JP2003054029A - 駆動用ic及び光プリントヘッド - Google Patents

駆動用ic及び光プリントヘッド

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JP2003054029A
JP2003054029A JP2001243887A JP2001243887A JP2003054029A JP 2003054029 A JP2003054029 A JP 2003054029A JP 2001243887 A JP2001243887 A JP 2001243887A JP 2001243887 A JP2001243887 A JP 2001243887A JP 2003054029 A JP2003054029 A JP 2003054029A
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充弘 尾前
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修 錦織
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光プリントヘッドの機械的又は光学
的な曲がりによって生じる結像位置のずれを補正するた
めの駆動用IC及びこの駆動用ICを備えた光プリント
ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】1ライン分のデータ信号を格納されるラッ
チ回路を5段備えたラッチ回路12より、各発光部を点
灯させるためにドライブ回路16に出力されるデータ信
号が、Y位置補正データ記憶回路13に格納された各発
光部毎に9ビットの補正データ信号に応じて、選択回路
15によって選択される。このようにして各発光部の点
灯タイミングを調整して、直線性の良好な印字を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタなどの記
録ヘッドに用いられる光プリントヘッド及びこの光プリ
ントヘッドに設けられた発光素子を駆動するための駆動
用ICに係るもので、特にタンデム方式でカラー印字を
行うプリンタに設けられる光プリントヘッド及びこの光
プリントヘッドの発光素子を駆動するための駆動用I
C。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている光プリントヘッド
は、図17のように、複数の発光部(以下、本明細書内
における「発光部」とは、請求の範囲における「素子」
に相当する)で構成された発光素子と、データ信号を取
り込むシフトレジスタ101と、シフトレジスタ101
に取り込まれたデータ信号を並列に取り込むラッチ回路
102と、発光素子を駆動するためのドライブ回路10
3と、ドライブ回路103に電流を供給するための電流
供給回路104と、各部に所定のタイミング信号を供給
するタイミング制御回路105とを備えた図18のよう
な構成の複数の駆動用ICとを有する。今、光プリント
ヘッドに、図17のように、直列的に接続された26個
の駆動用ICb1〜b26と、この26個の駆動用IC
b1〜b26によって駆動される4992個の発光部#
1〜#4992とが設けられているものとして、簡単
に、従来の光プリントヘッドについて説明する。
【0003】このような構成の光プリントヘッドにおい
て、まず、駆動用ICbは、そのシフトレジスタ101
内に、データ入力端子SI0〜SI3より入力される4
ビットのデータ信号がクロックCLKに同期して取り込
まれる。又、このシフトレジスタ101は、取り込んだ
4ビットのデータ信号を、クロックCLKに同期してデ
ータ出力端子SO0〜SO3から隣接した駆動用ICの
データ入力端子SI0〜SI3に対して出力する。
【0004】このとき、クロック入力端子CIより入力
されるクロックCLKは、バッファを介してクロック出
力端子COより出力され、隣接した駆動用ICのクロッ
ク入力端子CIに入力される。よって、図19のよう
に、1248回目のクロックCLKが入力されたとき、
26個の駆動用ICb1〜b26のシフトレジスタ10
1には、4992個のデータ信号が4×48(192)
個毎、取り込まれる。
【0005】このように、4992個のデータ信号が取
り込まれると、次に、ロード信号LOADが駆動用IC
のロード信号入力端子LIに入力される。このロード信
号LOADによって生成されるタイミング信号が、19
2ビットのラッチ回路102に与えられると、シフトレ
ジスタ101に取り込まれた192個のデータ信号が格
納される。
【0006】このとき、ロード信号入力端子LIより入
力されるロード信号LOADは、バッファを介してロー
ド信号出力端子LOより出力され、隣接した駆動用IC
のロード信号入力端子LIに入力される。よって、図1
9のように、ロード信号LOADが入力されたとき、2
6個の駆動用ICb1〜b26のシフトレジスタ101
に取り込まれた各データ信号がラッチ回路102に格納
される。
【0007】このように、駆動用ICb1〜b26の各
ラッチ回路102に192個ずつ格納された4992個
のデータ信号に基づいて、ドライブ回路103がストロ
ーブ信号STBがローとなる期間に電流を端子DO1〜
DO192へ流すことによって、発光部#1〜#499
2が駆動し、1ライン分の印字が行われる。このように
ドライブ回路103が動作を行っている間、ロード信号
LOADをローとし、再び、クロックCLKを与えるこ
とによって、次のラインの取り込みが行われる。
【0008】また、光プリントヘッドは、図1の上面図
のように、複数の発光部で構成されるとともに中央部に
配置された発光素子群1を覆うSLA(Self focusing
LensArray)2と、SLA2を固定するためのレンズホ
ルダ3と、発光素子群1内の発光素子を構成する複数の
発光部の位置を決定するための位置決め用ピン4a,4
bとを有する。よって、発光素子群1を構成する各発光
部は、位置決め用ピン4a,4bによって結ばれる直線
上に配置されるように位置決めされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような光プリント
ヘッドが、従来より、プリンタなどに設けられること
で、紙面への印字が行われているが、基板上に設けられ
る発光素子が配列されたLEDアレイの曲がりや、光プ
リントヘッドに設けられたレンズのレンズ光軸の曲がり
や、このレンズ自身の曲がりによって、結像位置に曲が
りが生じてしまう。今、X方向に発光素子が配列される
とき、このX方向に対し垂直となる方向をY方向とする
と、このY方向に曲がりが生じる。以下、このY方向へ
の曲がりを「Y曲がり」と呼ぶ。
【0010】このようなY曲がりは、例として、図20
及び図21のグラフに示されるような発光部のY方向に
おける結像位置のずれである。更に、この結像位置のず
れは、位置決めピン4a,4bによって結ばれる直線が
Y方向に対して斜めにずれることによっても発生する。
【0011】このY曲がりによる影響はカラー印字を行
うために複数の光プリントヘッドが設けられたタンデム
方式のプリンタなどにおいて、大きく印字の品位が低下
するという問題があった。又、このような印字の品位の
低下を抑制するために、光プリントヘッドの良否選択
や、レンズの調整及び良否選択などが必要となるため、
光プリントヘッドやこの光プリントヘッドが備えられる
プリンタに係るコストが大きくなる。
【0012】このような問題を鑑みて、本発明は、光プ
リントヘッドの機械的又は光学的な曲がりによって生じ
る結像位置のずれを補正するための駆動用IC及びこの
駆動用ICを備えた光プリントヘッドを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の駆動用ICは、請求項1に記載するよう
に、素子駆動用の駆動用ICにおいて、1組のデータ信
号群を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の素
子を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路と、
x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
ッチ回路と、前記素子毎に対応するデータ信号を前記駆
動回路へ送出するタイミングを設定するために、1又は
2入力のタイミング信号を遅延させて、y個の点灯タイ
ミング信号を生成する遅延制御回路と、前記素子毎に対
応するデータ信号を、前記x段のラッチ回路から選択
し、n個のデータ信号によって1組のデータ信号群を形
成するとともに、該1組のデータ信号群を構成する各デ
ータ信号を前記遅延制御回路から与えられる前記y個の
点灯タイミング信号に応じて前記駆動回路に送出する選
択回路と、を有することを特徴とする。
【0014】このような駆動用ICでは、n個のデータ
信号に基づいて、n個の素子を駆動するための駆動信号
を生成する際、各素子を正常に駆動させるために、x段
のラッチ回路に格納されたx組のデータ信号から各素子
毎に対応したn個のデータ信号が選択回路によって選択
されることで、1組のデータ信号群が得られる。この選
択回路で選択されて得た1組のデータ信号群を構成する
データ信号を、それぞれに対応された点灯タイミング信
号に応じて駆動回路に与えて駆動信号を生成し、出力す
ることによって、各素子を正常に動作させることができ
る。このとき生成される駆動信号は、各素子に対して1
対1となるような信号でも構わないし、時分割駆動させ
るための信号でも構わない。
【0015】又、このような駆動用ICにおいて、請求
項2に記載するように、前記n個のデータ信号がm個毎
に入力された後、n個のデータ信号を並列的に1段目の
前記ラッチ回路に送出するシフトレジスタを備えるとと
もに、前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラ
ッチ回路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出す
るようにしても構わない。このとき、シフトレジスタ
を、1ビット毎にデータ信号が時系列的に入力されるも
のとしても構わないし、複数ビット毎にデータ信号が入
力されるものとしても構わない。
【0016】又、請求項3に記載するように、前記各素
子の駆動タイミングを記憶する記憶回路を備えるととも
に、前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応
じて、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路よ
り選択され、該選択されたn個のデータ信号それぞれが
前記駆動回路に送出されるタイミングが設定される。こ
のとき、例えば、その駆動タイミングが遅く設定された
素子ほど後段のラッチ回路よりデータ信号を選択するよ
うにすることができ、又、更に、選択されたデータ信号
の内、その駆動タイミングが遅く設定された素子ほど遅
いタイミングで発生される点灯タイミング信号に応じて
動作させることができる。
【0017】又、請求項4に記載の駆動用ICは、素子
駆動用の駆動用ICにおいて、1組のデータ信号群を構
成するn個のデータ信号に基づいて、n個の素子を駆動
させるための駆動信号を生成する駆動回路と、前記デー
タ信号を格納するx段のラッチ回路と、前記素子毎に対
応するデータ信号を前記駆動回路へ送出するタイミング
を設定するために、1又は2入力のタイミング信号を遅
延させて、y個の点灯タイミング信号を生成し、前記x
段のラッチ回路の最終段となるラッチ回路から前記駆動
回路へ与えられる各データ信号による前記素子の駆動動
作のタイミングを制御する出力制御回路と、を有し、前
記各素子毎に、前記ラッチ回路でラッチされる段数を設
定することによって、前記x段のラッチ回路の最終段と
なるラッチ回路から前記駆動回路へ出力される各データ
信号のタイミングが設定されることを特徴とする。
【0018】このような駆動用ICでは、n個のデータ
信号に基づいて、n個の素子を駆動するための駆動信号
を生成する際、各素子を正常に駆動させるために、x段
のラッチ回路それぞれについて、各データ信号毎に、ラ
ッチさせるか、又は、ラッチさせずに後段に送出させる
かを設定することで、最終段のラッチ回路より1組のデ
ータ信号群が得られる。この得られた1組のデータ信号
群を構成するデータ信号が駆動回路に与えられると、駆
動回路において、出力制御回路で設定された各データ信
号に対応した点灯タイミング信号に応じたタイミング
で、駆動信号が生成されることによって、各素子を正常
に動作させることができる。このとき生成される駆動信
号は、各素子に対して1対1となるような信号でも構わ
ないし、時分割駆動させるための信号でも構わない。
【0019】又、このような駆動用ICにおいて、請求
項5に記載するように、前記n個のデータ信号がm個毎
に入力された後、n個のデータ信号を並列的に1段目の
前記ラッチ回路に送出するシフトレジスタを備えるとと
もに、前記x段の各ラッチ回路が、後段のラッチ回路に
対して、各データ信号毎に、そのデータ信号をラッチし
た後に送出するか、ラッチせずに後段のラッチ回路に送
出するかが設定されるようにしても構わない。このと
き、シフトレジスタを、1ビット毎にデータ信号が時系
列的に入力されるものとしても構わないし、複数ビット
毎にデータ信号が入力されるものとしても構わない。
【0020】又、請求項6に記載するように、前記n個
の素子が発光素子を構成するn個の発光部であるととも
に、該複数の発光部が一列に配されているとき、前記選
択回路において、前記n個の発光部の配列方向に対して
垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づい
て、前記各発光部に対応するデータ信号が選択されるよ
うにしても構わない。よって、機械的又は光学的な要因
による各発光部の結像位置のY曲がりを補正して、直線
性を改善することができる。
【0021】又、請求項7に記載するように、前記駆動
用ICが光プリントヘッド内に備えられた前記発光素子
の発光部を駆動するための駆動用ICであるとともに、
前記光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を
下側とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する
発光部の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向
において前記基準位置より離れた位置を結像位置とする
発光部に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路よ
り選択される、又は、後段のラッチ回路までラッチされ
るようにしても構わない。
【0022】このとき、例えば、発光部が一回点灯する
毎に、ラッチ回路内のデータ信号が後段のラッチ回路に
遷移するようにして1ライン毎の補正を行う場合、一回
目の点灯時には、1ライン目のデータ信号の内、その結
像位置が基準位置となる発光部に対応するデータ信号が
選択される。そして、2回目の点灯時には、1ライン目
のデータ信号の内、その結像位置が基準位置から1ライ
ン分ずれた位置となる発光部に対応するデータ信号と、
2ライン目のデータ信号の内、その結像位置が基準位置
となる発光部に対応するデータ信号が選択される。この
ような動作が繰り返し行われることによって、結像位置
のずれによるY曲がりの発生を抑え、直線性を改善する
ことができる。
【0023】又、請求項8に記載するように、前記y個
の点灯タイミング信号が、印字ライン周期毎に発生する
ようにして、各発光部の発光タイミングをずらすことに
よって、より高精度なY曲がり補正を行うことができ
る。このとき、請求項9に記載するように、前記発光部
の結像位置が、該結像位置より印字方向の下側に位置す
るとともに最も近い位置にある印字ラインに対してより
離れた位置にある前記発光部ほど、前記印字ライン周期
においてより遅いタイミングで発生される前記点灯タイ
ミング信号に応じたタイミングで、前記駆動回路が駆動
させることで、より高い精度で、直線性を改善すること
ができる。
【0024】請求項10に記載の駆動用ICは、請求項
1〜請求項9のいずれかに記載の駆動用ICにおいて、
前記y個の点灯タイミング信号が、重なり合う期間を有
することを特徴とする。
【0025】請求項11に記載の光プリントヘッドは、
n個の発光部を有する発光素子と、1組のデータ信号群
を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前記発
光部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路
と、x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段
のラッチ回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号を
前記駆動回路へ送出するタイミングを設定するために1
又は2入力のタイミング信号を遅延させてy個の点灯タ
イミング信号を生成する遅延制御回路と、前記発光部毎
に対応するデータ信号を、前記x段のラッチ回路から選
択し、n個のデータ信号によって1組のデータ信号群を
形成するとともに、該1組のデータ信号群を構成する各
データ信号を前記遅延制御回路から与えられる前記y個
の点灯タイミング信号に応じて前記駆動回路に送出する
選択回路と、を備える駆動用ICと、を有することを特
徴とする。
【0026】このような光プリントヘッドにおいて、請
求項12に記載するように、前記駆動用ICにおいて、
前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
るシフトレジスタが設けられるとともに、前記x段の各
ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回路に対して、
n個のデータ信号を並列的に送出するようにしても構わ
ない。
【0027】又、請求項13に記載するように、前記n
個の発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記
各発光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミ
ングが格納されるメモリを備え、前記駆動用ICにおい
て、前記メモリから読み出された前記駆動タイミングを
記憶する記憶回路が設けられるとともに、前記記憶回路
に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前記n個の
データ信号が前記x段のラッチ回路より選択され、該選
択されたn個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送
出されるタイミングが設定されるようにしても構わな
い。
【0028】このようにすることで、フラッシュメモリ
などの不揮発性のメモリに格納された駆動用タイミング
を、電源投入時などの設定変更時に、駆動用IC内の記
憶回路に書き込むことによって、初期設定を行うことが
できる。
【0029】請求項14に記載の光プリントヘッドは、
n個の発光部を有する発光素子と、1組のデータ信号群
を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前記発
光部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路
と、前記データ信号を格納するx段のラッチ回路と、前
記発光部毎に対応するデータ信号を前記駆動回路へ送出
するタイミングを設定するために1又は2入力のタイミ
ング信号を遅延させてy個の点灯タイミング信号を生成
し前記x段のラッチ回路の最終段となるラッチ回路から
前記駆動回路へ与えられる各データ信号による前記各発
光部の駆動動作のタイミングを制御する出力制御回路
と、を備え、前記各発光部毎に、前記ラッチ回路でラッ
チされる段数を設定することによって、前記x段のラッ
チ回路の最終段となるラッチ回路から前記駆動回路へ出
力される各データ信号のタイミングが設定される駆動用
ICと、有することを特徴とする。
【0030】このような光プリントヘッドにおいて、請
求項15に記載するように、前記駆動用ICにおいて、
前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
るシフトレジスタが設けられるとともに、前記x段の各
ラッチ回路が、後段のラッチ回路に対して、各データ信
号毎に、そのデータ信号をラッチした後に送出するか、
ラッチせずに後段のラッチ回路に送出するかが設定され
るようにしても構わない。
【0031】又、請求項16に記載するように、前記n
個の発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記
各発光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミ
ングが格納されるメモリを備え、前記駆動用ICにおい
て、前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応
じて、前記n個のデータ信号毎の前記x段のラッチ回路
同士における受け渡し動作が設定されるとともに、前記
最終段となるラッチ回路から前記駆動回路へ与えられる
各データ信号による前記発光部毎の駆動動作のタイミン
グが設定されるようにしても構わない。
【0032】このようにすることで、フラッシュメモリ
などの不揮発性のメモリに格納された駆動用タイミング
を、電源投入時などの設定変更時に、駆動用ICの初期
設定を行うことができる。
【0033】請求項17に記載の光プリントヘッドは、
n個の発光部を有する発光素子と、n個のデータ信号で
構成されるx組のデータ信号群それぞれが格納されるx
段のラッチ回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号
を前記x段のラッチ回路から選択するとともに選択した
n個のデータ信号によって1組のデータ信号群を形成す
る第1選択回路と、該第1選択回路で選択されたデータ
信号を一時記憶するとともに順に外部に出力する第1シ
フトレジスタと、を備える制御回路と、1組のデータ信
号群を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前
記発光部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回
路と、前記発光部毎に対応するデータ信号を前記駆動回
路へ送出するタイミングを設定するために1又は2入力
のタイミング信号を遅延させてy個の点灯タイミング信
号を生成する遅延制御回路と、前記制御回路から送出さ
れる前記発光部毎に対応するデータ信号を前記遅延制御
回路から与えられる前記y個の点灯タイミング信号に応
じて前記駆動回路に送出する第2選択回路と、を備える
駆動用ICと、を有することを特徴とする。
【0034】このような光プリントヘッドにおいて、ま
ず、制御回路で印字ライン毎の粗めのY曲がり補正が行
われる。このように粗めのY曲がり補正が施されたデー
タ信号が駆動用ICに与えられると、駆動用ICにおい
て、各発光部に与えるデータ信号の印字ライン周期内に
おけるタイミングの微調整が行われる。よって、駆動用
ICにおいて、更に精度の高いY曲がり補正が施され
る。
【0035】請求項18に記載するように、前記制御回
路において、前記n個のデータ信号がm個毎に入力され
た後、n個のデータ信号を並列的に1段目の前記ラッチ
回路に送出する第2シフトレジスタが設けられるととも
に、前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッ
チ回路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出する
ようにしても構わない。
【0036】請求項19に記載するように、前記n個の
発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記各発
光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミング
が格納されるメモリを備え、前記制御回路に、前記メモ
リから読み出された前記駆動タイミングを記憶する第1
記憶回路が設けられ、前記駆動用ICに、前記メモリか
ら読み出された前記駆動タイミングを記憶する第2記憶
回路が設けられ、前記制御回路において、前記第1記憶
回路に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前記n
個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より選択され、
前記駆動用ICにおいて、前記第2記憶回路に記憶され
た前記駆動タイミングに応じて、前記制御回路で選択さ
れたn個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送出さ
れるタイミングが設定されるようにしても構わない。
【0037】このようにすることで、フラッシュメモリ
などの不揮発性のメモリに格納された駆動用タイミング
を、電源投入時などの設定変更時に、制御回路内の第1
記憶回路及び駆動用IC内の第2記憶回路に書き込むこ
とによって、初期設定を行うことができる。
【0038】又、請求項20に記載するように、前記光
プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を下側と
し、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する発光部
の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向におい
て前記基準位置より離れた位置を結像位置とする発光部
に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路より選択
される、又は、後段のラッチ回路までラッチされるよう
に、前記駆動タイミングが設定されるようにすること
で、結像位置のずれによるY曲がりの発生を抑え、直線
性を改善することができる。
【0039】請求項21に記載するように、前記y個の
点灯タイミング信号が、印字ライン周期毎に発生し、前
記発光部の結像位置が、該結像位置より印字方向の下側
に位置するとともに最も近い位置にある印字ラインに対
してより離れた位置にある前記発光部ほど、前記印字ラ
イン周期においてより遅いタイミングで発生される前記
点灯タイミング信号に応じたタイミングで、前記駆動回
路によって駆動されることで、より高い精度で直線性を
改善することができる。又、請求項22に記載するよう
に、前記y個の点灯タイミング信号が、重なり合う期間
を有するようにすることで、点灯時間を長く設定できる
ために高速印刷に対応することが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1及び図2で示され
る構成は、後述する各実施の形態において、共通の構成
である。そして、図1のように、発光部1、SLA2、
レンズホルダ3、及び位置決めピン4a,4bを有する
光プリントヘッドは、図2のブロック図で表されるよう
な内部構成となる。
【0041】図2のように、本実施形態の光プリントヘ
ッドにおいて、発光素子群1が4992個の発光部#1
〜#4992で構成され、この発光部#1〜#4992
を192個毎に駆動させるための26個の駆動用ICa
1〜ICa26が設けられる。また、発光部#1〜#4
992のY方向の位置ずれに関するデータを格納するフ
ラッシュメモリなどで構成されたメモリ5とを有する。
又、メモリ5へのデータの読み出し及び書き込みや駆動
用ICa1〜ICa26にデータを与えて動作制御を行
う制御回路6を付け加えても良い。尚、以下の各実施形
態では、駆動用ICが26個で、又、発光部が4992
個で構成されるものを一例に挙げて説明する。 <第1の実施の形態>本発明の第1の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図3及び図4は、本実施
形態における光プリントヘッドに設けられた駆動用IC
の内部構成を示すブロック回路図である。
【0042】図2のような光プリントヘッドにおける駆
動用ICa(図2の駆動用ICa1〜ICa26に相当
する)は、図3のブロック図のように、データ入力端子
SI0〜SI3より入力される4ビットのデータ信号を
取り込む192ビットのシフトレジスタ11と、シフト
レジスタ11で取り込まれたデータ信号を192ビット
単位毎に並列に取り込むラッチ回路12と、Y方向の補
正を行うための192組の補正データを格納するY位置
補正データ記憶回路13とを有する。
【0043】又、駆動用ICaは、各部に所定のタイミ
ング信号を供給するタイミング制御回路14と、ラッチ
回路12に格納されたデータ信号をY位置補正データ記
憶回路13に格納された補正データに応じて選択する選
択回路15と、選択回路15で選択されたデータ信号に
応じて出力端子DO1〜DO192に駆動信号を出力す
るドライブ回路16と、ドライブ回路16に定電流を供
給する電流供給回路17とを有する。
【0044】更に、上述したように駆動用ICaが図3
のように構成されるとき、ラッチ回路12は、192ビ
ットの構成のラッチ回路をシリアルに5段接続された構
成とされるとともに、ラッチ回路12内の各段のラッチ
回路には、シフトレジスタ11又は前段のラッチ回路よ
り出力される192ビットのデータ信号がパラレルに入
力される。又、ラッチ回路12内の各段のラッチ回路よ
り出力される192ビットのデータ信号が選択回路15
に与えられる。
【0045】そして、選択回路15では、ラッチ回路1
2より与えられる192×5ビットのデータ信号から、
Y位置補正データ記憶回路13より与えられる192×
9ビットの補正データの内の192×5ビットの補正デ
ータに応じて選択した192ビットのデータ信号を、残
りの192×4ビットの補正データで選択したタイミン
グ制御回路14より供給される点灯タイミング信号EN
1〜EN4に応じてドライブ回路16に出力する。
【0046】Y位置補正データ記憶回路13は、9ビッ
トで構成される補正データを、データ信号に対応して1
92個記憶することができるように、例えば、192×
9ビットのラッチ回路で構成することができる。そし
て、Y位置補正データ記憶回路13への補正データの書
き込みは、シフトレジスタ11から並列に供給される1
92個単位の信号に基づいて、前もって行うことができ
る。
【0047】即ち、メモリ5内に格納された補正データ
が、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制
御回路6により読み出されて駆動用ICaに与えられる
とき、Y位置補正データ記憶回路13のみを書き込み状
態としてシフトレジスタ11を介して補正データの各ビ
ットを記憶する作業を9回繰り返すことによって書き込
まれる。
【0048】以下に図4を参照して、このように構成さ
れる駆動用ICaの詳細な構成について説明する。尚、
図4は、説明を簡単にするために出力端子DO1に基づ
いた回路ブロック図を示し、他の出力端子DO2〜DO
192については同様となるため省略する。
【0049】ラッチ回路12は、192ビットのデータ
信号を格納することができるラッチ回路12a〜12e
を有し、ラッチ回路12aにシフトレジスタ11に格納
された192ビットのデータ信号が、ラッチ回路12b
にラッチ回路12aに格納された192ビットのデータ
信号が、ラッチ回路12cにラッチ回路12bに格納さ
れた192ビットのデータ信号が、ラッチ回路12dに
ラッチ回路12cに格納された192ビットのデータ信
号が、ラッチ回路12eにラッチ回路12dに格納され
た192ビットのデータ信号が、ロード信号LOADに
応じてそれぞれ与えられる。
【0050】又、このラッチ回路12a〜12eのそれ
ぞれに格納された192×5ビットのデータ信号が、ロ
ード信号LOADに応じて、選択回路15に同時に送出
される。このように192×5ビットのデータ信号が与
えられる選択回路15は、出力端子DO1〜DO192
のそれぞれに与えるための192ビットのデータ信号を
選択するために、5つのANDゲートG1〜G5と1つ
のORゲートG6で構成されたゲート回路及び4つのA
NDゲートG11〜G14と1つのORゲートG15で
構成されたゲート回路がそれぞれ192組構成される。
【0051】この選択回路15は、遅延制御回路18で
生成された点灯タイミング信号EN1〜EN4のいずれ
か1つの信号に応じてドライブ回路16にデータ信号を
送出するために、ORゲートG6,G15それぞれから
の出力が入力されるANDゲートG7を192個有す
る。又、ドライブ回路16は、電流供給回路17より供
給される電流を増幅して出力端子DO1〜DO192そ
れぞれに供給する192個の電流増幅器16aによって
構成される。
【0052】又、遅延制御回路18は、図5に波形を示
すように、タイミング信号ENによって規定される期間
をタイミングクロックECLKに応じて複数の期間に分
割するための点灯タイミング信号EN1〜EN4を生成
するための回路である。即ち、図6に示すように、タイ
ミング信号EN及びタイミングクロックECLKが入力
される4つの出力遅延カウンタ61〜64によって構成
することができる。よって、この出力遅延カウンタ61
〜64それぞれより図5のように、タイミングクロック
ECLK1周期毎に順に遅延された点灯タイミング信号
EN1〜EN4が出力される。
【0053】このように、遅延制御回路18は1つのタ
イミング信号ENに基づいて4つの点灯タイミング信号
EN1〜EN4を生成する。すなわち、点灯タイミング
信号の数よりも少数の信号線を用いて制御信号(タイミ
ング信号)を供給するので、外部と接続する制御信号の
端子の数を削減してICの小型化を図ることができると
ともに、ワイヤボンド配線などの外部配線数を削減する
ことができる。又、点灯タイミング信号EN1〜EN4
がハイとなる期間が、タイミング信号ENがハイとなる
期間とほぼ等しいため、各発光部の点灯時間を長く設定
することができる。
【0054】ここで、出力端子DO1に基づいて説明す
ると、Y位置補正データ記憶回路13より出力される5
ビットの補正データda〜deがそれぞれ、5つのAN
DゲートG1〜G5に入力される。又、このANDゲー
トG1〜G5には、ラッチ回路12a〜12eからの出
力端子DO1に与えるためのデータ信号が1ビット毎に
入力される。ORゲートG6には、ANDゲートG1〜
G5からの出力が入力され、補正データda〜deの
内、ハイとなる補正データが入力されたANDゲートか
らの出力がORゲートG6の出力となる。
【0055】又、Y位置補正データ記憶回路13より出
力される4ビットの補正データta〜tdがそれぞれ、
4つのANDゲートG11〜G14に入力される。そし
て、このANDゲートG11〜G14には、遅延制御回
路18で生成された点灯タイミング信号EN1〜EN4
がそれぞれ入力される。ORゲートG15には、AND
ゲートG11〜G14からの出力が入力され、補正デー
タta〜tdの内、ハイとなる補正データが入力された
ANDゲートからの出力がORゲートG15の出力とな
る。そして、ORゲートG6,G15それぞれの出力が
ANDゲートG7に与えられ、補正データda〜deに
よって選択されたデータ信号が、補正データta〜td
によって選択された点灯タイミング信号EN1〜EN4
に応じて、ANDゲートG7を介して電流増幅回路16
aに送出される。
【0056】シフトレジスタ11より出力されるデータ
信号は、4ビット毎に、データ信号出力端子SO0〜S
O3より出力されて、隣接する駆動用ICaの入力端子
SI0〜SI3に入力される。又、クロック入力端子C
Iに入力されるクロックCLKがバッファB1を介して
クロック出力端子COより出力されて、隣接する駆動用
ICaのクロック入力端子CIに入力される。ロード信
号入力端子LIに入力されるロード信号LOADは、バ
ッファB2を介してロード信号出力端子LOより出力さ
れて、隣接する駆動用ICaのロード信号入力端子LI
に入力される。
【0057】このように構成される駆動用ICa1〜I
Ca26が設けられた光プリントヘッドの動作につい
て、図7及び図8を参照して説明する。図7は、発光部
のY方向の結像位置と補正後の印字イメージを示す図で
あり、又、図8は、駆動用ICの動作を示すタイミング
チャートである。
【0058】まず、図7を参照して、簡単に説明する。
尚、図7は、説明を簡単にするために、発光部数を17
ドットとして説明する。又、紙送り方向(印字方向と反
対の方向となる)を図7の矢印の方向とする。このと
き、まず、各発光部#1〜#17の結像位置を、CCD
(Charge Coupled Device)による位置計測や印字され
た直線の曲がりの計測などを用いて確認する。そして、
このとき確認された各発光部#1〜#17の結像位置か
ら、各発光部#1〜#17の点灯タイミングを表す補正
データda〜de,ta〜tdを設定する。そして、設
定された補正データda〜de,ta〜tdが制御回路
6によってメモリ5に書き込まれる。
【0059】即ち、まず、図7(a)のように発光部#
1〜#17それぞれの結像位置が確認されるとともに、
発光部#1〜#17の内その結像位置が最下部となる発
光部#17が基準位置となるとき、図7(b)のよう
に、発光部#15〜#17に対して補正データdaが、
発光部#1,#2,#13,#14に対して補正データ
dbが、発光部#3,#4,#11,#12に対して補
正データdcが、発光部#5〜#7,#9,#10に対
して補正データddが、発光部#8に対して補正データ
deが、それぞれ設定されてメモリ5に格納される。
【0060】この補正データda〜deは、それぞれ、
結像位置が基準位置付近であるものに対してdaが、結
像位置が基準位置より略1ライン分紙送り方向にずれた
位置であるものに対してdbが、結像位置が基準位置よ
り略2ライン分紙送り方向にずれた位置であるものに対
してdcが、結像位置が基準位置より略3ライン分紙送
り方向にずれた位置であるものに対してddが、結像位
置が基準位置より略4ライン分紙送り方向にずれた位置
であるものに対してdeが与えられるようにして、設定
される。
【0061】このように設定されたライン毎のY位置補
正を行うための補正データda〜deを用いてY位置補
正が行われると、図7(a)のように確認される発光部
#1〜#17の結像位置が、図7(c)のように補正さ
れる。しかしながら、図7(c)から明らかなように、
ライン毎のY位置補正を行っても、まだ、基準位置にお
ける各発光部の結像位置のずれが完全に解消されていな
い。そこで、更に、基準位置と基準位置より略1ライン
分紙送り方向にずれた位置との間を4領域に分け、各領
域毎の結像位置のずれに対するY位置補正を行うための
補正データta〜tdが設定される。尚、各ライン間の
幅をLとする。
【0062】即ち、図7(d)のように、発光部#1,
#3,#5,#8,#10,#12,#14,#17に
対して補正データtaが、発光部#6,#16に対して
補正データtbが、発光部#2,#4,#9,#11,
#13に対して補正データtcが、発光部#7,#15
に対して補正データtdが、それぞれ設定されてメモリ
5に格納される。
【0063】この補正データta〜tdは、結像位置が
基準位置付近であるものに対して補正データtaが、結
像位置が基準位置より略(1/4)L紙送り方向にずれた
位置であるものに対して補正データtbが、結像位置が
基準位置より略(1/2)L紙送り方向にずれた位置であ
るものに対して補正データtcが、結像位置が基準位置
より略(3/4)L紙送り方向にずれた位置であるものに
対して補正データtdが与えられるようにして設定され
る。
【0064】例えば、電源投入されたときなどにおい
て、このようにメモリ5に格納された各発光部#1〜#
17に対する補正データda〜de,ta〜tdが、プ
リンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制御回路
6によって読み出されて、駆動用ICaに与えられて、
シフトレジスタ11を介してY位置補正データ記憶回路
13に格納される。
【0065】そして、まず、ラッチ回路12aに格納さ
れたデータ信号が、補正データdaが与えられる出力端
子DO15〜DO17のそれぞれに対して設けられたA
NDゲートG1及びORゲートG6を介して、ANDゲ
ートG7に与えられる。このとき、遅延制御回路18よ
り点灯タイミング信号EN1が送出されると、補正デー
タtaが与えられる出力端子DO17に設けられたAN
DゲートG11の出力がハイとなり、このANDゲート
G11の出力がORゲートG15を介して、ANDゲー
トG7に与えられる。よって、出力端子DO17に対し
て設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回路12a
に格納されたデータ信号が与えられ、発光部#17に電
流供給されて、基準位置付近の印字が行われる。
【0066】又、遅延制御回路18より点灯タイミング
信号EN1が送出された後にタイミングクロック1周期
分遅延して点灯タイミング信号EN2が送出されると、
補正データtbが与えられる出力端子DO16に設けら
れたANDゲートG12の出力がハイとなり、このAN
DゲートG12の出力がORゲートG15を介して、A
NDゲートG7に与えられる。よって、出力端子DO1
6に対して設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回
路12aに格納されたデータ信号が与えられ、発光部#
16に電流供給されて、基準位置から(1/4)Lずれ
た位置の印字が行われる。そして、遅延制御回路18よ
り点灯タイミング信号EN2が送出された後にタイミン
グクロック1周期分遅延して点灯タイミング信号EN3
が送出される。
【0067】その後、更に、遅延制御回路18より点灯
タイミング信号EN3が送出された後にタイミングクロ
ック1周期分遅延して点灯タイミング信号EN4が送出
されると、補正データtdが与えられる出力端子DO1
5に設けられたANDゲートG14の出力がハイとな
り、このANDゲートG14の出力がORゲートG15
を介して、ANDゲートG7に与えられる。よって、出
力端子DO15に対して設けられた電流増幅回路16a
に、ラッチ回路12aに格納されたデータ信号が与えら
れ、発光部#15に電流供給されて、基準位置から(3
/4)Lずれた位置の印字が行われる。このラインの印
字が終了すると、ラッチ回路12aに格納されたデータ
信号がラッチ回路12bに格納される。
【0068】次に、基準位置から1ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12bに格納されたデ
ータ信号が、補正データdbが与えられる出力端子DO
1,DO2,DO13,DO14のそれぞれに対して設
けられたANDゲートG2及びORゲートG6を介し
て、ANDゲートG7に与えられる。このとき、遅延制
御回路18より点灯タイミング信号EN1が送出される
と、補正データtaが与えられる出力端子DO1,DO
14に設けられたANDゲートG11の出力がハイとな
り、このANDゲートG11の出力がORゲートG15
を介して、ANDゲートG7に与えられる。よって、出
力端子DO1,DO14に対して設けられた電流増幅回
路16aに、ラッチ回路12bに格納されたデータ信号
が与えられ、発光部#1,#14に電流供給されて、1
ラインずれた位置の印字が行われる。
【0069】又、遅延制御回路18より点灯タイミング
信号EN2が送出された後に点灯タイミング信号EN3
が送出されると、補正データtcが与えられる出力端子
DO2,DO13それぞれに設けられたANDゲートG
13の出力がハイとなり、このANDゲートG13の出
力がORゲートG15を介して、ANDゲートG7に与
えられる。よって、出力端子DO2,DO13に対して
設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回路12bに
格納されたデータ信号が与えられ、発光部#2,#13
に電流供給されて、1ラインずれた位置から更に(1/
2)Lずれた位置の印字が行われる。
【0070】更に、遅延制御回路18より点灯タイミン
グ信号EN4が送出されて、このラインの印字が終了す
ると、ラッチ回路12bに格納されたデータ信号がラッ
チ回路12cに格納される。
【0071】次に、基準位置から2ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12cに格納されたデ
ータ信号が、補正データdcが与えられる出力端子DO
3,DO4,DO11,DO12のそれぞれに対して設
けられたANDゲートG3及びORゲートG6を介し
て、ANDゲートG7に与えられる。このとき、遅延制
御回路18より点灯タイミング信号EN1が送出される
と、補正データtaが与えられる出力端子DO3,DO
12に設けられたANDゲートG11の出力がハイとな
り、このANDゲートG11の出力がORゲートG15
を介して、ANDゲートG7に与えられる。よって、出
力端子DO3,DO12に対して設けられた電流増幅回
路16aに、ラッチ回路12cに格納されたデータ信号
が与えられ、発光部#3,#12に電流供給されて、2
ラインずれた位置の印字が行われる。
【0072】又、遅延制御回路18より点灯タイミング
信号EN2が送出された後に点灯タイミング信号EN3
が送出されると、補正データtcが与えられる出力端子
DO4,DO11それぞれに設けられたANDゲートG
13の出力がハイとなり、このANDゲートG13の出
力がORゲートG15を介して、ANDゲートG7に与
えられる。よって、出力端子DO4,DO11に対して
設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回路12cに
格納されたデータ信号が与えられ、発光部#4,#11
に電流供給されて、2ラインずれた位置から更に(1/
2)Lずれた位置の印字が行われる。
【0073】更に、遅延制御回路18より点灯タイミン
グ信号EN4が送出されて、このラインの印字が終了す
ると、ラッチ回路12cに格納されたデータ信号がラッ
チ回路12dに格納される。
【0074】次に、基準位置から3ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12dに格納されたデ
ータ信号が、補正データddが与えられる出力端子DO
5〜DO7,DO9,DO10のそれぞれに対して設け
られたANDゲートG4及びORゲートG6を介して、
ANDゲートG7に与えられる。このとき、遅延制御回
路18より点灯タイミング信号EN1が送出されると、
補正データtaが与えられる出力端子DO5,DO10
に設けられたANDゲートG11の出力がハイとなり、
このANDゲートG11の出力がORゲートG15を介
して、ANDゲートG7に与えられる。よって、出力端
子DO5,DO10に対して設けられた電流増幅回路1
6aに、ラッチ回路12dに格納されたデータ信号が与
えられ、発光部#5,#10に電流供給されて、3ライ
ンずれた位置の印字が行われる。
【0075】又、遅延制御回路18より点灯タイミング
信号EN2が送出されると、補正データtbが与えられ
る出力端子DO6に設けられたANDゲートG12の出
力がハイとなり、このANDゲートG12の出力がOR
ゲートG15を介して、ANDゲートG7に与えられ
る。よって、出力端子DO6に対して設けられた電流増
幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納されたデータ
信号が与えられ、発光部#6に電流供給されて、3ライ
ンずれた位置から更に(1/4)Lずれた位置の印字が
行われる。
【0076】又、遅延制御回路18より点灯タイミング
信号EN3が送出されると、補正データtcが与えられ
る出力端子DO9に設けられたANDゲートG13の出
力がハイとなり、このANDゲートG13の出力がOR
ゲートG15を介して、ANDゲートG7に与えられ
る。よって、出力端子DO9に対して設けられた電流増
幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納されたデータ
信号が与えられ、発光部#9に電流供給されて、3ライ
ンずれた位置から更に(1/2)Lずれた位置の印字が
行われる。
【0077】更に、遅延制御回路18より点灯タイミン
グ信号EN4が送出されると、補正データtdが与えら
れる出力端子DO7に設けられたANDゲートG14の
出力がハイとなり、このANDゲートG14の出力がO
RゲートG15を介して、ANDゲートG7に与えられ
る。よって、出力端子DO7に対して設けられた電流増
幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納されたデータ
信号が与えられ、発光部#7に電流供給されて、3ライ
ンずれた位置から更に(3/4)Lずれた位置の印字が
行われる。このラインの印字が終了すると、ラッチ回路
12dに格納されたデータ信号がラッチ回路12eに格
納される。
【0078】最後に、基準位置から4ラインずれた位置
の印字が行われるとき、ラッチ回路12eに格納された
データ信号が、補正データdeが与えられる出力端子D
O8に対して設けられたANDゲートG5及びORゲー
トG6を介して、ANDゲートG7に与えられる。この
とき、遅延制御回路18より点灯タイミング信号EN1
が送出されると、補正データtaが与えられる出力端子
DO8に設けられたANDゲートG11の出力がハイと
なり、このANDゲートG11の出力がORゲートG1
5を介して、ANDゲートG7に与えられる。よって、
出力端子DO8に対して設けられた電流増幅回路16a
に、ラッチ回路12eに格納されたデータ信号が与えら
れ、発光部#8に電流供給されて、4ラインずれた位置
の印字が行われる。
【0079】その後、点灯タイミング信号EN2〜EN
4がそれぞれタイミングクロックECLK1周期分毎に
遅延されて送出されると、最終的に、補正後の印字イメ
ージが図7(e)のようになり、図7(c)と比べて、
その直線性が大幅に改善される。
【0080】このように、発光部#15〜#17に現在
印字するラインのデータが、発光部#1,#2,#1
3,#14に現在印字するラインの1ライン前のデータ
が、発光部#3,#4,#11,#12に現在印字する
ラインの2ライン前のデータが、発光部#5〜#7,#
9,#10に現在印字するラインの3ライン前のデータ
が、発光部#8に現在印字するラインの4ライン前のデ
ータが、それぞれ与えられる。
【0081】更に、上述のように各発光部#1〜#17
に与えられようとされる各データは、点灯タイミング信
号EN1が与えられたときに、発光部#1,#3,#
5,#8,#10,#12,#14,#17に対して、
点灯タイミング信号EN2が与えられたときに、発光部
#6,#16に対して、点灯タイミング信号EN3が与
えられたときに、発光部#2,#4,#9,#11,#
13に対して、点灯タイミング信号EN4が与えられた
ときに、発光部#7,#15に対して、それぞれ与えら
れる。
【0082】次に、この光プリンタヘッドの詳細な動作
について、図8のタイミングチャートにより説明する。
Y位置補正データ記憶回路13には、上述した動作が行
われることによって、既にメモリ5に格納された補正デ
ータが書き込まれると、まず、設定信号SETがローか
らハイとなって、Y位置補正データ記憶回路13への書
き込みを禁止する。
【0083】そして、端に位置する駆動用ICa26の
データ入力端子SI0〜SI3に1ライン分(4992
ビット)のデータ信号が4ビット毎に順次与えられ、こ
れがクロックCLKに同期して、駆動用ICa1〜IC
a26のシフトレジスタ11に取り込まれる。即ち、1
番目、5番目、9番目、…のデータ信号が駆動用ICa
26のデータ入力端子SI0に、2番目、6番目、10
番目、…のデータ信号が駆動用ICa26のデータ入力
端子SI1に、3番目、7番目、11番目、…のデータ
信号が駆動用ICa26のデータ入力端子SI2に、4
番目、8番目、12番目、…のデータ信号が駆動用IC
a26のデータ入力端子SI3に、それぞれ、与えられ
る。
【0084】そして、1248回目のクロックCLKが
入力されたとき、駆動用ICa1,ICa2,…,IC
a26のシフトレジスタ11に、それぞれ、1ライン目
のデータ信号の内、1〜192番目、193〜384番
目、…、4801〜4992番目のデータ信号が格納さ
れる。このようにして、1ライン目のデータ信号が、駆
動用ICa1〜ICa26のシフトレジスタ11に格納
されると、クロックCLKが停止し、ハイのロード信号
LOADが与えられる。
【0085】このロード信号LOADが与えられると、
駆動用ICa1〜ICa26において、シフトレジスタ
11に格納された1ライン目のデータ信号が、ラッチ回
路12aに書き込まれる。このラッチ回路12aに書き
込まれたデータ信号は、補正データdaが与えられるA
NDゲートG1及びORゲートG6を介して、ANDゲ
ートG7に入力される。よって、ラッチ回路12aに格
納された1ライン目のデータ信号の内、補正データda
が与えられた位置(基準位置付近)の発光部に与えるデ
ータ信号が、ラッチ回路12aよりANDゲートG7に
入力される。
【0086】そして、ロード信号LOADをローにした
後、再び、クロックCLKの入力を開始するとともに、
所定期間ハイとなるパルス信号となるタイミング信号E
Nを与える。このとき、図5で説明したように、点灯タ
イミング信号EN1〜EN4が、EN1,EN2,EN
3,EN4の順に遅延制御回路18より出力される。
【0087】よって、まず、点灯タイミング信号EN1
が、補正データtaが与えられるANDゲートG11と
ORゲートG15を介してANDゲートG7に与えられ
るため、1ライン目の基準位置付近に存在する発光部に
与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。次
に、タイミングクロックECLK1周期分遅延して点灯
タイミング信号EN2が、補正データtbが与えられる
ANDゲートG12とORゲートG15を介してAND
ゲートG7に与えられるため、1ライン目の基準位置か
ら(1/4)Lずれた位置に存在する発光部に与えるデー
タ信号がドライブ回路16に与えられる。
【0088】次に、タイミングクロックECLK1周期
分遅延して点灯タイミング信号EN3が、補正データt
cが与えられるANDゲートG13とORゲートG15
を介してANDゲートG7に与えられるため、1ライン
目の基準位置から(1/2)Lずれた位置に存在する発光
部に与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられ
る。最後に、タイミングクロックECLK1周期分遅延
して点灯タイミング信号EN4が、補正データtdが与
えられるANDゲートG14とORゲートG15を介し
てANDゲートG7に与えられるため、1ライン目の基
準位置から(3/4)Lずれた位置に存在する発光部に与
えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。更
に、このとき、クロックCLKに同期して、駆動用IC
aのシフトレジスタ11に2ライン目のデータ信号が取
り込まれる。
【0089】その後、2ライン目のデータ信号が駆動用
ICaのシフトレジスタ11に格納されると、ハイのロ
ード信号LOADを与えることによって、ラッチ回路1
2aに格納された1ライン目のデータ信号をラッチ回路
12bに書き込むとともに、シフトレジスタ11に格納
された2ライン目のデータ信号をラッチ回路12aに書
き込む。ラッチ回路12aに書き込まれたデータ信号
は、補正データdaが与えられるANDゲートG1及び
ORゲートG6を介して、ANDゲートG7に入力され
る。又、ラッチ回路12bに書き込まれたデータ信号
は、補正データdbが与えられるANDゲートG2及び
ORゲートG6を介して、ANDゲートG7に入力され
る。
【0090】よって、まず、点灯タイミング信号EN1
が、補正データtaが与えられるANDゲートG11と
ORゲートG15を介してANDゲートG7に与えられ
るため、2ライン目の基準位置付近に存在する発光部と
1ライン目の基準位置から1ラインずれた位置に存在す
る発光部とに与えるデータ信号がドライブ回路16に与
えられる。次に、タイミングクロックECLK1周期分
遅延して点灯タイミング信号EN2が、補正データtb
が与えられるANDゲートG12とORゲートG15を
介してANDゲートG7に与えられるため、2ライン目
の基準位置から(1/4)Lずれた位置に存在する発光部
と1ライン目の基準位置から1ライン及び(1/4)Lず
れた位置に存在する発光部とに与えるデータ信号がドラ
イブ回路16に与えられる。
【0091】次に、タイミングクロックECLK1周期
分遅延して点灯タイミング信号EN3が、補正データt
cが与えられるANDゲートG13とORゲートG15
を介してANDゲートG7に与えられるため、2ライン
目の基準位置から(1/2)Lずれた位置に存在する発光
部と1ライン目の基準位置から1ライン及び(1/2)L
ずれた位置に存在する発光部とに与えるデータ信号がド
ライブ回路16に与えられる。
【0092】最後に、タイミングクロックECLK1周
期分遅延して点灯タイミング信号EN4が、補正データ
tdが与えられるANDゲートG14とORゲートG1
5を介してANDゲートG7に与えられるため、2ライ
ン目の基準位置から(3/4)Lずれた位置に存在する発
光部と1ライン目の基準位置から1ライン及び(3/4)
Lずれた位置に存在する発光部とに与えるデータ信号が
ドライブ回路16に与えられる。更に、このとき、クロ
ックCLKに同期して、駆動用ICaのシフトレジスタ
11に3ライン目のデータ信号が取り込まれる。
【0093】その後、クロックCLK、ロード信号LO
AD、タイミング信号ENがそれぞれ、上述の動作を繰
り返すことによって、まず、ラッチ回路12a,12
b,12cのそれぞれに、3ライン目、2ライン目、1
ライン目のデータ信号が格納される。そして、1ライン
目の基準位置から略2ラインずれた位置の発光部、2ラ
イン目の基準位置から略1ラインずれた位置の発光部、
及び、3ライン目の基準位置付近に存在する発光部それ
ぞれに対して、各ライン位置、各ラインから(1/4)L
ずれた位置、各ラインから(1/2)Lずれた位置、各ラ
インから(3/4)Lずれた位置の順に、電流が供給され
る。
【0094】次に、ラッチ回路12a,12b,12
c,12dのそれぞれに、4ライン目、3ライン目、2
ライン目、1ライン目のデータ信号が格納される。そし
て、1ライン目の基準位置から略3ラインずれた位置の
発光部、2ライン目の基準位置から略2ラインずれた位
置の発光部、3ライン目の基準位置から略1ラインずれ
た位置の発光部、及び、4ライン目の基準位置付近に存
在する発光部それぞれに対して、各ライン位置、各ライ
ンから(1/4)Lずれた位置、各ラインから(1/2)L
ずれた位置、各ラインから(3/4)Lずれた位置の順
に、電流が供給される。
【0095】次に、ラッチ回路12a,12b,12
c,12d,12eのそれぞれに、5ライン目、4ライ
ン目、3ライン目、2ライン目、1ライン目のデータ信
号が格納される。そして、1ライン目の基準位置から略
4ラインずれた位置の発光部、2ライン目の基準位置か
ら略3ラインずれた位置の発光部、3ライン目の基準位
置から略2ラインずれた位置の発光部、4ライン目の基
準位置から略1ラインずれた位置の発光部、及び、5ラ
イン目の基準位置付近に存在する発光部それぞれに対し
て、各ライン位置、各ラインから(1/4)Lずれた位
置、各ラインから(1/2)Lずれた位置、各ラインから
(3/4)Lずれた位置の順に、電流が供給される。
【0096】よって、このように5ライン分の発光が終
了した時点で初めて、1ライン目の発光が完了する。そ
の後、上述した動作が繰り返されることによって、2ラ
イン目、3ライン目、…の発光が順次行われ、最終的
に、静電写真型プリンタ1画面分の露光が行われる。
【0097】このように、本実施形態では、駆動用IC
a1〜a26において、ライン毎のY位置のずれとライ
ン間の領域毎のY位置のずれに対する補正が同時に行わ
れる。即ち、駆動用ICa1〜a26で、図7(a)の
ようなY位置のずれが、直接、図7(e)のように補正
される。よって、高精度なY曲がり補正を行うことがで
きる。 <第2の実施の形態>本発明の第2の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態にお
ける光プリントヘッドに設けられた制御回路の要部の構
成を示すブロック回路図である。図10は、本実施形態
における光プリントヘッドに設けられた駆動用ICの内
部構成を示すブロック回路図である。尚、図10におい
て、図4に示す部分と同一の目的で使用する部分につい
ては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
又、本実施形態における駆動用ICは、その概略的なブ
ロックは、第1の実施形態と同様、図3のようになる。
【0098】本実施形態では、上述したように光プリン
トヘッドが図2のように構成されるとき、制御回路6に
補正データda〜deが与えられて、まず、制御回路6
において、駆動用ICa1〜a26に与えられるデータ
信号に対するライン毎のY位置のずれに対する補正が行
われる。そして、制御回路6で補正されたデータ信号
は、更に、補正データta〜tdが与えられる駆動用I
Ca1〜a26において、ライン間の領域毎のY位置の
ずれに対する補正が行われる。
【0099】この制御回路6は、図9のように構成され
る。尚、図9は、説明を簡単にするために発光部#1に
基づいた回路ブロック図を示し、他の発光部#2〜#4
992については同様となるため省略する。
【0100】図9に示す制御回路6は、データ入力端子
SI0〜SI3より入力される4ビットのデータ信号を
取り込む4992ビットのシフトレジスタ21と、シフ
トレジスタ21で取り込まれたデータ信号を4992ビ
ット単位毎に並列に取り込む5段のラッチ回路22と、
Y方向の補正を行うための4992組の補正データを格
納するY位置補正データ記憶回路23と、ラッチ回路2
2に格納されたデータ信号をY位置補正データ記憶回路
23に格納された補正データに応じて選択する選択回路
24と、選択回路24で選択されたデータ信号を取り込
む4992ビットのシフトレジスタ25とを有する。
【0101】そして、ラッチ回路22は、4992ビッ
トのデータ信号を格納することができるラッチ回路22
a〜22eを有し、ラッチ回路22aにシフトレジスタ
21に格納された4992ビットのデータ信号が、ラッ
チ回路22bにラッチ回路22aに格納された4992
ビットのデータ信号が、ラッチ回路22cにラッチ回路
22bに格納された4992ビットのデータ信号が、ラ
ッチ回路22dにラッチ回路22cに格納された499
2ビットのデータ信号が、ラッチ回路22eにラッチ回
路22dに格納された4992ビットのデータ信号が、
ロード信号LOADに応じてそれぞれ与えられる。
【0102】又、このラッチ回路22a〜22eのそれ
ぞれに格納された4992×5ビットのデータ信号が、
ロード信号LOADに応じて、選択回路24に同時に送
出される。このように4992×5ビットのデータ信号
が与えられる選択回路24は、駆動用ICa1〜a26
のそれぞれに与えるための4992ビットのデータ信号
を選択するために、5つのANDゲートG1〜G5と1
つのORゲートG6で構成されたゲート回路が4992
組構成される。
【0103】そして、この選択回路24で選択された4
992ビットのデータ信号が、シフトレジスタ25に与
えられた後、一旦、格納される。又、シフトレジスタ2
5は、格納した4992ビットのデータ信号を、データ
出力端子SO0〜SO3から、4ビット毎に、駆動用I
Ca26に出力する。
【0104】即ち、発光部#1に対するデータ信号に基
づいて説明すると、Y位置補正データ記憶回路23より
出力される5ビットの補正データda〜deがそれぞ
れ、5つのANDゲートG1〜G5に入力される。又、
このANDゲートG1〜G5には、ラッチ回路22a〜
22eからの発光部#1に対するデータ信号が1ビット
毎に入力される。ORゲートG6には、ANDゲートG
1〜G5からの出力が入力され、補正データda〜de
の内、ハイとなる補正データが入力されたANDゲート
からの出力が出力となる。そして、このORゲートG6
の出力が、シフトレジスタ25に送出される。
【0105】クロック入力端子CIに入力されるクロッ
クCLKがバッファB1を介してクロック出力端子CO
より出力されて、駆動用ICa26のクロック入力端子
CIに入力される。ロード信号入力端子LIに入力され
るロード信号LOADは、バッファB2を介してロード
信号出力端子LOより出力されて、駆動用ICa26の
ロード信号入力端子LIに入力される。
【0106】又、Y位置補正データ記憶回路23は、5
ビットで構成される補正データを、データ信号に対応し
て4992個記憶することができるように、例えば、4
992×5ビットのラッチ回路で構成することができ
る。そして、Y位置補正データ記憶回路23への補正デ
ータの書き込みは、シフトレジスタ21から並列に供給
される4992個単位の信号に基づいて、前もって行う
ことができる。
【0107】即ち、メモリ5内に格納された補正データ
が、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制
御回路6により読み出されて制御回路6に与えられると
き、Y位置補正データ記憶回路23のみを書き込み状態
としてシフトレジスタ21を介して補正データの各ビッ
トを記憶する作業を5回繰り返すことによって書き込ま
れる。
【0108】又、駆動用ICaが図10のように構成さ
れるとき、ラッチ回路12は、第1の実施形態と異な
り、シフトレジスタ11より出力される192ビットの
データ信号がパラレルに入力される192ビットの構成
のラッチ回路1段で構成される。そして、選択回路15
では、ラッチ回路12より与えられる192ビットのデ
ータ信号を、Y位置補正データ記憶回路より与えられる
192×4ビットの補正データで選択したタイミング制
御回路14より供給される点灯タイミング信号EN1〜
EN4に応じてドライブ回路16に出力する。
【0109】Y位置補正データ記憶回路13は、4ビッ
トで構成される補正データを、データ信号に対応して1
92個記憶することができるように、例えば、192×
4ビットのラッチ回路で構成することができる。そし
て、Y位置補正データ記憶回路13への補正データの書
き込みは、シフトレジスタ11から並列に供給される1
92個単位の信号に基づいて、前もって行うことができ
る。
【0110】即ち、メモリ5内に格納された補正データ
ta〜tdが、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘ
ッド内の制御回路6により読み出されて駆動用ICaに
与えられるとき、Y位置補正データ記憶回路13のみを
書き込み状態としてシフトレジスタ11を介して補正デ
ータの各ビットを記憶する作業を4回繰り返すことによ
って書き込まれる。
【0111】以下に図10を参照して、このように構成
される駆動用ICaの詳細な構成について説明する。
尚、図10は、説明を簡単にするために出力端子DO1
に基づいた回路ブロック図を示し、他の出力端子DO2
〜DO192については同様となるため省略する。
【0112】ラッチ回路12は、192ビットのデータ
信号を格納することができるラッチ回路であり、シフト
レジスタ11に格納された192ビットのデータ信号
が、ロード信号LOADに応じて与えられる。又、この
ラッチ回路12に格納された192ビットのデータ信号
が、ロード信号LOADに応じて、選択回路15に同時
に送出される。そして、この選択回路15は、4つのA
NDゲートG11〜G14と1つのORゲートG15で
構成されたゲート回路がそれぞれ192組構成される。
【0113】又、この選択回路15は、遅延制御回路1
8で生成された点灯タイミング信号EN1〜EN4のい
ずれか1つの信号に応じてドライブ回路16にデータ信
号を送出するために、ラッチ回路12から出力されるデ
ータ信号とORゲートG15の出力とが入力されるAN
DゲートG7を192個有する。尚、シフトレジスタ1
1、ドライブ回路16、電流供給回路17、及び遅延制
御回路18については、第1の実施形態(図4)と同様
になる。
【0114】即ち、Y位置補正データ記憶回路13より
出力される4ビットの補正データta〜tdがそれぞ
れ、4つのANDゲートG11〜G14に入力される。
そして、このANDゲートG11〜G14には、遅延制
御回路18で生成された点灯タイミング信号EN1〜E
N4がそれぞれ入力される。ORゲートG15には、A
NDゲートG11〜G14からの出力が入力され、補正
データta〜tdの内、ハイとなる補正データが入力さ
れたANDゲートからの出力がORゲートG15の出力
となる。そして、ラッチ回路12から出力されるデータ
信号が、補正データta〜tdによって選択された点灯
タイミング信号EN1〜EN4に応じて、ANDゲート
G7を介して電流増幅回路16aに送出される。
【0115】このように構成される制御回路6及び駆動
用ICa1〜ICa26が設けられた光プリントヘッド
の動作について、図7、図11及び図12を参照して説
明する。図11は、制御回路の動作を示すタイミングチ
ャートであり、図12は、駆動用ICの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【0116】まず、制御回路6の動作について、図11
のタイミングチャートを参照して、説明する。第1の実
施形態と同様にして得られた補正データda〜deが、
例えば、電源投入されたときなどにおいて、プリンタ本
体の制御回路又はプリントヘッド内の制御回路6によっ
てメモリ5より読み出されて、シフトレジスタ21を介
してY位置補正データ記憶回路23に格納される。この
ようにして、メモリ5に格納された補正データが書き込
まれると、まず、設定信号SETがローからハイとなっ
て、Y位置補正データ記憶回路23への書き込みを禁止
する。
【0117】そして、1ライン分(4992ビット)の
データ信号が4ビット毎に順次与えられ、これがクロッ
クCLKに同期して、制御回路6のシフトレジスタ21
に取り込まれる。このクロックCLKが1248回入力
されたとき、シフトレジスタ21に、1ライン目のデー
タ信号が格納される。このようにして、1ライン目のデ
ータ信号が、シフトレジスタ21に格納されると、クロ
ックCLKが停止し、ハイのロード信号LOADが与え
られる。
【0118】このロード信号LOADが与えられると、
シフトレジスタ21に格納された1ライン目のデータ信
号が、ラッチ回路22aに書き込まれる。このラッチ回
路22aに書き込まれたデータ信号は、補正データda
が与えられるANDゲートG1及びORゲートG6を介
して、シフトレジスタ25に入力される。よって、ラッ
チ回路22aに格納された1ライン目のデータ信号の
内、補正データdaが与えられた位置(基準位置付近)
の発光部に与えるデータ信号が、ラッチ回路22aより
シフトレジスタ25に入力される。
【0119】そして、ロード信号LOADをローにした
後、再び、1248回分のクロックCLKの入力を開始
すると、シフトレジスタ25に格納された1ライン目の
基準位置付近の発光部に与えるデータ信号が、4ビット
毎に、データ出力端子SO0〜SO3より駆動用ICa
26のデータ入力端子SI0〜SI3に出力される。よ
って、駆動用ICa1,ICa2,…,ICa26のシ
フトレジスタ11に、それぞれ、選択された1ライン目
のデータ信号の内、1〜192番目、193〜384番
目、…、4801〜4992番目のデータ信号が格納さ
れる。又、このとき、シフトレジスタ21に2ライン目
のデータ信号が与えられる。
【0120】そして、再度、ハイのロード信号LOAD
を与えることで、ラッチ回路22aに格納された1ライ
ン目のデータ信号をラッチ回路22bに書き込むととも
に、シフトレジスタ21に格納された2ライン目のデー
タ信号をラッチ回路22aに書き込む。ラッチ回路22
aに書き込まれた2ライン目のデータ信号は、補正デー
タdaが与えられるANDゲートG1及びORゲートG
6を介して、又、ラッチ回路22bに書き込まれた1ラ
イン目のデータ信号は、補正データdbが与えられるA
NDゲートG2及びORゲートG6を介して、それぞ
れ、シフトレジスタ25に入力される。
【0121】よって、2ライン目の基準位置付近に存在
する発光部と1ライン目の基準位置から1ラインずれた
位置に存在する発光部とに与えるデータ信号がシフトレ
ジスタ25に格納される。このシフトレジスタ25に格
納されたデータ信号は、再びクロックCLKが与えられ
たときに、4ビット毎に、データ出力端子SO0〜SO
3より駆動用ICa26のデータ入力端子SI0〜SI
3に出力される。
【0122】その後、クロックCLK及びロード信号L
OADがそれぞれ、上述の動作を繰り返すことによっ
て、まず、ラッチ回路22a,22b,22cのそれぞ
れに、3ライン目、2ライン目、1ライン目のデータ信
号が格納される。そして、1ライン目の基準位置から略
2ラインずれた位置の発光部、2ライン目の基準位置か
ら略1ラインずれた位置の発光部、及び、3ライン目の
基準位置付近に存在する発光部それぞれに対して与えら
れるデータ信号が、シフトレジスタ25に格納される。
【0123】次に、シフトレジスタ25に格納されたデ
ータ信号が、データ出力端子SO0〜SO3より駆動用
ICa26のデータ入力端子SI0〜SI3に出力され
ると、ラッチ回路22a,22b,22c,22dのそ
れぞれに、4ライン目、3ライン目、2ライン目、1ラ
イン目のデータ信号が格納される。そして、1ライン目
の基準位置から略3ラインずれた位置の発光部、2ライ
ン目の基準位置から略2ラインずれた位置の発光部、3
ライン目の基準位置から略1ラインずれた位置の発光
部、及び、4ライン目の基準位置付近に存在する発光部
それぞれに対して与えられるデータ信号が、シフトレジ
スタ25に格納される。
【0124】次に、シフトレジスタ25に格納されたデ
ータ信号が、データ出力端子SO0〜SO3より駆動用
ICa26のデータ入力端子SI0〜SI3に出力され
ると、ラッチ回路12a,12b,12c,12d,1
2eのそれぞれに、5ライン目、4ライン目、3ライン
目、2ライン目、1ライン目のデータ信号が格納され
る。そして、1ライン目の基準位置から略4ラインずれ
た位置の発光部、2ライン目の基準位置から略3ライン
ずれた位置の発光部、3ライン目の基準位置から略2ラ
インずれた位置の発光部、4ライン目の基準位置から略
1ラインずれた位置の発光部、及び、5ライン目の基準
位置付近に存在する発光部それぞれに対して与えられる
データ信号が、シフトレジスタ25に格納される。
【0125】制御回路6において、このような動作が繰
り返されることによって、駆動用ICa1〜a26に、
補正データda〜deに基づいたライン分毎のY曲がり
補正が行われたデータ信号が与えられることとなる。即
ち、発光部#1〜#17において、図7(a)のような
Y位置のずれがある場合に、発光部#8に与える1ライ
ン目のデータ信号が制御回路6のシフトレジスタ25よ
り出力されるとき、発光部#5〜#7,#9,#10に
与える2ライン目のデータ信号、発光部#3,#4,#
11,#12に与える3ライン目のデータ信号、発光部
#1,#2,#13,#14に与える4ライン目のデー
タ信号、及び発光部#15〜#17に与える5ライン目
のデータ信号がともに出力される。よって、この制御回
路6より出力されるデータ信号を用いて発光部#1〜#
17を点灯させたとき、図7(c)のように、Y曲がり
補正が成される。
【0126】次に、駆動用ICa1〜a26の動作につ
いて、図12のタイミングチャートを参照して、説明す
る。第1の実施形態と同様にして得られた補正データt
a〜tdが、例えば、電源投入されたときなどにおい
て、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制
御回路6によってメモリ5より読み出されて、シフトレ
ジスタ11を介してY位置補正データ記憶回路13に格
納される。このようにして、メモリ5に格納された補正
データが書き込まれると、まず、設定信号SETがロー
からハイとなって、Y位置補正データ記憶回路13への
書き込みを禁止する。
【0127】そして、端に位置する駆動用ICa26の
データ入力端子SI0〜SI3に1ライン分(4992
ビット)のデータ信号が4ビット毎に順次与えられ、こ
れがクロックCLKに同期して、駆動用ICa1〜IC
a26のシフトレジスタ11に取り込まれる。そして、
1248回目のクロックCLKが入力されたとき、駆動
用ICa1,ICa2,…,ICa26のシフトレジス
タ11に、それぞれ、5つの連続したラインから選択さ
れたデータ信号の内、1〜192番目、193〜384
番目、…、4801〜4992番目のデータ信号が格納
される。このようにして、5つの連続したラインから選
択されたデータ信号が、駆動用ICa1〜ICa26の
シフトレジスタ11に格納されると、クロックCLKが
停止し、ハイのロード信号LOADが与えられる。
【0128】このロード信号LOADが与えられると、
駆動用ICa1〜ICa26において、シフトレジスタ
11に格納されたデータ信号が、ラッチ回路12に書き
込まれる。このラッチ回路12に書き込まれたデータ信
号は、ANDゲートG7に入力される。そして、ロード
信号LOADをローにした後、再び、クロックCLKの
入力を開始するとともに、所定期間ハイとなるパルス信
号となるタイミング信号ENを与える。このとき、図5
で説明したように、点灯タイミング信号EN1〜EN4
が、EN1,EN2,EN3,EN4の順に遅延制御回
路18より出力される。
【0129】よって、まず、点灯タイミング信号EN1
が、補正データtaが与えられるANDゲートG11と
ORゲートG15を介してANDゲートG7に与えられ
るため、各ラインの基準位置付近に存在する発光部に与
えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。次
に、タイミングクロックECLK1周期分遅延して点灯
タイミング信号EN2が、補正データtbが与えられる
ANDゲートG12とORゲートG15を介してAND
ゲートG7に与えられるため、各ラインの基準位置から
(1/4)Lずれた位置に存在する発光部に与えるデータ
信号がドライブ回路16に与えられる。
【0130】次に、タイミングクロックECLK1周期
分遅延して点灯タイミング信号EN3が、補正データt
cが与えられるANDゲートG13とORゲートG15
を介してANDゲートG7に与えられるため、各ライン
の基準位置から(1/2)Lずれた位置に存在する発光部
に与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。
【0131】最後に、タイミングクロックECLK1周
期分遅延して点灯タイミング信号EN4が、補正データ
tdが与えられるANDゲートG14とORゲートG1
5を介してANDゲートG7に与えられるため、各ライ
ンの基準位置から(3/4)Lずれた位置に存在する発光
部に与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられ
る。更に、このとき、クロックCLKに同期して、駆動
用ICaのシフトレジスタ11に次に制御回路6より出
力されるデータ信号が取り込まれる。
【0132】駆動用ICa1〜a26において、このよ
うな動作が繰り返されることによって、各ラインの領域
毎のY曲がり補正を行って、各発光部#1〜#4992
の発光動作を制御することができる。
【0133】即ち、図7(a)のように発光部#1〜#
17に与えられるデータ信号が制御回路6で補正された
場合に、発光部#8に与える1ライン目のデータ信号が
制御回路6より与えられてラッチ回路12に格納される
と、まず、点灯タイミング信号EN1が遅延制御回路1
8より出力されるとき、発光部#8に1ライン目のデー
タ信号が、発光部#5,#10に2ライン目のデータ信
号が、発光部#3,#12に3ライン目のデータ信号
が、発光部#1,#14に4ライン目のデータ信号が、
発光部#17に5ライン目のデータ信号が、それぞれ与
えられる。
【0134】次に、遅延制御回路18より点灯タイミン
グ信号EN1が送出された後にタイミングクロック1周
期分遅延して点灯タイミング信号EN2が遅延制御回路
18より出力されるとき、発光部#6に2ライン目のデ
ータ信号が、発光部#16に5ライン目のデータ信号
が、それぞれ与えられる。
【0135】次に、遅延制御回路18より点灯タイミン
グ信号EN2が送出された後にタイミングクロック1周
期分遅延して点灯タイミング信号EN3が遅延制御回路
18より出力されるとき、発光部#9に2ライン目のデ
ータ信号が、発光部#4,#11に3ライン目のデータ
信号が、発光部#2,#13に4ライン目のデータ信号
が、それぞれ与えられる。
【0136】最後に、遅延制御回路18より点灯タイミ
ング信号EN3が送出された後にタイミングクロック1
周期分遅延して点灯タイミング信号EN4が遅延制御回
路18より出力されるとき、発光部#7に2ライン目の
データ信号が、発光部#15に5ライン目のデータ信号
が、それぞれ与えられる。
【0137】よって、この制御回路6により図7(c)
のようにY曲がり補正が成されたデータ信号を用いて、
駆動用ICaによって発光部#1〜#17を点灯させた
とき、図7(e)のように、更に高精度なY曲がり補正
が成される。又、制御回路でライン毎のY曲がり補正を
行うことで、駆動用ICaの回路構成が簡単化されるた
め、第1の実施形態と比べて、駆動用ICaを小型化す
ることができる。<第3の実施形態>本発明の第3の実
施の形態について、図面を参照して説明する。図13
は、本実施形態における光プリントヘッドに設けられた
駆動用ICの内部構成を示すブロック回路図である。
尚、図13において、図3に示す部分と同一の目的で使
用する部分については、同一の符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
【0138】本実施形態において、図2のような光プリ
ントヘッドにおける駆動用ICaは、図13のブロック
図のように、シフトレジスタ11と、タイミング制御回
路14と、電流供給回路17と、シフトレジスタ11で
取り込まれたデータ信号を192ビット単位毎に並列に
取り込むとともにY方向に対して粗い補正を行って出力
するラッチ回路31と、Y方向に対して細かい補正を行
うためにドライブ回路33を制御する出力制御回路32
と、ラッチ回路31から与えられるデータ信号と出力制
御回路32によって制御される出力タイミングとに応じ
て出力端子DO1〜DO192に駆動信号を出力するド
ライブ回路33とを有する。
【0139】駆動用ICaが図13のように構成される
とき、ラッチ回路31は、シリアルに5段接続された1
92ビット構成のラッチ回路と、各段のラッチ回路を各
ビット毎に制御信号を与えるラッチ制御回路とで構成さ
れる。このラッチ回路31内に構成される各段のラッチ
回路には、シフトレジスタ11より出力される192ビ
ットのデータ信号がパラレルに入力される。更に、ラッ
チ制御回路には、各段のラッチ回路に対して、各ビット
毎に制御信号を与えて、各段のラッチ回路内に設けられ
る後述する192ビット分のフリップフロップ回路それ
ぞれの動作を制御するために、192×5ビットの補正
データが格納される。
【0140】よって、ラッチ回路31内の各段のラッチ
回路が、ラッチ制御回路によって各ビット毎にラッチ動
作が制御されるため、シフトレジスタ11から与えられ
るデータ信号が、ビット毎に異なるタイミングで遅延さ
れて出力される。又、ラッチ回路31内の各段のラッチ
回路のラッチ動作を制御するために、ラッチ制御回路に
格納する補正データは、シフトレジスタ11を通じて、
前もって書き込むことができる。
【0141】出力制御回路32は、後述するように、各
出力端子毎に出力タイミングを決定するための192ビ
ット分の出力遅延カウンタと、各出力遅延カウンタに制
御信号を与えるカウンタ制御回路とで構成される。各遅
延カウンタがクロック4周期分までの遅延動作をそれぞ
れ行うので、カウンタ制御回路に192×4ビットの補
正データが格納される。
【0142】よって、出力制御回路32では、出力端子
DO1〜DO192毎に設定されたタイミングで、各遅
延カウンタより点灯タイミング信号ENが遅延されて、
ドライブ回路33に出力される。この際、各タイミング
は、カウンタ制御回路に格納された補正データによって
決定される。又、カウンタ制御回路に格納する補正デー
タは、シフトレジスタ11を通じて、前もって書き込む
ことができる。
【0143】ドライブ回路33は、第1の実施形態と同
様、出力端子に出力電流を与える電流増幅回路16aを
192個有するとともに、第1の実施形態における駆動
用ICa内の選択回路15に備えられたANDゲートG
7を192個有する。ANDゲートG7には、ラッチ回
路31から出力されるデータ信号と、出力制御回路32
から出力される遅延された点灯タイミング信号とが入力
される。
【0144】このANDゲートG7の出力が電流増幅回
路16aに与えられるため、ラッチ回路31から出力さ
れるデータ信号が、出力制御回路32から出力される点
灯タイミング信号に応じたタイミングで電流増幅回路1
6aに与えられる。よって、データ信号と点灯タイミン
グ信号によって決定されるタイミングで、電流増幅回路
16aより出力端子へ電流が出力される。
【0145】このような駆動用ICaにおいて、ラッチ
回路31及び出力制御回路32の詳細について、更に説
明する。まず、ラッチ回路31の構成について、図14
を参照して説明する。尚、図14は、説明を簡単にする
ために出力端子DO1に基づいて回路ブロック図を示
し、他の出力端子DO2〜DO192については同様と
なるため省略する。
【0146】図14のラッチ回路31において、ラッチ
回路31a〜31eは、それぞれ、192個のフリップ
フロップ回路より構成され、各段のラッチ回路内のフリ
ップフロップ回路が、各出力端子毎に直列に接続される
ことで、ラッチ回路31a〜31eが直列に接続され
る。よって、シフトレジスタ11からの192個のデー
タ信号が並列的にラッチ回路31a〜31eに与えられ
る。又、前述したように、各ラッチ回路31a〜31e
に設けられたフリップフロップ回路それぞれに制御信号
を与えるラッチ制御回路41が設けられる。このラッチ
制御回路41は、192×5の制御信号を各フリップフ
ロップ回路に与えるため、その制御信号となる192×
5ビットの補正データが格納される。
【0147】即ち、図14のように、出力端子DO1に
おいて、ラッチ回路31a〜31eそれぞれに、フリッ
プフロップ回路f1〜f5が設けられる。そして、シフ
トレジスタ11からの出力端子DO1へのデータ信号が
フリップフロップ回路f1に与えられ、フリップフロッ
プ回路f1からの出力がフリップフロップ回路f2に与
えられ、フリップフロップ回路f2からの出力がフリッ
プフロップ回路f3に与えられ、フリップフロップ回路
f3からの出力がフリップフロップ回路f4に与えら
れ、フリップフロップ回路f4からの出力がフリップフ
ロップ回路f5に与えられる。そして、フリップフロッ
プ回路f5からの出力が、ドライブ回路33のANDゲ
ートG7に与えられる。
【0148】このフリップフロップ回路f1〜f5は、
図15のように、Dフリップフロップ42と、ORゲー
トG31,G32とによって構成される。シフトレジス
タ11又は前段のラッチ回路におけるDフリップフロッ
プ42の出力端子Qからの出力となるデータ信号が、D
フリップフロップ42の入力端子Dと、ORゲートG3
1の入力端子と、その入力が反転されるORゲートG3
2の入力端子とに与えられる。又、ラッチ制御回路41
からの補正データがORゲートG31,G32それぞれ
の他方の入力端子に与えられ、ラッチ信号LATCHが
Dフリップフロップ42のクロック端子CKに与えられ
る。更に、ORゲートG31の出力がDフリップフロッ
プ42のクリア端子CLRに与えられるとともに、OR
ゲートG32の出力がDフリップフロップ42のプリセ
ット端子PRに与えられる。
【0149】このとき、Dフリップフロップ42は、次
のように動作する。クリア端子CLR及びプリセット端
子PRにハイの信号が入力されるとき、Dフリップフロ
ップ42は、クロック端子CKに入力されるラッチ信号
LATCHに応じてラッチ動作を行う。クリア端子CL
Rにハイの信号が入力されるとともにプリセット端子P
Rにローの信号が入力されるとき、Dフリップフロップ
42は、入力端子Dの入力のレベルに関係なく出力端子
Qよりハイの信号を出力する。又、クリア端子CLRに
ローの信号が入力されるとともにプリセット端子PRに
ハイの信号が入力されるとき、Dフリップフロップ42
は、入力端子Dの入力のレベルに関係なく出力端子Qよ
りローの信号を出力する。
【0150】よって、ラッチ制御回路41からの制御信
号となる補正データがハイのときは、ORゲートG3
1,G32の出力が共にハイとなる。そのため、Dフリ
ップフロップ42のクリア端子CLR及びプリセット端
子PRへの入力がハイとなり、Dフリップフロップ4は
クロック端子CKへ入力されるラッチ信号LATCHに
応じて、入力端子Dに入力されるデータ信号のラッチ動
作を行う。
【0151】又、ラッチ制御回路41からの制御信号と
なる補正データがローであるとともに、Dフリップフロ
ップ42の入力端子Dに入力されるデータ信号がハイで
あるとき、ORゲートG31からクリア端子CLRへの
入力がハイとなるとともにORゲートG32からプリセ
ット端子PRへの入力がローとなる。よって、Dフリッ
プフロップ42の出力端子Qからの出力がハイとなり、
Dフリップフロップ42の入力端子Dに入力されたデー
タ信号と同じレベルの信号が出力される。
【0152】又、ラッチ制御回路41からの制御信号と
なる補正データ及びDフリップフロップ42の入力端子
Dに入力されるデータ信号が共にローであるとき、OR
ゲートG31からクリア端子CLRへの入力がローとな
るとともにORゲートG32からプリセット端子PRへ
の入力がハイとなる。よって、Dフリップフロップ42
の出力端子Qからの出力がローとなり、Dフリップフロ
ップ42の入力端子Dに入力されたデータ信号と同じレ
ベルの信号が出力される。
【0153】即ち、ラッチ制御回路41から出力される
補正データがハイの時、この補正データが与えられるフ
リップフロップ回路f(フリップフロップ回路f1〜f
5に相当する)は、入力されるデータ信号に対して、ラ
ッチ信号LATCHに応じたラッチ動作を行う。又、ラ
ッチ制御回路41から出力される補正データがローの
時、この補正データが与えられるフリップフロップ回路
fは、入力されたデータ信号をそのまま出力するスルー
動作を行う。
【0154】又、このようなフリップフロップ回路f1
〜f5を備えたラッチ回路31a〜31eに制御信号を
与えるラッチ制御回路41は、補正データda〜deが
格納される。よって、フリップフロップ回路f1〜f5
それぞれに設けられたORゲートG31,G32に入力
される補正データが、da〜deとなる。即ち、補正デ
ータ(da,db,dc,dd,de)の関係が、
(H,L,L,L,L)となるとき、このような補正デ
ータがフリップフロップ回路f1〜f5に発光部位置で
は、ライン補正を行わない。尚、Hがハイに、Lがロー
に相当する。
【0155】又、補正データが(H,H,L,L,L)
となるとき、1ライン分のライン補正が、補正データが
(H,H,H,L,L)となるとき、2ライン分のライ
ン補正が、補正データが(H,H,H,H,L)となる
とき、3ライン分のライン補正が、補正データが(H,
H,H,H,H)となるとき、4ライン分のライン補正
が、それぞれ施される。出力端子DO1〜DO192に
対する、このような補正データda〜deが、シフトレ
ジスタ11を通じて、ラッチ制御回路41に与えられ、
ラッチ制御回路41内で格納される。
【0156】次に、出力制御回路32の構成について、
図16を参照して説明する。尚、図16は、説明を簡単
にするために出力端子DO1に基づいて回路ブロック図
を示し、他の出力端子DO2〜DO192については同
様となるため省略する。
【0157】図16の出力制御回路32において、出力
遅延カウンタ51に点灯タイミング信号ENが入力され
ると、出力端子DO1のみに設定されたタイミングで、
ドライブ回路33のANDゲートG7に出力する。この
出力遅延カウンタ51は、出力端子DO1に対するもの
のみ図示しているが、実際は、出力端子DO2〜DO1
92についても設けられる。この出力遅延カウンタ51
は、タイミングクロックECLKに同期して動作を行
う。
【0158】又、遅延カウンタ51は、カウンタ制御回
路52から与えられる制御信号となる補正データによっ
て、点灯タイミング信号ENに対する遅延動作を行う。
更に、遅延カウンタ51のカウンタがそれぞれ、タイミ
ングクロックECLK4周期分まで遅延を行うことが可
能であるものとする。このとき、カウンタ制御回路52
は、シフトレジスタ11を通じて、1チップの駆動用I
Ca共通の4ビットの補正データta〜tdが与えら
れ、192×4ビットの補正データが格納される。
【0159】更に、出力遅延カウンタ51が、図15の
ような構成のフリップフロップ回路fa〜fdが直列に
接続されて構成される。このとき、カウンタ制御回路5
2より、フリップフロップ回路fa〜fdのそれぞれに
補正データta〜tdが制御信号として与えられる。
【0160】よって、補正データ(ta,tb,tc,
td)の関係が(H,L,L,L)となるとき、点灯タ
イミング信号ENが1周期分遅延されて出力される。同
様に、点灯タイミング信号ENが、補正データ(ta,
tb,tc,td)の関係が(H,H,L,L)となる
とき、タイミングクロックECLK2周期分、又、補正
データ(ta,tb,tc,td)の関係が(H,H,
H,L)となるとき、タイミングクロックECLK3周
期分、又、補正データ(ta,tb,tc,td)の関
係が(H,H,H,H)となるとき、タイミングクロッ
クECLK4周期分、それぞれ遅延されて出力される。
【0161】このような4ビットの補正データta〜t
d192組分が、シフトレジスタ11を通じて、カウン
タ制御回路52に与えられると、カウンタ制御回路52
内に書き込まれる。
【0162】このようなラッチ回路31と出力制御回路
32が動作する際の、データ信号の遷移について、第1
の実施形態と同様、図7を参照して説明する。尚、図7
におけるda、db、dc、dd、deが、それぞれ、
補正データ(da,db,dc,dd,de)の関係が
(H,L,L,L,L)、(H,H,L,L,L)、
(H,H,H,L,L)、(H,H,H,H,L)、
(H,H,H,H,H)となることを示している。又、
図7におけるta、tb、tc、tdが、それぞれ、補
正データ(ta,tb,tc,td)の関係が(H,
L,L,L)、(H,H,L,L)、(H,H,H,
L)、(H,H,H,H)となることを示している。
【0163】このとき、図7(a)のようなY位置のず
れがある場合に、ラッチ回路31内の各段のラッチ回路
31a〜31eがそれぞれ、ラッチ制御回路41から与
えられる発光部#1〜#17それぞれに対する図7
(b)のような補正データによって、動作制御される。
即ち、ラッチ回路31の最終段となるラッチ回路31e
から、ドライブ回路33に対して、発光部#8に与える
1ライン目のデータ信号が出力されるとき、発光部#5
〜#7,#9,#10に与える2ライン目のデータ信
号、発光部#3,#4,#11,#12に与える3ライ
ン目のデータ信号、発光部#1,#2,#13,#14
に与える4ライン目のデータ信号、及び発光部#15〜
#17に与える5ライン目のデータ信号がともに出力さ
れる。よって、ラッチ回路31より出力されるデータ信
号を用いて発光部#1〜#17を点灯させたとき、図7
(c)のように、Y曲がり補正が成される。
【0164】又、出力制御回路32内の発光部#1〜#
17に対する出力遅延カウンタ51がそれぞれ、カウン
タ制御回路52より与えられる発光部#1〜#17それ
ぞれに対する図7(d)のような補正データによって、
動作制御される。即ち、出力制御回路32からドライブ
回路33に対して、まず、発光部#1,#3,#5,#
8,#10,#12,#14,#17に対する点灯タイ
ミング信号ENが出力され、次に、発光部#6,#16
に対する点灯タイミング信号ENが出力される。そし
て、発光部#2,#4,#9,#11,#13に対する
点灯タイミング信号ENが出力され、最後に、発光部#
7,#15に対する点灯タイミング信号ENが出力され
る。
【0165】このように、ラッチ回路31及び出力制御
回路32がそれぞれ、データ信号及び点灯タイミング信
号をドライブ回路33に出力するため、まず、発光部#
8に1ライン目のデータ信号が、発光部#5,#10に
2ライン目のデータ信号が、発光部#3,#12に3ラ
イン目のデータ信号が、発光部#1,#14に4ライン
目のデータ信号が、発光部#17に5ライン目のデータ
信号が、それぞれ与えられる。
【0166】次に、タイミングクロックECLK1周期
分遅延して、発光部#6に2ライン目のデータ信号が、
発光部#16に5ライン目のデータ信号が、それぞれ与
えられる。そして、更にタイミングクロックECLK1
周期分遅延して、発光部#9に2ライン目のデータ信号
が、発光部#4,#11に3ライン目のデータ信号が、
発光部#2,#13に4ライン目のデータ信号が、それ
ぞれ与えられる。最後に、更にタイミングクロックEC
LK1周期分遅延して、発光部#7に2ライン目のデー
タ信号が、発光部#15に5ライン目のデータ信号が、
それぞれ与えられる。
【0167】このように動作するラッチ回路31及び出
力制御回路32を有する駆動用ICa1〜a26におい
て、各信号は、第1の実施形態と同様、図8のように変
化する。但し、本実施形態において、第1の実施形態と
異なり、フリップフロップ回路fのラッチ動作とスルー
動作を制御することで、ラッチ回路31の最終段のラッ
チ回路31eより各発光部に与えるデータ信号が出力さ
れるとともに、出力制御回路32の各出力遅延カウンタ
から各発光部に与える点灯タイミング信号が出力され
る。よって、第1の実施形態のように、各発光部に与え
るデータ信号及び点灯タイミング信号を選択するための
選択回路を省略することができる。
【0168】尚、第1〜第3の実施形態において、発光
部の数を4992、駆動用ICの出力端子の数を19
2、Y位置の補正するライン数を5、各ライン間でY位
置の補正を行う領域数を4としたが、それぞれの数量に
ついて限定するものではない。又、Y位置の補正するラ
イン数及び領域数については、紙送り速度や発光素子の
点滅スピードに応じて変化させる必要がある。又、紙送
り速度や発光素子の点滅スピードに応じた異なる複数組
の補正データをメモリ内に格納して、印字スピードの変
更時などに適切な補正データの組を読み出して駆動用I
Cに転送するようにしても構わない。
【0169】又、各発光部毎に点灯タイミングを変える
ことができるものとしたが、本発明はこれに限られるも
のでなく、複数の発光部群単位毎に、又は、駆動用IC
単位毎に、点灯タイミングを変えることができるように
しても構わない。このように複数の発光部群毎に点灯タ
イミングが変えられるようにすることで、駆動用ICの
回路構成を簡素なものとすることができる。
【0170】又、Y位置補正データ以外に、各発光部の
光量を均一にするために、予め求めた光量補正データを
格納するための光量補正データ記憶回路を駆動用IC内
に設けても構わない。このとき、各発光部毎にSビット
の補正データが光量補正データ記憶回路に格納されると
き、駆動用ICにおいて、各発光部に電流を供給するた
めの出力端子毎に、出力端子に電流供給するS個の電流
増幅器を設けることで、Sビットの補正データに応じて
S個の電流増幅器を動作させて、光量補正を行うことが
できる。
【0171】又、駆動用ICの出力端子に対して発光部
1つが接続された光プリントヘッドとしたが、例えば特
開平6−163980号公報や特開平10−22610
2号公報などに示されるように、その一端が共通電極に
接続されるn個の発光部を1群としてm群に分けるとと
もに、異なる群のm個の発光部の他端を個別電極に接続
し、駆動用ICの出力端子を共通電極に接続されるもの
と、個別電極に接続されるものの2種類とすることで、
時分割駆動を行うことができるようにしても構わない。
【0172】又、データ信号を複数ビットで構成する場
合などにおいては、それに応じてシフトレジスタやラッ
チ回路などの構成を変更することもでき、例えば、シフ
トレジスタをアドレス指定方式のメモリで構成すること
もできる。
【0173】
【発明の効果】以上のように本発明の駆動用ICによれ
ば、光プリントヘッドに設けられた発光素子の複数の発
光部の結像位置ずれに応じて、各発光部の点灯タイミン
グを変更することができる。そして、このような駆動用
ICが設けられた光プリントヘッドが印字する際に、そ
の直線性を改善することができる。よって、本発明の光
プリントヘッドを複数備えたカラータンデム方式のプリ
ンタにおいて、色ずれの少ないカラー印字を得ることが
できる。更に、印字ライン周期毎に、異なるタイミング
で発生する点灯タイミング信号が生成され、発光部の結
像位置ずれに応じて、各発光部の点灯タイミングをそれ
ぞれの点灯タイミング信号に同期させる。よって、その
直線性の微調整を行うことが可能となり、高精度な補正
を行うことができる。
【0174】又、直線性を改善するために、従来のよう
な機械的な調整や光学的な調整がほとんど不要となる。
よって、組立工数が大幅に削減されるとともに、レンズ
や発光素子などの各部品について大まかな良否判定でよ
くなるので、光プリントヘッド及びこれが設けられたプ
リンタを高品質化で安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光プリントヘッドの外観上面図。
【図2】本発明の光プリントヘッドの内部構成を示すブ
ロック図。
【図3】本発明の光プリントヘッド内に設けられた駆動
用ICの内部構成を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態の光プリントヘッド内に設けら
れた駆動用ICの内部構成を示すブロック回路図。
【図5】遅延制御回路の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図6】遅延制御回路の内部構成を示すブロック回路
図。
【図7】発光部の結像位置とY位置補正後の印字イメー
ジの関係を示す図。
【図8】図4の駆動用ICの動作を示すタイミングチャ
ート。
【図9】第2の実施形態の光プリントヘッド内に設けら
れた制御回路の要部構成を示すブロック回路図。
【図10】第2の実施形態の光プリントヘッド内に設け
られた駆動用ICの内部構成を示すブロック回路図。
【図11】図9の制御回路の動作を示すタイミングチャ
ート。
【図12】図10の駆動用ICの動作を示すタイミング
チャート。
【図13】第3の実施形態の光プリントヘッド内に設け
られた駆動用ICの内部構成を示すブロック回路図。
【図14】図13の駆動用IC内のラッチ回路の内部構
成を示すブロック図。
【図15】フリップフロップ回路の内部構成を示すブロ
ック回路図。
【図16】図13の駆動用IC内の出力制御回路の内部
構成を示すブロック図。
【図17】従来の駆動用ICの内部構成を示すブロック
回路図。
【図18】従来の光プリントヘッドの内部構成を示すブ
ロック図。
【図19】従来の光プリントヘッドの動作を示すタイミ
ングチャート。
【図20】従来の光プリントヘッドで印字後のY位置の
ずれを示す図。
【図21】従来の光プリントヘッドで印字後のY位置の
ずれを示す図。
【符号の説明】
1 発光素子 2 SLA 3 レンズホルダ 4a,4b 位置決めピン 5 メモリ 6 制御回路 a1〜a26 駆動用IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾前 充弘 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 錦織 修 島根県大原郡木次町山方320番地1 島根 三洋工業株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE04 AE12 AE28 AE47 AF13 AF23 AF59 AF73 AF95 AH71 FA04 FA17 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB07 DB29 DC03 DE02 DE29 EA01 5C074 AA10 BB04 BB26 CC04 CC26 DD15 EE04 FF15 GG08 HH10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子駆動用の駆動用ICにおいて、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の素子を駆動させるための駆動信号を生成す
    る駆動回路と、 x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
    ッチ回路と、 前記素子毎に対応するデータ信号を前記駆動回路へ送出
    するタイミングを設定するために、1又は2入力のタイ
    ミング信号を遅延させて、y個の点灯タイミング信号を
    生成する遅延制御回路と、 前記素子毎に対応するデータ信号を、前記x段のラッチ
    回路から選択し、n個のデータ信号によって1組のデー
    タ信号群を形成するとともに、該1組のデータ信号群を
    構成する各データ信号を前記遅延制御回路から与えられ
    る前記y個の点灯タイミング信号に応じて前記駆動回路
    に送出する選択回路と、 を有することを特徴とする駆動用IC。
  2. 【請求項2】 前記n個のデータ信号がm個毎に入力さ
    れた後、n個のデータ信号を並列的に1段目の前記ラッ
    チ回路に送出するシフトレジスタを備えるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項1に記載の駆動用IC。
  3. 【請求項3】 前記各素子の駆動タイミングを記憶する
    記憶回路を備えるとともに、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より
    選択され、該選択されたn個のデータ信号それぞれが前
    記駆動回路に送出されるタイミングが設定されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動用IC。
  4. 【請求項4】 素子駆動用の駆動用ICにおいて、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の素子を駆動させるための駆動信号を生成す
    る駆動回路と、 前記データ信号を格納するx段のラッチ回路と、 前記素子毎に対応するデータ信号を前記駆動回路へ送出
    するタイミングを設定するために、1又は2入力のタイ
    ミング信号を遅延させて、y個の点灯タイミング信号を
    生成し、前記x段のラッチ回路の最終段となるラッチ回
    路から前記駆動回路へ与えられる各データ信号による前
    記素子の駆動動作のタイミングを制御する出力制御回路
    と、 を有し、 前記各素子毎に、前記ラッチ回路でラッチされる段数を
    設定することによって、前記x段のラッチ回路の最終段
    となるラッチ回路から前記駆動回路へ出力される各デー
    タ信号のタイミングが設定されることを特徴とする駆動
    用IC。
  5. 【請求項5】 前記n個のデータ信号がm個毎に入力さ
    れた後、n個のデータ信号を並列的に1段目の前記ラッ
    チ回路に送出するシフトレジスタを備えるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段のラッチ回路に対し
    て、各データ信号毎に、そのデータ信号をラッチした後
    に送出するか、ラッチせずに後段のラッチ回路に送出す
    るかが設定されることを特徴とする請求項4に記載の駆
    動用IC。
  6. 【請求項6】 前記n個の素子が発光素子を構成するn
    個の発光部であるとともに、該複数の発光部が一列に配
    されているとき、 前記選択回路において、前記n個の発光部の配列方向に
    対して垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基
    づいて、前記各発光部に対応するデータ信号が選択され
    る前記ラッチ回路と前記駆動回路に送出されるタイミン
    グとが設定されることを特徴とする請求項1〜請求項5
    のいずれかに記載の駆動用IC。
  7. 【請求項7】 前記駆動用ICが光プリントヘッド内に
    備えられた前記発光素子の発光部を駆動するための駆動
    用ICであるとともに、 前記光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を
    下側とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する
    発光部の結像位置を基準位置としたとき、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択される、又は、後段のラッチ回路ま
    でラッチされることを特徴とする請求項1〜請求項6の
    いずれかに記載の駆動用IC。
  8. 【請求項8】 前記y個の点灯タイミング信号が、印字
    ライン周期毎に発生することを特徴とする請求項7のい
    ずれかに記載の駆動用IC。
  9. 【請求項9】 前記発光部の結像位置が、該結像位置よ
    り印字方向の下側に位置するとともに最も近い位置にあ
    る印字ラインに対してより離れた位置にある前記発光部
    ほど、前記印字ライン周期においてより遅いタイミング
    で発生される前記点灯タイミング信号に応じたタイミン
    グで、前記駆動回路が駆動させることを特徴とする請求
    項8に記載の駆動用IC。
  10. 【請求項10】 前記y個の点灯タイミング信号が、重
    なり合う期間を有することを特徴とする請求項1〜請求
    項9のいずれかに記載の駆動用IC。
  11. 【請求項11】 n個の発光部を有する発光素子と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、x組の前記データ信号群それぞれ
    が格納されるx段のラッチ回路と、前記発光部毎に対応
    するデータ信号を前記駆動回路へ送出するタイミングを
    設定するために1又は2入力のタイミング信号を遅延さ
    せてy個の点灯タイミング信号を生成する遅延制御回路
    と、前記発光部毎に対応するデータ信号を、前記x段の
    ラッチ回路から選択し、n個のデータ信号によって1組
    のデータ信号群を形成するとともに、該1組のデータ信
    号群を構成する各データ信号を前記遅延制御回路から与
    えられる前記y個の点灯タイミング信号に応じて前記駆
    動回路に送出する選択回路と、を備える駆動用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  12. 【請求項12】 前記駆動用ICにおいて、 前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
    データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
    るシフトレジスタが設けられるとともに、前記x段の各
    ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回路に対して、
    n個のデータ信号を並列的に送出することを特徴とする
    請求項11に記載の光プリントヘッド。
  13. 【請求項13】 前記n個の発光部の配列方向に対して
    垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前
    記各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備
    え、 前記駆動用ICにおいて、 前記メモリから読み出された前記駆動タイミングを記憶
    する記憶回路が設けられるとともに、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より
    選択され、該選択されたn個のデータ信号それぞれが前
    記駆動回路に送出されるタイミングが設定されることを
    特徴とする請求項11又は請求項12に記載の光プリン
    トヘッド。
  14. 【請求項14】 n個の発光部を有する発光素子と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、前記データ信号を格納するx段の
    ラッチ回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号を前
    記駆動回路へ送出するタイミングを設定するために1又
    は2入力のタイミング信号を遅延させて、y個の点灯タ
    イミング信号を生成し前記x段のラッチ回路の最終段と
    なるラッチ回路から前記駆動回路へ与えられる各データ
    信号による前記各発光部の駆動動作のタイミングを制御
    する出力制御回路と、を備え、前記各発光部毎に、前記
    ラッチ回路でラッチされる段数を設定することによっ
    て、前記x段のラッチ回路の最終段となるラッチ回路か
    ら前記駆動回路へ出力される各データ信号のタイミング
    が設定される駆動用ICと、 有することを特徴とする光プリントヘッド。
  15. 【請求項15】 前記駆動用ICにおいて、 前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
    データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
    るシフトレジスタが設けられるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段のラッチ回路に対し
    て、各データ信号毎に、そのデータ信号をラッチした後
    に送出するか、ラッチせずに後段のラッチ回路に送出す
    るかが設定されることを特徴とする請求項14に記載の
    光プリントヘッド。
  16. 【請求項16】 前記n個の発光部の配列方向に対して
    垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前
    記各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備
    え、 前記駆動用ICにおいて、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号毎の前記x段のラッチ回路同
    士における受け渡し動作が設定されるとともに、前記最
    終段となるラッチ回路から前記駆動回路へ与えられる各
    データ信号による前記発光部毎の駆動動作のタイミング
    が設定されることを特徴とする請求項14又は請求項1
    5に記載の光プリントヘッド。
  17. 【請求項17】 n個の発光部を有する発光素子と、n
    個のデータ信号で構成されるx組のデータ信号群それぞ
    れが格納されるx段のラッチ回路と、前記発光部毎に対
    応するデータ信号を前記x段のラッチ回路から選択する
    とともに選択したn個のデータ信号によって1組のデー
    タ信号群を形成する第1選択回路と、該第1選択回路で
    選択されたデータ信号を一時記憶するとともに順に外部
    に出力する第1シフトレジスタと、を備える制御回路
    と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、前記発光部毎に対応するデータ信
    号を前記駆動回路へ送出するタイミングを設定するため
    に1又は2入力のタイミング信号を遅延させてy個の点
    灯タイミング信号を生成する遅延制御回路と、前記制御
    回路から送出される前記発光部毎に対応するデータ信号
    を前記遅延制御回路から与えられる前記y個の点灯タイ
    ミング信号に応じて前記駆動回路に送出する第2選択回
    路と、を備える駆動用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  18. 【請求項18】 前記制御回路において、 前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
    データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
    る第2シフトレジスタが設けられるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項17に記載の光プリントヘッド。
  19. 【請求項19】 前記n個の発光部の配列方向に対して
    垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前
    記各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備
    え、 前記制御回路に、前記メモリから読み出された前記駆動
    タイミングを記憶する第1記憶回路が設けられ、 前記駆動用ICに、前記メモリから読み出された前記駆
    動タイミングを記憶する第2記憶回路が設けられ、 前記制御回路において、前記第1記憶回路に記憶された
    前記駆動タイミングに応じて、前記n個のデータ信号が
    前記x段のラッチ回路より選択され、 前記駆動用ICにおいて、前記第2記憶回路に記憶され
    た前記駆動タイミングに応じて、前記制御回路で選択さ
    れたn個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送出さ
    れるタイミングが設定されることを特徴とする請求項1
    7又は請求項18に記載の光プリントヘッド。
  20. 【請求項20】 前記光プリントヘッドを使用したプリ
    ンタの印字方向を下側とし、前記複数の発光部の内、最
    も下側に位置する発光部の結像位置を基準位置としたと
    き、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択される、又は、後段のラッチ回路ま
    でラッチされるように、前記駆動タイミングが設定され
    ることを特徴とする請求項13又は請求項16又は請求
    項19に記載の光プリントヘッド。
  21. 【請求項21】 前記y個の点灯タイミング信号が、印
    字ライン周期毎に発生し、 前記発光部の結像位置が、該結像位置より印字方向の下
    側に位置するとともに最も近い位置にある印字ラインに
    対してより離れた位置にある前記発光部ほど、前記印字
    ライン周期においてより遅いタイミングで発生される前
    記点灯タイミング信号に応じたタイミングで、前記駆動
    回路によって駆動されることを特徴とする請求項20に
    記載の光プリントヘッド。
  22. 【請求項22】 前記y個の点灯タイミング信号が、重
    なり合う期間を有することを特徴とする請求項11〜請
    求項21のいずれかに記載の光プリントヘッド。
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