JP2008038765A - 圧縮機の配管取付方法および圧縮機 - Google Patents

圧縮機の配管取付方法および圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】密閉容器に吐出管をろう付けするときに、吐出管の近くを加熱しても、吐出管の溶融を防止できる圧縮機の配管取付方法を提供する。
【解決手段】蓋本体110に設けられた環状突部120の内面の貫通孔121に、吐出管13を通す。そして、上記蓋本体110における上記環状突部120が突出する一面側から、上記環状突部120を加熱する一方、上記蓋本体110における上記一面の裏側の他面側から、ろう材130をあてて、上記吐出管13を上記蓋本体110にろう付けする。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば空気調和機や冷蔵庫等に用いられる圧縮機の配管取付方法、および、圧縮機に関する。
従来、圧縮機としては、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータとを備えている。
上記密閉容器には、上記密閉容器の内側に突出させるバーリング加工によって、貫通孔が形成され、吐出管は、上記貫通孔に、通されてから、ろう材によって上記密閉容器にろう付けされている。
具体的に述べると、上記密閉容器の外側から、上記貫通孔周りで上記密閉容器における上記吐出管との接触部分を、加熱すると共に、上記密閉容器の外側から、ろう材をあてて、上記吐出管を上記密閉容器にろう付けしている(特開平11−287185号公報:特許文献1参照)。
特開平11−287185号公報(図7)
しかしながら、上記従来の圧縮機の吐出管の取付方法では、上記密閉容器における上記吐出管との接触部分を加熱するとき、上記吐出管を直接に加熱するおそれがあり、上記吐出管を溶融する問題があった。また、上記ろう材を上記貫通孔の奥側まで行き渡らせることができず、上記吐出管を上記密閉容器に強固にろう付けできなかった。
一方、上記吐出管の溶融を防止するために、上記吐出管から離れたところを加熱すると、上記密閉容器で不要なところまで加熱する必要があり、上記密閉容器における上記吐出管から離れた位置に、酸化スケールが付着する問題があった。このため、上記密閉容器に電気端子を取り付け難かった。
そこで、この発明の課題は、上記密閉容器に上記吐出管をろう付けするときに、上記吐出管の近くを加熱しても、上記吐出管の溶融を防止できる圧縮機の配管取付方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の圧縮機の配管取付方法は、
冷媒を圧縮する圧縮要素、および、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータを収容する圧縮機の密閉容器に、この密閉容器の内側と外側とを連通して冷媒を通す配管を取り付ける方法であって、
上記密閉容器に設けられた環状突部の内面の貫通孔に、上記配管を通してから、
上記密閉容器における上記環状突部が突出する一面側から、上記環状突部を加熱する一方、上記密閉容器における上記一面の裏側の他面側から、ろう材をあてて、上記配管を上記密閉容器にろう付けすることを特徴としている。
この発明の圧縮機の配管取付方法によれば、上記密閉容器における上記環状突部が突出する一面側から、上記環状突部を加熱する一方、上記密閉容器における上記一面の裏側の他面側から、ろう材をあてて、上記配管を上記密閉容器にろう付けするので、上記密閉容器に上記配管をろう付けするときに、上記配管の近くを加熱しても、上記環状突部を加熱することで上記配管を直接に加熱しないため、上記配管の溶融を防止できる。
また、上記ろう材を上記環状突部の先端まで行き渡らせることができて、上記配管を上記密閉容器に強固にろう付けできる。
また、上記密閉容器で不要なところまで加熱する必要がなくて、上記密閉容器における上記配管から離れた位置での酸化スケール等の付着を防止する。このため、上記密閉容器に電気端子等の他の部材を取り付けやすくなる。
また、一実施形態の圧縮機の配管取付方法では、上記環状突部を、ガス炎によって、加熱する。
この実施形態の圧縮機の配管取付方法によれば、上記環状突部を、ガス炎によって、加熱するので、上記環状突部の必要箇所を正確に加熱できる。このとき、ガス炎は、上記環状突部によって、上記配管への当たりを阻止され、上記環状突部からの伝熱だけで加熱することができる。
また、一実施形態の圧縮機の配管取付方法では、上記環状突部を、高周波誘導加熱によって、加熱する。
この実施形態の圧縮機の配管取付方法によれば、上記環状突部を、高周波誘導加熱によって、加熱するので、上記環状突部を均一に加熱できる。このとき、高周波誘導加熱によって、上記環状突部は加熱され、上記配管は上記環状突部からの伝熱だけで加熱される。
また、一実施形態の圧縮機の配管取付方法では、上記密閉容器の上記環状突部が突出する上記一面を下向きにした状態で、上記配管を上記密閉容器にろう付けする。
この実施形態の圧縮機の配管取付方法によれば、上記密閉容器の上記環状突部が突出する上記一面を下向きにした状態で、上記配管を上記密閉容器にろう付けするので、上記配管と上記環状突部との間に、上記ろう材を溜めることができて、ろう付け強度が向上する。
また、この発明の圧縮機は、
上記圧縮機の配管取付方法によって配管を取り付けられた密閉容器と、
この密閉容器内に配置された圧縮要素と、
上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータと
を備えていることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記圧縮機の配管取付方法によって配管を取り付けられた密閉容器を有するので、上記密閉容器には不良のない上記配管が強固にろう付けされており、品質の良い圧縮機を実現できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素である。
この実施形態の圧縮機によれば、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素であるので、高圧の冷媒を用いることになるが、上記密閉容器には不良のない上記配管が強固にろう付けされており、上記密閉容器の耐圧強度を確保できる。
この発明の圧縮機の配管取付方法によれば、上記密閉容器における上記環状突部が突出する一面側から、上記環状突部を加熱する一方、上記密閉容器における上記一面の裏側の他面側から、ろう材をあてて、上記配管を上記密閉容器にろう付けするので、上記密閉容器に上記配管をろう付けするときに、上記配管の近くを加熱しても、上記配管の溶融を防止できる。
また、この発明の圧縮機によれば、上記圧縮機の配管取付方法によって配管を取り付けられた密閉容器を有するので、上記密閉容器には不良のない上記配管が強固にろう付けされており、品質の良い圧縮機を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置されると共に上記圧縮要素2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。このモータ3のロータ6によって、上記シャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動するようにしている。
上記圧縮要素2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって、得られる。この冷媒は、例えば、二酸化炭素やR410AやR22である。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮要素2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3のステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、上記モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部9から、上記シャフト12に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮要素2や上記モータ3のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。上記油通路は、例えば、上記シャフト12の外周面に設けられた螺旋溝や、上記シャフト12の内部に設けられた孔部である。
上記モータ3は、上記ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータコア610と、このロータコア610に埋設された複数の磁石とを有する。上記ロータコア610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータコア610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石は、平板状の永久磁石である。上記複数の磁石は、上記ロータコア610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ステータコア510と、上記ステータコア510に巻かれたコイル520とを有する。上記ステータコア510は、積層された複数の鋼板からなり、上記密閉容器1に、圧入や焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を、上記シャフト12と共に、回転させる。
上記圧縮要素2は、上記密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。
上記本体部51には、上記シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関して上記シリンダ21と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁31が取り付けられている。この吐出弁31は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記シリンダ21と反対側に、上記吐出弁31を覆うように、カップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部51に固定されている。上記マフラカバー40は、上記ボス部52に挿通されている。
上記マフラカバー40および上記上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42と上記シリンダ室22とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記マフラカバー40は、孔部43を有する。この孔部43は、上記マフラ室42と上記マフラカバー40の外側とを連通する。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。
要するに、上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、上記圧縮要素2側の上記シリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、上記シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
次に、上記シリンダ室22の圧縮作用を説明する。
図2に示すように、上記ローラ27に一体に設けたブレード28で上記シリンダ室22内を仕切っている。すなわち、上記ブレード28の右側の室は、上記吸入管11が上記シリンダ室22の内面に開口して、吸入室(低圧室)22aを形成している。一方、上記ブレード28の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記シリンダ室22の内面に開口して、吐出室(高圧室)22bを形成している。
上記ブレード28の両面には、半円柱状のブッシュ25,25が密着して、シールを行っている。上記ブレード28と上記ブッシュ25,25との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン26が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記偏心ピン26に嵌合した上記ローラ27が、このローラ27の外周面を上記シリンダ室22の内周面に接して、公転する。
上記ローラ27が、上記シリンダ室22内で公転するに伴って、上記ブレード28は、このブレード28の両側面を上記ブッシュ25,25によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室22aに吸入して、上記吐出室22bで圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室52を経由して、上記マフラカバー40の外側に排出される。
図1に示すように、上記密閉容器1は、鋼板を加工して作られ、容器本体100と、この容器本体100の開口部を閉塞する蓋本体110とを有する。
上記蓋本体110には、環状突部120が設けられている。この環状突部120の内面は、貫通孔121を形成している。この貫通孔121には、上記吐出管13が通されている。上記吐出管13は、銅製であり、上記吐出管13の肉厚は、上記蓋本体110や上記環状突部120の肉厚よりも薄い。
上記環状突部120は、上記密閉容器1の一部を内側に突出させるバーリング加工によって、形成されている。上記環状突部120は、いわゆる、内バーリングである。上記貫通孔121は、上記蓋本体110における上記密閉容器1の軸1aと重なる位置にある。
上記密閉容器1の外側で、上記環状突部120と上記吐出管13との間に、上記吐出管13を上記密閉容器1に接合するろう材130を溜めたろう材溜まり部122が、形成されている。上記ろう材130は、例えば、銀ろうである。
上記密閉容器1には、上記環状突部120の近傍に、電気端子140が取り付けられている。この電気端子140は、上記モータ3に電気的に接続される。つまり、上記蓋本体110には、上記環状突部120の近傍に、取付孔123が設けられている。上記電気端子140は、上記取付孔123に、溶接にて取り付けられている。また、上記蓋本体110には、上記取付孔123の周りに、上記電気端子140を保護するカバー141が取り付けられている。
次に、上記密閉容器1の上記蓋本体110に、上記吐出管13を取り付ける方法を説明する。
図3に示すように、上記蓋本体110に設けられた上記環状突部120の内面の上記貫通孔121に、上記吐出管13を通す。
そして、上記蓋本体110における上記環状突部120が突出する一面側(つまり、内面側)から、上記環状突部120を加熱する一方、上記蓋本体110における上記一面の裏側の他面側(外面側)から、ろう材130をあてる。
このとき、上記蓋本体110の上記一面(内面)を下向きにした状態で、上記環状突部120を、ガス炎150によって、加熱し、上記ろう材130を、上記ろう材溜まり部122にあてて、上記吐出管13を上記蓋本体110にろう付けする。
上記ガス炎150は、上記環状突部120の周囲に配置された(図示しない)複数のトーチから、噴出される。上記ろう材130は、棒状であるが、リング状のろう材を用いてもよい。
その後、上記取付孔123に、図1に示す上記電気端子140を、溶接にて取り付け、上記電気端子140の周りに、図1に示す上記カバー141を取り付ける。
このようにして上記吐出管13を取り付けられた上記蓋本体110には、上記ガス炎150による模様があらわれる。
具体的に述べると、上記ガス炎150を直接にあてられる上記蓋本体110の内面には、各ガス炎150毎に、同心円状の模様があらわれる。つまり、上記トーチの数量だけ、上記同心円状の模様がある。一方、上記蓋本体110の外面には、上記吐出管13を中心とした一つの同心円状の模様があらわれる。
したがって、上記蓋本体110にあらわれる模様によって、上記ガス炎150をあてられた側と、上記ろう材130をあてられた側との、区別がつく。
上記吐出管13の取付方法によれば、上記密閉容器1における上記環状突部120が突出する一面側から、上記環状突部120を加熱する一方、上記密閉容器1における上記一面の裏側の他面側から、上記ろう材130をあてて、上記吐出管13を上記密閉容器1にろう付けするので、上記密閉容器1に上記吐出管13をろう付けするときに、上記吐出管13の近くを加熱しても、上記環状突部120を加熱することで上記吐出管13を直接に加熱しないため、上記吐出管13の溶融を防止できる。例えば、上記吐出管13は、銅製であり、上記密閉容器1(上記環状突部120)は、鉄製であるので、上記吐出管13の溶融を確実に防止できる。
また、上記ろう材130を上記環状突部120の先端まで行き渡らせることができて、上記吐出管13を上記密閉容器1に強固にろう付けできる。
また、上記密閉容器1で不要なところまで加熱する必要がなくて、上記密閉容器1における上記吐出管13から離れた位置での酸化スケール等の付着を防止する。このため、上記密閉容器1に上記電気端子140等の他の部材を取り付けやすくなる。
また、上記環状突部120を、上記ガス炎150によって、加熱するので、上記環状突部120の必要箇所を正確に加熱できる。このとき、上記ガス炎150は、上記環状突部120によって、上記吐出管13への当たりを阻止される。
また、上記密閉容器1の上記一面を下向きにした状態で、上記吐出管13を上記密閉容器1にろう付けするので、上記吐出管13と上記環状突部120との間に、上記ろう材130を溜めることができて、ろう付け強度が向上する。
また、上記構成の圧縮機によれば、上記取付方法によって吐出管13を取り付けられた上記密閉容器1を有するので、上記密閉容器1には不良のない上記吐出管13が強固にろう付けされており、品質の良い圧縮機を実現できる。
また、上記密閉容器1内の冷媒を二酸化炭素とした場合、高圧の冷媒を用いることになるが、上記密閉容器1には不良のない上記吐出管13が強固にろう付けされており、上記密閉容器1の耐圧強度を確保できる。
(第2の実施形態)
図4は、この発明の圧縮機の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、蓋本体の形状が相違し、この蓋本体への吐出管の取付方法が相違する。
図4に示すように、この蓋本体210は、外側に突出した環状突部220を有する。この環状突部220は、上記蓋本体210の一部を外側に突出させるバーリング加工によって、形成されている。上記環状突部220は、いわゆる、外バーリングである。
次に、上記蓋本体210に、上記吐出管13を取り付ける方法を説明する。
図4に示すように、上記蓋本体210に設けられた上記環状突部220の内面の上記貫通孔221に、上記吐出管13を通してから、上記蓋本体210における上記環状突部220が突出する一面側(つまり、外面側)から、上記環状突部220を加熱する一方、上記蓋本体210における上記一面の裏側の他面側(内面側)から、ろう材130をあてる。
このとき、上記蓋本体210の上記一面(外面)を下向きにした状態で、上記環状突部220を、ガス炎150によって、加熱し、上記ろう材130を、ろう材溜まり部222にあてて、上記吐出管13を上記蓋本体210にろう付けする。
したがって、上記蓋本体210に上記吐出管13をろう付けするときに、上記吐出管13の近くを加熱しても、上記環状突部220を加熱することで上記吐出管13を直接に加熱しないため、上記吐出管13の溶融を防止できる。また、上記蓋本体210の上記一面(外面)を下向きにした状態で、上記吐出管13を上記蓋本体210にろう付けするので、上記吐出管13と上記環状突部220との間に、上記ろう材130を溜めることができて、ろう付け強度が向上する。
(第3の実施形態)
図5は、この発明の圧縮機の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態(図3)と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、環状突部120を、高周波誘導加熱によって、加熱している。
具体的に述べると、円盤状の高周波誘導加熱コイル160が、上記環状突部120の周りに、上記環状突部120の高さ内に、配置されている。そして、上記高周波誘導加熱コイル160の高周波誘導加熱によって、上記環状突部120が加熱され、上記吐出管13は上記環状突部120からの伝熱だけで加熱される。
したがって、上記環状突部120を、高周波誘導加熱によって、加熱しているので、上記環状突部120を均一に加熱できる。また、高周波誘導加熱によって、上記環状突部120は加熱されるが、上記吐出管13は直接に加熱されない。つまり、(銅製の)上記吐出管13および(鉄製の)上記密閉容器1の異種金属を同時に加熱することなく、上記吐出管13を上記密閉容器1にろう付けできる。
(第4の実施形態)
図6は、この発明の圧縮機の第4の実施形態を示している。上記第2の実施形態(図4)と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、環状突部220を、高周波誘導加熱によって、加熱している。
具体的に述べると、円盤状の高周波誘導加熱コイル160が、上記環状突部220の周りに、上記環状突部220の高さ内に、配置されている。そして、上記高周波誘導加熱コイル160の高周波誘導加熱によって、上記環状突部220が加熱され、上記吐出管13は上記環状突部220からの伝熱だけで加熱される。
したがって、上記環状突部220を、高周波誘導加熱によって、加熱しているので、上記環状突部220を均一に加熱できる。また、高周波誘導加熱によって、上記環状突部220は加熱されるが、上記吐出管13は直接に加熱されない。つまり、(銅製の)上記吐出管13および(鉄製の)上記密閉容器1の異種金属を同時に加熱することなく、上記吐出管13を上記密閉容器1にろう付けできる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記密閉容器1にろう付けされる配管としては、上記吐出管13以外に、上記密閉容器1の内側と外側とを連通して冷媒を通す配管であればよい。例えば、上記密閉容器1内に冷媒を吸入する吸入管であってもよい。また、上記吐出管13を取り付ける方法によって、上記蓋本体110,210以外の上記密閉容器1の部分に、冷媒を通す配管を取り付けてもよい。
また、上記吐出管13は、銅製以外に、鉄製や他の金属製でもよく、上記吐出管13の肉厚は、上記曲面部120の一部(ろう材溜まり部)や上記曲面部120の他部の肉厚よりも厚くてもよい。
また、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素2として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
また、上記圧縮要素2として、2つのシリンダ室を有する2シリンダタイプでもよい。また、上記圧縮要素2が上、上記モータ3が下に配置されていてもよい。また、上記圧縮機は、上記密閉容器が上記圧縮要素にて圧縮される前の冷媒で満たされる、いわゆる低圧ドーム型の圧縮機であってもよい。
本発明の圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 圧縮要素の平面図である。 吐出管を蓋本体に取り付ける方法の第1実施形態を説明する説明図である。 吐出管を蓋本体に取り付ける方法の第2実施形態を説明する説明図である。 吐出管を蓋本体に取り付ける方法の第3実施形態を説明する説明図である。 吐出管を蓋本体に取り付ける方法の第4実施形態を説明する説明図である。
符号の説明
1 密閉容器
1a 軸
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
6 ロータ
12 シャフト
13 吐出管(配管)
100 容器本体
110,210 蓋本体
120,220 環状突部
121,221 貫通孔
122,222 ろう材溜まり部
123 取付孔
130 ろう材
140 電気端子
150 ガス炎
160 高周波誘導加熱コイル

Claims (6)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮要素(2)、および、上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動するモータ(3)を収容する圧縮機の密閉容器(1)に、この密閉容器(1)の内側と外側とを連通して冷媒を通す配管(13)を取り付ける方法であって、
    上記密閉容器(1)に設けられた環状突部(120,220)の内面の貫通孔(121,221)に、上記配管(13)を通してから、
    上記密閉容器(1)における上記環状突部(120,220)が突出する一面側から、上記環状突部(120,220)を加熱する一方、上記密閉容器(1)における上記一面の裏側の他面側から、ろう材(130)をあてて、上記配管(13)を上記密閉容器(1)にろう付けすることを特徴とする圧縮機の配管取付方法。
  2. 請求項1に記載の圧縮機の配管取付方法において、
    上記環状突部(120,220)を、ガス炎(150)によって、加熱することを特徴とする圧縮機の配管取付方法。
  3. 請求項1に記載の圧縮機の配管取付方法において、
    上記環状突部(120,220)を、高周波誘導加熱によって、加熱することを特徴とする圧縮機の配管取付方法。
  4. 請求項1に記載の圧縮機の配管取付方法において、
    上記密閉容器(1)の上記環状突部(120,220)が突出する上記一面を下向きにした状態で、上記配管(13)を上記密閉容器(1)にろう付けすることを特徴とする圧縮機の配管取付方法。
  5. 請求項1に記載の圧縮機の配管取付方法によって配管を取り付けられた密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮要素(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動するモータ(3)と
    を備えていることを特徴とする圧縮機。
  6. 請求項5に記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(1)内の冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103681160A (zh) * 2012-08-30 2014-03-26 株式会社奥珂制作所 放电灯装卸机构及放电灯
CN106862876A (zh) * 2017-03-27 2017-06-20 广东美芝制冷设备有限公司 压缩机的上壳体组件的加工工艺和压缩机的上壳体组件
WO2019111620A1 (ja) * 2017-12-08 2019-06-13 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 電動圧縮機

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