧供給源ES側に
その入力が切替り、黒枠の輝度レベルとして与えられた
DC電圧が映像信号Vにして出力されるので、コンポジ
ットビデオ信号CVに図4の黒枠の輝度信号がスーパー
インポーズされた映像信号Vが送出される。
【0059】図1を参照して動作について説明する。被
写体からの入射光はレンズ11で集光され、撮像素子1
2上に結像する。結像した像は、駆動回路17によって
画素単位の電気信号として取出され、入力処理部13に
与えられ、連続した信号に変換される。入力処理部13
から出力される信号は、AGC回路14およびアナログ
スイッチ21に与えられる。アナログスイッチ21に与
えられた信号は測光回路16に入力され、撮像素子12
上の光量の平均レベルが測定される。ところでアナログ
スイッチ21は前述したようにウィンドウパルスWPに
よってモニタ19の表示画面のウィンドウ領域でのみ入
力信号を出力側にv導出るので、回路16における測光
はウィンドウ領域のみで行われることになる。測光結果
は駆動回路17へ与えられ、回路17は基準クロックB
Kに同期して撮像素子12上のウィンドウ領域の入射光
量が一定となるように電子アイリス制御する。
【0060】一方、処理部13からAGC回路14に入
力された信号は、回路14において自動利得調整され、
調整された信号は出力処理部15およびアナログスイッ
チ20に並行して与えられる。スイッチ20から出力さ
れた信号は積分回路18で平均化処理され、その平均レ
ベルはAGC回路14に与えらえる。ところで、前述し
たようにスイッチ20はウィンドウパルスWPによって
モニタ19の表示画面のウィンドウ領域でのみ入力信号
を出力側に導出するので、積分回路18における信号の
平均化処理は画面のウィンドウ領域内でのみ行われるこ
とになる。したがって、AGC回路14における利得調
整もまたウィンドウ領域内の映像信号に関してのみ行わ
れることになる。
【0061】撮像素子12におけるアイリス調整および
AGC回路14による利得調整が行われた信号は出力処
理部15において処理され、コンポジットビデオ信号C
Vにしてスーパーインポーズ部23に与えられる。スー
パーインポーズ部23は回路22から出力されるタイミ
ングパルスTPを入力してウィンドウ領域を表示する黒
枠の信号をビデオ信号CVにスーパーインポーズしなが
ら映像信号Vを出力する。したがってモニタ19の表示
画面にはたとえば図4に示されるように表示画面のう
ち、利用者が設定スイッチ24を操作して設定したウィ
ンドウ領域が黒枠にして表示される。
【0062】このようなテレビドアホンにおいて、モニ
タ19に映像が表示されているときに、利用者が設定ス
イッチ24を操作して信号SSを入力すると、図4に示
されるように現在指定のウィンドウ領域が黒枠でスーパ
ーインポーズされる。さらに設定スイッチ24を押し続
けると、「上」、「下」、「左」、「右」のボタン操作
に従って、それに該当する信号SSが出力される。回路
22は信号SSの内容に追従してパルスWPおよびTP
を送出するので、モニタ19の表示画面上でウィンドウ
領域は連続的に移動し、ウィンドウ領域を示す黒枠もま
た移動する。ウィンドウ領域の移動が終了して利用者が
設定スイッチ24の押下を停止すると、ウィンドウ領域
を示す黒枠のスーパーインポーズは消去する。これらの
ウィンドウ領域の設定やウィンドウ領域を示す黒枠の表
示の制御は、制御回路22で一括して行われ、スーパー
インポーズ部23は回路22からのタイミングパルスT
Pに基いてウィンドウ領域を示す黒枠の表示を行ってい
る。このように、利用者がモニタ19の画面を見ながら
スイッチ24を操作して、モニタ画面の所望の領域にウ
ィンドウ領域を一致させると、このウィンドウ領域内の
画像の露光量および輝度レベルは最適となるようにアイ
リス制御および利得調整が行われることになる。
【0063】なお、本実施例では、ウィンドウ領域を黒
枠で表示するとしたが、この色は黒色に特定されず、図
3に示される電圧供給源ESからの供給電圧レベルによ
って可変設定することができる。
【0064】図10は本発明の第2の実施例によるテレ
ビドアホンのブロック図である。上述した図1に示され
るテレビドアホンのアイリス制御方法は撮像素子12の
電荷掃捨てパルスによる不要電荷量の調整によりアイリ
ス制御しているが、アイリス制御の方法はこれに限定さ
れるものではない。つまり、図10に示されるように撮
像素子12の前段に絞り羽27を用いて、機械制御によ
り撮像素子12への入射光量を調整するようにしてもよ
い。つまり、絞り羽27に関連してアイリスモータ26
およびモータ26を駆動するためのモータ駆動回路25
を設け、回路27が測光回路16における入射光量の平
均レベルに基いてモータ26をある角度だけ回転(正転
または逆転)させることにより絞り羽27が開閉調整さ
れる。つまり、モータ駆動回路25は測光回路16から
の測光結果を受けて撮像素子12上の光量が一定となる
ようにアイリスモータ26を駆動している。この場合に
は、撮像素子駆動回路17aによる電荷掃捨てパルスの
供給は行われず、撮像素子12は回路17aからの駆動
パルスを受けて蓄積された電荷の転送のみを行う。
【0065】また、図10に示される絞り羽27を用い
たアイリス制御の場合は、電子アイリス制御の場合に比
較し絞り調整量は連続的に変化するので、絞り羽27を
用いたアイリス制御のみで輝度調整を行える。したがっ
て通常時は、図10におけるAGC回路14はOFF状
態になっている。しかしながら、絞り羽27を全開状態
に設定してもなお、ウィンドウ領域について最適な明る
さが得られない場合、AGC回路14を能動化して最適
な輝度レベルが得られるように映像信号の利得を調整す
る。
【0066】図11は本発明の第3の実施例による拡大
表示機能付テレビドアホンのブロック図である。
【0067】図11のテレビドアホンのブロック構成と
図1に示されたテレビドアホンのブロック構成とを比較
して異なる点は、図11の親機Eにズーム/ワイド切換
スイッチ81が追加して設けられ、子機D側にズームア
ップ回路82が追加して設けられる。スイッチ81が操
作されると拡大画像(ズーム画像と呼ぶ)と通常画像
(ワイド画像と呼ぶ)とが切替えて表示されるようなズ
ーム/ワイド切換信号CHが出力されて伝送路を介して
子機Dの回路22および回路82へ入力される。回路8
2は、クロックBKに含まれるサンプリングクロックf
s,コンポジットビデオ信号CV,ウィンドウパルスW
Pおよび同期信号DPをさらに入力する。
【0068】図12は図11の回路82のブロック構成
図である。図12において回路82はアナログスイッチ
83、コンポジットビデオ信号CVを入力しクロックf
sに同期しながらサンプリング処理して出力するA/D
コンバータ84、画像メモリ85、メモリ85から読出
されたデジタル信号を入力しクロックfsに同期してア
ナログ信号に変換し出力するD/Aコンバータ86、画
像メモリー85を制御するメモリコントローラ87、画
像メモリ85に書込みクロックWCを供給するためのA
NDゲート88、メモリ85に読出しクロックRCを与
えるための分周器89を含んで構成される。
【0069】回路82の動作において、出力処理部15
から与えられたコンポジットビデオ信号CVはまずA/
Dコンバータ84に与えられる。コンバータ84におい
てデジタル信号に変換された信号CVは画像メモリ85
に与えられ、クロックfsに同期して書込まれる。この
とき、画像メモリ85には、ANDゲート88によって
ウィンドウパルスWPがレベルHの期間だけクロックf
sが書込みクロックWCにして与えられるので、画像メ
モリ85においてはコンポジットビデオ信号CVのうち
ウィンドウ領域に相当する信号のみがデータにして書込
まれて記憶されることになる。一方、画像メモリ85か
らの読出しは分周器89をもちいることによって読出し
クロックRC(クロックfsの1/2の周波数のクロッ
ク)で行われる。この結果、画像メモリ85から読出さ
れるデータは水平方向に2倍に拡大されることになる。
垂直方向の拡大は画像メモリ85の水平方向の各データ
を連続して2度くりかえして読出すことにより2倍に拡
大が行われる。この画面の拡大の詳細は特願平3−77
732号に述べられた方法と同様である。メモリコント
ローラ87は与えられる同期信号DPに基づいて画像メ
モリ85のアドレス制御などを行い画像の拡大を実現す
る。なお、ここでは、ウィンドウ領域はモニタ19の画
面領域の1/4倍の大きさとしている。
【0070】回路82は、通常はコンポジットビデオ信
号CVをそのままスーパーインポーズ部23に出力を
し、通常画像(ワイド画像)をモニタ表示させる。この
とき、親機Eから信号CHが入力されるとアナログスイ
ッチ83の入力側が切換わり、D/Aコンバータ86か
ら出力されるズーム画像の映像信号がズーム/ワイド処
理されたコンポジットビデオ信号CVZにしてスーパー
インポーズ部23に出力される。
【0071】信号CHは回路22へも供給される。回路
22は前述のワイド画像表示時に信号CHが入力される
と、ディスプレイ信号DSPをレベルLに設定して送出
し、タイミングパルスTPの出力を停止させる。したが
って、ズーム画像が表示されている期間は、利用者がス
イッチ24を操作して信号SSを制御回路22に与えて
も、ウィンドウ領域を示す黒枠のスーパーインポーズ表
示は行われない。
【0072】さらに、もう一度スイッチ81が操作され
て信号CHが入力されると、回路82はスイッチ83を
再びコンポジットビデオ信号CV入力側に切替えて信号
CVをそのまま出力する。また、制御回路22はディス
プレイ信号DSPをレベルHに設定変更して出力しウィ
ンドウ領域の黒枠のスーパーインポーズ表示を可能とす
る。
【0073】図13は、図11の制御回路22における
ズーム/ワイド表示の処理フロー図である。図13にお
いて通常画像(ワイド画像)を表示しているときをワイ
ドモード、拡大画像(ズーム画像)を表示しているとき
をズームモードとする。信号CHが入力されるごとにズ
ームとワイドのモードがきりかわる(ステップS41お
よびステップS42)。ズームモードの場合は、信号D
SPはレベルLと設定されて出力され(ステップS4
3、S44およびS45)、ウィンドウ領域のスーパー
インポーズ表示は行われない。ただし信号SSの信号処
理はサブルーチンWINDOW−SETで行われている
ので(ステップS40)、ウィンドウ領域の移動は行う
ことができ、それに伴ってズーム画像も「上」、
「下」、「左」、「右」に移動する。ワイドモードの場
合は、前述したのと同様にウィンドウ領域を設定するこ
とができる(ステップS43およびステップS45)。
【0074】このようにモニタ19に表示される画面の
一部分をズームアップするような場合、ズームアップす
る領域とウィンドウ領域とを一致させておくことができ
るので、適度に露光調整および輝度調整されたズーム画
面をモニタ表示することもできる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば利用者
はスイッチ手段を介して画像の所望部分を選択する信号
を入力するだけで、所望部分の画像を他の部分の画像と
区別しながらモニタ部に表示しながら、その所望部分の
画像については適確な明るさを得ることができる。ま
た、照明などがモニタの画面に入って逆光状態に陥って
も、利用者がスイッチ手段を介して画像の所望部分をこ
の照明を外すように選択すれば、露光調整手段による露
光調整処理がこの逆光状態にない部分の映像信号につい
て作用するので、適確な明るさの映像をモニタすること
ができる。
【0076】また、スイッチ手段を介して画像の所望部
分を任意に設定および変更することができるので、撮像
部における被写体の撮影方向に限定されず上述したよう
な適確な明るさの映像をモニタすることができる。
【0077】また、第1スイッチ手段および拡大処理手
段をさらに備えているので、拡大表示を所望する部分の
画像を、適度な明るさにしてモニタ部に表示することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるテレビドアホンの
ブロック構成図である。
【図2】図1の制御回路のブロック構成図である。
【図3】図1のスーパーインポーズ部のブロック構成図
である。
【図4】図1のモニタにおける表示画面の一例を示す図
である。
【図5】図2のマイコンの概略処理フロー図である。
【図6】図5のサブルーチンWINDOW−SETの処
理フロー図である。
【図7】図2の回路で出力されるパルス信号と設定され
るウィンドウ領域との関係を説明する図である。
【図8】(a)〜(h)は図2の回路で入出力される各
信号のタイミングチャート図である。
【図9】(a)および(b)は、モニタの表示画面に相
当する水平面を想定し、水平面の垂直方向に信号レベル
をとった場合の、ウィンドウパルスおよびタイミングパ
ルスの波形を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例によるテレビドアホン
のブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施例による拡大表示機能付
テレビドアホンのブロック図である。
【図12】図11のズームアップ回路のブロック構成図
である。
【図13】図11の制御回路におけるズーム/ワイド表
示の処理フロー図である。
【図14】従来のテレビドアホンのブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
A 子機 B 親機 12 撮像素子 14 AGC回路 16 測光回路 18 積分回路 19 モニタ 23 スーパーインポーズ部 24 設定スイッチ WP ウィンドウパルス TP タイミングパルス SS 領域移動信号 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体における反射光を入射し、応じて
    該入射光を処理して映像信号を出力する撮像部と、前記
    撮像部と通信接続され、前記撮像部から出力される映像
    信号を入力してモニタに画像表示するモニタ部とを有し
    たテレビモニタ装置において、 前記モニタ部は、前記画像の所望部分を選択するために
    外部操作され、応じて前記所望部分を選択する信号を出
    力するスイッチ手段をさらに備え、 前記撮像部は、 前記選択信号を入力し、該選択信号に基いて前記映像信
    号に前記所望部分を他の部分と区別して画像表示させる
    ための信号を重畳しながら出力する信号重畳手段と、 前記選択信号を入力し、前記映像信号のうち該選択信号
    に基いて抽出された前記所望部分に該当する信号レベル
    に従って前記映像信号を露光調整処理する露光調整手段
    とをさらに備えた、テレビモニタ装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタ部は、前記所望部分を拡大表
    示させるために外部操作され、応じて拡大指示信号を出
    力する第1スイッチ手段をさらに備え、 前記撮像部は、 前記拡大指示信号が入力されたことに応じて、前記選択
    信号および前記露光調整された映像信号を入力し、該選
    択信号に基いて該入力映像信号を前記所望部分が前記モ
    ニタに拡大表示されるように処理して出力する拡大処理
    手段とをさらに備えた、請求項1に記載のテレビモニタ
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061079A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Nohmi Bosai Ltd 異常検出装置
JP2008288803A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Panasonic Electric Works Co Ltd テレビ付インターホン装置
US7667735B2 (en) 2002-03-01 2010-02-23 Sony Corporation Image pickup device and image processing method having a mask function

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