JP2002235669A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JP2002235669A
JP2002235669A JP2001031740A JP2001031740A JP2002235669A JP 2002235669 A JP2002235669 A JP 2002235669A JP 2001031740 A JP2001031740 A JP 2001031740A JP 2001031740 A JP2001031740 A JP 2001031740A JP 2002235669 A JP2002235669 A JP 2002235669A
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hermetic compressor
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Kazuyoshi Sugimoto
和禧 杉本
Yasunori Kiyokawa
保則 清川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計圧力の高い冷媒を使用した場合に発生す
る密閉容器が膨張して、内径寸法が増大することにより
密閉容器に焼嵌め固定された固定子が落下しコイルエン
ドが圧縮機構部に当接して焼損するという問題を回避し
て、密閉容器の板厚を厚くすることなく信頼性の向上を
図る。 【解決手段】 密閉容器1には固定子4の積層コア5下
面に近接して内径側が凸状となる突起10を設けたこと
によって、密閉容器1が膨張して内径寸法が増大しても
固定子4を係止することができ、固定子4の落下を防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形圧縮機の密
閉容器とモータ部の固定子との固定法に係り、特に、密
閉容器を加熱して焼嵌めにより固定子を固定する方法を
用いて、圧力特性の高い冷媒に対応した密閉形圧縮機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉形圧縮機として例えばエアコ
ン等に用いられるロータリ式圧縮機では、図7に示すよ
うに密閉容器1と該密閉容器1の内部に組み込まれる圧
縮機構部2とモータ部3により構成されている。圧縮機
構部2はその外周がタック溶接9等の方法で密閉容器1
に固定されており、モータ部3の固定子4はこれを構成
している積層コア5の外周がその外径寸法よりも小さい
内径寸法の密閉容器1を加熱して焼嵌められることで固
定されている。
【0003】ここで、積層コア5と密閉容器1の焼嵌め
代は、焼嵌めの作業性と積層コア5に加わる歪とを考慮
し、積層コア5の外径寸法が120mmクラスのもので3
0μ〜180μ程度の焼嵌め代が採用されている。密閉
容器1の板厚が3mmである場合、従来のHCFC冷媒
であるR22では設計圧力が3MPaとして大気圧との
差から密閉容器1の内径増加は26μ程度であることか
ら充分な固定力が得られている。
【0004】また、図8に示すように積層コア5は、薄
板の電磁鋼板6aからプレス打ち抜きで作成されたコア
片6を積層して形成されており、材料を有効的に使用す
るため外周の四方がカットされた形状であるか、あるい
は図9に示すように積層コア5の形成を保持するため、
外周の数個所を軸方向に溶接して固着しているが、この
溶接ビード7が積層コア5の外周円から突出しないよう
に予め溶接部8を外周円に対し凹ませた形状となってお
り、これにより積層コア5の外周は部分的に密閉容器1
と焼嵌められることになり、非接触部の密閉容器1が変
形することで焼嵌めの固定力は低下するが、落下に至る
ことを防止するために必要とされる固定力は確保されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年地
球の温暖化、環境破壊の面からエアコン等の冷凍装置に
使用される冷媒として、例えばHFC系のR410Aや
HC系の自然冷媒が採用されるようになってきている。
これらの冷媒は高い圧力特性を有しており、必然的に密
閉形圧縮機の設計圧力は高い値が要求される。
【0006】圧力値が高くなることにより密閉容器が膨
張して、内径寸法が増大すると積層コアの固定力が不足
して落下し、固定子のコイルエンドが圧縮機構部に当接
して焼損するという問題が発生する。
【0007】固定子の落下を防止する方策として密閉容
器との焼嵌め代を増すことは、密閉容器の加熱温度を高
くする必要があり、これは密閉容器の材料強度低下、焼
嵌め作業性の悪化、積層コアに加わる歪増加等の問題が
あり、また、密閉容器の板厚を増して固着力を維持する
方策では密閉形圧縮機の重量が増加すると共にコストア
ップの問題がある。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、密閉容器の板厚を厚くすることなく充分な耐圧強度
をもち、固定子の落下を防止できる密閉形圧縮機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、密閉容器と該密閉容器の
内部に組み込まれる圧縮機構部とモータ部より成る密閉
形圧縮機であって、モータ部の固定子の外径よりも小さ
い内径の密閉容器を加熱して焼嵌め固定する密閉形圧縮
機において、焼嵌め後の密閉容器には固定子の積層コア
下面に近接して内径側が凸状となる突起を設けたことに
よって、密閉容器が膨張して内径寸法が増大しても固定
子を係止することができるものである。
【0010】請求項2にかかる発明は、密閉容器と該密
閉容器の内部に組み込まれる圧縮機構部とモータ部より
成る密閉形圧縮機であって、モータ部の固定子の外周を
密閉容器の内周に焼嵌め固定する密閉形圧縮機におい
て、焼嵌めを行う前の密閉容器には固定子の積層コア下
面に近接する位置の内周面に凸状の突起を設けたことに
よって、密閉容器が膨張して内径寸法が増大しても固定
子を係止することができるものである。
【0011】請求項3にかかる発明は、密閉容器と該密
閉容器の内部に組み込まれる圧縮機構部とモータ部より
成る密閉形圧縮機であって、モータ部の固定子の外周を
密閉容器の内周に焼嵌め固定する密閉形圧縮機におい
て、固定子の積層コア外周には軸方向に下面が開放さ
れ、かつ、長さが5mm〜20mm程の縦溝を有し、こ
の縦溝の上端に近接する位置の密閉容器には内周面に凸
状の突起を設けたことによって、焼嵌めの際に密閉容器
と固定子との回転方向位置決めが可能になると共に、密
閉容器が膨張して内径寸法が増大も固定子を係止するこ
とができるものである。
【0012】請求項4にかかる発明は、前記密閉容器を
焼嵌める際の、前記突起が通過する位置の前記圧縮機構
部の外周に凹部を設けたことによって、圧縮機構部側か
ら密閉容器を焼嵌めることができるものである。
【0013】請求項5にかかる発明は、前記突起の高さ
は焼嵌め代の最小値よりも大きく、前記密閉容器の板厚
の1/2よりも小さいか、あるいは焼嵌め代の最大値の
略2倍であることによって、焼嵌め代および密閉容器の
板厚を従来と同等にすることができるものである。
【0014】請求項6にかかる発明は、前記突起の形状
は略球面形状であることによって、容易に突起を形成で
きるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】先ず本発明に係る密閉形圧縮機に
ついて図面を参照して説明する。なお、従来例と同一構
成のものについては説明を省略する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態である密閉
形圧縮機の縦断面図である。図中10は密閉容器1に設
けられた突起で、モータ部3の固定子4を構成する積層
コア5の下面に近接した位置に備えられている。
【0017】本実施形態の密閉形圧縮機を組立てる際に
は、固定子4と圧縮機構部2を所定の位置関係にセット
した状態のものに、固定子4の外径よりも小さい内径の
密閉容器1を加熱して焼嵌め、冷却されることで内径が
縮小した密閉容器1と固定子4とが固定される。その後
さらに、固定子4を構成する積層コア5の下面に近接し
た位置の密閉容器1の外周側から押圧等により変形させ
内周面に突起10を形成している。
【0018】このように構成された本発明の密閉形圧縮
機では、設計圧力の高い冷媒を用いて運転されることに
より、密閉容器内部の圧力が上昇してこの圧力により密
閉容器が膨張し、その内径が固定子の外径よりも大きく
なると固定子は落下することになるが、密閉容器に設け
られた突起により固定子を係止することができるので落
下が阻止され、固定子のコイルエンドが圧縮機構部に当
接しないことから焼損を免れることが可能となる。
【0019】図2は本発明の第2の実施形態である密閉
容器の縦断面図と焼嵌め行程を示す図である。図中10
は密閉容器1に設けられた突起で、焼嵌め後に固定子4
を構成する積層コア5の下面となる位置に近接して備え
られている。
【0020】本実施形態の密閉形圧縮機を組立てる際に
は、治具11に固定子4と圧縮機構部2とを上下逆方向
にセットしておき、加熱した密閉容器1を圧縮機構部2
の上方から覆い被せる方法で、突起10が積層コア5の
端面に当接する位置まで装着し焼嵌めを行う。
【0021】このように構成された本発明の密閉形圧縮
機では、設計圧力の高い冷媒を用いて運転されることに
より密閉容器内部の圧力が上昇してこの圧力により密閉
容器が膨張し、その内径が固定子の外径よりも大きくな
ると固定子は落下することになるが、密閉容器に設けら
れた突起により固定子を係止することができるので落下
が阻止され、固定子のコイルエンドが圧縮機構部に当接
しないことから焼損を免れることが可能となる。
【0022】図3は本発明の第3の実施形態である密閉
容器の縦断面図と焼嵌め行程を示す図である。図中12
は固定子4の積層コア5外周に有する軸方向の縦溝で、
積層コア5の端面側が開放され、かつ、長さが5mm〜
20mm程に形成されている。10は密閉容器1に設け
られた突起で、焼嵌め後に積層コア5の縦溝12の封止
側端面13となる位置に近接して備えられている。
【0023】本実施形態の密閉形圧縮機を組立てる際に
は、治具11に固定子4と圧縮機構部2とを上下逆方向
にセットしておき、加熱した密閉容器1を圧縮機構部2
の上方から覆い被せる方法で、突起10が積層コア5の
縦溝12の封止側端面13に当接する位置まで装着し焼
嵌めを行う。
【0024】このように構成された本発明の密閉形圧縮
機では、設計圧力の高い冷媒を用いて運転されることに
より密閉容器内部の圧力が上昇してこの圧力により密閉
容器が膨張し、その内径が固定子の外径よりも大きくな
ると固定子は落下することになるが、密閉容器に設けら
れた突起により固定子を係止することができるので落下
が阻止され、固定子のコイルエンドが圧縮機構部に当接
しないことから焼損を免れることが可能となる。
【0025】また、突起は積層コアの縦溝内に位置する
ことから密閉容器との固定力が低下しても固定子が回転
方向へずれるのを防止することができ、モータリード線
が外れる等の問題発生をも免れることが可能となる。
【0026】図4は本発明の第4の実施形態である密閉
容器の縦断面図と焼嵌め行程を示す図である。図中14
は圧縮機構部2の外周に設けた凹部で、密閉容器1の突
起10が焼嵌めの際通過する位置に備えられている。
【0027】本実施形態の密閉形圧縮機を組立てる際に
は、治具11に固定子4と圧縮機構部2とを上下逆方向
にセットしておき、加熱した密閉容器1を圧縮機構部2
の上方から覆い被せる方法で、密閉容器1の突起10が
圧縮機構部2の外周に設けた凹部14を通過し、積層コ
ア5の端面に当接する位置まで装着し焼嵌めを行う。
【0028】これにより、圧縮機構部の外周径が固定子
の外周径と略同一であっても密閉容器の突起を通過させ
ることが可能となり、圧縮機構部側から密閉容器を焼嵌
めることができ、焼嵌めの作業性を向上することが可能
になる。
【0029】図5は本発明の実施形態である密閉容器に
備えた突起を示す図である。図中Tは密閉容器1の板厚
寸法であり、tは密閉容器1の内周面からの突起10の
高さ寸法を示している。
【0030】本実施例の突起10の高さ寸法tは、図示
しない固定子の外周と密閉容器1の焼嵌め代の最小値よ
りも大きく、前記密閉容器の板厚Tの1/2よりも小さ
いかあるいは焼嵌め代の最大値の略2倍よりも小さい値
としている。
【0031】このように構成された本発明の密閉形圧縮
機では、設計圧力の高い冷媒として例えばHFC系のR
410Aを用いた場合、従来のHCFC冷媒であるR2
2と同一の温度条件で設計圧力は約4.7MPaとな
る。密閉容器が従来の冷媒で使用していたものと同等の
内径寸法が120mmでその板厚が3mmである場合、密
閉容器内部の圧力が4.7MPaとして大気圧との差か
らその内径は約40μ増大する。
【0032】これにより、従来の焼嵌め代30μ〜18
0μでは固定子の外径よりも密閉容器の内径が大きくな
り固定子が落下する危険性があるが、密閉容器に設けら
れた突起は固定子の落下を防止するのに必要な高さを有
することから、焼嵌め代および密閉容器の板厚を従来と
同等にすることができ、焼嵌める際の作業性低下とコス
トアップを回避することが可能となる。
【0033】また、突起の最大高さを低く抑えること
で、突起を形成する際の密閉容器の円筒形状精度を容易
に維持することができ、焼嵌める際の作業性低下を防止
することが可能となる。
【0034】図6は本発明の実施形態である密閉容器へ
の突起の形成状態例を示す図である。本発明の焼嵌めを
行う前の密閉容器に形成する突起の形状は略球面形状で
あることから、突起の形成に容易なプレス加工を用いる
ことができる。図中14はプレス加工の下型で円形の孔
14aを備え、この孔14aの中心と同軸位置に上型1
5とこれに付属する材料抑え部15bが構成されてい
る。
【0035】密閉容器1への突起10の形成行程は、密
閉容器1を下型14の所定の位置にセットしておき、密
閉容器1の外周側から上型15の先端15aを押圧して
プレスすることにより、下型14の穴14a部の密閉容
器1が変形して内周面に凸状の突起が形成される。
【0036】プレスによる突起の加工は容易であり、ま
た、下型14の孔14aは単純な円形でよく、上型15
の先端15aも単純な球面形状でよいことから型の製作
コストは低く抑えることが可能であり、製作の効率化を
図ることができる。
【0037】また、形成された突起は密閉容器の内周面
に突出した略球面形状であることから、密閉容器の強度
低下を防止でき、板厚を厚くすることなく充分な耐圧強
度を備えることが可能になる。
【0038】なお、前述した密閉容器に設ける突起の数
は1箇所でも複数個所でもよく、複数箇所設けることで
固定子の落下を防止する効果をより増加させることが可
能となる。
【0039】また、前述した実施形態はロータリ式圧縮
機への適応例を示したがこれに限られるものでなく、モ
ータ部の反圧縮機構部側に回転軸の副軸受部を有し、こ
の副軸受部の外周が密閉容器の内周に焼嵌めあるいはタ
ック溶接等の方法で固定する構造のスクロール式等の密
閉形圧縮機においても同様に適応できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、密閉容器と該密閉容器の内部に組み込まれる圧縮
機構部とモータ部より成る密閉形圧縮機であって、モー
タ部の固定子の外径よりも小さい内径の密閉容器を加熱
して焼嵌め固定する密閉形圧縮機において、焼嵌め後の
密閉容器には固定子の積層コア下面に近接して内径側が
凸状となる突起を設けたことによって、密閉容器が膨張
して内径寸法が増大しても固定子を係止することがで
き、固定子の落下を防止する効果が得られる。
【0041】請求項2の発明によれば、密閉容器と該密
閉容器の内部に組み込まれる圧縮機構部とモータ部より
成る密閉形圧縮機であって、モータ部の固定子の外周を
密閉容器の内周に焼嵌め固定する密閉形圧縮機におい
て、焼嵌めを行う前の密閉容器には固定子の積層コア下
面に近接する位置の内周面に凸状の突起を設けたことに
よって、密閉容器が膨張して内径寸法が増大しても固定
子を係止することができ、固定子の落下を防止する効果
が得られる。
【0042】請求項3の発明によれば、密閉容器と該密
閉容器の内部に組み込まれる圧縮機構部とモータ部より
成る密閉形圧縮機であって、モータ部の固定子の外周を
密閉容器の内周に焼嵌め固定する密閉形圧縮機におい
て、固定子の積層コア外周には軸方向に下面が開放さ
れ、かつ、長さが5mm〜20mm程の縦溝を有し、こ
の縦溝の上端に近接する位置の密閉容器には内周面に凸
状の突起を設けたことによって、焼嵌めの際に密閉容器
と固定子との回転方向位置決めが可能になると共に、密
閉容器が膨張して内径寸法が増大も固定子を係止するこ
とができ、固定子の落下と回転方向へのずれを防止する
効果が得られる。
【0043】請求項4の発明によれば、前記密閉容器を
焼嵌める際の、前記突起が通過する位置の前記圧縮機構
部の外周に凹部を設けたことによって、圧縮機構部側か
ら密閉容器を焼嵌めることができ、焼嵌めの作業性を向
上することが可能になる。
【0044】請求項5の発明によれば、前記突起の高さ
は焼嵌め代の最小値よりも大きく、前記密閉容器の板厚
の1/2よりも小さいか、あるいは焼嵌め代の最大値の
略2倍であることによって、固定子の落下を防止するの
に必要な高さを有することから、焼嵌め代および密閉容
器の板厚を従来と同等にすることができ、焼嵌める際の
作業性低下とコストアップを回避することが可能とな
る。
【0045】請求項6の発明によれば、前記突起の形状
は略球面形状であることによって、突起の形成に容易な
プレス加工を用いることができると共に、型の製作コス
トも低く抑えることが可能となり、また密閉容器の強度
低下をも防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である密閉形圧縮機の
縦断面図。
【図2】同第2の実施形態である密閉容器の縦断面図と
焼嵌め行程を示す図。
【図3】同第3の実施形態である密閉容器の縦断面図と
焼嵌め行程を示す図。
【図4】同第4の実施形態である密閉容器の縦断面図と
焼嵌め行程を示す図。
【図5】同実施形態である密閉容器に備えた突起を示す
図。
【図6】同実施形態である密閉容器への突起の形成状態
例を示す図。
【図7】従来の密閉形圧縮機の縦断面図。
【図8】固定子の積層コア形状の作成例を示す図。
【図9】積層コアの溶接部形状を示す図。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮機構部 3 モータ部 4 固定子 5 積層コア 1 コア片 7 溶接ビード 8 溶接部 9 タック溶接 10 突起
フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AA05 AB04 AC03 CD01 CE02 CE03 CF06 3H029 AA04 AA13 AB03 BB32 BB44 BB50 CC07 CC09 CC27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と該密閉容器の内部に組み込ま
    れる圧縮機構部とモータ部より成る密閉形圧縮機であっ
    て、モータ部の固定子の外径よりも小さい内径の密閉容
    器を加熱して焼嵌め固定する密閉形圧縮機において、焼
    嵌め後の密閉容器には固定子の積層コア下面に近接して
    内径側が凸状となる突起を設けたことを特徴とする密閉
    形圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器と該密閉容器の内部に組み込ま
    れる圧縮機構部とモータ部より成る密閉形圧縮機であっ
    て、モータ部の固定子の外周を密閉容器の内周に焼嵌め
    固定する密閉形圧縮機において、焼嵌めを行う前の密閉
    容器には固定子の積層コア下面に近接する位置の内周面
    に凸状の突起を設けたことを特徴とする密閉形圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器と該密閉容器の内部に組み込ま
    れる圧縮機構部とモータ部より成る密閉形圧縮機であっ
    て、モータ部の固定子の外周を密閉容器の内周に焼嵌め
    固定する密閉形圧縮機において、固定子の積層コア外周
    には軸方向に下面が開放され、かつ、長さが5mm〜2
    0mm程の縦溝を有し、この縦溝の上端に近接する位置
    の密閉容器には内周面に凸状の突起を設けたことを特徴
    とする密閉形圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記密閉容器を焼嵌める際の、前記突起
    が通過する位置の前記圧縮機構部の外周に凹部を設けた
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の密閉
    形圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記突起の高さは焼嵌め代の最小値より
    も大きく、前記密閉容器の板厚の1/2よりも小さい
    か、あるいは焼嵌め代の最大値の略2倍であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3に記載の密閉形圧縮
    機。
  6. 【請求項6】 前記突起の形状は略球面形状であること
    を特徴とする請求項2ないし請求項3に記載の密閉形圧
    縮機。
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