JP3228298U - 飲料容器の保冷箱 - Google Patents

飲料容器の保冷箱 Download PDF

Info

Publication number
JP3228298U
JP3228298U JP2020002196U JP2020002196U JP3228298U JP 3228298 U JP3228298 U JP 3228298U JP 2020002196 U JP2020002196 U JP 2020002196U JP 2020002196 U JP2020002196 U JP 2020002196U JP 3228298 U JP3228298 U JP 3228298U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold
cold insulation
cup
lid
insulation material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2020002196U
Other languages
English (en)
Inventor
和哲 岩下
和哲 岩下
Original Assignee
岩下 かな子
岩下 かな子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岩下 かな子, 岩下 かな子 filed Critical 岩下 かな子
Priority to JP2020002196U priority Critical patent/JP3228298U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3228298U publication Critical patent/JP3228298U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】開栓前も開栓後も冷却したり保冷することができ、且つ手頃に持ち運びができる簡易な飲料容器の保冷箱を提供する。【解決手段】保冷箱1は、飲料容器6を立てた状態で保持するための上部が開口したカップ部4と、カップ部4の周囲に保冷材7を貯留するための保冷材貯留部2と、前記保冷材貯留部2を覆う開閉可能な蓋部3とを備え、蓋部3は、カップ部4の開口を通した飲料容器6の出し入れに干渉しないように構成され、カップ部4の側面40および底面41は液密に構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は飲料容器の保冷箱に関し、特に飲料容器を保持するためのカップ部と、カップ部の周囲に保冷材を貯留するための保冷材貯留部と、保冷剤貯留部を覆う開閉可能な蓋部とを備えることにより、缶、ペットボトル、瓶などの容器に詰められたビールや炭酸飲料などの飲料を開栓前も開栓後も冷却したり保冷することができる保冷箱に関する。
缶、ペットボトル、瓶などの容器に内容されたビールや炭酸飲料などは、冷たいほど美味しく感じられることから、通常は飲む直前まで、屋内であれば冷蔵庫や、屋外であればクーラーボックスなどで冷やされる。
例えば、実用新案登録第3126338号公報(特許文献1)では、製氷容器の中で水を凍らせる際、その上から樋状に凹んだ蓋を被せることにより、製氷された氷ブロックの上面に樋状の凹面を形成させ、その凹面の上に飲料缶などを横向きに寝かせることにより、飲料缶などを冷やすことができるようにした冷却器が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の冷却器では、飲料缶やペットボトルなどを飲むために開栓をしてしまうと、ビールや炭酸飲料などの内容物が溢れないように飲料缶などを冷却したり保冷することができないという問題があった。また、一般的なクーラーボックスの中で飲料缶などを冷やす場合も、特許文献1に記載の冷却器と同様の問題が生じる上に、クーラーボックス内を氷水などで冷やしている場合は、開栓した飲料缶などの中へ氷水などが侵入してしまうという問題もあった。さらに、クーラーボックスの中で飲料缶などを冷やす場合、蓋を閉めて密閉状態にしていなければ冷却、保冷効果が低下してしまうため、飲料缶などを取り出す度に蓋を開閉しなければならず、煩雑な作業が必要となるという問題があった。
また、実用新案登録第3132480号公報(特許文献2)では、上記の問題点を解決するため、開栓した飲料缶などを簡易に保冷することができるようにした保冷用コースターが開示されている。
しかし、特許文献2に記載の保冷用コースターは、飲料缶の周囲を包み込むように成形された専用の保冷剤を準備しなければならず、製造コストが極めて高くなるという問題があった。また、コースターを形成する保冷剤は、使用する直前まで冷蔵庫などで冷却しておく必要があるため、実質的に使用できる場所や範囲が限られてしまうという問題があった。
実用新案登録第3126338号公報 実用新案登録第3132480号公報
そこで、本考案は、缶、ペットボトル、瓶などの容器に内容されたビールや炭酸飲料などの飲料を、開栓前も開栓後も冷却したり保冷することができ、且つ手頃に持ち運びができる簡易な飲料容器の保冷箱を提供することを目的とする。
本考案者等は、飲料容器の冷却態様と、取り扱いが容易で且つ簡単に入手できる冷却源(保冷材)について鋭意検討を重ねた結果、蓋部を有しており、保冷材を貯留するための保冷材貯留部とからなる保冷箱において、飲料容器を立てた状態で保持するためのカップ部を蓋部と干渉しないように設けることにより、水、氷または氷水などの保冷材を用いて、飲料容器を開栓前も開栓後も簡単に冷却したり保冷することができることを見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案によれば、飲料容器を立てた状態で保持するために上部が開口したカップ部と、前記カップ部の周囲に保冷材を貯留するための保冷材貯留部と、前記保冷剤貯留部を覆う開閉可能な蓋部とを備え、そして前記蓋部は、前記カップ部の開口を通した飲料容器の出し入れに干渉しないように構成され、前記カップ部の側面および底面は液密に構成されている、飲料容器の保冷箱が提供される。
本考案では、保冷材貯留部に貯えられた保冷材は、蓋部およびカップ部によって実質的に密閉された空間の中に保持されるため、外部に露出されることがなく、冷却、保冷効果を長期にわたり持続させることができる。
また、ビールや炭酸飲料などが内容された飲料容器は、保冷材によって冷却、保冷されるカップ部の中に立てた状態で保持されるため、飲料容器を開栓前も開栓後も内容物を溢すことなく簡単に冷却、保冷することができる。特に蓋部には、カップ部の上部開口と整列した開口部を設けているので、蓋部を閉めた状態でもカップ部の内部へ容易にアクセスすることができ、飲料容器の出し入れが可能になる。
上述のように、本考案において保冷材貯留部に貯えた保冷材を外部に露出しないように蓋部およびカップ部によって実質的に密閉し、カップ部はその周囲が保冷材によって冷却、保冷されるようにするためには、例えばカップ部は、蓋部に蓋部開口を設け、少なくとも該蓋部開口の周縁から下方に向かって延びる中空の筒および該筒の底部とから構成することができる。或いは、他の形態として、カップ部を、上部が開口しており、保冷材貯留部の内側底面から上方に向かって延びる中空の筒から構成することもできる。
本考案の保冷箱では、カップ部は1つである必要がなく複数個設けてもよい。また、カップ部を複数個設ける場合、上述したように、少なくとも該蓋部開口の周縁から下方に向かって延びる中空の筒と該筒の底部とからなる第1形態のカップ部と、保冷材貯留部の内側底面から上方に向かって延びる中空の筒からなる第2形態のカップ部とを組み合わせて構成してもよい。
本考案の保冷箱は、カップ部が保冷材貯留部又は蓋部に一体的に取り付けられているので、実質的には保冷材貯留部と蓋部の2つの部品のみからなるコンパクトなものであり、電源や専用の保冷材を準備する必要もない。また、本考案の保冷箱は、保冷材として安価で且つ取り扱いが容易な水、氷または氷水などを用いることができ、さらに、これらの保冷材は家庭内の冷蔵庫やコンビニエンス・ストアなど様々な場所から入手できることから、可搬性に優れ、卓上など場所を選ばす何処でも使用できるというメリットがある。
さらに、カップ部はその側面および底面が液密に構成されているので、カップ部の周囲を冷却、保冷する氷水などの保冷材がカップ部の中へ侵入することがない。このため、開栓後、飲みかけの缶やペットボトルを保冷箱のカップ部の中に載置しても、浮力により、缶やペットボトルが浮き上がってカップ部内に保持できなくなるような不都合を招くことがない。
本考案の保冷箱では、蓋部の上面に、例えば刺身などの被保冷対象物を載置するための凹部を設けてもよい。蓋部の上面に凹部を設けると、缶ビールなどの飲料容器の他に、刺身などのあてやつまみ物を凹部の中で同時に冷却したり保冷することができるので便利である。
蓋部の凹部の形状や配置、個数は特に限定がないが、蓋部上面のカップ部の開口と干渉しない位置に配置することが好ましく、あてやつまみ物などを盛り付けることを考慮して平坦な皿形状を有していることが好ましい。また、凹部の冷却、保冷効果を高めるため、凹部の底面(裏面)などは保冷材貯留部に貯めた水、氷または氷水など保冷材と接することができる形状、配置であることが好ましく、さらに、凹部の中へ氷水などの保冷材が侵入しないように、凹部は蓋部の上面に液密に形成されていることが好ましい。
本考案の保冷箱は、カップ部、保冷材貯留部および/または蓋部が、銅、アルミニウムまたはステンレス鋼などの金属材料によって形成されていることが好ましい。これらの材料は加工が容易である上に比較的熱伝導率が高いため、カップ部や蓋部の凹部を介してそれらへ載置された飲料容器や被保冷対象物を効率よく冷却、保冷するのに好適である。また、カップ部、保冷材貯留部および蓋部の全部を同一材料で形成する必要はなく、例えば冷却等する必要がある飲料容器や被保冷対象物を載置するカップ部や蓋部などは熱伝導率等に優れた上記の材料によって形成し、保冷材貯留部などは熱伝導率が低い断熱材料などによって形成してもよい。
本考案の保冷箱によれば、保冷材貯留部に貯えられた保冷材は、蓋部およびカップ部によって実質的に密閉された空間の中に保持されるため、外部に露出されることがなく、冷却、保冷効果を長期にわたり持続させることができる。
また、本考案の保冷箱によれば、ビールや炭酸飲料などが内容された飲料容器は、保冷材によって冷却、保冷されるカップ部の中に立てた状態で保持されるため、飲料容器を開栓前も開栓後も内容物を溢すことなく簡単に冷却、保冷することができる。
さらに、本考案の保冷箱は、実質的に保冷材貯留部と蓋部の2つの部品のみからなるコンパクトなものであり、電源や専用の保冷材を準備する必要もない。また、本考案の保冷箱では、保冷材として安価で且つ取り扱いが容易な水、氷または氷水などを用いることができ、これらの保冷材は家庭内の冷蔵庫やコンビニエンス・ストアなど様々な場所から入手できることから、可搬性に優れており、場所を選ばす何処でも使用することができる。
図1は、本考案の第1の実施形態に係る保冷箱の分解した状態を示す斜視図である。 図2(a)は、第1の実施形態に係る保冷箱の組み立てた状態を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)に示される保冷箱をX−X断面で切り取った断面図である。 図3は、本考案の第2の実施形態に係る保冷箱分解した状態を示す斜視図である。 図4(a)は、第2の実施形態に係る保冷箱の組み立てた状態を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示される保冷箱をY−Y断面で切り取った断面図である。
以下、本考案の一実施形態に係る飲料容器の保冷箱について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
図1には、本考案の第1の実施形態に係る保冷箱1を分解した状態の斜視図が示されており、そして図2(a)には、第1の実施形態に係る保冷箱1を組み立てた状態の平面図が示されており、図2(b)には、図2(a)に示される保冷箱1をX−X断面で切り取った断面図が示されている。
図1,2を参照して理解されるように、本実施形態の保冷箱1は、保冷材7を貯留するための保冷材貯留部2と保冷剤貯留部2を覆う着脱可能な蓋部3とから構成されている。
保冷剤貯留部2は底20と周壁21からなり、水、氷または氷水などの保冷材7を貯えることができる容器であって上面が開口している。保冷剤貯留部2の形状は、氷水などの保冷材7を貯えることができるものであれば特に限定はなく、その平面形状や高さは、冷却、保冷する飲料容器6や後述するカップ部4の大きさ、数、配置などに合わせて決めればよい。例えば、保冷剤貯留部2の平面形状は図示されているような長方形である他、他の多角形、円形または楕円形などであってもよい。
保冷剤貯留部2には、飲料容器6を立てた状態で保持するために、上部が開口しており、保冷剤貯留部2の底20から上方に向かっての延びる中空の筒からなるカップ部4が取り付けられている。カップ部4は、その側面40および底面41が液密に構成されており、本実施形態では、保冷剤貯留部2の底20がカップ部4の底面41を兼ねている(図2(b)参照)。
蓋部3は、保冷剤貯留部2に貯えられた氷水などの保冷材7の冷気を外部に逃がさないようにするためのものであり、このため、蓋部3の大きさや形状は、貯留部開口22の大きさや形状に合わせて決めればよい。本実施形態では、蓋部3の大きさや形状は貯留部開口22の大きさや形状と略同一であり、蓋部3の縁には、保冷剤貯留部2へ装着した後の蓋部3の脱落防止および保冷箱1の密閉性向上を目的とした折り返し30が設けられている。
また、蓋部3には、蓋部3を保冷剤貯留部2へ装着した際にカップ部開口42と整列する蓋部開口31が設けられている。このため、本実施形態では、外部からカップ部4の中へ容易にアクセスすることができ、飲料容器6をカップ部4の内外へ出し入れする際に蓋部3と干渉することがない。なお、蓋部開口31の大きさや形状は、カップ部開口42との隙間を小さくして冷気が外部へ逃げ難くするため、カップ部開口42の大きさや形状と略同一にすることが好ましい。
このように、本実施形態の保冷箱1では、保冷材貯留部2に貯えられた氷水などの保冷材7は、蓋部3およびカップ部4によって実質的に密閉され、外部に露出されることがないため、冷却、保冷効果を長期にわたり持続させることができる。また、保冷箱1には、卓上など置き場所との伝熱抑制および疵付け防止の目的で、ゴムや樹脂などの熱伝導率の低い柔軟材料からなる脚部(図示せず)を保冷材貯留部2の底20の裏面に設けてもよい。
また、ビールや炭酸飲料などが内容された飲料容器6は、氷水などの保冷材7によって冷却、保冷されるカップ部4の中に立てた状態で保持されるので、飲料容器6を開栓前も開栓後も内容物を溢すことなく簡単に冷却、保冷することができる。
さらに、カップ部4はその側面40および底面41が液密に構成されているので、カップ部4の中へ周囲の氷水などの保冷材7が侵入することがない(図2(b)参照)。このため、開栓後、飲みかけの缶やペットボトルを保冷箱1のカップ部4の中に載置しても、浮力により、缶やペットボトルが浮き上がってカップ部4内に保持できなくなるような不都合を生じることがない。
本実施形態の保冷箱1では、蓋部3の上面に、例えば刺身などの被保冷対象物(図示せず)を載置するための凹部5を設けてもよい。蓋部3の上面に凹部5を設けると、缶ビールなどの飲料容器6の他に、刺身などのあてやつまみ物を凹部5の中で同時に冷却したり保冷することができるので便利である。
凹部5の形状や配置、個数は特に限定がないが、本実施形態では刺身などの被保冷対象物を容易に盛り付けられるように、平坦な皿形状の凹部5を蓋部3上面のカップ部開口42と干渉しない位置に設けている。また、図2(b)に示されるように、凹部5の底面(裏面)などは、その冷却、保冷効果を高めるため、保冷材貯留部2に貯めた氷水などの保冷材7と接することができるように配置されており、さらに凹部5の中へ氷水などの保冷材7が侵入しないように、凹部5は蓋部3の上面に液密に形成されている。
本実施形態の保冷材貯留部2、凹部5を含む蓋部3およびカップ部4は、熱伝導率や加工性を考慮してステンレス鋼によって形成されているが、銅またはアルミニウムなど他の熱伝導率等に優れた材料を使用することもできる。また、保冷材貯留部2、カップ部4および蓋部3の全部を必ずしも同一材料で形成する必要はなく、例えば特に冷却する必要があるカップ部4や蓋部3の凹部5を熱伝導率等に優れた上記の材料によって形成し、保冷材貯留部2や凹部5を除く蓋部3を熱伝導率が低い断熱材料などによって形成してもよい。
以上のように、本実施形態の保冷箱1は、カップ部4が保冷材貯留部2に一体的に取り付けられているので、実質的に保冷材貯留部2と蓋部3の2つの部品のみからなるコンパクトなものであり、電源や専用の保冷材を準備する必要もない。また、本実施形態の保冷箱1は、保冷材7として安価で且つ取り扱いが容易な水、氷または氷水などを用いることができ、これらの保冷材7は家庭内の冷蔵庫やコンビニエンス・ストアなど様々な場所から入手できることから、可搬性に優れており、場所を選ばす何処でも使用できるという特徴がある。
図3には、本考案の第2の実施形態に係る保冷箱1aを分解した状態の斜視図が示されており、そして図4(a)には、第2の実施形態に係る保冷箱1aを組み立てた状態の平面図が示されており、図4(b)には、図4(a)に示される保冷箱1aをY−Y断面で切り取った断面図が示されている。
図3,4を参照して理解されるように、本実施形態の保冷箱1aは、保冷材7aを貯留するための保冷材貯留部2aと保冷剤貯留部2aを覆う着脱可能な蓋部3aとから構成されている。
本実施形態の保冷剤貯留部2aは、水、氷または氷水などの保冷材7aを貯えることができるように上面が開口しており、底20aと周壁21aからなる容器である点において、第1の実施形態の保冷箱1と同じである。しかし、本実施形態の保冷剤貯留部2aにはカップ部4aが取り付けられていない。また、保冷剤貯留部2aの形状は特に限定がなく、その平面形状や高さは、冷却、保冷する飲料容器6aや後述するカップ部4aの大きさ、数、配置などに合わせて決められることは、第1の実施形態の保冷箱1と同様である。
本実施形態の保冷箱1aでは、カップ部4aは、その側面40aおよび底面41aが液密に構成されており、少なくとも蓋部3aに設けた蓋部開口31aの周縁から下方に向かって延びる有底且つ中空の筒を形成するように該蓋部3aに取り付けられている。また、カップ部4aの中空の筒は、蓋部開口31aの周縁から上方に向かって延びていてもよい。また、図示しないが、カップ部を複数個設ける場合、第1の実施形態の保冷箱1のように保冷材貯留部1に取り付けたカップ部4と、第2の実施形態の保冷箱1aのように蓋部3aに取り付けたカップ部4aとを組み合わせて構成してもよい。
蓋部3aは、保冷剤貯留部2aに貯えられた氷水などの保冷材7aの冷気を外部に逃がさないようにするためのものであり、このため、蓋部3aの大きさや形状は、貯留部開口22aの大きさや形状に合わせて決めればよい。本実施形態では、蓋部3aの大きさや形状は貯留部開口22aの大きさや形状と略同一であり、蓋部3aの縁には、保冷剤貯留部2aへ装着した後の蓋部3aの脱落防止および保冷箱1aの密閉性向上を目的とした折り返し30aが設けられている。
また、蓋部3aには、カップ部開口42aを兼ねた蓋部開口31aが設けられている。このため、本実施形態では、外部からカップ部4aの中へ容易にアクセスすることができ、飲料容器6aをカップ部4aの内外へ出し入れする際に蓋部3aと干渉することがない。なお、本実施形態では、カップ部開口42aは蓋部開口31aの縁の全周にわたり液密に接続されている。
このように、本実施形態の保冷箱1aでは、保冷材貯留部2aに貯えられた氷水などの保冷材7aは、蓋部3aおよびカップ部4aによって実質的に密閉され、外部に露出されることがないため、冷却、保冷効果を長期にわたり持続させることができる。また、保冷箱1aには、卓上など置き場所との伝熱抑制および疵付け防止の目的で、ゴムや樹脂などの熱伝導率の低い柔軟材料からなる脚部(図示せず)を保冷材貯留部2aの底20aの裏面に設けてもよい。
また、ビールや炭酸飲料などが内容された飲料容器6aは、氷水などの保冷材7aによって冷却、保冷されるカップ部4aの中に立てた状態で保持されるので、飲料容器6aを開栓前も開栓後も内容物を溢すことなく簡単に冷却、保冷することができる。
さらに、カップ部4aはその側面40aおよび底面41aが液密に構成されているので、カップ部4aの中へ周囲の氷水などの保冷材7が侵入することがない(図4(b)参照)。このため、開栓後、飲みかけの缶やペットボトルを保冷箱1aのカップ部4aの中に載置しても、浮力により、缶やペットボトルが浮き上がってカップ部4a内に保持できなくなるような不都合を生じることがない。
本実施形態の保冷箱1aでは、蓋部3aの上面に、例えば刺身などの被保冷対象物(図示せず)を載置するための凹部5aを設けてもよい。蓋部3aの上面に凹部5aを設けると、缶ビールなどの飲料容器6aの他に、刺身などのあてやつまみ物を凹部5aの中で同時に冷却したり保冷することができるので便利である。
凹部5aの形状や配置、個数は特に限定がないが、本実施形態では刺身などの被保冷対象物を容易に盛り付けられるように、平坦な皿形状の凹部5aを蓋部3a上面のカップ部開口42aと干渉しない位置に設けている。また、図4(b)に示されるように、凹部5aの底面(裏面)などは、その冷却、保冷効果を高めるため、保冷材貯留部2aに貯めた氷水などの保冷材7aと接することができるように配置されており、さらに凹部5aの中へ氷水などの保冷材7aが侵入しないように、凹部5aは蓋部3aの上面に液密に形成されている。
本実施形態の保冷材貯留部2a、カップ部4a及び凹部5aを含む蓋部3aは、熱伝導率や加工性を考慮してステンレス鋼によって形成されているが、銅またはアルミニウムなど他の熱伝導率等に優れた材料を使用することもできる。また、保冷材貯留部2a、蓋部3aの全部を必ずしも同一材料で形成する必要はなく、例えば特に冷却する必要がある蓋部3aのカップ部4aや凹部5aを熱伝導率等に優れた上記の材料によって形成し、保冷材貯留部2aやカップ部4a及び凹部5aを除く蓋部3aを熱伝導率が低い断熱材料などによって形成してもよい。
以上のように、本実施形態の保冷箱1aは、カップ部4aが蓋部3aに一体的に取り付けられているので、実質的に保冷材貯留部2aと蓋部3aの2つの部品のみからなるコンパクトなものであり、電源や専用の保冷材を準備する必要もない。また、本実施形態の保冷箱1aは、第1の実施形態に係る保冷箱1と同様に、保冷材7aとして安価で且つ取り扱いが容易な水、氷または氷水などを用いることができ、これらの保冷材7aは家庭内の冷蔵庫やコンビニエンス・ストアなど様々な場所から入手できることから、可搬性に優れており、場所を選ばす何処でも使用できるという特徴がある。
1,1a・・・・・保冷箱
2,2a・・・・・保冷材貯留部
20,20a・・・底
21,21a・・・周壁
22,22a・・・貯留部開口
3,3a・・・・・蓋部
30,30a・・・折り返し
31,31a・・・蓋部開口
4,4a・・・・・カップ部
40,40a・・・側面
41,41a・・・底面
42,42a・・・カップ部開口
5,5a・・・・・凹部
6,6a・・・・・飲料容器
7,7a・・・・・保冷材

Claims (8)

  1. 飲料容器を立てた状態で保持するための上部が開口したカップ部と、
    前記カップ部の周囲に保冷材を貯留するための保冷材貯留部と、
    前記保冷剤貯留部を覆う開閉可能な蓋部とを備え、そして
    前記蓋部は、前記カップ部の開口を通した飲料容器の出し入れに干渉しないように構成され、
    前記カップ部の側面および底面は液密に構成されている、飲料容器の保冷箱。
  2. 前記蓋部は蓋部開口を有し、前記カップ部は、少なくとも前記蓋部開口の周縁から下方に向かって延びる中空の筒と、前記筒の底部とから構成されている、請求項1に記載の保冷箱。
  3. 前記カップ部は、前記保冷材貯留部の内側底面から上方に向かって延びる中空の筒によって構成されている、請求項1に記載の保冷箱。
  4. 前記蓋部の上面は、被保冷対象物を載置するための凹部を有する、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の保冷箱。
  5. 前記カップ部を複数備える、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の保冷箱。
  6. 前記カップ部、前記保冷材貯留部および/または前記蓋部は、銅、アルミニウムまたはステンレス鋼によって形成されている、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の保冷箱。
  7. 前記保冷材は水、氷または氷水である、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の保冷箱。
  8. 前記飲料容器は缶、ペットボトルまたは瓶である、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の保冷箱。
JP2020002196U 2020-06-08 2020-06-08 飲料容器の保冷箱 Expired - Fee Related JP3228298U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020002196U JP3228298U (ja) 2020-06-08 2020-06-08 飲料容器の保冷箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020002196U JP3228298U (ja) 2020-06-08 2020-06-08 飲料容器の保冷箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3228298U true JP3228298U (ja) 2020-10-22

Family

ID=72829058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020002196U Expired - Fee Related JP3228298U (ja) 2020-06-08 2020-06-08 飲料容器の保冷箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3228298U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6405557B1 (en) Cooler floor support tray
US7296434B2 (en) Cooler
US5845514A (en) Chilling apparatus
US8230697B2 (en) Cooler and cooler accessory with integrated liquid dispenser
US4802344A (en) Portable cooler for beverage kegs
US4344300A (en) Chillerwell cooler
US5207076A (en) Pitcher cooler
US3310953A (en) Portable refrigerator for beverage containers and the like
US4519219A (en) Receptacle for beverage container
JP2010202259A (ja) 携帯断熱容器
US20120193366A1 (en) Flexible Foam Beverage Holder
US5328050A (en) Dual nested liquid container
US4483157A (en) Cold pack for beverage keg
US20040124114A1 (en) Hot chilly thermal totes
JP3228298U (ja) 飲料容器の保冷箱
JP2004156839A (ja) 缶入り飲料冷却器並びに缶入り飲料冷却方法
CA2657663C (en) Cooler with integrated liquid dispenser
JP2007050178A (ja) クーラー装置
JP3215595U (ja) 過冷却装置
RU2146217C1 (ru) Тара с термоизолирующей упаковкой (варианты)
JPH1077072A (ja) 保温・保冷器
KR200435219Y1 (ko) 광고면이 형성된 컵 형상의 아이스팩 케이스
KR200275369Y1 (ko) 냉각 기능을 위한 냉각 팩을 갖춘 식음료 용기
JP3043418U (ja) 保冷用袋体
JPS623656Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3228298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees