JP5003405B2 - スクロール圧縮機の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スクロール圧縮機の製造方法に関するものである。
従来より、特許文献1に開示されているようなスクロール圧縮機が知られている。この種のスクロール圧縮機は、駆動軸を介して駆動モータと連結した圧縮機構をケーシング内に収容している。
図13には、従来のスクロール圧縮機における縦断面図を示している。図13に示すように、上記スクロール圧縮機(50)のケーシングは、縦長円筒状の胴体(51)と、胴体の両端開口を閉塞するように固定された椀状の上部蓋体(54)及び下部蓋体(55)を備えており、該胴体(51)に上記圧縮機構(60)が取り付けられている。
上記圧縮機構(60)は、渦巻き状の固定側ラップ(61b)を鏡板(61a)上に有する固定スクロール(61)と、渦巻き状の可動側ラップ(62b)を鏡板(62a)上に有する可動スクロール(62)とを備えている。ここで、固定スクロール(61)及び可動スクロール(62)は各ラップ(61b,62b)側の面が、スクロール圧縮機(50)の軸方向に互いに向き合って、両方のラップ(61b,62b)が噛み合うように配置されている。このように配置することにより、ラップ間に圧縮室(64)が形成される。そして、可動スクロール(62)が固定スクロール(61)に対して偏心回転運動を行うことにより、この圧縮室(64)が収縮し、該圧縮室(64)に吸入された冷媒などのガスが圧縮される。
上記固定スクロール(61)には、該固定スクロール(61)の厚さ方向、つまりスクロール圧縮機(50)の軸方向に貫くように延びる吸入通路(57)を固定側ラップ(61b)の外側に有している。この吸入通路(57)は、上記圧縮室(64)の最外周端に開口する吸入孔(56)と該固定スクロール(61)の上面に形成された吸入開口(53)とを連通するものであり、該吸入開口(53)には、上部蓋体(54)を固定スクロール(61)の厚さ方向に貫通する吸入管継手(59)を介して吸入管(52)が接続されている。このように構成することにより、上記吸入管(52)を流れる吸入ガスを上記吸入管継手(59)を介して上記圧縮室(64)に導入することができる。
ところで、上記スクロール圧縮機(50)において、上部蓋体(54)を胴体(51)に固定する固定方向(図13におけるスクロール圧縮機の軸方向)と、吸入管継手(59)を吸入通路(57)に挿入する挿入方向とが同方向である。このため、このスクロール圧縮機(50)を組み立てる場合には、予め吸入管継手(59)を上部蓋体(54)に取り付けた後、該吸入管継手(59)の端部が固定スクロール(61)の吸入開口(53)に挿入されるように、該上部蓋体(54)を胴体(51)に固定することが可能である。したがって、上部蓋体(54)と該吸入管継手(59)とを取り付け易い姿勢にして取り付けることができる。
特開平11−022663号公報
しかしながら、上記吸入通路を固定スクロールの径方向に沿うように配置する場合には、上記固定方向と上記挿入方向とが異なることになる。この二つの方向が異なると、上述のように予め吸入管継手を上部蓋体に取り付けてから上部蓋体を胴体に固定することができない。したがって、先に上部蓋体を胴体に固定してから、該上部蓋体に形成された貫通孔から吸入管継手を吸入通路内に挿入する必要がある。
この場合において、上部蓋体がすでに胴体に固定されているため、この胴体が邪魔をして、上部蓋体の外面に吸入管継手を取り付けるための作業スペースが制約されてしまう。したがって、吸入管継手の取付作業が行いにくくなり、場合によっては取付不良が起こることが考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、分割されたケーシングと該ケーシングを貫通して圧縮機構の吸入通路に挿入される吸入管継手とを備えたスクロール圧縮機において、分割されたケーシング同士の固定する固定方向と、吸入通路に吸入管継手を挿入する挿入方向と異なる場合であっても、吸入管継手とケーシングとの接合を容易にして、スクロール圧縮機の組立性を向上することにある。
第1の発明は、縦長円筒状の胴体(11)及び該胴体(11)の両端部に固定された椀状の蓋体(14)からなるケーシングと、上記胴体(11)の内周面に固定された圧縮機構(20)とを有し、上記圧縮機構(20)は、胴体(11)の長さ方向に対向する固定スクロール(21)と可動スクロール(22)との鏡板(21a,22a)上に立設された渦巻き状のラップ(21b,22b)同士が噛み合って形成される圧縮室(24)と、該圧縮室(24)の最外周端部に開口する吸入孔(12)から固定スクロール(21)を貫くように延びて該固定スクロール(21)の外面に形成された吸入開口(13)に連通する吸入通路(29)とを備えたスクロール圧縮機を前提としている。
上記スクロール圧縮機の吸入通路(29)は、胴体(11)の径方向に延びる一方、上記蓋体(14)に設けられた貫通孔を貫通して上記吸入開口(13)から吸入通路(29)内へ胴体(11)の径方向に向かって挿入された吸入管継手(19a)と、該吸入管継手(19a)の外周面と上記貫通孔の内周面との間に設けられて一端が上記吸入開口(13)に連通し、他端が吸入管継手(19a)の外周面に接合された円筒状の接続部材(15)とが設けられている。
さらに、上記吸入通路(29)内には、弾性部材と該弾性部材の端部に設けられた弁体とを有し、該弁体に加わる力に応じて該弾性部材を伸縮させて上記吸入孔(12)を開閉する吸入逆止弁(16)が設けられ、上記吸入逆止弁(16)が、上記吸入孔(12)の閉状態時に有する弾性部材の伸張力で上記弁体を吸入管継手(19a)の端部を圧接して、吸入通路(29)内に固定される一方、上記吸入管継手(19a)が、上記伸張力に対する耐力性を有する金属で形成されている。
そして、上記スクロール圧縮機を製造する方法、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)が外部に露出するように上記胴体(11)の内周面に圧縮機構(20)を固定する固定工程と、内周面に圧縮機構(20)が固定された胴体(11)と予め上記貫通孔に接続部材(15)が内挿接合された蓋体(14)とを、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)と上記接続部材(15)の一端の開口とが連通するように固定する連通固定工程と、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)と連通した接続部材(15)の他端側の開口から上記吸入逆止弁(16)を吸入通路(29)内に挿入する挿入工程と、上記吸入逆止弁(16)が挿入された吸入通路(29)内に、上記吸入管継手(19a)を所定の挿入位置まで挿入した状態で、該吸入管継手(19a)の外周面と上記接続部材(15)の他端とを接合する接合工程とを備えたことを特徴としている。
なお、上記弁体に加わる力とは、上記吸入通路(29)を介して圧縮室(24)に送られる吸入ガスの圧力が弁体に作用する力のことをいう。
又、上記吸入逆止弁(16)は、弁体に加わる力が弾性部材の弾性力よりも大きくなると、該弾性部材が収縮して吸入孔(12)が開き、圧縮室(24)に吸入ガスが吸い込まれるように構成されている。一方、上記吸入逆止弁(16)は、弁体に加わる力が弾性部材の弾性力よりも小さくなると、該弾性部材が収縮前の状態に戻り、吸入孔(12)が閉じて圧縮室(24)への吸入ガスの流れが遮断されるように構成されている。
第1の発明では、上記吸入管継手(19a)の接合位置を蓋体(14)の外面から上記接続部材(15)の他端にすることができる。これにより、上記接合位置を胴体(11)から遠ざけることができ、上記吸入管継手(19a)を接合するための作業スペースを確保することができる。したがって、該吸入管継手(19a)の接合作業を容易に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、上記接合工程における吸入管継手(19a)の所定の挿入位置を決定する位置決め治具(17)を有し、上記位置決め治具(17)は、上記吸入管継手(19a)を内挿する軸部と、該軸部の一端に形成されて、内挿した吸入管継手(19a)の管端が当接する当接部と、該軸部の他端に形成されて、吸入通路(29)内における吸入逆止弁(16)の弁体を押圧する押圧部とを備えていることを特徴としている。
第2の発明では、上記接合工程で上記位置決め治具(17)を用いることにより、上記吸入管継手(19a)を所定の挿入位置まで挿入する作業を容易に行うことができる。つまり、上記吸入管継手(19a)を軸部に内装した状態の位置決め治具(17)を上記押圧部側から上記吸入通路(29)へ挿入することにより、上記押圧部が上記吸入逆止弁(16)の弁体を押圧して上記弾性部材を収縮させた状態で、吸入通路(29)内における吸入管継手(19a)の挿入位置を決定することができる。
第3の発明は、第1の発明において、上記吸入管継手(19a)の外周面にメッキ層が形成され、該メッキ層は、上記接続部材(15)と同一金属で構成されていることを特徴としている。
第3の発明では、上記吸入管継手(19a)のメッキ層と上記接続部材(15)とが同一金蔵で構成されるので、上記吸入管継手(19a)の外周面と上記接続部材(15)の他端との接合を、異種金属同士の接合よりも容易に行うことができる。
本発明によれば、上記吸入管継手(19a)の接合位置を上記接続部材(15)の他端とすることができる。これにより、上記接合位置を胴体(11)から遠ざけることができ、上記吸入管継手(19a)を接合するための作業スペースを確保することができる。したがって、該吸入管継手(19a)との接合が容易に行うことができ、スクロール圧縮機の組立性を向上することができる。
第2の発明によれば、上記接合工程で上記位置決め治具(17)を用いることにより、上記吸入管継手(19a)を所定の挿入位置まで挿入する作業を容易に行うことができる。これにより、スクロール圧縮機の組立性を向上することができる。
第3の発明によれば、上記吸入管継手(19a)の外周面と上記接続部材(15)の他端との接合が、異種金属同士の接合よりも容易に行うことができる。これにより、スクロール圧縮機の組立性を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のスクロール圧縮機(10)は、例えば、空気調和装置の蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路に設けられ、冷媒を圧縮するものである。図1に示すように、上記スクロール圧縮機(10)は、密閉容器状のケーシング内に収容された圧縮機構(20)と、該ケーシングを貫通して圧縮機構(20)に接続される吸入管継手(19a)とを備えている。尚、後述する圧縮機構(20)に設けられた圧縮室(24)から吐出されるガスが流れる吐出通路の図示は省略している。
上記ケーシングは、縦長円筒状の胴体(11)と椀状の蓋体(14)とを備え、上記蓋体(14)が上記胴体(11)の両端開口部を閉塞するように固定されて密閉容器を構成している。又、上側にある蓋体(14)には外周面に貫通孔が設けられ、該貫通孔には接続管(接続部材)(15)が挿入固定されている。そして、該接続管(15)の内周面に吸入管継手(19a)が挿入されている。ここで、上記接続管(15)は銅部材で形成されている。又、上記吸入管継手(19a)は鉄部材で形成されるとともに、外周面に銅メッキ層が形成されている。
上記吸入管継手(19a)は、吸入管(図示せず)と圧縮機構(20)とを接続して、該吸入管を流れる吸入ガスを圧縮機構(20)に導入するためものである。この吸入管継手(19a)は、該吸入管継手(19a)の外周面と上記接続管(15)の一端とがロウ付け(接合)されることにより、接続管(15)に固定されている。
上記ケーシング内には、冷媒を圧縮する圧縮機構(20)と、該圧縮機構(20)を駆動する電動機(45)とが収納されている。この電動機(45)は、圧縮機構(20)の下方に配置され、回転軸である駆動軸(40)を介して圧縮機構(20)に連結されている。
上記電動機(45)は、ステータ(46)とロータ(47)とによって構成されている。ステータ(46)は、ケーシングの胴体(11)に固定されている。ロータ(47)は、駆動軸(40)の主軸部(41)に連結され、駆動軸(40)を回転駆動する。
上記駆動軸(40)は、主軸部(41)と偏心部(42)とを備え、クランクを構成している。上記偏心部(42)は、主軸部(41)よりも小径に形成され、主軸部(41)の上端面に立設されている。そして、この偏心部(42)は、主軸部(41)の軸心に対して所定距離だけ偏心し、偏心ピンを構成している。
上記ケーシングの胴体(11)の下端付近には、下部軸受部材(48)が固定されている。この下部軸受部材(48)は、駆動軸(40)の主軸部(41)の下端部を回転自在に支持している。なお、図示しないが、上記駆動軸(40)の内部には、上下方向へ延びる給油通路が形成され、主軸部(41)の下端部には、遠心ポンプが設けられている。この遠心ポンプによってケーシングの底部から吸い上げられた冷凍機油は、駆動軸(40)の給油通路を通って圧縮機構(20)の各摺動部へ供給される。
上記圧縮機構(20)は、可動スクロール(22)と固定スクロール(21)とハウジング(23)とを備えている。
上記可動スクロール(22)は、可動側鏡板部(22a)と可動側ラップ(22b)とボス部(22c)とを備えている。上記可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)は、略円板状に形成されている。上記可動側ラップ(22b)は、可動側鏡板部(22a)の上面に立設され、該可動側鏡板部(22a)に一体形成されている。この可動側ラップ(22b)は、高さが一定の渦巻き壁状に形成されている。上記ボス部(22c)は、可動側鏡板部(22a)の下面から下方へ延設され、該可動側鏡板部(22a)に一体形成されている。このボス部(22c)には、駆動軸(40)の偏心部(42)が挿入されている。つまり、上記駆動軸(40)が回転すると、可動スクロール(22)が主軸部(41)の軸心を中心として公転する。この可動スクロール(22)の公転半径は、偏心部(42)の偏心量、すなわち主軸部(41)の軸心と偏心部(42)の軸心との距離と同じである。
上記固定スクロール(21)は、固定側鏡板部(21a)と固定側ラップ(21b)と縁部(21c)と吸入通路(29)とを備えている。上記固定スクロール(21)の固定側鏡板部(21a)は、略円板状に形成されている。上記固定側ラップ(21b)は、固定側鏡板部(21a)の下面に立設され、該固定側鏡板部(21a)に一体形成されている。この固定側ラップ(21b)は、高さが一定の渦巻き壁状に形成され、可動スクロール(22)の可動側ラップ(22b)に噛合するように構成されている。そして、固定側ラップ(21b)と可動側ラップ(22b)とが噛合することにより、圧縮室(24)が区画形成されている。上記縁部(21c)は、固定側鏡板部(21a)の外周縁部から下方へ向かって延びる壁状に形成されている。この縁部(21c)は、その下端部が全周に亘って外側へ突出し、ハウジング(23)の上段部(23a)の上面に固定されている。
上記吸入通路(29)は、固定スクロール(21)を上記胴体(11)の径方向に貫くように形成され、上記圧縮室(24)の最外周端部に開口する吸入孔(12)と該固定スクロール(21)の縁部(21c)に形成された吸入開口(13)とを連通する。尚、上記吸入開口(13)は、蓋体(14)の接続管(15)の一端と連通している。この構成により、吸入管を流れる吸入ガスを上記吸入管継手(19a)と吸入通路(29)とを介して上記圧縮室(24)に導入することができる。
上記吸入通路(29)内には吸入逆止弁(16)が設けられている。この吸入逆止弁(16)は、端部に弁体が設けられたコイルバネ(弾性部材)を備えている。そして、該弁体に加わる吸入ガスの圧力に応じて、該コイルバネが伸縮することにより上記吸入孔(12)を開閉するように構成されている。ここで、上記吸入逆止弁(16)は、上記吸入孔(12)の閉状態時に有する弾性部材の伸張力で上記弁体を吸入管継手(19a)の端部に圧接することにより、上記吸入通路(29)内に固定されている。尚、上記吸入管継手(19a)を形成する鉄部材は、上記伸張力に対する耐力性を有する金属であるため、吸入管継手(19a)は変形することがなく、上記吸入逆止弁(16)は吸入通路(29)内にしっかりと固定されている。
上記ハウジング(23)は、その全周がケーシングの胴体(11)内面に接合されている。このハウジング(23)は、上段部(23a)と下段部(23b)とによって構成されている。これら上段部(23a)及び下段部(23b)は、順に上から下へ連続して形成されている。上段部(23a)は、その上面中央に凹部が形成されている。下段部(23b)は、上段部(23a)よりも小径の略円筒状に形成され、上段部(23a)の下面から下方へ突出している。この下段部(23b)は、駆動軸(40)の主軸部(41)が挿通され、該主軸部(41)を回転自在に支持する滑り軸受を構成している。
上記上段部(23a)の上方には上記可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)が位置し、上記上段部(23a)の凹部には上記ボス部(22c)が位置している。なお、図示しないが、上記可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)とハウジング(23)の上段部(23a)の上面との間には、可動スクロール(22)の自転を阻止するオルダム継手が配設されている。
−スクロール圧縮機の運転動作−
次に、上述したスクロール圧縮機(10)の運転動作について説明する。
まず、上記電動機(45)を駆動すると、駆動軸(40)が回転し、可動スクロール(22)が固定スクロール(21)に対して公転運動を行う。その際、固定スクロール(21)は、オルダム継手によって自転が阻止される。
上記可動スクロール(22)の公転運動に伴って、圧縮室(24)の容積が周期的に増減を繰り返す。上記圧縮室(24)の容積が増大するときに、冷媒回路を流れる冷媒(吸入ガス)が、吸入管から吸入管継手(19a)を経て吸入通路(29)内の吸入逆止弁(16)の弁体に接触する。ここで、この吸入ガスの圧力がコイルバネの弾性力よりも大きくなると、該コイルバネが収縮して吸入孔(12)は開く。すると、上記吸入ガスは圧縮室(24)に吸い込まれる。そして、上記圧縮室(24)の容積が減少するときに圧縮されて、図示しない吐出通路に吐出される。
上記電動機(45)が停止すると、弁体に加わる吸入ガスの圧力がコイルバネの弾性力よりも小さくなり、コイルバネが収縮前の状態に戻り吸入孔(12)が閉じる。すると、圧縮室(24)への吸入ガスの流れが遮断される。
−スクロール圧縮機の製造方法−
次に、上述したスクロール圧縮機(10)の製造方法について、図2から図6を用いて説明する。ここでは、スクロール圧縮機(10)の製造方法のうち、胴体(11)と圧縮機構(20)と蓋体(14)と吸入管継手(19a)との組付方法のみを説明する。尚、図2から図6において、可動スクロール(22)の図示は省略し、ハウジング(23)の図示は簡略化している。
まず、図2に示すように、上記胴体(11)の内周面に圧縮機構(20)を固定する。この場合において、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)が外部に露出するように固定する。
次に、図3に示すように、内周面に圧縮機構(20)が固定された胴体(11)と予め上記貫通孔に接続管(15)が内挿されて接合された蓋体(14)とを固定する。この場合において、上記吸入開口(13)と上記接続管(15)の一端の開口とが連通するように固定する。
次に、図4に示すように、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)と連通した接続管(15)の他端側の開口から上記吸入逆止弁(16)を吸入通路(29)内に挿入する。
次に、図5に示すように、上記吸入逆止弁(16)が挿入された吸入通路(29)内に、上記吸入管継手(19a)を所定の挿入位置まで挿入した後、該吸入管継手(19a)の外周面と上記接続管(15)の他端とをロウ付けする。ここで、上記吸入通路(29)内における吸入管継手(19a)の挿入位置を決定するために位置決め治具(17)を用いる。
上記位置決め治具(17)は、上記吸入管継手(19a)を内挿する軸部と、該軸部の一端に形成されて、内挿した吸入管継手(19a)の管端が当接する当接部と、該軸部の他端に形成されて、吸入通路(29)内における吸入逆止弁(16)の弁体を押圧する押圧部とを備えている。そして、上記吸入管継手(19a)を軸部に内装した状態の位置決め治具(17)を上記押圧部側から上記吸入通路(29)へ挿入することにより、上記押圧部が上記吸入逆止弁(16)の弁体を押圧して上記弾性部材を収縮させた状態で、吸入通路(29)内における吸入管継手(19a)の挿入位置を決定することができる。尚、本実施形態では、上記押圧部が弁体を押圧して上記弾性部材が収縮しきった状態の時に、吸入管継手(19a)が所定の挿入位置となるように、上記軸部の長さを規定している。
次に、該吸入管継手(19a)の外周面と上記接続管(15)の他端とをロウ付け後、上記位置決め治具(17)を引く抜くと、図6に示すように、上記吸入逆止弁(16)が伸長し、吸入逆止弁(16)の弁体が上記吸入管継手(19a)の端部に当接して、該吸入逆止弁(16)が吸入通路(29)内に固定される。以上により、胴体(11)と圧縮機構(20)と蓋体(14)と吸入管継手(19a)との組み付けが完了する。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、上記接続管(15)を設けることにより、上記吸入管継手(19a)のロウ付け位置を上記接続管(15)の他端とすることができる。これにより、上記ロウ付け位置を胴体(11)から遠ざけることができ、上記吸入管継手(19a)をロウ付けするための作業スペースを確保することができる。したがって、該吸入管継手(19a)のロウ付けが容易になり、スクロール圧縮機の組立性を向上することができる。
又、上記接続管(15)は、上記吸入管継手(19a)がスムーズに上記吸入通路(29)内へ挿入するためのガイドを構成する。したがって、該吸入管継手(19a)の挿入が容易になり、スクロール圧縮機の組立性を向上することができる。
又、上記接続管(15)は銅部材で形成されている。一方、上記吸入管継手(19a)は鉄部材で形成されるとともに、外周面に銅メッキ層が形成されている。これにより、該吸入管継手(19a)の外周面と上記接続管(15)の一端とのロウ付けが容易となり、吸入管継手(19a)を確実に接続管(15)に固定することができる。
−実施形態の変形例−
上記実施形態では上記吸入管継手(19a)が直管で構成されていたが、変形例では吸入管継手(19b)が曲管で構成されている。このように吸入管継手(19b)が曲管で構成されている場合には、スクロール圧縮機(10)の製造方法において、上記位置決め治具(17)の軸部を該吸入管継手(19b)に内挿することができない。したがって、図12に示すように直管状の第2吸入管継手(19c)を設けることにより、該第2吸入管継手(19c)を介して吸入管継手(19b)と接続管(15)とを接続する。
以下、変形例のスクロール圧縮機の製造方法について、図7から図11を用いて説明する。ここでは、スクロール圧縮機の製造方法のうち、胴体(11)と圧縮機構(20)と蓋体(14)と吸入管継手(19a)との組付方法のみを説明する。尚、図7から図11において、可動スクロール(22)の図示は省略し、ハウジング(23)の図示は簡略化している。
まず、図7に示すように、上記胴体(11)の内周面に圧縮機構(20)を固定する。この場合において、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)が外部に露出するように固定する。
次に、図8に示すように、内周面に圧縮機構(20)が固定された胴体(11)と予め上記貫通孔に接続管(15)が内挿されて接合された蓋体(14)とを固定する。この場合において、上記吸入開口(13)と上記接続管(15)の一端の開口とが連通するように固定する。
次に、図9に示すように、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)と連通した接続管(15)の他端側の開口から上記吸入逆止弁(16)を吸入通路(29)内に挿入する。
次に、図10に示すように、上記吸入逆止弁(16)が挿入された吸入通路(29)内に、第2吸入管継手(19c)を所定の挿入位置まで挿入した後、該第2吸入管継手(19c)の外周面と上記接続管(15)の他端とをロウ付けする。ここで、上記吸入通路(29)内における第2吸入管継手(19c)の挿入位置を決めるために位置決め治具(17)を用いる。この位置決め治具(17)の構成と、該位置決め治具(17)の位置決めについては上述したので省略する。
次に、図11に示すように、上記接続管(15)の他端にロウ付けされた第2吸入管継手(19c)の内周面に上記吸入管継手(19b)を挿入した後、該吸入管継手(19b)の外周面と第2吸入管継手(19c)の他端とをロウ付けする。そして、上記位置決め治具(17)を引く抜くと、図12に示すように、上記吸入逆止弁(16)が伸長し、吸入逆止弁(16)の弁体が上記第2吸入管継手(19c)の押圧部に圧接して、該吸入逆止弁(16)が吸入通路(29)内に固定される。以上により、胴体(11)と圧縮機構(20)と蓋体(14)と吸入管継手(19a)との組み付けが完了する。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記吸入管継手(19a)は鉄部材で形成したが、これに限定する必要はなく、上記吸入逆止弁(16)の弁体を押圧することが可能な硬度を有する金属であればよい。
又、上記接続管(15)と上記吸入管継手(19a)の外周面に形成されるメッキ層を銅部材で構成したが、これに限定する必要はなく、別の金属であってもよい。
又、本実施形態では、上記位置決め治具(17)を上記吸入通路(29)へ挿入する場合において、上記押圧部が弁体を押圧して上記弾性部材が収縮しきった状態の時に、吸入管継手(19a)が所定の挿入位置となるように、上記軸部の長さを規定したが、これに限定する必要はなく、例えば、吸入管継手(19a)の外面に窪みを設けて、該窪みが上記接続管(15)の端部に当接した時に、吸入管継手(19a)が所定の挿入位置となるようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、スクロール圧縮機の製造方法について有用である。
本発明の実施形態であるスクロール圧縮機の縦断面図である。 本発明の実施形態であるスクロール圧縮機の第1組立図である。 本発明の実施形態であるスクロール圧縮機の第2組立図である。 本発明の実施形態であるスクロール圧縮機の第3組立図である。 本発明の実施形態であるスクロール圧縮機の第4組立図である。 本発明の実施形態であるスクロール圧縮機の第5組立図である。 本発明の変形例であるスクロール圧縮機の第1組立図である。 本発明の変形例であるスクロール圧縮機の第2組立図である。 本発明の変形例であるスクロール圧縮機の第3組立図である。 本発明の変形例であるスクロール圧縮機の第4組立図である。 本発明の変形例であるスクロール圧縮機の第5組立図である。 本発明の変形例であるスクロール圧縮機の上部縦断面図である。 従来のスクロール圧縮機の縦断面図である。
10 スクロール圧縮機
11 胴体
12 吸入孔
13 吸入開口
14 蓋体
15 接続管(接続部材)
16 吸入逆止弁
19a 吸入管継手
20 圧縮機構
21 固定スクロール
22 可動スクロール
29 吸入通路

Claims (3)

  1. 縦長円筒状の胴体(11)及び該胴体(11)の両端部に固定された椀状の蓋体(14)からなるケーシングと、上記胴体(11)の内周面に固定された圧縮機構(20)とを有し、
    上記圧縮機構(20)は、胴体(11)の長さ方向に対向する固定スクロール(21)と可動スクロール(22)との鏡板(21a,22a)上に立設された渦巻き状のラップ(21b,22b)同士が噛み合って形成される圧縮室(24)と、該圧縮室(24)の最外周端部に開口する吸入孔(12)から固定スクロール(21)を貫くように延びて該固定スクロール(21)の外面に形成された吸入開口(13)に連通する吸入通路(29)とを備え、
    上記吸入通路(29)は、胴体(11)の径方向に延びる一方、
    上記蓋体(14)に設けられた貫通孔を貫通して上記吸入開口(13)から吸入通路(29)内へ胴体(11)の径方向に向かって挿入された吸入管継手(19a)と、該吸入管継手(19a)の外周面と上記貫通孔の内周面との間に設けられて一端が上記吸入開口(13)に連通し、他端が吸入管継手(19a)の外周面に接合された円筒状の接続部材(15)とが設けられ、
    上記吸入通路(29)内には、弾性部材と該弾性部材の端部に設けられた弁体とを有し、該弁体に加わる力に応じて該弾性部材を伸縮させて上記吸入孔(12)を開閉する吸入逆止弁(16)が設けられ、
    上記吸入逆止弁(16)が、上記吸入孔(12)の閉状態時に有する弾性部材の伸張力で上記弁体を吸入管継手(19a)の端部を圧接して、吸入通路(29)内に固定される一方、上記吸入管継手(19a)が、上記伸張力に対する耐力性を有する金属で形成されているスクロール圧縮機を製造する方法であって、
    上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)が外部に露出するように上記胴体(11)の内周面に圧縮機構(20)を固定する固定工程と、
    内周面に圧縮機構(20)が固定された胴体(11)と予め上記貫通孔に接続部材(15)が内挿接合された蓋体(14)とを、上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)と上記接続部材(15)の一端の開口とが連通するように固定する連通固定工程と、
    上記固定スクロール(21)の吸入開口(13)と連通した接続部材(15)の他端側の開口から上記吸入逆止弁(16)を吸入通路(29)内に挿入する挿入工程と、
    上記吸入逆止弁(16)が挿入された吸入通路(29)内に、上記吸入管継手(19a)を所定の挿入位置まで挿入した状態で、該吸入管継手(19a)の外周面と上記接続部材(15)の他端とを接合する接合工程とを備えたことを特徴とするスクロール圧縮機の製造方法。
  2. 請求項において、
    上記接合工程における吸入管継手(19a)の所定の挿入位置を決定する位置決め治具(17)を有し、
    上記位置決め治具(17)は、上記吸入管継手(19a)を内挿する軸部と、該軸部の一端に形成されて、内挿した吸入管継手(19a)の管端が当接する当接部と、該軸部の他端に形成されて、吸入通路(29)内における吸入逆止弁(16)の弁体を押圧する押圧部とを備えていることを特徴とするスクロール圧縮機の製造方法。
  3. 請求項において、
    上記吸入管継手(19a)の外周面にメッキ層が形成され、該メッキ層は、上記接続部材(15)と同一金属で構成されていることを特徴とするスクロール圧縮機の製造方法
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