JP2009150078A - 階段の被覆構造及びその被覆方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オープンタイムの短縮化や省略を可能にしながら、被覆作業時の階段被覆材の位置調整に支障が生じないようにして、階段の安全性や意匠性、昇降時の遮音性や防滑性を高め、その性能を長期に亘り維持する階段の被覆構造。
【解決手段】階段被覆材2を、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12及び段鼻コーナー部11で蹴上げ面14に沿うように上向き及び下向きにそれぞれ折曲して第1の粘着テープ3a、3b及び接着剤層4を介して階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14に固定するとともに、下段の階段被覆材2の上向きの蹴上げ面被覆部21の上に、上段の階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22を第2の粘着テープ30を介して固定してなる階段の被覆構造であって、第1の粘着テープ3a、3bを、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12側の奥部及び蹴上げ面14の段鼻コーナー部11側の上部の階段の幅方向に配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、階段の安全性や意匠性、昇降時の遮音性や防滑性を高め、その性能を長期に亘り維持することができる階段の被覆構造とその被覆方法に関するものである。
従来、階段被覆材を階段下地に被覆する場合、歩行者の安全の確保の観点等から、強固に階段下地に固定する必要があるが、通常は、硬化タイプの接着剤を用いて階段下地に固定する方法が採られていた。
このような硬化タイプの接着剤は、一定度以上に硬化が進行して接着強度が発現するまでに時間がかかるため、接着強度が発現する前に、階段下地に被覆した階段被覆材の上を歩行すると、階段被覆材が適正な位置からずれたり、剥がれたりするという問題があった。
また、階段の踏み面から蹴上げ面を被覆する階段被覆材を、階段下地面に接着するようにした階段の被覆構造においては、階段下地の踏み面から下側の蹴上げにかけて下向きに略90°で折り曲げ、また、上側の蹴上げにかけて上向きに略90°で折り曲げた合成樹脂製の階段被覆材を用い、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を重ねて接合して被覆されることが多いが、階段下地の踏み面の奥行き方向の幅によって折り曲げ部位を調整する必要があるため、階段被覆材の踏み面被覆部から上向きの蹴上げ面被覆部にかけての適正な位置で折曲部を現場で形成する必要がある。
このような場合、合成樹脂製の階段被覆材の特性として、折曲部が折り曲げ前の状態に戻ろうとする傾向にあるため、接着剤の接着強度が発現する前に、折曲部の近傍が階段下地から浮いたり、その浮きにより踏み面被覆部及び蹴上げ被覆部にずれが生じてしまうという問題があった。
一方、階段の踏み面から下側の蹴上げ面にかけての折曲部は、被覆作業時の基準となる部位であるため、予め折り曲げてあることが多いが、様々な角度に形成された階段下地(踏み面と蹴上げのコーナー角度)に対応できるようにするため、90°より小さい角度で折り曲げられている。
このような階段被覆材を用いて、例えば、コーナー角度が90°の階段下地を被覆した場合、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部が予め折り曲げられた90°より小さい角度に戻ろうとするため、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部と共に階段下地面から剥離したり、適正な位置からずれてしまうという問題があった。
この問題に対処するため、階段下地面に接着剤を塗布し、30分程度のオープンタイムをとった後に階段被覆材を被覆することによって、初期の接着剤による接着力を向上することも行われているが、この場合、作業の待ち時間が発生し、作業効率の低下と作業中の通行止め時間が長くなる等の弊害があった。
そこで、本件出願人は、先に、階段の踏み面とその踏み面に連接する蹴上げとに亘って合成樹脂製の階段用床板が重ね合わされ、床板と踏み面及び蹴上げとの重なり箇所が、踏み面を横切って設けられた帯状の接着剤層と、その接着剤層の配されていない箇所の全体に設けられたブチルゴム系粘着剤層とによって接合されるようにした階段構造(特許文献1参照)や踏み面表面が凹凸を有する階段下地に、軟質発泡層を裏面に形成した合成樹脂製の床シ−トが、シ−ト状の粘着剤で接合されるようにした階段構造(特許文献2参照)を提案した。
特開平9−96073号公報 特開平9−264060号公報
上記の本件出願人が提案した階段構造は、ブチルゴム系粘着剤やシ−ト状の粘着剤によって、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を補い、オープンタイムの短縮化や省略を可能にする利点を有する反面、劣悪な環境下での長期に亘る階段被覆材と階段下地との接着力の点で問題があるとともに、ブチルゴム系粘着剤やシ−ト状の粘着剤によって階段被覆材が作業者の意志に反して固定されることによって、被覆作業時の基準となる階段の踏み面から下側の蹴上げ面にかけての折曲部の近傍部分が拘束され、これにより、被覆作業時の階段被覆材の位置の微調整が行いにくくなるという問題があった。
本発明は、上記の階段構造等の有する問題点に鑑み、オープンタイムの短縮化や省略を可能にしながら、被覆作業時の階段被覆材の位置調整に支障が生じないようにして、階段の安全性や意匠性、昇降時の遮音性や防滑性を高め、その性能を長期に亘り維持することができる階段の被覆構造とその被覆方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の階段の被覆構造は、階段被覆材を、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部及び段鼻コーナー部で蹴上げ面に沿うように上向き及び下向きにそれぞれ折曲して第1の粘着テープ及び接着剤層を介して階段下地に固定するとともに、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を第2の粘着テープを介して固定してなる階段の被覆構造であって、前記第1の粘着テープを、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部側の奥部及び蹴上げ面の段鼻コーナー部側の上部の階段の幅方向に配設し、該第1の粘着テープの周囲を含む階段下地の踏み面及び蹴上げ面に接着剤層が形成されてなることを特徴とする。
ここで、「階段下地の踏み面の入り隅コーナー部側の奥部」とは、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部からの距離が5〜100mmの間の部位を、また、「(階段下地の)蹴上げ面の段鼻コーナー部側の上部」とは、階段下地の蹴上げ面の段鼻コーナー部からの距離が5〜75mmの間の部位を、それぞれ意味する。
この場合において、第1の粘着テープの全周に接着剤層が形成されてなるようにすることができる。
そして、第1の粘着テープの周囲に形成する接着剤層の階段下地の幅方向の寸法を5〜50mmとすることが好ましい。
また、上記階段の被覆構造を構築するための本発明の階段の被覆方法は、階段被覆材を、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部及び段鼻コーナー部で蹴上げ面に沿うように上向き及び下向きにそれぞれ折曲して第1の粘着テープ及び接着剤層を介して階段下地に固定するとともに、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を第2の粘着テープを介して固定する階段の被覆方法であって、前記第1の粘着テープを、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部側の奥部及び蹴上げ面の段鼻コーナー部側の上部の階段の幅方向に貼着し、該第1の粘着テープの周囲を含む階段下地の踏み面及び蹴上げ面に接着剤を塗布して接着剤層を形成するようにし、該第1の粘着テープ及び接着剤層を介して、階段の下段から上段側に向けて順次階段被覆材を階段下地に貼り付け、固定するとともに、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を第2の粘着テープを介して貼り付け、固定することを特徴とする。
本発明の階段の被覆構造及びその被覆方法によれば、第1の粘着テープによって、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を補い、オープンタイムの短縮化や省略を可能にしながら、第1の粘着テープの周囲を含む階段下地の踏み面及び蹴上げ面に形成した接着剤層によって、劣悪な環境下での長期に亘る階段被覆材と階段下地との接着力を確保することができる。
また、第1の粘着テープを、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部側の奥部及び蹴上げ面の段鼻コーナー部側の上部の階段の幅方向に配設することによって、被覆作業時の基準となる階段の踏み面から下側の蹴上げ面にかけての折曲部の近傍部分が拘束されることがないようにして、被覆作業時の階段被覆材の位置調整に支障が生じないようにすることができる。
そして、この階段の被覆構造及びその被覆方法は、これらによって、階段の安全性や意匠性、昇降時の遮音性や防滑性を高め、その性能を長期に亘り維持することができる。
また、第1の粘着テープの全周に接着剤層が形成されてなるようにし、特に、第1の粘着テープの周囲に形成する接着剤層の階段下地の幅方向の寸法を5〜50mmとすることにより、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を確実に補うことができるとともに、第1の粘着テープの周囲を含む階段下地の踏み面及び蹴上げ面に形成した接着剤層によって、劣悪な環境下での長期に亘る階段被覆材と階段下地との接着力を一層確実に確保することができる。
以下、本発明の階段の被覆構造及びその被覆方法の実施の形態を説明する。
図1に、本発明の階段の被覆構造の一実施例を示す。
この階段の被覆構造は、階段被覆材2を、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12及び段鼻コーナー部11で蹴上げ面14に沿うように上向き及び下向きにそれぞれ折曲して第1の粘着テープ3a、3b及び接着剤層4を介して階段下地の踏み面13及び蹴上げ面14に固定するとともに、下段の階段被覆材2の上向きの蹴上げ面被覆部21の上に、上段の階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22を第2の粘着テープ30を介して固定してなる階段の被覆構造であって、第1の粘着テープ3a、3bを、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12側の奥部及び蹴上げ面14の段鼻コーナー部11側の上部の階段の幅方向に配設し、第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14に接着剤層4が形成されてなるものである。
ここで、第1の粘着テープ3aを配設する「階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12側の奥部」とは、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12からの距離が5〜100mmの間、好ましくは、10〜60mmの部位(図2に点線で示す領域Ara)を、また、第1の粘着テープ3bを配設する「(階段1の下地の)蹴上げ面14の段鼻コーナー部11側の上部」とは、階段1の下地の蹴上げ面14の段鼻コーナー部11からの距離が5〜75mmの間の部位、好ましくは、10〜60mmの間の部位(図2に点線で示す領域Arb)を、それぞれ意味する。
ところで、上記階段の被覆構造は、第1の粘着テープ3a、3bを、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12側の奥部及び蹴上げ面14の段鼻コーナー部11側の上部の階段1の幅方向に貼着し、第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14に接着剤を塗布して接着剤層4を形成するようにし、第1の粘着テープ3a、3b及び接着剤層4を介して、階段1の下段から上段側に向けて順次階段被覆材2を階段1の下地に貼り付け、固定するとともに、下段の階段被覆材2の上向きの蹴上げ面被覆部21の上に、上段の階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22を第2の粘着テープ30を介して貼り付け、固定することにより構築することができる。
より具体的には、下記の順番で階段1の下地に階段被覆材2を貼り付けるようにする。
(1)剥離紙の付いた第1の粘着テープ3a、3bを、踏み面13の入り隅コーナー部12側の奥部及び蹴上げ面14の段鼻コーナー部11側の上部の階段1の幅方向に貼着する。
(2)第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の全面に接着剤を櫛目状に塗布して接着剤層4を形成するようにする。
この場合、階段被覆材2で被覆した状態での接着剤層4の厚さが、第1の粘着テープ3a、3bの厚みとほぼ同程度となるように、接着剤を塗布するようにする。
(3)第1の粘着テープ3a、3bの剥離紙を剥がす。このとき、第1の粘着テープ3a、3bの剥離紙の上に付着した接着剤も同時に除去できる。
(4)階段1の下段から上段側に向けて順次階段被覆材2を、被覆作業時の基準となる部位である階段被覆材2の階段1の踏み面13から下側の蹴上げ面14にかけての折曲部を基準として、階段1の下地に、踏み面13、上側の蹴上げ面14の順に貼り付け、固定する。
この場合、階段被覆材2を入り隅コーナー部12に合わせて折り曲げるようにするが、この際、折り曲げ部分を型付けるように、踏み面13上に強く押し付けると、踏み面13の入り隅コーナー部12側の奥部に貼着した第1の粘着テープ3aと階段1の下地及び階段被覆材2とがそれぞれ強く圧着されるため、粘着力を増大させることができる。
なお、階段被覆材2の上向きの蹴上げ面被覆部21の長さが蹴上げの高さを超える場合には、その部分をカッターナイフ等で切断・除去するようにする。
また、第2の粘着テープ30の剥離紙を剥がし、下段の階段被覆材2の上向きの蹴上げ面被覆部21の上に、上段の階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22を第2の粘着テープ30を介して貼り付け、固定する。
また、図1に示すように、階段被覆材2と段鼻コーナー部11や入り隅コーナー部12との間に生じる隙間41、42や階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22の先端の三角補強部43には、充填性やシール性を備えた適宜別種の最適なシーリング剤(コーキング剤)を使用することができる。
この場合において、階段1の下地は、コンクリート製、鋼板製、木製等、特に限定されるものでない。
階段被覆材2は、特に限定されるものではないが、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂製のもの(例えば、タキステップ4W(商品名、タキロン株式会社製))を好適に用いることができる。
この場合、階段被覆材2は、単層のもの、積層一体化されたもの、さらには、表面層と裏面層の層間に寸法安定性及び補強効果のあるガラス繊維層を積層したもの、最裏面に下地との接着性向上及び通気・ガス保持作用による階段被覆材2の膨れ防止のための合成樹脂製不織布層を積層したもの等を適宜用いることができる。
また、階段被覆材2は、被覆作業時の基準となる部位である階段被覆材2の階段1の踏み面13から下側の蹴上げ面14にかけての折曲部を、様々な角度に形成された階段1の下地(踏み面と蹴上げのコーナー角度)に対応できるようにするため、予め踏み面被覆部と蹴上げ被覆部の挟角が90°より小さい角度で折り曲げられているものを用いることができる。なお、上記のように、挟角が90°より小さい角度で折り曲げられているもののほか、挟角が90°より大きい角度で折り曲げられたもの、挟角が90°に折り曲げられたものを用いることができることはいうまでもない。
また、階段被覆材2は、長期に亘って昇降時の安全性を維持するため、階段被覆材2の階段1の踏み面13から下側の蹴上げ面14にかけての折曲部が肉厚補強されるとともに、防滑用の凸模様23等を具備したものを用いることができる。
第1の粘着テープ3a、3b及び第2の粘着テープ30は、任意の粘着テープを使用することができるが、粘着強度が強く、水分や熱による劣化が少なく、長期間粘着性を維持することができるアクリル樹脂系粘着剤やブチルゴム系粘着剤からなるもの、あるいは、発泡合成樹脂や合成繊維又はガラス繊維からなる不織布や織布を芯層とし、その両面にアクリル樹脂系粘着剤やブチルゴム系粘着剤を塗布したもの(これ以外の粘着テープを排除するものではない)を好適に用いることができる。
この場合、第1の粘着テープ3a、3bは、幅10〜50mm程度、厚み0.1〜2.0mm程度、好ましくは、厚み0.2〜1.0mm程度のテープ状物で、巻物になっていて、剥離紙が付されているものを好適に用いることができる。
また、第2の粘着テープ30は、幅10〜50mm程度、厚み0.5〜3.0mm程度、好ましくは、厚み1.0〜2.5mm程度のテープ状物を使用することができる。
また、第1の粘着テープ3a、3bは、各1本に限定されず、必要に応じて、所定の間隔をあけて平行に複数本を貼着するようにしてもよい。
また、接着剤層4の接着剤には、特に限定されるものではないが、一液(湿気硬化)型ウレタン接着剤、二液型ウレタン接着剤、二液型エポキシ接着剤等の硬化型接着剤や各種エマルジョン系接着剤等を好適に使用することができる。ここで、ウレタン接着剤、エポキシ接着剤等の無溶剤タイプの硬化型接着剤は接着強度の発現が非常に遅いが、これらの接着強度の発現速度の遅いタイプの接着剤でも支障なく使用することができる点で、本願発明は有用である。
接着剤層4は、特段の事情がない限り、第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14の全面に形成するようにする。
この場合、階段被覆材2で被覆した状態での接着剤層4の厚さが、粘着テープ3a、3bの厚みとほぼ同程度となるように、接着剤を塗布することが好ましい。このため、第1の粘着テープ3a、3bの厚みは、接着剤を塗布する際の櫛目高さ1.0〜3.0mmより小さいものを使用する(階段被覆材2で被覆することで、接着剤の櫛目高さが圧縮されるようにする)ことが好ましい。このような厚みの粘着テープ3a、3bを使用することで、階段被覆材2が粘着テープ3a、3bの位置で盛り上がったり、凹んだりせず、外観がよいだけでなく、水溜りの原因にもならない。
また、接着剤層4は、第1の粘着テープ3a、3bの全周に形成されるようにすることが好ましく、特に、図2に示すように、第1の粘着テープ3a、3bの周囲に形成する接着剤層4の階段1の下地の幅方向の寸法La、Lbが、5〜50mm、好ましくは、10〜30mmとなるようにする。
これにより、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を確実に補うことができるとともに、第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14に形成した接着剤層4によって、劣悪な環境下での長期に亘る階段被覆材2と階段1の下地との接着力を一層確実に確保することができる。
また、接着剤は、使用部位等に応じて、使用する材料を適宜変更することができ、例えば、図1に示すように、階段被覆材2と段鼻コーナー部11や入り隅コーナー部12との間に生じる隙間41、42や階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22の先端の三角補強部43には、接着剤に代えて、充填性やシール性を備えた適宜別種の最適なシーリング剤(コーキング剤)を使用することができる。
表1に、第1の粘着テープ3a、3bの階段1の下地への貼着部位による作業性と階段被覆材2の浮き・ずれの評価試験の結果を示す。
評価試験の条件
・階段1の下地:コンクリート製
・階段被覆材2:熱可塑性樹脂製(タキステップ4W(商品名、タキロン株式会社製))
・第1の粘着テープ3a、3b:芯材である合成繊維織布の両面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布した幅25mm、厚み0.3mmの粘着テープ
・第2の粘着テープ30:発泡合成樹脂からなる芯層の両面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布したものからなる幅22mm、厚み2.0mmの粘着テープ
・接着剤層4:一液(湿気硬化)型ウレタン接着剤
・作業条件:気温5℃、オープンタイム1〜2分
・養生条件:気温5℃、養生時間2時間
・作業性の評価:○良好(適)、△やや不良(やや不適)、×不良(不適)
・浮き・ずれの評価:○なし(適)、△若干あり(やや不適)、×あり(不適)
Figure 2009150078
表1から明らかなように、第1の粘着テープ3aの貼着位置を、階段1の下地の踏み面13の奥部にすると、階段被覆材2を位置調整している間に、階段被覆材2が第1の粘着テープ3aに接触して接着することがなく、位置調整が容易にでき、段鼻コーナー部11にずれが生じない。
これに対して、第1の粘着テープ3aの貼着位置を、階段1の下地の踏み面13の手前(段鼻コーナー部11の近傍)や中央部にすると、階段被覆材2を位置調整している間に、階段被覆材2が第1の粘着テープ3aに接触して接着するため、位置調整することが困難で、また、養生後には段鼻コーナー部11にずれが生じていた。
一方、第1の粘着テープ3bの貼着位置を、階段1の下地の蹴上げ面14の上部にすると、階段被覆材2を入り隅コーナー部12に合わせて折り曲げる際に、階段被覆材2が第1の粘着テープ3bに接触して接着することがなく、位置調整が容易で、段鼻コーナー部11に浮きが生じず、蹴上げ面上端部にも浮き・ずれが生じない。
これに対して、第1の粘着テープ3bの貼着位置を、階段1の下地の蹴上げ面14の中央部や下部にすると、階段被覆材2を入り隅コーナー部12に合わせて折り曲げる際に、階段被覆材2が第1の粘着テープ3bに接触して接着するため、位置調整が困難で、また、段鼻コーナー部11に浮きが生じ、蹴上げ面上端部にも浮きが生じた。
また、階段被覆材2は低温になると硬くなる性質を有しており、段鼻コーナー部11や入り隅コーナー部12において階段被覆材2の折曲部が浮く力(反発力)が増大することになるが、第1の粘着テープ3a、3bを階段1の下地の踏み面13の奥部及び階段1の下地の蹴上げ面14の上部に貼着することによって、低温時(5℃)においてもずれや浮きは生じなかった。
なお、第1の粘着テープ3aの貼着位置を、階段1の下地の踏み面13の最奥部、すなわち、階段1の下地の踏み面13の入り隅コーナー部12に接して貼着すると、階段被覆材2を入り隅コーナー部12に圧着した際に、階段1の下地の蹴上げ面14に塗布した接着剤が第1の粘着テープ3aの上に流れ込み、第1の粘着テープ3aの効果が有効に発揮されなかったり、入り隅コーナー部12と階段被覆材2の固定が長期耐久性が接着剤に比べて劣る粘着テープでなされているため、長期間の使用中に階段被覆材2が浮き上がる懸念がある。
また、第1の粘着テープ3a、3bのいずれか一方を省略すると、第1の粘着テープ3a、3bを省略した面の階段被覆材2にずれが生じた。
この階段の被覆構造及びその被覆方法は、以下の効果を奏するものである。
(1)第1の粘着テープ3a、3bを、階段1の下地の踏み面13の奥部及び階段1の下地の蹴上げ面14の上部に、階段1の幅方向に貼着することによって、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を補い、入り隅コーナー部12における階段被覆材2の折曲部が浮く力(反発力)や人の歩行によるずれる力を吸収することができ、これにより、オープンタイムの短縮化や省略を可能にして、作業効率の向上と作業中の通行止め時間を短くすることができ、また、第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14に形成した接着剤層4によって、劣悪な環境下での長期に亘る階段被覆材2と階段1の下地との接着力を確保することができる。
(2)第1の粘着テープ3a、3bを、階段1の下地の踏み面13の奥部及び階段1の下地の蹴上げ面14の上部に、階段1の幅方向に貼着することによって、被覆作業時の基準となる階段1の踏み面13から下側の蹴上げ面14にかけての折曲部の近傍部分が拘束されることがないようにして、被覆作業時の階段被覆材2の位置調整に支障が生じないようにすることができる。
(3)下段の階段被覆材2の上向きの蹴上げ面被覆部21の上に、上段の階段被覆材2の下向きの蹴上げ面被覆部22を第2の粘着テープ30を介して固定することによって、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を補い、段鼻コーナー部11における階段被覆材2の折曲部が浮く力(反発力)や人の歩行によるずれる力を吸収することができ、これにより、階段被覆材2で被覆するまでのオープンタイムの短縮化や省略が可能となる。
(4)第1の粘着テープ3a、3bの全周に接着剤層4が形成されてなるようにし、特に、第1の粘着テープ3a、3bの周囲に形成する接着剤層4の階段1の下地の幅方向の寸法を5〜50mmとすることにより、接着強度が発現するまでの接着剤の接着力を確実に補うことができるとともに、第1の粘着テープ3a、3bの周囲を含む階段1の下地の踏み面13及び蹴上げ面14に形成した接着剤層4によって、劣悪な環境下での長期に亘る階段被覆材2と階段1の下地との接着力を一層確実に確保することができる。
以上、本発明の階段の被覆構造及びその被覆方法について、その実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本発明の階段の被覆構造及びその被覆方法は、オープンタイムの短縮化や省略を可能にしながら、被覆作業時の階段被覆材の位置調整に支障が生じないようにして、階段の安全性や意匠性、昇降時の遮音性や防滑性を高め、その性能を長期に亘り維持することができるものであることから、公共施設や共用施設の階段の被覆の用途に好適に用いることができる。
本発明の階段の被覆構造の一実施例を示す説明図である。 粘着テープの貼り付け位置を示す斜視図である。
符号の説明
1 階段
11 段鼻コーナー部
12 入り隅コーナー部
13 踏み面
14 蹴上げ面
2 階段被覆材
21 上向きの蹴上げ面被覆部
22 下向きの蹴上げ面被覆部
23 凸模様
3a 第1の粘着テープ(踏み面に貼着)
3b 第1の粘着テープ(蹴上げ面に貼着)
30 第2の粘着テープ
4 接着剤層

Claims (4)

  1. 階段被覆材を、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部及び段鼻コーナー部で蹴上げ面に沿うように上向き及び下向きにそれぞれ折曲して第1の粘着テープ及び接着剤層を介して階段下地に固定するとともに、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を第2の粘着テープを介して固定してなる階段の被覆構造であって、前記第1の粘着テープを、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部側の奥部及び蹴上げ面の段鼻コーナー部側の上部の階段の幅方向に配設し、該第1の粘着テープの周囲を含む階段下地の踏み面及び蹴上げ面に接着剤層が形成されてなることを特徴とする階段の被覆構造。
  2. 第1の粘着テープの全周に接着剤層が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の階段の被覆構造。
  3. 第1の粘着テープの周囲に形成する接着剤層の階段下地の幅方向の寸法が5〜50mmであることを特徴とする請求項2記載の階段の被覆構造。
  4. 階段被覆材を、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部及び段鼻コーナー部で蹴上げ面に沿うように上向き及び下向きにそれぞれ折曲して第1の粘着テープ及び接着剤層を介して階段下地に固定するとともに、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を第2の粘着テープを介して固定する階段の被覆方法であって、前記第1の粘着テープを、階段下地の踏み面の入り隅コーナー部側の奥部及び蹴上げ面の段鼻コーナー部側の上部の階段の幅方向に貼着し、該第1の粘着テープの周囲を含む階段下地の踏み面及び蹴上げ面に接着剤を塗布して接着剤層を形成するようにし、該第1の粘着テープ及び接着剤層を介して、階段の下段から上段側に向けて順次階段被覆材を階段下地に貼り付け、固定するとともに、下段の階段被覆材の上向きの蹴上げ面被覆部の上に、上段の階段被覆材の下向きの蹴上げ面被覆部を第2の粘着テープを介して貼り付け、固定することを特徴とする階段の被覆方法。
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