JP6861541B2 - 回転式圧縮機及び回転式圧縮機の製造方法 - Google Patents

回転式圧縮機及び回転式圧縮機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転式圧縮機及び回転式圧縮機の製造方法に関する。
回転式圧縮機では、密閉容器に収容されたシリンダ内で円筒形状のローリングピストンが偏心回転するとともに、ばねの付勢力でローリングピストンに押圧されたベーンがシリンダ内部の空間を仕切ることで冷媒を圧縮している。ベーンをローリングピストンに押圧するばね(以下、ベーンばねという)は、例えば特許文献1のように、ベーンに当接する側と反対側の端部を、固定端として密閉容器に取り付けて固定される。
特開昭63−41678号公報
ベーンばねは、密閉容器内でベーンを押圧しながら伸縮動作を繰り返す。そのため、ベーンばねの取付位置及び取付姿勢にずれがある場合、ベーンばねの伸縮動作時に、ベーンばねと周辺部品との干渉、ベーンばねの屈曲等が発生する。これにより、ベーンばねの破損、動作不良、寿命低下等の不具合が生じる。したがって、ベーンばねを回転式圧縮機に精度よく組み付けることが求められる。
特許文献1の回転式圧縮機では、ベーンばねは、密閉容器の突出部の外周側端部に固定される蓋部に組み付けられる。そして、ベーンばねは、シリンダ、突出部等に対して位置決めされない状態で、蓋部とともに、突出部に固定される。したがって、ベーンばねをシリンダに対して精度よく組み付けることは難しい。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、ベーンばねをシリンダに対して精度よく組み付けて、ベーンばねを安定して動作させることができる回転式圧縮機及び回転式圧縮機の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る回転式圧縮機は、密閉容器に収容される円筒状のシリンダと、シリンダの内周面に沿って偏心回転する円筒状のローリングピストンと、シリンダの径方向に設けられたベーン溝に沿ってシリンダに摺動可能なベーンと、ベーンを付勢して、ローリングピストンに当接させるベーンばねと、密閉容器の外周部からシリンダの径方向に突出し、ベーンばねを収容する円筒状の突出部と、突出部のシリンダの外周側端部を封止する蓋部と、を備える。突出部は、内周面の内径より大きい内径を有する中繰り部を有する。また、ベーンばねは、中繰り部に嵌合する後端位置決め部と、後端位置決め部の外径よりも外径が小さく、ベーンの動作によって収縮しない後端非収縮部と、を有する。そして、後端位置決め部の自然状態の外径は、中繰り部の内径より大きく、後端位置決め部は、径方向に縮んだ状態で中繰り部の内部に組み付けられ、中繰り部の内周面に当接して、ベーンばねの固定端として突出部に固定されている。
本発明によれば、密閉容器に固定する際、シリンダに対して位置決め可能な突出部を備えるとともに、ベーンばねを突出部内周面に沿って組み付けることができる。したがって、シリンダに対してベーンばねを精度よく組み付けることができるので、ベーンばねを安定して動作させることが可能である。
本発明の実施の形態1に係る回転式圧縮機の断面側面図 図1のA−A’線で切断した回転式圧縮機の断面平面図 実施の形態1に係るベーンばね周辺の構造を示す回転式圧縮機の断面平面図 実施の形態1に係るシリンダの斜視図 (A)は実施の形態1に係るベーンばねの平面図、(B)は実施の形態1に係る突出部の断面平面図 実施の形態1に係る回転式圧縮機のベーンばねの組立手順を示すフローチャート (A)は実施の形態1に係る回転式圧縮機の突出部の位置合わせ方法を示す模式図、(B)は実施の形態1に係るガイドピンの平面図 ばね定数を変化させた場合のベーンばねのたわみ量と押圧力との関係を示すグラフ 実施の形態2に係るベーンばね周辺の構造を示す回転式圧縮機の断面平面図 実施の形態3に係るベーンばね周辺の構造を示す回転式圧縮機の断面平面図 実施の形態3に係るシリンダの斜視図 実施の形態3に係る回転式圧縮機のベーンばねの組立手順を示すフローチャート 実施の形態4に係るベーンばね周辺の構造を示す回転式圧縮機の断面平面図
以下、図を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る回転式圧縮機及び回転式圧縮機の製造方法について説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、空気調和機、冷蔵庫等に用いる回転式圧縮機1を例に説明する。本実施の形態に係る回転式圧縮機1は、図1に示すように、回転式圧縮機1の各構成要素を収容する密閉容器10と、内部に吸入した冷媒の圧縮を行う圧縮要素30と、圧縮要素30を駆動する電動要素40と、密閉容器10に吐出する冷媒を蓄えるアキュムレータ61と、圧縮された冷媒を吐出する吐出管62を備える。
密閉容器10は、図1のように、圧縮要素30及び電動要素40を収容する、概略円筒形の密閉された容器である。密閉容器10の厚みは、圧縮要素30で圧縮された冷媒による内圧で、密閉容器10に歪みを生じない程度に肉厚に形成される。また、密閉容器10を肉厚にすることで、回転式圧縮機1を空気調和機、冷蔵庫等の装置に、例えばアークスポット溶接で取り付ける際、加熱によって生じる密閉容器10の歪みの影響を、圧縮要素30に及ぼしにくくすることができる。
密閉容器10の圧縮要素30が収容されている部分には、密閉容器10を貫通する開口部22が形成されている。また、開口部22には、後述する突出部11が取り付けられており、開口部22は、突出部11の内径より大きい。
突出部11は、密閉容器10の外側に取り付けられる円筒状の部材である。突出部11は、図1及び図2に示すように、突出部11の中心軸が後述するシリンダ31の中心軸に対して、直交するように密閉容器10に取り付けられる。突出部11の取り付けを含む回転式圧縮機1の製造方法の詳細については、後述する。
図3に示すように、突出部11の円筒状の内周部を構成する突出部内周面111には、周辺部分より内径が大きい中繰り部112が形成されている。突出部11は、突出部内周面111と後述するシリンダ31のばね穴313とが同軸となるように位置決めされ、抵抗溶接、ろう付け等によって密閉容器10の外側面に固定される。突出部11の位置決め方法については後述する。
突出部11の密閉容器10に接合される側と反対側、すなわちシリンダ31の径方向外周側の端部(以下、外周側端部113という)には、蓋部21が取り付けられる。
蓋部21は、突出部11の外周側端部113を閉塞する蓋であって、後述のベーンばね51を突出部11に組み付けた後に、突出部11を閉塞して密閉容器10を密閉する。
電動要素40は、図1に示すように、圧縮要素30の駆動軸であるクランク軸50に装着された回転子41と、密閉容器10の内部に固定された固定子42を備える電動モータである。
圧縮要素30は、図1及び図2に示すように、圧縮室を構成するシリンダ31と、クランク軸50に一体的に形成されたローリングピストン33と、ローリングピストン33に当接してシリンダ31内を高圧側と低圧側に分画するベーン36と、クランク軸50の回転軸方向にシリンダ31の両側の開口を封止する上軸受け34及び下軸受け35を備える。
ローリングピストン33は、クランク軸50の回転軸に対して、偏心するように構成されており、シリンダ31の内側面に接しつつ偏心回転する。
シリンダ31は、図4に示すように、ローリングピストン33の外周面と接する内周側面311と、ベーン36が摺動するベーン溝312と、ベーンばね51を収容するばね穴313と、ばね穴313の周辺と密閉容器10との間に空隙を形成する段部314を備える。
ベーン溝312は、ベーン36を摺動可能に収容する溝部であり、シリンダ31の径方向に形成される。ばね穴313は、シリンダ31の外周側面から中心軸方向に円筒状に形成されており、ベーン溝312と同軸に形成される。段部314は、シリンダ31の中心軸方向に形成された凹部であり、シリンダ31外周面のばね穴313部分、すなわち、密閉容器10内に固定された状態で開口部22と対向する位置に形成される。これにより、図3のように段部314では、シリンダ31と密閉容器10とが当接せず、空隙を形成する。
ベーンばね51は、図5(A)に示すコイルスプリングである。ベーンばね51は、ベーン36に当接する先端非収縮部514と、伸縮してばねとして動作する収縮部513と、組み付け時に突出部内周面111を押圧する後端非収縮部512と、突出部11に対して位置決めする後端位置決め部511とを備える。
図3に示すように、ベーンばね51の後端位置決め部511と後端非収縮部512は、固定端として突出部11に固定され、先端非収縮部514は、ベーン36に当接している。これにより、ベーン36は、クランク軸50の回転軸方向に付勢され、ローリングピストン33に当接する。上述のように、ローリングピストン33は、クランク軸50の回転軸に対して偏心しており、ローリングピストン33の偏心回転によって、ベーン36は、ベーン溝312に沿って往復運動する。
続いて、図6及び図7を参照しつつ、回転式圧縮機1のベーンばね51及びその周辺部品の組み立て方法について説明する。
図6のフローチャートに示すように、まず、図4のシリンダ31を含む圧縮要素30を密閉容器10の内部に収容し、固定する(ステップS1)。圧縮要素30は、下軸受け35、シリンダ31の順に組み付けられる。シリンダ31は、ばね穴313が密閉容器10の開口部22に対向する位置で固定される。そして、密閉容器10内に固定されたシリンダ31のベーン溝312に、ベーン36を挿入し、クランク軸50、ローリングピストン33、上軸受け34を組み付ける。
続いて、図7(A)に示すように、密閉容器10の開口部22から覗くばね穴313に円柱状のガイドピン70を挿入する。そして、ばね穴313に挿入したガイドピン70に、突出部11を嵌合させて、密閉容器10の外周面方向にスライドさせ、密閉容器10に当接させる。これにより、シリンダ31のばね穴313に突出部11を位置決めする(ステップS2)。
図7(B)に示すように、ガイドピン70は、ばね穴313に挿入する側の小径部701と、ガイドピン70をばね穴313に挿入した際、密閉容器10の外部に位置する大径部702を備える。小径部701と大径部702とは、同軸に形成されている。
図7(A)に示すように、小径部701の外径Dp1は、ばね穴313の内径と同等に設定されている。また、大径部702の外径Dp2は、突出部11の内径と同等に設定されている。小径部701の長さは、ばね穴313の深さより大きい。これにより、ガイドピン70をばね穴313の最深部、すなわちベーン36に当接する位置まで挿入することができる。また、大径部702の範囲は、ガイドピン70を通した突出部11が密閉容器10の開口部22に当接した時に、突出部内周面111が大径部702に掛かるように設定する。これにより、ガイドピン70と、突出部11及びばね穴313との間にがたつきが発生せず、正確な位置決めを行うことができる。
続いて、密閉容器10に突出部11を抵抗溶接、ろう付け等で全周に渡って接合し、固定する(ステップS3)。突出部11が密閉容器10に接合された後、ガイドピン70をばね穴313及び突出部11から取り外す。これにより、シリンダ31に形成されたばね穴313と、突出部内周面111とが同軸となるように、突出部11を密閉容器10に取り付けることができる。
突出部11と密閉容器10とを電気的な方法、例えば抵抗溶接によって接合する場合、ガイドピン70は、加熱により変形しないように絶縁性の材料、例えばセラミックで作製されることが望ましい。
続いて、ベーンばね51を突出部11に挿入して組み付ける(ステップS4)。ベーンばね51は、図5(A)に示す後端位置決め部511の外径Ds2が、図5(B)に示す突出部内周面111の径Dt1以下となるように径方向に縮めた状態で、密閉容器10の外部から、突出部11の突出部内周面111に挿入される。後端位置決め部511の自然状態の外径Ds2は、突出部内周面111の径Dt1より大きく、中繰り部112の内径Dt2より小さい。このため、後端位置決め部511が突出部11の中繰り部112に達すると、後端位置決め部511の外径は、ばねの復元力によって自然状態の外径Ds2に拡大される。これにより、ベーンばね51は、突出部11の内部に組み付けられる。また、後端位置決め部511と中繰り部112との係合部は、ベーン36の動作によって生じるばね荷重を支持する。
また、後端非収縮部512の自然状態での外径Ds1は、後端位置決め部511の外径Ds2より小さい。さらに外径Ds1は、突出部内周面111の径Dt1より大きく、かつ、中繰り部112の径Dt2より小さく設定されている。したがって、ベーンばね51の固定端である後端非収縮部512は、突出部11の内部に組み付けられた状態で、ばねの復元力により突出部内周面111を押圧している。これにより、ベーンばね51は、突出部内周面111に沿った姿勢に維持される。よって、ベーンばね51と突出部内周面111とが同軸となり、ベーンばね51とばね穴313とを同軸に取り付けることができる。また、後端非収縮部512は、コイルが互いに隣接しており、ベーン36の動作によって収縮せず摩耗しない。したがって、安定してベーンばね51の姿勢を維持することができる。
図3のように、突出部11にベーンばね51が取り付けられた状態で、突出部11の外周側端部113に蓋部21が固定される(ステップS5)。蓋部21は、突出部11の外周側端部113に当接され、抵抗溶接又はろう付により全周に渡って接合される。
本実施の形態に係る回転式圧縮機1は、上記のように構成され、シリンダ31内に流入した冷媒を、ローリングピストン33及びベーン36の共働で圧縮する。そして、圧縮された冷媒を、電動要素40のエアギャップ(図示せず)を通して電動要素40の上部へ送り出し、吐出管62から密閉容器10の外部へ吐出する。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転式圧縮機1は、突出部11を蓋部21で封止する構造であるため、突出部11を密閉容器10に取り付ける際、密閉容器10の外部から、突出部内周面111とシリンダ31のばね穴313を同時に位置調整することができる。これにより、突出部11の円筒状の内周部を構成する突出部内周面111とばね穴313とを精度よく位置決めできる。さらに、ベーンばね51は、突出部内周面111に沿って組み付けられるため、ベーンばね51をシリンダ31に対して精度よく組み付けることができる。したがって、ベーンばね51を、周辺部品と衝突することなく安定して動作させることが可能となる。
また、本実施の形態では、ベーンばね51は、ベーンばね51のばね力で突出部内周面111に保持される。したがって、ベーンばね51を押さえて保持することなく、蓋部21を突出部11に取り付けできるため、容易に組み立てることができる。
また、本実施の形態では、突出部11の長さを調整することにより、蓋部21と中繰り部112との距離を自由に設定することができる。これにより、蓋部21を溶接、ろう付け等によって突出部11に接合する場合であっても、蓋部21と中繰り部112との距離を十分に確保できるため、接合時にベーンばね51に伝わる熱によって、ベーンばね51の特性が劣化することを防止できる。
また、本実施の形態に係るシリンダ31は、突出部11の近傍において密閉容器10との間に空隙を設ける段部314を有するため、突出部11の内部空間と密閉容器10の内部空間との間で冷媒及び潤滑油の流路面積を広く確保することができる。これにより、ベーン36の摺動、ベーンばね51の伸縮に伴って発生する、冷媒及び潤滑油の流れ(図3中に矢印で示す)を緩やかにすることができる。したがって、ベーン36、ベーンばね51等の動作時の抵抗を抑制し、ベーンばね51の押圧力の低下を防ぐことが可能となる。また、突出部11を抵抗溶接、ろう付け等で接合する場合、接合時の押しつけ荷重による変形部、溶融部が密閉容器10の内側に流れ出ることによって形成される凸形状と、ベーンばね51とが干渉することを防ぎ、ベーンばね51の破損を防止できる。
また、本実施の形態では、突出部11は、密閉容器10に接合して形成することとしている。したがって、絞り加工のように加工上の制約を受けることなく、突出部11の長さ及び内径を大きく設定することができる。これにより、ベーンばね51の長さ及び径を大きくできるため、ベーンばね51のばね定数を小さくして、ベーンばね51の伸縮率を小さくしつつ、必要な押圧力を得ることができる。
具体的には、ベーンばね51の設計では、ベーンばね51がベーン36をローリングピストン33に押し付けるために必要な最小押圧力Fminと、ローリングピストン33の偏心回転に追従するための必要ストロークとが定められる。図8に示すように、本実施の形態に係る回転式圧縮機のベーンばね51は、従来の回転式圧縮機のベーンばねに対して、ばね定数を小さくすることができる。これにより、最大押圧力Fmaxを従来の回転式圧縮機のベーンばねの場合のFmax1からFmax2に低減できる。ベーンばね51の最大押圧力Fmaxを小さくすることにより、動作時の振動や騒音を抑えることができる。
また、最大押圧力Fmaxの低減によって上軸受け34および下軸受け35に加わる荷重も低減することができる。これにより、軸受荷重が原因で発生する軸受の焼き付きを抑制できる。また、必要ストロークに対してベーンばね51の許容たわみ量を大きく取ることができるので、ベーンばね51の動作域に余裕を持たせることで信頼性を向上させることができる。
本実施の形態では、突出部内周面111にベーンばね51の後端非収縮部512の外径を当接させることによって、突出部内周面111とベーンばね51とを同軸とすることとしたが、これに限られない。例えば、図5(A)、(B)に示す突出部内周面111の内径Dt1より、ベーンばね51の後端非収縮部512の外径Ds1を小さくし、中繰り部112を突出部内周面111と同軸とするとともに、中繰り部112の内径Dt2を後端位置決め部511の外径Ds2より小さく設定することとしてもよい。これにより、後端位置決め部511を固定端として、ベーンばね51を突出部11に固定するとともに、突出部内周面111とベーンばね51とを同軸に位置決めすることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る回転式圧縮機1について説明する。本実施の形態に係る回転式圧縮機1では、図9に示すように、突出部12の形状が、上記実施の形態1と異なる。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付す。
本実施の形態に係る突出部12は、密閉容器10との接合側端部に、外周側端部123の突出部内周面121より内径の大きい拡管部124を備える。これにより、突出部12の内部空間と密閉容器10内部空間との間で冷媒及び潤滑油の流路面積を広く確保することができる。
本実施の形態によれば、ベーン36の往復動作及びベーンばね51の伸縮動作に伴って発生する冷媒及び潤滑油の流れによるベーン36の動作の抵抗を抑制し、ベーンばね51の押圧力の低下を抑制することができる。
また、突出部12を抵抗溶接で接合する場合に、突出部12を密閉容器10に押しつける荷重によって、接合部の密閉容器10の内側に形成され得る凸形状とベーンばね51とが干渉することを防ぎ、ベーンばね51の破損を防止できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る回転式圧縮機1について説明する。本実施の形態に係る回転式圧縮機1では、図10、図11に示すように、突出部13及びシリンダ32の形状が、上記実施の形態1と異なる。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付す。
以下、本実施の形態に係る回転式圧縮機1の突出部13及びベーンばね51の周辺部分について説明する。
突出部13は、密閉容器10を絞り加工することで形成される。突出部13は、図10のように、絞り加工により、円筒状の密閉容器10を径方向に突出させて形成される。絞り加工の際、突出部13の基端部内壁には、R部135が形成される。また、突出部13の外周側端部の内周面には、周辺より径が大きい段付部136が形成されている。
本実施の形態に係るシリンダ32は、図10、図11に示すように、実施の形態1と同様に、内周側面321、ベーン溝322、ばね穴323等を備える。一方、本実施の形態のシリンダ32には、段部314は形成されていない。
続いて、図12のフローチャートを参照しつつ、本実施の形態に係る回転式圧縮機1のベーンばね51の組み立て方法について説明する。
まず、密閉容器10の内部にシリンダ32を含む圧縮要素30を収容し、固定する。密閉容器10内に圧縮要素30を固定する際、シリンダ32は、ばね穴323と突出部13の突出部内周面131とが同軸となるように、位置決めされる(ステップS11)。位置決めは、実施の形態1と同様に、突出部13に密閉容器10の外部からガイドピン70を挿入して行う。そして、位置決めされたシリンダ32を含む圧縮要素30を密閉容器10に固定する(ステップS12)。圧縮要素30の固定は、スポット溶接、焼嵌め、かしめ等によって行われる。圧縮要素30が密閉容器10に固定された後、ガイドピン70を突出部13から取り外す。
続いて、ベーンばね51を密閉容器10の外部から、突出部13へ挿入して固定する(ステップS13)。ベーンばね51の後端位置決め部511の自然状態の外径Ds2は、突出部内周面131の内径より大きく、段付部136の内径より小さい。このため、後端位置決め部511は、図10のように段付部136で引っ掛かり、ベーンばね51が密閉容器10の内部へと進入することを防ぐことができる。
また、後端非収縮部512の自然状態での外径Ds1は、突出部内周面131の径より大きく、かつ、段付部136の内径より小さく設定されている。したがって、ベーンばね51は、突出部13の内部に固定された状態で、ばねの復元力により突出部内周面131を押圧している。これにより、ベーンばね51は、突出部内周面131に沿った姿勢に維持される。よって、ベーンばね51と突出部内周面131とが同軸となり、ベーンばね51とばね穴323とを同軸に取り付けることができる。
上記のように、突出部13にベーンばね51が取り付けられた状態で、突出部13の外周側端部133に蓋部21が固定される(ステップS14)。蓋部21は、突出部13の外周側端部133に当接され、抵抗溶接又はろう付により全周に渡って接合される。これにより、ベーンばね51の後端位置決め部511は、蓋部21によって押さえられ、密閉容器10に固定される。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転式圧縮機1に係る突出部13は、R部135を備えているので、突出部13の内部空間と密閉容器10内部空間との間で冷媒及び潤滑油の流路面積を広く確保できる。これにより、ベーン36の摺動及びベーンばね51の伸縮に伴って発生する冷媒及び潤滑油の突出部13への出入りの流れによる抵抗の発生を抑制し、ベーンばね51の押圧力の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態では、突出部13は、密閉容器10を絞り加工することにより、密閉容器10に一体的に形成されている。すなわち、突出部13を密閉容器10に接合しないので、密閉容器10に変形は生じない。よって、シリンダ32に段部314を形成しなくても、密閉容器10の変形による凸部とベーンばね51とが接触することはなく、ベーンばね51に不具合を生じることはない。また、これにより、シリンダ32の製作を容易とすることができる。
本実施の形態では、突出部内周面131と後端非収縮部512とで、ベーンばね51の中心軸が突出部内周面131及びばね穴323と同軸に位置決めされることとしたが、これに限られない。例えば、段付部136の内径を突出部内周面131に対して同軸形状とするとともに、後端位置決め部511の外径を、段付部136の内径より大きく設定することにより、段付部136と後端位置決め部511とを位置決めすることとしてもよい。さらに、後端非収縮部512の外径を、突出部内周面131の内径より小さくすることで、段付部136でベーンばね51の固定と位置決めを行うことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る回転式圧縮機1について説明する。本実施の形態に係る回転式圧縮機1では、図13に示すように、突出部14及び蓋部21の形状が、上記実施の形態1と異なる。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付す。
以下、図13を参照しつつ、本実施の形態に係る回転式圧縮機1の突出部14及びベーンばね51の周辺部分について説明する。
本実施の形態に係る突出部14は、実施の形態1に係る突出部11と同様に、円筒状である。一方、突出部14には、図13に示すように、中繰り部112が形成されていない。
蓋部21は、突出部内周面141に嵌合する接合嵌合部211と、ベーンばね51に嵌合するばね嵌合部212を備える。接合嵌合部211とばね嵌合部212は、同軸の円柱形状である。
本実施の形態に係るベーンばね51は、図13のように、後端非収縮部512と収縮部513を備える。後端非収縮部512の内径は、ばね嵌合部212の外径より小さく設定されている。また、ベーンばね51の収縮部513の外径は、伸縮する際に、突出部内周面141に接触しないように、突出部内周面141の径に対して小さく形成されている。
続いて、本実施の形態に係る回転式圧縮機1のベーンばね51及びその周辺部品の組み立て方法について説明する。
まず、密閉容器10の内部にシリンダ31を含む圧縮要素30を収容、固定する。シリンダ31のばね穴313と、突出部内周面141との位置合わせの方法は、上述の実施の形態1と同様である。すなわち、密閉容器10の内部に固定されたシリンダ31のばね穴313に、ガイドピン70を挿入し、ガイドピン70を使って突出部14を密閉容器10の外壁に当接させる。その後、抵抗溶接、ろう付け等によって、突出部14を密閉容器10の外壁に固定する。これにより、ばね穴313と突出部内周面141とを同軸にした状態で、突出部14を密閉容器10に取り付けることができる。
続いて、ベーンばね51の後端非収縮部512を、蓋部21のばね嵌合部212に嵌め込む。上述のように、後端非収縮部512の内径は、ばね嵌合部212の外径より大きく設定されている。これにより、ベーンばね51は、蓋部21のばね嵌合部212に締まりばめで取り付けられる。したがって、ベーンばね51は、ばね嵌合部212と同軸の状態で固定される。
ベーンばね51が取り付けられた蓋部21の接合嵌合部211を、突出部14に挿入する。そして、蓋部21を突出部14の外周側端部143に当接させ、抵抗溶接、ろう付け等によって全周に渡って接合する。接合嵌合部211の外径と、突出部内周面141の内径とは同等の寸法に形成されている。これにより、突出部内周面141に対して、接合嵌合部211を同軸に取り付けることができる。したがって、ばね穴313、突出部内周面141、接合嵌合部211、ばね嵌合部212及びベーンばね51を同軸で組み立てることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転式圧縮機1では、ベーンばね51は、蓋部21に取り付けられるため、突出部14に、ベーンばね51を固定するための中繰り部112、段付部136等を設ける必要がなく、突出部14の加工が容易となる。
1 回転式圧縮機、10 密閉容器、11,12,13,14 突出部、111,121,131,141 突出部内周面、112 中繰り部、113,123,133,143 外周側端部、124 拡管部、135 R部、136 段付部、21 蓋部、211 接合嵌合部、212 ばね嵌合部、22 開口部、30 圧縮要素、31,32 シリンダ、311,321 内周側面、312,322 ベーン溝、313,323 ばね穴、314 段部、33 ローリングピストン、34 上軸受け、35 下軸受け、36 ベーン、40 電動要素、41 回転子、42 固定子、50 クランク軸、51 ベーンばね、511 後端位置決め部、512 後端非収縮部、513 収縮部、514 先端非収縮部、61 アキュムレータ、62 吐出管、70 ガイドピン、701 小径部、702 大径部

Claims (5)

  1. 密閉容器に収容される円筒状のシリンダと、
    前記シリンダの内周面に沿って偏心回転する円筒状のローリングピストンと、
    前記シリンダの径方向に設けられたベーン溝に沿って前記シリンダに摺動可能なベーンと、
    前記ベーンを付勢して、前記ローリングピストンに当接させるベーンばねと、
    前記密閉容器の外周部から前記シリンダの径方向に突出し、前記ベーンばねを収容する円筒状の突出部と、
    前記突出部の前記シリンダの外周側端部を封止する蓋部と、を備え、
    前記突出部は、
    内周面の内径より大きい内径を有する中繰り部を有し、
    前記ベーンばねは、
    前記中繰り部に嵌合する後端位置決め部と、該後端位置決め部の外径よりも外径が小さく、前記ベーンの動作によって収縮しない後端非収縮部と、を有し、
    前記後端位置決め部の自然状態の外径は、前記中繰り部の内径より大きく、前記後端位置決め部は、径方向に縮んだ状態で前記中繰り部の内部に組み付けられ、前記中繰り部の内周面に当接して、前記ベーンばねの固定端として前記突出部に固定されている、
    回転式圧縮機。
  2. 前記シリンダは、
    前記ベーンに当接する前記ベーンばねの先端部が収容されるばね穴を備え、
    前記ばね穴は、
    前記突出部の円筒状の内周部と同軸である、
    請求項1に記載の回転式圧縮機。
  3. 前記シリンダは、
    前記突出部の近傍に、前記密閉容器と当接しない段部を備える、
    請求項1または2に記載の回転式圧縮機。
  4. 密閉容器に収容される円筒状のシリンダと、
    前記シリンダの内周面に沿って偏心回転する円筒状のローリングピストンと、
    前記シリンダの径方向に設けられたベーン溝に沿って前記シリンダに摺動可能なベーンと、
    前記ベーンを付勢して、前記ローリングピストンに当接させるベーンばねと、
    前記密閉容器の外周部から前記シリンダの径方向に突出し、前記ベーンばねを収容する円筒状の突出部と、
    前記突出部の前記シリンダの外周側端部を封止する蓋部と、を備え、
    前記ベーンばねは、
    前記突出部の内周面に当接する固定端の外径が、前記突出部の内径より大きく、
    前記突出部は、
    前記密閉容器との接合部の内径が、他方の端部の内径より大きい、
    回転式圧縮機。
  5. シリンダに形成されたばね穴の内径と同等の大きさの外径を有する小径部と、該小径部の外径よりも大きく、かつ円筒状の突出部の内径と同等の大きさの外径を有し、前記小径部と同軸の大径部と、を備えるガイドピンを用いて、前記突出部を、開口部を有し、前記シリンダを収容すると共に、前記開口部から前記ばね穴が覗く密閉容器に取り付ける突出部取付工程であって、前記小径部を、前記密閉容器に収容された前記シリンダの前記ばね穴に挿入すると共に、前記大径部を、前記突出部に通して前記突出部に嵌合させ、その状態の前記突出部を前記密閉容器に当接させることにより、前記突出部を前記ばね穴に対して位置決めする突出部取付工程と、
    前記突出部に、固定端の外径が前記突出部の内径より大きいベーンばねを圧入して、前記ベーンばねを前記突出部の内周面に組み付けるベーンばね組み付け工程と、
    を含む回転式圧縮機の製造方法。
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