JP2003051952A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003051952A
JP2003051952A JP2001237770A JP2001237770A JP2003051952A JP 2003051952 A JP2003051952 A JP 2003051952A JP 2001237770 A JP2001237770 A JP 2001237770A JP 2001237770 A JP2001237770 A JP 2001237770A JP 2003051952 A JP2003051952 A JP 2003051952A
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JP2001237770A
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English (en)
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Kazuo Hayashi
林  和夫
Tatatomi Suzuki
忠臣 鈴木
Nobukazu Miyoshi
伸和 三好
Yoshiharu Yoshida
慶春 吉田
Katsuyuki Asai
克之 浅井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな容量のバッファメモリを用いることな
く、画像データの圧縮処理/伸張処理を可能とする。 【解決手段】 分割処理部18では、画像読取部14か
ら入力される画像データを、まず、圧縮用バッファメモ
リ44A,44Bの一方に所定サイズの画像データを格
納すると、次の画像データを他方の圧縮用バッファメモ
リに格納しながら、一方の圧縮用バッファメモリに格納
している画像データを圧縮処理部20へ出力する。圧縮
処理部は、所定サイズのブロック毎に分割されながら入
力される画像データから、ブロックごとの符号データを
生成して、一時記憶手段22に出力する。これにより、
1ページ分の画像データを格納するバッファメモリを用
いることなく、画像データに基づいた符号データを生成
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数枚の原稿画像
情報をページ毎のページ情報に分割し、記録用紙の片面
に2枚ずつページを分割した状態で両面複写していき、
原稿の画像がページ順にそろった1冊の小冊子となるよ
うに、原稿の画像を編集して複写する製本機能を備えた
デジタル複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機等の
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機によりコピーされた用紙について
は、その後にしばしば後処理と称して種々の加工が行わ
れることがあり、近年では、このコピーした用紙を二つ
折りにしたり、ステープル処理することにより、中綴じ
あるいは端綴じのブック型に製本することも行われてい
る。
【0003】ここで、中綴じ処理による製本方法は、例
えば週刊誌、カタログ、社内報等に広く採用されている
ように、1枚の用紙の片面に2ページ分ずつ、計4ペー
ジ分の画像をコピーし、各用紙を重ね合わせてその中央
部を綴じ、この綴じられた中央部に沿って二つ折りする
ことにより製本する方法であり、製本方法としては簡便
であって像欠けがないという利点がある。
【0004】しかし、中綴じ処理を行なうためには、全
てのページの画像を記憶し、そのページ順に並べ替えた
後、各用紙に4ページ分の画像をコピーする必要が生
じ、このページ順の並べ替えが複雑である。
【0005】これに対して、端綴じ処理による製本方法
は、中綴じ処理の場合と同様に1枚の用紙の片面に2ペ
ージ分ずつ、計4ページ分の画像をコピーするが、1枚
の用紙に4ページ分ずつ順にコピーし、各用紙を二つ折
りしてからこの二つ折りされた各用紙の端の部分を綴じ
ることにより製本するものであり、中綴じ処理と比較し
て、各ページにコピーする画像を、ページ順に並び替え
る処理は容易である。
【0006】しかし、端綴じ処理では、各用紙を1枚ず
つ二つ折りして揃え、その後に所定の端の部分を綴じな
ければならない。また、この端綴じ処理では、コピーし
た画像が部分的に見えなくなるいわゆる像欠けが生じる
恐れがある。
【0007】ところで、近年のデジタル複写機の高機能
化により、特に画像情報をページごとのページ情報に分
割して電子情報として保持し、これを必要なページ順に
並び替えて出力する可能となるデジタル複写機が商品化
されている。このようなデジタル複写機を用いることに
より、中綴じ処理を行なうときのページ順の並べ替えが
容易になっている。これに伴って、中綴じ処理と端綴じ
処理の両方の製本機能を備えるデジタル複写機が提案さ
れている。(例えば、特開昭58−36496号公報、
実公昭58−44127号公報、特開昭61−3906
5号公報、特開平6−72065号公報等)。一方、特
開平6−316363号公報では、複数ページの原稿画
像を一旦記憶し、画像複写した記録紙を束ねて二つ折り
にしたときに小冊子となるように、記録紙1枚に記録さ
れる全ての画像データに対して、ページバッファ上で縮
小・拡大・回転等のレイアウト処理を行い、画像記録手
段で画像を記録するデジタル複写装置を提案している。
【0008】しかし、特開平6−316363号公報に
おいて開示されているデジタル複写装置では、複数ペー
ジの原稿画像の合成処理に少なくとも記録紙1枚分のペ
ージバッファが必要である。特に、満足な画質を得るた
めにはデータ量が増し、これに伴い要求されるページバ
ッファのメモリ容量が拡大するため、大容量のページバ
ッファによってコスト高を招くという問題がある。ま
た、複数部の出力を行うときには、記録紙1枚ごとに、
圧縮されていない複数ページ分の画像データをハードデ
ィスク(以下、HDDという)などの記憶手段から繰り
返し読み出さなければならず、画像データの入出力処理
によるバス占有率が高くなって、画像データの入出力の
みならずシステム全体の処理速度に対して大きな影響を
及ぼす可能性がある。
【0009】これに対して、特開平5−244388号
公報には、2ページ分の圧縮符号データの伸長及び合成
をメモリ上で行わずに、出力手段による記録紙への記録
動作に同期させながら、連続して2ページの圧縮符号デ
ータを伸長して出力手段へ送出する画像記録装置が開示
されている。これにより、副走査方向に並列して2ペー
ジ分の画像を記録することができる。また、この画像記
録装置では、HDDなどの記憶手段から圧縮符号データ
を読み出す際のバス占有率も低く、かつ、2ページ分の
画像データを連続して送り出すだけで、1ページの記録
紙上に2ページの画像を副走査方向に並列して合成して
記録することができる。
【0010】しかし、特開平5−244388号公報に
おいて開示されている画像記録装置では、副走査方向に
並列して2ページ分の画像を記録することは可能である
が、主走査方向に並列して2ページ分の画像を記録する
ことは不可能である。このため、例えば、A4サイズの
用紙上に2ページ分のA5サイズの画像を記録する場
合、用紙の短辺が主走査方向、長辺が副走査方向となる
ため生産性が低下してしまうという問題がある。
【0011】また、上記2件の公報では、原稿としてそ
れぞれ1ページの画像を想定している。このため、既に
製本されている原稿を開いた状態で画像読取装置上に置
き、同時に2ページ分の画像を読み取る方法については
開示されていない。
【0012】一方、既に製本されている原稿を開いた状
態で画像読取装置で読み取るときには、各ページを読み
取る毎に画像読取装置上に原稿を置き直して順番に読み
取り処理を行う方法や、あるいは、複写機のページ連写
機能(製本原稿読み取り機能)を用いて、副走査方向に
連続する2ページの画像を2回に分けて読み取る方法が
ある。
【0013】しかし、いずれの方法を用いても、2回に
分けて読み取り処理を行うため、生産性が低いという問
題がある。それに加えて、前者の方法ではユーザが各ペ
ージの読み取りを行う度に原稿を置き直さなければなら
ないという煩わしさがある。また、後者の方法では、ユ
ーザの手を煩わすことは無いが、副走査方向に連続する
2ページの画像を読み取るので、例えば、原稿がA4サ
イズの場合、用紙の短辺が主走査方向、長辺が副走査方
向となるため生産性を向上できないという問題がある。
【0014】これに対しては、原稿を用紙の長辺が主走
査方向、短辺が副走査方向となるように画像読取装置上
に置き、2ページ分の画像を同時に読み取り、読み取っ
た画像データをメモリ等の記憶装置に記憶した後に分割
処理し、ページ毎の情報を得る方法が考えられる。しか
し、この方法を用いた場合、読み取った画像データを記
憶するためのページメモリが必要となり、装置コストが
上昇してしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、コスト高を招くことなく、生
産性の高い製本機能が得られる画像処理装置を提案する
ことを目的とする。
【0016】また、本発明は、既に製本されている原
稿、または、1ページ上に2ページ分の画像が並んでい
る原稿を読み取って、製本機能を用いた複写出力を得る
ために、装置のコスト高を招くことなく、高い生産性を
保つことができる画像処理装置を提供することを目的と
する。さらに、本発明の目的は、画像読み取り手段によ
って読み取った入力画像データを複数の画像データに分
割し、分割後のそれぞれの画像データを個別に圧縮処理
し、複数の分割画像データに対応する符号データを生成
する処理を、入力される1ページ分の画像の全てを格納
可能な大容量のメモリを必要とせずに、しかも、リアル
タイムで実行可能な画像処理装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、個別に圧縮処理された
複数の画像データのそれぞれに対応する符号データを、
1個の伸長手段によって伸長処理するとき、伸長処理に
よって復元される画像データを予め設定された合成条件
に基づいて合成し、1ページ分の画像データとして印字
出力する処理を、伸長処理後の画像データを格納可能な
大容量のメモリを必要とせずに、しかも、リアルタイム
で実行可能な画像処理装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力される画像データを複数の領域に分割
して、分割した領域のそれぞれに圧縮処理を施して符号
データを生成する圧縮手段を備えた画像処理装置であっ
て、前記画像データを読み取る画像読取手段と、前記画
像読取手段より入力される画像データを所定サイズの複
数の画像データに分割する分割処理手段と、前記分割処
理手段より出力される所定サイズに分割されたそれぞれ
の画像データに対して圧縮処理を施して符号データを生
成する圧縮処理手段と、前記圧縮処理手段によって生成
される符号データを記憶する記憶手段と、前記分割され
たそれぞれの画像データに対応する符号データごとに格
納アドレスを指定して前記記憶手段への書き込み制御を
行なう書込み制御手段と、前記符号データごとに前記記
憶手段に書き込むときの格納アドレスを符号格納情報と
して保持する符号化情報保持手段と、前記分割処理手段
による前記入力画像データのサイズ、分割数及び分割後
のサイズの設定ないし前記圧縮処理手段における圧縮処
理対象画像サイズの設定を行う動作制御手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、入力される画像データ
を分割処理手段によって所定サイズに分割しながら、分
割した画像データのそれぞれに対して圧縮処理を行な
い、画像データに応じた符号データを生成し、生成した
符号データを記憶手段に格納する。このとき、符号デー
タごとの記憶手段への格納アドレスを、符号格納情報と
して保持する。これにより、記憶手段に記憶している符
号データを読み出すときには、符号化情報保持手段に保
持している符号データごとの格納アドレスに基づいて行
なうことができる。
【0019】圧縮処理手段によって画像データに対する
圧縮処理を行なうときには、分割処理手段によって画像
データを分割しながら圧縮処理手段へ供給するので、圧
縮処理前の画像データを格納するメモリの記憶容量を、
画像データを分割しないときに比べて少なくすることが
できる。
【0020】また、本発明は、分割処理手段が前記入力
される画像データを一次保持する圧縮用バッファメモリ
を備えることができ、また、前記圧縮用バッファメモリ
へのデータの書き込み及び読み出しを制御する圧縮用メ
モリ制御手段を備えることができる。
【0021】これにより、圧縮処理手段が、入力される
画像データを順に圧縮用バッファメモリに格納する。圧
縮用メモリ制御手段は、圧縮用バッファメモリに所定サ
イズの画像データを格納する毎に、格納した画像データ
を所定のサイズのブロックに分割して、分割後のブロッ
ク毎に画像データを圧縮処理手段へ出力する。
【0022】これにより、圧縮処理手段は、入力画像デ
ータを、所定サイズのブロックごとに圧縮処理して符号
データを生成する。このときに、圧縮用バッファメモリ
は、1ページ分の画像データの全てを格納する必要がな
いので、圧縮用バッファメモリとして大容量のバッファ
メモリを用いることなく、画像データの圧縮処理が可能
となる。
【0023】また、所定サイズのブロックの画像データ
に対応した符号データを記憶手段に記憶するときに、そ
れぞれの符号データの格納アドレスを符号格納情報とし
て保持することにより、符号データの適切な読み出しが
可能となるようにしている。
【0024】このような本発明では、前記分割処理手段
が、分割サイズに応じた記憶容量の圧縮用バッファメモ
リを用いることができる。
【0025】このような本発明に適用する圧縮用メモリ
制御手段としては、DMAコントローラ(Direct Memory
Access Controller)を用いることが好ましく、これに
より、画像データを分割しながら、分割した画像データ
の圧縮処理を連続して行うことができる。
【0026】本発明の符号化情報保持手段としては、符
号格納情報を、記憶手段に符号データと共に記憶するも
のであっても良く、記憶手段の符号データ格納領域とは
異なる領域に記憶するものであっても良く、また、圧縮
処理手段に内蔵させたRAM等を用いても良い。このと
きに、分割数分の符号格納情報を保持できないときに
は、メモリ領域不足を告知する手段を設けることが好ま
しく、また、データの上書き等による符号格納情報の消
失を防止するために、書き込み禁止手段を設けるように
しても良い。
【0027】さらに、本発明では、前記動作制御手段
が、前記分割処理手段による前記入力画像データのサイ
ズ、分割数及び分割後のサイズの設定、及びまたは、前
記圧縮手段における圧縮処理対象画像サイズの設定を行
うことが好ましい。
【0028】すなわち、本発明では、画像データを画像
読取手段で読み取る際の、主走査方向サイズ、副走査方
向サイズ、主走査方向の分割数、副走査方向の分割数及
び分割後の主走査方向サイズ、副走査方向サイズを分割
処理手段に予め設定すると共に、圧縮手段における圧縮
処理対象画像の主走査方向サイズ及び副走査方向サイズ
を圧縮手段に予め設定することが好ましい。
【0029】なお、以下の説明では、分割処理手段に設
定する分割後の主走査方向サイズ及び圧縮手段に設定す
る圧縮処理対象画像の主走査方向サイズを、圧縮主走査
サイズとし、分割処理手段に設定する分割後の副走査方
向サイズ及び圧縮手段に設定する圧縮処理対象画像の副
走査方向サイズを、圧縮副走査サイズとする。
【0030】圧縮処理手段に設定する圧縮主走査サイズ
及び圧縮副走査サイズは、分割処理手段から分割後の画
像データを出力するごとに、分割処理手段が圧縮処理手
段に設定するものであっても良く、この場合、動作制御
手段より圧縮処理手段に圧縮処理対象画像サイズの設定
を行う必要がなくなると共に、圧縮処理手段が分割後の
画像データのそれぞれのサイズ情報を格納する手段を持
つ必要がなくなる。
【0031】圧縮主走査サイズ及び圧縮副走査サイズ
は、一方を一定値又は予め定められた固定値にして、他
方を入力画像データのサイズや分割数に基づいて設定し
ても良く、圧縮主走査サイズ及び圧縮副走査サイズは、
分割後のそれぞれのブロックの間で、いずれか少なくと
も一方を共通の値としても良い。
【0032】また、圧縮主走査サイズ及び圧縮副走査サ
イズは、少なくとも一方を入力画像データのサイズや分
割数によって設定するときに、動作制御手段にサイズ演
算手段を設け、圧縮処理手段における圧縮処理に先立っ
て演算により算出して設定するようにしても良い。
【0033】このようにすることで、動作制御手段によ
る圧縮主走査サイズ及び圧縮副走査サイズの設定が簡略
化される。
【0034】このような本発明においては、分割処理手
段による分割の結果、圧縮主走査サイズないし圧縮副走
査サイズに端数が生じることがある。このようなときに
は、端数が生じるブロックを個別に設定しても良く、あ
るいは、端数が生じないように、端数算出手段によって
算出した値を設定するようにしても良い。
【0035】また、本発明は、個別に圧縮処理された複
数の画像データのそれぞれに対応する複数の符号データ
を予め定められた合成条件により選択して伸長処理する
ことにより画像データを復元する伸長手段を備え、伸長
手段によって復元される画像データを1枚の記録用紙に
印字出力する画像処理装置であって、前記複数の符号デ
ータを記憶する記憶手段と、予め定められた合成条件に
基づいて前記記憶手段から複数の符号データを読み出
し、前記伸長手段への符号データの入力を制御する符号
読出制御手段と、前記符号読出制御手段より選択された
前記複数の符号データごとの格納アドレスを指定して前
記記憶手段から符号データを読み出す制御を行う読出制
御手段と、前記符号読出制御手段より入力される符号デ
ータを前記伸張手段によって伸長処理し、画像データを
復元する伸長処理手段と、伸長処理によって復元された
画像データを記録用紙に印字出力する画像出力手段と、
合成条件を示す情報を前記符号読出制御手段ないし前記
伸長処理手段に設定する動作制御手段と、を含むことを
特徴とする。
【0036】この発明によれば、符号読出制御手段によ
る伸長処理手段への符号データの入力の制御を、伸長手
段によって所定量の画像データが復元されるごとに、伸
長処理手段に入力する符号データを切り替える制御を行
うことが好ましい。
【0037】ここで、伸長処理手段に入力する符号デー
タを切り替える制御は、まず、1つの主走査方向バンド
に対応する複数の符号データを順次切り替えて伸長処理
手段に入力して、伸長処理によって主走査バンド分の画
像データを復元し、1つの主走査バンドに対応する複数
の符号データの伸長処理が完了すると、次の主走査バン
ドに対応する複数の符号データを処理する制御を全ての
主走査バンド分の処理が完了するまで繰り返す。
【0038】また、本発明における伸長処理手段は、符
号読出制御手段より入力される符号データを伸長処理し
て所定量の画像データを復元するごとに、動作制御手段
にその旨を通知し、保持している未処理の符号データを
退避する構成となっていることが好ましい。
【0039】このような本発明によれば、個別に圧縮処
理された複数の画像データそれぞれに対応する複数の符
号データを伸長処理するとき、符号読出し制御手段は予
め定められた合成条件により複数の符号データより処理
対象とする符号データを選択して伸長処理手段に入力
し、伸長処理手段が処理対象となる符号データを伸長処
理して所定量の画像データを復元するごとに、符号読出
し制御手段が伸長処理手段に入力する符号データを切り
替える処理を繰り返すことにより、1ページ分の画像デ
ータを生成し、1枚の記録用紙上に印字出力する。
【0040】このような本発明では、伸長処理手段が未
処理符号退避手段を備え、伸長処理対象ブロックを切り
替えるときに、伸長処理対象ブロックの未処理符号デー
タを未処理符号退避手段に退避し、次に伸長処理対象と
なるブロックに対応した未処理符号データを未処理符号
退避手段より読み出し、伸長処理を開始する構成となっ
ていることが好ましい。また、未処理符号退避手段は主
走査方向の合成ブロック数に対応した数だけ備えること
が好ましい。
【0041】このような本発明における合成条件を示す
情報は、複数の符号データを伸長処理することにより復
元される画像データの、主走査方向の連続数と、副走査
方向の連続数と、各画像データの主走査方向サイズ、副
走査方向サイズと、合成の結果得られる1枚の画像デー
タ全体の主走査方向サイズ、副走査方向サイズとからな
ることが好ましい。
【0042】このような本発明では、前記符号読出し制
御手段は前記記憶手段から読み出された前記符号データ
を格納する所定容量の伸長用バッファメモリと、前記伸
長用バッファメモリへの前記符号データの書き込みを制
御すると共に、予め定められた合成条件に基づいて複数
の符号データより処理対象となる符号データを選択し、
所定のタイミングで伸長用バッファメモリ内の符号デー
タを前記伸長処理手段へ出力する伸長用メモリ制御手段
と、を含むことが好ましい。
【0043】このような伸長用メモリ制御手段は、DM
Aコントローラを備えることが好ましく、これにより、
伸長処理を連続して迅速に行うことができる。
【0044】本発明における符号読出制御手段は、1個
の伸長用バッファメモリと、1個のDMAコントローラ
を備える伸長用メモリ制御手段で構成され、伸長用メモ
リ制御手段は、主走査方向の符号データを切り替えるご
とに、切り替え処理実行時のDMAカウンタ値と、伸長
用バッファメモリ中の未処理の符号データのサイズか
ら、この符号データに対応する領域を次に処理する際に
符号データの読み出しを開始するページバッファのアド
レスを算出し、伸長用アドレス保持手段に保持する。
【0045】ここで、伸長用アドレス保持手段は、主走
査方向の連続ブロック数と等しい数の伸長用アドレスを
保持可能であることが好ましい。また、本発明における
符号読出制御手段を、2個の伸長用バッファメモリと、
2個のDMAコントローラを備える伸長用メモリ制御手
段で構成し、伸長用バッファメモリとDMAコントロー
ラそれぞれ1個ずつを組にして用いて、一方の伸長用バ
ッファメモリへの符号の書き込みと、格納した符号デー
タに対する伸長処理を行っているときに、他方の伸長用
バッファメモリとDMAコントローラの組が、伸長用ア
ドレス保持手段にアドレスを保持する処理及び、次に伸
長処理対象となる領域の符号データの読み出しを先行し
て実施するようにしても良い。また、本発明における符
号読出制御手段は、1個の伸長用バッファメモリと、主
走査方向の連続ブロック数と等しい数のDMAコントロ
ーラを備える伸長用メモリ制御手段で構成され、伸長用
メモリ制御手段が、伸長用バッファメモリを前記連続ブ
ロック数と等しい数の領域に分割し、分割後の各領域に
それぞれDMAコントローラを割り当て、主走査方向に
沿って合成する各符号データを個別のDMAコントロー
ラの制御によって記憶手段から読み出し、伸長用バッフ
ァメモリの各符号データに対応した領域に書き込むよう
にしても良い。
【0046】ここで、主走査方向の連続ブロック数と等
しい数のDMAコントローラは、それぞれ、同一の副走
査方向バンドに対応する複数の符号データを順次処理す
ることが好ましい。
【0047】また、本発明における符号読出制御手段
は、主走査方向の連続ブロック数と等しい数の伸長用バ
ッファメモリと、伸長用バッファメモリと等しい数のD
MAコントローラを備える伸長用メモリ制御手段で構成
され、伸長用メモリ制御手段は、各伸長用バッファメモ
リにそれぞれDMAコントローラを割り当て、主走査方
向に沿って合成する各符号データを個別のDMAコント
ローラの制御によって記憶手段から読み出し、各符号デ
ータに対応した伸長用バッファメモリに書き込むように
しても良い。
【0048】ここで、主走査方向の連続ブロック数と等
しい数の伸長用バッファメモリとDMAコントローラの
組は、それぞれ、同一の副走査方向バンドに対応する複
数の符号データを順次処理することが好ましい。
【0049】さらに、2個以上のDMAコントローラを
用いるときには、記憶手段から符号データを読み出すと
きに予め設定された優先順位に従い優先制御を行うため
の優先順位調停手段を伸長用メモリ制御手段に備えてい
ることが好ましい。
【0050】このような優先順位調停手段は、主走査方
向に連続して処理する領域の順に、符号データを記憶手
段から読み出す優先順位を高く設定する、すなわち、そ
の時点で処理対象となっている領域の優先順位を最も高
く、それ以降の領域の優先順位を順に低くなるに設定す
ることが好ましく、また、処理対象領域の切り替えと共
に、優先順位を動的に切り替え可能とすることが好まし
い。
【0051】また、本発明は、複数の画像データそれぞ
れに対応する複数の符号データが、学習型アルゴリズム
を用いる圧縮方式によって圧縮処理されているときに、
前記伸長手段において処理対象となる符号データの切り
替え時に、学習情報記憶テーブルを次に処理対象となる
符号データに対応した学習情報記憶テーブルを切り替
え、切り替え後の学習情報記憶テーブルを用いて伸長処
理を行うことが好ましい。
【0052】このような伸長処理に用いる学習情報記憶
テーブルは、画像データの主走査方向に沿った分割数に
応じた数の学習情報記憶テーブルを持つものであっても
良いが、一つの学習情報記憶テーブルを持ち、伸長処理
対象の符号データが切り替わるときに、別に記憶してい
る該当する符号データの学習情報を書き込んで学習情報
記憶テーブルの内容を更新しても良く、また、二つの学
習情報記憶テーブルを設けて、一方の学習情報記憶テー
ブルを用いて伸長処理を実行している期間中に他方の学
習情報記憶テーブルに学習情報を書き込み、学習情報記
憶テーブルの内容を更新するようにしても良い。
【0053】このような本発明では、学習型アルゴリズ
ムを用いる圧縮方式を採用したシステムにおいても、個
別に圧縮処理された複数の画像データそれぞれに対応す
る複数の符号データから、予め定められた合成条件によ
り合成された1枚の画像データを生成し、1枚の記録用紙
上に印字出力する。
【0054】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1には、本発明の画像処理
装置を備えたデジタル複写機10の概略構成を示してい
る。このデジタル複写機10は、画像処理装置を形成す
る画像処理部12と、画像読取手段を形成する画像読取
部14と、印刷出力手段として設けられている印刷出力
部16と、を備えている。
【0055】画像読取部14は、例えば複写対象となる
原稿画像を、光学的走査手段によって1ページ分毎に読
み取って、デジタル信号に変換し、画像データとして出
力するスキャナ等の一般的構成が用いられている。な
お、本発明の画像読取手段は、これに限らず、画像表示
手段や画像ファイリング手段、FAX公衆回線、ネット
ワーク接続された他の画像処理装置から画像データを読
み込むものであっても良い。
【0056】画像処理部12は、CPU、プログラムメ
モリ、HD等の外部メモリ及び各種のインターフェイス
がバスによって接続された一般的構成となっており、こ
れにより、画像処理部12には、画像読取部14から入
力される画像データを分割する分割処理部18、分割処
理部18によって分割されて入力される画像データに対
して圧縮処理を施して、画像データに応じた符号データ
を生成する圧縮処理部20、一次記憶手段22、二次記
憶手段24、符号データを伸張処理することにより符号
データに応じた画像データを復元して印刷出力部16へ
出力する伸張処理部26と、が形成されている。
【0057】また、画像処理部12には、データバス2
8及びデータバス28上のデータの流れを制御するバス
制御手段30が設けられており、データバス28を介し
て圧縮処理部20、一次記憶手段22及び二次記憶手段
24が接続され、伸張処理部26が符号読出し制御部3
2を介してデータバス28に接続している。
【0058】さらに、画像処理部12には、デジタル複
写機10の作動を制御する動作制御部34が設けられて
おり、この動作制御部34によって、分割処理部18、
圧縮処理部20、バス制御手段30、一次記憶手段2
2、二次記憶手段24、符号読出し制御部32及び伸張
処理部26と共に、画像読取部14と印刷出力部16の
作動が制御される。
【0059】ところで、分割処理部18は、画像読取部
14から1ページ分ずつ入力される画像データを、予め
設定されているサイズに分割して、分割後の画像データ
を圧縮手段20へ出力する。
【0060】圧縮処理部20は、分割処理部18から入
力される所定サイズの画像データに対して圧縮処理を施
して、入力された画像データに応じた符号データを生成
する。また、圧縮処理部20は、生成した符号データを
一次記憶手段22へ出力する。なお、圧縮処理部20に
おける圧縮処理方式は、任意の方式を用いることができ
る。例えばITU−Tにおける国際標準方式であるMH/M
R/MMR方式、JBIG方式、JPEG方式及びLZ
方式等を用いることができる。
【0061】一次記憶手段22としては、DRAM(Dy
namic Random Access Memory)などに代表される高速で
の書き込み/読出しが可能なメモリによって構成されて
いる。また、二次記憶手段24は、ハードディスク(ha
rd disk)装置などに代表される記憶容量当たりの単価
が安く、大容量の記憶装置によって構成されている。な
お、一次記憶手段22としては、SRAM(Static Ran
dom Access Memory)やフラッシュメモリ等の半導体記
憶素子を用いても良く、また、二次記憶手段24として
は、光磁気ディスク等のディスク装置や磁気テープ装置
を用いても良く、これらを組み合わせて構成したもので
あっても良い。
【0062】バス制御手段30は、圧縮処理部20から
出力される符号データの一次記憶手段22への書込み要
求(アクセス)、符号読出し制御部32から一次記憶手
段22への読出し要求、二次記録手段24から一次記憶
手段22への書込み要求及び二次記憶手段24から一次
記憶手段22への読出し要求を制御する。
【0063】これにより、例えば、圧縮処理部20、二
次記憶手段24、符号読出し制御部32から一次記憶手
段22への個別の読出し要求や書込み要求に応じて、一
次記憶手段22への画像データの読出しや書込みを行な
う。
【0064】また、バス制御手段30は、圧縮処理部2
0、二次記憶手段24、符号読出し制御手段32からの
読出し要求や書込み要求が重なると、予め設定されてい
る優先順位等に基づいて調停を行なう。このときの、バ
ス制御手段30は、優先順位固定式や優先順位循環式等
の調停方法に基づいてアクセスの調停を行なう。この調
停結果に基づいて許可されたデバイスのみが一次記憶手
段22へのアクセスが可能となるようにしている。
【0065】これにより、圧縮手段20から出力される
符号データが一次記憶手段22に格納された後に、所定
のタイミングで二次記憶手段24に格納される。また、
二次記憶手段24に格納された符号データが、一次記憶
手段22に格納された後、所定のタイミングで符号読出
し制御部30へ出力される。
【0066】一方、符号読出し制御部32は、予め定め
られている合成条件に基づいて、画像データを分割して
個別に圧縮処理して生成した符号データを、一次記憶手
段22から読み出し、伸張処理部26へ伸張処理対象と
なる符号データを選択して出力する。
【0067】伸張処理部26は、入力される符号データ
を、圧縮処理部20で用いられる圧縮方式応じた伸張方
式で伸張処理を行ない、画像データを復元する。また、
伸張処理部26は、図示しないインターフェイスを介し
て印刷出力部16に接続しており、復元した画像データ
を、所定のタイミングで印刷出力部16へ出力する。
【0068】印刷出力部16は、例えばレーザプリンタ
等の所謂プリンタであり、入力される画像データに応じ
た画像を出力用紙に印刷して出力する。なお、印刷出力
部16としては、半導体レーザを使用したものが一般的
となっているが、これに限らず、発光ダイオードをアレ
イ状に配置した所謂LEDヘッドや、液晶を用いたも
の、インクジェット方式、ドットインパクト方式、感熱
方式等の任意の方式を用いて記録紙に印字等を行なう任
意の構成を適用することができる。
【0069】ここで、本実施の形態に適用したデジタル
複写機10の基本的な画像処理の一例を第1実施例とし
て説明する。 〔第1実施例〕デジタル複写機10では、画像読取部1
4で原稿画像をスキャンして、原稿画像に応じたデジタ
ル信号を画像データとして出力する。印刷出力部16
は、この画像データに応じた画像を所定サイズの出力用
紙上に印刷出力する。
【0070】このとき、画像読取部14では、図2
(A)及び図2(B)に示すように、矢印Sm方向を主
走査方向とし、矢印Ss方向を副走査方向として画像読
み込みを行う。また、2ページ分の画像P(例えば
1、P2)が形成された原稿40に対して、図2(A)
に示すように、2つの画像P1、P2が副走査方向に並ん
だ状態で読み込むか、図2(B)に示すように、画像P
1、P2が主走査方向に並んだ状態で読み込む。
【0071】なお、以下では、一例として、図2(B)
に示すように、2ページ分の画像Pが主走査方向に並ん
だ状態で画像読み取りを行なうものとして説明する。ま
た、デジタル複写機10では、例えば8ページ分の画像
Pを読み込むと、この画像データに対して、出力用紙4
2の表裏両面に2ページ分ずつの画像Pを印刷し、印刷
処理した出力用紙42を中綴じすることにより小冊子製
本が可能となるように中綴じ処理するものとして説明す
る。
【0072】デジタル複写機10では、画像読取部14
で、主走査方向に並んだ画像P1、P2をスキャンするこ
とにより、画像データが、分割処理部18に入力され
る。
【0073】一方、図1に示すように、分割処理部18
には、2つの圧縮用バッファメモリ44(44A、44
B)を設けている。また、圧縮処理部20には、符号化
情報保持手段としてRAM46が設けられている。
【0074】それぞれの圧縮用バッファメモリ44は、
画像読取部14から入力される画像データの1主走査分
(1主走査バンド分)の幅で、副走査方向に沿って所定
幅分の画像データが格納可能となっている。分割処理部
18は、この圧縮用バッファメモリ44に対して交互に
データの書込み及び読出しを行なう。
【0075】ここで、画像読取部14で、主走査方向に
2ページ分の画像P(P1、P2)が形成されている原稿
40を読み取るときには、分割数を2とする。
【0076】分割処理部18は、まず、入力される画像
データを一方の圧縮用バッファメモリ44(例えば圧縮
用バッファメモリ44A)に格納すると、この圧縮用バ
ッファメモリ44(44A)に格納した画像データを、
主走査方向に2分割して、2つのブロックとし、一方の
ブロックBから画像データを圧縮処理部20へ出力す
る。このとき、分割処理部18は、画像読取部14から
引き続いて入力される画像データを、他方の圧縮用バッ
ファメモリ44(例えば圧縮用バッファメモリ44B)
に格納する。
【0077】圧縮処理部20は、予め設定されている圧
縮主走査サイズ及び圧縮副走査サイズの情報に基づい
て、分割処理部18から入力される画像データを、ブロ
ック毎に圧縮処理を行ない、ブロック毎の符号データを
生成する。生成された符号データは、バス制御手段30
に制御されて一次記憶手段22に格納される。
【0078】すなわち、図3に示すように、例えば2ペ
ージ分の画像P1、P2が形成されている原稿40から画
像データを読み込むときには、画像読取部14から入力
される画像データを、一方の圧縮用バッファメモリ44
Aに書き込む。この圧縮用バッファメモリ44Aに書き
込んだ画像データが所定サイズとなると、続いて入力さ
れる画像データをもう一つの圧縮用バッファメモリ44
Bに書き込む。
【0079】これと共に、圧縮用バッファメモリ44A
に書き込んだ画像データを、主走査方向に沿って、2分
割して、分割した一方のブロックの画像データを、圧縮
処理部20へ出力し、この後に、他方のブロックの画像
データを、圧縮処理部20に出力する。これにより、圧
縮処理部20には、1主走査バンド分の画像データが、
ブロックB1、B2に分割されて入力される。
【0080】この後に、圧縮用バッファメモリ44Aか
らの画像データの読出しが終了すると共に、圧縮用バッ
ファメモリ44Bに所定サイズのデータが格納される
と、圧縮用バッファメモリ44Bの画像データを、主走
査方向に沿って2分割して、一方のブロックから圧縮処
理部20へ出力する。これにより、圧縮処理部20に
は、ブロックB1、B2に続いて、ブロックB3、B4の画
像データが順に入力される。
【0081】このようにして、2ページ分の画像Pが形
成されている原稿40からの画像読み取りが終了するこ
とにより、圧縮処理部20には、画像データが主走査方
向に2分割されると共に、副走査方向に沿って複数に分
割されて、圧縮処理部20に入力される。なお、図3で
は、副走査方向に4分割することにより、画像データ
を、ブロックB1〜B8に分割した例を示している。
【0082】このとき、ブロックB1、B3、B5、B7
主走査方向上流側の画像P1から得られる画像データと
なり、ブロックB2、B4、B6、B8が、主走査方向下流
側の画像P2から得られる画像データとなる。
【0083】圧縮処理部20では、このようにして入力
される画像データに対して、1ブロック毎に圧縮処理を
施す。これにより、一次記憶手段22には、ブロックB
1〜B8の画像データから生成した符号コードの圧縮ブロ
ックBc1〜Bc8が、順に格納される。
【0084】このとき、RAM46には、一次記憶手段
22に格納される符号データの格納アドレスが符号格納
情報として書き込まれ保持される。
【0085】また、バス制御手段30は、全ブロックB
(例えば原稿40の1枚分)の画像データに対する圧縮
処理が終了すると、RAM46に格納されている各ブロ
ックB毎の符号格納情報に基づいて、一次記憶手段22
に格納している符号データを、各圧縮ブロックBc毎に
順に読み出して、二次記憶手段24に格納する。このと
き、動作制御手段34は、原稿40の各ページに対応す
る圧縮ブロックBcのそれぞれを関連付けて、各圧縮ブ
ロックBcの格納アドレス情報をページ毎のページ符号
情報として保持する。
【0086】なお、一次記憶手段22に格納した各圧縮
ブロックBc毎の符号データを、二次記憶手段24に格
納する動作は、一次記憶手段22に1ブロックB分の符
号データ(1圧縮ブロックBc)の格納を完了した時点
で開始してもよく、また、各ブロックBの符号データを
一次記憶手段22に格納する動作と並行して行なっても
よい。
【0087】このようにして、全原稿40からの画像読
み取りから符号データの二次記憶手段24への格納を繰
り返し、全原稿40に対する処理が終了すると、中綴じ
出力するためのページ割り付けを行なう。
【0088】図4(A)に示すように、例えば、画像P
1〜画像P8までの8ページ分の画像Pに対して中綴じ処
理をするときには、図4(B)に示すように、1枚目の
出力用紙42(42A)の一方の面(表面)に画像
8、P1を配置すると共に、他方の面に画像P2、P7
配置する。このとき、画像P8の裏側が画像P7となるよ
うにし、画像P1の裏側が画像P2となるようにする。
【0089】また、2枚の出力用紙42(42B)の表
面には、画像P6、P3を配置し、裏面に画像P4、P5
配置する。このとき、画像P6の裏側が画像P5となり、
画像P3の裏側が画像P4となるようにする。
【0090】このようにして画像配置を行なうことによ
り、図4(C)に示すように、印刷処理された出力用紙
42(42A、42B)を重ね、中央部で綴じると共に
折り曲げることにより、製本が可能となる。なお、この
ような中綴じ処理を行なうときのページ割り付けは、従
来公知の方法を適用でき、ここでは詳細な説明を省略す
る。
【0091】ページ割り付けが終了すると、動作制御部
34は、各印刷用紙42毎に合成処理を行なう。この合
成処理は、ページ符号情報に基づいて、二次記憶手段2
4から各ページの符号データを読み出して、一次記憶手
段22に格納する。
【0092】このときに、各符号データの、一次記憶手
段22への格納アドレスを、符号読出し制御部32に設
定すると共に、合成条件を示す情報を、符号読出し制御
部32ないし伸張処理部26に設定する。
【0093】一方、図5に示すように、符号読出し制御
部32は、一つの伸張用バッファメモリ48が設けられ
ている。また、符号読出し制御部32には、二つのDM
Aコントローラ50(50A、50B)と優先順位調停
手段52を備えた伸張用メモリ制御手段54が設けられ
ている。伸張用メモリ制御手段54は、伸張用バッファ
メモリ48を2分割して、主走査方向バンド中の連続す
る二つの圧縮ブロックBcに対応する符号データの格納
に割り当てるようにしており、DMAコントローラ50
(50A、50B)は、伸張用バッファメモリ48の分
割領域のそれぞれに対するデータの書込み及び読出しを
個別に制御する。
【0094】また、優先順位調停手段52は、伸張処理
対象となる圧縮ブロックBcの符号データの読出し順位
を高く設定し、他方の圧縮ブロックBcの読出し順位が
低くなるようにする。この設定に基づいてDMAコント
ローラ50(50A、50B)が伸張用バッファメモリ
48の各分割領域からの符号データの読出しを制御す
る。
【0095】符号読出し制御部32は、伸張処理対象と
なる圧縮ブロックBcの符号データを一次記憶手段22
から読み出して、伸張用バッファメモリ48に書込み、
伸張対象となる圧縮ブロックBcに割り当てられた伸張
用バッファメモリ48の分割領域への書込みが不可能
(メモリがFull状態)となると、優先順位調停手段52
が、他方の分割領域に割り当てられている圧縮ブロック
Bcの符号データを一次記憶手段22から読み出して、
伸張用バッファメモリ48の別の分割領域に書き込むよ
うに設定する。
【0096】これと共に、符号読出し制御部32は、動
作制御部34を介して伸張処理部26からの符号データ
の読出し要求がなされると、伸張用バッファメモリ48
に格納している伸張処理対象となる圧縮ブロックBcの
符号データを、伸張処理部26へ出力する。
【0097】例えば、図6に示すように、1枚の出力用
紙42の一方の面に、画像Pm、Pnが割り付けられて
おり、画像Pm、Pnを形成する圧縮ブロックBcが、
圧縮ブロックBcm1、Bcm3、Bcm5、Bcm7及び
圧縮ブロックBcn2、Bcn4、Bcn6、Bcn8であ
るとき、一次記憶手段22に、圧縮ブロックBcm1
Bcm3、Bcm5、Bcm7、Bcn2、Bcn4、Bc
6、Bcn8が書き込まれると共に、格納アドレスが符
号読出し制御部32又は圧縮処理部26に設定される。
【0098】この後に、圧縮ブロックBcm1と圧縮ブ
ロックBcn2、圧縮ブロックBcm 3と圧縮ブロックB
cn4、圧縮ブロックBcm5と圧縮ブロックBcn6
圧縮ブロックBcm7と圧縮ブロックBcn8が順に一次
記憶手段22から読み出される。
【0099】一方、図5に示すように、伸張処理部26
は、バッファメモリ56、未処理符号退避手段58及び
伸張制御手段60を備えている。この伸張処理部26で
は、符号読出し制御部32から符号データが入力される
と、バッファメモリ56に格納し、このバッファメモリ
56から順に読み出した符号データに対して、伸張手段
62によって伸張処理を施す。
【0100】これにより、伸張処理部26に入力される
圧縮ブロックBcの符号データから該当ブロックBの主
走査方向サイズの画像データが復元されて出力される。
また、伸張処理部26は、伸張対象としている圧縮ブロ
ックBcの1主走査方向バンドの画像を復元すると、符
号データの切り換え要求を、動作制御部34へ出力する
と共に、バッファメモリ56内の未処理の符号データ
を、未処理符号退避手段58へ退避させる。
【0101】符号読出し制御部32は、動作制御部34
を介して符号データの切り換え要求が入力されると、次
に処理対象となる圧縮ブロックBcに割り当てられてい
る伸張用バッファメモリ48に保持している符号データ
を、伸張処理部26に供給するために、伸張用メモリ制
御手段54の制御を切り換える。
【0102】これにより、優先順位調停手段52は、一
次記憶手段22からの符号データの読出し処理の優先順
位を切り換える。また、伸張処理部26には、次の処理
対象となるブロックの符号データが入力される。
【0103】伸張処理部26は、未処理の符号データの
退避を行なうと、次の処理対象となる圧縮ブロックBc
の符号データを読み込んで、この圧縮ブロックBcの1
主走査方向バンド分の画像データを復元する。
【0104】これを繰り返して、圧縮ブロックBc毎に
一つの主走査方向バンド分の画像データの復元を完了す
ると、副走査方向バンド中の連続する次の圧縮ブロック
Bcの符号データを一次記憶手段22から読み出して、
次の主走査方向バンド分の画像データの復元処理を行な
う。
【0105】すなわち、図6に示すように、圧縮ブロッ
クBcm1、Bcn2の符号データから、主走査方向に連
続するブロックBm1、Bn2の画像データを復元する
と、副走査方向に連続する圧縮ブロックBcm3、Bc
4の符号データから、ブロックBm3、Bn4の画像デ
ータを復元する。
【0106】このとき、図7に示すように、主走査方向
サイズの符号データの伸張処理を終了する毎に符号コー
ドの切り換え要求を行なう。これにより、符号読出し制
御部32の伸張用バッファメモリ48から、次の処理対
象となる圧縮ブロックBcの符号コードが読み出されて
伸張処理部26に入力される。
【0107】例えば、画像Pmの圧縮ブロックBcm1
で主走査方向サイズの符号データから画像データが復元
されて符号データの切り換え要求を行なうと、画像Pn
の圧縮ブロックBcn2の符号データが入力され、この
圧縮ブロックBcn2の符号データに対する伸張処理が
行なわれる。また、圧縮ブロックBcn2の符号データ
から主走査方向サイズの画像データを復元すると、符号
コードの切り換え要求を行ない、圧縮ブロックBcm1
の次の主走査方向バンド分の符号コードに対する伸張処
理を行なう。
【0108】また、圧縮ブロックBcm1、bcn2の符
号コードに対する伸張処理が終了して、符号コードの切
り換え要求を行なうことにより、伸張処理部26には、
一次記憶手段22から読み出されて、符号読出し制御部
32の伸張用バッファメモリ48に格納されている圧縮
ブロックBcm3、Bcn4のうちから、圧縮ブロックB
cm3の符号コードが読み出されて、伸張処理部26に
入力される。すなわち、副走査方向に沿った符号コード
の切り換えが行なわれる。
【0109】これを繰り返すことにより、画像Pm、P
nを形成する画像データが復元される。なお、読み出す
符号データを切り換える際は、DMAコントローラ50
が、予め設定された対応するブロックの符号データの格
納アドレス情報を基に、符号データの読出し処理を行な
う。
【0110】このようにして全て圧縮ブロックBcの符
号データに対する伸張処理を行なうことで、複数の画像
データを、予め定められた合成条件で合成処理した、出
力用紙42上で1ページ分に印刷する画像データが出力
される。この処理をページ割り付けに基づいて、所定枚
数の出力用紙42の表裏面のそれぞれに対応する画像デ
ータを出力して、印刷処理を行うことにより、中綴じ製
本が可能となる印刷出力が得られる。
【0111】〔第2実施例〕次に第2実施例を説明す
る。この第2実施例では、縦及び横方向にNページ分の
画像を並べて配置した画像データを生成して、この画像
データに基づいて出力用紙に画像を印刷出力する所謂N
−up機能を例に説明する。
【0112】ここでは、一例として、図8(A)に示す
9ページ分の画像P1〜P9を、1枚の出力用紙70上
に、縦方向及び横方向にそれぞれ3ページ分の画像を配
置するように説明する。このとき、図8(B)に示すよ
うに、主走査方向バンドには、画像P1〜P3、画像P4
〜P6、画像P7〜P9をそれぞれ配置するようにする。
これにより、副走査方向バンドには、画像P1、P4、P
7、画像P2、P5、P8及び画像P3、P6、P9が配置さ
れる。
【0113】また、分割処理部18には、ページ毎に画
像データが順に入力されるものとし、分割処理部18で
の分割処理を省略する。すなわち、第2実施例では、1
ページ分の画像データを一つのブロックとして処理する
ようにし、これにより、分割処理部18が、各ページの
画像データを順に圧縮処理部20へ出力するときの処理
速度緩衝用のバッファとして機能するようにしている。
【0114】圧縮処理部20では、入力される画像デー
タに基づいて符号データを生成する。この符号データ
は、バス制御手段30の制御により一次記憶手段22に
書き込まれた後、二次記憶手段24に書きこまれて保持
される。
【0115】動作制御部34は、所定ページ分の画像デ
ータの読み込みを終了すると、画像割り付けを行う(図
8(B)参照)。また、動作制御部34は、この割り付
け結果に基づいた印刷出力が得られるように、個別に圧
縮処理された9ページ分の画像データに対応する符号デ
ータを合成処理するために、各ページの符号データを二
次記憶手段24から読み出して、一次記憶手段22に格
納する。
【0116】このときに、各ページ分の符号データに対
する一次記憶手段22への格納アドレスを、符号読出し
制御部32に設定すると共に、合成条件を示す情報を符
号読出し制御部32ないし伸張処理部26に設定する。
【0117】図9に示すように、第2実施例に符号読出
し制御部32として用いる符号読出し制御部32Aに
は、二つの伸張用バッファメモリ72(72A、72
B)が設けられており、伸張用バッファメモリ72A、
7Bへのデータの書き込み及び読出しが、伸張用メモリ
制御手段54Aに設けているDMAコントローラ50
A、50Bに個別に制御される。
【0118】このとき、伸張用メモリ制御手段54A
は、一方の伸張用バッファメモリ72を、伸張処理部2
6での処理対象となるページの符号データの格納用に用
い、他方の緩衝用バッファメモリ72を、次の処理対象
となるページの符号データの格納用として用いる。ま
た,伸張用メモリ制御手段54Aには,伸張用アドレス
保持手段76が設けられており、一次記憶手段22に格
納している各ページの符号データの格納アドレスが、こ
の伸張用アドレス保持手段76に保持され、DMAコン
トローラ50は、この伸張用アドレス保持手段76に保
持されている格納アドレスに基づいて、一次記憶手段2
2(バス制御手段30)に符号データの読出し要求を行
なう。
【0119】符号読出し制御部32Aは、DMAコント
ローラ50A、50Bからの読出し要求に基づいて、一
次記憶手段22から所定のページの符号データを読出
し、伸張用バッファメモリ72に書き込む。この後に、
符号読出し制御部32Aは、伸張処理部26からの符号
入力要求に基づいて、伸張処理対象とするページの符号
データを、SEL74を介して伸張処理部26へ供給す
る。
【0120】伸張処理部26は、符号読出し制御部32
Aから入力される符号データに対して伸張処理を施し
て、画像データを復元する。
【0121】このとき、伸張処理部26では、処理対象
ページの主走査方向サイズ分の画像データを復元する
と、動作制御部34に対して、符号データの切り換え要
求を行なうと共に、未処理の符号データをバッファメモ
リ56から未処理符号退避手段58へ退避させる。これ
により、符号データ切り換え要求によって、次の処理対
象のページに対する符合データが入力されると、この符
号データをバッファメモリ56に格納しながら、この符
号データに基づいた主走査方向サイズ分の画像復元を行
なう。
【0122】この未処理符号退避手段58には、主走査
方向に連像するページ数分の未処理符号記憶領域が設け
られ、次の処理対象となるページに対する符号データ
が、未処理符号退避手段58に退避されているときに
は、その符号データを未処理符号退避手段58からバッ
ファメモリ56に読み出して、伸張処理を行なうように
している。
【0123】一方、作動制御部34は、伸張処理部26
から入力される符号データの切り換え要求に基づいて、
符号読出し制御部32Aに、符号データの切り換え要求
を行なう。符号読出し制御部32Aは、動作制御部34
から符号データの切り換え要求が入力されると、次の処
理対象となるページに割り当てている伸張用バッファメ
モリ72から符号データを読み出して伸張処理部26へ
供給する。
【0124】また、符号読出し制御部32では、伸張処
理部26へ次の処理対象となるページの符号データの供
給を開始することにより、これまで処理対象であったペ
ージの符号データに割り当てていた伸張用バッファメモ
リ72とDMAコントローラ50を、その次の処理対象
となるページの符号データに割り当て直し、バス制御手
段32へ、該当するページに対する符号データの、一次
記憶手段22からの読出し要求を行なう。
【0125】伸張用アドレス保持手段76は、主走査方
向に連続ページ数と等しい数の伸張用アドレスを保持可
能となっており、伸張用メモリ制御手段54Aは、切換
処理実行時のDMAカウンタのカウント値と、伸張用バ
ッファメモリ72に格納している未処理の符号データの
サイズから、このページの符号データに対する領域の中
で、次に処理するときに符号データの読み出しを開始す
る伸張用バッファメモリ72のアドレスを算出し、伸張
用アドレス保持手段76に保持する。
【0126】伸張用メモリ制御手段54は、伸張用アド
レス保持手段46へのアドレスの保持が完了すると、新
たに割り当てられたページに対応する符号データの、一
次記憶手段22からの読み出しを開始する。
【0127】このように、符号読み出し制御部32Aで
は、2組の伸張用バッファメモリ72とDMAコントロ
ーラ50を交互に切り換えて伸張処理部26への符号デ
ータの供給と、切り換えのときの伸張用アドレス保持動
作及び次に処理対象となるページに対応する符号データ
の読み出しを並行して実施する。
【0128】これらの処理を繰り返して、主走査方向に
沿った各ページ毎の伸張処理を完了すると、副走査方向
に沿って連続する次のページに対する符号データを一次
記憶手段22から読み出して、伸張処理を行なう。この
符号データの切り換えのときに、DMAコントローラ5
0は、予め設定されている対応するページの符号データ
の格納アドレス情報を基に、符号データの読み出し処理
を行なう。
【0129】これにより、図10に示すように、伸張処
理部26では、各ページの主走査方向サイズの符号デー
タに対する伸張処理が終了する毎に、符号データの切り
換え要求を行ない、主走査方向バンド分のページに対す
る伸張処理を行なう。
【0130】また、符号読み出し制御部32Aでは、主
走査方向バンド分のページ分の画像P(例えば画像P1
〜P3)に対する符号コードからの画像データの復元が
終了すると、符号コードの切り換え要求によって、副走
査方向に沿って連続するページの画像Pに対する符号デ
ータを、伸張処理部26へ供給する。これにより、伸張
処理部26では、次の主走査バンド分の画像P(例えば
画像P4〜P6)に対する符号データに基づいた画像デー
タの復元を行う。
【0131】このようにして、9ページ分の符号データ
に対する伸張処理を行なうことで、9ページ分の画像P
1〜P9を、主走査方向に3ページ分、副走査方向に3ペ
ージ分を並べて合成した出力用紙70上に記録する1ペ
ージ分の画像データを得ることができ、印刷出力部16
は、この画像データに基づいて印刷出力する。
【0132】なお、第1実施例及び第2実施例は、本発
明を限定するものでない。例えば、圧縮処理手段20で
の圧縮主走査サイズ及び圧縮副走査サイズの設定を、分
割処理部18で行なうようにしてもよい。
【0133】また、ページバッファとして用いている一
次記憶手段22への符号データの書き込みを開始する先
頭アドレスを圧縮処理手段として設けている圧縮処理部
26に設定し、圧縮処理部26が、最初に入力されたブ
ロックBの画像データに基づいて生成した符号データ
を、一次記憶手段22に書き込むときに、バス制御手段
30が、設定されている先頭アドレスから書き込むよう
にしてもよい。
【0134】このときには、分割処理部18から入力さ
れる分割後の各ブロックの画像データに対する圧縮処理
が終了する毎に、圧縮処理によって生成した符号データ
を、前の符号データ(最終の符号データ)を書き込んだ
アドレスの次のアドレスを、次のブロックの画像データ
を圧縮して生成した符号データの書き込み開始アドレス
として、符号化情報保持手段に記憶する。この処理を最
終のブロックBの圧縮処理が完了するまで繰り返し、全
てのブロックB(最終のブロックB)に対する圧縮処理
を終了すると、圧縮処理部20が動作制御部34に、圧
縮処理の終了を通知する。
【0135】動作制御部34は、圧縮処理部26からの
圧縮処理の終了通知を受け取ると、符号化情報保持手段
に保持している符号格納情報を読み出す。この符号化情
報保持手段は、圧縮処理部26に設けているRAM46
に限らず、一次記憶手段22に符号データと共に符号格
納情報を書き込むようにして、一次記憶手段22を符号
化情報保持手段として用いるようにしてもよい。
【0136】符号格納情報保持手段として、RAM46
等を用いるときに、分割数分の符号格納情報を保持でき
ないときには、メモリ領域の不足を告知する不足告知手
段を設けることが好ましく、さらに、データの上書き等
による符号格納情報の消失を防止するために、書き込み
禁止手段を設けるようにしても良い。
【0137】また、符号格納情報は、これらに限らず、
各符号データの書き込み領域の先頭アドレスと、符号デ
ータサイズを用いるようにしてもよい。
【0138】さらに、分割処理部18に設定する画像の
分割サイズは、主走査方向サイズが分割数に応じたサイ
ズと、副走査方向サイズが予め定めている固定サイズと
なるようにしても良い。このときには、副走査方向に沿
った最終のブロックで、端数処理を行なうようにしても
良く、画像データの副走査方向サイズから算出して分割
サイズを設定しても良い。また、端数処理を行なうブロ
ックは、最終ブロックに限らず、いずれかのブロックで
行なうものであっても良い。
【0139】また、画像データの分割サイズは、主走査
方向サイズ及び副走査サイズのそれぞれについて、一定
値ではなく、分割したブロックごとに任意のサイズを設
定するようにしても良い。すなわち、各ブロックを任意
の分割サイズで分割するようにしても良い。
【0140】また、符号読出し制御手段は、一つの伸張
用バッファメモリと一つのDMAコントローラによって
構成したものであっても良い。このとき、伸張用メモリ
制御手段は、主走査方向の符号データを切り換えるごと
に、切り換え処理実行時のDMAカウンタのカウント値
と、伸張用バッファメモリ中の未処理の符号データサイ
ズから、この符号データに対応する領域を、次に処理す
るときに符号データの読み出しを開始する一次記憶手段
22のアドレスとして算出し、伸張用アドレス保持手段
に保持する。なお、このときにも、伸張用アドレス保持
手段は、主走査方向に連続するブロック数と等しい数の
伸張用アドレスを保持する。
【0141】また、符号読出し制御手段を、主走査方向
に連続するブロック数と等しい数の伸張用バッファメモ
リ及びDMAコントローラによって構成しても良い。こ
のとき、伸張用メモリ制御手段は、各伸張用バッファメ
モリのそれぞれに一つのDMAコントローラを割り当
て、主走査方向に沿って合成する各符号データの読出し
及び書き込みを個別に制御しても良い。
【0142】このとき、各組の伸張用バッファメモリと
DMAコントローラは、同一の副走査方向バンド内の符
号データに対する処理を順に行なうようにすれば良い。
【0143】また、伸張処理部26に設ける未処理符号
退避手段58は、主走査方向の合成ブロック数分の未処
理符号データを保持するのではなく、各ブロックに対応
する未処理符号データの残りサイズを保持し、当該ブロ
ックの符号コードを処理するときに、同一の符号データ
を、再度、符号読出し制御部32の伸張用バッファメモ
リから読出し、未処理符号退避手段に保持されている未
処理符号データの残りサイズ情報を基に、伸張処理を開
始するようにしても良い。
【0144】一方、圧縮方式には、学習型アルゴリズム
を用いたものがある。学習型アルゴリズムを用いた圧縮
方式は、入力データの処理結果より圧縮パラメータを動
的に更新し、圧縮処理の対象となる画像(画像データ)
に適したパラメータによって圧縮処理/伸張処理を行な
うものである。このような学習型アルゴリズムを用いた
圧縮方式には、ITU−Tにおける国際標準方式である
JBIG方式やLZW方式がある。
【0145】例えば、JBIG方式では、図11に示す
ように、210通りある10個の参照画素xの値の組み合
わせのそれぞれに対して、圧縮対象画素pの予測値
(「0」又は「1」)と、予測値の出現確率を記憶する
予測テーブルを設ける。
【0146】ここで、入力される1画素分の画像データ
を処理するごとに、10個の参照画素xの値より得られ
る圧縮対象画素pの予測値と実際の入力画素値を比較し
て、予測の当たり/外れを判定し、この判定結果(例え
ば外れたとき)に基づいて、出現確率の予測テーブルの
内容を、予め設定している条件で更新する。
【0147】このようにして更新された予測テーブルを
用いて、次に予測テーブルの内容が更新されるまで、こ
の予測テーブル(更新後の予測テーブル)の情報に基づ
いて圧縮処理/伸張処理を行なう。
【0148】このような学習型アルゴリズムを用いた圧
縮方式における伸張処理では、伸張処理手段に、予測テ
ーブルとして主走査方向に沿った分割数分の学習情報記
憶テーブルを設け、伸張処理対象となる符号データに対
応した学習情報記憶テーブルを選択的に切り換えて伸張
処理を行う。
【0149】また、学習情報記憶テーブルとしては、読
出し/書き込みが可能な構成とし、処理対象となる符号
データを切り換えるときに、学習情報記憶テーブルの情
報を退避させると共に、処理対象となる符号データに対
応した学習情報記憶テーブルの情報を書き込むことで、
学習情報記憶テーブルの切り換えを行なうようにしても
良く、これにより、伸張処理手段が持つメモリ容量の増
大を抑えることが可能となる。
【0150】また、学習情報記憶テーブルとして、2面
分の読出し/書き込み可能なメモリを設け、一方のメモ
リに、伸張処理中の符号データに対応する学習情報記憶
テーブルの情報を書き込んでおき、他方のメモリに、次
に処理対象となる符号データに対応す学習情報記憶テー
ブルの情報を書き込んでおくようにしても良く、これに
より、処理対象となる符号データを切り換えるときの処
理時間の低下を防止することが可能となる。
【0151】なお、以上説明した本実施の形態では、圧
縮処理手段と伸張処理手段を備えた画像処理装置を例に
説明したが、本発明はこれに限るものではない。例え
ば、スキャナ等の画像入力装置に圧縮処理手段を設け、
このスキャナに接続された画像処理装置に伸張処理手段
を設けるなど、複数の画像処理装置の間で圧縮処理手段
と伸張処理手段を設けるようにしても良い。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように請求項1から請求項
6の発明では、画像読取手段によって読み取るなどして
入力される画像データを複数の画像データに分割して、
分割後のそれぞれの画像データを個別に圧縮処理するこ
とにより、分割した画像データごとに符号データを生成
するようにするため、例えば、入力される1ページ分の
画像データの全てを格納可能な大容量のメモリが不要と
なり、しかも、入力される画像データに対してリアルタ
イムで圧縮処理を施すことができるという優れた効果が
得られる。
【0153】また、請求項7から請求項16の発明で
は、個別に圧縮処理された複数の画像データのそれぞれ
に対応する符号データを、切り換えながら伸張処理す
る。これにより、符号データを予め設定した画像データ
の合成条件に基づいた順序で切り換えながら伸張処理す
ることにより、合成条件に基づいて合成した1ページ分
の画像データを、この画像データの全てを格納可能な大
容量のメモリを用いることなく、また、リアルタイムで
伸張処理が可能となる。
【0154】すなわち、本発明では、入力される1ペー
ジ分の画像データの全てを格納するための大容量のメモ
リや、伸張処理することにより復元される印刷出力する
時の1ページ分の画像データの全てを格納するための大
容量のメモリを用いることによる装置のコスト上昇を招
くことなく、生産性が高く、既に製本されている原稿や
1ページ上に複数の画像が並んでいる原稿を読み取って
画像複写や製本処理を行なうことができる画像処理装置
を提供することができる。
【0155】また、請求項17の発明によれば、学習型
アルゴリズムを用いる圧縮方式によって、複数の画像デ
ータのそれぞれを個別に圧縮処理して生成した符号デー
タを伸張処理するときに、処理対象とする符号化データ
を切り換えながら伸張処理することにより、一つの伸張
手段によって伸張処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に適用した画像処理装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】 (A)及び(B)は画像読取部での原稿の読
取方向を示す概略図である。
【図3】 第1実施例における画像データの分割処理か
ら圧縮処理の動作を示す概略図である。
【図4】 (A)は入力される所定ページ分の画像デー
タを示す概略図、(B)は図4(A)の画像データを中
綴じ処理したときの画像配置を示す概略図、(C)は中
綴じ処理した印刷出力の製本を示す概略図である。
【図5】 第1実施例に係る符号読出し制御部と圧縮処
理部の概略構成図である。
【図6】 第1実施例における記憶手段からの符号デー
タの読出しから伸張処理の動作を示す概略図である。
【図7】 第1実施例におけるブロック毎の符号データ
の伸張処理と符号データの切り換えを示す概略図であ
る。
【図8】 (A)は第2実施例で入力される所定ページ
分の画像データを示す概略図、(B)は第2実施例での
N−up処理による画像配置の一例を示す概略図であ
る。
【図9】 第2実施例に係る符号読出し制御部と圧縮処
理部の概略構成図である。
【図10】 第2実施例におけるブロック毎の符号デー
タの伸張処理と符号データの切り換えを示す概略図であ
る。
【図11】 学習型アルゴリズムにおける圧縮処理の対
象画素と注目画素を示す概略図である。
【符号の説明】
10 デジタル複写機(画像処理装置) 12 画像処理部(画像処理装置) 14 画像読取部(画像読取手段) 16 印刷出力部(画像出力手段) 18 分割処理部(分割処理手段) 20 圧縮処理部(圧縮処理手段) 22 一次記憶手段(記憶手段) 24 二次記憶手段(記憶手段) 26 伸張処理部(伸張処理手段) 30 バス制御手段(書き込み制御手段) 32、32A 符号読出し制御部(符号読出制御手
段) 34 動作制御部(動作制御手段) 44 圧縮用バッファメモリ 46 RAM(符号化情報保持手段) 48、72(72A,72B) 伸張用バッファメモ
リ 50(50A、50B) DMAコントローラ 52 優先順位調停手段 54、54A 伸張用メモリ制御手段 58 未処理符号退避手段 60 伸張制御手段 62 伸張手段 76 伸張用アドレス保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/21 H04N 1/21 5C078 1/387 1/387 (72)発明者 三好 伸和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 吉田 慶春 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 浅井 克之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C087 AA09 AA18 AC05 AC07 AC08 AC12 BA01 BA03 BB10 BC03 BD14 BD40 CB12 5B021 AA01 BB12 DD09 5B047 AA01 BA07 EA07 5C073 AB01 AB07 AB11 CC01 5C076 AA19 AA36 BA03 BA04 BA06 BA09 5C078 BA44 CA14 CA27 DA01 DA02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データを複数の領域に分
    割して、分割した領域のそれぞれに圧縮処理を施して符
    号データを生成する圧縮手段を備えた画像処理装置であ
    って、 前記画像データを読み取る画像読取手段と、 前記画像読取手段より入力される画像データを所定サイ
    ズの複数の画像データに分割する分割処理手段と、 前記分割処理手段より出力される所定サイズに分割され
    たそれぞれの画像データに対して圧縮処理を施して符号
    データを生成する圧縮処理手段と、 前記圧縮処理手段によって生成される符号データを記憶
    する記憶手段と、 前記分割されたそれぞれの画像データに対応する符号デ
    ータごとに格納アドレスを指定して前記記憶手段への書
    き込み制御を行なう書込み制御手段と、 前記符号データごとに前記記憶手段に書き込むときの格
    納アドレスを符号格納情報として保持する符号化情報保
    持手段と、 前記分割処理手段による前記入力画像データのサイズ、
    分割数及び分割後のサイズの設定ないし前記圧縮処理手
    段における圧縮処理対象画像サイズの設定を行う動作制
    御手段と、 を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記分割処理手段が、前記入力画像デー
    タを一時保持する圧縮用バッファメモリを備えることを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記分割処理手段が、前記圧縮用バッフ
    ァメモリと、圧縮用バッファメモリへのデータの書き込
    み及び読み出しを制御する圧縮用メモリ制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記分割処理手段が、前記圧縮処理手段
    によって圧縮処理を行うときの主走査方向サイズないし
    副走査方向サイズを設定することを特徴とする請求項1
    から請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮処理手段が内臓メモリを備え、
    前記符号化情報保持手段が、前記符号格納情報を前記圧
    縮処理手段の内蔵メモリに記憶させることを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化情報保持手段が、前記符号格
    納情報を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請
    求項1から請求項4の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 個別に圧縮処理された複数の画像データ
    のそれぞれに対応する複数の符号データを予め定められ
    た合成条件により選択して伸長処理することにより画像
    データを復元する伸長手段を備え、伸長手段によって復
    元される画像データを1枚の記録用紙に印字出力する画
    像処理装置であって、 前記複数の符号データを記憶する記憶手段と、 予め定められた合成条件に基づいて前記記憶手段から複
    数の符号データを読み出し、前記伸長手段への符号デー
    タの入力を制御する符号読出制御手段と、 前記符号読出制御手段より選択された前記複数の符号デ
    ータごとの格納アドレスを指定して前記記憶手段から符
    号データを読み出す制御を行う読出制御手段と、 前記符号読出制御手段より入力される符号データを前記
    伸張手段によって伸長処理し、画像データを復元する伸
    長処理手段と、 伸長処理によって復元された画像データを記録用紙に印
    字出力する画像出力手段と、 合成条件を示す情報を前記符号読出制御手段ないし前記
    伸長処理手段に設定する動作制御手段と、 を含むことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記符号読出制御手段が、前記記憶手段
    から読み出された前記符号データを格納する所定容量の
    伸長用バッファメモリと、 前記伸長用バッファメモリへの前記符号データの書き込
    みを制御すると共に、予め定められた合成条件に基づい
    て複数の符号データより処理対象となる符号データを選
    択し、所定のタイミングで伸長用バッファメモリ内の符
    号データを前記伸長手段へ出力する伸長用メモリ制御手
    段と、 を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記符号読出制御手段が、前記伸長手段
    によって所定のサイズの画像が復元されると、前記伸長
    用メモリ制御手段が処理対象となる符号データの選択を
    切り替える制御を行うことを特徴とする請求項8に記載
    の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記伸長用メモリ制御手段が、DMA
    コントローラ(Direct Memory Access Controller)を
    備えることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記符号読出し制御手段が、1個の前
    記伸長用バッファメモリと、前記伸長用メモリ制御手段
    に前記DMAコントローラを1個備え、前記伸長用メモ
    リ制御手段の制御によって処理対象となる符号データの
    選択を切り替えるとき、前記伸長用メモリ制御手段が、
    この符号データに対応する領域を次に処理する際に符号
    データを読み出すための記憶手段の格納領域情報を算出
    し、伸長用アドレス保持手段に保持することを特徴とす
    る請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記符号読出し制御手段が、2個の前
    記伸長用バッファメモリと、前記伸長用メモリ制御手段
    に前記DMAコントローラを2個備え、前記伸長用メモ
    リ制御手段の制御によって処理対象となる符号データの
    選択を切り替えるたびに、前記伸長用バッファメモリと
    前記DMAコントローラのセットを交互に切り替えるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記符号読出し制御手段が、主走査方
    向の連続数と等しい数の前記伸長用バッファメモリと、
    前記伸長用メモリ制御手段に前記DMAコントローラを
    主走査方向の連続数と等しい数備え、前記伸長用メモリ
    制御手段が、前記伸長用バッファメモリを前記DMAコ
    ントローラに1個ずつ割り当て、主走査方向に沿って合
    成する各符号データをそれぞれ前記DMAコントローラ
    の制御によって記憶手段から読み出し、前記伸長用メモ
    リ制御手段の制御によって処理対象となる符号データの
    選択を切り替えるたびに、前記伸長用バッファメモリと
    前記DMAコントローラのセットを順次切り替えること
    を特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記符号読出し制御手段が、1個の前
    記伸長用バッファメモリを備え、前記伸長用メモリ制御
    手段が、前記伸長用バッファメモリを前記連続数に応じ
    た数の領域に分割し、分割後の各領域に前記DMAコン
    トローラを1個ずつ割り当てることを特徴とする請求項
    13に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記伸長用メモリ制御手段が、前記記
    憶手段から前記符号データを読み出すときに予め設定さ
    れた優先順位に従い優先制御を行い、前記記憶手段から
    の前記符号データの読み出し処理を一本化する優先順位
    調停手段を備え、前記優先順位調停手段が、処理対象と
    する前記符号データを切り替えるごとに、優先順位を動
    的に変更することを特徴とする請求項12から請求項1
    4の何れかに記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記伸長処理手段が、未処理符号退避
    手段を備え、前記未処理符号退避手段が、処理対象とす
    る前記符号データを切り替えるごとに、処理対象の符号
    データ中の未処理符号データを退避することを特徴とす
    る請求項7から請求項15の何れかに記載の画像処理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記符号データが、学習型アルゴリズ
    ムを用いる圧縮方式によって処理されているときに、前
    記伸長処理手段が、圧縮対象の前記符号データに基づい
    て学習情報記憶テーブルを切り替え、前記学習情報記憶
    テーブルのデータに従って伸長処理を行うことを特徴と
    する請求項7から請求項16の何れかに記載の画像処理
    装置。
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