JP2003041732A - 室内階段構造 - Google Patents

室内階段構造

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JP2003041732A
JP2003041732A JP2001230972A JP2001230972A JP2003041732A JP 2003041732 A JP2003041732 A JP 2003041732A JP 2001230972 A JP2001230972 A JP 2001230972A JP 2001230972 A JP2001230972 A JP 2001230972A JP 2003041732 A JP2003041732 A JP 2003041732A
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floor material
staircase structure
indoor staircase
step plate
tread
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JP2001230972A
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Akinobu Satomi
昭宣 里見
Shintaro Yamamoto
慎太郎 山本
Takeji Kubota
武治 久保田
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段用床材の室内階段の段板への取り付けや
取り外しが容易にできるとともに、取り付け後は防滑性
や防音性に優れ、かつ、住人等に温かみを感じさせるこ
とができる室内階段構造を提供すること。 【解決手段】 先端に略90度のコーナ部を有する床材
2を、階段の踏み面から蹴込みに亘って段板3に貼り付
ける室内階段構造において、床材2の少なくとも踏み面
21の裏面層を、段板3の踏み面31の表面にピールア
ップ型接着剤4で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、室内階段の
段板に、先端に略90度のコーナ部を有する床材を貼り
付けて一体化する室内階段構造に関し、特に、階段用床
材の室内階段の段板への取り付けや取り外しが容易にで
きるとともに、取り付け後は防滑性や防音性に優れ、か
つ、住人等に温かみを感じさせることができる室内階段
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、滑り防止のために、室内階段
の段板の段鼻部位にのみ固着させて使用する階段部材は
多種多様の形態で市販されており、その段板との固着構
造も多種多様の形態となっている。また、温かみや踏み
心地の良さを得るために、室内階段の全ての段板に亘り
絨毯等の布地を敷いた構造も古くから一般化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の階段
部材は、防滑性を高め階段の危険性は減少させるが、昇
降時の騒音を減少させる効果がなく、また、後者の絨毯
等を敷いた階段も防滑性に優れているとは言い難いもの
であることから、最近は、段板の略全面に一体化させて
使用する防滑性、防音性に優れた室内階段専用の床材等
が一般化されている。しかしながら、このような防滑性
と防音性に優れる室内階段用床材においても、その敷設
に多大な手間を要しており、その敷設に手間を要しない
手段や方法に課題が残されている。
【0004】本発明は、上記従来の室内階段構造が有す
る問題点に鑑みてなしたものであり、階段用床材の室内
階段の段板への取り付けや取り外しが容易にできるとと
もに、取り付け後は防滑性や防音性に優れ、かつ、住人
等に温かみを感じさせることができる室内階段構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の室内階段構造は、先端に略90度のコーナ
部を有する床材を、階段の踏み面から蹴込みに亘って段
板に貼り付ける室内階段構造において、床材の少なくと
も踏み面の裏面層を、前記段板の踏み面の表面にピール
アップ型接着剤で固定したことを特徴とする。
【0006】この室内階段構造は、床材の少なくとも踏
み面の裏面層を、前記段板の踏み面の表面にピールアッ
プ型接着剤で固定したことから、昇降時の騒音が床材に
吸収されるとともに、液体粘着剤であるピールアップ型
接着剤を使用することにより、床材の取り外しが容易に
なり、メンテナンスも容易に行うことができる。
【0007】この場合において、床材のコーナ部の裏面
層を、段板のコーナ部の表面に、充填型接着剤で固定す
ることができる。
【0008】これにより、床材のコーナ部の裏面層と段
板のコーナ部の表面の間の隙間をなくすことができ、昇
降時に最も応力の集中する床材のコーナ部及び段板の段
鼻部位が強化されて耐久性が向上するとともに、接着剤
の乾燥時間も高粘度故に油性、水性に関わらず施工時間
を短縮することができる。この場合、充填型接着剤は、
ピールアップ型接着剤や粘着剤に比べて強く接着する
が、コーナ部は踏み面や蹴込みに比べて床材を剥がし易
い部位であることから、この点で床材の張替え時では好
ましいものになる。
【0009】また、床材のコーナ部の裏面層を、段板の
コーナ部の表面に、粘着シートで固定することができ
る。
【0010】これにより、床材のコーナ部の裏面層と段
板のコーナ部の表面の間の隙間をなくすことができ、昇
降時に最も応力の集中する床材のコーナ部及び段板の段
鼻部位が強化されて耐久性が向上するとともに、接着剤
の乾燥時間が不要であることから施工時間を短縮するこ
とができる。
【0011】また、床材の蹴込みの裏面層を、段板の蹴
込みの表面に、粘着シートで固定することができる。
【0012】これにより、階段のコーナ部から蹴込みに
亘る部位が強化され、床材の蹴込みが剥がれたり捲れた
りする等のトラブルが減少するとともに、粘着シートが
騒音を吸収することから、昇り降り時の騒音を一層軽減
することができる。
【0013】また、床材の少なくとも一方の端面を、該
端面に隣接する段板面に充填型接着剤で固定することが
できる。
【0014】これにより、昇降時の床材のズレを充填型
接着剤の抵抗で防止できることから、昇降時に床材に蓄
積される疲労が軽減され、床材がより長く使用できるこ
とになる。
【0015】また、床材の少なくとも踏み面の表面層を
布地により構成することができる。
【0016】これにより、保温性と柔軟性を維持し、特
に、冬季においての住人等の昇降をより楽にさせること
ができる。
【0017】また、床材の少なくとも踏み面の裏面層を
ゴム又は合成樹脂により構成することができる。
【0018】これにより、裏面層の平面性の確保がより
容易になり、段板と床材の踏み圧によるズレをより防止
するとともに、床材同士を固着、貼着等して簡単に連設
することが容易になることから、上下全段を通して床材
を敷設した室内階段構造を容易に実施することが可能と
なる。
【0019】また、コーナ部の少なくとも踏み面側部分
の表面層に、防滑用のエンボス模様を形成することがで
きる。
【0020】これにより、エンボス模様の凹凸が昇降時
の滑りを防止し、住人等の安全性を向上させることがで
きる。
【0021】また、床材のコーナ部の表面層と踏み面の
表面層との間で、色差及び/又は明度を5水準以上とす
ることができる。なお、ここでいう明度は100水準で
測定されるものをいう。
【0022】これにより、住人等が階段をより明確に視
認できることになり、昇降時の安全性を向上させること
ができる。
【0023】また、前記エンボス模様の凹部又は凸部に
発光物質を配することができる。
【0024】これにより、夜間の昇降時の踏み外し等を
防止し、安全性を更に向上させることができる。
【0025】また、床材の踏み面に弾力性を付与するこ
とができる。
【0026】これにより、昇降時の感触をより優しいも
のとすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の室内階段用床材の
実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】図1に、本発明の室内階段構造の第1実施
例を示す。この室内階段構造1は、先端に略90度のコ
ーナ部22を有する床材2を、段板3の踏み面31から
蹴込み33に亘って貼り付けるものであり、床材2の踏
み面21の裏面層27を、前記段板3の踏み面31の表
面にピールアップ型接着剤4で固定している。
【0029】この室内階段構造1に使用する床材2は、
合成樹脂やゴムの発泡シート、布地又はこれ等の複合体
から構成される室内用の床材2であり、最近は略90度
のコーナ部22を持たせた階段専用のものも多数出回っ
ている。また、ピールアップ型接着剤4は、液体で扱い
易く、かつ、粘着剤としてその効果が持続し、簡単に剥
がすことができることから、例えば、比較的昇降頻度の
少ない一般家庭の室内階段等には最適に使用できる。な
お、ピールアップ型接着剤4としては、従来より汎用さ
れている、アクリル樹脂系のエマルジョンタイプのピー
ルアップ型接着剤等、従来公知のピールアップ型接着剤
を使用することができる。
【0030】上記のような室内階段構造1を採用するこ
とにより、昇降時の騒音が床材2に吸収され、室内が静
かになり隣人等への迷惑も減少する。また、ピールアッ
プ型接着剤4を使用することで、床材2の取り付けや取
り外しが容易になり、床材2を取り替えて階段の模様替
えが簡単に行うことができ、さらに、粘着作用を維持し
たままで床材2の再使用も可能になる。
【0031】また、図2は、本発明の室内階段構造の第
2実施例を示すもので、この室内階段構造1は、床材2
のコーナ部22の裏面を、段板のコーナ部32の表面に
充填型接着剤6で固定している。
【0032】このように、室内階段構造1を形成するこ
とにより、昇降時に最も応力の集中する床材2のコーナ
部22及び段板3のコーナ部32の部位が補強され、よ
り長期に亘って室内階段構造1は使用できることにな
る。また、充填型接着剤6は粘度が大きい故に、床材2
の段板3への貼着時にタレることがなく作業性に優れ、
その乾燥時間も一般的な粘度の接着剤を使用するのと比
較して、充填型接着剤6が油性、水性又は一液性、二液
性等の種類に関わらず短縮されることから、この短縮時
間分だけ早く室内階段構造1を使用することができる。
【0033】また、図3は、本発明の室内階段構造の第
3実施例を示すもので、この室内階段構造1は、床材2
の蹴込み23の裏面を、段板3の蹴込み33の表面に、
粘着シート5で固定したものである。この場合、粘着シ
ート5は、両面テープ(感圧性両面粘着テープ)として
多様な形態で存在するが、アクリル樹脂系やブチルゴム
系の粘着シートが粘着力に優れ、好適に使用することが
できる。
【0034】このように、室内階段構造1を形成するこ
とにより、床材2と段板3とのそれぞれコーナ部22、
32から蹴込み23、33に亘る部位の一体化が強化さ
れるとともに、昇降時の騒音が床材2と共に粘着シート
5に吸収されることから、昇り降り時の騒音を一層軽減
することができる。
【0035】また、図4は、本発明の室内階段構造の第
3実施例の変形例を示すもので、この室内階段構造1
は、床材2の蹴込み23の裏面を、段板3の蹴込み33
の表面に、粘着シート5で固定するとともに、さらに、
粘着シート5を上方に延出して、床材2のコーナ部22
の裏面層を、段板3のコーナ部32の表面に、この粘着
シート5で固定するようにしたものである。
【0036】このように、室内階段構造1を形成するこ
とにより、床材2のコーナ部22の裏面層と段板3のコ
ーナ部32の表面の間の隙間をなくすことができ、昇降
時に最も応力の集中する床材のコーナ部及び段板の段鼻
部位が強化されて耐久性が向上するとともに、接着剤の
乾燥時間が不要であることから施工時間を短縮すること
ができる。
【0037】また、図5は、本発明の室内階段構造の第
4実施例を示すもので、この室内階段構造1は、床材2
の踏み面21と蹴込み23の両方の端面24を、該端面
24に隣接する段板3の表面に、断面略三角状に充填型
接着剤6で固定している。
【0038】このように、室内階段構造1を形成するこ
とにより、上記と同様に、充填型接着剤6の乾燥時間が
短縮され、また、タレが少ないことで三角状の形成も楽
にでき、かつ、昇降時の床材2の横ズレを防止すること
から、昇降時に床材2に蓄積される疲労がより軽減され
ることになり、室内階段構造1を更に長期に亘って使用
することができる。
【0039】また、図6は、本発明の室内階段構造の第
5実施例を示すもので、床材2のコーナ部22の少なく
とも踏み面21側部分の表面に、防滑用のエンボス模様
7が形成されているものである。
【0040】このように、室内階段構造1を形成するこ
とにより、エンボス模様7の凹凸が昇降時の滑りを防止
し、住人等の安全性が向上することになる。
【0041】また、図示省略するが、室内階段構造1
は、床材のコーナ部の一部又は全部と、踏み面の表面と
の間で、色差及び/又は明度を5水準以上とすることが
できる。このように、室内階段構造1を形成することに
より、住人等が階段をより視認し易くなり、より一層住
人等の安全性が向上し、特に、老人や幼児等の安全性が
大きく確保できることになる。
【0042】なお、本発明では、色差と明度差は共に1
00水準での数値差をいうものであるが、例えば、住人
等の中に弱視者がいれば、昇降時の安全性を大きく確保
するために、その程度に応じて数値差のより大きい床材
2選択することができる。
【0043】また、図7は、本発明の室内階段構造の第
6実施例を示すもので、床材2のエンボス模様7の凸部
表面に、発光物質8が均等に固着分散されている。この
場合、発光物質8は、エンボス模様7の凹部表面又は凹
凸の両表面に均等に固着分散されていてもよい。
【0044】上記のように室内階段構造1を形成するこ
とにより、夜間の昇降時の踏み外し等が大きく軽減さ
れ、安全性が更に向上する。
【0045】また、図8は、本発明の室内階段構造の第
7実施例を示すもので、床材2の踏み面21の表面層2
6が布地で、踏み面21の裏面層27が合成樹脂でそれ
ぞれ形成されている。
【0046】上記のように室内階段構造1を形成するこ
とにより、昇降時の騒音は大きく防止され、布地によっ
て保温性と柔軟が維持でき、特に、冬季においての住人
等の昇降をより楽にさせることになる。また、合成樹脂
を使用することによって、好適な精度の平面性が裏面層
で容易に確保することが可能になり、段板3との一体化
はより大きな接触面積でできることになる。
【0047】また、図9に示すように、裏面層27はゴ
ムであってもよいし、合成樹脂の発砲層9であってもよ
く、このような場合は、弾力性に優れることから、住人
等にとってより踏み心地の良い室内階段構造1となる。
【0048】また、図10は、本発明の室内階段構造1
の第8実施例を示すもので、床材2の奥行きが段板3の
奥行きを超える場合(段板3の後端部に上に位置する段
板3の蹴込み部33が存在せず、開放されている場合に
限る。)に、床材2の踏み面21に続く踏み面延長部2
5を段板3の踏み面端部34に沿って曲げるとともに、
その端面24を、該端面24に隣接する段板3の表面
に、断面略三角状に充填型接着剤6で固定することによ
り、昇降時に床材2にかかる引張力に対する強度を高め
るようにしたものである。なお、床材2の奥行きが段板
3の奥行きをさらに超える場合には、特に図示はしない
が、床材2の踏み面21に続く踏み面延長部25を段板
3の踏み面端部34に沿って曲げて、段板3の踏み面端
部34にピールアップ型接着剤、充填型接着剤、粘着シ
ート等を適宜使い分けて固着、貼着等するとともに、そ
の端面24を、該端面24に隣接する段板3の表面に、
断面略三角状に充填型接着剤6で固定することにより、
昇降時に床材2にかかる引張力に対する強度を一層高め
るようにすることができる。なお、床材2の蹴込み23
が段板3の蹴込み部33の長さを超える場合(段板3の
前端部に下に位置する段板3の蹴込み部33が存在せ
ず、開放されている場合に限る。)にも、特に図示はし
ないが、同様に、床材2の蹴込み23に続く蹴込み延長
部を段板3に沿って曲げて固着、貼着等することにより
固定することができる。
【0049】以上、本発明の室内階段構造について、複
数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例
に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に
記載した構成を適宜組み合わせるようにしたり、上記各
実施例に示すように上下に位置する床材2を独立して配
設することに代えて、図11に示すように、下に位置す
る床材2の踏み面21に続く踏み面延長部25を上方に
向けて折り曲げて、段板3の蹴込み部33に固着、貼着
等するとともに、上に位置する床材2の蹴込み23をそ
の上から重ね合わせて固着、貼着等することにより、段
板3全面に亘って、床材2を連続的に配設する等、その
趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更する
ことができるものである。
【0050】
【発明の効果】本発明の室内階段構造によれば、床材の
少なくとも踏み面の裏面層を、前記段板の踏み面の表面
にピールアップ型接着剤で固定したことから、昇降時の
騒音が床材に吸収されるとともに、液体粘着剤であるピ
ールアップ型接着剤を使用することにより、床材の取り
外しが容易になり、メンテナンスも容易に行うことがで
きる。
【0051】また、床材のコーナ部の裏面層を、段板の
コーナ部の表面に充填型接着剤で固定することにより、
床材のコーナ部の裏面層と段板のコーナ部の表面の間の
隙間をなくすことができ、昇降時に最も応力の集中する
床材のコーナ部及び段板の段鼻部位が強化されて耐久性
が向上するとともに、接着剤の乾燥時間も高粘度故に油
性、水性に関わらず施工時間を短縮することができる。
また、充填型接着剤は、ピールアップ型接着剤や粘着剤
に比べて強く接着するが、コーナ部は踏み面や蹴込みに
比べて床材を剥がし易い部位であることから、この点で
床材の張替え時では好ましいものになる。
【0052】また、床材のコーナ部の裏面層を、段板の
コーナ部の表面に、粘着シートで固定することができ、
床材のコーナ部の裏面層と段板のコーナ部の表面の間の
隙間をなくすことにより、昇降時に最も応力の集中する
床材のコーナ部及び段板の段鼻部位が強化されて耐久性
が向上するとともに、接着剤の乾燥時間が不要であるこ
とから施工時間を短縮することができる。
【0053】また、床材の蹴込みの裏面層を、段板の蹴
込みの表面に粘着シートで固定することより、階段のコ
ーナ部から蹴込みに亘る部位が強化され、床材の蹴込み
が剥がれたり捲れたりする等のトラブルが減少するとと
もに、粘着シートが騒音を吸収することから、昇り降り
時の騒音を一層軽減することができる。
【0054】また、床材の少なくとも一方の端面を、該
端面に隣接する段板面に充填型接着剤で固定することに
より、昇降時の床材のズレを充填型接着剤の抵抗で防止
できることから、昇降時に床材に蓄積される疲労が軽減
され、床材がより長く使用できることになる。
【0055】また、床材の少なくとも踏み面の表面層を
布地により構成することにより、保温性と柔軟性を維持
し、特に、冬季においての住人等の昇降をより楽にさせ
ることができる。
【0056】また、床材の少なくとも踏み面の裏面層を
ゴム又は合成樹脂により構成することにより、裏面層の
平面性の確保がより容易になり、段板と床材の踏み圧に
よるズレをより防止するとともに、床材同士を固着、貼
着等して簡単に連設することが容易になることから、上
下全段を通して床材を敷設した室内階段構造を容易に実
施することが可能となる。
【0057】また、コーナ部の少なくとも踏み面側部分
の表面層に、防滑用のエンボス模様を形成することによ
り、エンボス模様の凹凸が昇降時の滑りを防止し、住人
等の安全性を向上させることができる。
【0058】また、床材のコーナ部の表面層と踏み面の
表面層との間で、色差及び/又は明度を5/100水準
以上とすることにより、住人等が階段をより明確に視認
できることになり、昇降時の安全性を向上させることが
できる。
【0059】また、前記エンボス模様の凹部又は凸部に
発光物質を配することにより、夜間の昇降時の踏み外し
等を防止し、安全性を更に向上させることができる。
【0060】また、床材の踏み面に弾力性を付与するこ
とにより、昇降時の感触をより優しいものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の室内階段構造の第1実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明の室内階段構造の第2実施例を示す断面
図である。
【図3】本発明の室内階段構造の第3実施例を示す断面
図である。
【図4】本発明の室内階段構造の第3実施例の変形例を
示す断面図である。
【図5】本発明の室内階段構造の第4実施例を示す断面
図である。
【図6】本発明の室内階段構造の第5実施例を示す断面
図である。
【図7】本発明の室内階段構造の第6実施例を示す断面
図である。
【図8】本発明の室内階段構造の第7実施例を示す断面
図である。
【図9】本発明の室内階段構造の第8実施例を示す断面
図である。
【図10】本発明の室内階段構造の第9実施例を示す断
面図である。
【図11】本発明の室内階段構造の第10実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 階段構造 2 床材 21 踏み面 22 コーナ部 23 蹴込み 24 端面 25 踏み面延長部 26 表面層 27 裏面層 3 段板 31 踏み面 32 コーナ部 33 蹴込み 34 踏み面端部 35 蹴込み端部 36 表面 37 裏面 4 ピールアップ型接着剤 5 粘着シート 6 充填型接着剤 7 エンボス模様 8 発光物質 9 発泡層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 武治 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に略90度のコーナ部を有する床材
    を、階段の踏み面から蹴込みに亘って段板に貼り付ける
    室内階段構造において、床材の少なくとも踏み面の裏面
    層を、前記段板の踏み面の表面にピールアップ型接着剤
    で固定したことを特徴とする室内階段構造。
  2. 【請求項2】 床材のコーナ部の裏面層を、段板のコー
    ナ部の表面に、充填型接着剤で固定したことを特徴とす
    る請求項1記載の室内階段構造。
  3. 【請求項3】 床材のコーナ部の裏面層を、段板のコー
    ナ部の表面に、粘着シートで固定したことを特徴とする
    請求項1記載の室内階段構造。
  4. 【請求項4】 床材の蹴込みの裏面層を、段板の蹴込み
    の表面に、粘着シートで固定したことを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の室内階段構造。
  5. 【請求項5】 床材の少なくとも一方の端面を、該端面
    に隣接する段板面に充填型接着剤で固定したことを特徴
    とする請求項1、2、3又は4記載の室内階段構造。
  6. 【請求項6】 床材の少なくとも踏み面の表面層を布地
    により構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4
    又は5記載の室内階段構造。
  7. 【請求項7】 床材の少なくとも踏み面の裏面層をゴム
    又は合成樹脂により構成したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の室内階段構造。
  8. 【請求項8】 コーナ部の少なくとも踏み面側部分の表
    面層に、防滑用のエンボス模様を形成したことを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の室内階
    段構造。
  9. 【請求項9】 床材のコーナ部の表面層と踏み面の表面
    層との間で、色差及び/又は明度を5水準以上とするこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の室内階段構造。
  10. 【請求項10】 前記エンボス模様の凹部又は凸部に発
    光物質を配したことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8又は9記載の室内階段構造。
  11. 【請求項11】 床材の踏み面に弾力性を付与したこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9又は10記載の室内階段構造。
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