JP2003042634A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP2003042634A JP2001224002A JP2001224002A JP2003042634A JP 2003042634 A JP2003042634 A JP 2003042634A JP 2001224002 A JP2001224002 A JP 2001224002A JP 2001224002 A JP2001224002 A JP 2001224002A JP 2003042634 A JP2003042634 A JP 2003042634A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ寸法の小型化を図ることができると共
に、冷却能力の大きい飲料供給装置を提供する。 【解決手段】 蒸発管17の前側の内壁面に沿った巻回
部の巻回ピッチP1は、後側の内壁面に沿った巻回部の
巻回ピッチP2よりも小さくなるように巻回されてい
る。また、蒸発管17の前側の内壁面に沿った最下段部
と該蒸発管17の後側の内壁面に沿った最下段部とは、
水槽15の底面部に略水平に位置するように巻回されて
いる。従って、蒸発管17の前側の内壁面に沿った最上
段部の水槽15の底面からの高さ寸法は、該蒸発管17
の後側の内壁面に沿った最上段部の水槽15の底面から
の高さ寸法よりも所定高さ(巻回ピッチ差×巻数)低く
なるように巻回されている。また、前側の内壁面に沿っ
て巻回された蒸発管17の最上段部には、断熱材26が
前側内壁面の全幅に渡って所定厚さで巻かれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽内に配置され
る蒸発管の周囲に形成される氷で冷却される冷却水で飲
料を冷却して供給する飲料供給装置に関し、特に、飲料
が通過する飲料供給管の注出側端部が上側に近接する蒸
発管の最上段の水槽底部からの高さが、他の部分の蒸発
管の最上段の水槽底部からの高さよりも低くなるように
該蒸発管を螺旋状に巻回することによって、高さ寸法の
小型化を図ることができる飲料供給装置に関するもので
ある。また、該蒸発管の最上段の飲料供給管に近接する
部分の外周に断熱材を設けることによって、高さ寸法の
更なる小型化を図ることができる飲料供給装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビール等の飲料を冷却して供
給する飲料供給装置について種々提案されている。例え
ば、特開平9−33152号公報に記載された飲料冷却
装置では、水槽内中心部に設けられ、水槽内の水を下向
きに送り出すカクハン翼と、このカクハン翼の旋回円の
外側に縦方向に螺旋状に巻回されて飲料を冷却するため
の飲料パイプと、この飲料パイプの外側に螺旋状に巻回
されて縦方向に配置された冷却パイプと、この冷却パイ
プに冷媒を流し、水槽内の水を冷却し、冷却パイプの螺
旋に沿って凍らせて筒状の氷層を形成する冷凍装置とを
具備した飲料冷却装置において、上記水槽の平面形状を
床面積当たりの容積が大きい角形に形成すると共に、水
槽底部に上記カクハン翼によって送り出された水流が上
記氷層の外側に廻り出ることを抑制する整流手段が設け
られて構成されている。これにより、カクハン翼によっ
て下向きに送り出された水は整流手段によって氷層が形
成されるべき位置より外側に廻り込むことが抑制され
る。従って、氷層が形成されるべき部分を横切って外側
に向かう水流が発生しないから、氷層の成長が促され、
水槽の底面側にも容易に氷層を形成することができる。
この結果、蓄氷量が増加し、小形でありながら冷却容量
が大きい飲料冷却装置を提供することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平9−33152号公報に記載された飲料冷却装
置においては、冷却パイプに成長する氷が飲料パイプに
接触して、飲料パイプ内の飲料が凍結しないように、冷
却パイプの最上段と飲料パイプの注出側端部との間に
は、十分な距離を取る必要があるため、飲料供給管の注
出側端部の高さ寸法が高くなり、飲料冷却装置の高さ寸
法の小型化が困難であるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、飲料が通過する飲料供
給管の注出側端部が上側に近接する蒸発管の最上段の水
槽底部からの高さが、他の部分の蒸発管の最上段の水槽
底部からの高さよりも低くなるように該蒸発管を螺旋状
に巻回することによって、高さ寸法の小型化を図ること
ができる飲料供給装置を提供することを目的とする。ま
た、該蒸発管の最上段の飲料供給管に近接する部分の外
周に断熱材を設けることによって、高さ寸法の更なる小
型化を図ることができる飲料供給装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る飲料供給装置は、冷却水を収容する
水槽と、前記水槽内の深さ方向に螺旋状に巻回されて配
置される蒸発管と、前記蒸発管に冷媒を流して該蒸発管
の周囲に氷を形成する冷凍装置と、前記蒸発管の内側に
配置されて供給される飲料を冷却する飲料冷却管とを備
え、前記飲料冷却管の注出側端部が前記蒸発管の最上段
の上側に配置される飲料供給装置において、該蒸発管の
最上段は、前記注出側端部に近接する部分の水槽底部か
らの高さが、他の部分の水槽底部からの高さよりも低く
なるように形成されていることを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る飲料供給装置は、請
求項1に記載の飲料供給装置において、前記蒸発管は、
該蒸発管の前記注出側端部に近接する部分の深さ方向の
巻回ピッチが、他の部分の蒸発管の深さ方向の巻回ピッ
チよりも小さくなるように螺旋状に巻回されていること
を特徴とする。
【0007】更に、請求項3に係る飲料供給装置は、冷
却水を収容する水槽と、前記水槽内の深さ方向に螺旋状
に巻回されて配置される蒸発管と、前記冷却管に冷媒を
流して該蒸発管の周囲に氷を形成する冷凍装置と、前記
蒸発管の内側に配置されて供給される飲料を冷却する飲
料冷却管とを備え、前記飲料冷却管の注出側端部が前記
蒸発管の最上段の上側に配置される飲料供給装置におい
て、前記蒸発管は、該蒸発管の前記注出側端部に近接す
る部分の外周に断熱材が設けられることを特徴とする。
【0008】尚、請求項1または請求項2に記載の飲料
供給装置において、前記蒸発管は、該飲料冷却管の注出
側端部に近接する部分の外周に断熱材が設けられている
のが好ましい。これにより、蒸発管の最上段の断熱材が
設けられている部分の周囲には、氷の成長が妨げられる
ため、飲料供給管の注出側端部を蒸発管の最上段の断熱
材側により近づけることができて、該飲料冷却管の注出
側端部を低く配置することができると共に、飲料冷却管
の高さ寸法を低くすることができて、水槽の高さ寸法を
更に低くすることができる飲料供給装置を提供すること
ができる。また、蒸発管の他の側の最上段の高さは、従
来と同一高さにすることができるため、蓄氷量をほぼ同
じ量にすることが可能となり、小型でありながら更に冷
却能力の大きい飲料供給装置を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る飲料供給装置
について具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に
説明する。先ず、本実施形態に係る飲料供給装置の概略
構成について図1乃至図4に基づいて説明する。図1は
本実施形態に係る飲料供給装置の概略構成を示す外観斜
視図である。図2は本実施形態に係る飲料供給装置の外
装ケースを取り外した状態を示す外観斜視図である。図
3は本実施形態に係る飲料供給装置の外装ケース及び撹
拌モータ等を取り外した状態を示す外観斜視図である。
図4は本実施形態に係る飲料供給装置の外装ケース、撹
拌モータ、及び飲料冷却管等を取り外した状態を示す外
観斜視図である。尚、飲料供給装置には、ビール等を貯
留する図示しない飲料タンクが飲料供給管を介して接続
されており、また、この飲料タンクは図示しない炭酸ガ
スボンベにより常時加圧されている。従って、飲料タン
ク内のビール等は、飲料供給管を介して飲料供給装置に
圧送される。
【0010】図1に示すように、飲料供給装置1は、装
置本体2(図2参照)の外側を外装ケース3によって覆
われると共に、その上側は蓋部材4によって覆われてい
る。また、外装ケース3の右側面部には、ビール等の飲
料を供給する不図示の飲料供給管が接続される一対の供
給口5、5が設けられている。そして、装置本体2の下
面の4箇所(図1中では3箇所が示されている。)にお
いて脚部材6が固設されており、飲料供給装置1はこれ
らの脚部材6を介してテーブル等の上に配置されてい
る。また、飲料供給装置1の前面上部には、左右一対の
注出コック8、8が取り付けられている。また、各注出
コック8、8の上部には、内部にDCモータ等の駆動装
置が設けられて前面部に配置される操作ボタンを押すこ
とにより、該各注出コック8、8の操作レバーを作動さ
せる略箱体状の一対の操作部9、9が設けられている。
また、各注出コック8、8の下側には、ビール等の飲料
が放出供給される容器が載置される一対の容器受け台1
0、10が取り付けられている。更に、この容器受け台
10、10の下側には、上面にスノコ11が載置される
受皿12が取り付けられている。この受皿12は、外装
ケース3の前面下部の幅方向に離間して外側方向に延出
されるようにビス止めによって取り付けられる不図示の
一対の支持部材に前面側から載置されて、着脱自在に取
り付けられている。
【0011】また、図2に示すように、装置本体2は、
冷却水を貯留した水槽15と、この水槽15の下方には
コンプレッサ、凝縮器、及び凝縮器を冷却する冷却ファ
ン等から構成される冷凍ユニット16が設けられて水槽
15内の冷却水を銅製の蒸発管17を介して冷却するよ
うに構成されている。この蒸発管17は、水槽15の内
壁部の後側及び右側の内壁面に取り付けられる2個の蒸
発管固定ホルダ17A(図2中では後側の内壁面に取り
付けられる蒸発管固定ホルダ17Aが示されている。)
を介して内壁部に沿って深さ方向に螺旋状に取り付けら
れている。そして、該蒸発管17は、下側の冷凍ユニッ
ト16から、水槽15の水平断面三角形状の部分が削ら
れたように形成される左後ろ側角部の外壁面に沿って上
側方向に配設されて、水槽15の上部開口部から入るよ
うに設けられている。そして、該冷凍ユニット16から
冷媒が循環され、冷媒が蒸発する際に冷却水との間で熱
交換を行って冷却水を冷却して、後述のように蒸発管1
7の周囲に氷を形成する作用を行う(図5参照)。ま
た、水槽15の右側側面部には、供給側端部が一対の各
供給口5、5に接続される一対のステンレスパイプ製の
飲料パイプ19、19が埋設されている。そして、該飲
料パイプ19、19は、水槽15の上端部から導出され
て、各々ステンレスパイプ製の深さ方向に螺旋状に巻回
される各飲料冷却管20A、20Bに接続されている。
【0012】この各飲料冷却管20A、20Bは、図3
に示すように、水槽15内の蒸発管17の内側に各飲料
冷却管固定ホルダ21A、21B、21Cを介して、飲
料冷却管20Aが半径方向外側に、飲料冷却管20Bが
半径方向内側になるように同心軸上に取り付けられてい
る。そして、各飲料パイプ19、19から圧送されたビ
ール等の飲料は、各飲料冷却管20A、20Bの下側か
ら上側に送出されるとともに、冷却水によって冷却され
る。一方、飲料冷却管20Aの注出側端部は、水槽15
内の前側の蒸発管17の最上段よりも上側の位置に貫通
するように取り付けられる左側の注出コック8の注出端
部8Aに接続されている。また、飲料冷却管20Bの注
出側端部は、水槽15内の前側の蒸発管17の最上段よ
りも上側の位置に貫通するように取り付けられる右側の
注出コック8の注出端部8Aに接続されている。そし
て、各飲料冷却管20A、20Bを通過して冷却された
ビール等の飲料は、各注出コック8、8を介して容器等
に注出される。また、水槽15の左側の内壁面上端部に
は、蒸発管17の周囲に成長する氷を検出するための氷
検出センサS1が配置されている。この氷検出センサS
1は、抵抗値を検出して氷の有無を検出するセンサであ
る。
【0013】また、図4に示すように、蒸発管17の最
上段部で、水槽15内の前側の内壁面に沿う部分は、左
右全幅に渡って断熱カバー26で覆われている。また、
各注出コック8、8の注出端8A、8Aは、この断熱カ
バー26の上端部に近接するように設けられている。従
って、各飲料供給管20A、20Bの注出側端部は、こ
の断熱カバー26の上側に近接して配設される。
【0014】また、図2に示すように、水槽15の上端
の開口部には、ステンレス鋼板製の略長方形の支持板2
2が横に架け渡されてビス止めにより取り付けられ、該
支持板22の略中央部の上面には、AC/DCモータよ
り構成される撹拌モータ23がビス止めによって固定さ
れている。そして、この撹拌モータ23の回転軸は、飲
料冷却管20の略中心軸上に配置されると共に、水槽1
5の深さの約半分の位置まで延出されている。また、こ
の回転軸の先端部には、不図示のプロペラが装着され
て、水槽15内の冷却水を下方に向けて流動させるよう
に構成されている。また、回転軸及びプロペラと内側の
飲料冷却管20Bとの間には略円筒状に巻回されるステ
ンレス製又は硬質合成樹脂製等の網状の網部材25が、
支持板22の下面からプロペラよりも少し深い位置まで
覆うように取り付けられている。これにより、蒸発管1
7の回りに形成される氷が剥離しても、回転軸やプロペ
ラに当たるの防ぐことができる。
【0015】次に、水槽15と該水槽15内に配設され
る蒸発管17の周囲に形成される氷の状態について図5
に基づいて説明する。図5は本実施形態に係る飲料供給
装置1の水槽15内に配設される蒸発管17の周囲に形
成される氷の状態を模式的に示す縦断側面図である。図
5に示すように、水槽15は、上方に開口するステンレ
ス鋼板製の内箱31と、この内箱31の外側周囲に設け
られる断熱壁32とから構成されて、内箱31内に貯留
される冷却水33は断熱されている。
【0016】また、水槽下面に配設されるコンプレッ
サ、凝縮器、及び冷却ファン等と共に冷凍ユニット6の
冷凍サイクルを構成する冷却管としての銅パイプ製の蒸
発管17のコイル部の最上段は、冷凍ユニット16の冷
媒供給側に接続されている。一方、この蒸発管17のコ
イル部の最下段部は、水槽15の底面部に下面より上方
に貫通して設けられる冷凍ユニット16の冷媒排出管
(不図示)に接続されている。これにより、この蒸発管
17は、冷却水33内に没して該冷却水33を冷却する
ように構成され、該蒸発管17の周囲には氷35が成長
される。また、氷35の上端部は、蒸発管17の最上段
よりも所定高さ上側まで形成される。
【0017】また、この蒸発管17の前側(図5中、左
側)の内壁面に沿った巻回部の巻回ピッチP1は、後側
(図5中、右側)の内壁面に沿った巻回部の巻回ピッチ
P2よりも小さくなるように巻回されている(本実施形
態では、一巻当たりの各巻回ピッチP1、P2は、P1
が約23mm/巻、P2が約27mm/巻である。)。
また、蒸発管17の最下段部は、水槽15の底面部に略
水平に位置するように巻回されている。従って、蒸発管
17の前側(図5中、左側)の内壁面に沿った最上段部
の水槽15の底面からの高さ寸法は、該蒸発管17の後
側(図5中、右側)の内壁面に沿った最上段部の水槽1
5の底面からの高さ寸法よりも所定高さ(巻回ピッチ差
×巻数)低くなるように巻回されている。これにより、
前側の内壁面に沿って巻回された蒸発管17の周囲に形
成される前側部分の氷35の最上部の高さは、後側の内
壁面に沿って巻回された蒸発管17の周囲に形成される
後側部分の氷35の最上部の高さよりも所定高さ低くな
るように形成される。
【0018】また、前側の内壁面に沿って巻回された蒸
発管17の最上段部には、断熱材26が前側内壁面の全
幅に渡って所定厚さで巻かれている。一方、各注出端部
8A、8Aは、該断熱材26の上端部に近接するように
水槽15の前側側壁部に貫通して取り付けられている。
これにより、断熱材26の上端部を越える氷35の成長
を防止でき、前側の内壁面に沿って巻回された蒸発管1
7の周囲に形成される氷35の最上部の高さを更に低く
することができる。また、各注出端部8A、8Aを断熱
材26に近接させて取り付けても、氷35が該各注出端
部8A、8Aに接触することを防止できる。
【0019】他方、各飲料冷却管20A、20Bの供給
側端部は水槽15の下側に下降し、底面部から冷却水3
3中を上方に上昇するように巻回されている。そして、
各飲料冷却管20A、20Bのコイル部の最上段部は、
各々略水平に引き出されて、各注出端部8A、8Aに接
続されている。更に、各注出端部8A、8Aは、水槽1
5の前側(図5中、左側)上部側壁より外側に延出さ
れ、各注出コック8、8に接続されている。
【0020】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
飲料供給装置1は、装置本体2の外側を外装ケース3に
よって覆われると共に、その上側は蓋部材4によって覆
われている。また、装置本体2は、冷却水を貯留した水
槽15と、この水槽15の下方にはコンプレッサ、凝縮
器、及び凝縮器を冷却する冷却ファン等から構成される
冷凍ユニット16が設けられて水槽15内の冷却水を銅
製の蒸発管17を介して冷却するように構成されてい
る。一方、蒸発管17の前側の内壁面に沿った巻回部の
巻回ピッチP1は、後側の内壁面に沿った巻回部の巻回
ピッチP2よりも小さくなるように巻回されて、最下段
部が略水平になるように取り付けられている。更に、前
側の内壁面に沿って巻回された蒸発管17の最上段部に
は、断熱材26が前側内壁面の全幅に渡って所定厚さで
巻かれている。また、水槽15内の蒸発管17の内側に
は、飲料冷却管20Aが半径方向外側に、飲料冷却管2
0Bが半径方向内側になるように同心軸上に取り付けら
れている。そして、各飲料冷却管20A、20Bの注出
側端部は、水槽15内の前側の蒸発管17の最上段の断
熱材26の上端部に近接するように取り付けられる各注
出コック8、8の注出端部8A、8Aに接続されてい
る。
【0021】従って、蒸発管17の前側の内壁面に沿っ
た最上段の底面部からの高さは、後側の内壁面に沿った
最上段の底面部からの高さよりも低くなるため、該蒸発
管17の最上段の各注出端部8A、8Aに近接する部分
の周囲に形成される氷35の高さは、該蒸発管17の最
上段の他の部分の周囲に形成される氷35の高さよりも
低くなる。これにより、各飲料冷却管20A、20Bの
注出側端部の高さを従来よりも低く形成しても、各飲料
冷却管20A、20Bの注出側端部と氷35との接触を
容易に避けることができて飲料の凍結を防止することが
できると共に、該各飲料冷却管20A、20Bの上下方
向の高さ寸法をより低く形成することができて、水槽1
5の高さ寸法を低くすることができる。一方、蒸発管1
7の最上段の各注出端部8A、8Aに近接する部分以外
の他の部分に形成される氷35の高さは、従来と同一高
さにすることができるため、蓄氷量をほぼ同じ量にする
ことが可能となり、小型でありながら冷却能力を大きく
することができる。また、蒸発管17の最上段の断熱材
26が設けられている部分の周囲には、氷35の上方へ
の成長が妨げられるため、各飲料供給管20A、20B
の注出側端部を断熱材26に近接させても氷35との接
触を容易に避けることができて、該各飲料冷却管20
A、20Bの高さ寸法をより低くすることができて、水
槽15の高さ寸法を更に低くすることができる。
【0022】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る飲料供
給装置では、冷却水が収容される水槽内の深さ方向に螺
旋状に巻回される蒸発管が配置されている。そして、冷
凍装置を介して蒸発管に冷媒が流されて、該蒸発管の周
囲に氷が形成される。また、この蒸発管の内側には飲料
が供給される飲料冷却管が配置されて、冷却された飲料
が注出される注出側端部は、蒸発管の最上段の上側に配
置されている。更に、該蒸発管の最上段の水槽底部から
の高さ寸法は、飲料冷却管の注出側端部に近接する部分
が、他の部分よりも低くなるように形成されている。こ
れにより、蒸発管の最上段の飲料冷却管の注出側端部に
近接する部分の周囲に形成される氷の高さは、蒸発管の
最上段の他の部分の周囲に形成される氷の高さよりも低
くなるため、飲料冷却管の注出側端部への氷の接触を容
易に避けることができて飲料の凍結を防止することがで
きると共に、該飲料冷却管の上下方向の高さ寸法をより
低く形成することができて、水槽の高さ寸法を低くする
ことができる飲料供給装置を提供することができる。一
方、蒸発管の最上段の他の部分に形成される氷の水槽底
部からの高さは、従来と同一高さにすることができるた
め、蓄氷量をほぼ同じ量にすることが可能となり、小型
でありながら冷却能力の大きい飲料供給装置を提供する
ことができる。
【0024】また、請求項2に係る飲料供給装置では、
請求項1に記載の飲料供給装置において、前記蒸発管
は、前記飲料冷却管の注出側端部に近接する部分の深さ
方向の巻回ピッチが、他の部分の深さ方向の巻回ピッチ
よりも小さくなるように螺旋状に巻回されているため、
該注出側端部に近接する部分の最上段の高さが、他の部
分の最上段の高さよりも巻数に比例して低くなり、水槽
の高さ寸法を更に低くすることができる飲料供給装置を
提供することができる。また、蒸発管の飲料冷却管に近
接する部分と他の部分の巻回ピッチを各々一定のピッチ
寸法にすることができるため、蒸発管の配設を容易に行
うことができ組立作業効率の向上を図ることができる。
更に、蒸発管の他の部分の最上段に形成される氷の高さ
は、従来と同一高さにすることができるため、蓄氷量を
ほぼ同じ量にすることが可能となり、小型でありながら
冷却能力の大きい飲料供給装置を提供することができ
る。
【0025】更に、請求項3に係る飲料供給装置では、
冷却水が収容される水槽内の深さ方向に螺旋状に巻回さ
れる蒸発管が配置されている。そして、冷凍装置を介し
て蒸発管に冷媒が流されて、該蒸発管の周囲に氷が形成
される。また、この蒸発管の内側には飲料が供給される
飲料冷却管が配置されて、冷却された飲料が注出される
注出側端部は、蒸発管の最上段の上側に配置されてい
る。また、この蒸発管は、飲料冷却管の注出側端部に近
接する部分の外周に断熱材が設けられている。これによ
り、蒸発管の最上段の断熱材が設けられている部分の周
囲には、氷の上方への成長が妨げられるため、飲料供給
管の注出側端部を蒸発管の最上段の断熱材側により近づ
けることができて、該飲料冷却管の高さ寸法を低くする
ことができて、水槽の高さ寸法を低くすることができる
飲料供給装置を提供することができる。一方、断熱材が
設けられていない蒸発管の最上段部に形成される氷の水
槽底部からの高さは、従来と同一高さにすることができ
るため、蓄氷量をほぼ同じ量にすることが可能となり、
小型でありながら冷却能力の大きい飲料供給装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る飲料供給装置の概略構成を示
す外観斜視図である。
【図2】本実施形態に係る飲料供給装置の外装ケースを
取り外した状態を示す外観斜視図である。
【図3】本実施形態に係る飲料供給装置の外装ケース及
び撹拌モータ等を取り外した状態を示す外観斜視図であ
る。
【図4】本実施形態に係る飲料供給装置の外装ケース、
撹拌モータ、及び飲料冷却管等を取り外した状態を示す
外観斜視図である。
【図5】本実施形態に係る飲料供給装置の水槽内に配設
される蒸発管の周囲に形成される氷の状態を模式的に示
す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 飲料供給装置 2 装置本体 8 注出コック 8A 注出端部 15 水槽 16 冷凍ユニット 17 蒸発管 20A、20B 飲料冷却管 26 断熱材 33 冷却水 35 氷 P1、P2 巻回ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 11/00 F25D 11/00 102G B67D 1/08 A (72)発明者 神谷 耕想 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB01 BB03 CC01 EE03 EE04 FF05 3L045 AA04 BA04 BA10 CA01 DA02 EA01 FA02 GA02 HA01 LA05 MA19 PA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水を収容する水槽と、 前記水槽内の深さ方向に螺旋状に巻回されて配置される
    蒸発管と、 前記蒸発管に冷媒を流して該蒸発管の周囲に氷を形成す
    る冷凍装置と、 前記蒸発管の内側に配置されて供給される飲料を冷却す
    る飲料冷却管とを備え、 前記飲料冷却管の注出側端部が前記蒸発管の最上段の上
    側に配置される飲料供給装置において、 該蒸発管の最上段は、前記注出側端部に近接する部分の
    水槽底部からの高さが、他の部分の水槽底部からの高さ
    よりも低くなるように形成されていることを特徴とする
    飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記蒸発管は、該蒸発管の前記注出側端
    部に近接する部分の深さ方向の巻回ピッチが、他の部分
    の蒸発管の深さ方向の巻回ピッチよりも小さくなるよう
    に螺旋状に巻回されていることを特徴とする請求項1に
    記載の飲料供給装置。
  3. 【請求項3】 冷却水を収容する水槽と、 前記水槽内の深さ方向に螺旋状に巻回されて配置される
    蒸発管と、 前記冷却管に冷媒を流して該蒸発管の周囲に氷を形成す
    る冷凍装置と、 前記蒸発管の内側に配置されて供給される飲料を冷却す
    る飲料冷却管とを備え、 前記飲料冷却管の注出側端部が前記蒸発管の最上段の上
    側に配置される飲料供給装置において、 前記蒸発管は、該蒸発管の前記注出側端部に近接する部
    分の外周に断熱材が設けられることを特徴とする飲料供
    給装置。
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JPS57175977U (ja) * 1981-04-30 1982-11-06
JPH11278596A (ja) * 1998-03-26 1999-10-12 Toshiba Mach Co Ltd 飲料分配装置

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