JP2003041748A - 居住空間 - Google Patents

居住空間

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JP2003041748A JP2001269527A JP2001269527A JP2003041748A JP 2003041748 A JP2003041748 A JP 2003041748A JP 2001269527 A JP2001269527 A JP 2001269527A JP 2001269527 A JP2001269527 A JP 2001269527A JP 2003041748 A JP2003041748 A JP 2003041748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は高齢者や障害者等の生活弱者に
提供する居住空間に関するものである。 【解決手段】 スロープ(3)の2つの側面(5)の
各々が上がり框(2)及び壁(12)に接する、上がり
框(2)に横付けされた状況のスロープ(3)を設け
る。又、玄関側壁(9)と壁(12)を2面とする居住
空間(13)を設ける様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高齢者や障害者等
の生活弱者に提供する居住空間に関するものである。
【0002】
【従来の技術】玄関1には上がり框2が設置されてお
り、これを越えることで住居内への移動が行われる。こ
の上がり框2による段差の障害を解消する手段としては
図1に示す様なスロープ3を設けることが考慮できる。
スロープ3は傾斜面4、側面5、背面6及び底面7から
成る斜面体であり、背面6は上がり框2と接し、又、底
面7は玄関床8と接する状況で構成されている。これに
より高齢者等の生活弱者はこのスロープ3を利用するこ
とで外界と住居内を支障なく往来することが可能にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すスロープ3
は上がり框2の手前に位置しているため、図示の様にス
ロープ3を玄関側壁9に寄せたとしても外観上目障り感
がある。又、スロープ3を外来者の目に触れ易い玄関1
に配置することは、生活弱者の見地からはコンプレック
スを抱かせるものである。次に、履物の着脱スペース1
0、つまり、靴を履いたり脱いだりする場所に関して記
すことにする。本来の着脱スペース10は上がり框2周
辺になるが、スロープ3を設けることにより玄関ドア1
1周辺の着脱スペース10が加わることになる。つま
り、玄関床8の2箇所で履物がはびこることになるため
外観上体裁が良くない。この様にスロープ3を設けるこ
とによる長所と短所が混在することになるが、スロープ
3の機能を活かす一方、外観上の不具合を解消しつつ生
活弱者のプライバシー保護を図っていくことが重要であ
る。なお、スロープ3を設けることで外界と住居内の往
来は円滑なものになるが、住居内での移動においては生
活弱者の見地から支障を来す場合が考慮できる。昨今は
住居内のバリアフリー化が定着しているが、実際には住
宅事情の悪さのために狭い住居内での移動は困難性を伴
うことがある。又、狭い住居内に加えて家財や生活物資
が豊富であるため、これらが障害物となり生活弱者の行
動の阻止や制約、接触による損傷や転倒等の懸念事項が
生じることになる。この問題を解消していくことも重要
な課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】スロープ3の2つの側面
5の各々が上がり框2及び壁12に接する、上がり框2
に横付けされた状況のスロープ3を設ける。又、玄関側
壁9と壁12を2面とする居住空間13を設ける様にす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】住居内のバリアフリー化が定着す
る中で、玄関1の上がり框2は依然として段差を生じる
状況にある。これは玄関床8に対して段差を設けること
で浸水や湿気、塵の侵入等の懸念事項を解消できるため
である。しかし、上がり框2による段差は生活弱者の障
害となることがあるため、障害解消の手段の一つにスロ
ープ3を設けるというものがある。図1においてはスロ
ープ3を玄関側壁9に寄せて配置しているが、従来の玄
関側壁9と上がり框2の位置関係から必然的にこの様な
配置になったものである。これに対して図2においては
玄関側壁9と上がり框2の位置関係に若干の相異を呈し
ている。つまり、従来の様に玄関側壁9と上がり框2の
直接的な接合ではなく、玄関側壁9と上がり框2の両者
間に空間を設定し、その空間にスロープ3を介する様に
したものである。このスロープ3は2つの側面5の各々
が上がり框2と新たに設けた壁12に接する、上がり框
2に横付けされた状況にあることになる。又、スロープ
3を利用する際に使われる着脱スペース10も玄関側壁
9と上がり框2の両者間の空間に設けている。この構成
によりスロープ3と履物を有する着脱スペース10を玄
関側壁9の陰に隠蔽するために外観が良くなり、又、外
来者の目を意識することが緩和されることになる。又、
図2においては玄関側壁9と壁12を2面とする空間を
居住空間13に活用している。昨今の住居内のバリアフ
リー化やエレベーターの設置等で住居内での移動は容易
になってきている。しかし、住宅事情により住宅容積を
高めることは困難であり、依然として狭い住居内での移
動を強いられる状況にある。又、家財や生活物資は障害
物になり得るために、生活弱者の行動は制約を被り易
く、危険を伴うことも想定できることになる。つまり、
生活弱者のための居住空間を考慮した場合、図2に示す
様に玄関1周辺に居住空間13を設けることも選択肢の
1つである。例えば生活弱者が外界から帰宅した場合
は、玄関ドア11から玄関床8を経て着脱スペース10
で靴を脱ぎ、スロープ3を昇り躍り場14を経て引戸1
5より居住空間13内の床16に至るプロセスをたどる
ことになる。同様に居住空間13から外出する場合はこ
れの逆のプロセスをたどることになる。つまり、生活弱
者は居住空間13を主とする生活を営み、暫時的に外界
の自然との触れ合いや人との親睦等を楽しむ、この両者
の生活パターンを容易に行うことが可能になる。又、介
護人が外界との往来を援護する際にも便利であり、特に
緊急非難時にはこれを敏速に行える点で期待度は大きい
ものになる。なお、17は昇降を安全に行うための手す
りである。
【0006】
【実施例】図2における引戸15は開閉ドアの様に躍り
場14や床16を占有することもなく重宝するが、躍り
場14と床16の境界をバリアフリーにするため、引戸
15は上吊り式の他、戸車式においては段差のない専用
敷居を設けることが適当である。又、図2においては着
脱スペース10脇の壁12に埋め込む様に造作したシュ
ーズ収納18を設けている。なお、玄関1に常設される
玄関収納は本発明の構成の制約を受けない玄関側壁9の
対面側壁に沿って配置を行う。又、図3に示すものは居
住空間13の構成を変えたものである。図3においては
居住空間13内に床19を設けているが、床19の面は
玄関床8の面と高さを同等にしたものである。又、居住
空間13内に段差20を設けるが、段差20の上面は上
がり框2の上面と高さを同等にしたものである。上がり
框2は住居内の高床を機能させる端部に過ぎないが、段
差20の場合は別の機能も装備することになる。例えば
生活弱者が外界から帰宅した場合は、玄関ドア11から
玄関床8を経てドア21を開け居住空間13内の床19
に至り段差20に腰を掛けるプロセスになる。つまり、
段差20は高床の端部として機能する他に椅子にもなり
得るということになる。この機能は生活弱者の見地から
は肉体的にも精神的にも重要なものになる。つまり、生
活弱者が帰宅する時分は多分に疲労しているものである
が、この状況で上がり框2を越えて生活弱者の居住空間
へ移動することは痛手なことである。上がり框2のみで
も1つのハードルになるものであるが、同じ段差でも段
差20は逆にサポートグッズとして機能することにな
る。又、段差20に腰を掛けた時点は既に彼らの居住空
間13内にいるということであるから、従来の居住空間
の状況と比較すると心身的にも大きな安堵感をもたらす
ことになる。なお、段差20から段差20と同じ高さに
ある床16への移動は比較的容易に行うことができる。
つまり、段差20に腰を掛けている状況から床16へ移
動する場合は、座っている状態から生活弱者の足を自力
で床16へ移動させれば完了となる。この様に生活弱者
は容易に、又、エネルギーの消耗を抑えて床16への移
動が可能になるため、例えば帰宅後に居住空間13内の
床16で落ち着いてくつろぐという1連の行動もスピー
ディーに行えることになる。又、床16は図2に示す床
16と同じ状況にあるため、引戸15を介しての住居内
との往来は容易である。なお、図3においては段差20
をコ形状に組むことで、例えば生活弱者が多くの友人を
招いた場合でも広範囲な段差20に座らせることで対処
できることになる。この場合には友人達は上がり框2を
越えるという従来の様な必然性がなく、又、玄関1内が
脱いだ履物で氾濫することもなくなるというメリットが
期待できる。この様に図2と図3のものでは若干の相異
を見い出せるが、玄関1の外観を良好なものにしている
点は共通とするところである。つまり、図3においては
スロープ3の様な機能を持つ段差20と着脱スペース1
0の機能を持つ床19は居住空間13内に隠蔽されてい
るため、図1に示す様にスロープ3や着脱スペース10
を露見させることはないことになる。なお、図3に示す
22はホール、23はテーブル、24は玄関収納であ
る。
【0007】
【発明の効果】なお、従来の様に住居内に居住空間を設
定する場合、その居住空間から直接的に外界へ通ずるス
ロープを設ける手段も考慮できるが、この場合は生活弱
者の見地から施錠の点で課題を残すことになる。つま
り、本発明のものは玄関ドア11での施錠になるため、
介護人の管理が行き届くことになる。以上の様に、従来
の生活弱者の居住空間は住居内にあったため、外界との
往来の件及び、懸念事項の多い住居内の件で苦慮する状
況にあるが、本発明により機能的にも外観的にも合理解
決することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構成を示した、玄関1周辺の斜視図
【図2】本発明の構成を示した、玄関1周辺の斜視図
【図3】構成を変更した、玄関1周辺の間取り図
【符号の説明】
1 は玄関 2 は上がり框 3 は
スロープ 4 は傾斜面 5 は側面 6 は
背面 7 は底面 8 は玄関床 9 は
玄関側壁 10 は着脱スペース 11 は玄関ドア 12
は壁 13 は居住空間 14 は躍り場 15
は引戸 16 は床 17 は手すり 18
はシューズ収納 19 は床 20 は段差 21
はドア 22 はホール 23 はテーブル 24
は玄関収納

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロープ3の2つの側面5の各々が上がり
    框2及び壁12に接する、上がり框2に横付けされた状
    況のスロープ3を設ける。これによりスロープ3と着脱
    スペース10を玄関側壁9の陰に隠蔽することで玄関1
    の外観を良好なものにした、生活弱者のための居住空
    間。
  2. 【請求項2】玄関側壁9と壁12を2面とする居住空間
    13を設ける。居住空間13を玄関1周辺に設けたこと
    で外界との往来を容易なものにした、請求項1に記載の
    生活弱者のための居住空間。
  3. 【請求項3】玄関側壁9と壁12を2面とする居住空間
    13を設ける。又、居住空間13内に玄関床8の面と高
    さを同等にした床19を設ける。又、居住空間13内に
    上がり框2の上面と高さを同等にした段差20を設け
    る。これによりスロープ3の様な機能を持つ段差20と
    着脱スペース10の機能を持つ床19を居住空間13内
    に隠蔽することで玄関1の外観を良好なものにし、又、
    居住空間13を玄関1周辺に設けたことで外界との往来
    を容易なものにした、生活弱者のための居住空間。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184325A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Matsushita Electric Works Ltd 玄関クローゼット
JP2008169665A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Misawa Homes Co Ltd 住宅
JP2008184887A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Yasuki Sonobe 玄関収納構造
JP2012255333A (ja) * 2012-08-06 2012-12-27 Misawa Homes Co Ltd 住宅

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