JP2004156839A - 缶入り飲料冷却器並びに缶入り飲料冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、缶入り飲料を横に倒した状態で容器内に入れた氷に接触させつつ回転させて冷却している。これは、缶入り飲料の冷却のために氷が必要であり、そのために冷蔵庫の製氷器等で氷を作りそれを利用することになる。本発明は、氷を使用しない方式であって必要に応じて可搬にて自由な場所に移動して缶入り飲料を冷却できる缶入り飲料冷却器を提供するものである。
【解決手段】蓄冷材の内側領域に缶入り飲料を配置し、前記缶入り飲料を電動機装置によって回転させつつ、前記蓄冷材の内側領域に入れた水によって前記蓄冷材と前記缶入り飲料との伝熱性を高めるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】蓄冷材の内側領域に缶入り飲料を配置し、前記缶入り飲料を電動機装置によって回転させつつ、前記蓄冷材の内側領域に入れた水によって前記蓄冷材と前記缶入り飲料との伝熱性を高めるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶入り飲料を冷却環境で回転させて冷却する缶入り飲料冷却器並びに缶入り飲料冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、氷収納容器内に収納した氷上に缶入り飲料を載置した状態で回転させて氷の融解熱と説けた冷水によって缶入り飲料を冷却する缶入り飲料冷却器がある(特許文献1参照)。また、冷蔵庫の冷蔵室内に冷却板とその下に蓄冷材を配置して、この冷却板と蓄冷材が常時冷却される状態に置き、この冷却板に載せた缶入り飲料をギアモータによって回転させて冷却するものがある(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10‐267487号公報(第2〜3頁、図1〜2)
【特許文献2】
特開2002−295971号公報(第2〜3頁、図1〜5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1及び2の双方とも、缶入り飲料を横に倒した状態で回転させる点で共通している。そして、特許文献1のものは、缶入り飲料の冷却のために氷が必要であり、そのために冷蔵庫の製氷器等で氷を作りそれを利用することになる。しかし、夏季等の高温期には氷の消費が多くなり、缶入り飲料を冷却するためにその氷を使うことは氷不足が生じかねず、そのために、缶入り飲料の冷却以外で必要な氷の確保にも気遣いが生じ、氷不足の生じる際には缶入り飲料の冷却を見合わせることにもなる。
【0005】
また、特許文献2のものは、氷を使用しないので特許文献1のような問題はないが、冷蔵庫内に備え付けであり、常にその部分を空けておかなければならず、それによって冷蔵室内の利用範囲が制限される問題がある。仮にその部分を他の物品の冷却に利用する場合にも、缶入り飲料が嵌り込む窪みによって物品を安定的に載置できず、また缶入り飲料の冷却時にはその物品を冷蔵室から取り出す作業が必要となり、何れにしても面倒なこととなる。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みて、氷を使用しない方式であって必要に応じて可搬にて自由な場所に移動して缶入り飲料を冷却できる缶入り飲料冷却器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の缶入り飲料冷却器は、蓄冷材で囲まれた内側領域に前記蓄冷材から離れた状態で缶入り飲料一個が縦方向に収容可能な冷却領域を形成した容器と、前記蓄冷材の低温が前記缶入り飲料へ伝達されるように前記冷却領域内に注入した水中で缶入り飲料を回転させる電動機装置を備え、前記蓄冷材を前記容器に対して着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の缶入り飲料冷却器は、外周に蓄冷材を備え上面開口を通して缶入り飲料一個が縦方向に収容可能な水槽と、前記水槽内の水に浸した前記缶入り飲料を回転させる電動機装置と、上面に開口した容器とを備え、前記水槽と共に前記蓄冷材を前記容器の上面開口を通して前記容器に着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の缶入り飲料冷却方法は、蓄冷材の内側領域に缶入り飲料を配置し、前記缶入り飲料を電動機装置によって回転させつつ、前記蓄冷材の内側領域に入れた水によって前記蓄冷材と前記缶入り飲料との伝熱性を高めるようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明では、蓄冷材の潜熱によって水槽中の水と缶入り飲料を冷却する。このため、予め蓄冷材を冷蔵室や冷凍室で冷却しておくことにより、複数の缶入り飲料を缶入り飲料冷却器に順次取り付けて冷却することに適する。このため、氷を入れた容器内で缶入り飲料を電動機によって回転させて冷却する方式に比して、予め冷蔵庫の製氷器によって氷を作る手間もなく、使用上の便利さが増す。そして、冷蔵庫の製氷器で作った氷は別途の使用に使えることができる。また、蓄冷材の厚さを厚くしておけば、順次取り付けて冷却できる缶入り飲料の本数が増加する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の実施形態を示しており、図1は本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図、図2は他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図、図3は更に他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【0012】
図1において、1は缶入り飲料冷却器であり、2は上面に開口した円筒状の容器、3は外周に蓄冷材4を備え上面開口5を形成した円筒状の水槽である。この容器2と水槽3によって貯溜した水を後述の蓄冷材4によって冷却するよう構成した冷却容器を構成している。水槽3は、上面開口を通して缶入り飲料6が一個縦方向に収容可能な大きさを有し、容器2に対して取り出しと挿入が容易に行えるように容器2内に若干の余裕を持って組み合わされる寸法関係であり、容器2の上面開口の周縁に形成したフランジ2Aに水槽3の上面開口の周縁に形成したフランジ3Cが載置される。
【0013】
蓄冷材4は、水槽3の内側壁3Aを冷却するように水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bの間に設けられ、水槽3の内側壁3Aで囲まれた内側領域に内側壁3Aから離れた状態で缶入り飲料6の一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成する。即ち、蓄冷材4で囲まれた内側領域に蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成することとなる。
【0014】
缶入り飲料6は、ビールや清涼飲料等がアルミニウム等の金属缶に封入された円筒状の形態である。7は缶入り飲料6を水槽3内で回転させるための電動機装置であり、缶入り飲料6を水槽3内の略中心軸上で回転させることが好ましい。電動機装置7の電源は、一般家庭に引き込まれた商用電源又はこの電動機装置7に着脱自在に組み込まれた電池である。電動機装置7は、電動機の回転が歯車機構を介して減速した状態で回転される減速回転軸8に吸盤9が取り付けられている。電動機装置7は、ヒンジ装置10によって容器2に対して点線のように回動可能に支持されている。
【0015】
水槽3は、その中に貯溜した水11を蓄冷材4によって冷却するためには、内側壁3Aは金属で構成されており、錆を考慮してアルミニウム、ステンレス等で構成されている。外側壁3Bも同様の材質で構成することもできるが、蓄冷材4の断熱を考慮すれば、外側壁3Bは合成樹脂製がよい。容器2は、金属製とし錆を考慮してアルミニウム、ステンレス等で構成すればよいが、蓄冷材4の断熱を考慮すれば合成樹脂製でもよい。
【0016】
蓄冷材4は、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却することにより所定時間冷却状態を保持する物質で構成される。蓄冷材4としては例えば、エチレングリコールやプロピレングリコールの水溶液の有機性ブライン、又はこの有機性ブラインと水溶性高分子の水溶液の混合物等が合成樹脂の袋に密封された状態で、水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bの間に組み込まれている。若し蓄冷材4を包む合成樹脂の袋が破損した場合は、交換が可能となる。また、前記の有機性ブラインや混合物等の蓄冷材4は、合成樹脂の袋に密封することなくそのまま水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bの間に密封する構成とすれば、蓄冷材4の保護上の安全性が向上する。
【0017】
蓄冷材4は、水槽3の内側壁3Aと外側壁3B間に配置した状態で冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却することができる。また、水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bが相互に分離又は開閉可能に構成されれば、蓄冷材4が上記のように合成樹脂の袋に密封された状態であれば、水槽3から取り外して冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却することができる。その一つの実施形態として、合成樹脂の袋に密封された縦長形状の蓄冷材4を複数準備し、これら蓄冷材4を内側壁3Aに密着するように円筒状に配置する構成とすることもできる。この場合、蓄冷材4を内側壁3Aと外側壁3B間から取り出して冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、この内側壁3Aと外側壁3B間に円筒状に配置することができるし、蓄冷材4を包む合成樹脂の袋の洗浄も簡単となる。また、若し蓄冷材4を包む合成樹脂の袋が破損した場合は交換が可能である。
【0018】
点線のように電動機装置7をヒンジ装置10によって容器2に対して上方へ開いた状態において、水槽3を容器2内にセットし、缶入り飲料6を水槽3内に手で保持しつつ電動機装置7を実線の位置へ向けて回動させて吸盤9によって缶入り飲料6の上面を吸着した後、実線の状態にセットする。この状態は、缶入り飲料6が略水槽3の軸線上に配置され、缶入り飲料6の周囲には水11の層が形成された状態である。そして、水槽3の底に形成した略丸い山型形状の起伏部15が缶入り飲料6の底の窪み16に対応した状態となる。水槽3の内面には適性注水レベルを表示するレベル表示を設け、缶入り飲料6を吸盤9に吸着する前にこのレベル表示部まで水を水槽3内に入れておくことにより、蓄冷材4によってある程度予冷できるが、缶入り飲料6を吸盤9に吸着した後、水槽3内に注入する方法でもよい。
【0019】
この状態で、電動機装置7のスイッチ17を入れて電動機装置7を駆動させて缶入り飲料6を回転させる。この回転によって、水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却される。この冷却において缶入り飲料6が揺れても、その底の窪み16に入り込んだ水槽3の底の起伏部15によってその揺れが制限され安定する。また、缶入り飲料6の底の窪み16に溜まった空気が缶入り飲料6に浮力作用をし、缶入り飲料6の荷重の支えとなり、吸盤9の吸着に対する負荷の軽減と、ヒンジ装置10への負荷を軽減する。
【0020】
次に図2の実施形態について説明する。これにおいて、図1と同符合の部分は同一機能部分を示しており、その説明は図1で説明した部分を援用する。この図2の形態は、容器2が水槽を形成し、合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4を円筒状の内側壁14Aと外側壁14Bの間に保持したものを容器2内に挿入する構成を示している。内側壁14Aと外側壁14Bの双方、又は内側壁14Aを網状若しくはスリット状に形成して合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4を保持するように構成し、容器2内にそれを取り出し自在に挿入する構成とすることができる。このような構成によって、蓄冷材4で囲まれた内側領域には、蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成することとなる。
【0021】
この構成によって、容器2内の水11は合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4に直接接触するため、冷却効率がよい。この場合、円筒状の内側壁14Aと外側壁14Bの間に合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4を保持した状態で、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、容器2内にそれを挿入することができる。容器2の底には、図1の水槽3の底に形成したものと同様の作用をする略丸い山型形状の起伏部15Aを缶入り飲料6の底の窪み16に対応した位置に形成している。
【0022】
この状態で、缶入り飲料6が略容器2の軸線上に配置され、缶入り飲料6の周囲には水11の層が形成された状態である。電動機装置7のスイッチ17を入れて電動機装置7を駆動させて缶入り飲料6を回転させると、この回転によって、水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却される。
【0023】
また、内側壁14Aと外側壁14Bが相互に分離可能な構成であれば、蓄冷材4を内側壁14Aと外側壁14B間から取り出した状態で、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、蓄冷材4を円筒状の内側壁14Aと外側壁14B間に配置保持して容器2内にそれを挿入することができる。この場合、蓄冷材4は、合成樹脂の袋に密封された円筒状であってもよいが、取り扱い上からすれば、合成樹脂の袋に密封された縦長形状の蓄冷材4の複数を組み合わせて内側壁14Aに密着する状態で円筒状に配置する形態がよい。この場合、蓄冷材4を内側壁14Aと外側壁14B間から取り出して冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、この内側壁14Aと外側壁14B間に円筒状に配置することができるし、蓄冷材4を包む合成樹脂の袋の洗浄も簡単となる。また、若し蓄冷材4を包む合成樹脂の袋が破損した場合は交換が可能である。
【0024】
図3には更に他の実施形態を示している。これにおいて、図1及び図2と同符合の部分は同一機能部分を示しており、その説明は図1及び図2で説明した部分を援用する。図3の形態は、容器2の上面開口を覆うパッキン21を備えた蓋体20を容器2に着脱自在に設けた構成である。蓋体20は、容器2の上端周縁部に形成したネジに着脱自在に螺合するネジを有する形態と、蓋体20をフック機構によって容器2に着脱自在に設けた構成、又はその他の構成の何れでもよい。この構成においても、蓄冷材4で囲まれた内側領域に蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成している。
【0025】
蓋体20には電動機装置7を設け、図1及び図2の形態と同様に、電動機装置7によって吸盤9を回転させて水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却される構成である。缶入り飲料6が略水槽3又は容器2の中心軸線上に配置され、缶入り飲料6の周囲には水11の層が形成された状態である。
【0026】
本発明は上記のように、蓄冷材4で囲まれた内側領域に蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成した容器2と、蓄冷材4の低温が缶入り飲料6へ伝達されるように冷却領域30内に注入した水中11で缶入り飲料6を回転させる電動機装置7を備え、蓄冷材4を容器2に対して着脱自在に設け、冷却領域30に入れた水11によって蓄冷材4と缶入り飲料6との伝熱性を高めるようにしている。このため、貯溜した水11を蓄冷材4によって冷却するよう構成した容器2内の水中で缶入り飲料6を回転させる電動機装置7を備え、蓄冷材4を容器2に対して着脱自在に設けた構成である。これによって、水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却され、30℃の缶入り飲料6を約90秒間電動機装置7にて回転させることにより、飲み頃の温度に冷却できる缶入り飲料冷却器を提供できる。
【0027】
上記実施形態では、容器2と水槽3が円筒状であるが、多角形状でもよい。また、缶入り飲料6の上面に吸盤9が吸着し難い場合は、缶入り飲料6の底面に吸盤9が吸着保持する形態でもよく、その場合、水槽3又は容器2の底面の起伏部15、15Aは不要である。したがって、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、蓄冷材の潜熱によって水槽中の水と缶入り飲料を冷却する。このため、予め蓄冷材を冷蔵室や冷凍室で冷却しておくことにより、複数の缶入り飲料を缶入り飲料冷却器に順次取り付けて冷却することに適する。そして、氷を入れた容器内で缶入り飲料を電動機によって回転させて冷却する方式に比して、予め冷蔵庫の製氷器によって氷を作る手間もなく、使用上の便利さが増す。また、冷蔵庫の製氷器で作った氷は別途の使用に使えることができる。また、蓄冷材の厚さを厚くしておけば、冷却できる缶入り飲料の本数が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【図2】他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【図3】更に他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【符号の説明】
1・・・缶入り飲料冷却器
2・・・容器
3・・・水槽
4・・・蓄冷材
5・・・水槽の上面開口
6・・・缶入り飲料
7・・・電動機装置
9・・・吸盤
10・・ヒンジ装置
11・・水
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶入り飲料を冷却環境で回転させて冷却する缶入り飲料冷却器並びに缶入り飲料冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、氷収納容器内に収納した氷上に缶入り飲料を載置した状態で回転させて氷の融解熱と説けた冷水によって缶入り飲料を冷却する缶入り飲料冷却器がある(特許文献1参照)。また、冷蔵庫の冷蔵室内に冷却板とその下に蓄冷材を配置して、この冷却板と蓄冷材が常時冷却される状態に置き、この冷却板に載せた缶入り飲料をギアモータによって回転させて冷却するものがある(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10‐267487号公報(第2〜3頁、図1〜2)
【特許文献2】
特開2002−295971号公報(第2〜3頁、図1〜5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1及び2の双方とも、缶入り飲料を横に倒した状態で回転させる点で共通している。そして、特許文献1のものは、缶入り飲料の冷却のために氷が必要であり、そのために冷蔵庫の製氷器等で氷を作りそれを利用することになる。しかし、夏季等の高温期には氷の消費が多くなり、缶入り飲料を冷却するためにその氷を使うことは氷不足が生じかねず、そのために、缶入り飲料の冷却以外で必要な氷の確保にも気遣いが生じ、氷不足の生じる際には缶入り飲料の冷却を見合わせることにもなる。
【0005】
また、特許文献2のものは、氷を使用しないので特許文献1のような問題はないが、冷蔵庫内に備え付けであり、常にその部分を空けておかなければならず、それによって冷蔵室内の利用範囲が制限される問題がある。仮にその部分を他の物品の冷却に利用する場合にも、缶入り飲料が嵌り込む窪みによって物品を安定的に載置できず、また缶入り飲料の冷却時にはその物品を冷蔵室から取り出す作業が必要となり、何れにしても面倒なこととなる。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みて、氷を使用しない方式であって必要に応じて可搬にて自由な場所に移動して缶入り飲料を冷却できる缶入り飲料冷却器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の缶入り飲料冷却器は、蓄冷材で囲まれた内側領域に前記蓄冷材から離れた状態で缶入り飲料一個が縦方向に収容可能な冷却領域を形成した容器と、前記蓄冷材の低温が前記缶入り飲料へ伝達されるように前記冷却領域内に注入した水中で缶入り飲料を回転させる電動機装置を備え、前記蓄冷材を前記容器に対して着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の缶入り飲料冷却器は、外周に蓄冷材を備え上面開口を通して缶入り飲料一個が縦方向に収容可能な水槽と、前記水槽内の水に浸した前記缶入り飲料を回転させる電動機装置と、上面に開口した容器とを備え、前記水槽と共に前記蓄冷材を前記容器の上面開口を通して前記容器に着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の缶入り飲料冷却方法は、蓄冷材の内側領域に缶入り飲料を配置し、前記缶入り飲料を電動機装置によって回転させつつ、前記蓄冷材の内側領域に入れた水によって前記蓄冷材と前記缶入り飲料との伝熱性を高めるようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明では、蓄冷材の潜熱によって水槽中の水と缶入り飲料を冷却する。このため、予め蓄冷材を冷蔵室や冷凍室で冷却しておくことにより、複数の缶入り飲料を缶入り飲料冷却器に順次取り付けて冷却することに適する。このため、氷を入れた容器内で缶入り飲料を電動機によって回転させて冷却する方式に比して、予め冷蔵庫の製氷器によって氷を作る手間もなく、使用上の便利さが増す。そして、冷蔵庫の製氷器で作った氷は別途の使用に使えることができる。また、蓄冷材の厚さを厚くしておけば、順次取り付けて冷却できる缶入り飲料の本数が増加する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の実施形態を示しており、図1は本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図、図2は他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図、図3は更に他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【0012】
図1において、1は缶入り飲料冷却器であり、2は上面に開口した円筒状の容器、3は外周に蓄冷材4を備え上面開口5を形成した円筒状の水槽である。この容器2と水槽3によって貯溜した水を後述の蓄冷材4によって冷却するよう構成した冷却容器を構成している。水槽3は、上面開口を通して缶入り飲料6が一個縦方向に収容可能な大きさを有し、容器2に対して取り出しと挿入が容易に行えるように容器2内に若干の余裕を持って組み合わされる寸法関係であり、容器2の上面開口の周縁に形成したフランジ2Aに水槽3の上面開口の周縁に形成したフランジ3Cが載置される。
【0013】
蓄冷材4は、水槽3の内側壁3Aを冷却するように水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bの間に設けられ、水槽3の内側壁3Aで囲まれた内側領域に内側壁3Aから離れた状態で缶入り飲料6の一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成する。即ち、蓄冷材4で囲まれた内側領域に蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成することとなる。
【0014】
缶入り飲料6は、ビールや清涼飲料等がアルミニウム等の金属缶に封入された円筒状の形態である。7は缶入り飲料6を水槽3内で回転させるための電動機装置であり、缶入り飲料6を水槽3内の略中心軸上で回転させることが好ましい。電動機装置7の電源は、一般家庭に引き込まれた商用電源又はこの電動機装置7に着脱自在に組み込まれた電池である。電動機装置7は、電動機の回転が歯車機構を介して減速した状態で回転される減速回転軸8に吸盤9が取り付けられている。電動機装置7は、ヒンジ装置10によって容器2に対して点線のように回動可能に支持されている。
【0015】
水槽3は、その中に貯溜した水11を蓄冷材4によって冷却するためには、内側壁3Aは金属で構成されており、錆を考慮してアルミニウム、ステンレス等で構成されている。外側壁3Bも同様の材質で構成することもできるが、蓄冷材4の断熱を考慮すれば、外側壁3Bは合成樹脂製がよい。容器2は、金属製とし錆を考慮してアルミニウム、ステンレス等で構成すればよいが、蓄冷材4の断熱を考慮すれば合成樹脂製でもよい。
【0016】
蓄冷材4は、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却することにより所定時間冷却状態を保持する物質で構成される。蓄冷材4としては例えば、エチレングリコールやプロピレングリコールの水溶液の有機性ブライン、又はこの有機性ブラインと水溶性高分子の水溶液の混合物等が合成樹脂の袋に密封された状態で、水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bの間に組み込まれている。若し蓄冷材4を包む合成樹脂の袋が破損した場合は、交換が可能となる。また、前記の有機性ブラインや混合物等の蓄冷材4は、合成樹脂の袋に密封することなくそのまま水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bの間に密封する構成とすれば、蓄冷材4の保護上の安全性が向上する。
【0017】
蓄冷材4は、水槽3の内側壁3Aと外側壁3B間に配置した状態で冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却することができる。また、水槽3の内側壁3Aと外側壁3Bが相互に分離又は開閉可能に構成されれば、蓄冷材4が上記のように合成樹脂の袋に密封された状態であれば、水槽3から取り外して冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却することができる。その一つの実施形態として、合成樹脂の袋に密封された縦長形状の蓄冷材4を複数準備し、これら蓄冷材4を内側壁3Aに密着するように円筒状に配置する構成とすることもできる。この場合、蓄冷材4を内側壁3Aと外側壁3B間から取り出して冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、この内側壁3Aと外側壁3B間に円筒状に配置することができるし、蓄冷材4を包む合成樹脂の袋の洗浄も簡単となる。また、若し蓄冷材4を包む合成樹脂の袋が破損した場合は交換が可能である。
【0018】
点線のように電動機装置7をヒンジ装置10によって容器2に対して上方へ開いた状態において、水槽3を容器2内にセットし、缶入り飲料6を水槽3内に手で保持しつつ電動機装置7を実線の位置へ向けて回動させて吸盤9によって缶入り飲料6の上面を吸着した後、実線の状態にセットする。この状態は、缶入り飲料6が略水槽3の軸線上に配置され、缶入り飲料6の周囲には水11の層が形成された状態である。そして、水槽3の底に形成した略丸い山型形状の起伏部15が缶入り飲料6の底の窪み16に対応した状態となる。水槽3の内面には適性注水レベルを表示するレベル表示を設け、缶入り飲料6を吸盤9に吸着する前にこのレベル表示部まで水を水槽3内に入れておくことにより、蓄冷材4によってある程度予冷できるが、缶入り飲料6を吸盤9に吸着した後、水槽3内に注入する方法でもよい。
【0019】
この状態で、電動機装置7のスイッチ17を入れて電動機装置7を駆動させて缶入り飲料6を回転させる。この回転によって、水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却される。この冷却において缶入り飲料6が揺れても、その底の窪み16に入り込んだ水槽3の底の起伏部15によってその揺れが制限され安定する。また、缶入り飲料6の底の窪み16に溜まった空気が缶入り飲料6に浮力作用をし、缶入り飲料6の荷重の支えとなり、吸盤9の吸着に対する負荷の軽減と、ヒンジ装置10への負荷を軽減する。
【0020】
次に図2の実施形態について説明する。これにおいて、図1と同符合の部分は同一機能部分を示しており、その説明は図1で説明した部分を援用する。この図2の形態は、容器2が水槽を形成し、合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4を円筒状の内側壁14Aと外側壁14Bの間に保持したものを容器2内に挿入する構成を示している。内側壁14Aと外側壁14Bの双方、又は内側壁14Aを網状若しくはスリット状に形成して合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4を保持するように構成し、容器2内にそれを取り出し自在に挿入する構成とすることができる。このような構成によって、蓄冷材4で囲まれた内側領域には、蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成することとなる。
【0021】
この構成によって、容器2内の水11は合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4に直接接触するため、冷却効率がよい。この場合、円筒状の内側壁14Aと外側壁14Bの間に合成樹脂の袋に密封された蓄冷材4を保持した状態で、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、容器2内にそれを挿入することができる。容器2の底には、図1の水槽3の底に形成したものと同様の作用をする略丸い山型形状の起伏部15Aを缶入り飲料6の底の窪み16に対応した位置に形成している。
【0022】
この状態で、缶入り飲料6が略容器2の軸線上に配置され、缶入り飲料6の周囲には水11の層が形成された状態である。電動機装置7のスイッチ17を入れて電動機装置7を駆動させて缶入り飲料6を回転させると、この回転によって、水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却される。
【0023】
また、内側壁14Aと外側壁14Bが相互に分離可能な構成であれば、蓄冷材4を内側壁14Aと外側壁14B間から取り出した状態で、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、蓄冷材4を円筒状の内側壁14Aと外側壁14B間に配置保持して容器2内にそれを挿入することができる。この場合、蓄冷材4は、合成樹脂の袋に密封された円筒状であってもよいが、取り扱い上からすれば、合成樹脂の袋に密封された縦長形状の蓄冷材4の複数を組み合わせて内側壁14Aに密着する状態で円筒状に配置する形態がよい。この場合、蓄冷材4を内側壁14Aと外側壁14B間から取り出して冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室で冷却した後、この内側壁14Aと外側壁14B間に円筒状に配置することができるし、蓄冷材4を包む合成樹脂の袋の洗浄も簡単となる。また、若し蓄冷材4を包む合成樹脂の袋が破損した場合は交換が可能である。
【0024】
図3には更に他の実施形態を示している。これにおいて、図1及び図2と同符合の部分は同一機能部分を示しており、その説明は図1及び図2で説明した部分を援用する。図3の形態は、容器2の上面開口を覆うパッキン21を備えた蓋体20を容器2に着脱自在に設けた構成である。蓋体20は、容器2の上端周縁部に形成したネジに着脱自在に螺合するネジを有する形態と、蓋体20をフック機構によって容器2に着脱自在に設けた構成、又はその他の構成の何れでもよい。この構成においても、蓄冷材4で囲まれた内側領域に蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成している。
【0025】
蓋体20には電動機装置7を設け、図1及び図2の形態と同様に、電動機装置7によって吸盤9を回転させて水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却される構成である。缶入り飲料6が略水槽3又は容器2の中心軸線上に配置され、缶入り飲料6の周囲には水11の層が形成された状態である。
【0026】
本発明は上記のように、蓄冷材4で囲まれた内側領域に蓄冷材4から離れた状態で缶入り飲料6一個が縦方向に収容可能な冷却領域30を形成した容器2と、蓄冷材4の低温が缶入り飲料6へ伝達されるように冷却領域30内に注入した水中11で缶入り飲料6を回転させる電動機装置7を備え、蓄冷材4を容器2に対して着脱自在に設け、冷却領域30に入れた水11によって蓄冷材4と缶入り飲料6との伝熱性を高めるようにしている。このため、貯溜した水11を蓄冷材4によって冷却するよう構成した容器2内の水中で缶入り飲料6を回転させる電動機装置7を備え、蓄冷材4を容器2に対して着脱自在に設けた構成である。これによって、水11を介して蓄冷材4によって缶入り飲料6が飲み頃の温度に冷却され、30℃の缶入り飲料6を約90秒間電動機装置7にて回転させることにより、飲み頃の温度に冷却できる缶入り飲料冷却器を提供できる。
【0027】
上記実施形態では、容器2と水槽3が円筒状であるが、多角形状でもよい。また、缶入り飲料6の上面に吸盤9が吸着し難い場合は、缶入り飲料6の底面に吸盤9が吸着保持する形態でもよく、その場合、水槽3又は容器2の底面の起伏部15、15Aは不要である。したがって、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、蓄冷材の潜熱によって水槽中の水と缶入り飲料を冷却する。このため、予め蓄冷材を冷蔵室や冷凍室で冷却しておくことにより、複数の缶入り飲料を缶入り飲料冷却器に順次取り付けて冷却することに適する。そして、氷を入れた容器内で缶入り飲料を電動機によって回転させて冷却する方式に比して、予め冷蔵庫の製氷器によって氷を作る手間もなく、使用上の便利さが増す。また、冷蔵庫の製氷器で作った氷は別途の使用に使えることができる。また、蓄冷材の厚さを厚くしておけば、冷却できる缶入り飲料の本数が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【図2】他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【図3】更に他の実施形態に係る本発明缶入り飲料冷却器の縦断側面図である。
【符号の説明】
1・・・缶入り飲料冷却器
2・・・容器
3・・・水槽
4・・・蓄冷材
5・・・水槽の上面開口
6・・・缶入り飲料
7・・・電動機装置
9・・・吸盤
10・・ヒンジ装置
11・・水
Claims (3)
- 蓄冷材で囲まれた内側領域に前記蓄冷材から離れた状態で缶入り飲料一個が縦方向に収容可能な冷却領域を形成した容器と、前記蓄冷材の低温が前記缶入り飲料へ伝達されるように前記冷却領域内に注入した水中で缶入り飲料を回転させる電動機装置を備え、前記蓄冷材を前記容器に対して着脱自在に設けたことを特徴とする缶入り飲料冷却器。
- 外周に蓄冷材を備え上面開口を通して缶入り飲料一個が縦方向に収容可能な水槽と、前記水槽内の水に浸した前記缶入り飲料を回転させる電動機装置と、上面に開口した容器とを備え、前記水槽と共に前記蓄冷材を前記容器の上面開口を通して前記容器に着脱自在に設けたことを特徴とする缶入り飲料冷却器。
- 蓄冷材の内側領域に缶入り飲料を配置し、前記缶入り飲料を電動機装置によって回転させつつ、前記蓄冷材の内側領域に入れた水によって前記蓄冷材と前記缶入り飲料との伝熱性を高めるようにしたことを特徴とする缶入り飲料冷却方法。
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