JP2003048675A - 階段昇降機 - Google Patents

階段昇降機

Info

Publication number
JP2003048675A
JP2003048675A JP2001235470A JP2001235470A JP2003048675A JP 2003048675 A JP2003048675 A JP 2003048675A JP 2001235470 A JP2001235470 A JP 2001235470A JP 2001235470 A JP2001235470 A JP 2001235470A JP 2003048675 A JP2003048675 A JP 2003048675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
guide
moving body
stair lift
stairs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001235470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4689102B2 (ja
Inventor
Masato Nakatani
真人 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daido Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Kogyo Co Ltd filed Critical Daido Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001235470A priority Critical patent/JP4689102B2/ja
Publication of JP2003048675A publication Critical patent/JP2003048675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4689102B2 publication Critical patent/JP4689102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段の上階側床面及び下階側床面への延長部
分が少なく、かつ階段幅方向の専有スペースも少なくす
る。 【解決手段】 階段昇降機1は、階段SD、SUの側壁
Wに沿って施設されるガイド装置11と、このガイド装
置11に沿って移動される移動体12と、搭乗部47を
有し移動体12と共に移動する搬送体13と、を備えて
おり、ガイド装置11は、移動体12を案内する移動体
ガイド部21,23と、搬送体13を案内する搬送体ガ
イド部22と、を有し、移動体12と搬送体13とを、
移動体12の移動方向に対して一体にかつ上下方向にス
ライド自在に連結し、搬送体ガイド部22を移動体ガイ
ド部21,23に対して急勾配部30で、搬送体13を
移動体12に対して上下方向に移動するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段に設置する歩
行障害者用の階段昇降機に係り、特に団地等の中低層集
合住宅の共用階段に設置して好適な階段昇降機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、駅等の公共用の階段に用いる階段
昇降機として、例えば、特許第2520216号公報及
び特許第2527521号公報に示すものが提案されて
いる。このものは、階段側壁に施設されたガイド装置
と、該ガイド装置に沿って移動される移動体と、該移動
体に牽引される搬送体と、を備え、移動体が、ガイド装
置のチェーンラックに噛合して移動するとともに、搬送
体が、ガイド装置の上ガイドレールと下ガイドレールと
に案内されて水平状態を維持しつつ移動するものであ
る。
【0003】また、個人住宅用の階段昇降機として、例
えば、特公平6−57587号公報に示すものが提案さ
れている。このものは、階段に沿って施設されたレール
及びチェーンと、案内ローラ及び電動モータを有する昇
降体と、を備え、昇降体が、レールに案内ローラを抱持
して水平状態を保持しつつ、電動モータにて駆動される
スプロケットをチェーンに噛合して移動するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公共用の階段昇降
機は、搬送体の移動前方に1対の案内ローラを設けて、
これら案内ローラを上記搬送体の重力に基づくモーメン
トにより上ガイドレール及び下ガイドレールに転接し
て、水平状態を保持しており、ガイド装置の後方側(階
段下方の床面上)に上記搬送体用のスペースを必要とす
るとともに、ガイド装置自体も、搬送体を階段下方の床
面から階段に沿って移動するため、該階段下方に大きく
延設する必要がある。
【0005】また、上記個人住宅用階段昇降機は、レー
ルが上フランジ部及び下フランジ部を有し、これらフラ
ンジ部にそれぞれ案内ローラを転接して、両フランジ部
の間隔を変化することにより、水平状態を保持してお
り、かつ歩行障害者が乗る搬送体自体に電動モータを設
けて移動部材を構成しているので、歩行障害者が搬送体
に乗り降りするために、階段の上階及び下階の両床面に
レールを所定量延長して設置する必要がある。
【0006】さらに、上記公共用の階段昇降機は、電動
車椅子等を載置する搬送体をレールにモーメント支持し
て、かつ移動体内に電動モータを内蔵しているため、階
段の幅方向に対しても大掛かりな装置になっており、ま
た上記個人住宅用の階段昇降機も、搬送体に電動モータ
を内装しかつ椅子を有するので、階段幅方向にも比較的
大きなスペースを必要とする。
【0007】したがって、狭い階段や、階段の上階、下
階の床面にスペースが少ない場合、上述した階段昇降機
の設置が困難になっている。特に、5階以下の多階室型
集合住宅からなる団地等にあっては、住民の高齢化にと
もないその階段昇降が社会問題化しつつある。このよう
な集合住宅にあっては、中間に踊り場を有する往復型の
比較的狭い階段が共用スペースになっている。このた
め、階段は、その上階床面、下階床面及び中間床面にも
ガイドレールを延長して設置する程の広さが無く、共用
スペースである以上、階段昇降機を健常者の階段利用に
制限を与え無い構造にする必要がある。よって、上述し
た階段昇降機を含めて、従来の階段昇降機では、上記要
求を満たすことは困難である。
【0008】さらに、近時、上記多階室型集合住宅にお
いて、階段スペースに並設して、中間踊り場を乗り降り
床面とするエレベータ(BL仕様)が設置されている
が、この場合においても、中間踊り場から居室空間の入
口ドアがある上階床面又は下階床面までの階段は、歩行
障害者には大きな障害となっており、補機として階段昇
降機を設置することが求められている。
【0009】そこで、本発明は、階段の上階側床面及び
下階側床面への延長部分が少なく、かつ階段幅方向の専
有スペースも少なくして、上述した課題を解決し得る階
段昇降機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
階段(SD、SU)の側壁(W)に沿って施設されるガ
イド装置(11)と、該ガイド装置(11)に沿って移
動される移動体(12)と、搭乗部(47)を有し前記
移動体(12)とともに移動する搬送体(13)と、を
備えてなる階段昇降機において、前記ガイド装置(1
1)は、前記移動体(12)を案内する移動体ガイド部
(21,23)と、前記搬送体(13)を案内する搬送
体ガイド部(22)と、を有し、前記移動体(12)と
前記搬送体(13)とを、前記移動体(12)の移動方
向に対して一体にかつ上下方向にスライド自在に連結
し、前記搬送体ガイド部(22)を前記移動体ガイド部
(21,23)に対して偏向(30)することにより、
前記搬送体(13)を前記移動体(12)に対して上下
方向に移動する、ことを特徴とする階段昇降機にある。
【0011】請求項2に係る発明は、前記移動体(1
2)が階段(SD、SU)の上側になるように、前記移
動体(12)と前記搬送体(13)とを連結し、前記移
動体ガイド部(21,23)が直線状からなり、前記搬
送体ガイド部(22)が、下方部分を除いて前記移動体
ガイド部(21,23)に平行にかつ下方部分を下方に
偏向(30)してなり、前記搬送体(13)は、下方部
分を除いて前記移動体(12)と一体に移動し、該下方
部分にて移動体(12)に対して下方に移動する、こと
を特徴とする請求項1記載の階段昇降機にある。
【0012】請求項3に係る発明は、前記搬送体(1
3)の搭乗部(47)は、搭乗者が搭乗し得る搭乗台
(14)を有し、該搭乗台(14)が、階段(SD、S
U)の最上段において該階段(SD、SU)の上側床面
にほぼ面一になり、かつ階段(SD、SU)の下側床面
上に僅かな高さで位置する、ことを特徴とする請求項2
記載の階段昇降機にある。
【0013】請求項4に係る発明は、前記階段(SD、
SU)の側壁(W)に沿って、駆動スプロケット(6
2)及び遊動リターンガイド(63)に巻掛けてチェー
ン(64)を配設し、該チェーン(64)に前記移動体
(12)を連結して、前記駆動スプロケット(62)に
基づく前記チェーン(64)の走行により、前記移動体
(12)を移動する構造とし、前記チェーン(64)の
走行路(66)を規定するように案内板(67,68)
を設け、該チェーン(64)が切断した場合も、前記走
行路(66)に保持されるように構成した、ことを特徴
とする請求項1ないし3のいずれか記載の階段昇降機に
ある。
【0014】請求項5に係る発明は、前記階段(SD、
SU)は、上階側床面(E)又は下階側床面(F)で1
80度折れ曲がって連続する往復階段(S)であり、各
階段(SD、SU)の直線部にそれぞれ本階段昇降機
(1)を設置するとともに、前記ガイド装置(11)を
折れ曲がり内側の側壁に沿って設置し、該側壁の上階側
端部及び下階側端部に、前記各階段昇降機(1)のガイ
ド装置(11)がほぼ同じ長さ延長して配置される、こ
とを特徴とする請求項4記載の階段昇降機にある。
【0015】請求項6に係る発明は、前記側壁(W)の
上階側端部又は下階側端部に、前記駆動スプロケット
(62)を駆動する電動モータ(61)を配置した、こ
とを特徴とする請求項5記載の階段昇降機にある。
【0016】請求項7に係る発明は、前記搬送体(1
3)の搭乗部(47)は、回動自在に支持されかつ搭乗
者が立って乗る搭乗台(14)と、前記搬送体(13)
の上部分に設けられた操作レバー(41,42)と、を
有し、前記搭乗台(14)と操作レバー(41,42)
を連動して、該操作レバー(41,42)の操作によ
り、前記搭乗台(14)を立ち乗り位置と収納位置に切
り換える、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
か記載の階段昇降機にある。
【0017】請求項8に係る発明は、前記操作レバー
(41,42)は、前記搬送体(13)の移動平面にほ
ぼ平行する面にて回動し、かつ移動方向の前後にそれぞ
れ設けられた2個のレバー(41,42)からなる、こ
とを特徴とする請求項7記載の階段昇降機にある。
【0018】請求項9に係る発明は、前記搬送体(1
3)の搭乗部(90)は、回動自在に支持される搭乗台
(14)と、回動自在に支持されかつ搭乗者が中腰状態
で腰掛け得る棒状部材(81)と、を有し、前記搭乗台
(14)と棒状部材(81)とを連動して、該棒状部材
(81)の腰掛け位置への操作により前記搭乗台(1
4)を搭乗位置に、かつ該棒状部材(81)の収納位置
への移動により前記搭乗台(14)を収納位置へ移動す
る、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載
の階段昇降機にある。
【0019】請求項10に係る発明は、前記棒状部材
(81)の先端部に、水平方向に延びるレバー(84)
を回転自在に設けた、ことを特徴とする請求項9記載の
階段昇降機にある。
【0020】作用 以上の構成において、請求項1の発明における、移動体
(12)は、ガイド装置(11)の移動体ガイド部(2
1,23)に案内されて、階段(SD、SU)の側壁
(W)に沿って移動(例えば、斜行昇降)する。移動体
(12)及び搬送体(13)が、ガイド装置(11)の
端部部分(例えば、下階側端部分)に至ると、移動体
(12)は、移動体ガイド部(21,23)に沿ってそ
のままの状態で(階段の傾斜角に沿って)移動するが、
搬送体(13)は、搬送体ガイド部(22)の偏向部
(30)により、偏向(例えば、下方向に偏向)し、移
動体(12)に対して相対的に上下方向(例えば、下方
向)に移動する。
【0021】したがって、偏向(30)させた分だけ、
ガイド装置(11)の長さが短くなり、階段(SD、S
U)の上階側床面(E)及び下階側床面(F)への該ガ
イド装置(11)の突出長さが短くなる。
【0022】請求項2の発明において、移動体(12)
が移動体ガイド部(21,23)の直線状の部分を移動
し、搬送体(13)が搬送体ガイド部(22)の直線状
の部分を移動する。移動体ガイド部(21,23)の直
線状の部分と搬送体ガイド部(22)の直線状の部分と
が平行であるため、移動体(12)と搬送体(13)
は、平行移動する。搬送体(13)が搬送体ガイド部
(22)の下方部分の下方に偏向(30)した部分に移
動すると、搬送体(13)は、移動体(12)とは、別
に下方に移動する。これにより、搬送体は、常時、水平
状態に保持される。
【0023】請求項3の発明において、搬送体(13)
の搭乗部(47)は、搭乗者が搭乗し得る搭乗台(1
4)を有している。この搭乗台(14)は、階段(S
D、SU)の最上段において該階段(SD、SU)の上
側床面(E)にほぼ面一になったところで、走行限にな
る。このため、移動体ガイド部(21,23)と搬送体
ガイド部(22)との上側床面(E)に対する突出長さ
を、短くすることができる。また、搭乗台(14)と上
側床面(E)がほぼ面一になるので、搭乗台(14)へ
の搭乗者の乗り降りが容易である。
【0024】一方、搬送体(13)が搬送体ガイド部
(22)の下方部分の下方に偏向(30)した部分に移
動すると、搭乗台(14)は、階段(SD、SU)の下
側床面(F)上の僅かな高さまで下降する。このため、
移動体ガイド部(21,23)と搬送体ガイド部(2
2)との下側床面(F)に対する突出長さが短くなり、
階段(SD、SU)の上階側床面(E)及び下階側床面
(F)への移動体ガイド部(21,23)と搬送体ガイ
ド部(22)との突出長さが短くなる。また、搭乗台
(14)が階段(SD、SU)の下側床面(F)上に僅
かな高さに位置するので、搭乗台(14)への搭乗者の
乗り降りが容易になる。
【0025】請求項4の発明において、移動体(12)
は、移動するとき、移動体(12)に連結したチェーン
(64)と、チェーン(64)に噛合した駆動プロケッ
トとの駆動によって移動する。搬送体(13)は、移動
体(12)とともに移動するようになっているので、チ
ェーン(64)によって駆動される移動体(12)に追
従して移動する。このように、チェーン(64)とスプ
ロケットを使用すると、チェーン(64)は、階段(S
D、SU)に沿って配設されることになるが、従来の階
段昇降機のように電動モータや制御装置を移動体に内蔵
する必要がないので、厚みを大幅に薄くすることができ
る。このため、階段昇降機(1)の厚みが薄く、階段
(SD、SU)の幅に対する階段昇降機(1)の占める
割合が少ない。
【0026】また、チェーン(64)とスプロケット
は、スリップすることがない。このため、移動体(1
2)と搬送体(13)は、階段(SD、SU)の上階側
床面(E)と下階側床面(F)とに対して正確に停止し
て、搭乗台(14)への搭乗者の乗り降りに支障を与え
ることがない。
【0027】チェーン(64)は、駆動スプロケット
(62)と遊動リターンガイド(63)とに巻掛けられ
て、案内板(67,68)に案内されて循環する。チェ
ーン(64)は、移動体(12)と搬送体(13)とを
移動させているとき、移動体(12)、搬送体(1
3)、及び搭乗者の荷重によって破断することがあって
も、案内板(67,68)に保持されているため、前後
左右上下に逃げることができないで、スプロケットに対
する噛合が保持されている。このため、チェーン(6
4)が破断しても、移動体(12)、搬送体(13)、
及び搭乗者の荷重によって、移動体(12)と搬送体
(13)とが落下暴走することがなく、搭乗者の安全が
確保される。
【0028】請求項5の発明において、階段(SD、S
U)は、上階側床面(E)又は下階側床面(F)で18
0度折れ曲がって連続する往復階段(S)であり、各階
段(SD、SU)の直線部にそれぞれ本階段昇降機
(1)を設置するとともに、ガイド装置(11)を折れ
曲がり内側の側壁(W)に沿って設置し、側壁(W)の
上階側端部及び下階側端部に、各階段昇降機(1)のガ
イド装置(11)がほぼ同じ長さ延長して配置されるこ
とによって、上階側床面(E)及び下階側床面(F)が
均一の広さになる。
【0029】請求項6の発明において、駆動スプロケッ
ト(62)を駆動する電動モータ(61)は、側壁
(W)の上階側端部又は下階側端部に配置すると、移動
体ガイド部(21,23)と搬送体ガイド部(22)の
上階端の背面又は下階端の背面に置かれて、折れ曲がり
階段(SD、SU)の角部に納められる。
【0030】これによって、上階側床面(E)及び下階
側床面(F)に専用の大きな設置スペースを必要とせ
ず、電動モータ(61)も設けることができ、移動体ガ
イド部(21,23)と搬送体ガイド部(22)とを、
階段(SD、SU)の側壁(W)に接近して設けること
ができ、階段(SD、SU)の幅に対する階段昇降機
(1)の占める割合が少なくなる。
【0031】請求項7の発明において、操作レバー(4
1,42)が搬送体(13)の上部分に設けられている
ので、搭乗者は上側床面(E)、下側床面(F)に立っ
たままで、操作レバー(41,42)を操作することが
できる。搭乗者が搭乗台(14)に搭乗する前に、操作
レバー(41,42)を操作すると、操作レバー(4
1,42)に連動している搭乗台(14)が立ち乗り位
置に切り換えられて、搭乗台(14)に搭乗者が搭乗す
ることができるようになる。また、搭乗者が搭乗台(1
4)から降りて、操作レバー(41,42)を操作する
と、搭乗台(14)が収納位置に切り換えられて、階段
(SD、SU)を利用する人の邪魔にならないようにな
る。
【0032】したがって、搭乗者は、立った姿勢で、搭
乗台(14)を立ち乗り位置と収納位置に切り換えるこ
とができる。特に、歩行障害者が腰をかがめて搭乗台
(14)を切り換える必要がなくなる。
【0033】請求項8の発明において、操作レバー(4
1,42)は、移動方向の前後にそれぞれ設けられた2
個のレバーを有している。搬送体(13)が下階に移動
したとき、2個のレバーの内、下階側のレバーを回動さ
せることによって、搭乗台(14)を操作することがで
き、搬送体(13)が上階に移動したとき上階側のレバ
ーを回動させることによって、搭乗台(14)を操作す
ることができる。すなわち、階段昇降機(1)は、搭乗
者が上側床面(E)、下側床面(F)に立ったままで、
下階側からでも、上階側からでも、搭乗台(14)を操
作することができるようになっている。
【0034】請求項9の発明において、搭乗者が搭乗台
(14)に搭乗する前に、棒状部材(81)を腰掛け位
置に操作すると、棒状部材(81)に連動している搭乗
台(14)が立ち乗り位置に切り換えられて、搭乗台
(14)に搭乗者が搭乗することができるようになる。
搭乗台(14)に搭乗した搭乗者は、臀部を棒状部材
(81)に預けて中腰状態で棒状部材(81)に腰掛け
ることができる、また、搭乗者が搭乗台(14)から降
りて、棒状部材(81)を収納位置に操作すると、棒状
部材(81)とともに搭乗台(14)が収納位置に切り
換えられて、棒状部材(81)と搭乗台(14)とが階
段(SD、SU)を利用する人の邪魔にならないように
なる。
【0035】したがって、搭乗者は、立った姿勢で、搭
乗台(14)を立ち乗り位置と収納位置に切り換えるこ
とができる。特に、歩行障害者が腰をかがめて搭乗台
(14)を切り換える必要がなくなる。
【0036】請求項10の発明において、棒状部材(8
1)は、水平方向に延びるレバーの回動によって、上階
側でも下階側でも腰掛け位置と収納位置とに切り換えら
れる。
【0037】したがって、搭乗者は、階段(SD、S
U)のどの場所にいても、階段昇降機(2)を操作する
ことができる。また。万一、搭乗者が移動中に搬送体
(13)から降りることがあることがあっても、搬送体
(13)の操作部(46)の操作が中断されることによ
り、移動体(12)及び搬送体(13)の移動を直ちに
停止する。
【0038】なお、括弧内の符号は、図面を参照するも
のであるが、何ら構成を限定するものではない。
【0039】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、搬送体
を上下方向にスライド自在に移動体に連結してあるた
め、搬送体を容易に偏向することができて、偏向させた
分だけ、移動体ガイド部と搬送体ガイド部の長さが短く
なり、階段の上階側床面及び下階側床面への移動体ガイ
ド部と搬送体ガイド部との突出長さを短くすることがで
きる。これにより、階段型集合住宅等のように、共用の
階段であっても、本階段昇降機の占めるスペースは、少
なくてすむ。
【0040】請求項2に係る本発明によると、移動体ガ
イド部が直線状からなり、搬送体ガイド部が、下方部分
を除いて移動体ガイド部に平行にかつ下方部分を下方に
偏向しているので、搬送体が、下方部分を除いて移動体
と一体に移動し、下方部分にて移動体に対して下方に移
動しても、搬送体を、常時、水平状態に保持することが
できる。これにより、移動体が位置する上階側床面への
及び搬送体が位置する下階側床面へのガイド装置の突出
量を上階側及び下階側に振り分けることができ、階段の
利用効率を向上させることができる。
【0041】請求項3に係る本発明によると、搭乗台
を、階段の最上段において該階段の上側床面にほぼ面一
にし、かつ階段の下側床面上に僅かな高さに位置するよ
うにしてあるので、搭乗台に対して、搭乗者の乗り降り
が容易になる。
【0042】請求項4に係る本発明によると、移動体
を、チェーンによって移動するようにしてあるので、階
段昇降機の厚みを薄くして、階段の幅に対する階段昇降
機の占める割合を少なくすることができる。また、チェ
ーンとスプロケットは、スリップすることがないため、
移動体と搬送体を、階段の上階側床面と下階側床面とに
対して正確に停止させて、搭乗台に対して、搭乗者の乗
り降りが容易になる。
【0043】また、チェーンが前後左右上下に逃げるの
を防止する案内板を有しているので、移動体を移動させ
るチェーンが、移動体、搬送体、及び搭乗者の荷重によ
って破断することがあっても、スプロケットに対するチ
ェーンの噛合が常時保持されて、移動体、搬送体、及び
搭乗者の荷重によって、移動体と搬送体との落下暴走を
防止して、搭乗者の安全を確保することができる。
【0044】請求項5に係る本発明によると、階段が上
階側床面又は下階側床面で180度折れ曲がって連続す
る往復階段において、ガイド装置を側壁の上階側端部及
び下階側端部にほぼ同じ長さ延長して配置してあるの
で、搬送体が上階側床面、下階側床面で邪魔にならな
い。
【0045】請求項6に係る本発明によると、駆動スプ
ロケットを駆動する電動モータを折れ曲がり階段の角部
に納めてあるので、移動体ガイド部と搬送体ガイド部と
を、階段の側壁に接近して設けて、上階側床面及び下階
側床面に専用の大きな設置スペースを必要とせず、電動
モータも設けることができ、さらに、移動体ガイド部と
搬送体ガイド部とを、階段の側壁に接近して設けること
もでき、上階側床面及び下階側床面を広く使用すること
ができるとともに、階段の幅に対する階段昇降機の占め
る割合が少なくすることができる。
【0046】請求項7に係る本発明によると、操作レバ
ーを搬送体の上部分に設けて、搭乗台に連結してあるの
で、搭乗者が立った姿勢で、操作レバーを操作して、搭
乗台を立ち乗り位置と収納位置に切り換えることがで
き、歩行障害者が腰をかがめて搭乗台を切り換える必要
がなくなる。また、歩行障害者が本階段昇降機を使用し
ている状態であっても、搭乗者は、立ち姿勢であるた
め、その平面上の専用スペースは少なく、健常者の階段
利用に大きな障害となることはない。
【0047】請求項8に係る本発明によると、操作レバ
ーが移動方向の前後にそれぞれ設けられた2個のレバー
を有しているので、搬送体が下階に移動したとき下階側
のレバーで階段昇降機を操作することができ、搬送体が
上階に移動したとき上階側のレバーで階段昇降機を操作
することができ、下階側、上階側いずれにいても、容易
に操作することができるようになる。
【0048】請求項9に係る本発明によると、搭乗者が
中腰状態で腰掛ける棒状部材を昇降台に連結してあるの
で、搭乗者が立った姿勢で、棒状部材を操作して、搭乗
台を立ち乗り位置と収納位置に切り換えることができ、
歩行障害者が腰をかがめて搭乗台を切り換える必要がな
くなる。また、歩行障害者が棒状部材に腰を掛けて搭乗
できるので、搬送体の走行時に立った姿勢がつらい搭乗
者も楽に利用することができる。そして、平面上の専用
スペースが少ないので、健常者の階段利用に大きな支障
となることはない。
【0049】請求項10に係る本発明によると、棒状部
材が水平方向に延びるレバーの回動によって、腰掛け位
置と収納位置とに切り換えられるようにしてあるので、
上階側床面及び下階側床面となることはない。また、棒
状部材を腰掛け位置と収納位置とに容易に切り換えるこ
とができる。さらに、搭乗者は、腰掛け状態にあって
は、レバーによって階段側を保護されて、安全に移動で
きる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態である階
段昇降機を図に基づいて説明する。
【0051】図1乃至図11に示す階段昇降機は、第1
実施形態の階段昇降機1であり、搭乗台14に乗った搭
乗者が、立ったままの状態で乗る立ち乗り型の階段昇降
機である。図12乃至図15に示す階段昇降機は、第2
実施形態の階段昇降機2であり、搭乗台14に乗った搭
乗者が、腰掛けバー(棒状部材)81に中腰で腰掛けて
中腰の状態で乗る中腰腰掛け型の階段昇降機である。
【0052】第1、第2実施形態の階段昇降機1,2
は、階段に設置されて、主として、歩行障害者によって
使用されるようになっている。また、団地等のエレベー
タの設置義務のない中低層集合住宅の共用階段(往復階
段)Sに設置されることが多い。
【0053】共用階段Sの各階における、下階階段SD
及び上側の上階階段SU(図6参照)は、各階の入口ド
アDが両側にある上側床面(上階側床面)Eと、下階床
面(下階側床面)Fを有している。
【0054】階段昇降機1,2は、下段階段SDと上段
階段SUとの境にある側壁Wに設けてある。
【0055】なお、第1、第2実施形態において、各図
の階段は、左側が右側よりも高くなっているので、左側
を上階、右側を下階とする。
【0056】(第1実施形態の階段昇降機)図2におい
て、階段昇降機1は、階段Sの側壁Wに沿って施設した
ガイド装置11と、搭乗台14を有してこのガイド装置
11に沿って移動される移動体12と、この移動体12
に移動体12の移動方向に対し一体にかつ上下方向にス
ライド自在に連結した搬送体13と、移動体12を移動
させる駆動装置15(図6、図8参照)とを有してい
る。移動体12は、搬送体13よりも階段の上側になる
ように、搬送体13と連結してある。
【0057】(ガイド装置)図6、図7、図9乃至図1
1に示すように、ガイド装置11(図4参照)は、階段
に沿って斜めに、かつ互いに平行に配設された3本の直
線状のガイドレール21,22,23を有している。図
6において、ガイドレール21,22,23は、上側床
面Eと下側床面Fとに立設したモータ収納ケース31,
32に渡して設けてある。上下1対のガイドレール(移
動体ガイド部)21,23は、移動体12を支持して案
内するようになっている。中間のガイドレール(搬送体
ガイド部)22は、搬送体13を案内するようになって
いる。
【0058】上部のガイドレール21は、断面U字状に
形成されて、開口部を下向きにして設けてある。下部の
ガイドレール23も、断面U字状に形成されて、開口部
を下向きにして設けてある。中間のガイドレール22
は、平板状に形成され、下流端には、下方に傾斜(偏
向)した急勾配部30を形成してある。
【0059】(移動体)図6、図7、図9乃至図11に
示すように、移動体12は、平板状に形成されて、後述
するローラが上下1対のガイドレール21,23を走行
することによって、側壁Wに対向し、かつ階段に沿って
斜めに移動するようになっている。
【0060】移動体12の上部には、上部走行ローラ2
4と、1対の上部横規制ローラ26,26とを設けてあ
る。上部走行ローラ24は上部のガイドレール21内の
天井を走行するようになっている。1対の上部横規制ロ
ーラ26,26は、走行方向に間隔をあけて設けてあ
り、ガイドレール21のU字状内に入って走行するよう
になっている。
【0061】移動体12の下部には、1対の下部走行ロ
ーラ27,27と、下部浮き上がり防止走行ローラ28
と、1対の下部横規制ローラ29,29とを設けてあ
る。1対の下部走行ローラ27,27は、走行方向に間
隔をあけて設けてあり、下部のガイドレール23の背中
(上面)を走行するようになっている。下部浮き上がり
防止走行ローラ28は、1対の下部走行ローラ27,2
7とで、下部のガイドレール23を上下方向から挟ん
で、下部のガイドレール23内を走行するようになって
いる。1対の下部横規制ローラ29,29は、走行方向
に間隔をあけて設けてあり、下部のガイドレール23の
U字状内に入って走行するようになっている。
【0062】上部横規制ローラ26,26が、上部のガ
イドレール21のU字状内入って走行し、下部横規制ロ
ーラ29,29が、下部のガイドレール23のU字状内
に入って走行するようになっているので、移動体12は
垂直状態を保持されて側壁Wに対して一定の間隔を保持
して移動できるようになっている。
【0063】(搬送体)図6、図7、図9乃至図11に
示すように、搬送体13は、本体40、搭乗台14、操
作レバー41,42等を有している。搭乗台14と操作
レバー41,42、後述するリンク機構49等は、搭乗
部47を構成している。
【0064】本体40は、平板状に形成されて、側壁W
に対向している。本体40は、移動体12に対して走行
方向では一体化され、かつ移動体12に対して昇降自在
に設けてある。図9(b)に示すように、本体40は、
移動体12の両外側部48,48と本体40に形成した
凹形部の両内側部33,33との間に取り付けた直動型
ベアリング(クロスローラガイド)43,43で係合さ
せ、移動体12に昇降自在に連結してある。また、本体
40は、ガイドレール22を走行する走行ローラ44を
中間部分に有している。
【0065】本体40の上部には、搬送体13の走行方
向に沿った持ち手45と、階段昇降機1を操作する操作
部46と、搬送体13の走行方向に沿って回転可能な1
対の操作レバー41,42を設けてある。
【0066】本体40の下部には、搭乗台14を設けて
ある。搭乗台14は、下階側操作レバー41又は上階側
操作レバー42を実線の位置から破線の位置に起立させ
ると、リンク機構49を介して水平な状態の立ち乗り位
置から起立した収納位置に切り換えられ、破線の位置か
ら実線の位置に倒すと、リンク機構49を介して起立し
た収納位置から水平な状態の立ち乗り位置に切り換えら
れるようになっている。搭乗台14は、水平な立ち乗り
位置に倒れているとき、人が搭乗することができるよう
になっている。また、搭乗台14は、階段昇降機1を使
用しないとき、収納位置に起立させておくため、階段を
通る人の邪魔になるようなことがない。
【0067】図9、図10に示すように、下階側操作レ
バー41を破線で示す起立位置から実線で示す水平な位
置に本体40に沿って倒すと、半月状の下階側回転体5
1が下階側操作レバー41と同じ方向に回転して、第1
リンク52を押し下げる。すると、反転リンク53が図
10において、右回転して、第2リンク54を引き上げ
る。この結果、搭乗台14は、回転中心軸55を中心に
して引き上げ回転させられて、収納位置に起立する。
【0068】上階側操作レバー42を破線で示す起立位
置から実線で示す水平な位置に本体40に沿って倒す
と、上階側回転体56が上階側操作レバー42と同じ方
向に回転して、第3リンク57を図9(a)において、
右方向に移動させる。第3リンク57は、下階側回転体
51を左回転させる。以下、下階側操作レバー41を倒
したときと同様にして、搭乗台14は、収納位置に起立
する。
【0069】収納位置に起立した搭乗台14は、実線の
位置に倒した下階側操作レバー41、あるいは上階側操
作レバー42を破線の位置に起こすと、リンク機構49
が逆の動作をするため、立ち乗り位置に倒れる。
【0070】このように、操作レバー41,42が搬送
体13の上部分に設けてあるので、搭乗者は階段上で立
ったままで、操作レバー41,42を操作して、搭乗台
を立ち乗り位置と収納位置に切り換えることができる。
特に、歩行障害者が腰をかがめて搭乗台を切り換える必
要がなくなる。
【0071】また、下階側操作レバー41と上階側操作
レバー42は、第3リンク57によって連結しているた
め、一方を操作すると他方も同じ動作をするようになっ
ている。したがって、2個の操作レバー41,42を有
していることによって、搬送体13が下階に移動したと
き下階側の操作レバー41を回動させて搭乗台14を操
作することができ、搬送体13が上階に移動したとき上
階側のレバー42を回動させて搭乗台14を操作するこ
とができる。すなわち、階段昇降機1は、上階側からで
も、下階側からでも操作することができるようになって
いる。
【0072】(駆動装置)図6、図8に示すように、駆
動装置15は、上階側モータ収納ケース31に収納され
た駆動モータ(電動モータ)61と、駆動モータ61に
不図示の減速機構を介して連結した駆動スプロケット6
2、下階側モータ収納ケース32の側面に設けた遊動リ
ターンガイド63、駆動スプロケット62と遊動リター
ンガイド63に巻き掛けたチェーン64、チェーン64
を移動体12に連結するブラケット65、チェーン64
(図8参照)の走行路66を規定する外側案内板67及
び内側案内板68を有している。
【0073】外側案内板67は、チェーン64を外側か
ら案内するため、楕円形の孔70を有している。内側案
内板68は、チェーン64を内側から案内するため、楕
円形に形成してある。外側案内板67と内側案内板68
は、チェーン64のリンクプレート69の間に入ってい
る。したがって、チェーン64は、走行路66を循環
中、破断するようなことがあっても、外側案内板67と
内側案内板68から外れないようになっている。
【0074】下階側モータ収納ケース32には、下階の
階段昇降機の駆動モータを収納してある。上階側モータ
収納ケース31には、上階側操作部(操作部)71を設
けてある。下階側モータ収納ケース32には、下階側操
作部(操作部)72を設けてある。上階側操作部71と
下階側操作部72は、搭乗者の操作によって、階段昇降
機1を搭乗者側に呼び寄せるか、或いは階段の中央の待
機位置に待機させることができるようになっている。
【0075】搬送体13に設けてある操作部46と駆動
モータ61とを結ぶケーブルは、屈曲自在なケーブガイ
ド73に収納してある。
【0076】このようにして、駆動装置15に、チェー
ン64と駆動スプロケット62、遊動リターンガイド6
3を使用しているので、チェーン64は、階段に沿って
配設することができる。しかも、チェーン64の使用
は、ガイド装置11の厚みを薄くすることができる。こ
のため、階段昇降機1の厚みが薄くなり、階段の幅に対
する階段昇降機1の占める割合を少なくすることができ
る。
【0077】また、チェーン64と駆動スプロケット6
2は、スリップすることがない。このため、移動体12
と搬送体13が、後述する動作において、階段の上側床
面Eと下側床面Fとに対して正確に停止して、搭乗台1
4への搭乗者の乗り降りに支障を与えることがない。
【0078】さらに、チェーン64は、駆動スプロケッ
ト62と遊動リターンガイド63とに巻掛けられて、外
側案内板67と内側案内板68に案内されて循環して、
移動体12と搬送体13とを移動させているとき、移動
体12、搬送体13、及び搭乗者の荷重によって破断す
ることがあっても、外側案内板67と内側案内板68と
に保持されているため、前後左右上下に逃げることがで
きないで、駆動スプロケット62に対する噛合が保持さ
れる。このように、外側案内板67と内側案内板68を
設けることによって、チェーン64が破断しても、移動
体12、搬送体13、及び搭乗者の荷重によって、移動
体12と搬送体13とが落下暴走することがなく、搭乗
者の安全が、確保される。
【0079】(階段昇降機の動作説明)階段昇降機1の
移動体12と搬送体13は、図2に示すように待機位置
である下段階段SDの中央に待機している。このとき、
搭乗台14は、収納位置に起こされている。したがっ
て、図2に示す状態において、搭乗台14は、階段を通
る人の邪魔になるようなことがない。
【0080】図3に示すように、仮に、搭乗者が上側床
面Eにいて上階操作部71を操作すると、駆動装置15
の駆動モータ61が作動して、図8(a)において、チ
ェーン64が右回転する。すると、チェーン64のブラ
ケット65が図8(a)において左に移動する。ブラケ
ット65は、移動体12に接続してあるので、移動体1
2は、チェーン64に牽引されて、かつガイドレール2
1,23に案内されて、上側床面Eに接近して停止す
る。このとき、搬送体13は、移動体12に牽引され
て、かつガイドレール22に案内されて上側床面Eに接
近して停止する。停止は、不図示のセンサが作動するこ
とによって行われる。
【0081】搭乗者は、階段昇降機1に搭乗するため、
収納位置に起立している搭乗台14を立ち乗り位置に水
平に倒す必要がある。そこで、搭乗者は、上階側操作レ
バー42を立っている状態から手前側に倒す。このと
き、下階側操作レバー41も、上階側操作レバーに連動
して立っている状態から水平な状態に倒れる。
【0082】すると、搭乗台14は、立ち乗り位置に水
平に倒れて、上側床面Eと略面一になり、搭乗者が搭乗
できる状態になる。この結果、搭乗者は、搭乗台14に
容易に搭乗することができる。
【0083】搭乗者は、搭乗台14に搭乗した後、持ち
手45に掴まり、搬送体13上の操作部46の電源入切
のキースイッチ76にキーを差し込んでON方向に回し
てから下降釦74を押す。すると、駆動モータ61が逆
転作動する。このとき誤って上昇釦75を押しても不図
示の上昇限スイッチが作動しているので駆動モータ61
は作動しない。下降釦74は、離すと、移動体12と搬
送体13の下降が停止する。このため、移動体12と搬
送体13は、いつでも緊急停止できるようになってい
る。上昇釦75も下降釦74と同様に、離すと、いつで
も、移動体12と搬送体13を緊急停止できるようにな
っている。
【0084】駆動モータ61が逆転駆動することによっ
て、図8(a)において、チェーン64が左回転して、
ブラケット65は右に移動する。移動体12は、チェー
ン64に牽引されて、搬送体13は、移動体12ととも
に、それぞれガイドレール21,22,23に案内され
て、下側床面Fの方へ移動する(図4参照)。
【0085】ガイドレール21,23は、図6に示すよ
うに一直線に形成してある。しかし、ガイドレール22
の下流端には、下方に傾斜(偏向)した急勾配部(偏向
部)30を形成してある。このため、ガイドレール2
1,23に案内される移動体12は、同一勾配で斜行下
降する。
【0086】しかし、ガイドレール22に案内される搬
送体13は、途中まで移動体12と平行移動して斜行下
降するが、急勾配部30に到達すると、移動体12と
は、別に、急勾配で斜行下降する。搬送体13は、図9
(b)に示すように、直動型ベアリング(クロスローラ
ガイド)43を介して、移動体13に対して下降が許容
されているので、急勾配で斜行下降する。そして、搬送
体13は、搭乗台14が下側床面Fに接近して停止す
る。
【0087】したがって、搭乗台14と下側床面Fとの
高低差は、搭乗台14の厚み程度であり、搭乗者が、歩
行障害者であっても、搭乗者は容易に下側床面Fに降り
ることができる(図5参照)。
【0088】下側床面Fに降りた搭乗者は、立ち乗り位
置に水平に倒れている搭乗台14を起立した収納位置に
切り換えて、搭乗台14が階段を通る人の邪魔にならな
いようにする必要がある。そこで、搭乗者は、水平に倒
れている下階側操作レバー41を起こして、立ち乗り位
置に水平に倒れている搭乗台14を起立した収納位置に
切り換える。下階側操作レバー41を起こしたとき、下
階側操作レバー41に連動している上階側操作レバー4
2も起立状態になる。
【0089】その後、搭乗者は、さらに、下階に行くた
め、下階操作部72を操作して、下階の階段昇降機の移
動体と搬送体を下側床面Fに呼ぶ。搭乗者が下階操作部
72を操作するとき、今まで、搭乗していた階段昇降機
の移動体と搬送体を、下段階段SDの中央の待機位置に
戻す操作も同時に行う(図2参照)。
【0090】以上の説明では、搭乗者が上階から下階に
移動する場合の説明をしたが、下階から上階に移動する
場合も同様にして行われる。
【0091】ところで、以上の構成の説明、或いは動作
の説明において、仮に、ガイドレール22に急勾配部3
0を設けないで、ガイドレール22を真っ直ぐにしてお
いて、搭乗台14を下側床面Fに接近させると、下段階
段SDの一番下の段SDaから離れた位置に搬送体13
が下降することになる。
【0092】しかし、本実施形態の階段昇降機1は、ガ
イドレール22に急勾配部30を形成してあるため、搬
送体13は、一番下の段SDaの垂直面に沿って下降す
ることになる。したがって、急勾配部30で屈曲した分
だけ、ガイドレール21,22,23の長さを短くし
て、下側床面Fへの突出長さ(L1、図2参照)を短く
することができる。
【0093】同様にして、上階階段SUの階段昇降機の
ガイドレールの下階側の突出長さ(L2、図2参照)も
同様に短くすることができる。したがって、上側床面
E、下側床面Fのスペースを殆んど狭めることなく、階
段に階段昇降機を設置することができる。
【0094】また、駆動スプロケット62を駆動する駆
動モータ61は、側壁の上階側端部(又は下階側端部)
のモータ収納ケース31(又は32)内に配置して、ガ
イドレール21,22,23の上階端の突出長さL1
(又はL2)の背面(又は下階端の背面)に置かれて、
折れ曲がり階段の角部に納められてあるので、ガイドレ
ール21,22,23を、階段の側壁Wに接近して設け
ることができ、階段の幅に対する階段昇降機の占める割
合を少なくすることができる。
【0095】(第2実施形態の階段昇降機)第2実施形
態の階段昇降機2は、第1実施形態の階段昇降機1にお
ける操作レバー41,42の代わりに、搭乗者が軽く臀
部を預けた姿勢になれる腰掛けバー81を設けた点にお
いて、第1実施形態の階段昇降機1とは構成を異にして
いる。したがって、構成が同一な部分には、第1実施形
態の階段昇降機1と同一の符号を付してその部分の説明
を省略し、異なる部分について説明する。
【0096】第2実施形態の階段昇降機2は、階段Sの
側壁Wに沿って施設したガイド装置11と、搭乗台14
を有してこのガイド装置11に沿って移動される移動体
12と、この移動体12に移動体12の移動方向に対し
一体にかつ上下方向にスライド自在に連結した搬送体1
3と、移動体12を移動させる駆動装置(図示省略)
と、搭乗者が軽く臀部を預けた姿勢になれる腰掛けバー
81を有している。搭乗台14、腰掛けバー81、後述
するリンク機構85は、搭乗部90を構成している。
【0097】搬送体13の本体82も、平板状に形成さ
れて、移動体12に対して走行方向では一体化され、か
つ移動体12に対して昇降自在に設けてある。
【0098】本体82の中間部には、腰掛けバー81を
設けてある。腰掛けバー81は、図15に示すように、
実線で示した、倒れた腰掛け位置と、破線で示した、起
立した収納位置とに回転中心軸83を中心に回転するよ
うになっている。腰掛けバー81の先端には、搬送体1
3の移動方向と平行で、かつ上階側に伸びるレバー84
をロック機構を介して回転自在に設けてある。腰掛けバ
ー81とレバー84は、L字状の連結関係になってい
る。腰掛けバー81を起立したとき、レバー84は、持
ち手45の上方に位置するようになっている。
【0099】図14、図15に示すように、腰掛けバー
81を、破線の位置から実線の位置に倒すと、リンク機
構85を介して搭乗台14が起立した収納位置から水平
な立ち乗り位置に切り換えることができるようになって
いる。逆に、腰掛けバー81を、実線の位置から破線の
位置に起こすと、リンク機構85を介して搭乗台14が
水平な立ち乗り位置から起立した収納位置に切り換える
ことができるようになっている。
【0100】すなわち、図14、図15に示すように、
腰掛けバー81を破線で示す起立した収納位置から実線
で示す水平な腰掛け位置に倒すと、半月状の回転体86
が腰掛けバー81と同じ方向に回転して、第1リンク8
7を引き上げる。すると、反転リンク88が図15にお
いて、左回転して、第2リンク89を押し下げる。この
結果、搭乗台14は、回転中心軸55を中心にして押し
下げて回転させられて、水平な立ち乗り位置に倒れる。
腰掛けバー81を破線で示す起立した収納位置から実線
で示す水平な腰掛け位置に倒したとき、腰掛けバ−81
の先端を回転中心として該先端にロック機構を介して設
けられたレバーを、本体82と平行な位置でロックされ
ている状態から、該レバー84の先端を本体82から離
す方向に押してロックを解除し、その後、縦方向に上げ
ると、搭乗台14に搭乗者を受け入れることができるよ
うになる。
【0101】この結果、搭乗者は、搭乗台14に搭乗し
て、腰掛けバー81に軽く臀部を預けた中腰姿勢で腰掛
けることができる。そのとき、搭乗者は、レバー84と
本体82との間にいて、持ち手45に掴まりながら搭乗
することができ、搭乗台14が昇降しても、危険性を感
じることなく安心して搭乗台14に搭乗していることが
できる。
【0102】腰掛けバー81を実線で示す水平な腰掛け
位置から破線で示す起立した収納位置に起立させると、
搭乗台14は、リンク機構85の逆の動作によって、立
ち乗り位置の水平な状態から収納位置に起立する。
【0103】以上、説明したように、第2実施形態の階
段昇降機2は、搭乗者を中腰の腰掛け状態で搭乗させる
ことできる。その他、第2実施形態の階段昇降機2は、
搭乗者は、立った姿勢で、腰掛けバー81を倒したり起
こしたりして、搭乗台を立ち乗り位置と収納位置に切り
換えることができる。特に、歩行障害者が腰をかがめて
搭乗台を切り換える必要がなくなる等、第1実施形態の
階段昇降機1と同様な特徴を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の階段昇降機を中低層集合住
宅の階段に備え付けた場合の、階段昇降機と中低層集合
住宅の階段との斜視図である。
【図2】第1実施形態の階段昇降機の外観斜視図であ
る。
【図3】図2に示す階段昇降機に上階から搭乗者が搭乗
するときの階段昇降機の状態図である。
【図4】図2示す階段昇降機に搭乗者が搭乗して上階か
ら下階に移動しているときの階段昇降機の状態図であ
る。
【図5】図2の階段昇降機に搭乗者が搭乗して上階から
下階に移動して階段昇降機から降りたときの階段昇降機
の状態図である。
【図6】図2の階段昇降機のガイド装置の正面図であ
る。
【図7】図2の階段昇降機のガイド装置の部分図であ
る。 (a) 図6のガイド装置を左側から見た図である。 (b) 図6中、A−A矢視図である。 (c) 図6中、B−B矢視図である。
【図8】図2の階段昇降機の駆動装置の図である。 (a) 駆動装置の正面図である。 (b) 図8(a)中、C−C矢視断面図である。
【図9】図2の階段昇降機の移動体と搬送体の図であ
る。 (a) 移動体と搬送体の正面図である。 (b) 図9(a)中、G−G矢視断面図である。
【図10】図9(a)の移動体と搬送体を右側から見た
図である。
【図11】図9(a)のガイドレールの部分を左側から
見た図である。
【図12】第2実施形態の階段昇降機の外観斜視図であ
る。
【図13】図12の第2実施形態の階段昇降機におい
て、搭乗台を立ち乗り位置に切り換えたときの階段昇降
機の外観斜視図である。
【図14】第2実施形態の階段昇降機の移動体と搬送体
の正面図である。
【図15】図12の階段昇降機の移動体と搬送体を右側
から見た図である。
【符号の説明】
D 入口ドア E 上側床面、上階側床面 S 共用階段(往復階段) SD 下段階段(階段) SU 上段階段(階段) F 下側床面、下階側床面 W 側壁 1 階段昇降機 2 階段昇降機 11 ガイド装置 12 移動体 13 搬送体 14 搭乗台 15 駆動装置 21 ガイドレール(移動体ガイド部) 22 ガイドレール(搬送体ガイド部) 23 ガイドレール(移動体ガイド部) 30 急勾配部(偏向部) 31 モータ収納ケース 32 モータ収納ケース 33 移動体両内側部 40 本体 41 下階側操作レバー(操作レバー) 42 上階側操作レバー(操作レバー) 43 直動型ベアリング(クロスローラガイド) 46 操作部 47 搭乗部 48 凹形部の両外側部 49 リンク機構 61 駆動モータ(電動モータ) 62 駆動スプロケット 63 遊動リターンガイド 64 チェーン 66 走行路 67 外側案内板 68 内側案内板 71 上階操作部(操作部) 72 下階操作部(操作部) 73 ケーブガイド 74 下降釦 75 上昇釦 76 異状状態報知釦 81 腰掛けバー(棒状部材) 84 レバー 85 リンク機構 90 搭乗部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の側壁に沿って施設されるガイド装
    置と、該ガイド装置に沿って移動される移動体と、搭乗
    部を有し前記移動体と共に移動する搬送体と、を備えて
    なる階段昇降機において、 前記ガイド装置は、前記移動体を案内する移動体ガイド
    部と、前記搬送体を案内する搬送体ガイド部と、を有
    し、 前記移動体と前記搬送体とを、前記移動体の移動方向に
    対して一体にかつ上下方向にスライド自在に連結し、 前記搬送体ガイド部を前記移動体ガイド部に対して偏向
    することにより、前記搬送体を前記移動体に対して上下
    方向に移動する、 ことを特徴とする階段昇降機。
  2. 【請求項2】 前記移動体が階段の上側になるように、
    前記移動体と前記搬送体とを連結し、 前記移動体ガイド部が直線状からなり、前記搬送体ガイ
    ド部が、下方部分を除いて前記移動体ガイド部に平行に
    かつ下方部分を下方に偏向してなり、 前記搬送体は、下方部分を除いて前記移動体と一体に移
    動し、該下方部分にて移動体に対して下方に移動する、 ことを特徴とする請求項1記載の階段昇降機。
  3. 【請求項3】 前記搬送体の搭乗部は、搭乗者が搭乗し
    得る搭乗台を有し、 該搭乗台が、階段の最上段において該階段の上側床面に
    ほぼ面一になり、かつ階段の下側床面上に僅かな高さで
    位置する、 ことを特徴とする請求項2記載の階段昇降機。
  4. 【請求項4】 前記階段の側壁に沿って、駆動スプロケ
    ット及び遊動リターンガイドに巻掛けてチェーンを配設
    し、 該チェーンに前記移動体を連結して、前記駆動スプロケ
    ットに基づく前記チェーンの走行により、前記移動体を
    移動し、 前記チェーンの走行路を規定するように案内板を設け、
    該チェーンが切断した場合も、前記走行路に保持される
    ように構成した、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    階段昇降機。
  5. 【請求項5】 前記階段は、上階側床面又は下階側床面
    で180度折れ曲がって連続する往復階段であり、 各階段の直線部にそれぞれ本階段昇降機を設置するとと
    もに、前記ガイド装置を折れ曲がり内側の側壁に沿って
    設置し、 該側壁の上階側端部及び下階側端部に、前記各階段昇降
    機のガイド装置がほぼ同じ長さ延長して配置される、 ことを特徴とする請求項4記載の階段昇降機。
  6. 【請求項6】 前記側壁の上階側端部又は下階側端部
    に、前記駆動スプロケットを駆動する電動モータを配置
    した、 ことを特徴とする請求項5記載の階段昇降機。
  7. 【請求項7】 前記搬送体の搭乗部は、回動自在に支持
    されかつ搭乗者が立って乗る搭乗台と、前記搬送体の上
    部分に設けられた操作レバーと、を有し、 前記搭乗台と操作レバーを連動して、該操作レバーの操
    作により、前記搭乗台を立ち乗り位置と収納位置に切り
    換える、 ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の階
    段昇降機。
  8. 【請求項8】 前記操作レバーは、前記搬送体の移動平
    面にほぼ平行する面にて回動し、かつ移動方向の前後に
    それぞれ設けられた2個のレバーからなる、 ことを特徴とする請求項7記載の階段昇降機。
  9. 【請求項9】 前記搬送体の搭乗部は、回動自在に支持
    される搭乗台と、回動自在に支持されかつ搭乗者が中腰
    状態で腰掛け得る棒状部材と、を有し、 前記搭乗台と棒状部材とを連動して、該棒状部材の腰掛
    け位置への操作により前記搭乗台を搭乗位置に、かつ該
    棒状部材の収納位置への移動により前記搭乗台を収納位
    置へ移動する、 ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の階
    段昇降機。
  10. 【請求項10】 前記棒状部材の先端部に、水平方向に
    延びるレバーを回転自在に設けた、 ことを特徴とする請求項9記載の階段昇降機。
JP2001235470A 2001-08-02 2001-08-02 階段昇降機 Expired - Lifetime JP4689102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235470A JP4689102B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 階段昇降機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235470A JP4689102B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 階段昇降機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003048675A true JP2003048675A (ja) 2003-02-21
JP4689102B2 JP4689102B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=19066910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001235470A Expired - Lifetime JP4689102B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 階段昇降機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4689102B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070341A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Kuma Lift Gijutsu Kenkyusho:Kk 椅子式階段昇降機とその運転システム
CN104909235A (zh) * 2015-05-14 2015-09-16 浙江非常道楼道电梯有限公司 一种楼道电梯控制方法
CN104973488A (zh) * 2015-02-06 2015-10-14 湖北安步电梯科技有限公司 一种板式运载装置
CN112919290A (zh) * 2021-03-03 2021-06-08 山西烛照科技有限公司 一种爬楼梯助力装置及助力方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6354013B1 (ja) 2017-12-06 2018-07-04 裕 千田 階段昇降機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135082A (en) * 1979-04-09 1980-10-21 Grass Gerd Lifting gear
JPH08119560A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Sumiri:Kk 螺旋階段用の昇降機
JPH11115752A (ja) * 1997-10-13 1999-04-27 Daifuku Co Ltd 介護用昇降装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135082A (en) * 1979-04-09 1980-10-21 Grass Gerd Lifting gear
JPH08119560A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Sumiri:Kk 螺旋階段用の昇降機
JPH11115752A (ja) * 1997-10-13 1999-04-27 Daifuku Co Ltd 介護用昇降装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070341A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Kuma Lift Gijutsu Kenkyusho:Kk 椅子式階段昇降機とその運転システム
CN104973488A (zh) * 2015-02-06 2015-10-14 湖北安步电梯科技有限公司 一种板式运载装置
CN104909235A (zh) * 2015-05-14 2015-09-16 浙江非常道楼道电梯有限公司 一种楼道电梯控制方法
CN112919290A (zh) * 2021-03-03 2021-06-08 山西烛照科技有限公司 一种爬楼梯助力装置及助力方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4689102B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101090782B1 (ko) 계단 겸용 수직형 리프트장치 및 그 작동방법
JP5687595B2 (ja) 建物内避難設備
JP3196311U (ja) 階段昇降機
JP2003048675A (ja) 階段昇降機
JP2007022751A (ja) エレベータ連絡階段における着座手段の移動装置
US8104600B2 (en) Escalator
KR102529583B1 (ko) 휠체어 탑승이 가능한 피난용 슬라이드
JP2004016739A (ja) いす式階段昇降機の肘掛け構造
JP3023500U (ja) 階段昇降装置
JP4097976B2 (ja) 階段昇降機
JPS5918313B2 (ja) 階段昇降装置
JP3450832B2 (ja) 階段昇降装置
CN113233293B (zh) 一种客梯轿厢结构
JP4053029B2 (ja) 観覧車
KR102499849B1 (ko) 무대 리프트 겸용 가변식 계단장치
JP2010023960A (ja) 昇降機
JPH11115752A (ja) 介護用昇降装置
JP2504697B2 (ja) エスカレ―タ
JP2504634B2 (ja) エスカレ―タ
JP2002362855A (ja) 階段昇降機
JP2671098B2 (ja) 階段昇降装置
JPH09108268A (ja) 車椅子の段差解消機
JPH02100989A (ja) エスカレータ
JP2001213585A (ja) 車椅子利用者用エレベータ
JP5734775B2 (ja) 階段昇降機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4689102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term