JP2003042068A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機

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JP2003042068A JP2001231458A JP2001231458A JP2003042068A JP 2003042068 A JP2003042068 A JP 2003042068A JP 2001231458 A JP2001231458 A JP 2001231458A JP 2001231458 A JP2001231458 A JP 2001231458A JP 2003042068 A JP2003042068 A JP 2003042068A
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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/80Other components
    • F04C2240/806Pipes for fluids; Fittings therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/008Hermetic pumps

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  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入接続管と吸入外管のロー付け時に、熱膨
張率の違いから収縮寸法に差が生じて応力を発生し、シ
リンダに作用して変形させる。この結果、ピストンとの
摺動すきまの均一性が狂い、摺動面に偏摩耗が生じ、あ
るいは摺動すきまが無くなり、ピストンの回転運動が阻
害され圧縮機構の機能が停止する恐れもあるという課題
があった。 【解決手段】 吸入外管とのロー付け部とシリンダへの
圧入部との間に吸入接続管本体よりも柔らかい材質を介
在させ、その変形やずれにより熱膨張率の違いにより発
生する応力を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房装置あるい
は冷蔵庫などに用いられるスクロール圧縮機やロータリ
ー圧縮機などの密閉型電動圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷暖房装置、あるいは冷蔵庫
などの冷却装置にはスクロール圧縮機やロータリー圧縮
機などの密閉型電動圧縮機が用いられており、ロータリ
ー圧縮機を例に従来の技術を説明する。
【0003】図10と図11に示すように、密閉容器1
0の内部には、圧縮機構部11、電動機部17を構成す
る回転子16と固定子15、電動機部17の回転力を圧
縮機構部11に伝達するクランク軸12が配設されてい
る。
【0004】圧縮機構部11にはクランク軸12を支持
する軸受部材1と、軸受部材1に締結固定されたシリン
ダ6が配設され、シリンダ6にはクランク軸12を支持
するもう一方の軸受部材9が締結固定されている。さら
にシリンダ6にはクランク軸12を勘合挿入したピスト
ン7が配設され、ピストン7がクランク軸12の回転に
伴いシリンダ6の内部を円滑に摺動するように組み立て
られており、軸受部材1はスポット溶接等の溶接手段に
より密閉容器10に固定支持されている。
【0005】一方、シリンダ6には、冷媒ガス吸入口3
が設けられ、冷媒ガス吸入口3には密閉容器10の外部
から冷媒ガスをシリンダ6へ導くための吸入接続管2が
圧入固定されている。さらに、この吸入接続管2のもう
一方の端部は密閉容器10に予め取り付けられた吸入外
管4と冷媒ガスの流路管5と共に結合点13でロー付け
固定されている。
【0006】上記構成において、電動機部17の回転子
16が回転すると、この回転力はクランク軸12によっ
て圧縮機構部11に伝達され、圧縮機構部11ではピス
トン7がシリンダ6の内部を回転摺動して冷媒ガスを圧
縮し、圧縮機構部11から送り出された圧縮冷媒ガスが
冷凍サイクル(図示せず)を循環して膨張冷媒ガスとな
って冷媒ガスの流路管5から吸入接続管2を通り、再び
冷媒ガス吸入口3から圧縮機構部11に戻る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、冷媒
ガス吸入口3に吸入接続管2の端部を圧入固定し、吸入
接続管2のもう一方の端部を吸入外管4の端部に冷媒ガ
スの流路管5と共にロー付け固定する際、ロー付けのバ
ーナーの火力で吸入外管4が熱膨張した状態でロー材が
結合点13に供給され、バーナーが除去された時点で吸
入外管4と吸入接続管2が冷却収縮を始める一方で、液
状化したロー材も結合点13で冷却されて吸入外管4と
吸入接続管2と冷媒ガスの流路管5を密封固定する。
【0008】この時、吸入外管4が冷却収縮して室温で
の寸法に戻るよりも先にロー材が冷えて固形化するため
に、吸入接続管2は結合点13で吸入外管4に固定され
た状態となり、吸入外管4の軸方向の収縮作用に連なっ
て、軸方向に押されながら収縮する。
【0009】ところが吸入接続管2は鉄系材料で構成さ
れており、銅系材料で構成された吸入外管4に比べて熱
膨張率が小さいため、収縮に際して吸入外管4より吸入
接続管2の収縮寸法が小さくなる。吸入接続管2は両端
部を固定されているので、これら収縮寸法の差を解消し
ようとして吸入接続管2の軸方向には両端から押す方向
に力が働く。
【0010】一方、吸入接続管2は鉄系材料で構成され
ているのでその剛性が高く、軸方向に働く力に対する内
部応力の作用により、冷媒ガス吸入口3での圧入保持さ
れた部分を介してシリンダ6に働く押し圧として作用
し、このためシリンダ6は径方向に歪みを生じて変形す
る。
【0011】また、シリンダ6にはクランク軸12を勘
合挿入したピストン7がクランク軸12の回転に伴いシ
リンダ6の内部を円滑に摺動するように組み込まれてお
り、シリンダ6が歪むとシリンダ6とピストン7の摺動
すきまの均一性に狂いが生じ、摺動面が偏摩耗する。ま
た、歪みが大きいと摺動すきまが無くなりピストン7の
回転運動が阻害され圧縮機構の機能が停止する。
【0012】これを防ぐために、予め吸入接続管2がシ
リンダ6を変形させる量を見込んでシリンダ6とピスト
ン7の摺動すきまを大きく組み立てておくと、シリンダ
6とピストン7が冷媒ガスを圧縮する時に圧縮ガスが摺
動すきまから逆流漏出する量が多くなり圧縮機の基本性
能が著しく低下するという課題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は吸入外管と吸入接続管をロー付け固定する
際に生じる、吸入接続管を両端部から軸方向に押すよう
に働く力を吸入接続管の変形とずれで吸収してしまい、
あるいは吸入接続管を冷媒ガス吸入口に圧入した部分の
構成部材の変形とずれにより吸収して、吸入接続管に生
じる応力がシリンダを変形させることを防ぐものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するための本発明
の第1の発明では、密閉容器内に圧縮機構部と、この圧
縮機構部を駆動する電動機と、この電動機の回転力を圧
縮機構部に伝達するためのクランク軸を配設し、密閉容
器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構部に設けた冷媒ガ
ス吸入口へ導くための吸入接続管を配設した電動圧縮機
において、吸入接続管の母材を鉄系材料と鉄系材料より
柔らかい材料で構成しているので、吸入接続管に生じる
内部応力が柔らかい材料の微少変形により吸収されてシ
リンダの変形を防ぐ事が出来る。
【0015】また、第2の発明では、吸入接続管を鉄管
と銅管を突き合わせ接合して構成しているので、吸入接
続管に生じる内部応力が銅管の微少変形により吸収され
てシリンダの変形を防ぐ事が出来る。さらに、銅管部分
を冷媒ガス吸入口に圧入した場合では、銅管の微少変形
に加え、銅管表面と冷媒ガス吸入口の接触面の微少ずれ
により内部応力が吸収されるので、シリンダの変形を防
ぐことが出来る。
【0016】また、第3の発明では、密閉容器内に圧縮
機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機と、この電
動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸
を配設し、密閉容器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構
部に設けた冷媒ガス吸入口へ導くための吸入接続管を配
設した電動圧縮機において、吸入接続管と冷媒ガス吸入
口の間に吸入接続管の材料より柔らかい材料を配設して
いるので、吸入接続管に生じる内部応力が柔らかい材料
の微少変形と、柔らかい材料表面の微少ずれにより吸収
されてシリンダの変形を防ぐことが出来る。
【0017】また、第4の発明では、吸入接続管と冷媒
ガス吸入口の間に銅管を配設しているので、吸入接続管
に生じる内部応力が銅管の微少変形と、銅管表面の微少
ずれにより吸収されてシリンダの変形を防ぐことが出来
る。
【0018】また、第5の発明では、吸入接続管を鉄管
の外周部に銅管を接合して構成しているので、吸入接続
管に生じる内部応力が銅管の微少変形と、銅管表面と冷
媒ガス吸入口の接触面の微少ずれにより吸収されてシリ
ンダの変形を防ぐことが出来る。
【0019】また、第6の発明では、密閉容器内に圧縮
機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機と、この電
動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸
を配設し、密閉容器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構
部に設けた冷媒ガス吸入口へ導くための吸入接続管を配
設した電動圧縮機において、吸入接続管には歪みを吸収
する弾性部を設けているので、吸入接続管に生じる応力
が弾性部の変形で吸収されてシリンダの変形を防ぐこと
が出来る。
【0020】また、第7の発明では、密閉容器内に圧縮
機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機と、この電
動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸
を配設し、密閉容器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構
部に設けた冷媒ガス吸入口へ導くための吸入接続管を配
設した電動圧縮機において、吸入接続管を管の軸方向に
可動する構成としているので、吸入接続管に生じる応力
は可動部が軸方向にずれることで吸収されてシリンダの
変形を防ぐことが出来る。
【0021】また、第8の発明では、吸入接続管の軸方
向可動部にシール材を配設しているので、吸入接続管に
生じる応力は可動部が軸方向にずれることで吸収されて
シリンダの変形を防ぐことが出来る一方で、可動部から
の冷媒ガスの漏出を防ぐことが出来る。
【0022】以下、本発明の実施形態について図1から
図9を参照して説明する。
【0023】(実施の形態1)図1に本発明の第1の実
施形態を示す。吸入接続管20は鋼管に銅メッキを施し
た管2aおよび鋼管2bと耐熱性のゴム管2cで組み立
てられている。鋼管に銅メッキを施した管2aが吸入外
管4にロー付け固定されるときに生じる軸方向への圧縮
応力はゴム管2cが歪むことで吸収され、鋼管2bが冷
媒ガス吸入口3での圧入保持部でシリンダ6に押し圧を
伝えることが無くなり、シリンダ6を歪ませることがな
い。
【0024】(実施の形態2)図2に本発明の第2の実
施形態を示す。吸入接続管21は鋼管2dと銅管2eを
突き合わせて接合されており、銅管2eが吸入外管4に
ロー付け固定されるときに生じる軸方向への圧縮応力
は、ロー付け時の加熱で軟化した銅管2eの銅材が歪む
ことにより吸収され、鋼管2dが冷媒ガス吸入口3での
圧入保持部でシリンダ6に押し圧を伝えることが無くな
り、シリンダ6を歪ませることがない。
【0025】(実施の形態3)図3に第3の実施形態を
示す。吸入接続管22は銅管2fと鋼管に銅メッキを施
した管2gを突き合わせて接合されており、銅メッキを
施した管2gが吸入外管4にロー付け固定されるときに
生じる軸方向への圧縮応力は、ロー付け時の加熱で銅管
2fの銅材が歪むことにより吸収され、さらに、内部応
力が残存する場合は冷媒ガス吸入口3との圧入保持部で
銅管2fが微少ずれを起こしてこれを吸収するので銅管
2fがシリンダ6に押し圧を伝えることが無くなり、シ
リンダ6を歪ませることがない。
【0026】(実施の形態4)図4に本発明の第4の実
施形態を示す。冷媒ガス吸入口3の内壁部にはシリコン
樹脂層8がコーティングされており、吸入接続管23が
吸入外管4にロー付け固定されるときに生じる軸方向へ
の圧縮応力は、吸入接続管23とシリコン樹脂層8の接
触面で吸入接続管23がシリコン樹脂層8を変形させ、
あるいは吸入接続管23がシリコン樹脂層8との界面で
滑ってずれることにより吸収するので吸入接続管23が
シリンダ6に押し圧を伝えることが無くなり、シリンダ
6を歪ませることがない。
【0027】(実施の形態5)図5に本発明の第5の実
施形態を示す。冷媒ガス吸入口3には予め銅管8aが圧
入固定されており、吸入接続管24は鋼材でできており
銅管8aに後から圧入固定される。吸入接続管24が吸
入外管4にロー付け固定されるときに生じる軸方向への
圧縮応力は、吸入接続管24と銅管8aの接触面で吸入
接続管24が銅管8aの内壁表面部を変形させ、あるい
は吸入接続管24が銅管8aとの界面で滑ってずれるこ
とにより吸収するので吸入接続管24がシリンダ6に押
し圧を伝えることが無くなり、シリンダ6を歪ませるこ
とがない。
【0028】(実施の形態6)図6に本発明の第6の実
施形態を示す。吸入接続管25は鋼管2hの外周部に銅
管8bが配設されて構成されており、吸入接続管25が
吸入外管4にロー付け固定されるときに生じる軸方向へ
の圧縮応力は、吸入接続管25を冷媒ガス吸入口3に圧
入した部分で銅管8bの表面が銅材質の展性の作用で変
形し、あるいは銅管8bが冷媒ガス吸入口3へ圧入した
部分で滑ってずれることにより吸収するので吸入接続管
25がシリンダ6に押し圧を伝えることが無くなり、シ
リンダ6を歪ませることがない。
【0029】(実施の形態7)図7に本発明の第7の実
施形態を示す。吸入接続管26にはひだ状の弾性部2j
が設けられており、吸入接続管26が吸入外管4にロー
付け固定されるときに生じる軸方向への圧縮応力は、弾
性部2jが変形することで吸収されるので吸入接続管2
6がシリンダ6に押し圧を伝えることが無くなり、シリ
ンダ6を歪ませることがない。
【0030】(実施の形態8)図8に本発明の第8の実
施形態を示す。吸入接続管27は2つの管が組み合わさ
れた構成で、管2kの内径部と管2nの外径部が圧入気
味に勘合挿入されている。また、管2kと管2nの圧入
は、管2kと冷媒ガス吸入口3との圧入力より小さい力
で行えるよう構成されており、吸入接続管27が吸入外
管4にロー付け固定されるときに生じる軸方向への圧縮
応力は、管2kと管2nが圧入部で微少ずれを生じるこ
とで吸収されるので吸入接続管27がシリンダ6に押し
圧を伝えることが無くなり、シリンダ6を歪ませること
がない。
【0031】(実施の形態9)図9に本発明の第9の実
施形態を示す。吸入接続管28は2つの管が組み合わさ
れた構成で、管2pと管2rは可動部で樹脂系シール材
2sを介して密着挿入されている。吸入接続管28が吸
入外管4にロー付け固定されるときに生じる軸方向への
圧縮応力は、管2pと管2rが可動部で樹脂系シール材
2sを介して微少ずれを生じることで吸収されるので吸
入接続管28がシリンダ6に押し圧を伝えることが無く
なり、シリンダ6を歪ませることがない。一方で、管2
pと管2rの可動部を精密に加工しなくとも可動部から
の冷媒ガスの漏出を防ぐことが出来る。
【0032】
【発明の効果】上記実施形態から明らかなように、第1
の発明は、密閉容器内に圧縮機構部と、この圧縮機構部
を駆動する電動機と、この電動機の回転力を圧縮機構部
に伝達するためのクランク軸を配設し、密閉容器の外部
から冷媒ガスを前記圧縮機構部に設けた冷媒ガス吸入口
へ導くための吸入接続管を配設した電動圧縮機におい
て、吸入接続管の母材を鉄系材料と鉄系材料より柔らか
い材料で構成しているので、吸入接続管に生じる内部応
力が柔らかい材料の微少変形により吸収されてシリンダ
の変形を防ぐ事が出来る。
【0033】また、第2の発明では、吸入接続管を鉄管
と銅管を突き合わせ接合して構成しているので、吸入接
続管に生じる内部応力が銅管の微少変形により吸収され
てシリンダの変形を防ぐ事が出来る。さらに、銅管部分
を冷媒ガス吸入口に圧入した場合では、銅管の微少変形
に加え、銅管表面と冷媒ガス吸入口の接触面の微少ずれ
により内部応力が吸収されるので、シリンダの変形を防
ぐことが出来る。
【0034】また、第3の発明では、密閉容器内に圧縮
機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機と、この電
動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸
を配設し、密閉容器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構
部に設けた冷媒ガス吸入口へ導くための吸入接続管を配
設した電動圧縮機において、吸入接続管と冷媒ガス吸入
口の間に吸入接続管の材料より柔らかい材料を配設して
いるので、吸入接続管に生じる内部応力が柔らかい材料
の微少変形と、柔らかい材料表面の微少ずれにより吸収
されてシリンダの変形を防ぐことが出来る。
【0035】また、第4の発明では、吸入接続管と冷媒
ガス吸入口の間に銅管を配設しているので、吸入接続管
に生じる内部応力が銅管の微少変形と、銅管表面の微少
ずれにより吸収されてシリンダの変形を防ぐことが出来
る。
【0036】また、第5の発明では、吸入接続管を鉄管
の外周部に銅管を接合して構成しているので、吸入接続
管に生じる内部応力が銅管の微少変形と、銅管表面と冷
媒ガス吸入口の接触面の微少ずれにより吸収されてシリ
ンダの変形を防ぐことが出来る。
【0037】また、第6の発明では、密閉容器内に圧縮
機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機と、この電
動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸
を配設し、密閉容器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構
部に設けた冷媒ガス吸入口へ導くための吸入接続管を配
設した電動圧縮機において、吸入接続管には歪みを吸収
する弾性部を設けているので、吸入接続管に生じる応力
が弾性部の変形で吸収されてシリンダの変形を防ぐこと
が出来る。
【0038】また、第7の発明では、密閉容器内に圧縮
機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機と、この電
動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸
を配設し、密閉容器の外部から冷媒ガスを前記圧縮機構
部に設けた冷媒ガス吸入口へ導くための吸入接続管を配
設した電動圧縮機において、吸入接続管を管の軸方向に
可動する構成としているので、吸入接続管に生じる応力
は可動部が軸方向にずれることで吸収されてシリンダの
変形を防ぐことが出来る。
【0039】また、第8の発明では、吸入接続管の軸方
向可動部にシール材を配設しているので、吸入接続管に
生じる応力は可動部が軸方向にずれることで吸収されて
シリンダの変形を防ぐことが出来る一方で、可動部から
の冷媒ガスの漏出を防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図2】本発明の第2の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図3】本発明の第3の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図4】本発明の第4の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図5】本発明の第5の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図6】本発明の第6の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図7】本発明の第7の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図8】本発明の第8の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図9】本発明の第8の実施形態における密閉型電動圧
縮機の部分縦断面図
【図10】従来例の密閉型電動圧縮機の縦断面図
【図11】従来例の密閉型電動圧縮機の縦部分断面図
【符号の説明】
1 軸受部材 2 吸入接続管 3 冷媒ガス吸入口 4 吸入外管 5 冷媒ガス流路管 6 シリンダ 7 ピストン 8 鉄系材料より柔らかい材料 9 軸受部材 10 密閉容器 11 圧縮機構部 12 クランク軸 15 固定子 16 回転子 17 電動機部
フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AA05 AB04 AC03 AD02 CD01 CD06 3H029 AA04 AA13 AB03 BB11 BB16 BB32 BB44 CC24 CC30 CC38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に圧縮機構部と、この圧縮機
    構部を駆動する電動機と、この電動機の回転力を圧縮機
    構部に伝達するためのクランク軸を配設し、密閉容器の
    外部から冷媒ガスを前記圧縮機構部に設けた冷媒ガス吸
    入口へ導くための吸入接続管を配設した電動圧縮機にお
    いて、吸入接続管を鉄系材料と鉄系材料より柔らかい材
    料とで構成したことを特徴とする電動圧縮機。
  2. 【請求項2】 吸入接続管を鉄管と銅管を突き合わせ接
    合して構成したことを特徴とする請求項1に記載の電動
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に圧縮機構部と、この圧縮機
    構部を駆動する電動機と、この電動機の回転力を圧縮機
    構部に伝達するためのクランク軸を配設し、密閉容器の
    外部から冷媒ガスを前記圧縮機構部に設けた冷媒ガス吸
    入口へ導くための吸入接続管を配設した電動圧縮機にお
    いて、吸入接続管と冷媒ガス吸入口の間に吸入接続管の
    材料より柔らかい材料を配設したことを特徴とする電動
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 吸入接続管と冷媒ガス吸入口の間に銅管
    を配設したことを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮
    機。
  5. 【請求項5】 吸入接続管を鉄管の外周部に銅管を接合
    して構成したことを特徴とする請求項1または請求項4
    に記載の電動圧縮機。
  6. 【請求項6】 密閉容器内に圧縮機構部と、この圧縮機
    構部を駆動する電動機と、この電動機の回転力を圧縮機
    構部に伝達するためのクランク軸を配設し、密閉容器の
    外部から冷媒ガスを前記圧縮機構部に設けた冷媒ガス吸
    入口へ導くための吸入接続管を配設した電動圧縮機にお
    いて、吸入接続管には歪みを吸収する弾性部を設けたこ
    とを特徴とする電動圧縮機。
  7. 【請求項7】 密閉容器内に圧縮機構部と、この圧縮機
    構部を駆動する電動機と、この電動機の回転力を圧縮機
    構部に伝達するためのクランク軸を配設し、密閉容器の
    外部から冷媒ガスを前記圧縮機構部に設けた冷媒ガス吸
    入口へ導くための吸入接続管を配設した電動圧縮機にお
    いて、吸入接続管を管の軸方向に可動する構成としたこ
    とを特徴とする電動圧縮機。
  8. 【請求項8】 吸入接続管の軸方向可動部にシール材を
    配設したことを特徴とする請求項7に記載の電動圧縮
    機。
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