JP5802467B2 - 階段被覆材及び階段被覆工法 - Google Patents

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Description

本発明は、階段被覆材及びこれを用いた階段被覆工法に関し、更に詳しくは、階段下地に貼着するときに位置決めを容易にやり直したり、位置の微調整を簡単に行うことができる施工性に優れた階段被覆材と、この階段被覆材を用いた階段被覆工法に関する。
従来より、階段下地の踏み面と段鼻と蹴上げ面に亘って被覆する逆L字状に屈曲した合成樹脂製の階段被覆材を使用し、階段被覆材の踏み面被覆部と階段下地の踏み面を接着剤で、階段被覆材の段鼻被覆部と階段下地の段鼻をシーリング剤で、階段被覆材の蹴上げ面被覆部と階段下地の蹴上げ面を粘着剤で、それぞれ貼着した階段被覆構造が知られている(特許文献1)。
また、逆L字状に屈曲した合成樹脂製の階段被覆材を使用し、階段被覆材の踏み面被覆部の一部を帯状に設けられた接着剤層で階段下地の踏み面に貼着すると共に、階段被覆材の他の部分をブチルゴム系粘着剤層で階段下地に貼着した階段被覆構造も知られている(特許文献2)。
特開平09−125643号公報 特開平09−096073号公報
特許文献1の階段被覆構造ように、階段被覆材の踏み面被覆部を接着剤で階段下地の踏み面に貼着するものは、接着剤を階段下地の踏み面に塗布し、オープンタイムを設けて階段被覆材を貼着しなければならないため、手間と時間がかかり、施工性にやや難点がある。これに対し、特許文献2の階段被覆構造のように階段被覆材の大部分を粘着剤層で階段下地に貼着するものは、予め粘着剤層を階段被覆材の裏面に設けておけば、階段被覆材を階段下地に押圧するだけで簡単に貼着でき、上記の手間と時間を省くことができる。
しかしながら、階段被覆材の踏み面被覆部などを粘着剤層で階段下地に貼着する場合は、一旦、階段被覆材の裏面の粘着剤層を階段下地に接触させると、階段被覆材が階段下地に貼着して固定されるため、階段被覆材の位置決めをやり直したり、階段被覆材の位置を僅かにずらせて微調整を行うことが難しいという問題があった。
本願発明は上記の問題に対処すべくなされたもので、その解決しようとする課題は、粘着剤などの貼着剤で踏み面被覆部を階段下地の踏み面に貼着するものであるにも拘わらず、位置決め作業、位置決めし直し作業、位置の微調整作業を簡単に行うことができる施工性に優れた階段被覆材と、この階段被覆材を用いた階段被覆工法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る階段被覆材は、階段下地の踏み面と段鼻と蹴上げ面に亘って被覆する逆L字状に屈曲した階段被覆材であって、その踏み面被覆部の下面に貼着剤層が形成され、この貼着剤層の下面の段鼻被覆部寄りの部分に略全幅に亘って網状体が積層され、更にこの網状体と貼着剤層を覆う剥離紙が積層されていることを特徴とするものである。
本発明の階段被覆材においては、前記剥離紙が前記網状体の積層領域に対応する部分で分断可能になっていることが望ましい。
そして、前記網状体の積層領域の面積が前記貼着剤層の面積の1/10〜1/2であることが望ましい。
また、本発明に係る階段被覆工法は、本発明に係る上記階段被覆材を用いて階段下地を被覆する階段被覆工法であって、前記網状体の積層領域に対応する部分の前記剥離紙を剥離して階段被覆材を階段下地に重ね、階段被覆材を適正に位置決めしてから、階段被覆材の踏み面被覆部の前記網状体積層領域を階段下地の踏み面に押圧して貼着し、更にその余の剥離紙を剥離して階段被覆材の踏み面被覆部全体を階段下地の踏み面に貼着することを特徴とするものである。
なお、本発明にいう「貼着」とは、粘着と接着の双方を包括する概念の用語である。
本発明の階段被覆材は、積層された網状体を覆う部分の剥離紙、即ち、網状体の積層領域に対応する部分の剥離紙を剥離して網状体を露出させ、階段下地に階段被覆材を重ねた状態では、露出した網状体と未剥離のその余の剥離紙が階段下地の踏み面に接触するだけであり、貼着剤層は階段下地の踏み面に接触しないため、自由に階段被覆材を移動させて適正な位置に位置決めしたり、位置決めをし直したり、位置の微調整を行ったりすることができる。しかも、網状体を貼着剤層の下面の段鼻被覆部寄りの部分に略全幅に亘って積層することにより、最初に階段被覆材の踏み面被覆部の段鼻被覆部寄りの部分を略全幅に亘って位置決めして貼着、固定できるため、位置決め作業がし易く、且つ、正確に位置決めすることができる。次いで、階段被覆材の踏み面被覆部の網状体積層領域を階段下地の踏み面に押圧すると、網状体の開口を通して階段下地側に貼着剤層が部分的に押し出され、もしくは、網状体が貼着剤層に沈み込んで、貼着剤層と階段下地が接触し、階段被覆材の踏み面被覆部の網状体積層領域が階段下地に貼着される。そして、網状体積層領域以外の貼着剤層を覆う部分の剥離紙を剥離し、階段被覆材の踏み面被覆部の全体を階段下地の踏み面に押圧すると、階段下地の踏み面に対する階段被覆材の踏み面被覆部の貼着が完了する。この階段被覆材を貼着するときは、階段下地の段鼻と階段被覆材の段鼻被覆部が適切な位置関係にあることが重要であり、不適切な位置関係で階段被覆材を貼着すると、階段を昇降する人の荷重が階段被覆材の段鼻被覆部に繰り返し加わることによって段鼻被覆部に亀裂が生じたり、段鼻被覆部が破損するなどの不具合の原因となるが、上記のように階段被覆材の踏み面被覆部の段鼻被覆部寄りの部分を略全幅に亘って位置決めして貼着、固定するときは、階段下地の段鼻と階段被覆材の段鼻被覆部が適切な位置関係となるように階段被覆材の位置決めを正確に行うことができるので、上記の不具合を生じることはない。
このように、本発明の階段被覆材は、踏み面被覆部をその下面に形成された貼着剤層によって階段下地の踏み面に貼着するものであるから、接着剤を塗布する手間やオープンタイムの設定が不要であり、しかも、上記のごとく階段被覆材の位置決め作業、位置決めし直し作業、位置の微調整作業などを容易に行うことができるので、施工性に優れており、本発明の階段被覆工法を効率良く実施できるものである。
また、剥離紙が網状体の積層領域に対応する部分で分断可能になっている階段被覆材は、網状体の積層領域に対応する部分で剥離紙を分断しながら剥離除去して、網状体を容易に露出させることができるので、作業性が極めて良好である。
網状体の積層領域は、それ以外の領域に比べると貼着強度が若干低下するが、網状体の積層領域の面積を貼着剤層の面積の1/10〜1/2とした階段被覆材は、実用上十分な貼着強度が得られるため、階段被覆材の踏み面被覆部が階段下地の踏み面から剥がれる心配はない。網状体の積層領域の面積が貼着剤層の面積の1/2より大きくなると、貼着強度の不足を招く虞れがあり、網状体の使用量が増えてコスト高を招く虞れもある。一方、網状体の積層領域の面積が貼着剤層の面積の1/10より小さくなると、最初に階段被覆材を位置決めして網状体の積層領域を貼着、固定するときに積層領域の貼着強度が不足し、階段被覆材が移動して正確な位置決めがし辛くなる虞れが生じる。
また、本発明に係る階段被覆工法は、上記の階段被覆材を用いて、網状体の積層領域に対応する部分の剥離紙を剥離して階段被覆材を階段下地に重ね、階段被覆材を適正に位置決めしてから、階段被覆材の踏み面被覆部の網状体積層領域を階段下地の踏み面に押圧して貼着し、更にその余の剥離紙を剥離して階段被覆材の踏み面被覆部全体を階段下地の踏み面に貼着するものであるから、接着剤を塗布する手間やオープンタイムの設定が不要であり、しかも、階段被覆材の位置決め作業、位置決めし直し作業、位置の微調整作業などを容易かつ正確に行うことができるので、施工性に優れ効率良く実施することができる。
本発明の一実施形態に係る階段被覆材の断面図である。 裏返した同階段被覆材の斜視図である。 同階段被覆材の底面図である。 本発明の他の実施形態に係る階段被覆材の断面図である。 網状体の一例を示す部分斜視図である。 本発明に係る階段被覆工法を説明するもので、階段被覆材の網状体積層領域に対応する部分の剥離紙を剥離し、階段被覆材を階段下地に重ねる前の状態示す断面図である。 本発明に係る階段被覆工法を説明するもので、網状体積層領域に対応する部分の剥離紙を剥離した階段被覆材を階段下地に重ねた状態を示す断面図である。 本発明に係る階段被覆工法を説明するもので、階段被覆材の踏み面被覆部の網状体積層領域を階段下地の踏み面に押圧して貼着した状態を示す部分断面図である。 本発明に係る階段被覆工法を説明するもので、網状体積層領域以外の領域の貼着剤を覆う剥離紙を剥離しているところを示す断面図である。 本発明に係る階段被覆工法を説明するもので、階段被覆材を貼着し終えた状態を示す断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る階段被覆材と階段被覆工法のそれぞれの実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る階段被覆材の断面図、図2は裏返した同階段被覆材の斜視図、図3は同階段被覆材の底面図、図4は本発明の他の実施形態に係る階段被覆材の断面図、図5は網状体の一例を示す部分斜視図である。
図1〜3に示す階段被覆材1は、逆L字状に屈曲した柔軟な被覆材であって、図1に仮想線で示す階段下地20の踏み面20aを被覆する踏み面被覆部1aと、階段下地20の段鼻20bを被覆する段鼻被覆部1bと、階段下地20の蹴上げ面20cを被覆する蹴上げ面被覆部1cが一体に形成されたものである。この階段被覆材1の踏み面被覆部1aの下面には貼着剤層2が形成されており、この貼着剤層2の下面の段鼻被覆部1b寄りの部分には網状体3が踏み面被覆部1aの略全幅に亘って積層されている。そして、この網状体3と貼着剤層2を覆う剥離紙4が更に下側に積層されている。また、階段被覆材1の蹴上げ面被覆部1cの裏面には、蹴上げ面粘着剤層5が蹴上げ面被覆部1cの下縁沿いに全幅に亘って形成されており、その表面が剥離紙40で覆われている。
上記階段被覆材1は、柔軟な合成樹脂(例えば軟質塩化ビニル樹脂、オレフィン系樹脂等)や合成ゴムなどで成形されたものであって、踏み面被覆部1aの上面には、防滑用の大小の突起1d,1eが多数配列形成されており、また、階段昇降時にストレスが繰返し加えられる段鼻被覆部1bには、補強用の肉盛部1fが形成されている。本実施形態の階段被覆材1それ自体は単層構造であるが、模様や図柄等を有する表面層と無模様の裏面層(バッキング層)を積層した二層構造としてもよく、また、表面層と中間層と裏面層を積層した三層構造としてもよい。
前記貼着剤層2は、粘着剤や接着剤を階段被覆材1の踏み面被覆部1aの下面に塗布したり、シート状ないしフィルム状の粘着剤や接着剤を踏み面被覆部1aの下側に積層して形成された層である。この貼着剤層2は、後述するように階段被覆施工時に網状体3が沈み込み、もしくは、網状体3の開口を通して階段下地側に押し出される必要があるため、粘弾性があり流動可能なものが用いられる。前者の粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シリコーン系などの粘着剤が使用され、特にアクリル系の粘着剤が好ましく使用される。これらの粘着剤で形成される貼着剤層2の厚さは0.05〜1mmの範囲内とするのが好適であり、特にアクリル系の粘着剤で形成される貼着剤層2の場合は0.1mm程度の厚さとするのが最適である。また、後者の接着剤としては、ウレタン系、エポキシ系、変成シリコーン系、酢酸ビニル系、アクリル系などの接着剤が使用され、特にウレタン系の接着剤が好ましく使用される。これらの接着剤で形成される貼着剤層2の厚さは0.2〜2.5mmの範囲内とするのが好適であり、特にウレタン系の接着剤で形成される貼着剤層の場合は1mm程度の厚さとするのが最適である。
本実施形態では、貼着剤層2を階段被覆材1の踏み面被覆部1aの下面の略全面に形成しているが、踏み面被覆部1aの下面の段鼻被覆部1b側のみに部分的に形成してもよい。但し、その場合は、貼着剤層2の形成領域を網状体3の積層領域よりも広くすることが必要である。また、貼着剤層2は、段鼻被覆部1b(換言すれば階段被覆材1のコーナー部)から3〜20mm程度の間隔をあけて、踏み面被覆部1aの下面に形成してもよい。
貼着剤層2の下面に露出して部分的に積層される網状体3は、後述するように網状体3を覆う剥離紙4を剥離して階段被覆材1を階段下地20に重ねたときに、網状体3の積層領域の貼着剤層2が階段下地20に接触して貼着、固定されるのを阻止し、階段被覆材1の位置決め作業や、位置決めし直し作業や、位置の微調整作業などを容易に行えるようにすると共に、位置決め後、階段被覆材1の踏み面被覆部1aを上方から押圧したときに、網状体3の開口を通して貼着剤層2を階段下地20側に押し出し、もしくは、網状体3が貼着剤層2に沈み込んで、網状体3の積層領域の貼着剤層2と階段下地20を接触させることにより、踏み面被覆部1aの網状体3積層領域を貼着、固定する働きを有するものである。
この網状体3を積層する領域は、本実施形態のように貼着剤層2の下面の段鼻被覆部1b寄りの部分に略全幅に亘って網状体3を積層することが好ましい。このようにすると、最初に、網状体3が積層された踏み面被覆部1aの段鼻被覆部1b寄りの部分を略全幅に亘って位置決めし、その状態を保ったまま踏み面被覆部1aを上方から押圧して、踏み面被覆部1aの網状体3積層領域を貼着、固定できるため、位置決め作業がし易く、且つ、正確に位置決めすることができる。なお、網状体3は、その前端(段鼻被覆部1b側の端)が貼着剤層2の前端(段鼻被覆部1b側の端)と略一致するように積層することが望ましい。
前述したように、階段被覆材1を貼着するときは、階段下地20の段鼻20aと階段被覆材1の段鼻被覆部1bとが適切な位置関係にあることが重要であり、不適切な位置関係で階段被覆材1を貼着すると、階段を昇降する人の荷重が階段被覆材の段鼻被覆部に繰り返し加わることによって段鼻被覆部1bに亀裂が生じたり、段鼻被覆部1bが破損するなどの不具合の原因となるが、上記のように階段被覆材1の踏み面被覆部1aの段鼻被覆部1b寄りの部分を略全幅に亘って位置決めして貼着、固定するときは、階段下地20の段鼻20bと階段被覆材1の段鼻被覆部1bが適切な位置関係となるように階段被覆材1の位置決めを正確に行うことができるので、そのような不具合を生じることはない。
網状体3の積層領域の面積は特に限定されないが、貼着剤層の面積(全面積)の1/10〜1/2の面積とすることが望ましい。網状体3の積層領域は、網状体3を積層していない貼着剤層2の領域に比べると貼着強度が若干低下するが、上記のように網状体3の積層領域の面積を貼着剤層2の面積の1/10〜1/2に設定すると、全領域として実用上十分な貼着強度が得られるため、階段被覆材1の踏み面被覆部1aが階段下地20の踏み面20aから剥がれる心配はない。網状体3の積層領域の面積が貼着剤層2の面積の1/2より大きくなると、貼着強度の不足を招く虞れがあり、網状体3の使用量が増えてコスト高を招く虞れもある。一方、網状体3の積層領域の面積が貼着剤層2の面積の1/10より小さくなると、最初に階段被覆材1を位置決めして網状体3の積層領域を貼着、固定するときに積層領域の貼着強度が不足し、階段被覆材1がズレやすくなって正確な位置決めがし辛くなる虞れが生じる。
階段被覆材1の踏み面被覆部1aの奥行寸法(前後方向の寸法)は通常、200〜280mm程度であるから、この踏み面被覆部1aの下面の略全体に貼着剤層2が形成されている場合、網状体3の積層領域の奥行寸法(前後方向の寸法)を20〜140mm程度に設定すると、網状体3の積層領域の面積が貼着剤層2の面積の1/10〜1/2程度になる。
網状体3としては、多数の開口を一定の配列パターンで形成した合成樹脂製の網状シート(網状フィルムを含む)や、合成樹脂繊維、有機繊維、無機繊維などの繊維(網糸)で製網されたネットなどが好適に使用される。前者の網状シートの材料樹脂としては、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂などが適しており、特にポリプロピレンが好ましく使用される。
本実施形態の網状体3は、図5に示すように正方形の開口3aを縦横に配列して形成したポリプロピレン製の網状シートであって、開口3aの一辺の長さが2〜50mm程度(好ましくは5〜10mm程度)、開口3aと開口3aの相互間隔(即ち、非開口領域に相当する網糸部の幅寸法)が1〜50mm程度(好ましくは2〜10mm程度)、シートの厚さが0.3〜3mm程度(好ましくは0.5〜1mm程度)のものである。この網状シート3は、開口3aの一辺の長さと開口3aの相互間隔に依存して、網状シート3に占める開口3aの面積比率(開口率)が異なるが、本実施形態では、JIS A 5536に基づいて90°剥離試験を行い、貼着強度(剥離強度)が10〜70N/25mm、好ましくは20〜40N/25mmの範囲内に納まるような、開口の面積比率を有する網状シート3と貼着剤層2の貼着剤の種類を選定し、階段被覆材1の網状体3積層領域を剥離しないように階段下地20に確実に貼着できるようにしている。
網状体(網状シート)3の開口3aの形状は、正方形に限定されるものではなく、正三角形、正六角形、正八角形などの正多角形や、二等辺直角三角形、長方形、菱形、円形、楕円形など、種々の形状とすることができる。また、開口3aの配列パターンも縦横の配列パターンに限定されることなく、斜列や千鳥の配列パターンなど、種々の配列パターンとすることができる。
一方、網状体3が合成樹脂繊維などで製網されたネットである場合は、繊維の交点(網糸の交点)を熱融着や緊結することで結節したネットは勿論、繊維の交点を結節していないネットを使用してもよい。このようなネットは、その開口(網目)の一辺の長さが2〜50mm程度(好ましくは5〜10mm程度)、繊維太さが0.2〜2mm程度(好ましくは0.3〜1mm)であるものが適している。なお、開口(網目)の形状は、正方形、長方形、正三角形、菱形、正六角形など、所望の形状とすることができる。
網状体3として上記のネットを用いる場合でも、前述したように、JIS A 5536に基づく90°剥離試験で貼着強度(剥離強度)が10〜70N/25mm、好ましくは20〜40N/25mmの範囲内に納まるように、ネットの開口率と貼着剤層2の貼着剤の種類を選定することが大切である。
網状体3と貼着剤層2を覆う剥離紙4は、貼着剤層4が階段下地20の踏み面20aと接触して貼着するまでに汚れたり濡れたりして貼着力が低下しないように保護し、また、貼着剤層2が他の物と貼着して被覆貼着作業を阻害しないように貼着剤層2をカバーしておくものであって、剥離性のある材質の薄いシートもしくはフィルムからなるものである。その材質は任意であり、例えば、紙や合成樹脂シートもしくはフィルムの表面を剥離処理したものや、剥離性を有する合成樹脂を薄いシート状若しくはフィルム状に成形したものなどが用いられる。
本実施形態では、図1〜図3に示すように、1枚の剥離紙4によって、網状体3と、網状体積層領域以外の貼着剤層2の双方を覆うように構成しているが、図4に示すように2枚の剥離紙4A,4Bを使用し、一方の剥離紙4Aで網状体3を覆い、他方の剥離紙4Bで網状体積層領域以外の貼着剤層2を覆うように構成してもよい。
本実施形態のように、1枚の剥離紙4で網状体3と貼着剤層2の双方を覆う場合は、図2に示すように、網状体3の後端(段鼻被覆部1bと反対側の端)に沿って、剥離紙4に横方向のミシン目線6Aを全幅に亘って形成し、剥離紙4を網状体3の積層領域に対応する部分で分断可能としておくことが望ましい。このようにすると、網状体3の積層領域に対応する部分の剥離紙4をミシン目線6Aに沿って分断しながら剥離除去して、網状体3を容易に露出させることができるので、作業性が向上する。更に、図3に示すように、縦方向(奥行方向)の複数のミシン目線6Bを2〜10cm程度の間隔をあけて剥離紙4に形成しておくと、剥離紙4をミシン目線6A,6Bに沿って細かく分断しながら容易に剥離除去できるので、作業性が一層向上する利点がある。
また、二枚の剥離紙4A,4Bを用いて網状体3と貼着剤層2を別々に覆う場合は、図4に示すように、網状体3を覆う剥離紙4Aの前後いずれか一方の端縁を延長して下方に折り曲げることにより、剥離用突片7Aを形成すると共に、貼着剤層2を覆う剥離紙4Bの前端縁(網状体側の端縁)を延長して下方に折り曲げることにより、剥離用突片7Bを形成することが望ましい。このような剥離用突片7A,7Bを形成すると、該突片7A,7Bを指で摘んで剥離紙4A,4Bを容易に剥離除去できるので、作業性が向上する利点がある。尚、網状体3を覆う剥離紙4Aは、階段被覆材1を階段下地20に重ねる前に剥離するので、剥離紙4Aの剥離用突片7Aは省略してもよい。
階段被覆材1の蹴上げ面被覆部1cの下縁に沿って該被覆部1cの裏面に形成される蹴上げ面粘着剤層5は、蹴上げ面被覆部1cが階段下地20の蹴上げ面20cから剥離して階段被覆材1が捲れ上がらないように、蹴上げ被覆部1cを階段下地20の蹴上げ面20cに粘着、固定するものであって、例えば、細帯状の樹脂発泡シートの両面にアクリル系粘着剤を塗布した三層構造の両面粘着テープや、細帯状の単層のブチルゴムシートなどが好適に使用される。そして、蹴上げ面粘着剤層5を覆う剥離紙40としては、前述した剥離紙4と同様の材質の細帯状の剥離紙が使用される。
なお、図示はしていないが、階段被覆材1と貼着剤層2との間には発泡層を形成してもよく、このように発泡層が形成されていると、階段被覆材1を階段下地20に重ねて網状体3の積層部分を上方から押圧したときに、網状体3が発泡層を圧縮変形させながら貼着剤層2に沈み込んで、網状体3の開口から貼着剤層2が階段下地20側に押し出されやすくなるという利点がある。発泡層としては、例えば合成樹脂を連続発泡又は独立発泡させた厚さ1〜5mm程度の発泡シートなどが好ましく使用される。
また、本実施形態では、階段被覆材1の踏み面被覆部1aの下面に単層の貼着剤層2を形成しているが、貼着剤層2として、樹脂発泡シートの両面に貼着剤を塗布した三層構造の両面貼着シートや、樹脂発泡シートの両面にシート状の貼着剤を積層した三層構造の両面貼着シートなどを使用してもよい。このような両面貼着シートが踏み面被覆部1aの下面に設けられていると、階段被覆材1を階段下地20に重ねて網状体3の積層部分を上方から押圧したときに、上記と同様に網状体3が両面貼着シートの樹脂発泡シートを圧縮変形させながら沈み込んで、網状体3の開口から貼着剤が階段下地20側に押し出されやすくなるという利点がある。
次に、図6〜図10を参照して、前記階段被覆材を用いた本発明の階段被覆工法について説明する。
先ず、階段被覆材1の剥離紙4を前記ミシン目線6Aに沿って分断しながら、図6に示すように網状体3の積層領域に対応する部分の剥離紙を剥離除去する。
次いで、図7に示すように階段被覆材1を階段下地20に重ね、階段被覆材1の段鼻被覆部1bと階段下地20の段鼻20bとが適正な位置関係となるように、階段被覆材1の位置決めを行う。階段被覆材1を階段下地20に重ねた状態では、図7に示すように網状体3と剥離紙4が階段下地20の踏み面20aに接触し、貼着剤層4は階段下地20の踏み面20aと接触しないため、階段被覆材1を移動しながら容易に位置決め作業を行うことができ、勿論、位置決めし直し作業や位置の微調整作業も容易に行うことができる。
なお、階段被覆材1を階段下地20に重ねる前には、階段被覆材1の段鼻被覆部1bの裏面に充填材8を予め付着させておき、図7に示すように階段被覆材1を階段下地20に重ねたときに、階段被覆材1の段鼻被覆部1bと階段下地20の段鼻20bとの間に充填材8が充填されるようにする。この充填材8は、階段被覆材1の貼着時の小さな位置ズレや蹴上げ面粘着材層5の厚みによって生じる間隙を埋めたり、階段下地20の段鼻20bの欠損部を埋めたりすることを目的として充填するもので、例えば、1成分型もしくは2成分型のウレタン系、2成分型のエポキシ系、1成分型の変成シリコーン系などの充填材が好適に用いられる。
階段被覆材1の位置決めが終わると、図8に示すように、階段被覆材1の踏み面被覆部1aの網状体3の積層領域を、上方から階段下地20の踏み面20aに向かって押圧する。すると、網状体3の開口を通して階段下地20側に貼着剤層2が部分的に押し出され、もしくは、網状体3が貼着剤層2に沈み込んで、貼着剤層2と階段下地20の踏み面20aが接触し、階段被覆材1の踏み面被覆部1aが網状体3の積層領域で階段下地20の踏み面20aに貼着、固定される。このように、最初に、踏み面被覆部1aの網状体3が積層された段鼻被覆部1b寄りの領域を略全幅に亘って位置決め固定すると、階段被覆材1の全体的な位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
階段被覆材1の踏み面被覆部1aの網状体積層領域を貼着し終えると、蹴上げ面被覆部1cの裏面の蹴上げ面粘着剤層5を覆う剥離紙40を剥離除去して、図8に示すように階段被覆材1の蹴上げ面被覆部1cを蹴上げ面粘着剤層5で階段下地20の蹴上げ面20cに粘着させて固定する。これにより、階段被覆材1の固定強度が向上し、蹴上げ面被覆部1cが階段下地20の蹴上げ面20cから捲れ上がる心配がなくなる。
次いで、図9に示すように、階段被覆材1の踏み面被覆部1aの未貼着部分(貼着された網状体積層領域以外の領域部分)を捲り上げ、剥離紙4を剥離除去して貼着剤層2を露出させ、図10に示すように、踏み面被覆部1aを階段下地20の踏み面20aに押圧して、踏み面被覆部1aの全体を貼着、固定する。
そして、階段被覆材1の周囲の端部をシーリング材9でシールしてもよい。このシーリング材9は階段被覆材1の捲れ防止や防水を目的とするものであり、例えば、1成分型もしくは2成分型のウレタン系、2成分型のエポキシ系、1成分型の変成シリコーン系などのシーリング材が好ましく使用される。
なお、階段被覆材1の踏み面被覆部1aの後端(段鼻被覆部1bと反対側の端部)と貼着剤層2の後端を延長し、これらの延長部分を上方に折り曲げて、階段下地20の上段の蹴上げ面に踏み面被覆部1aの後端延長部分を貼着剤層2の後端延長部分を介して貼着固定してもよい。
以上の説明から理解できるように、本発明の階段被覆材は、踏み面被覆部をその下面に形成された貼着剤層によって階段下地の踏み面に貼着するものであるから、接着剤を塗布する手間やオープンタイムの設定が不要であり、しかも、階段被覆材の位置決め作業、位置決めし直し作業、位置の微調整作業などを容易に行うことができるものであるから、施工性に優れている。従って、この階段被覆材を用いた本発明の階段被覆工法は、効率良く実施、施工することができる。
1 階段被覆材
1a 階段被覆材の踏み面被覆部
1b 階段被覆材の段鼻被覆部
1c 階段被覆材の蹴上げ面被覆部
2 貼着剤層
3 網状体
3a 網状体の開口
4 剥離紙
6A,6B ミシン目線
20 階段下地
20a 階段下地の踏み面
20b 階段下地の段鼻
20c 階段下地の蹴上げ面

Claims (4)

  1. 階段下地の踏み面と段鼻と蹴上げ面に亘って被覆する逆L字状に屈曲した階段被覆材であって、その踏み面被覆部の下面に貼着剤層が形成され、この貼着剤層の下面の段鼻被覆部寄りの部分に略全幅に亘って網状体が積層され、更にこの網状体と貼着剤層を覆う剥離紙が積層されていることを特徴とする階段被覆材。
  2. 前記剥離紙が前記網状体の積層領域に対応する部分で分断可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の階段被覆材。
  3. 前記網状体の積層領域の面積が前記貼着剤層の面積の1/10〜1/2であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の階段被覆材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載された階段被覆材を用いて階段下地を被覆する階段被覆工法であって、前記網状体の積層領域に対応する部分の前記剥離紙を剥離して階段被覆材を階段下地に重ね、階段被覆材を適正に位置決めしてから、階段被覆材の踏み面被覆部の前記網状体積層領域を階段下地の踏み面に押圧して貼着し、更にその余の剥離紙を剥離して階段被覆材の踏み面被覆部全体を階段下地の踏み面に貼着することを特徴とする階段被覆工法。
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