JP2003052299A - 食品の包み込み成形方法とその装置 - Google Patents

食品の包み込み成形方法とその装置

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JP2003052299A
JP2003052299A JP2001248204A JP2001248204A JP2003052299A JP 2003052299 A JP2003052299 A JP 2003052299A JP 2001248204 A JP2001248204 A JP 2001248204A JP 2001248204 A JP2001248204 A JP 2001248204A JP 2003052299 A JP2003052299 A JP 2003052299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート状の外皮材に形状のばらつきや位置ずれ
があっても、封着時に外皮材をシャッタから突出させる
ことなく確実に内材を包み込み成形することができる食
品の包み込み成形方法と構成簡素な包み込み成形装置を
提供すること。 【解決手段】複数のシャッタ片10から成るシャッタ1の
閉動作によって、各シャッタ片10の側面の前縁部10aよ
りも遅れて閉鎖する後縁部10cで外皮材Fの周縁部を封
着して内材Gを包む込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の包み込み成
形方法とその装置、より詳しくは、パン生地、饅頭生地
等の外皮材によって、餡、調理した肉・野菜等の内材を
確実に包み込み成形することができる食品の包み込み成
形方法とこれに用いる食品の包み込み成形装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パン生地、饅頭生地等の外皮材に
より、餡、調理した肉・野菜等の内材を包み込む食品成
形に関する技術としては、内材を棒状にしてその外側に
外皮材を筒状にしたものを連続的に形成し、これをシャ
ッタ機構の開閉動作により絞り込んで成形切断すること
が行われている(例えば実公昭63-29433号公報)。しか
しながら、外皮材としてパン生地等の発酵性の生地を用
いる場合には、筒状形成するときに生地に過度な圧力や
捻りなどが加わることから、成形切断後に生地が十分膨
らまなくなり、外皮材が弾力性に乏しい硬い食品になっ
てしまう難点があり、その成形加工は人手で行っている
のが現状である。
【0003】こうした外皮材の筒状形成を避けてシート
状の外皮材から食品成形を行う方法も提案されている。
例えば、実公平7-18299号公報ではカップ内にパン生地
及び餡を入れ、封止ゲートによりパン生地を封止する点
が記載されている。また、特開2000-50854号公報では、
上面が開口したカップ状の雌型の内壁面に沿って外包材
を椀状に形成し、この椀状に形成した外包材の内部に内
材を供給した後、外包材の上縁部を複数のシャッタ片か
ら成るシャッタで絞ることにより外包材の上縁部を封着
して内材を包み込む点が記載されている。そして、シャ
ッタ片で外包材を絞って封着する際に、雌型の開口部に
プラグを配置することによって、絞った外包材がシャッ
タ片の上方へはみ出るのを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにシート状の
外皮材から成形を行う場合、パン生地のような食材は、
柔軟性を有するために外皮材の形状が一定せず、一枚一
枚微妙にばらついた楕円形状になることが多く、また、
粘着性を有することから、搬送途中で位置ずれが生じた
りして正確に成形位置に配置することができないことも
考慮する必要がある。上述した従来の食品成形方法は、
外皮材が楕円形状であったり、成形位置からずれた位置
に外皮材が供給された場合、外皮材を封止できないこと
が生じ易く例えば実公平7-18299号公報では、生地片が
カップ周縁に載置されないと以後の工程で生地片の縁部
が落ち込んで封止できなくなる。それを避けるために生
地片を大きくすることも考えられるが、その場合には、
生地片の量が多くなるため、封止ゲートを閉じた際に、
生地片が封止ゲートの上方にはみ出るおそれがある。特
開2000-50854号公報でも同様のことが言え、プラグによ
り外皮材の突出防止を図っているものの、プラグを雌型
に配置するため工程が増えると共に、外皮材を載置した
雌型を移動させるなど工程が複雑化し、しかも、多数の
雌型を配置する必要から装置全体が大型化し、装置機構
が複雑化する難点があった。
【0005】本発明は、従来の食品成形方法に上記のよ
うな難点があったことに鑑みて為されたもので、外皮材
に形状のばらつきや位置ずれがあっても、封着時に外皮
材がシャッタからはみ出ることなく確実に内材を包み込
み成形することができる包み込み成形方法と構成簡素な
包み込み成形装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食品包み込
み成形方法は、外皮材に内材を配置する配置工程と、複
数のシャッタ片から成るシャッタの閉動作により、各シ
ャッタ片の側面の前縁部よりも遅れて閉鎖する後縁部で
前記内材を包むように外皮材の周縁部を封着する封着工
程とを含むことを特徴とする。さらに、前記配置工程に
おいて、外皮材を椀状に形成することを特徴とする。さ
らに、前記配置工程において、シャッタのシャッタ片上
に外皮材を供給し、外皮材形成手段をシャッタの開口部
に相対的に進入させて外皮材を当該開口部に押し込むこ
とにより外皮材を椀状に形成することを特徴とする。さ
らに、前記配置工程において、受け部材上に外皮材を供
給し、外皮材形成手段を受け部材の開口部に相対的に進
入させて外皮材を当該開口部に押し込むことにより外皮
材を椀状に形成することを特徴とする。さらに、前記配
置工程において、シャッタのシャッタ片上に外皮材を供
給し、シャッタの開口部に相対的に進入させた外皮材形
成手段で外皮材を保持し、この外皮材形成手段をシャッ
タの開口部から相対的に退出させて外皮材を当該開口部
に引き込むことにより外皮材を椀状に形成することを特
徴とする。さらに、前記配置工程において、受け部材上
に外皮材を供給し、受け部材の開口部に相対的に進入さ
せた外皮材形成手段で外皮材を保持し、この外皮材形成
手段を受け部材の開口部から相対的に退出させて外皮材
を当該開口部に引き込むことにより外皮材を椀状に形成
することを特徴とする。さらに、前記配置工程におい
て、外皮材を椀状に形成する際に、外皮材の縁部を保持
することを特徴とする。
【0007】本発明に係る食品の包み込み成形装置は、
複数のシャッタ片から成るシャッタ機構であって、各シ
ャッタ片の側面にはシャッタ機構の閉動作によって先に
閉鎖する前縁部とこの前縁部より遅れて閉鎖する後縁部
が形成されたシャッタと、外皮材に内材が配置された状
態で、前記シャッタを閉動作させることによって各シャ
ッタ片の側面の後縁部で前記内材を包むように外皮材の
周縁部を封着するシャッタ駆動手段とを備えたことを特
徴とする。さらに、供給された外皮材を受ける受け部材
をシャッタの上方に備えたことを特徴とする。さらに、
供給された外皮材を受ける受け部材をシャッタの下方に
備えたことを特徴とする。さらに、外皮材を椀状に形成
する外皮材形成手段として、シャッタ又は受け部材の開
口部に相対的に進入して外皮材を当該開口部に押し込み
可能な押し込み部材を備えたことを特徴とする。さら
に、押し込み部材を通して内材を供給する内材供給手段
を備えたことを特徴とする。さらに、シャッタの下方
に、外皮材を支持する支持手段を備えたことを特徴とす
る。さらに、外皮材を椀状に形成する外皮材形成手段と
して、シャッタ又は受け部材の開口部に相対的に進入
し、外皮材を保持して当該開口部から相対的に退出する
ことにより外皮材を当該開口部に引き込み可能な引き込
み部材を備えたことを特徴とする。さらに、外皮材を椀
状に形成する際に外皮材の縁部を保持する保持手段を備
えたことを特徴とする。さらに、シャッタの上方に、複
数のシャッタ片により開閉可能に構成され、供給された
外皮材の位置を調整可能な補助シャッタを備えたことを
特徴とする。
【0008】なお、本発明において、外皮材に内材を配
置する配置工程とは、外皮材に内材が配置されている状
態までの工程であり、外皮材の供給、内材の供給、外皮
材の形状形成といった一連の処理工程を含んでいる。ま
た、外皮材を椀状に形成する際に、外皮材形成手段をシ
ャッタの開口部に相対的に進入・退出させるとは、外皮
材形成手段およびシャッタの何れか一方、或いは両方を
移動させることによって外皮材形成手段をシャッタの開
口部に対して相対的に進入・退出させることを含んでお
り、同様に外皮材形成手段を受け部材の開口部に相対的
に進入・退出させるとは、外皮材形成手段および受け部
材の何れか一方、或いは両方を移動させることによって
外皮材形成手段を受け部材の開口部に対して相対的に進
入・退出させることを含んでいる。また、外皮材形成手
段で外皮材を保持するとは、吸気可能な外皮材形成手段
により外皮材を吸着して保持する他、外皮材の粘着性を
利用して外皮材に外皮材形成手段を付着させて保持した
り、外皮材を摘んで保持したりすることを含んでいる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す第
一実施形態〜第四実施形態に基づいて詳しく説明する。
【0010】[第一実施形態]図1〜図16を参照しなが
ら、第一実施形態の食品包み込み成形装置と同装置によ
る食品包み込み成形工程について説明する。なお、図1
は本実施形態の食品包み込み成形装置の部分断面正面
図、図2は同装置のシャッタの平面図、図3は同シャッ
タの駆動手段の平面図、図4は同シャッタのシャッタ片
の拡大斜視図、図5は補助シャッタの平面図、図6は同
補助シャッタの駆動手段の平面図、図7は同補助シャッ
タのシャッタ片の拡大斜視図である。また、図8〜図16
は同装置による食品包み込み成形工程の説明図であり、
図8(a)〜図16(a)は各工程におけるシャッタの平
面図、図8(b)〜図16(b)は各工程における手前の
一枚のシャッタ片を省略して表したシャッタの斜視図、
図8(c)〜図16(c)は各工程における要部側面図で
ある。
【0011】図1中、符号1で指示するものは、図2の
平面図に示す計四枚のシャッタ片10・10…が組み合って
開閉可能に構成されたシャッタである。図2は図1の面
Tにおける平面図である。このシャッタ1は、図1及び
図2に示すように、駆動中空軸11・11…に固定された各
シャッタ片10がこの駆動中空軸11を中心に往復揺動して
各シャッタ片10の先端縁が隣のシャッタ片10の側面を摺
動移動するように構成されており、これらシャッタ片10
・10…の側面で囲んだ領域を開閉させる。
【0012】図3は図1の面Uにおける平面図であり、
シャッタ1のシャッタ駆動機構を示している。図1及び
図3に示すように、シャッタ1の駆動機構は、各駆動中
空軸11の下端部に固定されたフランジ12と、このフラン
ジ12に枢着され、フランジ12同士を連繋するリンク13・
13…と、これらリンク13を駆動するモータ14とから構成
されており、このモータ14の回転方向、回転角度等を制
御することにより複数のリンク13・13…が連関動作して
シャッタ1を適宜に開閉させる。
【0013】また、図4に示すように、このシャッタ1
のシャッタ片10の側面には、帯状に突起した前縁部10a
と、この前縁部10aより凹んで形成された後縁部10c
と、これら前縁部10aと後縁部10cとの間に形成された
下向きの斜面部10bとを備えていると共に、シャッタ片
10の先端縁を挟んでその反対側には、隣のシャッタ片の
側面を受け入れ可能な凹部10d、10e、10fを備えてい
る。このことによって、図8に示すように、シャッタ1
の開閉動作に応じて各シャッタ片10の先端縁が隣のシャ
ッタ片の側面(前縁部10a、斜面部10b、後縁部10c)
を摺動して各シャッタ片10の側面(前縁部10a、斜面部
10b、後縁部10c)で囲んだ領域を開閉させるのであ
り、そして、シャッタ1の閉じ動作により、各シャッタ
片10の側面の前縁部10a同士が先に閉鎖し(図14参
照)、その後、前縁部10aよりも遅れて後縁部10c同士
が閉鎖する(図16参照)。
【0014】図1中、符号2で指示するものは、図5の
平面図に示す計四枚のシャッタ片20・20…が組み合って
開閉可能に構成され、前記シャッタ1の上方に配設され
た補助シャッタである。図5は図1の面Sにおける平面
図である。この補助シャッタ2は、図1及び図5に示す
ように、前記シャッタ1の駆動中空軸11内に同心状態で
設けられた駆動軸21・21…に固定された各シャッタ片20
がこの駆動軸21を中心に往復揺動して各シャッタ片20の
先端縁が隣のシャッタ片20の側面を摺動移動するように
構成されており、これらシャッタ片20・20…の側面で囲
んだ領域を開閉させる。
【0015】図6は図1の面Vにおける平面図であり、
補助シャッタ2のシャッタ駆動機構を示している。図1
及び図6に示すように、補助シャッタ2の駆動機構は、
各駆動軸21の下端部に固定されたフランジ22と、このフ
ランジ22に枢着され、フランジ22同士を連繋するリンク
23・23…と、これらリンク23を駆動するモータ24とから
構成されており、このモータ24の回転方向、回転角度等
を制御することにより複数のリンク23・23…が連関動作
して補助シャッタ2を適宜に開閉させる。
【0016】また、補助シャッタ2のシャッタ片20の側
面には、図7に示すように、帯状の側部20aを備えてい
ると共に、シャッタ片20の先端縁を挟んでその反対側に
は、隣のシャッタ片の側面を受け入れ可能な凹部20bを
備えている。そして、図5に示すように、補助シャッタ
2の開閉動作に応じて各シャッタ片20の先端縁が隣のシ
ャッタ片の側部20aを摺動して各シャッタ片20の側部20
aで囲んだ領域を開閉させる。
【0017】図1中、符号3で指示するものは、前記補
助シャッタ2の上方に配設され、シート状の外皮材を椀
状に形成するための外皮材形成手段である。本実施形態
の外皮材形成手段3は、ステー31に固定された押し込み
部材30と、このステー31を上下動させる送りねじ機構32
と、この送りねじ機構32を駆動するモータ33とから構成
されており、このモータ33の回転方向、回転角度等を制
御することにより押し込み部材30を適宜に上下昇降させ
る。この押し込み部材30を下降させてシャッタ1の開口
部に進入させることによりシャッタ1のシャッタ片10上
に供給した外皮材の中央部を窪ませて外皮材を椀状に形
成する。
【0018】また、本実施形態の外皮材形成手段3は、
この椀状に形成した外皮材の内側に内材を供給する内材
供給手段を備えている。即ち、本実施形態の押し込み部
材30は下端に内材を吐出するための吐出孔を備えた筒体
にて構成されており、この吐出孔を開閉するための弁40
が内装されている。しかして、ホッパ45内へ投入した内
材を、従来公知のポンプ44により供給パイプ43を通じて
押し込み部材30の筒内へ圧送し、そして、前記ステー31
に固定されたエアシリンダ42の進退動作によりロッド41
を介して弁40を上下動させることで吐出孔を適宜に開閉
し、椀状形成した外皮材の内側に所要量の内材を供給し
配置する。
【0019】図1中、符号5で指示するものは、前記補
助シャッタ2の上方に配設され、外皮材の縁部をシャッ
タ1のシャッタ片10上に保持する保持手段である。この
保持手段5は、図8(c)に示すように、外皮材形成手
段3の押し込み部材30に固定され、複数の通孔を有する
リング状のステー52と、このステー52の通孔に上下スラ
イド可能に挿嵌され、上端にステー52に係止可能な頭部
を備えた複数の支持ロッド51・51…と、この支持ロッド
51・51…の下端に固定されたリング状の押え部材50と、
この押え部材50とステー52との間において各支持ロッド
51に被嵌され、押え部材50を下方へ付勢するコイルばね
53とから構成されている。この押し込み部材30を下降さ
せることによって押え部材50でシャッタ片10上の外皮材
の縁部を押えて保持する。
【0020】図1中、符号6で指示するものは、前記シ
ャッタ1の下方に配設され、外皮材を支持するための支
持手段である。この支持手段6は、ラック−ピニオン機
構62により支持ロッド61を介して適宜に上下動する支持
部材60と、この支持部材60によってベルトが上下動され
るベルトコンベヤ63とから構成されている。この支持手
段6を適宜に上下動させて外皮材をベルト上に支持する
と共に、成形して得られた成形品Hをベルト上に載置し
て搬送する。
【0021】以下、図8〜図16を参照しながら第一実施
形態の食品包み込み成形装置による食品包み込み成形工
程について説明する。なお、本実施形態では外皮材Fと
してパン生地を使用し、内材Gとして餡を使用した例で
説明する。
【0022】まず、図8(c)に示すように、シャッタ
1及び補助シャッタ2を開口させた状態で、シャッタ1
のシャッタ片10上にシート状の外皮材Fを供給する。こ
のとき、外皮材Fをより安定的に戴置するため、下方の
シャッタ1を閉じた状態で外皮材Fをシャッタ片10上に
供給するようにしても良い。そして、シャッタ片10上に
外皮材Fを戴置した後、補助シャッタ2のシャッタ片20
を閉じる方向に動作させてその開口面積を縮小させれ
ば、縮小した開口状態に合わせて外皮材Fをセットする
ことができ、外皮材Fが所定位置に収まるように外皮材
Fの位置調整を行なうことができる。このことによって
外皮材の形状のばらつきや位置ずれが予め修正され、よ
り確実な成形処理を行なうことが可能となる。
【0023】次に、図9(c)に示すように、上方の外
皮材形成手段3の押し込み部材30を下降させることによ
り保持手段5の押え部材50で外皮材Fの縁部をシャッタ
片10上で保持する。即ち、押し込み部材30と共に保持手
段5を下降させて押え部材50を外皮材Fの縁部に当接さ
せ、この保持手段5をさらに下降させることによって押
え部材50とステー52との間隔を狭めてコイルばね53を圧
縮し、このコイルばね53の弾性力を利用して押え部材50
を外皮材Fの縁部に押し付けて外皮材Fをシャッタ片10
上で押え保持する。
【0024】そして、図10(c)に示すように、押え部
材50で外皮材Fの縁部を保持した状態で、押し込み部材
30をさらに下降させることにより押し込み部材30をシャ
ッタ1の開口部に進入させ、シート状の外皮材Fの中央
部分をシャッタ1の開口部に押し込むことによって外皮
材Fを椀状に形成する。このように本実施形態では、外
皮材Fを椀状形成する際に、外皮材Fの縁部を保持手段
5で保持するので、外皮材Fがパン生地等の弾性に富む
食材であっても、外皮材Fの縁部周辺を伸ばしながら椀
状に形成することができ、たとえ多少外皮材の形状・大
きさがばらついていたり、位置ずれがあったとしても、
外皮材を確実に椀状形成することができる。また、この
とき、外皮材Fを支持部材60で支持するようにすれば、
外皮材が必要以上に下方へ伸びてしまうことを防ぐこと
ができる。
【0025】次に、図11(c)に示すように、押し込み
部材30を上昇させながら押し込み部材30内の弁40を上昇
させて吐出孔を開くことにより内材Gを吐出させ、椀状
形成された外皮材Fの内側に内材Gを配置する。そし
て、所定量の内材Gが吐出された時点で弁40を下降させ
て吐出孔を閉じる。このように本実施形態では、押し込
み部材30を上昇させると同時にこの押し込み部材30を通
して内材Gを供給しているので、押し込み部材30の上昇
に伴ってパン生地から成る外皮材Fが収縮するのを防ぐ
ことができると共に、外皮材Fの形状形成と内材Gの供
給を短時間に効率良く行なうことが可能となる。また、
このとき、外皮材Fを支持部材60で支持しているので、
内材Gの吐出による外皮材Fの必要以上の伸びを防ぐこ
とができ、内材Gを確実に外皮材Fの内側に配置するこ
とができる。
【0026】次に、図12(c)に示すように、押し込み
部材30をさらに上昇させて押え部材50を外皮材Fの縁部
から離し、そして、図13(c)に示すように補助シャッ
タ2を閉じ動作させてシャッタ片10上の外皮材Fの縁部
をシャッタ片20で押すと共に支持部材60を下降させるこ
とにより、外皮材Fの縁部をシャッタ片10の側面に位置
させる。以上が外皮材Fに内材Gを配置する配置工程で
ある。
【0027】そして、シャッタ1による封着工程とし
て、図14(c)及び図15(c)に示すように、外皮材F
を支持部材60で支えた状態でシャッタ1を閉じ動作させ
ることにより各シャッタ片10の側面の後端部10cで外皮
材Fの周縁部を、内材を包むように集めて封着し、図16
(c)に示すように各シャッタ片10の後端部10c同士を
完全に閉鎖させることによって外皮材Fで内材Gを包み
込んだ成形品Hを得る。その後、成形品Hを支える支持
部材60を下降させてベルトに成形品Hを戴置し、ベルト
コンベヤ63を駆動させて成形品Hをベルト搬送する。
【0028】このように本実施形態によれば、各シャッ
タ片10の前縁部10aよりも遅れて閉鎖する後縁部10cに
よって外皮材の周縁部を封着しているので、図14(c)
及び図15(c)に示すようにシャッタ片10の前縁部10a
同士または斜面部10b同士を閉鎖させた状態で外皮材F
の周縁部を後縁部10cで封着することが可能となり、外
皮材に形状のばらつきや位置ずれがあって、外皮材の周
縁部の生地量が多少変動したとしても、封着時に外皮材
がシャッタ1の上方へはみ出ることもなく確実に外皮材
で内材を包み込み成形することができるのである。
【0029】なお、本実施形態では、図14(c)に示す
ように、主としてシャッタ片10の後縁部10cで外皮材F
の周縁部を集め、そのまま、この後縁部10cで、集めた
周縁部を封着するようにしているが(図15(c)参
照)、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、
例えば、椀状形成した外皮材の周縁部をシャッタ片10の
前縁部10aで集め、その後、集めた周縁部を後縁部10c
で封着するようにしても良い。少なくとも外皮材の周縁
部を後縁部10cで封着する際に、前縁部10a同士または
斜面部10b同士が閉鎖していれば、外皮材のはみ出しを
防ぐことができるので、外皮材を封着する前の段階にお
いて、シャッタ片10の前縁部10a同士が開口していても
良く、また、前縁部10aと外皮材Fとが接触していても
良い。
【0030】また、上記実施形態では、図16(c)に示
すように、各シャッタ片10の後端部10c同士が完全に閉
鎖する状態までシャッタ1を閉じ動作させて成形品Hを
得ているが、必ずしも後端部10c同士が完全閉鎖する状
態までシャッタ1を閉じ動作させる必要はなく、外皮材
の縁部が封着されていれば、例えば、図15(c)の段階
でシャッタ1の閉じ動作を終了して成形品を得るように
しても良い。このことにより、封着部分における生地ダ
メージの比較的少ない成形品を得ることが可能となる。
後述する第二実施形態〜第四実施形態においても同様で
ある。
【0031】また、本実施形態では、外皮材を椀状形成
した後、外皮材Fの内側に内材Gを配置しているが、例
えば、予め内材Gを外皮材F上に載置しておいた状態
で、この外皮材Fをシャッタ1のシャッタ片10上に供給
し、押し込み部材30により内材Gと共に外皮材Fをシャ
ッタ1の開口部に押し込むことによって外皮材Fを椀状
形成するようにしても良い。また、本実施形態では、外
皮材F及び成形品Hを支える支持手段6として、支持部
材60を板状にしてベルトコンベヤ63のベルトを上下させ
るように構成しているが、ベルトコンベヤ自体を上下動
させるようにしても良い。
【0032】また、図17〜図19に示すように、シャッタ
1と補助シャッタ2との間に、外皮材Fを受けるための
薄板から成る受け部材7を挟み、図20に示すように、こ
の受け部材7の中央に円形の開口部70を開設しておけ
ば、受け部材7上に外皮材Fをより安定的に戴置するこ
とができると共に(図17参照)、この受け部材7と保持
手段5の押え部材50とにより外皮材Fを確実に押え保持
することが可能となり(図18参照)、さらに受け部材7
の開口部70に押し込み部材30を進入させることにより、
この受け部材7の開口部70を利用して外皮材Fを椀状形
成することも可能となる(図19参照)。
【0033】また、図21〜図24に示すように、シャッタ
片10上に供給した外皮材を位置調整するための補助シャ
ッタと、外皮材の縁部をシャッタ片10上に保持する保持
手段とを省略することも可能であり、このことによっ
て、装置構成の簡素化と成形工程の簡略化を図ることが
できる。この場合、図22及び図23に示すように、押し込
み部材30によって押し込まれて椀状形成された外皮材の
縁部を、シャッタ片10の前縁部10aで支えるようにすれ
ば、外皮材Fの縁部が外側へ倒れてしまうのを防ぐこと
ができる。その後、図23及び図24に示すように、シャッ
タ1の閉じ動作に応じて支持部材60を下降させれば、上
記実施形態と同様、シャッタ片10の後縁部10cで外皮材
の縁部を封着することができる。
【0034】[第二実施形態]図25〜図33を参照しなが
ら、第二実施形態の食品包み込み成形装置と同装置によ
る食品包み込み成形工程について説明する。なお、図25
は本実施形態の食品包み込み成形装置の部分断面正面
図、図26〜図33は同装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【0035】第二実施形態の食品包み込み成形装置は、
外皮材Fを椀状形成するための外皮材形成手段3とし
て、第一実施形態における押し込み部材30の代わりに外
皮材Fをシャッタ1の開口部に引き込むことにより椀状
形成する引き込み部材34を採用した点に主な特徴があ
り、他の構成は上述した第一実施形態とほぼ同様であ
り、第一実施形態と同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0036】本実施形態の外皮材形成手段3は、図25に
示すように、昇降台36に固定されたステー35に基部側が
軸受けされ、先端側が直角に屈曲した管状の引き込み部
材34と、この引き込み部材34の先端を回動させるために
引き込み部材34の基部を回動させるピニオン−ラック機
構37と、このピニオン−ラック機構37のラックを直線往
復運動させる図示しないエアシリンダと、上記昇降台36
を上下昇降させるための送りねじ機構38と、この送りね
じ機構38の雄ねじを駆動するモータ39とから構成されて
いる。このモータ39の回転方向、回転角度等を制御する
ことにより引き込み部材34の先端を適宜に上下昇降させ
ると共に、エアシリンダによりピニオン−ラック機構37
を駆動させて適時に引き込み部材34の先端を上向きから
下向きへ反転させる。
【0037】また、この外皮材形成手段3の引き込み部
材34は、図26に示すようにその先端に複数の通気孔34a
・34a…が開設されている一方、基端側には図示しない
吸排気装置が接続されており、これら通気孔34a・34a
…で吸気することにより外皮材Fの下面を吸着保持し
(図27参照)、そして、これら通気孔34a・34a…から
噴気することにより吸着保持した外皮材Fを離すように
構成されている(図33参照)。
【0038】また、本実施形態の保持手段5は、図26に
示すように、複数の通孔を有し、エアシリンダ54の進退
動作により上下昇降するステー57と、このステー57の通
孔に上下スライド可能に挿嵌され、上端にステー57に係
止可能な頭部を備えた複数の支持ロッド56・56…と、こ
の支持ロッド56・56…の下端に固定されたリング状の押
え部材55と、この押え部材55とステー57との間において
各支持ロッド56に被嵌され、押え部材55を下方へ付勢す
るコイルばね58とから構成されており、ステー57を下降
させることによって押え部材55でシャッタ片10上の外皮
材の縁部を押えて保持する。
【0039】また、図25中、符号6で指示するものは、
外皮材形成手段3の下方に配設されたベルトコンベヤで
あり、成形処理されて外皮材形成手段3の引き込み部材
34から離れた成形品Hをベルト搬送する(図33参照)。
【0040】以下、図26〜図33を参照しながら第二実施
形態の食品包み込み成形装置による食品包み込み成形工
程について説明する。
【0041】まず、図26に示すように、補助シャッタ2
を開口させた状態で、シャッタ1のシャッタ片10にシー
ト状の外皮材Fを戴置する。この外皮材F上には図示し
ない内材供給手段により予め内材Gが配置されている。
このとき、外皮材形成手段3の引き込み部材34を上昇さ
せて予めシャッタ1の開口部に進入させておき、この引
き込み部材34とシャッタ1のシャッタ片10との上に外皮
材Fを供給するようにすれば、外皮材Fをより安定的に
戴置することができる。そして、第一実施形態と同様、
シャッタ1のシャッタ片10上に外皮材Fを戴置した後、
補助シャッタ2のシャッタ片20を閉じる方向に動作させ
てその開口面積を縮小させれば、縮小した開口状態に合
わせて外皮材Fをセットすることができ、外皮材Fが所
定位置に収まるように外皮材Fの位置調整を行なうこと
ができる。このことによって外皮材の形状のばらつきや
位置ずれが予め修正され、より確実な成形処理を行なう
ことが可能となる。
【0042】次に、図27に示すように、外皮材形成手段
3の引き込み部材34の通気孔34aから吸気して外皮材F
の中央部下面を吸着する。そして、上方の保持手段5を
下降させて押え部材55で外皮材Fの縁部をシャッタ1の
シャッタ片10上で保持する。即ち、保持手段5を下降さ
せて押え部材55を外皮材Fの縁部に当接させ、この保持
手段5をさらに下降させることにより押え部材55とステ
ー57との間隔を狭めてコイルばね58を圧縮し、このコイ
ルばね58の弾性力を利用して押え部材55を外皮材Fの縁
部に押し付けて外皮材Fをシャッタ片10上で押え保持す
る。
【0043】次に、図28に示すように、押え部材55で外
皮材Fの縁部を押え保持した状態で外皮材Fの中央下面
を引き込み部材34で吸着保持したまま、外皮材形成手段
3を下降させて引き込み部材34をシャッタ1の開口部か
ら退出させ、外皮材Fをシャッタ1の開口部に引き込む
ことによって外皮材Fを椀状に形成する。このとき、外
皮材F上に予め供給されている内材Gは外皮材の椀状形
成に伴って外皮材Fの中央部分と共に下降して椀状形成
された外皮材Fの内側に配置される。このように本実施
形態においても、外皮材Fを椀状形成する際に、外皮材
Fの縁部を保持手段5で保持するので、外皮材Fがパン
生地等の弾性に富む食材であっても、外皮材Fの縁部周
辺を伸ばしながら椀状に形成することができ、たとえ多
少外皮材の形状・大きさがばらついていたり、位置ずれ
があったとしても、外皮材を確実に椀状形成することが
できる。
【0044】次に、図29に示すように、保持手段5を上
昇させ、押え部材55を外皮材Fの縁部から離し、外皮材
形成手段3をさらに下降させることによって、椀状形成
した外皮材Fの縁部をシャッタ片10の側面に位置させ
る。以上が外皮材Fに内材Gを配置する配置工程であ
る。
【0045】そして、図30及び図31に示すように引き込
み部材34で外皮材Fを吸着保持したまま、封着工程とし
てシャッタ1を閉じ動作させることにより各シャッタ片
10の側面の後端部10cで外皮材Fの周縁部を、内材を包
むように集めて封着し、図32に示すように、各シャッタ
片10の後端部10c同士を完全に閉鎖させることにより外
皮材Fで内材Gを包み込んだ成形品Hを得る。その後、
図33に示すように引き込み部材34で成形品Hを吸着保持
したまま、引き込み部材34の先端を上向きから下向きに
反転させ、通気孔34aから噴気することにより成形品H
を引き込み部材34から離してコンベヤ6上に戴置し、成
形品Hをベルト搬送する。
【0046】このように本実施形態によっても、第一実
施形態と同様、各シャッタ片10の前縁部10aよりも遅れ
て閉鎖する後縁部10cによって外皮材の周縁部を封着し
ているので、図30及び図31に示すように、シャッタ片10
の前縁部10a同士または斜面部10b同士を閉鎖させた状
態で外皮材Fの周縁部を後縁部10cで封着することが可
能となり、外皮材に形状のばらつきや位置ずれがあっ
て、外皮材の周縁部の生地量が多少変動したとしても、
封着時に外皮材がシャッタ1の上方へはみ出ることもな
く確実に外皮材で内材を包み込み成形することができ
る。
【0047】また、本実施形態によれば、シャッタ1の
開口部に進入させた外皮材形成手段3の引き込み部材34
で外皮材Fの中央部分を保持し、この引き込み部材34を
シャッタ開口部から退出させるだけで簡単にシート状の
外皮材Fを椀状形成することができるので、ほとんど外
皮材Fにダメージを加えることなく椀状形成することが
でき、高品質な成形品を得ることができる。しかも、こ
の外皮材形成手段3と外皮材F上の内材Gとを接触させ
ることなく外皮材Fを椀状形成できるので、外皮材形成
手段3に内材Gが付着して内材の充填定量性が損なわれ
たり、衛生面の問題を生じたりするおそれもない。
【0048】また、本実施形態によれば、外皮材形成手
段3の引き込み部材34で外皮材Fを吸着することによっ
て保持し、この引き込み部材34からの噴気によって成形
品Hをリリースしているので、成形品Hを確実かつ迅速
にコンベヤ6へ移戴することができ、より安定的な高速
運転が可能となる。
【0049】なお、本実施形態では、予め外皮材F上に
内材Gを配置しておき、その後、外皮材を椀状形成して
いるが、勿論これに限定されるものではなく、外皮材F
を椀状形成した後に、この椀状形成された外皮材Fの内
側に内材Gを配置するようにしても良い。
【0050】また、図34〜図38に示すように、上述した
第一実施形態の変形例(図21〜図24参照)と同様、外皮
材を位置調整するための補助シャッタと、外皮材の縁部
を押え保持する保持手段とを省略することによって装置
構成の簡素化と成形工程の簡略化を図るようにしても良
い。この場合、図35及び図36に示すように、外皮材形成
手段3の引き込み部材34を下降させて外皮材Fを椀状に
形成している途中で、シャッタ1の閉じ動作を開始させ
ることも可能であり、このことにより、内材Gを基準に
して見たとき、シャッタ片10を内材Gに沿って移動させ
ることが可能となり、外皮材の椀状形成作用と外皮材周
縁部の集め作用とを連続的に行なうことができ、よりス
ムーズに内材Gを包み込み成形することができる。
【0051】また、図34〜図37に示すように、シャッタ
1の上方に、外皮材Fを受けるための薄板から成る受け
部材7を配設し、図38に示すようにこの受け部材7の中
央に円形の開口部70を開設しておけば、受け部材7上に
外皮材Fをより安定的に戴置することができると共に
(図34参照)、受け部材7の開口部70に外皮材Fを引き
込んで、この開口部70を利用して外皮材Fを椀状形成す
ることも可能となる(図35参照)。
【0052】[第三実施形態]図39〜図47を参照しなが
ら、第三実施形態の食品包み込み成形装置と同装置によ
る食品包み込み成形工程について説明する。なお、図39
は本実施形態の食品包み込み成形装置の部分断面正面
図、図40〜図47は同装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【0053】本実施形態の食品包み込み成形装置は、外
皮材Fを受けるための受け部材8をシャッタ1の下方に
配設し、そして、外皮材を位置調整する補助シャッタ、
及びこの補助シャッタのシャッタ駆動手段を省略して装
置構成の簡素化を図った点に主な特徴があり、他の構成
は上述した第一実施形態とほぼ同様であり、第一実施形
態と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0054】本実施形態の受け部材8は、図39及び図40
に示すように、シャッタ1のシャッタ片10の下方に固定
されており、その中央部には円形の開口部80が開設され
ている。以下、図40〜図47を参照しながら、第三実施形
態の食品包み込み成形装置による食品包み込み成形工程
について説明する。
【0055】まず、図40に示すように、シャッタ1を開
口させた状態で、受け部材8上にシート状の外皮材Fを
供給する。このとき、シャッタ1のシャッタ片10を閉じ
る方向に動作させてその開口面積を縮小させれば、縮小
した開口状態に合わせて外皮材Fをセットすることがで
き、外皮材Fが所定位置に収まるように外皮材Fの位置
調整を行なうことができる。このことによって外皮材の
形状のばらつきや位置ずれが予め修正され、より確実な
成形処理を行なうことが可能となる。
【0056】次に、図41に示すように、上方の外皮材形
成手段3の押し込み部材30を下降させることにより保持
手段5の押え部材50で外皮材Fの縁部を受け部材8上で
保持する。即ち、押し込み部材30と共に保持手段5を下
降させて押え部材50を外皮材Fの縁部に当接させ、この
保持手段5をさらに下降させることにより押え部材50と
ステー52との間隔を狭めてコイルばね53を圧縮し、この
コイルばね53の弾性力を利用して押え部材50を外皮材F
の縁部に押し付けて外皮材Fを受け部材8上で押え保持
する。
【0057】そして、図42に示すように、押え部材50で
外皮材Fの縁部を保持した状態で、押し込み部材30をさ
らに下降させることにより押し込み部材30を受け部材8
の開口部80に進入させ、シート状の外皮材Fの中央部分
を受け部材8の開口部80に押し込むことにより外皮材F
を椀状に形成する。このように本実施形態では、第一実
施形態と同様、外皮材Fを椀状形成する際に外皮材Fの
縁部を保持手段5で保持するので、外皮材Fがパン生地
等の弾性に富む食材であっても、外皮材Fの縁部周辺を
伸ばしながら椀状に形成することができ、たとえ多少外
皮材の形状・大きさがばらついていたり、位置ずれがあ
ったとしても、外皮材を確実に椀状形成することができ
る。また、このとき、外皮材Fを支持部材60で支持する
ようにすれば、外皮材が必要以上に下方へ伸びてしまう
ことを防ぐことができる。
【0058】次に、図43に示すように、押し込み部材30
を上昇させながら押し込み部材30内の弁40を上昇させて
吐出孔を開くことにより内材Gを吐出させ、椀状形成さ
れた外皮材Fの内側に内材Gを配置する。そして、所定
量の内材Gが吐出された時点で弁40を下降させて吐出孔
を閉じる。このように本実施形態では、第一実施形態と
同様、押し込み部材30を上昇させると同時にこの押し込
み部材30を通して内材Gを供給しているので、押し込み
部材30の上昇に伴ってパン生地から成る外皮材Fが収縮
するのを防ぐことができると共に、外皮材Fの形状形成
と内材Gの供給を短時間に効率良く行なうことが可能と
なる。また、このとき、外皮材Fを支持部材60で支持し
ているので、内材Gの吐出による外皮材Fの必要以上の
伸びを防ぐことができ、内材Gを確実に外皮材Fの内側
に配置することができる。
【0059】次に、図44に示すように、押し込み部材30
をさらに上昇させて押え部材50を外皮材Fの縁部から離
す。以上が、本実施形態においての外皮材Fに内材Gを
配置する配置工程である。
【0060】そして、シャッタ1による封着工程とし
て、図45及び図46に示すように、外皮材Fを支持部材60
で支えた状態でシャッタ1を閉じ動作させることにより
各シャッタ片10の側面の後端部10cで外皮材Fの周縁部
を内材を包むように集めて封着し、図47に示すように各
シャッタ片10の後端部10c同士を完全に閉鎖させること
によって外皮材Fで内材Gを包み込んだ成形品Hを得
る。その後、成形品Hを支える支持部材60を下降させて
ベルトに成形品Hを戴置し、ベルトコンベヤ63を駆動さ
せて成形品Hをベルト搬送する。
【0061】このように本実施形態によっても、第一実
施形態と同様、各シャッタ片10の前縁部10aよりも遅れ
て閉鎖する後縁部10cにより外皮材の周縁部を封着して
いるので、図45及び図46に示すように、シャッタ片10の
前縁部10a同士または斜面部10b同士を閉鎖させた状態
で外皮材Fの周縁部を後縁部10cで封着することが可能
となり、外皮材に形状のばらつきや位置ずれがあって、
外皮材の周縁部の生地量が多少変動したとしても、封着
時に外皮材がシャッタ1の上方へはみ出ることもなく確
実に外皮材で内材を包み込み成形することができる。
【0062】また、本実施形態によれば、シャッタ1の
下方に設けた受け部材8上に外皮材Fを供給しているの
で、より安定的に外皮材Fを戴置することができると共
に(図40参照)、この受け部材8と保持手段5の押え部
材50とにより外皮材Fを確実に押え保持することができ
(図41参照)、さらに受け部材8の開口部80に押し込み
部材30を進入させることによって、この受け部材8の開
口部80を利用して外皮材Fを椀状形成することも可能と
なる(図42参照)。
【0063】また、本実施形態によれば、シャッタ1の
下方に設けた受け部材8上に外皮材Fを供給しているの
で、シャッタ1の閉じ動作によって受け部材8上の外皮
材Fの位置調整を行なうことができ、上述した第一実施
形態における補助シャッタ、及びこの補助シャッタのシ
ャッタ駆動手段を設ける必要がなく、装置構成を極めて
簡素化することができる。
【0064】[第四実施形態]図48〜図56を参照しなが
ら、第四実施形態の食品包み込み成形装置と同装置によ
る食品包み込み成形工程について説明する。なお、図48
は本実施形態の食品包み込み成形装置の部分断面正面
図、図49〜図56は同装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【0065】第四実施形態の食品包み込み成形装置は、
上述した第二実施形態と同様、外皮材Fを椀状形成する
ための外皮材形成手段3として、第一実施形態における
押し込み部材30の代わりに外皮材Fを開口部に引き込む
ことにより椀状形成する引き込み部材34を採用し、そし
て、第三実施形態と同様に、外皮材Fを受けるための受
け部材8をシャッタ1の下方に配設し、外皮材を位置調
整する補助シャッタ、及びこの補助シャッタのシャッタ
駆動手段を省略して装置構成の簡素化を図った点に主な
特徴がある。以下、図49〜図56を参照しながら第四実施
形態の食品包み込み成形装置による食品包み込み成形工
程について説明する。
【0066】まず、図49に示すように、シャッタ1を開
口させた状態で、受け部材8上にシート状の外皮材Fを
戴置する。この外皮材F上には図示しない内材供給手段
により予め内材Gが配置されている。このとき、外皮材
形成手段3の引き込み部材34を上昇させて予め受け部材
8の開口部80に進入させておき、この引き込み部材34と
受け部材8との上に外皮材Fを供給するようにすれば、
外皮材Fをより安定的に戴置することができる。そし
て、第三実施形態と同様、シャッタ1のシャッタ片10を
閉じる方向に動作させてその開口面積を縮小させれば、
縮小した開口状態に合わせて外皮材Fをセットすること
ができ、外皮材Fが所定位置に収まるように外皮材Fの
位置調整を行なうことができる。このことによって外皮
材の形状のばらつきや位置ずれが予め修正され、より確
実な成形処理を行なうことが可能となる。
【0067】次に、図50に示すように、外皮材形成手段
3の引き込み部材34の通気孔34aから吸気して外皮材F
の中央部下面を吸着する。そして、上方の保持手段5を
下降させて押え部材55で外皮材Fの縁部を受け部材8上
で保持する。即ち、保持手段5を下降させて押え部材55
を外皮材Fの縁部に当接させ、この保持手段5を更に下
降させることによって押え部材55とステー57との間隔を
狭めてコイルばね58を圧縮し、このコイルばね58の弾性
力を利用して押え部材55を外皮材Fの縁部に押し付けて
外皮材Fを受け部材8上で押え保持する。
【0068】次に、図51に示すように、押え部材55で外
皮材Fの縁部を押え保持した状態で外皮材Fの中央下面
を引き込み部材34で吸着保持したまま、外皮材形成手段
3を下降させて引き込み部材34を受け部材8の開口部80
から退出させ、外皮材Fを受け部材8の開口部80に引き
込むことによって外皮材Fを椀状に形成する。このと
き、外皮材F上に予め供給されている内材Gは外皮材の
椀状形成に伴って外皮材Fの中央部分と共に下降して椀
状形成された外皮材Fの内側に配置される。このように
本実施形態においても、外皮材Fを椀状形成する際に、
外皮材Fの縁部を保持手段5で保持するので、外皮材F
がパン生地等の弾性に富む食材であっても外皮材Fの縁
部周辺を伸ばしながら椀状に形成することができ、たと
え多少外皮材の形状・大きさがばらついていたり、位置
ずれがあったとしても、外皮材を確実に椀状形成するこ
とができる。
【0069】次に、図52に示すように、保持手段5を上
昇させ、押え部材55を外皮材Fの縁部から離す。以上が
本実施形態においての外皮材Fに内材Gを配置する配置
工程である。
【0070】そして、図53及び図54に示すように引き込
み部材34で外皮材Fを吸着保持したまま、封着工程とし
てシャッタ1を閉じ動作させることにより各シャッタ片
10の側面の後端部10cで外皮材Fの周縁部を、内材を包
むように集めて封着し、図55に示すように、各シャッタ
片10の後端部10c同士を完全に閉鎖させることにより外
皮材Fで内材Gを包み込んだ成形品Hを得る。その後、
図56に示すように引き込み部材34で成形品Hを吸着保持
したまま、引き込み部材34の先端を上向きから下向きに
反転させ、通気孔34aから噴気することにより成形品H
を引き込み部材34から離してコンベヤ6上に戴置し、成
形品Hをベルト搬送する。
【0071】このように本実施形態によっても、第一実
施形態と同様、各シャッタ片10の前縁部10aよりも遅れ
て閉鎖する後縁部10cによって外皮材の周縁部を封着し
ているので、図53及び図54に示すように、シャッタ片10
の前縁部10a同士または斜面部10b同士を閉鎖させた状
態で外皮材Fの周縁部を後縁部10cで封着することが可
能となり、外皮材に形状のばらつきや位置ずれがあっ
て、外皮材の周縁部の生地量が多少変動したとしても、
封着時に外皮材がシャッタ1の上方へはみ出ることもな
く確実に外皮材で内材を包み込み成形することができ
る。
【0072】また、本実施形態によれば、受け部材8の
開口部80に進入させた外皮材形成手段3の引き込み部材
34で外皮材Fの中央部分を保持し、この引き込み部材34
を受け部材8の円形状の開口部80から退出させるだけで
簡単に、かつ、確実にシート状の外皮材Fを椀状形成す
ることができるので、ほとんど外皮材Fにダメージを加
えることなく椀状形成することができ、高品質な成形品
を得ることができる。しかも、この外皮材形成手段3と
外皮材F上の内材Gとを接触させることなく外皮材Fを
椀状形成できるので、外皮材形成手段3に内材Gが付着
して内材の充填定量性が損なわれたり、衛生面の問題を
生じたりするおそれもない。
【0073】また、本実施形態によれば、外皮材形成手
段3の引き込み部材34で外皮材Fを吸着することによっ
て保持し、この引き込み部材34からの噴気によって成形
品Hをリリースしているので、成形品Hを確実かつ迅速
にコンベヤ6へ移戴することができ、より安定的な高速
運転が可能となる。
【0074】また、本実施形態によれば、シャッタ1の
下方に設けた受け部材8上に外皮材Fを供給しているの
で、より安定的に外皮材Fを戴置することができると共
に(図49参照)、この受け部材8と保持手段5の押え部
材50とにより外皮材Fを確実に押え保持することができ
る(図50参照)。
【0075】また、本実施形態によれば、シャッタ1の
下方に設けた受け部材8上に外皮材Fを供給しているの
で、シャッタ1の閉じ動作によって受け部材8上の外皮
材Fの位置調整を行なうことができ、上述した第一実施
形態における補助シャッタ、及びこの補助シャッタのシ
ャッタ駆動手段を設ける必要がなく、装置構成を極めて
簡素化することができる。
【0076】なお、本実施形態では、予め外皮材F上に
内材Gを配置しておき、その後、外皮材を椀状形成して
いるが、勿論これに限定されるものではなく、上述した
第二実施形態と同様、外皮材Fを椀状形成した後に、こ
の椀状形成された外皮材Fの内側に内材Gを配置するよ
うにしても良い。
【0077】以上、第一実施形態〜第四実施形態をもっ
て本発明の食品包み込み成形方法とその装置の具体例を
説明したが、本発明は勿論これら実施形態に限定される
ものではなく「特許請求の範囲」の記載内において種々
の設計変更が可能である。
【0078】例えば、上記実施形態では、シャッタ1と
して、駆動軸を中心に往復揺動する4枚のシャッタ片10
を用いているが、各シャッタ片の側面にシャッタの閉動
作によって先に閉鎖する前縁部とこの前縁部より遅れて
閉鎖する後縁部が形成されていて後縁部で外皮材を封着
することが可能であれば、シャッタ片の枚数、形状は特
に限定されることはない。例えば、図57に示すように、
6枚のシャッタ片15の側面に各々前縁部15a及び後縁部
15cを備え、各シャッタ片15が互いに矢印方向へスライ
ド直線移動することにより開閉動作するシャッタ機構を
用いたり、図58の(a)及び(b)に示すように、6枚
のシャッタ片16の側面に各々前縁部16a及び後縁部16c
を備え、各シャッタ片16が作用ピン17の矢印方向への回
転運動に応じて直線運動しながら揺動することにより開
閉動作するシャッタ機構を用いたり、各シャッタ片が連
続回転して開閉動作するシャッタ機構を用いたり、種々
のシャッタ機構を採用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明に係る食
品の包み込み成形方法とその装置によれば、各シャッタ
片の前縁部よりも遅れて閉鎖する後縁部によって外皮材
の周縁部を封着しているので、シャッタ片の前縁部同士
または斜面部同士を閉鎖させた状態で、外皮材の周縁部
を後縁部で封着することが可能となり、外皮材に形状の
ばらつきや位置ずれがあって、外皮材の周縁部の生地量
が多少変動したとしても封着時に外皮材がシャッタの上
方へはみ出ることもなく確実に外皮材で内材を包み込み
成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の食品の包み込み成形装置の部分
断面正面図である。
【図2】同装置のシャッタの平面図である。
【図3】同装置のシャッタの駆動手段の平面図である。
【図4】同装置のシャッタのシャッタ片の拡大斜視図で
ある。
【図5】同装置の補助シャッタの平面図である。
【図6】同装置の補助シャッタの駆動手段の平面図であ
る。
【図7】同装置の補助シャッタのシャッタ片の拡大斜視
図である。
【図8】同装置による食品包み込み成形工程の説明図で
ある。
【図9】同装置による食品包み込み成形工程の説明図で
ある。
【図10】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図11】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図12】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図13】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図14】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図15】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図16】同装置による食品包み込み成形工程の説明図
である。
【図17】本発明に係る変形例装置による食品包み込み
成形工程の概略側面図である。
【図18】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図19】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図20】同変形例装置の受け部材及びシャッタの平面
図である。
【図21】本発明の他の変形例装置による食品包み込み
成形工程の概略側面図である。
【図22】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図23】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図24】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図25】本発明の第二実施形態の食品包み込み成形装
置の部分断面正面図である。
【図26】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図27】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図28】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図29】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図30】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図31】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図32】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図33】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図34】本発明に係る変形例装置による食品包み込み
成形工程の概略側面図である。
【図35】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図36】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図37】同変形例装置による食品包み込み成形工程の
概略側面図である。
【図38】同変形例装置の受け部材及びシャッタの平面
図である。
【図39】本発明の第三実施形態の食品包み込み成形装
置の部分断面正面図である。
【図40】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図41】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図42】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図43】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図44】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図45】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図46】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図47】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図48】本発明の第四実施形態の食品包み込み成形装
置の部分断面正面図である。
【図49】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図50】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図51】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図52】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図53】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図54】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図55】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図56】同装置による食品包み込み成形工程の概略側
面図である。
【図57】本発明の変形例装置のシャッタの平面図であ
る。
【図58】本発明の他の変形例装置のシャッタの平面図
である。
【符号の説明】
F 外皮材 G 内材 H 成形品 1 シャッタ 10 シャッタのシャッタ片 10a シャッタ片の前縁部 10b シャッタ片の斜面部 10c シャッタ片の後縁部 10d、10e、10f シャッタ片の凹部 12 フランジ 13 リンク 14 モータ 2 補助シャッタ 20 補助シャッタのシャッタ片 20a シャッタ片の側部 20b シャッタ片の凹部 21 駆動軸 22 フランジ 23 リンク 24 モータ 3 外皮材形成手段 30 押し込み部材 31 ステー 32 送りねじ機構 33 モータ 34 引き込み部材 34a 通気孔 35 ステー 36 昇降台 37 ピニオン−ラック機構 38 送りねじ機構 39 モータ 40 弁 41 ロッド 42 エアシリンダ 43 供給パイプ 44 ポンプ 45 ホッパ 5 保持手段 50 押え部材 51 支持ロッド 52 ステー 53 コイルばね 54 エアシリンダ 55 押え部材 56 支持ロッド 57 ステー 58 コイルばね 6 支持手段 60 支持部材 61 支持ロッド 62 ラック−ピニオン機構 63 ベルトコンベヤ 7 受け部材 70 受け部材の開口部 8 受け部材 80 受け部材の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B031 CA20 CB04 CG14 CG24 CG25 4B048 PE12 PM14 PM16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外皮材に内材を配置する配置工程と、 複数のシャッタ片から成るシャッタの閉動作により、各
    シャッタ片の側面の前縁部よりも遅れて閉鎖する後縁部
    で前記内材を包むように外皮材の周縁部を封着する封着
    工程とを含むことを特徴とした食品の包み込み成形方
    法。
  2. 【請求項2】 配置工程において、外皮材を椀状に形成
    することを特徴とした請求項1記載の食品の包み込み成
    形方法。
  3. 【請求項3】 配置工程において、シャッタのシャッタ
    片上に外皮材を供給し、外皮材形成手段をシャッタの開
    口部に相対的に進入させて外皮材を当該開口部に押し込
    むことにより外皮材を椀状に形成することを特徴とした
    請求項2記載の食品の包み込み成形方法。
  4. 【請求項4】 配置工程において、受け部材上に外皮材
    を供給し、外皮材形成手段を受け部材の開口部に相対的
    に進入させて外皮材を当該開口部に押し込むことにより
    外皮材を椀状に形成することを特徴とした請求項2記載
    の食品の包み込み成形方法。
  5. 【請求項5】 配置工程において、シャッタのシャッタ
    片上に外皮材を供給し、シャッタの開口部に相対的に進
    入させた外皮材形成手段で外皮材を保持し、この外皮材
    形成手段をシャッタの開口部から相対的に退出させて外
    皮材を当該開口部に引き込むことにより外皮材を椀状に
    形成することを特徴とした請求項2記載の食品の包み込
    み成形方法。
  6. 【請求項6】 配置工程において、受け部材上に外皮材
    を供給し、受け部材の開口部に相対的に進入させた外皮
    材形成手段で外皮材を保持し、この外皮材形成手段を受
    け部材の開口部から相対的に退出させて外皮材を当該開
    口部に引き込むことにより外皮材を椀状に形成すること
    を特徴とした請求項2記載の食品の包み込み成形方法。
  7. 【請求項7】 配置工程において、外皮材を椀状に形成
    する際に、外皮材の縁部を保持することを特徴とした請
    求項2〜請求項6の何れかに記載の食品の包み込み成形
    方法。
  8. 【請求項8】 複数のシャッタ片から成るシャッタ機構
    であって、各シャッタ片の側面にはシャッタ機構の閉動
    作によって先に閉鎖する前縁部とこの前縁部より遅れて
    閉鎖する後縁部が形成されたシャッタと、 外皮材に内材が配置された状態で、前記シャッタを閉動
    作させることによって各シャッタ片の側面の後縁部で前
    記内材を包むように外皮材の周縁部を封着するシャッタ
    駆動手段とを備えたことを特徴とする食品の包み込み成
    形装置。
  9. 【請求項9】 供給された外皮材を受ける受け部材をシ
    ャッタの上方に備えたことを特徴とする請求項8記載の
    食品の包み込み成形装置。
  10. 【請求項10】 供給された外皮材を受ける受け部材を
    シャッタの下方に備えたことを特徴とする請求項8記載
    の食品の包み込み成形装置。
  11. 【請求項11】 外皮材を椀状に形成する外皮材形成手
    段として、シャッタ又は受け部材の開口部に相対的に進
    入して外皮材を当該開口部に押し込み可能な押し込み部
    材を備えたことを特徴とする請求項8〜請求項10の何
    れかに記載の食品の包み込み成形装置。
  12. 【請求項12】 押し込み部材を通して内材を供給する
    内材供給手段を備えたことを特徴とする請求項11記載
    の食品の包み込み成形装置。
  13. 【請求項13】 シャッタの下方に、外皮材を支持する
    支持手段を備えたことを特徴とする請求項8〜請求項1
    2のいずれかに記載の食品の包み込み成形装置。
  14. 【請求項14】 外皮材を椀状に形成する外皮材形成手
    段として、シャッタ又は受け部材の開口部に相対的に進
    入し、外皮材を保持して当該開口部から相対的に退出す
    ることにより外皮材を当該開口部に引き込み可能な引き
    込み部材を備えたことを特徴とする請求項8〜請求項1
    0の何れかに記載の食品の包み込み成形装置。
  15. 【請求項15】 外皮材を椀状に形成する際に外皮材の
    縁部を保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求
    項8〜請求項14の何れかに記載の食品の包み込み成形
    装置。
  16. 【請求項16】 シャッタの上方に、複数のシャッタ片
    により開閉可能に構成され、供給された外皮材の位置を
    調整可能な補助シャッタを備えたことを特徴とする請求
    項8〜請求項15の何れかに記載の食品の包み込み成形
    装置。
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