JP2003045195A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JP2003045195A JP2001232502A JP2001232502A JP2003045195A JP 2003045195 A JP2003045195 A JP 2003045195A JP 2001232502 A JP2001232502 A JP 2001232502A JP 2001232502 A JP2001232502 A JP 2001232502A JP 2003045195 A JP2003045195 A JP 2003045195A
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semiconductor memory
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Hiroshi Shinohara
尋史 篠原
Yoshiki Tsujihashi
良樹 辻橋
Takeshi Hashizume
毅 橋爪
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長ブロックの構成を変更するたびに半導体
メモリ全体を再設計する必要があり設計コストが増大す
るという課題があった。 【解決手段】 正規RAMとは独立して設けられてお
り、欠陥メモリ要素と置換可能な冗長メモリ要素を含む
冗長RAM14と、入力されたアドレスが欠陥メモリ要
素のものと一致した場合、その欠陥メモリ要素を冗長R
AM14の冗長メモリ要素で置換して、データを読み出
す制御ブロック16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冗長メモリ要素を
備えた半導体メモリに関し、特に、正規RAMとは独立
して設けられた冗長RAMを用いて正規RAM内の欠陥
メモリ要素を冗長メモリ要素と置換する半導体メモリに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は従来の半導体メモリの構成を示
すブロック図である。図25に示す半導体メモリは16
Kワードx16ビット構成の256KbRAMである。
図25において、1は512行256列の正規メモリセ
ルアレイであり、2は正規メモリセルアレイの欠陥行と
置換可能な冗長メモリ要素である冗長行であり、3は正
規メモリセルアレイの欠陥列と置換可能な冗長メモリ要
素である冗長列であり、4は入力された行アドレスX<
8;0>,入力された列アドレスXY<4;0>をバッ
ファするとともに、印加されたセルイネーブル信号CE
C(以下CEC信号と略す)およびライトイネーブル信
号(以下WEC信号と略す)に応じて半導体メモリを制
御する制御回路/アドレスバッファであり、5は制御回
路/アドレスバッファ4によってバッファされた行アド
レスXAをデコードする正規行デコーダであり、6は印
加された行アドレスXAと冗長行用ヒューズ7で指定さ
れるアドレスが一致した場合に“1”のNED(Normal
Element Disable)信号を生成する冗長行デコーダであ
り、8は制御回路/アドレスバッファ4によってバッフ
ァされた列アドレスYAをデコードする列デコーダであ
り、9は列デコーダ8が出力する列選択信号CSEL
(以下CSEL信号と略す)に応じて32対のビット線
のうち1対をI/O線に接続する列セレクタであり、1
0はI/Oセレクタおよび冗長列用ヒューズを含むブロ
ックであり、11はデータ入出力回路である。
【0003】次に動作について説明する。図26は図2
5に示す従来の半導体メモリの構成要素間の接続関係を
示すブロック図である。図の簡素化のため、図26は図
25の右半分に相当する部分を示している。
【0004】正規メモリセルアレイ1に欠陥が無い場
合、半導体メモリは冗長メモリ要素を働かすことはな
い。この場合、正規行デコーダ5は制御回路/アドレス
バッファ4によってバッファされた行アドレスXAをデ
コードし、512行の内から1行を選択し対応するワー
ド線WLを“1”に残りの全てのワード線WLを“0”
に設定する。この時、冗長行デコーダ6は行アドレスX
Aに関わらず“0”のNED信号を出力する。この結
果、正規メモリセルアレイ1の1行が選択され、その行
のメモリセルがビット線BLに接続される。次に、列デ
コーダ8は、制御回路/アドレスバッファ4によってバ
ッファされた列アドレスYAをデコードし、32個のC
SEL信号の内の対応する1つを“1”にし残りの全て
を“0”にする。その結果、列セレクタ9の32−to
−1マルチプレクサ91はCSEL信号にしたがい32
対のビット線のうち1対をI/O線に接続する。そし
て、I/Oセレクタ10の2−to−1マルチプレクサ
102は、その正規のI/O線をさらに32行毎に1個
設けられたデータ入出力回路11に接続する。この結
果、正規のメモリセルがデータ入出力回路11に接続さ
れ、書き込みや読み出しが行われる(アクセスされ
る)。なお、データの読み出しを行う場合、センスアン
プ/書き込みドライバ111は、データ入出力回路11
に接続されたビット線BL上の電荷を増幅し、データの
書き込みを行う場合、データ入出力回路11に接続され
たビット線BL上に印加されたデータを送出し対応する
メモリセルに書き込む。
【0005】正規メモリセルアレイ1に行欠陥がある場
合、冗長行用ヒューズ7内のイネーブルヒューズFEN
(図示せず)と欠陥行のアドレスに対応するアドレスヒ
ューズFXAi(図示せず)とがレーザトリミング装置
によって切断される。その結果、冗長行用ヒューズ7内
のヒューズ判定回路(図示せず)は“1”のFENO,
FXAiO信号を出力する。これに対して、切断されな
かったヒューズのヒューズ判定回路出力は“0”であ
る。
【0006】入力された行アドレスXAがヒューズFX
Aiにプログラムされた欠陥行アドレス(すなわちFX
AiO信号)と一致した場合、冗長行デコーダ6は
“1”のNED信号を出力する。正規行デコーダ5はこ
のNED信号に応答して全出力を“0”とする。この結
果、冗長行2がビット線BLに接続される。その後、正
規メモリセルアレイ1に欠陥が無い場合と同様に、32
対のビット線のうちの1対がI/O線およびデータ入出
力回路11に接続され、冗長行2の指定されたメモリセ
ルがアクセスされる。行アドレスXAがいかなるヒュー
ズFXAiにプログラムされた欠陥行アドレスとも一致
しない場合には、冗長行デコーダ6は“0”のNED信
号を出力する。したがって、この場合、正規行デコーダ
5は正規メモリセルアレイ1に欠陥が無い場合と同様に
動作し、行アドレスXAおよび列アドレスYAにより指
定された正規メモリセルがアクセスされる。
【0007】正規メモリセルアレイ1に列欠陥がある場
合、冗長列用ヒューズ101内のその欠陥がある列を含
む32列束に対応するヒューズFYがレーザトリミング
装置によって切断される。その結果、冗長列用ヒューズ
101内のヒューズ判定回路(図示せず)は“1”のF
Yr(r=0〜15)信号を出力する。これに対して、
切断されなかったヒューズのヒューズ判定回路出力FY
rは“0”である。列デコーダ8は、制御回路/アドレ
スバッファ4によってバッファされた列アドレスYAを
デコードし、32個のCSEL信号の内の対応する1つ
を“1”にし残りの全てを“0”にする。その結果、列
セレクタ9の冗長列用の32−to−1マルチプレクサ
92はCSEL信号にしたがい32対のビット線のうち
1対を冗長列に関するI/O線に接続する。I/Oセレ
クタ10の2−to−1マルチプレクサ102は、冗長
列用ヒューズ101内のヒューズ判定回路の出力FYr
を受けて、列欠陥を含む32列束に対応するデータ入出
力回路11に冗長列に関するI/O線を接続し、他のデ
ータ入出力回路11に正規のI/O線を接続する。ワー
ド線選択は、正規メモリセルアレイ1に欠陥が無い場合
や、正規メモリセルアレイ1に行欠陥がある場合と同様
に実施される。このようにして、列欠陥を含む32列束
に代わって冗長列3がアクセスされる。
【0008】なお、正規メモリセルアレイ1に単ビット
欠陥がある場合、冗長行2と冗長列3のどちらも用いて
も救済が可能である。
【0009】図27は特開平10−275497号公報
に開示された可変サイズ冗長置換構成を使用した従来の
半導体メモリの構成を示す概略図である。図において、
60はこの従来の半導体メモリである256MbDRA
Mチップであり、61は16Mbユニットであり、62
は1Mbブロックであり、63は16個の1Mbブロッ
ク62を含む主16Mbアレイであり、64は128K
b冗長ブロックであり、65は冗長ユニット制御回路で
あり、67はキャパシタ66とともにメモリセルを構成
するNMOSデバイスであり、68はセンスアンプであ
り、70はキャパシタ69とともに冗長メモリセルを構
成するNMOSデバイスであり、71はセンスアンプで
ある。
【0010】次に動作について説明する。図27に示す
ように、256MbDRAMチップ60は16個の16
Mbユニット61から成り、各16Mbユニット61は
16Mbユニット内で修復可能な障害を画定している。
各16Mbユニット61は16個の1Mbブロック(サ
ブアレイ)62から成る主16Mbアレイ63と128
Kb冗長ブロック64と冗長ユニット制御回路65とを
備えており、各1Mbブロック62は1Mセルを有す
る。各1Mbブロック62は512本のワード線WLを
有しているが、特定の1Mbブロック62がアクティブ
にされると1本だけが選択され、対応するキャパシタ6
6に蓄積された容量電荷はNMOSデバイス67を介し
て対応するビット線に送られる。センスアンプ68はビ
ット線BL上の電荷を増幅する。増幅されたビット情報
は対応する列アドレス(図示せず)によって選択され、
データ出力回路(図示せず)に送られる。
【0011】各1Mbブロック62は冗長ワード線を有
していない。16Mbユニット61のために16個の可
変サイズ冗長ユニットRU0〜15を備える128Kb
冗長ブロック64が16個の1Mbブロック62のいず
れかにある欠陥を置換するように設計される。各冗長ユ
ニットRU0〜7は単一の冗長ワード線を含み、各冗長
ユニットRU8〜11は2本の冗長ワード線を含み、冗
長ユニットRU12およびRU13はそれぞれ4本の冗
長ワード線を含み、冗長ユニットRU14およびRU
15はそれぞれ8本および32本の冗長ワード線を含ん
でいる。
【0012】冗長ユニット制御回路65をイネーブルに
すると、主16Mbアレイ63内の8、192本のワー
ド線WLが全てディスエーブルになる。その代わりに、
128Kb冗長ブロック64内の64本の冗長ワード線
のうちの1本がアクティブになる。その結果、対応する
キャパシタ69に蓄積された容量電荷はNMOSデバイ
ス70を介して対応するビット線に送られる。センスア
ンプ71はビット線BL上の電荷を増幅する。増幅され
たビット情報は対応する列アドレス(図示せず)によっ
て選択され、データ出力回路(図示せず)に送られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体メモリは
以上のように構成されているので、正規メモリセルアレ
イと冗長ブロックとが独立して設けられておらず、正規
メモリセルアレイの構成や冗長ブロックの構成を変更す
るたびに半導体メモリ全体を再設計する必要があり、多
くの設計期間特にレイアウト設計期間が必要になり、設
計コストの増大をもたらすという課題があった。しか
も、半導体メモリの規模やウェハ製造ラインの欠陥密度
に合わせて冗長ブロック内に含まれるメモリ要素の数を
増減する場合には、そのたびに半導体メモリ全体の設計
をやり直す必要があり、短い設計期間を要求されるAS
ICには不利であるという課題もあった。
【0014】さらに、図25および図26に示す従来の
半導体メモリでは、置換できる行や列がビット線やワー
ド線を共有する正規メモリセルアレイ内のものに限られ
ているので、例えば2つの欠陥があった場合、その2列
が左右の正規メモリセルアレイに1列ずつ分散していれ
ば救済可能であるが、どちらか一方の正規メモリセルア
レイに偏っていると救済できないという課題があった。
すなわち、冗長メモリ要素の有効利用がなされず、歩留
まり改善効率が悪かった。
【0015】また、図27に示す従来の半導体メモリで
は、冗長ブロックが救済できるのはその冗長ブロックが
設けられている16Mbユニット内に限られているの
で、例えば1個の16Mbユニットに32行の欠陥が3
個集中したような場合にはこれらの欠陥行を救済できな
いという課題があった。さらに、欠陥のある区画は冗長
ブロックの同一の形状を有する区画によってのみ置換さ
れるので、効率よく置換を行うことができないという課
題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、欠陥メモリ要素を救済するための
冗長メモリ要素を含む冗長RAMを正規RAMとは独立
して設けることにより、設計期間の短縮、チップ面積の
縮小、歩留まり改善を達成することができ、ASIC等
のシステムLSIへ適用可能な半導体メモリを得ること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体メ
モリは、印加されたアドレスに応じて少なくとも1つの
正規RAMおよびこれとは独立に設けられた冗長RAM
のうちのいずれか1つを選択して選択したRAMのアド
レスで指定されるメモリセルからデータを読み出して出
力する制御ブロックを備えたものである。
【0018】この発明に係る半導体メモリは、制御ブロ
ックが印加されたアドレスに応じて複数の正規RAMお
よびこれらとは独立に設けられた冗長RAMのうちのい
ずれか1つを選択して選択したRAMのアドレスで指定
されるメモリセルからデータを読み出して出力するもの
である。
【0019】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
Mのデータ出力端子と冗長RAMのデータ出力端子とが
バスを介して接続されているものである。
【0020】この発明に係る半導体メモリは、制御ブロ
ックが、正規RAMのある欠陥列を救済する場合、その
欠陥のある列に対応する複数のビットに関する複数の列
を冗長RAMの複数の冗長メモリ要素で連動して同時に
置換するものである。
【0021】この発明に係る半導体メモリは、制御ブロ
ックが、印加されたアドレスが欠陥メモリ要素のアドレ
スに一致した場合ヒット信号を生成して、欠陥メモリ要
素と置換される冗長RAMの冗長メモリ要素を指定する
アドレスを生成するアドレススクランブル手段を含むも
のである。
【0022】この発明に係る半導体メモリは、制御ブロ
ックが、印加されたアドレスが欠陥メモリ要素のアドレ
スに一致した場合、正規RAM用のものとは異なったア
ドレススクランブル表にしたがい、冗長RAMの冗長メ
モリ要素を指定するアドレスを生成するアドレススクラ
ンブル手段を含むものである。
【0023】この発明に係る半導体メモリは、冗長メモ
リ要素と置換される形状が異なる数種類の欠陥メモリ要
素すなわち欠陥区画を指定するためのプログラム手段を
備え、制御ブロックが、欠陥区画の形状に応じて異なっ
たアドレススクランブル表にしたがい、冗長RAMの冗
長メモリ要素を指定するアドレスを生成するアドレスス
クランブル手段を含むものである。
【0024】この発明に係る半導体メモリは、冗長RA
Mの一辺の長さが正規RAMの一辺の長さと同一または
ほぼ同一であり、冗長RAMと正規RAMが並んで配置
されているものである。
【0025】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
Mの欠陥メモリ要素を指定するためのプログラム手段を
含むヒューズブロックを備えたものである。
【0026】この発明に係る半導体メモリは、冗長RA
Mとヒューズブロックと制御ブロックとを結合した領域
の一辺の長さが正規RAMの一辺の長さと同一またはほ
ぼ同一であり、領域と正規RAMが並んで配置されてい
るものである。
【0027】この発明に係る半導体メモリは、冗長RA
Mとヒューズブロックと制御ブロックの一部とを結合し
た領域の一辺の長さが正規RAMの一辺の長さと同一ま
たはほぼ同一であり、領域と正規RAMが並んで配置さ
れているものである。
【0028】この発明に係る半導体メモリは、ヒューズ
ブロックと制御ブロックとを結合した領域の一辺の長さ
が正規RAMまたは冗長RAMの一辺の長さと同一また
はほぼ同一であり、領域と正規RAMまたは冗長RAM
が並んで配置されているものである。
【0029】この発明に係る半導体メモリは、ヒューズ
ブロックと制御ブロックの一部とを結合した領域の一辺
の長さが正規RAMまたは冗長RAMの一辺の長さと同
一またはほぼ同一であり、領域と正規RAMまたは冗長
RAMが並んで配置されているものである。
【0030】この発明に係る半導体メモリは、制御ブロ
ックが標準マクロセルを用いた自動配置配線で設計され
ているものである。
【0031】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
M、冗長RAMのデータ出力のバス上への出力を制御す
る出力制御手段が、並んで配置された正規RAMおよび
冗長RAMのデータ出力端子が設けられた辺に沿って配
置されているものである。
【0032】この発明に係る半導体メモリは、制御ブロ
ックが、半導体メモリに印加されるクロック信号を遅延
して正規RAMおよび冗長RAMに出力するクロックバ
ッファを備えたものである。
【0033】この発明に係る半導体メモリは、半導体メ
モリの入力セットアップ期間内に、制御ブロックがデー
タを読み出し出力するための制御動作を行うものであ
る。
【0034】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
Mおよび冗長RAMの入力タイミングを規定するクロッ
クエッジより前のクロックエッジに同期して、入力信号
が印加されるものである。
【0035】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
Mの欠陥メモリ要素すなわち欠陥区画の形状が、それが
置換される冗長メモリの冗長メモリ要素すなわち冗長区
画の形状とは異なるものである。
【0036】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
Mの欠陥メモリ要素すなわち欠陥区画の行数および列数
が、それを含むメモリセルアレイの行数および列数より
それぞれ小さいものである。
【0037】この発明に係る半導体メモリは、正規RA
Mの欠陥列を救済するために、複数のビットに関する複
数の列を複数の冗長メモリ要素で連動して同時に置換す
る制御ブロックを備えたものである。
【0038】この発明に係る半導体メモリは、印加され
たアドレスに応じて正規RAMのアドレスで指定される
メモリセルからデータを読み出して出力する制御ブロッ
クを備え、この制御ブロックが、半導体メモリの入力セ
ットアップ期間内に、データを読み出し出力するための
制御動作を行うものである。
【0039】この発明に係る半導体メモリは、印加され
たアドレスに応じて正規RAMのアドレスで指定される
メモリセルからデータを読み出して出力する制御ブロッ
クを備え、正規RAMの入力タイミングを規定するクロ
ックエッジより前のクロックエッジに同期して、入力信
号が印加されるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
説明する。 実施の形態1.図1および図2はこの発明の実施の形態
1による半導体メモリの構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態1による半導体メモリは、64K
ワードx16ビット構成の1MbRAMである。しかし
ながら、この発明の実施の形態1はこれに限定されるも
のではない。
【0041】図1および図2において、13a〜13d
はそれぞれ16Kワードx16ビット構成の256Kb
正規RAMであり、この発明の実施の形態1による半導
体メモリは4つの正規RAM13a〜13d(すなわち
RAM0,RAM1,RAM2,RAM3)を備えてい
る。各正規RAMは、2つの512行x256列の正規
メモリセルアレイを備えている。また、14は4Kワー
ドx16ビット構成の64Kb冗長RAMであり、2つ
の512行x64列のメモリセルアレイを備えている。
15は欠陥のあるメモリ要素を含む列すなわち欠陥列ま
たは行すなわち欠陥行を指定するためにプログラム可能
なヒューズを含むヒューズブロックであり、16はヒュ
ーズブロック15に含まれるヒューズ判定回路(図示せ
ず)の出力に基づき印加されるアドレスが欠陥列または
欠陥行に関するものであるか否かを判定し、そうである
場合にはその欠陥列または欠陥行が置換される冗長RA
M14の冗長メモリ要素(すなわち冗長列または冗長
行)を指定するアドレスを生成して冗長RAM14に出
力し、冗長RAM14から出力された16ビットデータ
をDQ<15;0>として出力する制御ブロックであ
る。
【0042】64Kワードx16ビット構成の1MbR
AMであるこの実施の形態1による半導体メモリに印加
されるアドレスは、X<8;0>,Y<4;0>,Z<
1;0>の16本であり、行アドレスX<8;0>は各
正規RAMに行アドレスXN<8;0>として入力さ
れ、列アドレスY<4;0>は各正規RAMに列アドレ
スYN<4;0>として入力される。RAM選択アドレ
スZ<1;0>はデコードされ、どの正規RAMにも欠
陥が無い場合には、上記4つの正規RAMのうちのRA
M選択アドレスZ<1;0>で指定される一つの正規R
AMの出力が選択されDQ<15;0>として出力され
る。各正規RAMは、それぞれ1ビット出力のRAMと
見なすことができる16ブロックから構成され、印加さ
れる9ビット行アドレスXN<8;0>および5ビット
列アドレスYN<4;0>に応じて、16ビット出力D
QN<15;0>を出力し、半導体メモリの制御ブロッ
ク16は、RAM選択アドレスZ<1;0>をデコード
し、正規RAMに欠陥が無い場合には、RAM0,RA
M1,RAM2,RAM3のうちのRAM選択アドレス
Z<1;0>で指定される一つの正規RAMの出力を選
択して出力するように構成されている。
【0043】図3は各正規RAMの置換対象であるメモ
リ要素(以下区画とも称する)と冗長RAM14の冗長
メモリ要素(以下冗長区画とも称する)との置換マッピ
ングを示す図である。図面の煩雑さを避けるために、図
3は各正規RAMおよび冗長RAM14(以下これらを
総称して単に単体RAMとも称する)とも1ビット(す
なわち1ブロック)分のみ示している。なお、半導体メ
モリは、実際には、16ビット分の正規RAMの欠陥列
や欠陥行等の区画を16ビット分の冗長RAM14の任
意の列や領域等の冗長区画で連動して同時に置換するこ
とが可能である。
【0044】図3において、17a〜17dは4つの正
規RAMの1ビット分メモリセルアレイである。各正規
RAMの1ビット分メモリセルアレイは、512行x3
2列から成り、破線で示すように、論理的に縦横に複数
の区画に区切られる。縦長の区画aは欠陥列を冗長区画
で置換する列置換の場合の置換対象単位であり、512
行x1列の大きさを有する。横長の区画bは欠陥行を冗
長区画で置換する行置換の場合の置換対象単位であり、
2行x32列の大きさを有する。4つの正規RAMから
成る64Kワードでは、1ビット当たり区画aが128
個、区画bが1、024個ある。列置換の場合、対応す
る16個の独立した512行x1列の区画aが連動して
同時に置換されるのに対して、行置換の場合には、デコ
ーダを挟んだ2面分ひとつながりの2行x512列の区
画(連続する16個の区画b)が一度に置換される。
【0045】また、18は64Kb冗長RAM14の1
ビット分メモリセルアレイである。冗長RAM14の1
ビット分メモリセルアレイ18は、512行x8列から
成り、破線で示すように、論理的に縦横に複数の冗長区
画に区切られる。縦長の冗長区画cは列置換の場合の正
規RAMの欠陥列と置換可能な単位であり、512行x
1列の大きさを有する。すなわち、冗長区画cは正規R
AMの区画aと同形である。もう一つの縦長の冗長区画
dは行置換の場合の欠陥行と置換可能な単位であり、6
4行x1列の大きさを有する。図3に示す例では、冗長
RAM14は、1ビット当たり冗長区画cを7個、冗長
区画dを8個有している。したがって、図3に示すよう
な構成では、4つの正規RAMで発生した任意の7個の
欠陥列は7つの冗長区画cによって置換され、任意の8
個の欠陥行は8つの冗長区画dによって置換される。す
なわち、冗長RAM14の1ビット分メモリセルアレイ
18の7個の冗長区画cは、4つの正規RAMの1ビッ
ト分メモリセルアレイ17a〜17dの128個の区画
aのうちの任意の7個を置換することができ、8個の冗
長区画dは、4つの正規RAMの1ビット分メモリセル
アレイ17a〜17dの1,024個の区画bのうちの
任意の8個を置換することができる。
【0046】なお、冗長区画dは区画bと同一のメモリ
セル64個の大きさを有しているが、冗長区画dと区画
bとは形状が異なることに注意していただきたい。後で
述べるように、異形同面積のメモリ空間へのマッピング
を可能にするために、すなわち、冗長RAM14のこの
ような形状の異なる冗長区画dへのアクセスを可能にす
るために、半導体メモリは正規RAMとは異なるアドレ
ススクランブルを実施している。また、区画aと同形の
冗長区画cの場合においても、半導体メモリは正規RA
Mとは異なるアドレススクランブルを実施して区画aが
置換される冗長RAM14の冗長区画cへのアクセスを
可能にしている。
【0047】冗長RAM14は2つの512行x64列
のメモリセルアレイに限定されるもではなく、例えば、
2つの256行x128列のメモリセルアレイであって
も構わない。図4はこの場合における冗長RAM14の
256行x16列から成る1ビット分メモリセルアレイ
180を示す図である。このメモリセルアレイ180
は、破線で示すように、論理的に縦横に複数の冗長区画
に区切られる。縦長の冗長区画eは列置換の場合正規R
AMの欠陥列と置換可能な単位であり、256行x2列
の大きさを有し図3の冗長RAM14の1ビット分メモ
リセルアレイ18の冗長区画cに対応している。もう一
つの縦長の冗長区画fは行置換の場合正規RAMの欠陥
行と置換可能な単位であり、32行x2列の大きさを有
し図3の冗長RAM14の1ビット分メモリセルアレイ
18の冗長区画dに対応している。
【0048】ここで、図25および図26に示した従来
の冗長メモリ要素付き256KbRAMを4個使用した
ものと、この実施の形態1による冗長RAM14とを比
較する。欠陥列と置換可能な冗長列(この実施の形態1
では冗長区画c)は、従来例が2組/RAMx4=8組
(1組は32列束)であるのに対して、この実施の形態
1では7組(1組は1列)であり1組少ない。しかしな
がら、従来例では8組全て使用するのは、8個の欠陥列
が8個のメモリセルアレイに1個ずつ分散している場合
に限られており、このような事例の発生する確率は極め
て低い。逆に、欠陥列の数が7以下であっても、1個の
メモリセルアレイに2個以上の欠陥列が集中する確率は
無視できない。この実施の形態1による半導体メモリ
は、正規RAMと独立に設けた冗長RAM14を用い
て、上記したように、任意の欠陥列を冗長区画cで置換
可能であるので、柔軟性が高い置換を実現できより高い
歩留まりを達成可能である。
【0049】欠陥行と置換可能な冗長行(この実施の形
態1では冗長区画d)は、従来例が1組/RAMx4=
4組(1組は1行)であるのに対して、この実施の形態
1では8組(1組は2行)であり、柔軟性が高い置換を
実現できる上により多くの欠陥行を救済できる。
【0050】一方、冗長回路によるメモリセルのオーバ
ーヘッド量は、従来例が冗長列512x32x8=12
8K、冗長行512x1x4=2K、合計130Kに対
して、この実施の形態1では冗長列512x7x16=
56K、冗長行512x2x8=8K、合計64Kと、
この実施の形態1の方が少なくなっている。
【0051】次に、図1および図2に戻り、このような
置換を実現する制御ブロック16およびヒューズブロッ
ク15の内部構成について説明する。
【0052】図2において、19a,19bはそれぞれ
プログラム手段を備えた単位ヒューズブロックであり、
通常は“0”を出力し、プログラム手段がプログラムさ
れると“1”を出力するように設計されている。プログ
ラム手段には、レーザトリミングでプログラムされるヒ
ューズ、高電圧印加によってプログラムされるアンチヒ
ューズやEPROMセル、テスト回路で論理的に値が設
定されるフリップフロップやラッチなどがあるが、どれ
を用いてもこの発明の動作および効果には変わりがな
い。正規RAMの任意の欠陥列を冗長RAM14のi番
目(i=0〜6)の冗長区画cで置換する場合、1つの
イネーブル信号と7つのアドレス信号を生成するため
に、欠陥列置換用の8つの単位ヒューズブロック19a
が設けられている。すなわち、4つの正規RAM中の7
つの任意の欠陥列を救済するために、7組の欠陥列置換
用の8つの単位ヒューズブロック19aがプログラムさ
れる。各組の8つの単位ヒューズブロック19aにはそ
れぞれヒューズ判定回路(図示せず)が含まれており、
それら8つのヒューズ判定回路の出力をそれぞれFCi
EN,FCiY0,FCiY1,FCiY2,FCiY
3,FCiY4,FCiZ0,FCiZ1(i=0〜
6)と称する。同様に、正規RAMの任意の欠陥行を冗
長RAM14のj番目(j=0〜7)の冗長区画dで置
換する場合、1つのイネーブル信号と10のアドレス信
号を生成するために、欠陥行置換用の11の単位ヒュー
ズブロック19bが設けられている。すなわち、4つの
正規RAM中の8つの任意の欠陥行を救済するために、
8組の欠陥行置換用の11の単位ヒューズブロック19
bがプログラムされる。各組の11の単位ヒューズブロ
ック19bにはそれぞれヒューズ判定回路(図示せず)
が含まれており、それら11の出力をそれぞれFRjE
N,FRjX1,FRjX2,FRjX3,FRjX
4,FRjX5,FRjX6,FRjX7,FRjX
8,FRjZ0,FRjZ1(j=0〜7)と称する。
【0053】20は入力列アドレスY<4;0>,入力
RAM選択アドレスZ<1;0>がプログラムされたア
ドレスYi<4;0>,Zi<1;0>(i=0〜6)
すなわちFCiY0,FCiY1,FCiY2,FCi
Y3,FCiY4,FCiZ0,FCiZ1とそれぞれ
一致した場合に、“1”を出力する冗長列用アドレス比
較回路であり、21はFCiENと対応する冗長列用ア
ドレス比較回路20の出力との論理積を演算しその論理
積演算結果HITCi(i=0〜6)を出力するAND
ゲートである。したがって、冗長列用アドレス比較回路
20およびANDゲート21は、7つの冗長列すなわち
冗長区画cに対応して7組設けられている。また、22
は7つの冗長列に関するANDゲート21の出力HIT
C0〜HITC6および後述するHITRから冗長RA
M14へ印加する列アドレスYR<2;0>としてアド
レスENCC<2;0>を生成する冗長列用アドレスエ
ンコーダであり、23はHITC0〜HITC6の論理
和を演算しその論理和演算結果HITCを出力するOR
ゲートである。
【0054】24は入力行アドレスX<8;1>,入力
RAM選択アドレスZ<1;0>がプログラムされたア
ドレスXj<8;1>,Zj<1;0>(j=0〜7)
すなわちFRjX1,FRjX2,FRjX3,FRj
X4,FRjX5,FRjX6,FRjX7,FRjX
8,FRjZ0,FRjZ1とそれぞれ一致した場合
に、“1”を出力する冗長行用アドレス比較回路であ
り、25はFRjENと対応する冗長行用アドレス比較
回路24の出力との論理積を演算しその論理積演算結果
HITRj(j=0〜7)を出力するANDゲートであ
る。したがって、冗長行用アドレス比較回路24および
ANDゲート25は、8つの冗長行すなわち冗長区画d
に対応して8組設けられている。また、26は8つの冗
長行に関するANDゲート25の出力HITR0〜HI
TR7からアドレスENCR<2;0>を生成する冗長
行用アドレスエンコーダであり、27はHITR0〜H
ITR7の論理和を演算しその論理和演算結果HITR
を出力するORゲートである。
【0055】さらに、28はHITCとHITRの論理
和を演算しその論理和演算結果をNED信号として出力
するORゲートである。したがって、NED信号は、H
ITC0〜HITC6およびHITR0〜HITR7の
論理和を示している。また、29は所定のアドレススク
ランブル表に基づいて入力行アドレスX<8;0>、入
力列アドレスY<4;0>および冗長行用アドレスエン
コーダ26からのアドレスENCR<2;0>から冗長
RAM14へ印加する行アドレスXR<8;0>を生成
するアドレススクランブル回路(アドレススクランブル
手段)であり、30はNED信号を反転するインバータ
であり、31は半導体メモリに印加される負論理のCE
C信号とインバータ30の出力との論理和を演算しその
論理和演算結果を冗長RAM用のセルイネーブル信号C
ECR(以下CECR信号と称する)として冗長RAM
14へ出力するORゲートである。
【0056】また、図1において、32は入力RAM選
択アドレスZ<1;0>をデコードしてRAM0,RA
M1,RAM2,RAM3のうちのいずれか1つを選択
すべく4つの出力のうちのいずれか1つをアサートする
RAM選択デコーダであり、33aはRAM選択デコー
ダ32の出力0を反転するインバータであり、34aは
CEC信号、NED信号、およびインバータ33aの出
力の論理和を演算しその論理和演算結果をRAM0用の
セルイネーブル信号CECN(以下CECN信号と称す
る)としてRAM0へ出力するORゲートであり、35
aはNED信号とインバータ33aの出力との否定論理
和を演算しその否定論理和演算結果を出力するNORゲ
ートであり、36aはNORゲート35aの出力が
“1”の時にのみRAM0の16ビット出力DQN<1
5;0>を出力するトライステートバッファ(出力制御
手段)であり、33bはRAM選択デコーダ32の出力
1を反転するインバータであり、34bはCEC信号、
NED信号、およびインバータ33bの出力の論理和を
演算しその論理和演算結果をRAM1用のCECN信号
としてRAM1へ出力するORゲートであり、35bは
NED信号とインバータ33bの出力との否定論理和を
演算しその否定論理和演算結果を出力するNORゲート
であり、36bはNORゲート35bの出力が“1”の
時にのみRAM1の16ビット出力DQN<15;0>
を出力するトライステートバッファ(出力制御手段)で
あり、33cはRAM選択デコーダ32の出力2を反転
するインバータであり、34cはCEC信号、NED信
号、およびインバータ33cの出力の論理和を演算しそ
の論理和演算結果をRAM2用のCECN信号としてR
AM2へ出力するORゲートであり、35cはNED信
号とインバータ33cの出力との否定論理和を演算しそ
の否定論理和演算結果を出力するNORゲートであり、
36cはNORゲート35cの出力が“1”の時にのみ
RAM2の16ビット出力DQN<15;0>を出力す
るトライステートバッファ(出力制御手段)であり、3
3dはRAM選択デコーダ32の出力3を反転するイン
バータであり、34dはCEC信号、NED信号、およ
びインバータ33dの出力の論理和を演算しその論理和
演算結果をRAM3用のCECN信号としてRAM3へ
出力するORゲートであり、35dはNED信号とイン
バータ33dの出力との否定論理和を演算しその否定論
理和演算結果を出力するNORゲートであり、36dは
NORゲート35dの出力が“1”の時にのみRAM3
の16ビット出力DQN<15;0>を出力するトライ
ステートバッファ(出力制御手段)である。
【0057】さらに、37はNED信号の値が“1”で
ある時にのみ、冗長RAM14の16ビット出力DQN
<15;0>を出力するトライステートバッファ(出力
制御手段)であり、38は制御ブロック16で生成され
る各種制御信号の遅延時間を考慮して半導体メモリに印
加されるクロック信号CLKを遅延するためのクロック
バッファである。
【0058】図1および図2に示すように、4つの正規
RAM13a〜13dのデータ出力端子は、それぞれト
ライステートバッファ36a〜36dを介して、半導体
メモリの出力端子(図示せず)に接続されているバス3
9に接続されている。また、冗長RAM14のデータ出
力端子も同様にバス39に接続されている。これによ
り、データ出力線の総延長を短くでき、チップ面積を小
さくすることが可能である。バス39を介して接続しな
い場合、4つの正規RAM13a〜13dおよび冗長R
AM14のデータ出力線を1箇所に集めてセレクタで選
択する必要があり、データ出力線の総延長が長くなると
いう問題がある。これに対して、バス39を介した接続
は、単体RAMの近傍に対応するトライステートバッフ
ァを設置することを可能にし、データ出力線の総延長を
短くできる。
【0059】次に動作について説明する。4つの正規R
AM13a〜13dのいずれにも欠陥が無い場合、ヒュ
ーズブロック15内の冗長列用のイネーブル信号生成の
ための単位ヒューズブロック19aをはじめとして全て
の単位ヒューズブロック19a,19bがプログラムさ
れず、全ての単位ヒューズブロック19a,19bの出
力は常時“0”である。このため、入力されるアドレス
に関係なく、HITC0〜HITC6およびHITR0
〜HITR7の論理和であるNED信号は“0”であ
る。
【0060】図1に示すように、入力されたアドレスの
内、行アドレスX<8;0>、列アドレスY<4;0>
はそれぞれ行アドレスXN<8;0>,列アドレスYN
<4;0>として直接各正規RAMに印加される。一
方、RAM選択デコーダ32は、入力RAM選択アドレ
スZ<1;0>をデコードして、4つの正規RAMすな
わちRAM0,RAM1,RAM2,RAM3のうちの
いずれか1つを選択すべく4つの出力のうちのいずれか
1つをアサートする。インバータ33aは、RAM選択
デコーダ32の出力0を反転する。ORゲート34a
は、半導体メモリに印加された負論理のCEC信号と、
NED信号と、インバータ33aの出力との論理和を演
算して、その論理和演算結果をCECN信号としてRA
M0へ出力する。同様に、インバータ33b,33c,
33dは、それぞれRAM選択デコーダ32の出力1、
出力2、出力3を反転する。そして、ORゲート34
b,34c,34dは、それぞれ半導体メモリに印加さ
れた負論理のCEC信号と、NED信号と、インバータ
33b,33c,33dの出力との論理和を演算して、
その論理和演算結果をCECN信号としてRAM1,R
AM2,RAM3へそれぞれ出力する。
【0061】4つの正規RAM13a〜13dのいずれ
にも欠陥が無い場合、NED信号は常時“0”であるの
で、各正規RAMに印加されるCECN信号はCEC信
号および入力RAM選択アドレスZ<0;1>の値だけ
で決定される。したがって、CEC信号の値が“1”で
ある場合、4つの正規RAM13a〜13dすなわちR
AM0,RAM1,RAM2,RAM3は全て不活性と
なる。これに対して、CEC信号の値が“0”である場
合、RAM選択デコーダ32の出力結果に応じて4つの
正規RAM13a〜13dのいずれかが選択的に活性化
される。同様に、対応するトライステートバッファ36
a,36b,36cまたは36dのみが、RAM選択デ
コーダ32の対応する出力を反転したものとNED信号
との否定論理和を演算するNORゲート35a,35
b,35cまたは35dからの信号に応じてイネーブル
される。すなわち、選択的に活性化された正規RAMに
対応するトライステートバッファのみが同様に選択的に
イネーブルされ、活性化された正規RAMの出力DQN
<15;0>を出力する。この結果、半導体メモリは、
この選択的に活性化された正規RAMの出力DQN<1
5;0>をDQ<15;0>として出力する。
【0062】なお、冗長RAM14の出力DQR<1
5;0>を出力するためのトライステートバッファ37
は、NED信号により制御されているので、NED信号
が常時“0”である場合には、トライステートバッファ
37の出力はハイインピーダンスである。また、ORゲ
ート31は、NED信号の反転したものとCEC信号と
の論理和演算結果を負論理のCECR信号として冗長R
AM14へ出力するので、NED信号が常時“0”であ
る場合に、CECR信号は常時“1”となる。したがっ
て、冗長RAM14は非選択状態にある。
【0063】以上のように、4つの正規RAM13a〜
13dのいずれにも欠陥が無い場合、半導体メモリは、
冗長RAM14を使用することなく64Kワードx16
ビット構成の1MbRAMとして動作する。
【0064】半導体メモリのある正規RAMに列欠陥が
ある場合、その欠陥のある列は冗長RAM14の冗長列
例えば図3の冗長区画cで置換される。入力列アドレス
Y<4;0>=Yi<4;0>,入力RAM選択アドレ
スZ<1;0>=Zi<1;0>で規定される列をi番
目の冗長列で置換する場合、ヒューズFCiEN,FC
iYn,FCiZmがプログラムされる。ここで、n,
mはそれぞれYi<4;0>,Zi<1;0>において
値が“1”である全てのアドレスYi<n>,Zi<m
>である。例えば、i=0でY0<4;0>=(001
10),Z0<1;0>=(01)の場合、n=1,
2,m=0であり、4つのヒューズFC0EN,FC0
Y1,FC0Y2,FC0Z0がプログラムされる。
【0065】以上のように半導体メモリのある正規RA
Mに列欠陥があり、入力列アドレスY<4;0>,入力
RAM選択アドレスZ<1;0>がプログラムされたY
i<4;0>,Zi<1;0>と一致した場合、対応す
るi番目の冗長列用アドレス比較回路20は“1”を出
力する。対応するイネーブル信号生成用のヒューズFC
iENはプログラムされているので常時“1”を出力し
ている。したがって、i番目の冗長列用アドレス比較回
路20が“1”を出力すると、ヒット信号HITCiは
“1”になる。この結果、ORゲート23,27,28
の組み合わせは、HITC0〜HITC6とHITR0
〜HITR7の論理和を演算し“1”のNED信号を生
成する。さらに、4つの正規RAM13a〜13dへ印
加するCECN信号をそれぞれ生成するORゲート34
a〜34dは全て“1”のNED信号に基づき“1”の
CECN信号を生成する。したがって、4つの正規RA
M13a〜13dは全て非選択状態となる。また、4つ
の正規RAM13a〜13dの出力DQN<15;0>
を出力をそれぞれ制御するトライステートバッファ36
a〜36dに印加される制御信号は“0”となるので、
トライステートバッファ36a〜36dの出力は全てハ
イインピーダンスとなる。したがって、いずれの正規R
AMからもデータが出力されることはない。
【0066】一方、インバータ30は“1”のNED信
号を反転したものをORゲート31へ出力するので、O
Rゲート31は負論理のCEC信号と等しい値のCEC
R信号を冗長RAM14へ出力する。したがって、冗長
RAM14はCECR信号にしたがい選択状態となる。
また、トライステートバッファ37は、“1”のNED
信号が制御信号として印加されているのでイネーブルと
なり、冗長RAM14の出力データDQR<15;0>
を半導体メモリの出力データDR<15;0>として出
力する。
【0067】列冗長の場合、アドレススクランブル回路
29は、入力行アドレスX<8;0>から冗長RAM1
4に印加する行アドレスXR<8;0>を生成する。具
体的には、アドレススクランブル回路29は、図5の列
冗長の欄に示すアドレススクランブル表にしたがい冗長
RAM14の行アドレスXR<8;0>に入力行アドレ
スX<8;0>を接続する。なお、冗長RAM14の列
アドレスYR<2;0>に冗長列用アドレスエンコーダ
22により生成されたアドレスENCC<2;0>が直
接接続されている。冗長列用アドレスエンコーダ22が
生成するアドレスENCC<2;0>は図6に示すよう
な値を有する。図6は、i番目(i=0〜6)の冗長列
に対応するHITCi信号が“1”である場合に、
“1”のHITCi信号と生成されるアドレスENCC
<2;0>との関係を示しており、iを2進数表現した
ものがアドレスENCC<2;0>である。ENCC<
2;0>=0〜6(10進数)が冗長列用に、ENCC
<2;0>=7(10進数)が冗長行用に割り当てられ
ている。したがって、冗長RAM14のアドレス空間に
おいて、図3に示した7つの冗長区画cはi=0,
1,...,6の冗長列にそれぞれ割り当てられる。
【0068】一方、入力列アドレスY<4;0>,入力
RAM選択アドレスZ<1;0>がどのプログラムされ
たYi<4;0>,Zi<1;0>とも一致しない場
合、いずれのヒット信号HITCiも“0”のままであ
る。この結果、ORゲート23,27,28の組み合わ
せは、HITC0〜HITC6とHITR0〜HITR
7の論理和を演算し“0”のNED信号を生成する。こ
のとき、半導体メモリは、行欠陥が無いならば、どの正
規RAMにも欠陥が無い場合と同様に動作する。
【0069】以上のように、いずれかの正規RAMに列
欠陥がある場合、欠陥がある列のみが冗長RAM14の
特定の冗長列例えば図3の冗長区画cと論理的に置換さ
れる。すなわち、冗長RAM14は7つ(i=0〜6)
の冗長列例えば図3の冗長区画cを有しており、そのど
れもが任意のYi<4;0>,Zi<1;0>をプログ
ラムすることができるので、4つの正規RAMすなわち
RAM0,RAM1,RAM2,RAM3の7つの任意
の欠陥列を7つの冗長列でそれぞれ置換して救済するこ
とができる。
【0070】半導体メモリのある正規RAMに行欠陥が
ある場合、その欠陥のある行は冗長RAM14の冗長行
例えば図3の冗長区画dで置換される。行アドレスX<
8;1>=Xj<8;1>,入力RAM選択アドレスZ
<1;0>=Zj<1;0>で規定される2行(X<0
>=0と1の2つの行)をj番目の冗長行で置換する場
合、ヒューズFRjEN,FRjXp,FRjZqがプ
ログラムされる。ここで、p,qはそれぞれXj<8;
1>,Zj<1;0>において値が“1”である全ての
アドレスXj<p>,Zj<q>である。例えば、j=
2でX2<8;1>=(00001100),Z2<
1;0>=(10)の場合、p=3,4,q=1であ
り、4つのヒューズFR2EN,FR2X3,FR2X
4,FR2Z1がプログラムされる。
【0071】以上のように半導体メモリのある正規RA
Mに行欠陥があり、入力行アドレスX<8;1>,入力
RAM選択アドレスZ<1;0>がプログラムされたX
j<8;1>,Zj<1;0>と一致した場合、対応す
るj番目の冗長行用アドレス比較回路24は“1”を出
力する。対応するイネーブル信号生成用のヒューズFR
jENはプログラムされているので常時“1”を出力し
ている。したがって、j番目の冗長行用アドレス比較回
路24が“1”を出力すると、ヒット信号HITRjは
“1”になる。この結果、ORゲート23,27,28
の組み合わせは、HITC0〜HITC6とHITR0
〜HITR7の論理和を演算し“1”のNED信号を生
成する。さらに、4つの正規RAM13a〜13dへ印
加するCECN信号をそれぞれ生成するORゲート34
a〜34dは全て“1”のNED信号に基づき“1”の
CECN信号を生成する。したがって、4つの正規RA
M13a〜13dは全て非選択状態となる。また、4つ
の正規RAM13a〜13dの出力DQN<15;0>
を出力をそれぞれ制御するトライステートバッファ36
a〜36dに印加される制御信号は“0”となるので、
トライステートバッファ36a〜36dの出力は全てハ
イインピーダンスとなる。したがって、いずれの正規R
AMからもデータが出力されることはない。
【0072】一方、インバータ30は“1”のNED信
号を反転したものをORゲート31へ出力するので、O
Rゲート31は負論理のCEC信号と等しい値のCEC
R信号を冗長RAM14へ出力する。したがって、冗長
RAM14はCECR信号にしたがい選択状態となる。
また、トライステートバッファ37は、“1”のNED
信号が制御信号として印加されているのでイネーブルと
なり、冗長RAM14の出力データDQR<15;0>
を半導体メモリの出力データDR<15;0>として出
力する。
【0073】行冗長の場合、アドレススクランブル回路
29は、入力行アドレスX<0>,入力列アドレスY<
4;0>および冗長行用アドレスエンコーダ26により
生成されたアドレスENCR<2;0>から冗長RAM
14に印加する行アドレスXR<8;0>を生成する。
具体的には、アドレススクランブル回路29は、図5の
行冗長の欄のアドレススクランブル表にしたがい、冗長
RAM14の行アドレスXR<0>に入力行アドレスX
<0>を接続し、行アドレスXR<5;1>に入力列ア
ドレスY<4;0>を接続し、行アドレスXR<8;6
>に冗長行用アドレスエンコーダ26により生成された
アドレスENCR<2;0>を接続する。なお、既に述
べているように、冗長RAM14の列アドレスYR<
2;0>に冗長列用アドレスエンコーダ22により生成
されたアドレスENCC<2;0>が直接接続されてい
る。冗長行用アドレスエンコーダ26が生成するアドレ
スENCR<2;0>は図7に示すような値を有する。
図7は、j番目(j=0〜7)の冗長行に対応するHI
TRj信号が“1”である場合に“1”のHITRj信
号とその時に生成されるアドレスENCR<2;0>と
の関係を示しており、jを2進数表現したものがアドレ
スENCR<2;0>である。HITR信号が“1”で
ある場合、図6に示したように、冗長列用アドレスエン
コーダ22はHITCi信号の値に関係なく全てのビッ
トが1であるアドレスENCC<2;0>を生成するの
で、列アドレスYR<2;0>=(111)=7(10
進数)である。したがって、冗長RAM14のアドレス
空間において、図3に示した8つの冗長区画dはj=
0,1,...,7の冗長行にそれぞれ割り当てられ
る。
【0074】一方、入力行アドレスX<8;1>,入力
RAM選択アドレスZ<1;0>がどのプログラムされ
たXj<8;1>,Zj<1;0>とも一致しない場
合、いずれのヒット信号HITRjも“0”のままであ
る。この結果、ORゲート23,27,28の組み合わ
せは、HITC0〜HITC6とHITR0〜HITR
7の論理和を演算し“0”のNED信号を生成する。こ
のとき、半導体メモリは、列欠陥が無いならば、どの正
規RAMにも欠陥が無い場合と同様に動作する。
【0075】以上のように、いずれかの正規RAMに行
欠陥がある場合、欠陥がある行を含む2行のみが冗長R
AM14の特定の冗長行例えば図3の冗長区画dと論理
的に置換される。冗長RAM14は8つ(j=0〜7)
の冗長行例えば図3の冗長区画dを有しており、そのど
れもが任意のXj<8;1>,Zj<1;0>をプログ
ラムすることができるので、4つの正規RAMすなわち
RAM0,RAM1,RAM2,RAM3の任意の8組
の2行ペアを8つの冗長行例えば図3の冗長区画dでそ
れぞれ置換して救済することができる。
【0076】図5に示すアドレススクランブル表が列冗
長と行冗長では異なることに注意していだきたい。この
ように列冗長と行冗長とで異なるアドレススクランブル
を行うことにより、正規RAMの欠陥行をこれとは異形
で同面積の冗長区間で置換することが可能となり、複数
の冗長列に対応する複数の冗長区画と複数の冗長行に対
応する複数の冗長区画を1つの長方形の領域にまとめる
ことが可能となる。このことは、1つの冗長RAM14
のみで列置換だけでなく行置換も実施できることを意味
している。すなわち、正規RAM13a〜13dとは独
立して設けられた単一の冗長RAM14を用いて欠陥列
および欠陥行を効率よく置換し救済できる。
【0077】なお、いずれかの正規RAMに単ビット欠
陥がある場合、欠陥があるビットを冗長列、冗長行のい
ずれでも置換することが可能である。
【0078】ある正規RAMに行欠陥および列欠陥があ
り、入力アドレスがこれらの行欠陥および列欠陥の交点
のアドレスと一致した場合、HITC信号およびHIT
R信号の両方が“1”となる。このような場合に備え
て、優先順位が冗長行および冗長列に割り当てられてい
る。例えば、冗長行が優先に設定されており、HITR
信号が“1”になると、HITC信号が“1”であるか
否かに関わらず、冗長列用アドレスエンコーダ22およ
びアドレススクランブル回路29は、HITR信号が
“1”である場合と同様な出力を生成するように論理設
計されている。なお、優先順位設定はエラーを防止する
ための設計事項であるので、冗長列を優先に設定しても
動作に支障はない。
【0079】上記のような欠陥列または欠陥行を冗長列
または冗長行で置き換えるための制御動作はある程度の
時間が必要である。したがって、ある程度の遅延時間を
制御ブロック16に確保する必要がある。そのために
は、半導体メモリ全体の入力セットアップ期間に制御ブ
ロック16が制御動作を行うことが好ましい。
【0080】図8はクロックバッファ38が無い場合の
半導体メモリの入力信号および各正規RAM、冗長RA
M14の入力信号を示すタイミングチャートである。4
つの正規RAM13a〜13dおよび冗長RAM14の
それぞれに入力されるアドレス信号等の入力信号は、ク
ロック信号CLK(以下CLK信号と略す。なお、クロ
ックバッファ38が無い場合、クロック信号CLKN、
CLKRはCLK信号と同一である)の立ち上がりT1
に対して、ある規格に準拠したセットアップ時間tsu
とホールド時間thを有していなければならない。通
常、セットアップ時間tsuおよびホールド時間thの
値はCLK信号の1サイクルより十分短い。一方、制御
ブロック16の遅延のために、1MbRAMとして動作
する半導体メモリに入力する行アドレスX<8;0>,
列アドレスY<4;0>,入力RAM選択アドレスZ<
1;0>,CEC信号に対して、4つの正規RAM13
a〜13dそれぞれに入力される行アドレスXN<8;
0>,列アドレスYN<4;0>,CECN信号は遅延
している。同様に、冗長RAM14に入力される行アド
レスXR<8;0>,列アドレスYR<4;0>,CE
CR信号は入力行アドレスX<8;0>,入力列アドレ
スY<4;0>,入力RAM選択アドレスZ<1;0
>,CEC信号に対して遅延している。また、遅延時間
のばらつきを考慮して、単体RAMに入力されるアドレ
ス信号等の入力信号の論理確定期間は半導体メモリ全体
に入力されるアドレス信号等の入力信号の論理確定時間
より短く設定される。
【0081】この問題を解決するために、単体RAMに
入力されるアドレス信号等の入力信号の入力タイミング
を規定する立ち上がりT1よりも前のクロックパルスの
立ち上がりT2または立ち下がりT3に同期して、半導
体メモリ全体に入力されるアドレス信号等の入力信号の
論理が確定されそれがT1まで保持されるように、入力
行アドレスX<8;0>,入力列アドレスY<4;0
>,入力RAM選択アドレスZ<1;0>,CEC信号
が半導体メモリに印加されることが好ましい。立ち下が
りT3に同期して入力行アドレスX<8;0>,入力列
アドレスY<4;0>,入力RAM選択アドレスZ<
1;0>,CEC信号が半導体メモリに印加される場
合、T3からX<8;0>,Y<4;0>,Z<1;0
>,CEC信号がvalidになるまでの遅延時間をt
aとおくと、ta+td1+tsu=(CLK信号の1
/2サイクル)が成り立つ。したがって、taおよびt
suを短くすることよって、td1を1/2サイクル程
度に増大させることが可能である。他方、立ち上がりT
2に同期して入力行アドレスX<8;0>,入力列アド
レスY<4;0>,入力RAM選択アドレスZ<1;0
>,CEC信号が半導体メモリに印加される場合、T2
からX<8;0>,Y<4;0>,Z<1;0>,CE
C信号がvalidになるまでの遅延時間をtbとおく
と、tb+td1+tsu=(CLK信号の1サイク
ル)が成り立つ。したがって、tbおよびtsuを短く
することよって、td1を1サイクル程度に増大させる
ことが可能である。
【0082】したがって、単体RAMに入力されるアド
レス信号等の入力信号の入力タイミングを規定する立ち
上がりT1よりも前のクロックパルスの立ち上がりT2
または立ち下がりT3に同期して、半導体メモリ全体に
入力されるアドレス信号等の入力信号の論理が確定され
それがT1まで保持されるように、入力行アドレスX<
8;0>,入力列アドレスY<4;0>,入力RAM選
択アドレスZ<1;0>,CEC信号を半導体メモリに
印加することにより、CLK信号のサイクル時間を長く
することなく、制御ブロック16の遅延時間として1サ
イクルまたは1/2サイクル程度の時間を確保すること
が可能である。また、T1以前の半導体メモリ全体の入
力セットアップ期間tsu2における制御ブロック16
の制御動作とT1以降の単体RAMのアクセスおよび半
導体メモリ全体の出力をパイプライン動作させることが
できるので、CLK信号のサイクル時間を長くすること
なく、制御ブロック16の遅延時間を確保することが可
能である。この結果、単体RAMの入力信号の論理確定
期間を長くすることができる。
【0083】クロックバッファ38は、図8に示す遅延
時間td1よりも長い遅延時間td2を制御ブロック1
6に確保することを可能にする。図9はこの場合の半導
体メモリの入力信号および正規RAM、冗長RAMの入
力信号を示すタイミングチャートである。クロックバッ
ファ38は、半導体メモリに印加されるCLK信号を遅
延して正規RAM、冗長RAMへ供給するクロック信号
CLKNおよびCLKRを生成する。そして、この場合
においても、単体RAMに入力されるアドレス信号等の
入力信号の入力タイミングを規定する立ち上がりT1よ
りも前のCLK信号のパルスの立ち上がりT2または立
ち下がりT3に同期して、半導体メモリ全体に入力され
るアドレス信号等の入力信号の論理が確定されそれがT
1まで保持されるように、入力行アドレスX<8;0
>,入力列アドレスY<4;0>,入力RAM選択アド
レスZ<1;0>,CEC信号が半導体メモリに印加さ
れる。したがって、クロックバッファ38による遅延時
間分だけ図7に示す遅延時間td1よりも長い遅延時間
td2を制御ブロック16に確保することができる。こ
の結果、単体RAMの入力信号の論理確定期間をより長
くすることができる。
【0084】図1に示すように、クロックバッファ38
は制御ブロック16内部に設けられることが好ましい。
これによって、単体RAMのアドレス等の入力信号の配
線遅延とクロック信号CLKNおよびCLKRの配線遅
延を等しくすることが可能となる。
【0085】次に図10〜図15を参照しながらこの発
明の実施の形態1による半導体メモリのチップ上の主要
構成要素の物理配置を示すフロアプランの例について説
明する。
【0086】図10は2つの正規RAM13a,13
b、冗長RAM14、ヒューズブロック15および制御
ブロック16から成る一領域、並びに2つの正規RAM
13c,13dが横一列に配置されているフロアプラン
を示している。この例では、冗長RAM14の一辺の長
さが正規RAMの一辺の長さと同一またはほぼ同一であ
る。配線領域40は、4つの正規RAM13a〜13
d、冗長RAM14および制御ブロック16間の接続並
びに外部との接続用の配線が設けられている領域であ
る。図1に示すトライステートバッファ36a〜36
d,37を制御ブロック16ではなく配線領域40内に
分散配置するようにしてもよく、この場合、単体RAM
の出力データ用の配線長を短くすることが可能である。
また、これに代わって、トライステートバッファ内蔵の
正規RAMおよび冗長RAMを使用してもよい。この場
合、図1に示すトライステートバッファ36a〜36
d,37は不要となる。図10に示すフロアプランは、
冗長RAM14の行数は4つの正規RAM13a〜13
dの行数と同一であるので、物理的なメモリセルの行方
向の長さも同一であり、無駄な領域の無いコンパクトな
ものとなっている。
【0087】図11は配線領域40を挟み、その一方の
側に正規RAM13a、冗長RAM14および正規RA
M13bが横一列に配置されており、他方の側に正規R
AM13c、ヒューズブロック15および制御ブロック
16から成る一領域、並びに正規RAM13dが横一列
に配置されているフロアプランを示している。2つの正
規RAM13a,13bは、配線領域40に関して、他
の2つの正規RAM13c,13dとそれぞれ対称にな
るように配置されている。図11に示すフロアプラン
は、図10に示すものと比べて、制御ブロック16と各
単体RAMとの間の配線長がより短く且つより均一にな
っている。また、図10のフロアプランと同様に、図1
に示すトライステートバッファ36a〜36d,37を
制御ブロック16ではなく配線領域40内に分散配置す
るようにしてもよく、この場合、単体RAMの出力デー
タ用の配線長を短くすることが可能である。また、これ
に代わって、トライステートバッファ内蔵の正規RAM
および冗長RAMを使用してもよい。この場合、図1に
示すトライステートバッファ36a〜36d,37は不
要となる。
【0088】半導体メモリの設置場所の形状に応じて図
10および図11のいずれかのフロアプランを選択する
ことが可能である。すなわち、半導体メモリの据え置か
れる領域が横長である場合には図10のフロアプランが
採用され、半導体メモリの据え置かれる領域が縦長であ
る場合には図11のフロアプランが採用される。
【0089】図12は配線領域40を挟み、その一方の
側に3つの正規RAM13a〜13cが横一列に配置さ
れており、他方の側に残りの正規RAM13d、冗長R
AM14、ヒューズブロック15および制御ブロック1
6から成る一領域、並びに剰余領域41が横一列に配置
されているフロアプランを示している。このフロアプラ
ンの横幅は、図10および図11に示すフロアプランの
横幅の中間の値を有するものであり、半導体メモリ全体
の占める領域は正方形に近いものである。しかしなが
ら、剰余領域41は他のRAMや論理回路、アナログ回
路を設置するために設けられており、これにより半導体
チップ全体のレイアウト効率を維持することが可能とな
る。この場合、配置配線用のCADの実行に際して半導
体メモリ内部の単体RAM、ヒューズブロック15、制
御ブロック16等の構成要素と剰余領域41とを同一階
層でレイアウトすると、CADツール選択に対する制約
は発生しない。また、図10のフロアプランと同様に、
図1に示すトライステートバッファ36a〜36d,3
7を制御ブロック16ではなく配線領域40内に分散配
置するようにしてもよく、この場合、単体RAMの出力
データ用の配線長を短くすることが可能である。また、
これに代わって、トライステートバッファ内蔵の正規R
AMおよび冗長RAMを使用してもよい。この場合、図
1に示すトライステートバッファ36a〜36d,37
は不要となる。
【0090】図13は図12と同様に配線領域40を挟
み、その一方の側に3つの正規RAM13a〜13cが
横一列に配置されており、他方の側に残りの正規RAM
130d、冗長RAM140、並びにヒューズブロック
15および制御ブロック16から成る一領域が横一列に
配置されているフロアプランを示している。このフロア
プランでは、正規RAM130dは256行1、024
列の正規メモリセルアレイであり、冗長RAM140は
256行256列のメモリセルアレイである。冗長RA
M140は、1ビット(すなわち1ブロック)当たり2
56行x16列の図4に示すメモリセルアレイを有して
いる。横幅は図12に示したフロアプランと同一である
が、剰余領域が無い分だけ縦の長さは短くなっている。
この場合、図16に示すアドレススクランブル表にした
がって、アドレススクランブル回路29は欠陥列または
欠陥行が置換される冗長RAM140の冗長区画eまた
はfを指定するアドレスを生成する。また、半導体メモ
リは、図1に示していない正規RAM用のアドレススク
ランブル回路を有しており、これを用いて、図17に示
すアドレススクランブル表にしたがい、横長な正規RA
M130dの最下位の列アドレスYNb<0>に最下位
行アドレスX<0>を接続し、行アドレスXNb<0;
7>に入力行アドレスX<1;8>を接続し、列アドレ
スYNb<1;4>に入力列アドレスY<0;3>を接
続する。この結果、正規RAM130dの行置換の対象
となる区画は隣接する1行32列(1ビット分)であ
り、列置換の対象となる区画は隣接する256行2列
(1ビット分)である。列欠陥は隣接する2列ペアでし
ばしば発生する。例えば、隣接列間のビット線ショート
により列欠陥が発生する。したがって、図13に示すよ
うなフロアプランでは、正規RAM130dの欠陥が発
生した隣接する2列ペアを一度に冗長RAM140の任
意の冗長列で置換できるので、効率よく置換でき、高歩
留まりが期待できる。また、図10のフロアプランと同
様に、図1に示すトライステートバッファ36a〜36
d,37を制御ブロック16ではなく配線領域40内に
分散配置するようにしてもよく、この場合、単体RAM
の出力データ用の配線長を短くすることが可能である。
また、これに代わって、トライステートバッファ内蔵の
正規RAMおよび冗長RAMを使用してもよい。この場
合、図1に示すトライステートバッファ36a〜36
d,37は不要となる。
【0091】ところで、図示していない正規RAM用の
アドレススクランブル回路が、図18に示すアドレスス
クランブル表にしたがい最下位の列アドレスYNb<0
>に最上位行アドレスX<8>を接続すると、正規RA
M130dの行置換の対象となる区画はとびとびの2行
となる。通常欠陥行は行全体にわたって欠陥があるもの
なので、1つの欠陥行を救済するにはX<8>=0およ
びX<8>=1の2つの冗長行が必要になり効率が悪
い。
【0092】図14は2つの正規RAM13a,13
b、冗長RAM14とヒューズブロック15と制御ブロ
ック16とから成る一領域、並びに2つの正規RAM1
3c,13dが横一列に配置されているフロアプランを
示している。図10の場合とは異なり、冗長RAM14
の異なる2辺の長さはいずれも正規RAMのものより短
く、冗長RAM14とヒューズブロック15と制御ブロ
ック16とを結合した領域の一辺の長さが正規RAMの
一辺の長さと同一またはほぼ同一である。
【0093】なお、必ずしも、冗長RAM14とヒュー
ズブロック15と制御ブロック16とを全て結合した領
域の一辺の長さが正規RAMの一辺の長さと同一または
ほぼ同一である必要はない。上記したように、図1に示
すトライステートバッファ36a〜36d,37を制御
ブロック16ではなく配線領域40内に分散配置するよ
うにしてもよい。この場合、上記結合された領域は制御
ブロック16の一部を含んでいないことになる。また、
図15に示すようなフロアプランも考え得る。制御ブロ
ック16を図14に示すように配置できないような場合
には、図15に示すように配置しても構わない。この場
合、冗長RAM14とヒューズブロック15と制御ブロ
ック16の一部とを結合した領域の一辺の長さが正規R
AMの一辺の長さと同一またはほぼ同一である。
【0094】図10〜図15に示した上記フロアプラン
から明らかなように、制御ブロック16は単体RAMと
ヒューズブロック15の隙間に配置されている。フロア
プラン作成の際、制御ブロック16で最終的なフロアプ
ランの形状の調整を行うので、制御ブロック16の形状
には柔軟性が要求される。また、半導体メモリ全体の規
模やワード構成が変わった場合、同一のワード構成でも
量産技術の成熟度に応じて冗長RAMの最適規模は変化
するので、論理回路的にも制御ブロック16には柔軟性
が求められる。すなわち、制御ブロック16の仕様を決
めるパラメータとして、正規RAMのビット数、ワード
数および個数、冗長RAMのビット数、ワード数、第1
の冗長区画(例えば図3の冗長区画c)の形状および個
数、第2の冗長区画(例えば図3の冗長区画d)の形状
および個数等を挙げることができ、半導体メモリ全体の
規模やワード構成が変化に応じてこのような多くのパラ
メータを最適化できることが好ましい。なお、一般に、
RAMはメモリセル配列を核として周辺回路も規則的に
繰り返されるのに対して、制御ブロック16は規則性の
核となるものを有していないので、繰り返しの個数を変
化させるだけでは所望のレイアウトを得ることはできな
い。
【0095】そこで、制御ブロック16の機能を論理合
成可能な形式で予め記述しておき、半導体チップを設計
するたびに最適な冗長RAMに対応するようにその論理
合成可能な形式の記述を修正し、標準ロジックマクロセ
ルを用いた論理合成と自動配置配線により設計する設計
方法を採用することにより、短い設計期間で良質なフロ
アプランを得ることが可能となる。さらに、単体RAM
をモジュールジェネレータにより生成する設計方法と組
み合わせることにより、半導体チップ毎に実施される半
導体メモリ全体の設計をほとんど自動化でき、大幅な設
計期間の短縮を実現できる。
【0096】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、4つの正規RAM13a〜13dと、これらの
正規RAM13a〜13dとは独立して設けられてお
り、正規RAMの欠陥区画と置換可能な冗長区画を含む
冗長RAM14と、冗長区画と置換される形状が異なる
数種類の欠陥区画を指定するためヒューズブロック15
と、印加されたアドレスがヒューズブロック15で指定
される欠陥区画に関するものであるか否かを判定し、判
定結果に基づき4つの正規RAM13a〜13dおよび
冗長RAM14のうちのいずれか1つの選択して選択し
たRAMのアドレスで指定される位置からデータを読み
出して出力する制御ブロック16とを備え、制御ブロッ
ク16は、正規RAMのある欠陥区画を救済する際に、
該欠陥区画の形状に応じて異なったアドレススクランブ
ル表にしたがい、その欠陥区画と置換される冗長RAM
の冗長区画を指定するアドレスを生成するアドレススク
ランブル回路29を含んでいるので、異なる形状の数種
類の欠陥区画を冗長RAM14のそれぞれ対応する冗長
区画で置換して救済することが可能である。すなわち、
正規RAM13a〜13dとは独立して設けられた単一
の冗長RAM14を用いて欠陥列および欠陥行を効率よ
く置換し救済できる。したがって、正規RAMと独立し
て冗長RAMを設けたことにより、正規メモリセルアレ
イの構成の変更に伴う半導体メモリ全体の再設計に必要
な期間特にレイアウト設計期間を従来と比べて短縮する
ことが可能であり、設計コストを減少できる効果があ
る。さらに、4つの正規RAM13a〜13dの任意の
複数個の欠陥列、欠陥行をともに救済可能であるので、
歩留まりを改善できる効果がある。
【0097】また、各正規RAMのデータ出力端子と冗
長RAM14のデータ出力端子とはバス39を介して互
いに接続されており、制御ブロック16は各単体RAM
の出力は対応するトライステートバッファを単に制御す
ることにより、各単体RAMのデータ出力をバス39を
介して外部へ出力するように構成されている。この結
果、制御ブロック16の構成は簡素化される。
【0098】さらに、図10〜図15のこの実施の形態
1による半導体メモリのフロアプラン例に示したよう
に、半導体チップの形状、レイアウト等に応じて、半導
体チップのレイアウト効率を維持し且つチップ面積の縮
小を計りつつ最適なフロアプランを作成することが可能
であり、さらに、制御ブロック16の機能を論理合成可
能な形式で予め記述しておき、半導体チップを設計する
たびに最適な冗長RAMに対応するようにその論理合成
可能な形式の記述を修正し、標準ロジックマクロセルを
用いた論理合成と自動配置配線により設計する設計方法
を採用することにより、短い設計期間で良質なフロアプ
ランを得ることが可能となる。
【0099】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる半導体メモリは、欠陥列、欠陥行に加えて4行4列
の欠陥クラスタビットを冗長クラスタビットで置換する
ように構成されている。勿論、欠陥クラスタビットの形
状は4行4列に限定されるものではなく、2つ以上のメ
モリセルを含む任意の区画であっても構わない。
【0100】図19はこの発明の実施の形態2による半
導体メモリの制御ブロック160の主要部およびヒュー
ズブロック150の構成を示すブロック図である。この
実施の形態2による半導体メモリの図19に示したもの
以外の構成は図1に示した上記実施の形態1によるもの
と同一であるので、以下ではその説明を省略する。ま
た、図19において、図2に示すものと同一の符号は上
記実施の形態1によるものと同一の構成要素を示してお
り、以下ではその説明を省略する。この発明の実施の形
態2による半導体メモリは、64Kワードx16ビット
構成の1MbRAMであるが、勿論、この発明の実施の
形態2はこれに限定されるものではない。
【0101】図20は各正規RAMの置換対象である区
画と冗長RAM14の冗長区画との置換マッピングを示
す図である。図面の煩雑さを避けるために、図20は各
正規RAMおよび冗長RAM14とも1ビット(すなわ
ち1ブロック)分のみ示している。図20において、図
3に示すものと同一の符号および記号は上記実施の形態
1によるものと同一の構成要素を示しているので、以下
ではその説明を省略する。
【0102】この実施の形態2による半導体メモリは、
上記実施の形態1によるものと同一な形状の第1および
第2の置換対象単位である区画a,bを1ビット当たり
それぞれ128個、1,024個有している。既に述べ
たように、区画aが冗長RAM14の1ビット分メモリ
セルアレイ18の冗長区画cで置換される列置換の場
合、対応する16個の独立した512行x1列の区画a
が連動して同時に置換されるのに対して、区画bが冗長
RAM14の1ビット分メモリセルアレイ18の冗長区
画dで置換される行置換の場合には、デコーダを挟んだ
2面分ひとつながりの2行x512列の区画(連続する
16個の区画b)が一度に置換される。
【0103】さらに、図20に示すように、512行x
32列から成る各正規RAMの1ビット分メモリセルア
レイ17a,17b,17cまたは17dは複数の区画
gで区切られる。この区画gはクラスタビット置換の場
合の第3の置換対象単位であり、上記したように4行x
4列の大きさを有する。4つの正規RAMから成る64
Kワードでは、1ビット当たり区画gが4,096個あ
る。冗長RAM14の1ビット分メモリセルアレイ18
は、512行x8列から成り、破線で示すように、論理
的に縦横に複数の区画に区切られる。第3の縦長の冗長
区画hはクラスタビット置換の場合の欠陥区画と置換可
能な単位であり、16行x1列の大きさを有する。図2
0に示す例では、冗長RAM14は、1ビット当たり冗
長区画cを7個、冗長区画dを7個、冗長区画hを4個
有している。したがって、図20に示すような構成で
は、4つの正規RAMで発生した任意の7個の欠陥列は
7つの冗長区画cによって置換され、任意の7個の欠陥
行は7つの冗長区画dによって置換され、任意の4個の
欠陥クラスタビットは4つの冗長区画hによって置換さ
れる。すなわち、冗長RAM14の1ビット分メモリセ
ルアレイ18の7個の冗長区画cは、正規RAMの1ビ
ット分メモリセルアレイ17a〜17dの128個の区
画aのうちの任意の7個を置換することができ、7個の
冗長区画dは、正規RAMの1ビット分メモリセルアレ
イ17a〜17dの1,024個の区画bのうちの任意
の7個を置換することができ、4個の冗長区画hは、正
規RAMの1ビット分メモリセルアレイ17a〜17d
の4,096個の区画gのうちの任意の4個を置換する
ことができる。
【0104】なお、区画bと冗長区画dとが形状が異な
り、区画gと冗長区画hとが形状が異なることに注意し
ていただきたい。上記実施の形態1で述べたように、異
形同面積のメモリ空間へのマッピングを可能にするため
に、すなわち、冗長RAM14のこのような形状が異な
る冗長区画d,hにアクセスするために、半導体メモリ
は正規RAMとは異なるアドレススクランブルを実施し
ている。また、区画aと同形の区画cの場合において
も、半導体メモリは正規RAMとは異なるアドレススク
ランブルを実施して区画aが置換される冗長RAM14
の冗長区画cへのアクセスを可能にしている。
【0105】既に述べたように、冗長RAM14は2つ
の512行x64列のメモリセルアレイに限定されるも
ではなく、例えば、図4に示すような2つの256行x
128列のメモリセルアレイであっても構わない。
【0106】図19において、19cはヒューズブロッ
ク150に設けられた、欠陥クラスタビット置換用の単
位ヒューズブロックであり、通常は“0”を出力し、レ
ーザトリミングや高電圧印加によってヒューズがプログ
ラムされると“1”を出力するように設計されている。
正規RAMの任意の欠陥クラスタビットを冗長RAM1
4のk番目(k=0〜3)の冗長区画hで置換するため
に、1つのイネーブル信号と13のアドレス信号を生成
するために14の単位ヒューズブロック19cが設けら
れている。すなわち、4つの正規RAM中の4つの任意
の欠陥クラスタビットを救済するために、4組の欠陥ク
ラスタビット置換用の14の単位ヒューズブロック19
cがプログラムされ得る。各組の14の単位ヒューズブ
ロック19cにはそれぞれヒューズ判定回路(図示せ
ず)が含まれており、それらの14の出力はそれぞれF
BkEN,FBkX2,FBkX3,FBkX4,FB
kX5,FBkX6,FBkX7,FBkX8,FBk
Y1,FBkY2,FBkY3,FBkY4,FBkZ
0,FBkZ1と称する。
【0107】42は7つの冗長行に関するANDゲート
25の出力HITR0〜HITR6からアドレスENC
R<2;0>を生成する冗長行用アドレスエンコーダで
あり、43はHITR0〜HITR6の論理和を演算し
その論理和演算結果HITRを出力するORゲートであ
る。また、50は入力行アドレスX<8;2>,入力列
アドレスY<4;1>,入力RAM選択アドレスZ<
1;0>がプログラムされたアドレスXk<8;2>,
Yk<4;1>,Zk<1;0>すなわちFBkX2,
FBkX3,FBkX4,FBkX5,FBkX6,F
BkX7,FBkX8,FBkY1,FBkY2,FB
kY3,FBkY4,FBkZ0,FBkZ1とそれぞ
れ一致した場合に、“1”を出力する冗長ビット用アド
レス比較回路であり、51はFBkENと対応する冗長
ビット用アドレス比較回路50の出力との論理積を演算
しその論理積演算結果HITBk(k=0〜3)を出力
するANDゲートである。したがって、冗長ビット用ア
ドレス比較回路50およびANDゲート51は、4つの
冗長クラスタビットに対応して4組設けられている。ま
た、52は4つの冗長クラスタビットに関するANDゲ
ート51の出力HITB0〜HITB3からアドレスE
NCB<1;0>を生成する冗長ビット用アドレスエン
コーダであり、53はHITB0〜HITB3の論理和
を演算しその論理和演算結果HITBを出力するORゲ
ートであり、54はHITCとHITRとHITBの論
理和を演算しその論理和演算結果をNED信号として出
力するORゲートである。したがって、NED信号は、
HITC0〜HITC6、HITR0〜HITR6およ
びHITB0〜HITB3の論理和を示している。さら
に、55は所定のアドレススクランブル表に基づいて入
力行アドレスX<8;0>,入力列アドレスY<4;0
>、冗長行用アドレスエンコーダ42からのアドレスE
NCR<2;0>および冗長ビット用アドレスエンコー
ダ52からのアドレスENCB<2;0>から冗長RA
M14へ印加する行アドレスXR<8;0>を生成する
アドレススクランブル回路(アドレススクランブル手
段)である。
【0108】次に動作について説明する。以下では、上
記実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
【0109】半導体メモリのある正規RAMにクラスタ
ビット欠陥がある場合、その欠陥のあるクラスタビット
は冗長RAM14の冗長クラスタビット例えば図20の
冗長区画hで置換される。入力行アドレスX<8;2>
=Xk<8;2>,入力列アドレスY<4;1>=Yk
<4;1>,入力RAM選択アドレスZ<1;0>=Z
k<1;0>で規定されるクラスタビットをk番目の冗
長クラスタビットで置換する場合、ヒューズFBkE
N,FBXs,FBkYt,FBkZuがプログラムさ
れる。ここで、s,t,uはそれぞれXk<8;2>,
Yk<4;1>,Zk<1;0>において値が“1”で
ある全てのアドレスXk<s>,Yk<t>,Zk<u
>である。例えば、k=0でX0<8;2>=(000
1100),Y0<4;1>=(0110),Z0<
1;0>=(01)の場合、s=4,5,t=2,3,
u=0であり、6つのヒューズFB0EN,FB0X
4,FB0X5,FB0Y2,FC0Y3,FC0Z0
がプログラムされる。
【0110】以上のように半導体メモリのある正規RA
Mにクラスタビット欠陥があり、入力行アドレスX<
8;2>,入力列アドレスY<4;1>,入力RAM選
択アドレスZ<1;0>がプログラムされたアドレスX
k<8;2>,Yk<4;1>,Zk<1;0>と一致
した場合、対応するk番目の冗長ビット用アドレス比較
回路50は“1”を出力する。対応するイネーブル信号
生成用のヒューズFBkENはプログラムされているの
で常時“1”を出力している。したがって、k番目の冗
長ビット用アドレス比較回路50が“1”を出力する
と、ヒット信号HITBkは“1”になる。この結果、
ORゲート23,43,53,54の組み合わせは、H
ITC0〜HITC6、HITR0〜HITR6および
HITB0〜HITB3の論理和を演算し“1”のNE
D信号を生成する。さらに、図1に示すように、4つの
正規RAM13a〜13dへ印加するCECN信号をそ
れぞれ生成するORゲート34a〜34dは全て“1”
のNED信号に基づき“1”のCECN信号を生成す
る。したがって、4つの正規RAM13a〜13dは全
て非選択状態となる。また、4つの正規RAM13a〜
13dの出力DQN<15;0>を出力をそれぞれ制御
する図1のトライステートバッファ36a〜36dに印
加される制御信号は“0”となるので、トライステート
バッファ36a〜36dの出力は全てハイインピーダン
スとなる。したがって、いずれの正規RAMからもデー
タが出力されることはない。
【0111】一方、インバータ30は“1”のNED信
号を反転したものをORゲート31へ出力するので、O
Rゲート31は負論理のCEC信号と等しい値のCEC
R信号を冗長RAM14へ出力する。したがって、冗長
RAM14はCECR信号にしたがい選択状態となる。
また、図1のトライステートバッファ37は、“1”の
NED信号が制御信号として印加されているのでイネー
ブルとなり、冗長RAM14の出力データDQR<1
5;0>を半導体メモリの出力データDR<15;0>
として出力する。
【0112】ビット冗長の場合、アドレススクランブル
回路55は、入力行アドレスX<1;0>,入力列アド
レスY<0;1>,冗長ビット用アドレスエンコーダ5
2により生成されたアドレスENCB<2;0>および
冗長行用アドレスエンコーダ42により生成されたアド
レスENCR<2;0>から冗長RAM14に印加する
行アドレスXR<8;0>を生成する。具体的には、ア
ドレススクランブル回路55は、図21のビット冗長の
欄に示すアドレススクランブル表にしたがい、冗長RA
M14の行アドレスXR<1;0>に入力行アドレスX
<1;0>を接続し、行アドレスXR<3;2>に入力
列アドレスY<1;0>を接続し、行アドレスXR<
5;4>に冗長ビット用アドレスエンコーダ52により
生成されたアドレスENCB<1;0>を接続し、行ア
ドレスXR<8;6>に冗長行用アドレスエンコーダ4
2により生成されたENCR<2;0>を接続する。ま
た、既に述べたように、列アドレスYR<2;0>に冗
長列用アドレスエンコーダ22により生成されたアドレ
スENCC<2;0>が直接接続される。
【0113】図22は冗長列用アドレスエンコーダ22
が生成するアドレスENCC<2;0>の値を示す図で
あり、上記実施の形態1の場合の図6に相当する。ま
た、図23は冗長行用アドレスエンコーダ42が生成す
るアドレスENCR<2;0>の値を示す図であり、上
記実施の形態1の場合の図7に相当する。さらに、図2
4は冗長ビット用アドレスエンコーダ52が生成するア
ドレスENCB<1;0>の値を示す図である。図24
は、k番目(i=0〜3)の冗長クラスタビットに対応
するHITBk信号が“1”である場合に、“1”のH
ITBk信号と生成されるアドレスENCB<1;0>
との関係を示しており、kを2進数表現したものがアド
レスENCB<1;0>である。
【0114】一方、入力行アドレスX<8;2>,入力
列アドレスY<4;1>,入力RAM選択アドレスZ<
1;0>がどのプログラムされたXk<8;2>,Yk
<4;1>,Zk<1;0>とも一致しない場合、いず
れのヒット信号HITBkも“0”のままである。この
結果、ORゲート23,43,53,54の組み合わせ
は、HITC0〜HITC6、HITR0〜HITR6
およびHITB0〜HITB3の論理和を演算し“0”
のNED信号を生成する。このとき、半導体メモリは、
列欠陥および行欠陥が無いならば、どの正規RAMにも
欠陥が無い場合と同様に動作する。
【0115】以上のように、いずれかの正規RAMにク
ラスタビット欠陥がある場合、欠陥があるクラスタビッ
トのみが冗長RAM14の特定の冗長クラスタビット例
えば図20の冗長区画hと論理的に置換される。すなわ
ち、冗長RAM14は4つ(k=0〜3)の冗長クラス
タビット例えば図20の冗長区画hを有しており、その
どれもが任意のXk<8;2>,Yk<4;1>,Zk
<1;0>をプログラムすることができるので、4つの
正規RAMすなわちRAM0,RAM1,RAM2,R
AM3の4つの任意の欠陥クラスタビットを4つの冗長
クラスタビット例えば図20の冗長区画hでそれぞれ置
換して救済することができる。
【0116】したがって、この発明の実施の形態2によ
れば、上記実施の形態1と同様な効果を奏することがで
きる。また、この発明の実施の形態2によれば、欠陥ク
ラスタビットを含む異なる数種類の欠陥区画を冗長RA
M14のそれぞれ対応する冗長区画で置換して救済する
ことが可能である。すなわち、4つの正規RAM13a
〜13dの任意の複数個の欠陥列、欠陥行に加えて、任
意の複数個の欠陥クラスタビットを救済可能であるの
で、歩留まりをさらに改善できる効果がある。
【0117】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、印加
されたアドレスに応じて少なくとも1つの正規RAMお
よびこれとは独立に設けられた冗長RAMのうちのいず
れか1つを選択して選択したRAMのアドレスで指定さ
れるメモリセルからデータを読み出して出力する制御ブ
ロックを備えるので、正規RAMと独立して冗長RAM
を用いて欠陥メモリ要素を冗長RAMの冗長メモリ要素
で置換して救済できる効果がある。また、正規RAMと
独立して設けられた冗長RAMの使用は、正規RAMの
構成の変更に伴う半導体メモリ全体の再設計に必要な期
間特にレイアウト設計期間を従来と比べて短縮すること
を可能にし、設計コストを減少できる効果がある。
【0118】この発明によれば、制御ブロックが印加さ
れたアドレスに応じて複数の正規RAMおよびこれらと
は独立に設けられた冗長RAMのうちのいずれか1つを
選択して選択したRAMのアドレスで指定されるメモリ
セルからデータを読み出して出力するので、複数の正規
RAMの欠陥メモリ要素を冗長RAMの冗長メモリ要素
で置換して救済できる効果がある。
【0119】この発明によれば、正規RAMのデータ出
力端子と冗長RAMのデータ出力端子とがバスを介して
接続されているので、制御ブロックを簡素化できる効果
がある。
【0120】この発明によれば、制御ブロックが、正規
RAMのある欠陥列を救済する場合、その欠陥のある列
に対応する複数のビットに関する複数の列を冗長RAM
の複数の冗長メモリ要素で連動して同時に置換するの
で、制御ブロックを簡素化できる効果がある。
【0121】この発明によれば、制御ブロックが、印加
されたアドレスが欠陥メモリ要素のアドレスに一致した
場合ヒット信号を生成して、欠陥メモリ要素と置換され
る冗長RAMの冗長メモリ要素を指定するアドレスを生
成するアドレススクランブル手段を含むので、1つの冗
長RAMを用いて任意の複数の欠陥メモリ要素を置換し
て救済できる効果がある。
【0122】この発明によれば、制御ブロックが、印加
されたアドレスが欠陥メモリ要素のアドレスに一致した
場合、正規RAM用のものとは異なったアドレススクラ
ンブル表にしたがい、冗長RAMの冗長メモリ要素を指
定するアドレスを生成するアドレススクランブル手段を
含むので、1つの冗長RAMを用いて任意の複数の欠陥
メモリ要素を置換して救済できる効果がある。
【0123】この発明によれば、冗長メモリ要素と置換
される形状が異なる数種類の欠陥メモリ要素すなわち欠
陥区画を指定するためのプログラム手段を備え、制御ブ
ロックが、欠陥区画の形状に応じて異なったアドレスス
クランブル表にしたがい、冗長RAMの冗長メモリ要素
を指定するアドレスを生成するアドレススクランブル手
段を含むので、1つの冗長RAMを用いて任意の複数の
異なった形状の欠陥メモリ要素をそれぞれ複数置換して
救済できる効果がある。
【0124】この発明によれば、冗長RAMの一辺の長
さが正規RAMの一辺の長さと同一またはほぼ同一であ
り、冗長RAMと正規RAMが並んで配置されているの
で、無駄な領域の無いコンパクトなフロアプランを提供
できる効果がある。
【0125】この発明によれば、正規RAMの欠陥メモ
リ要素を指定するためのプログラム手段を含むヒューズ
ブロックを備えたので、1つの冗長RAMを用いて任意
の複数の異なった欠陥メモリ要素を置換して救済できる
効果がある。
【0126】この発明によれば、冗長RAMとヒューズ
ブロックと制御ブロックとを結合した領域の一辺の長さ
が正規RAMの一辺の長さと同一またはほぼ同一であ
り、領域と正規RAMが並んで配置されているので、制
御ブロックと単体RAM間の配線長を短く且つより均一
にできる効果がある。
【0127】この発明によれば、冗長RAMとヒューズ
ブロックと制御ブロックの一部とを結合した領域の一辺
の長さが正規RAMの一辺の長さと同一またはほぼ同一
であり、領域と正規RAMが並んで配置されているの
で、制御ブロックと単体RAM間の配線長を短く且つよ
り均一にできる効果がある。
【0128】この発明によれば、ヒューズブロックと制
御ブロックとを結合した領域の一辺の長さが正規RAM
または冗長RAMの一辺の長さと同一またはほぼ同一で
あり、領域と正規RAMまたは冗長RAMが並んで配置
されているので、制御ブロックと単体RAM間の配線長
を短く且つより均一にできる効果がある。
【0129】この発明によれば、ヒューズブロックと制
御ブロックの一部とを結合した領域の一辺の長さが正規
RAMまたは冗長RAMの一辺の長さと同一またはほぼ
同一であり、領域と正規RAMまたは冗長RAMが並ん
で配置されているので、制御ブロックと単体RAM間の
配線長を短く且つより均一にできる効果がある。
【0130】この発明によれば、制御ブロックが標準マ
クロセルを用いた自動配置配線で設計されているので、
より短い設計期間で良質なフロアプランを作成できる効
果がある。
【0131】この発明によれば、正規RAM、冗長RA
Mのデータ出力のバス上への出力を制御する出力制御手
段が、並んで配置された正規RAMおよび冗長RAMの
データ出力端子が設けられた辺に沿って配置されている
ので、単体RAMの出力データ用の配線長を短くできる
効果がある。
【0132】この発明によれば、制御ブロックが、半導
体メモリに印加されるクロック信号を遅延して正規RA
Mおよび冗長RAMに出力するクロックバッファを備え
たので、単体RAMの入力信号の論理確定期間をより長
くする効果がある。
【0133】この発明によれば、半導体メモリの入力セ
ットアップ期間内に、制御ブロックがデータを読み出し
出力するための制御動作を行うので、単体RAMの入力
信号の論理確定期間をより長くする効果がある。
【0134】この発明によれば、正規RAMおよび冗長
RAMの入力タイミングを規定するクロックエッジより
前のクロックエッジに同期して、入力信号が印加される
ので、単体RAMの入力信号の論理確定期間をより長く
する効果がある。
【0135】この発明によれば、正規RAMの欠陥メモ
リ要素すなわち欠陥区画の形状が、それが置換される冗
長メモリの冗長メモリ要素すなわち冗長区画の形状とは
異なるので、正規RAMとは独立して設けられた単一の
冗長RAMを用いて欠陥列および欠陥行などの異なる欠
陥区画を効率よく置換し救済できる効果がある。
【0136】この発明によれば、正規RAMの欠陥列を
救済するために、複数のビットに関する複数の列を複数
の冗長メモリ要素で連動して同時に置換する制御ブロッ
クを備えたので、制御ブロックを簡素化できる効果があ
る。
【0137】この発明によれば、印加されたアドレスに
応じて正規RAMのアドレスで指定されるメモリセルか
らデータを読み出して出力する制御ブロックを備え、こ
の制御ブロックが、半導体メモリの入力セットアップ期
間内に、データを読み出し出力するための制御動作を行
うので、正規RAMの入力信号の論理確定期間をより長
くする効果がある。
【0138】この発明によれば、印加されたアドレスに
応じて正規RAMのアドレスで指定されるメモリセルか
らデータを読み出して出力する制御ブロックを備え、正
規RAMの入力タイミングを規定するクロックエッジよ
り前のクロックエッジに同期して、入力信号が印加され
るので、正規RAMの入力信号の論理確定期間をより長
くする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の正規RAMおよびその周辺回路の構成を示すブロック
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の冗長RAMおよびその周辺回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
における、各正規RAMの置換対象であるメモリ要素と
冗長RAMの冗長メモリ要素との置換マッピングを示す
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の冗長RAMの一例の1ビット分メモリセルアレイを示
す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の列冗長、行冗長の場合の冗長RAM用のアドレススク
ランブル表を示す表である。
【図6】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の制御ブロックに含まれる冗長列用アドレスエンコーダ
により生成されるアドレスENCC<2;0>を示す表
である。
【図7】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の制御ブロックに含まれる冗長行用アドレスエンコーダ
により生成されるアドレスENCR<2;0>を示す表
である。
【図8】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の制御ブロックがクロックバッファを含まない無い場合
の半導体メモリの入力信号および正規RAM、冗長RA
Mの入力信号を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態1による半導体メモリ
の制御ブロックがクロックバッファを含んでいる場合の
半導体メモリの入力信号および正規RAM、冗長RAM
の入力信号を示すタイミングチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態1による半導体メモ
リのフロアプランの一例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1による半導体メモ
リのフロアプランの他の例を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態1による半導体メモ
リのフロアプランの他の例を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態1による半導体メモ
リのフロアプランの他の例を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態1による半導体メモ
リのフロアプランの他の例を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態1による半導体メモ
リのフロアプランの他の例を示す図である。
【図16】 図13に示すフロアプランにおいて冗長R
AMが図4に示すメモリセルアレイを有する場合におけ
る、この発明の実施の形態1による半導体メモリの列冗
長、行冗長の場合の冗長RAMのためのアドレススクラ
ンブル表を示す表である。
【図17】 図13に示すフロアプランにおいて冗長R
AMが図4に示すメモリセルアレイを有する場合におけ
る、横長正規RAMのためのアドレススクランブル表を
示す表である。
【図18】 図13に示すフロアプランにおいて冗長R
AMが図4に示すメモリセルアレイを有する場合におけ
る、横長正規RAMのための好ましくないアドレススク
ランブル表を示す表である。
【図19】 この発明の実施の形態2による半導体メモ
リの冗長RAMおよびその周辺回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図20】 この発明の実施の形態2による半導体メモ
リにおける、各正規RAMの置換対象であるメモリ要素
と冗長RAMの冗長メモリ要素との置換マッピングを示
す図である。
【図21】 この発明の実施の形態2による半導体メモ
リの列冗長、行冗長、ビット冗長の場合の冗長RAM用
のアドレススクランブル表を示す表である。
【図22】 この発明の実施の形態2による半導体メモ
リの制御ブロックに含まれる冗長列用アドレスエンコー
ダにより生成されるアドレスENCC<2;0>を示す
表である。
【図23】 この発明の実施の形態2による半導体メモ
リの制御ブロックに含まれる冗長行用アドレスエンコー
ダにより生成されるアドレスENCR<2;0>を示す
表である。
【図24】 この発明の実施の形態2による半導体メモ
リの制御ブロックに含まれる冗長ビット用アドレスエン
コーダにより生成されるアドレスENCB<1;0>を
示す表である。
【図25】 従来の半導体メモリの構成を示す概略図で
ある。
【図26】 図25に示す従来の半導体メモリの構成を
示すブロック図である。
【図27】 他の従来の半導体メモリの構成を示す概略
図である。
【符号の説明】
13a〜13d,130d 正規RAM、14,140
冗長RAM、15,150 ヒューズブロック、1
6,160 制御ブロック、17a〜17d 正規RA
Mの1ビット分メモリセルアレイ、18,180 冗長
RAMの1ビット分メモリセルアレイ、19a,19
b,19c 単位ヒューズブロック(プログラム手
段)、20 冗長列用アドレス比較回路、21,25,
51 ANDゲート、22 冗長列用アドレスエンコー
ダ、23,27,28,31,34a〜34d,43,
53,54 ORゲート、24 冗長列用アドレス比較
回路、26,42 冗長行用アドレスエンコーダ、2
9,55 アドレススクランブル回路(アドレススクラ
ンブル手段)、30,33a〜33d インバータ、3
2 RAM選択デコーダ、35a〜35d NORゲー
ト、36a〜36d,37 トライステートバッファ
(出力制御手段)、38 クロックバッファ、39 バ
ス、40 配線領域、41 剰余領域、50 冗長ビッ
ト用アドレス比較回路、52 冗長ビット用アドレスエ
ンコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋爪 毅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5L106 CC01 CC04 CC11 CC17 GG03 GG06 GG07

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの正規RAMと、 上記正規RAMとは独立して設けられており、上記正規
    RAMの欠陥メモリ要素と置換可能な冗長メモリ要素を
    含む冗長RAMと、 印加されたアドレスに応じて少なくとも上記1つの正規
    RAMおよび上記冗長RAMのうちのいずれか1つを選
    択して選択したRAMの上記アドレスで指定されるメモ
    リセルからデータを読み出して出力する制御ブロックと
    を備えた半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 それぞれ独立して設けられた複数の正規
    RAMを備え、冗長RAMは上記複数の正規RAMの任
    意のものの欠陥メモリ要素と置換される冗長メモリ要素
    を含んでおり、制御ブロックは印加されたアドレスに応
    じて上記複数の正規RAMおよび上記冗長RAMのうち
    のいずれか1つを選択して選択したRAMの上記アドレ
    スで指定されるメモリセルからデータを読み出して出力
    することを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 正規RAMのデータ出力端子と冗長RA
    Mのデータ出力端子とはバスを介して接続されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体メ
    モリ。
  4. 【請求項4】 制御ブロックは、正規RAMのある欠陥
    列を救済する場合、その欠陥のある列に対応する複数の
    ビットに関する複数の列を冗長RAMの複数の冗長メモ
    リ要素で連動して同時に置換することを特徴とする請求
    項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の半導体メ
    モリ。
  5. 【請求項5】 制御ブロックは、印加されたアドレスが
    欠陥メモリ要素のアドレスに一致した場合ヒット信号を
    生成し、該ヒット信号をエンコードした結果および上記
    印加されたアドレスに基づき、上記欠陥メモリ要素と置
    換される冗長RAMの冗長メモリ要素を指定するアドレ
    スを生成するアドレススクランブル手段を含むことを特
    徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記
    載の半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 制御ブロックは、印加されたアドレスが
    欠陥メモリ要素のアドレスに一致した場合、正規RAM
    用のものとは異なったアドレススクランブル表にしたが
    い、上記欠陥メモリ要素が置換される冗長RAMの冗長
    メモリ要素を指定するアドレスを生成するアドレススク
    ランブル手段を含むことを特徴とする請求項1から請求
    項4のうちのいずれか1項記載の半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 冗長メモリ要素と置換される形状が異な
    る数種類の欠陥メモリ要素すなわち欠陥区画を指定する
    ためのプログラム手段を備え、制御ブロックは、正規R
    AMのある欠陥区画を救済する際に、該欠陥区画の形状
    に応じて異なったアドレススクランブル表にしたがい、
    上記欠陥区画と置換される冗長RAMの冗長メモリ要素
    を指定するアドレスを生成するアドレススクランブル手
    段を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のうち
    のいずれか1項記載の半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 冗長RAMの一辺の長さが正規RAMの
    一辺の長さと同一またはほぼ同一であり、上記冗長RA
    Mと上記正規RAMは並んで配置されていることを特徴
    とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載
    の半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 正規RAMの欠陥メモリ要素を指定する
    ためのプログラム手段を含むヒューズブロックを備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれ
    か1項記載の半導体メモリ。
  10. 【請求項10】 冗長RAMとヒューズブロックと制御
    ブロックとを結合した領域の一辺の長さが正規RAMの
    一辺の長さと同一またはほぼ同一であり、上記領域と上
    記正規RAMは並んで配置されていることを特徴とする
    請求項9記載の半導体メモリ。
  11. 【請求項11】 冗長RAMとヒューズブロックと制御
    ブロックの一部とを結合した領域の一辺の長さが正規R
    AMの一辺の長さと同一またはほぼ同一であり、上記領
    域と上記正規RAMは並んで配置されていることを特徴
    とする請求項9記載の半導体メモリ。
  12. 【請求項12】 ヒューズブロックと制御ブロックとを
    結合した領域の一辺の長さが正規RAMまたは冗長RA
    Mの一辺の長さと同一またはほぼ同一であり、上記領域
    と上記正規RAMまたは上記冗長RAMは並んで配置さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の半導体メモ
    リ。
  13. 【請求項13】 ヒューズブロックと制御ブロックの一
    部とを結合した領域の一辺の長さが正規RAMまたは冗
    長RAMの一辺の長さと同一またはほぼ同一であり、上
    記領域と上記正規RAMまたは上記冗長RAMは並んで
    配置されていることを特徴とする請求項9記載の半導体
    メモリ。
  14. 【請求項14】 制御ブロックは標準マクロセルを用い
    た自動配置配線で設計されていることを特徴とする請求
    項1から請求項13のうちのいずれか1項記載の半導体
    メモリ。
  15. 【請求項15】 制御ブロックは、正規RAMのデータ
    出力のバス上への出力および冗長RAMのデータ出力の
    バス上への出力を制御する出力制御手段を含んでおり、
    該出力制御手段は、並んで配置された上記正規RAMお
    よび上記冗長RAMのデータ出力端子が設けられた辺に
    沿って配置されていることを特徴とする請求項1から請
    求項14のうちのいずれか1項記載の半導体メモリ。
  16. 【請求項16】 制御ブロックは、当該半導体メモリに
    印加されるクロック信号を遅延して正規RAMおよび冗
    長RAMに出力するクロックバッファを備えたことを特
    徴とする請求項1から請求項15のうちのいずれか1項
    記載の半導体メモリ。
  17. 【請求項17】 当該半導体メモリの入力セットアップ
    期間内に、制御ブロックはデータを読み出し出力するた
    めの制御動作を行うことを特徴とする請求項1から請求
    項16のうちのいずれか1項記載の半導体メモリ。
  18. 【請求項18】 正規RAMおよび冗長RAMの入力タ
    イミングを規定するクロックエッジより前のクロックエ
    ッジに同期して、入力信号が印加されることを特徴とす
    る請求項1から請求項17のうちのいずれか1項記載の
    半導体メモリ。
  19. 【請求項19】 正規RAMの欠陥メモリ要素すなわち
    欠陥区画の形状は、それが置換される冗長メモリの冗長
    メモリ要素すなわち冗長区画の形状とは異なることを特
    徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記
    載の半導体メモリ。
  20. 【請求項20】 正規RAMの欠陥メモリ要素すなわち
    欠陥区画の行数および列数は、それを含むメモリセルア
    レイの行数および列数よりそれぞれ小さいことを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の
    半導体メモリ。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの正規RAMと、 上記正規RAMの欠陥列を救済するために、複数のビッ
    トに関する複数の列を複数の冗長メモリ要素で連動して
    同時に置換する制御ブロックとを備えた半導体メモリ。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの正規RAMと、 印加されたアドレスに応じて上記正規RAMの上記アド
    レスで指定されるメモリセルからデータを読み出して出
    力する制御ブロックとを備え、 上記制御ブロックは、当該半導体メモリの入力セットア
    ップ期間内に、データを読み出し出力するための制御動
    作を行う半導体メモリ。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つの正規RAMと、 印加されたアドレスに応じて上記正規RAMの上記アド
    レスで指定されるメモリセルからデータを読み出して出
    力する制御ブロックとを備え、 上記正規RAMの入力タイミングを規定するクロックエ
    ッジより前のクロックエッジに同期して、入力信号が印
    加される半導体メモリ。
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