JP2003057812A - 光重合性樹脂組成物 - Google Patents

光重合性樹脂組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に光重合性樹脂組成物の色相や感度が安
定しておりアルカリ現像型プリント回路作製用DFRと
して有用な光重合性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (a)カルボキシル基含有量が酸当量で
100〜600であり、かつ、重量平均分 子量が2万
〜50万であるバインダ−用樹脂、(b)光重合可能な
不飽和化合物、(c)光重合開始剤、(d)塩基性染
料、を含む組成物であり、これらの成分を、アルコール
成分と、(i)ケトン類、(ii)エステル類、(ii
i)エーテル類の群から選ばれる1種類以上の溶媒を含
む混合溶媒で均一に溶解した調合液から製造され、その
調合液中の組成物の濃度が30〜80wt%である調合
液を用いて成膜し、溶媒を乾燥してから得られ、かつ乾
燥後に残存している全ての溶媒の和が光重合性樹脂組成
物に対して0.001〜3wt%であることを特徴とす
る光重合性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント回路板作製
に用いるアルカリ現像可能な光重合性樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント回路作製用の光重合性樹脂組成
物は、バインダー用樹脂、光重合可能な不飽和化合物、
光重合開始剤、染料等を含む成分を、メチルエチルケト
ンに代表されるケトン類、酢酸エチルに代表されるエス
テル類、テトラヒドロフランに代表されるエーテル類等
を主成分とする溶媒で均一に攪拌溶解することが一般的
である。また、得られた調合液を、支持層であるポリエ
ステルフィルム等上にダイコーター等を用いて均一に塗
布し、乾燥工程で溶媒を乾燥させて光重合性樹脂組成物
積層体を得ることもある。さらに保護層としてポリエチ
レンフィルム等でラミネートして3層構造の光重合性樹
脂組成物積層体を得ることもある。これらの積層体を、
一般にはドライフィルムフォトレジスト(以下DFRと
略す)と呼ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾燥後、光重合性樹脂
組成物に残存している溶媒量が多いと光重合性樹脂組成
物をDFRとした場合、充分な感度が得られないと言う
問題があった。また、残存溶媒量が低すぎると、光重合
性樹脂組成物即ち感光層が変色したり感度が安定しない
と言う問題があった。そこで、本発明は、特に光重合性
樹脂組成物の色相や感度が安定しており、アルカリ現像
型プリント回路作製用DFRとして有用な光重合性樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
鋭意検討を重ねた結果、光重合性樹脂組成物の残存する
溶媒量を適当量とすることにより光重合性樹脂組成物を
DFRとした場合、感度が安定し、感光層の変色もない
良好なDFRが得られ、さらに、上記のアルコール以外
の溶媒とアルコールの混合溶媒で光重合性樹脂組成物を
調合すると染料等の添加剤成分の溶解性が向上し、光重
合性樹脂組成物をDFRにした場合、染料の溶解性が向
上したことによる染料の色ムラが低減する即ち、色相が
安定する等の特性が得られることを見いだし、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明は以下の光重合性
樹脂組成物を提供する。
【0005】(1)(a)カルボキシル基含有量が酸当
量で100〜600であり、かつ、重量平均分子量が2
万〜50万であるバインダー用樹脂、(b)光重合可能
な不飽和化合物、(c)光重合開始剤、(d)塩基性染
料、を含む組成物であり、これらの成分を混合溶媒で均
一に溶解した調合液から製造され、前記混合溶媒はアル
コール成分と、(i)メチルエチルケトンに代表される
ケトン類、(ii)酢酸エチルに代表されるエステル
類、(iii)テトラヒドロフランに代表されるエーテ
ル類、の群から選ばれる1種類以上の成分との混合物で
あり、前記調合液中の組成物の濃度が30〜80wt%
である調合液を用いて成膜し、溶媒を乾燥してから得ら
れ、かつ乾燥後に残存している全ての溶媒の和が光重合
性樹脂組成物に対して0.001〜3wt%であること
を特徴とする光重合性樹脂組成物。
【0006】(2)前記混合溶媒中のアルコール成分の
比率が、2〜50wt%であることを特徴とする(1)
記載の光重合性樹脂組成物。
【0007】(3)前記アルコール成分として炭素数3
以下であるアルコールを用いることを特徴とする(1)
記載の光重合性樹脂組成物。
【0008】(4)前記(d)塩基性染料として、下記
一般式(I)及び/または(II)で表される化合物を
含むことを特徴とする(1)記載の光重合性樹脂組成
物。
【0009】
【化3】 (式中R1は同一でも異なっていてもよく、CH3または
25を表す)
【0010】
【化4】 (式中R2は同一でも異なっていてもよく、CH3または
25を表す)
【0011】また、(5)上記調合液を、支持層上に塗
工し、乾燥することで製造されるDFRも提供する。
【0012】さらに、支持層に積層した光重合性樹脂組
成物層の表面に保護層を積層して製造されたDFRも提
供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明について、以下具体的に説
明する。本発明の組成物は、乾燥、成膜後に、残存する
全ての溶媒の和が光重合性樹脂組成物に対して0.00
1wt%以上3wt%以下であることが必要である。感
度が不安定になることや、感光層が変色することを防止
するという観点から、0.001wt%以上であること
が必要であり、また、感度や支持層または保護層との剥
離性の観点から3wt%以下であることが必要である。
より好ましくは、0.01〜1wt%である。
【0014】本発明に用いられるアルコールとしては炭
素数が3以下のものが好ましくメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等がある。溶解性、沸点、
取り扱い上の安全性等を考慮すると上記アルコールの中
でも特にエタノールが好ましく、エタノールはメタノー
ル等で変性してあるものでも良い。極性溶媒であるアル
コールと、メチルエチルケトンに代表されるケトン類等
との混合溶媒を用いた調合液は、メチルエチルケトンに
代表されるケトン類等のみを用いた調合液と比較する
と、染料等の溶解性が向上し、染料例えば、ダイヤモン
ドグリーン、マラカイトグローン等塩基性染料の溶解性
が向上し、得られた光重合性樹脂組成物をDFRとした
場合、色相が安定する。アルコールとの混合溶媒とする
ことにより染料等の溶解性が向上し、可視光例えば63
0nmの透過率が安定することが可能となった。
【0015】バインダー用樹脂(a)は、溶液重合また
は懸濁重合によって得られるが、溶液重合によって得ら
れるバインダー用樹脂は溶媒としてアルコールを含んで
いても良い。その場合の溶媒は、調合液の溶媒としても
作用するので、調合液の固形分濃度や粘度を求めるとき
には、溶媒として計算に加えるものとする。
【0016】光重合性樹脂組成物の成分を含む調合液の
混合溶媒中のアルコール比率は、溶解性の観点から2w
t%以上であることが好ましく、レジストとしての感度
の観点から50wt%以下であることが好ましい。より
好ましいアルコール比率は2〜25wt%であり、さら
に好ましくは2〜10wt%である。
【0017】また、光重合性樹脂組成物の成分を混合溶
媒に溶解した調合液中の組成物の濃度は、30〜80w
t%である必要がある。塗工速度向上の効果を得るため
には、乾燥・蒸発させる溶媒の量をコントロールする必
要があり、その観点から調合液中の組成物の濃度は30
wt%以上であることが必要である。また、調合液の均
一性の観点から、調合液中の組成物の濃度は80wt%
以下であることが必要である。より好ましくは、40〜
60wt%である。
【0018】本発明に用いられるバインダー用樹脂
(a)は下記の二種類の単量体の中より各々一種または
それ以上の単量体を共重合させることにより得られる。
第一の単量体は分子中に重合性不飽和基を一個有するカ
ルボン酸または酸無水物である。例えば(メタ)アクリ
ル酸、フマル酸、ケイ皮酸、クロトン酸、イタコン酸、
マレイン酸無水物、マレイン酸半エステル等である。第
二の単量体は非酸性で、分子中に重合性不飽和基を一個
有し、光重合性樹脂組成物層の現像性、エッチング及び
めっき工程での耐性、硬化膜の可とう性等の種々の特性
を保持するように選ばれる。例えば、メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート等のアルキル(メタ)アクリレート類がある。ま
た、フェニル基を有するビニル化合物(例えばスチレ
ン)も用いることができる。
【0019】バインダー用樹脂(a)に含まれるカルボ
キシル基は、DFRにアルカリ水溶液に対する現像性や
剥離性を与えるために必要である。カルボキシル基の酸
当量は現像耐性、解像性、密着性の観点から100以上
であることが必要であり、現像性や剥離性の観点から6
00以下であることが必要である。また、好ましい酸当
量の範囲は300〜400である。ここで酸当量とはそ
の中に1当量のカルボキシル基を有するポリマーの重量
をいう。なお、酸当量の測定は電位差滴定法により行わ
れる。
【0020】本発明の光重合性樹脂組成物に含有される
バインダー用樹脂(a)の量は20〜90wt%の範囲
であり、好ましくは30〜70wt%である。バインダ
ー用樹脂(a)の量が20wt%未満または90wt%
を超えると、露光によって形成される硬化画像が充分に
レジストとしての特性、例えばテンティング、エッチン
グ、各種めっき工程において充分な耐性を有しない。ま
た、重量平均分子量は、2万〜50万であることが必要
である。50万を超えると現像性が低下し、2万未満で
はテンティング膜強度、エッジフューズ性が悪化する。
より好ましくは3万〜30万である。分子量はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)により重量
平均分子量(ポリスチレン換算)として求められる。
【0021】本発明で用いられる不飽和化合物(b)と
しては、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
−ト、1,4−シクロヘキサンジオールジ(メタ)アク
リレート、またテトラプロピレングリコールジアクリレ
ート等のポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ノナエチレングリコールジアクリレート等のポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート等のポリオキシアルキレングリコールジ
(メタ)アクリレート、2−ジ(p−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンジ(メタ)アクリレート、グリセロールト
リ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピルトリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリオキシエ
チルトリメチロールプロパントリアクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテルトリ(メタ)
アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテル
ジ(メタ)アクリレート及びウレタン基を含有する多官
能(メタ)アクリレート等がある。
【0022】ポリオキシアルキレングリコールジ(メ
タ)アクリレートには例えば平均8モルのプロピレンオ
キサイドを付加したポリプロピレングリコールにエチレ
ンオキサイドをさらに両末端にそれぞれ平均3モル付加
したグリコールのジメタクリレート等がある。
【0023】ウレタン基を含有する多官能(メタ)アク
リレートには例えばヘキサメチレンジイソシアネートと
オリゴプロピレングリコールモノメタクリレート(日本
油脂(株)製ブレンマーPP−1000)とのウレタン
化物等がある。
【0024】また、β−ヒドロキシプロピル−β’−
(アクリロイルキシ)プロピルフタレート、フェノキシ
ポリエチレングリコールアクリレート、ノニルフェノキ
シポリエチレングリコールアクリレート等の単官能モノ
マーがあげられる。
【0025】本発明の光重合性樹脂組成物に含有される
光重合可能な不飽和化合物(b)の量は3〜70wt%
の範囲であり、好ましくは5〜60wt%である。3w
t%未満では感度の点で充分ではなく、70wt%を越
えると保存時の光重合性樹脂組成物層のはみ出しが著し
くなるため好ましくない。本発明に用いられる光重合開
始剤(C)としては、各種の活性光線、例えば紫外線な
どにより活性化された重合を開始する公知の化合物であ
る。例えば2−エチルアントラキノン、2−tert−
ブチルアントラキノン等のキノン類、ベンゾフェノンな
どの芳香族ケトン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテルなどのベンゾインエ
ーテル類、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチ
ルケタールなどがある。また例えばチオキサントン、
2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサ
ントン等のチオキサントン類と、ジメチルアミノ安息香
酸アルキルエステル化合物等の三級アミン化合物との組
み合わせもある。また例えば9−フェニルアクリジン等
のアクリジン類、1−フェニル−1,2−プロパンジオ
ン−2−o−ベンゾイルオキシム、1−フェニル−1,
2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)
オキシム等のオキシムエステル類、2,4,5−トリア
リ−ルイミダゾール二量体には例えば2−(o−クロロ
フェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2−(o−クロロフェニル)−4,5−ビス−(m−メ
トキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(p−メト
シキフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量
体等がある。2,4,5−トリアリールイミダゾール二
量体とp−アミノフェニルケトンを併用する系は好まし
く、p−アミノフェニルケトンとしては例えば、p−ア
ミノベンゾフェノン、p−ブチルアミノフェノン、p−
ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノベ
ンゾフェノン、p−p’−ビス(エチルアミノ)ベンゾ
フェノン、p−p’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフ
ェノン[ミヒラーズケトン]、p−p’−ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノン、p−p’−ビス(ジブチル
アミノ)ベンゾフェノンなどがあげられる。
【0026】本発明の光重合性樹脂組成物に含有される
光重合開始剤(c)の量は、0.01〜30wt%であ
り、好ましくは、0.05〜10wt%である。光重合
開始剤が30wt%を超えると光重合性組成物の活性吸
収率が高くなり、光重合性樹脂積層体として用いた場
合、光重合層の底の部分の重合による硬化が不充分にな
る。また、光重合開始剤の量が0.01wt%未満では
充分な感度がでなくなる。また、本発明の光重合性樹脂
組成物の熱安定性、保存安定性を向上させるために、光
重合性組成物にラジカル重合禁止剤を含有させることは
好ましいことである。このようなラジカル重合禁止剤と
しては、例えば、p−メトキシフェノール、ハイドロキ
ノン、ピロガロール、ナフチルアミン、tert−ブチ
ルカテコール、塩化第一銅、2,6−ジ−tert−ブ
チル−p−クレゾール、2,2’−メチレンビス(4−
エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’
−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、ニトロソフェニルヒドロキシアミンアルミ
ニウム塩、ジフェニルニトロソアミン等が挙げられる。
【0027】本発明に用いられる塩基性染料(d)とし
ては、例えば、、オーラミン塩基、カルコキシドグリー
ンS,パラマジエンタ、クリスタルバイオレット、メチ
ルバイオレット、メチルオレンジ、マリーンブルー、ナ
イルブルー2B、ベイシックブルー20、ビクトリアブ
ルー(保土ヶ谷化学)、マラカイトグリーン(保土ヶ谷
化学)、ダイヤモンドグリーン(保土ヶ谷化学)等が挙
げられる。
【0028】一般式(I)においてはR1がすべてC2
5であるダイヤモンドグリーンが好ましい。また、一般
式(II)においてはR2がすべてCH3であるマラカイ
トグリーンが好ましい。
【0029】本発明の光重合性樹脂組成物に含有される
塩基性染料(d)の量は0.005〜10wt%であ
り、好ましくは0.01〜5wt%である。塩基性染料
が0.005wt%未満では色相が安定せず、10wt
%を超えると充分な感度が出なくなる。また光照射によ
り発色する発色系染料を本発明の光重合性組成物に含有
させることもできる。発色系染料としては、ロイコ染料
またはフルオラン染料と、ハロゲン化合物の組み合わせ
がある。ロイコ染料としては、例えば、トリス(4−ジ
メチルアミノ−2−メチルフェニル)メタン[ロイコク
リスタルバイオレット]、トリス(4−ジメチルアミノ
−2−メチルフェニル)メタン[ロイコマラカイトグリ
ーン]等が挙げられる。一方ハロゲン化合物としては臭
化アミル、臭化イソアミル、臭化イソブチレン、臭化エ
チレン、臭化ジフェニルメチル、臭化ベンザル、臭化メ
チレン、トリブロモメチルフェニルスルフォン、4臭化
炭素、トリス(2、3−ジブロモプロピル)ホスフェー
ト、トリクロロアセトアミド、ヨウ化アミル、ヨウ化イ
ソブチル、1,1,1−トリクロロ−2、2−ビス(p
−クロロフェニル)エタン、ヘキサクロロエタン、トリ
アジン化合物、等が挙げられる。
【0030】トリアジン化合物としては、2,4,6−
トリス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロ
メチル)−s−トリアジンが挙げられる。
【0031】また、このような発色系染料の中でもトリ
ブロモメチルフェニルスルフォンとロイコ染料との組み
合わせや、トリアジン化合物とロイコ染料との組み合わ
せが有用である。また本発明の光重合性組成物に必要に
応じて可塑剤等の添加剤を含有させることもできる。そ
のような添加剤としては、例えば、ジエチルフタレート
等のフタル酸エステル類が挙げられる。
【0032】光重合性樹脂組成物をDFRとする場合は
上記光重合性樹脂組成物の成分を含む調合液を支持層上
に塗工する。支持層としては、活性光を透過する透明な
ものが望ましい。活性光を透過する支持層としては、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリビニルアルコ
ールフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共
重合体フィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、塩化ビ
ニリデン共重合体フィルム、ポリメタクリル酸メチル共
重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアクリロ
ニトリルフィルム、スチレン共重合体フィルム、ポリア
ミドフィルム、セルロース誘導体フィルム、等が挙げら
れる。これらのフィルムは必要に応じ延伸されたものも
使用可能である。厚みは薄い方が画像形成性、経済性の
面で有利であるが、強度を維持する必要から10〜30
μmのものが一般的である。
【0033】支持層に積層した光重合性樹脂組成物層の
表面に、必要に応じて保護層を積層してもよい。支持層
よりも保護層の方が光重合性樹脂組成物層との密着力が
充分小さく容易に剥離できることがこの保護層としての
重要な特性である。このような保護層としては、例え
ば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等
が挙げられる。
【0034】光重合性樹脂組成物層の厚みは用途におい
て異なるが、プリント回路板作製用には5〜100μ
m、好ましくは、5〜50μmであり、光重合性樹脂組
成物層が薄いほど解像力は向上する。また、光重合性樹
脂組成物層が厚いほど膜強度が向上する。DFRを用い
たプリント回路板の作製工程はエッチング法、めっき法
等公知の技術により行われる。
【0035】
【実施例】[実施例1]表1に記載の光重合性樹脂組成
物を調合し、溶解槽において攪拌溶解し、フィルターを
通して調合液を濾過した。次いで調合液をポンプでダイ
コーターに送液し支持層であるポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に均一に塗布し、乾燥ゾーンに送り溶媒
を乾燥させた。その後、保護層であるポリエチレンフィ
ルムでラミネートし、感光層が40μmのDFRを得
た。上記過程において下記に示す方法で可視光の透過率
測定、感度試験を行った。結果を表1に示す。
【0036】(1)透過率測定 上記工程で得られたDFRの保護層であるポリエチレン
フィルムを剥がしてUVスペクトルにより630nmの
透過率をn=3で測定した。透過率が安定していること
は外観上色相が良好であることを示す。
【0037】(2)感度試験 35μm圧延銅箔を積層した銅張り積層板を湿式バフロ
ール(スリーエム社製、商品名スコッチブライト#60
0 2連)研磨した表面に上記工程で得られたDFRの
保護層であるポリエチレンフィルムを剥がしながら光重
合性樹脂組成物層をホットロールラミネーターにより1
05℃でラミネートして積層体を得た。次いでこの積層
体にステップタブレット(ストーファー社製21段ステ
ップタブレット)を通して超高圧水銀ランプ(オーク製
作所、HMW−201KB)により80mJ/cm2で
露光した。その後、支持層であるポリエチレンテレフタ
レートフィルムを剥離した後、積層体に30℃、1wt
%炭酸ナトリウム水溶液を50秒間スプレーした。この
時のステップタブレットの完全に膜が残っている最大段
数を読む。
【0038】[実施例2〜7、比較例1〜6]実施例1
と同様の方法により、表1記載の組成の光重合性樹脂組
成物を調合し、DFRを得、可視光の透過率測定、感度
試験を行った。結果を表1に示す。
【0039】表1中、記号は以下のことを示す。 <記号説明> P−1:溶液重合で得られるメタクリル酸メチル70w
t%、メタクリル酸23wt%、アクリル酸ブチル7w
t%の三元共重合体のメチルエチルケトン溶液(固形分
重量比率30%、重量平均分子量10万、酸当量37
4) P−2:溶液重合で得られるメタクリル酸メチル70w
t%、メタクリル酸23wt%、アクリル酸ブチル7w
t%の三元共重合体のメチルエチルケトンとエタノール
混合溶液(溶媒重量比率:メチルエチルケトン/エタノ
ール=90/10、固形分重量比率40%、重量平均分
子量10万、酸当量374) P−3:懸濁重合で得られるメタクリル酸メチル70w
t%、メタクリル酸23wt%、アクリル酸ブチル7w
t%の三元共重合(固形分重量比率100%、重量平均
分子量10万、酸当量374) M−1:トリメチロールプロパントリアクリレート M−2:ノナエチレングリコールジアクリレート M−3:β−ヒドロキシプロピル−β’−(アクリロイ
ルキシ)プロピルフタレート M−4:平均8モルのプロピレンオキサイドを付加した
ポリプロピレングリコールにエチレンオキサイドをさら
に両端にそれぞれ平均3モル付加したグリコールのジメ
タクリレート M−5:ヘキサメチレンジイソシアネートとオリゴプロ
ピレングリコールモノメタクリレート(日本油脂(株)
製ブレンマーPP1000)との反応物 A−1:ベンゾフェノン A−2:4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェ
ノン A−3:2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾール二量体 B−1:マラカイトグリーン B−2:ダイヤモンドグリーン B−3:ロイコクリスタルバイオレット B−4:トリブロモメチルフェニルスルフォン S−1:メチルエチルケトン S−2:エタノール
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明の光重合性樹脂組成物は色相安定
性が良好で、かつ感度が安定しておりアルカリ現像型プ
リント回路板作製用DFRとして有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 2/44 C08F 2/44 C 291/00 291/00 G03F 7/033 G03F 7/033 H05K 3/00 H05K 3/00 F (72)発明者 本多 英司 神奈川県川崎市川崎区夜光1丁目3番1号 旭化成株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AB11 AB15 AC01 AD01 BC14 BC32 BC42 CA01 CA27 CA28 CB43 CB51 CB55 CC03 CC13 FA03 FA17 4F100 AK25A AL01A AT00B BA02 CA13A GB43 JA07A JL08A JN26 JN28 YY00A 4J011 AA01 BA04 CA01 CA08 CC07 CC10 DA02 FA07 FB01 PA39 PA69 PA70 PB25 PC02 PC08 QA15 QA22 RA03 RA12 RA17 SA21 SA31 SA51 SA63 SA64 SA78 UA01 VA01 WA01 4J026 AA42 AA43 AA45 AA52 AA53 AA55 AC17 AC23 AC33 BA27 BA28 DB05 DB06 DB36 FA05 GA07 GA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)カルボキシル基含有量が酸当量で
    100〜600であり、かつ、重量平均分子量が2万〜
    50万であるバインダー用樹脂、(b)光重合可能な不
    飽和化合物、(c)光重合開始剤、(d)塩基性染料、
    を含む組成物であり、これらの成分を混合溶媒で均一に
    溶解した調合液から製造され、前記混合溶媒はアルコー
    ル成分と、(i)メチルエチルケトンに代表されるケト
    ン類、(ii)酢酸エチルに代表されるエステル類、
    (iii)テトラヒドロフランに代表されるエーテル
    類、の群から選ばれる1種類以上の成分との混合物であ
    り、前記調合液中の組成物の濃度が30〜80wt%で
    ある調合液を用いて成膜し、溶媒を乾燥してから得ら
    れ、かつ乾燥後に残存している全ての溶媒の和が光重合
    性樹脂組成物に対して0.001〜3wt%であること
    を特徴とする光重合性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記混合溶媒中のアルコール成分の比率
    が、2〜50wt%であることを特徴とする請求項1記
    載の光重合性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記アルコール成分として、炭素数3以
    下であるアルコールを用いることを特徴とする請求項1
    記載の光重合性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記(d)塩基性染料として、下記一般
    式(I)及び/または(II)で表される化合物を含む
    ことを特徴とする請求項(1)記載の光重合性樹脂組成
    物。 【化1】 (式中R1は同一でも異なっていてもよく、CH3または
    25を表す) 【化2】 (式中R2は同一でも異なっていてもよく、CH3または
    25を表す)
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の調合液を支持層上に塗
    工し、乾燥することにより得られるDFR。
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