JP5576137B2 - 粘着シート及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、伸張性及び可撓性のある発泡性基材を有する粘着シートと、この粘着シートの製造方法に関するものである。
従来、この種の粘着シートとして、50%圧縮時の圧縮応力が0.6〜80kg/cm2のポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの両面に粘着剤層が形成され、これらの粘着剤層の弾性率が発泡体の弾性率より高く設定され、少なくとも一方の粘着剤層表面に、この表面よりも突出するようにかつ粘着剤層表面を部分的に被覆するように非粘着性若しくは微粘着性マスキング部材が積層され、更に非粘着性若しくは微粘着性マスキング部材の粘着剤層を被覆している部分の面積の粘着剤層表面全体の面積に対する割合が12〜60%の範囲である加圧接着型両面粘着シートが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、50%圧縮時の圧縮応力とは、1cm2の円板状に打ち抜かれた発泡体シートの試験片を積層して無荷重状態の厚さを約8mmとし、上方から荷重を加えて厚さが無荷重状態の50%になるように圧縮したときの荷重をいう。
このように構成された加圧接着型両面粘着シートでは、この粘着シートの被着部への適用に際して、先ず非粘着性若しくは微粘着性マスキング部材が当接し、粘着剤層の粘着力が発揮されない。このため被着部に当接させた状態で加圧接着型両面粘着シートの位置を自由に修正することができ、かつ再剥離も容易に行うことができる。また位置調整後の加圧接着に際しては、加えられる圧力によりポリエチレン系独立気泡型発泡体シートが圧縮され、この圧縮に伴う応力により、粘着剤層が被着面に圧接され、かつ非粘着性若しくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層表面又は表面よりも内側に位置することになるため、粘着シートが被着部に固着されるようになっている。
特許第3660740号公報(請求項1、段落[0025]、段落[0080]、図1、図2)
上記従来の特許文献1に示された粘着シートでは、先ずマスキング部材が積層されていない側の粘着剤層により、粘着シートをフローリング材の裏面に接着し、この状態で図13(a)に示す剥離フィルム1を引き剥がして、フローリング材を床9上面に置く。このときマスキング部材3が床9上面に当接し、粘着剤層2の粘着力が発揮されないため、フローリング材を位置調整することができる。次にフローリング材を床9上面に加圧すると、図13(b)に示すように、マスキング部材3が粘着剤層2内に埋没しかつこのマスキング部材3が粘着剤層2内に埋没した分だけ粘着剤層2が発泡体シート6内に埋没するので、フローリング材が粘着シート5により床9に固着される。
一方、フローリング材を粘着シート5により床9上面に固着した後に、再びフローリング材の位置調整を行うために、フローリング材を粘着シート5とともに床9から引き剥がすと、発泡体シート6の弾性率が粘着剤層2の弾性率より低く設定されているため、フローリング材を粘着シート5とともに床9から引き剥がしたときに、発泡性シート6が粘着剤層2を押し出せずに、マスキング部材3が粘着剤層2内に埋没した状態に保たれてしまう(図13(c))。このため引き剥がしたフローリング材を再び床9上面に置くと、粘着シート5の粘着剤層2と床9との接触面積が大きいため、フローリング材が粘着剤層2により床9上面に固着されてしまい、フローリング材の位置調整を行うことができない問題点があった。
本発明の目的は、フローリング材等の貼付部材の床等の被着部への貼付及び剥離を何回でも繰返し行うことができる、粘着シート及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1〜図4に示すように、剥離フィルム11と、この剥離フィルム11に剥離可能に積層接着された粘着剤層12と、この粘着剤層12に積層接着されたネット13と、このネット13に粘着剤層12を介して又はこの粘着剤層及び別の粘着剤層を介して積層接着された伸張性及び可撓性のある発泡性基材16とを備えた粘着シートであって、ネット13が、互いに平行に配設された複数本の第1線状体13aと、複数本の第1線状体13aと交差するように互いに平行に配設されかつ交差部で互いに結合された複数本の第2線状体13bと、第1及び第2線状体13a,13bの交差部に剥離フィルム11に向って突設された突起13dとを有し、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力をσ f kPaとするとき、σ f は300kPa以下であって、突起13dの全高をh n mmとし、発泡性基材16の厚さをt f mmとするとき、0.5≦t f ≦10であり、かつ0.3≦h n ≦0.8t f の関係を満たし、更にネット13の目付をW n g/m 2 とするとき、(4.8h n +1.6)<W n <(18h n +22)の関係を満たすことを特徴とする。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1〜図4に示すように、粘着剤層12が剥離フィルム11の一方の面全体に塗布されてネット13の網目13cを塞ぐとともに、粘着剤層12のうちネット13の網目13cから発泡性基材16側にはみ出した粘着剤21により又はこの粘着剤層及び別の粘着剤層により発泡体基材16が積層接着されたことを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図8及び図9に示すように、粘着剤層112が発泡性基材16の一方の面全体に塗布されてネット13の網目13cを塞ぐとともに、粘着剤層112のうちネット13の網目13cから剥離フィルム11側にはみ出した粘着剤121により又はこの粘着剤及び別の粘着剤により剥離フィルムが積層接着されたことを特徴とする。
本発明の第4の観点は、図1〜図4に示すように、剥離フィルム11の一方の面全体に粘着剤層12となる粘着剤21を塗布する工程と、粘着剤層12にネット13の一方の面を積層接着する工程と、粘着剤層12のうちネット13の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤21により又はこの粘着剤及び別の粘着剤により伸張性及び可撓性のある発泡性基材16を積層接着する工程とを含む粘着シートの製造方法であって、ネット13が、互いに平行に配設された複数本の第1線状体13aと、複数本の第1線状体13aと交差するように互いに平行に配設されかつ交差部で互いに結合された複数本の第2線状体13bと、第1及び第2線状体13a,13bの交差部に剥離フィルム11に向って突設された突起13dとを有し、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力をσ f kPaとするとき、σ f は300kPa以下であって、突起13dの全高をh n mmとし、発泡性基材16の厚さをt f mmとするとき、0.5≦t f ≦10であり、かつ0.3≦h n ≦0.8t f の関係を満たし、更にネット13の目付をW n g/m 2 とするとき、(4.8h n +1.6)<W n <(18h n +22)の関係を満たすことを特徴とする。
本発明の第5の観点は、図8及び図9に示すように、伸張性及び可撓性のある発泡性基材16の一方の面全体に粘着剤層112となる粘着剤121を塗布する工程と、粘着剤層112にネット13の一方の面を積層接着する工程と、粘着剤層112のうちネット13の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤121により又はこの粘着剤及び別の粘着剤により剥離フィルム11を剥離可能に積層接着する工程とを含む粘着シートの製造方法であって、ネット13が、互いに平行に配設された複数本の第1線状体13aと、複数本の第1線状体13aと交差するように互いに平行に配設されかつ交差部で互いに結合された複数本の第2線状体13bと、第1及び第2線状体13a,13bの交差部に剥離フィルム11に向って突設された突起とを有し、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力をσ f kPaとするとき、σ f は300kPa以下であって、突起13dの全高をh n mmとし、発泡性基材16の厚さをt f mmとするとき、0.5≦t f ≦10であり、かつ0.3≦h n ≦0.8t f の関係を満たし、更にネット13の目付をW n g/m 2 とするとき、(4.8h n +1.6)<W n <(18h n +22)の関係を満たすることを特徴とする。
本発明の第1の観点では、フローリング材等の貼付部材を粘着シートにより床等の被着部上面に位置調整して固着した後に、貼付部材の位置調整を行うために、貼付部材を被着材から引き剥がすと、発泡性基材に埋没していた突起を発泡性基材内から突出するので、引き剥がした貼付部材を再び被着材上面に置くと、粘着剤層と被着材との接触面積が小さいため、貼付部材を被着材上面でずらすことができ、貼付部材の位置調整を行うことができる。この結果、貼付部材の粘着シートによる被着部への貼付及び剥離を何回でも繰返し行うことができる。また発泡性基材の圧縮応力及び厚さと、突起の全高と、ネットの目付をそれぞれ所定の範囲に設定することにより、貼付部材の粘着シートによる被着部への貼付及び剥離の繰返しを効果的に行うことができる。
本発明の第2の観点では、剥離フィルムとネットとの間に積層された粘着剤層が発泡性基材側にはみ出して発泡性基材を積層接着する機能を発揮するので、粘着シートの積層工数を低減できる。また剥離フィルムとネットとの間に積層され発泡性基材側にはみ出した粘着剤層及び別の粘着剤層により発泡性基材をネット及び剥離フィルムに積層接着すれば、ネットの発泡性基材に対する接着力を増大できる。
本発明の第3の観点では、発泡性基材とネットとの間に積層された粘着剤層が剥離フィルム側にはみ出して剥離フィルムを剥離可能に積層接着する機能を発揮するので、粘着シートの積層工数を低減できる。また発泡性基材とネットとの間に積層され剥離フィルム側にはみ出した粘着剤層及び別の粘着剤層により剥離フィルムをネット及び発泡性基材に積層接着すれば、ネットの剥離フィルムに対する接着力をある程度増大できる。
本発明の第4の観点では、剥離フィルムとネットとの間に積層された粘着剤層が発泡性基材側にはみ出して発泡性基材を積層接着する機能を発揮するので、粘着シートの積層工数を低減できるとともに、粘着剤の塗布装置を単純化できる。また剥離フィルムとネットとの間に積層され発泡性基材側にはみ出した粘着剤層及び別の粘着剤層により発泡性基材をネット及び剥離フィルムに積層接着すれば、ネットの発泡性基材に対する接着力を増大できる。更に発泡性基材の圧縮応力及び厚さと、突起の全高と、ネットの目付をそれぞれ所定の範囲に設定することにより、貼付部材の粘着シートによる被着部への貼付及び剥離の繰返しを効果的に行うことができる。
本発明の第5の観点では、発泡性基材とネットとの間に積層された粘着剤層が剥離フィルム側にはみ出して剥離フィルムを剥離可能に積層接着する機能を発揮するので、粘着シートの積層工数を低減できるとともに、粘着剤の塗布装置を単純化できる。また発泡性基材とネットとの間に積層され剥離フィルム側にはみ出した粘着剤層及び別の粘着剤層により剥離フィルムをネット及び発泡性基材に積層接着すれば、ネットの剥離フィルムに対する接着力をある程度増大できる。更に発泡性基材の圧縮応力及び厚さと、突起の全高と、ネットの目付をそれぞれ所定の範囲に設定することにより、貼付部材の粘着シートによる被着部への貼付及び剥離の繰返しを効果的に行うことができる。
本発明第1実施形態の粘着シートから剥離フィルムを引き剥がしこの粘着シートを床に貼付した後に床から引き剥がす工程を示す図2のA−A線断面図である。 図1(a)のB方向から見た平面図である。 その粘着シートを製造する工程を示す製造装置の構成図である。 図2のC−C線断面図である。 本発明第2実施形態の粘着シートから剥離フィルムを引き剥がしこの粘着シートを床に貼付した後に床から引き剥がす工程を示す図2に対応する平面図である。 本発明第3実施形態の粘着シートから剥離フィルムを引き剥がしこの粘着シートを床に貼付した後に床から引き剥がす工程を示す図1に対応する断面図である。 その粘着シートを製造する工程を示す製造装置の構成図である。 本発明第4実施形態の粘着シートから剥離フィルムを引き剥がしこの粘着シートを床に貼付した後に床から引き剥がす工程を示す図1に対応する断面図である。 その粘着シートを製造する工程を示す製造装置の構成図である。 本発明第5実施形態の粘着シートから剥離フィルムを引き剥がしこの粘着シートを床に貼付した後に床から引き剥がす工程を示す図8に対応する断面図である。 その粘着シートを製造する工程を示す製造装置の構成図である。 ネットの突起の全高に対するネットの目付の本発明の範囲を示す図である。 従来例の粘着シートから剥離フィルムを引き剥がしこの粘着シートを床に貼付した後に床から引き剥がす工程を示す図1に対応する断面図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
粘着シートは、主にフローリング材を床に貼付するために用いられる。図1に示すように、粘着シート10は、剥離フィルム11と、この剥離フィルム11に剥離可能に積層接着された粘着剤層12と、この粘着剤層12に積層接着されたネット13と、このネット13に上記粘着剤層12を介して積層接着された発泡性基材16とを備える。剥離フィルム11は、図示しないが粘着剤層12が積層接着される面に目止め剤層を介してシリコーン系の剥離剤層を形成した紙やポリプロピレン等により構成される。剥離フィルム11は剥離剤層の存在により粘着剤層12から容易に剥がれるようになっている。ネット13は、図2に示すように、互いに平行に配設された複数本の第1線状体13aと、複数本の第1線状体13aと交差するように互いに平行に配設されかつ交差部で互いに結合された複数本の第2線状体13bと、第1及び第2線状体13a,13bの交差部に剥離フィルム11に向って突設された突起13dとを有する。この実施の形態では、第1線状体13aと第2線状体13bは互いに直交する、即ち第1線状体13aと第2線状体13bとのなす角度θ(図2)は90度である。なお、この実施の形態では、フローリング材を床に貼付するために粘着シートを用いたが、ポスタや額等の貼付部材を柱や壁等の被着部に貼付するために粘着シートを用いてもよい。
上記ネット13は次の3つの方法のいずれかの方法で製造されることが好ましい。
(1) 第1の方法は、先ずポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、含ハロゲン系ポリマー等の合成繊維、木綿、麻、絹等のセルロース系繊維、及びガラス繊維、金属メッシュ等の無機繊維からなる第1及び第2線状体13a,13bを格子状に編むか若しくは配索する。次にこれらの格子状に編むか若しくは配索した線状体13a,13bを平滑な定盤上に移送してこの定盤上で交差部を熱融着する。これによりネット13は交差部の一方の面に突起13dが突設された網状に形成される。
(2) 第2の方法は、先ずポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、含ハロゲン系ポリマー等の合成樹脂を溶融させる。次にこの溶融した合成樹脂を、格子状であってその交差部に一方の方向にへこむ穴を有する型に流込んで成形する。これによりネット13は交差部の一方の面に突起13dが突設された網状に形成される。
(3) 第3の方法は、先ずポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、含ハロゲン系ポリマー等の合成樹脂により縦及び横に所定の間隔をあけて碁盤の目状に複数の突起を有するシートを作製する。次にこの合成樹脂製のシートを、格子状であって突起がその交差部に一致するようにプレス機により打抜く。これによりネット13は交差部の一方の面に突起13dが突設された網状に形成される。
また上記合成樹脂製のネット13は第1線状体13aの長手方向或いは第2線状体13bの長手方向の少なくとも一方の伸び率が、JIS L 1096に準拠した方法で80%以下、好ましくは50%以下になるように構成される。更にネット13を構成する第1及び第2線状体13a,13bの太さDは1.0mm以下、好ましくは100μm〜0.5mmであり、ネット13の目合い(第1及び第2線状体13a,13bが作り出す隙間(矩形の網目13c)の横方向の距離及び縦方向の距離、目開きともいう)Pは1〜50mm、好ましくは3〜10mmの範囲に設定される。ここで、ネット13の第1及び第2線状体13a,13bの太さを1.0mm以下に限定したのは、1.0mmを超えると粘着剤表面からネット13が盛り上がり過ぎて、粘着性能が極端に低下するためである。またネット13の目開きPを1〜50mmの範囲内に限定したのは、1mm未満では粘着剤21(図3)がネット13の網目13cに侵入し難くなり、50mmを超えると発泡性基材16の寸法安定性が低下するからである。
一方、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力をσfkPaとするとき、σfは300kPa以下、好ましくは0.5≦σf≦300kPa、更に好ましくは4≦σf≦300kPaである。ここで、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力σfを300kPa以下に限定したのは、300kPaを超えると発泡性基材16の反発力が強すぎてフローリング材の床19への固着力が低下するからである。また突起13dの全高をhnmmとし、発泡性基材16の厚さをtfmmとするとき、0.5≦tf≦10、好ましくは1≦tf≦6であり、かつ0.3≦hn≦0.8tf、好ましくは0.3≦hn≦0.5tfの関係を満たすように突起13dの全高及び発泡性基材16の厚さが設定される。ここで、発泡性基材16の厚さtfmmを0.5≦tf≦10の範囲内に限定したのは、0.5mm未満では発泡性基材16の厚さが薄すぎて発泡性基材16がこの基材16に埋設した突起13dを押出すことができず、10mmを超えると発泡性基材16の厚さが必要以上に厚くなって材料費の無用の増大を招くからである。また突起13dの全高hnmmを0.3≦hn≦0.8tfの範囲内に限定したのは、0.3mm未満では突起13dの高さが低すぎて突起13dが発泡性基材16の弾性力により発泡性基材16内から押出されても粘着剤層12が床19から剥がれず、0.8tfmmを超えると突起13dの高さが高すぎて発泡性基材16がこの基材16に埋設した突起13dを押出す力が強すぎて粘着剤層12の床19への固着性が低下するからである。更にネット13の目付(単位面積当たりの重さ)をWng/m2とするとき、(4.8hn+1.6)<Wn<(18hn+22)、好ましくは(4.9hn+3.9)<Wn<(18hn+16)の関係を満たすようにネット13の目付及び突起の全高hnが設定される。ここで、ネットの目付Wng/m2を(4.8hn+1.6)<Wn<(18hn+22)の範囲内に限定したのは、(4.8hn+1.6)未満では粘着シートを貼付したフローリング材を床19上面に置いたときにフローリング材を床19上でずらし難くなり、(18hn+22)を超えると粘着シートを貼付したフローリング材を床19上面に置いた後に圧力を加えて密着させたときにフローリング材の床19上での固着力が低下するからである。
粘着剤層12の原料となる粘着剤21(図3)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。また発泡性基材16としては、伸張性及び可撓性を有するEPDM(Ethylene Propylene Diene Terpolymer)フォーム、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等が用いられる。上記粘着剤層12は剥離フィルム11の一方の面全体に塗布されてネット13の網目13cを塞ぐとともに、粘着剤層12のうちネット13の網目13cから発泡性基材16側にはみ出した粘着剤21(図3)により発泡性基材16がネット13に積層接着される。
このように構成された粘着シート10の一例としてホットメルト系粘着剤シートの製造方法を図1〜図4に基づいて説明する。先ず剥離フィルム11の一方の面全体に粘着剤21(図3)を塗布して粘着剤層12を剥離フィルム11に積層する。次に粘着剤層12にネット13を積層する。これにより剥離フィルム11に粘着剤層12が剥離可能に積層接着されるとともに、粘着剤層12にネット13の一方の面が積層接着される。このとき上記粘着剤層12のうちネット13の一方の面から網目13cを通ってネット13の他方の面にはみ出す。この状態でネット13の他方の面に発泡性基材16を積層する。これにより上記ネット13の他方の面にはみ出した粘着剤層12に発泡性基材16が積層接着される。このようにして粘着シート10が得られる。この結果、ネット13の両面に粘着剤を塗布することなく、剥離フィルム11の一方の面に塗布するだけで、剥離フィルム11、剥離フィルム11側の粘着剤層12、ネット13、発泡性基材16側の粘着剤層12及び発泡性基材16の積層体からなる粘着シート10を製造できる。この結果、粘着シート10の積層工数を低減できるとともに、粘着シート10の製造工程における粘着剤21(図3)の塗布装置を単純化できる。
このように製造された粘着シート10の使用方法を説明する。先ず粘着シート10(発泡性基材16側)を両面テープ(図示せず)によりフローリング材の裏面に積層接着する。次に粘着シート10から剥離フィルム11を引き剥がした後に、フローリング材を床19上面に置く。このときネット13の突起13dの先端部を覆う粘着剤層12のみが床19上面に接触しており、粘着剤層12と床19との接触面積が極めて小さく、その固着力が弱いため、フローリング材を床19上でずらすことができる。更にフローリング材を所定の位置にずらした後に、フローリング材を床19に加圧すると、突起13dが発泡性基材16内に埋没し、粘着剤層12と床19との接触面積が大きくなるので、フローリング材は床19に固着される。この結果、フローリング材にさね(フローリング材の周縁に設けられフローリング材を互いに嵌合させるための凹部又は凸部)が設けられていても、フローリング材を隙間なく敷き詰めることができるので、フローリング材を敷き詰めた床19の見栄えを損なうことはない。
フローリング材の位置調整を行うために、床19に固着されたフローリング材を床19から引き剥がすとき、発泡性基材16内に埋没していた突起13dが発泡性基材16内から突出する。この引き剥がしたフローリング材を再び床19上面に置くと、突起13dが発泡性基材16内から突出しており、粘着剤層12と床19との接触面積が極めて小さく、その固着力が弱いため、フローリング材を床19上面でずらすことができ、フローリング材の位置調整を行うことができる。この結果、フローリング材の粘着シート10による床19への貼付及び剥離を何回でも繰返し行うことができる。
<第2の実施の形態>
図5は本発明の第2の実施の形態を示す。図5において図1と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ネット53が、矩形の網目51cを有する第1ネット51と、矩形の網目52cを有する第2ネット52とにより構成される。第1ネット51は、互いに直交する第1及び第2線状体51a,51bと、これらの線状体51a,51bの交差部に剥離フィルムに向って突設された突起51dとを有する。第2ネット52は、互いに直交する第1及び第2線状体52a,52bとを有する。第1ネット51と第2ネット52とが所定の角度θ、例えば2〜43度、好ましくは5〜40度ずらした状態で熱融着される。なお、3枚以上の矩形の網目を有する格子状のネットを所定の角度だけずらした状態で熱融着することによりネットを形成してもよい。上記以外の粘着シートの構成は第1の実施の形態と同一であり、この粘着シート50の製造方法も第1の実施の形態と同一である。このように構成された粘着シート50では、ネット53の各線状体の延びる方向が増えてそれらの方向へのネット53の変形が阻止されるので、第1の実施の形態より寸法安定性をより一層向上できる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第3の実施の形態>
図6及び図7は本発明の第3の実施の形態を示す。図6及び図7において図1及び図3と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、剥離フィルム11に粘着剤層12が剥離可能に積層接着され、この粘着剤層12にネット13が積層接着される。そして、ネット13に別の粘着剤層72が積層接着され、ネット13の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤層12と別の粘着剤層72とに発泡性基材16が積層接着される。この別の粘着剤層72は粘着剤層12と同一材料により形成される。即ち、別の粘着剤層72の原料となる粘着剤81(図7)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。
この実施の形態では、ネット13と発泡性基材16との間に別の粘着剤層72が介装されるけれども、粘着シート70の床19への圧着により、別の粘着剤層72がネット13と発泡性基材16との間から逃げるため、ネット13と発泡性基材16との間の別の粘着剤層72の厚さは極めて薄くなる(図6(b)及び図6(c))。即ち、ネット13と発泡性基材16との間の別の粘着剤層72の厚さは、発泡性基材16の厚さやネット13の突起13dの全高と比べて極めて小さくなる。このため、発泡性基材16の厚さの範囲を第1の実施の形態の発泡性基材の厚さの範囲と同一に設定しても差し支えがなく、ネット13の突起13dの全高の範囲を第1の実施の形態のネットの突起の全高の範囲と同一に設定しても差し支えがない。上記以外は第1の実施の形態の粘着シートと同一に構成される。
このように構成された粘着シート70の一例としてホットメルト系粘着剤シートの製造方法を図6及び図7に基づいて説明する。先ず剥離フィルム11の一方の面全体に粘着剤21(図7)を塗布して粘着剤層12を剥離フィルム11に積層する。次いでネット13の両面のうち粘着剤層12に積層接着される一方の面とは反対側の他方の面に、別の粘着剤81を塗布する。次にこのネット13を粘着剤層12に積層する。これにより剥離フィルム11に粘着剤層12が剥離可能に積層接着されるとともに、粘着剤層12にネット13の一方の面が積層接着される。このとき上記粘着剤層12のうちネット13の一方の面から網目13cを通ってネット13の他方の面にはみ出す。この状態でネット13の他方の面に発泡性基材16を積層する。これにより上記ネット13の他方の面にはみ出した粘着剤層12とネット13の他方の面に塗布した別の粘着剤層72とに発泡性基材16が積層接着される。このようにして粘着シート70が得られる。この結果、粘着剤21(図7)を剥離フィルム11の一方の面に塗布し、別の粘着剤81(図7)をネット13の他方の面に塗布するだけで、剥離フィルム11、剥離フィルム11側の粘着剤層12、ネット13、発泡性基材16側の粘着剤層12、別の粘着剤層72及び発泡性基材16の積層体からなる粘着シート70を製造できる。この結果、粘着シート70の積層工数は第1の実施の形態の粘着シートより僅かに増加するけれども、ネット13が別の粘着剤層82により発泡性基材16に接着されるので、ネット13の発泡性基材16に対する接着力を増大できる。このように製造された粘着シート70の使用方法は、第1の実施の形態の粘着シートの使用方法と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第4の実施の形態>
図8及び図9は本発明の第4の実施の形態を示す。図8及び図9において図1及び図3と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、発泡性基材16に粘着剤層112が積層接着され、この粘着剤層112にネット13が積層接着される。そしてネット13の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤層112がネット13の突起13dの先端面に回り込むことにより、剥離フィルム11が粘着剤層112により突起13dの先端面に剥離可能に積層接着される。上記粘着剤層112は第1の実施の形態の粘着剤層と同一材料により形成される。即ち、粘着剤層112の原料となる粘着剤121(図9)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。
この実施の形態では、ネット13と発泡性基材16との間に粘着剤層112が介装されるけれども、粘着シート110の床19への圧着により、粘着剤層112がネット13と発泡性基材16との間から逃げるため、ネット13と発泡性基材16との間の粘着剤層112の厚さは極めて薄くなる(図8(b)及び図8(c))。即ち、ネット13と発泡性基材16との間の粘着剤層112の厚さは、発泡性基材16の厚さやネット13の突起13dの全高と比べて極めて小さくなる。このため、発泡性基材16の厚さの範囲を第1の実施の形態の発泡性基材の厚さの範囲と同一に設定しても差し支えがなく、ネット13の突起13dの全高の範囲を第1の実施の形態のネットの突起の全高の範囲と同一に設定しても差し支えがない。上記以外は第1の実施の形態の粘着シートと同一に構成される。
このように構成された粘着シート110の一例としてホットメルト系粘着剤シートの製造方法を図8及び図9に基づいて説明する。先ず発泡性基材16の一方の面全体に粘着剤121(図9)を塗布して粘着剤層112を発泡性基材16に積層する。粘着剤層112にネット13を積層する。これにより発泡性基材16に粘着剤層112が積層接着されるとともに、粘着剤層112にネット13の一方の面が積層接着される。このとき上記粘着剤層112のうちネット13の一方の面から網目13cを通ってネット13の他方の面にはみ出す。この状態でネット13の他方の面に発泡性基材16を積層する。これにより上記ネット13の他方の面にはみ出して突起13dの先端面に回り込んだ粘着剤層112に剥離フィルム11が剥離可能に積層接着される。このようにして粘着シート110が得られる。この結果、粘着剤121(図9)をネット13の両面に塗布することなく、発泡性基材16の一方の面に塗布するだけで、発泡性基材16、発泡性基材16側の粘着剤層112、ネット13、剥離フィルム11側の粘着剤層112及び剥離フィルム11の積層体からなる粘着シート110を製造できる。この結果、粘着シート110の積層工数を低減できるとともに、粘着シート110の製造工程における粘着剤121(図9)の塗布装置を単純化できる。このように製造された粘着シート110の使用方法は、第1の実施の形態の粘着シートの使用方法と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第5の実施の形態>
図10及び図11は本発明の第5の実施の形態を示す。図10及び図11において図8及び図9と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、発泡性基材16に粘着剤層112が積層接着され、この粘着剤層112にネット13が積層接着される。そして、ネット13に別の粘着剤層172が積層接着され、別の粘着剤層172に剥離フィルム11が剥離可能に積層接着される。この別の粘着剤層172は粘着剤層112と同一材料により形成される。即ち、別の粘着剤層172の原料となる粘着剤181(図11)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。
この実施の形態では、第4の実施の形態と同様に、ネット13と発泡性基材16との間に粘着剤層112が介装されるけれども、粘着シート170の床19への圧着により、粘着剤層112がネット13と発泡性基材16との間から逃げるため、ネット13と発泡性基材16との間の粘着剤層112の厚さは極めて薄くなる(図10(b)及び図10(c))。即ち、ネット13と発泡性基材16との間の粘着剤層112の厚さは、発泡性基材16の厚さやネット13の突起13dの全高と比べて極めて小さくなる。このため、発泡性基材16の厚さの範囲を第1の実施の形態の発泡性基材の厚さの範囲と同一に設定しても差し支えがなく、ネット13の突起13dの全高の範囲を第1の実施の形態のネットの突起の全高の範囲と同一に設定しても差し支えがない。上記以外は第4の実施の形態の粘着シートと同一に構成される。
このように構成された粘着シート170の一例としてホットメルト系粘着剤シートの製造方法を図10及び図11に基づいて説明する。先ず発泡性基材16の一方の面全体に粘着剤121(図11)を塗布して粘着剤層112を発泡性基材16に積層する。次いでネット13の両面のうち粘着剤層112に積層接着される一方の面とは反対側の他方の面に、別の粘着剤181を塗布する。次にこのネット13を粘着剤層112に積層する。これにより発泡性基材16に粘着剤層112が積層接着されるとともに、粘着剤層112にネット13の一方の面が積層接着される。このとき上記粘着剤層112のうちネット13の一方の面から網目13cを通ってネット13の他方の面にはみ出す。この状態でネット13の他方の面に剥離フィルム11を積層すると、ネット13の突起13dの先端面に別の粘着剤層172により剥離フィルム11が剥離可能に積層接着される。このようにして粘着シート170が得られる。この結果、粘着剤121(図11)を発泡性基材16の一方の面に塗布し、別の粘着剤181(図11)をネット13の他方の面に塗布するだけで、発泡性基材16、発泡性基材16側の粘着剤層112、ネット13、剥離フィルム11側の粘着剤層112、別の粘着剤層172及び剥離フィルム11の積層体からなる粘着シート170を製造できる。この結果、粘着シート170の積層工数は第4の実施の形態の粘着シートより僅かに増加するけれども、ネット13の突起13dが別の粘着剤層172により剥離フィルム11に接着されるので、ネット13の剥離フィルム11に対する接着力をある程度増大できる。このように製造された粘着シート170の使用方法は、第1の実施の形態の粘着シートの使用方法と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
このように製造された粘着シート170の使用方法を説明する。先ず粘着シート170(発泡性基材16側)を両面テープ(図示せず)によりフローリング材の裏面に積層接着する。次に粘着シート170から剥離フィルム11を引き剥がした後に、フローリング材を床19上面に置く。このときネット13の突起13dの先端部を覆う別の粘着剤層172のみが床19上面に接触しており、別の粘着剤層172と床19との接触面積が極めて小さく、その固着力が弱いため、フローリング材を床19上でずらすことができる。更にフローリング材を所定の位置にずらした後に、フローリング材を床19に加圧すると、突起13dが発泡性基材16内に埋没し、別の粘着剤層172と床19との接触面積が大きくなるとともに、粘着剤層112が床19と接触するので、フローリング材は床19に固着される。この結果、フローリング材にさね(フローリング材の周縁に設けられフローリング材を互いに嵌合させるための凹部又は凸部)が設けられていても、フローリング材を隙間なく敷き詰めることができるので、フローリング材を敷き詰めた床19の見栄えを損なうことはない。
フローリング材の位置調整を行うために、床19に固着されたフローリング材を床19から引き剥がすとき、発泡性基材16内に埋没していた突起13dが発泡性基材16内から突出する。この引き剥がしたフローリング材を再び床19上面に置くと、突起13dが発泡性基材16内から突出しており、別の粘着剤層172と床19との接触面積が極めて小さく、その固着力が弱いため、フローリング材を床19上面でずらすことができ、フローリング材の位置調整を行うことができる。この結果、フローリング材の粘着シート170による床19への貼付及び剥離を何回でも繰返し行うことができる。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
図1〜図4に示すように、先ず剥離フィルム11の一方の面全体に粘着剤21(光洋産業株式会社製のエマルジョン型アクリル系粘着剤:KR159)を塗布厚60μm(乾燥状態)で塗布して、剥離フィルム11の一方の面に粘着剤層12を積層した。次いでこの粘着剤層にネット13(新日石プラスト株式会社製のコーンウエットネット、材質:ポリプロピレン、縦糸及び横糸の太さ250μm、目合い(目開き)20mm×18mm、目付15g/m2)を積層した。これにより剥離フィルム11に粘着剤層12が剥離可能に積層接着され、粘着剤層12にネット13の一方の面が積層接着された。次に剥離フィルム11側の粘着剤層12のうちネット13の一方の面から網目13cを通ってネット13の他方の面にはみ出した粘着剤層12に発泡性基材16を積層した。この発泡性基材16として発泡ウレタン(株式会社イノアックコーポレーション製のUEI)を用いた。これにより発泡性基材16側の粘着剤層12に発泡性基材16が積層接着された。更にこの積層体を120℃の温度で3分間保持して粘着剤21を乾燥させることにより粘着シート10を得た。この粘着シート10を実施例1とした。なお、ネット13の突起13dの全高hnは1.0mmであり、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力σfは5.1kPaであり、発泡性基材16の厚さtfは6mmであった。
<実施例2>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが22.7kPaである発泡ポリエチレン(古川電気工業株式会社製のフネンエース)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例2とした。
<実施例3>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが78.4kPaである発泡ポリエチレン(古川電気工業株式会社製のスリムエース)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例3とした。
<実施例4>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが118kPaである発泡ポリエチレン(古川電気工業株式会社製のフォームエース)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例4とした。
<実施例5>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが123kPaである発泡ポリエチレン(光洋産業株式会社製のライオンボード)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例5とした。
<実施例6>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが262kPaである発泡ポリエチレン(光洋産業株式会社製のライオンボード)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例6とした。
<比較例1>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが308kPaである発泡ポリスチレン(ダウ加工株式会社製のウッドラック)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例1とした。
<比較例2>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが320kPaである発泡ポリスチレン(ダウ加工株式会社製のスタイロフォーム)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例2とした。
<比較例3>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが22.7kPaである発泡ポリエチレン(市販品)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例3とした。
<比較試験1及び評価>
実施例1、実施例2及び比較例1の粘着シートについて、ずらし性能評価試験と固着性能評価試験を行った。ずらし性能評価試験は次のように行った。先ず粘着シートの発泡体基材側を両面テープを用いて、縦及び横がそれぞれ10cm及び20cmである合板に貼付した。次にこの合板をコンクリートからなる床の下地上面に粘着シートが床の下地上面に接触するように置いた。更にこの合板に0.5kgの錘を載せた状態で、合板を水平方向に引っ張って合板がずれ始めたときの力をばね秤で測定した。
固着性能評価試験は次のように行った。先ず粘着シートの発泡体基材側を両面テープを用いて、縦及び横がそれぞれ10cm及び20cmである合板に貼付した。次にこの合板をコンクリートからなる床の下地上面に粘着シートが床の下地上面に接触するように置いた。更にこの合板に手で圧力を加えて密着させ、24時間放置した後に合板を手で引き剥がしたときの感触と、合板の固着状態を観察した。
上記ずらし性能評価試験及び固着性能評価試験の結果を、発泡性基材の50%圧縮時の圧縮応力とともに表1に示す。なお、ずらし性能評価試験において、ばね秤によるずれ初めの力が5kg未満であったものを『良好』とし、5kg以上であったものを『不良』とした。また、固着性能評価試験において、合板が床の下地上面に強固に接着されかつ合板を引き剥がすときに大きな力を要するものを『良好』とし、合板と床の下地上面との間に浮きや剥がれが見られたり、合板を小さな力で引き剥がせたものを『不可』とした。
Figure 0005576137
表1から明らかなように、比較例1〜3では、ずらし性能は良好であったけれども、固着性能が不良であったのに対し、実施例1〜6では、ずらし性能及び固着性能の双方が良好であった。このことから発泡性基材の50%圧縮時の圧縮応力σfが300kPa以下であれば、ずらし性能及び固着性の双方が向上することが分かった。
<実施例7>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを5g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例7とした。
<実施例8>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを18g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例8とした。
<実施例9>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.8mmとし、ネットの目付Wnを8g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例9とした。
<実施例10>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.8mmとし、ネットの目付Wnを35g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例10とした。
<実施例11>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを24g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例11とした。
<実施例12>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを105g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例12とした。
<実施例13>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを43g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例13とした。
<実施例14>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを162g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例14とした。
<比較例4>
発泡性基材の厚さtfを1.0mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを5g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例4とした。
<比較例5>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.2mmとし、ネットの目付Wnを18g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例5とした。
<比較例6>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを2g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例6とした。
<比較例7>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを30g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例7とした。
<比較例8>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.8mmとし、ネットの目付Wnを4g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例8とした。
<比較例9>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.9mmとし、ネットの目付Wnを35g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例9とした。
<比較例10>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを19g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例10とした。
<比較例11>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを135g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例11とした。
<比較例12>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを32g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例12とした。
<比較例13>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを194g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例13とした。
<比較試験2及び評価>
実施例7〜14及び比較例4〜13の粘着シートについて、ずらし性能評価試験と固着性能評価試験を行った。これらの評価試験は比較試験1の評価試験と同一である。ずらし性能評価試験及び固着性能評価試験の結果を、発泡性基材の厚さtfと突起の全高hnとネットの目付Wnとともに表2に示す。
Figure 0005576137
表2から明らかなように、比較例4、5、7、10及び12では、固着性能は良好であったけれども、ずらし性能が不要であり、比較例6、8、9、11及び13では、ずらし性能は良好であったけれども、固着性能が不良であった。これらに対し、実施例7〜14では、ずらし性能及び固着性能の双方が良好であった。上記実施例7〜14及び比較例4〜13の粘着シートにおいて、ネットの突起の全高hnに対するネットの目付Wnを図12にプロットした。その結果、突起の全高hnが0.3〜8mmの範囲内であって、目付がWn=(19hn+22)で示される上限境界線以下かつWn=(4.8hn+1.6)以上の範囲内であれば、ずらし性能及び固着性能の双方が良好となることが分かった。
<比較例14>
粘着シートとして、積水化学工業社製の位置調整機能付き強力両面テープ#530(25mm幅)を用いた。この粘着シートを比較例14とした。なお、ネットはポリエチレンにより平面形状に形成したものであり、発泡性基材はポリエチレン発泡体であった。
<比較試験3及び評価>
実施例7及び比較例14の粘着シートについて、繰返し貼付及び剥離評価試験を行った。具体的には、先ず粘着シートの発泡体基材側を両面テープを用いて、縦及び横がそれぞれ10cm及び20cmである合板に貼付した。次にこの合板をコンクリートからなる床の下地上面に粘着シートが床の下地上面に接触するように置き、合板のずらし性能評価試験を行った。更にこの合板に手で圧力を加えて密着させた後、合板を手で引き剥がし、合板の固着性能評価試験を行った。このような合板の貼付及び剥離を4回繰返し、各回毎にずらし性能及び固着性能を評価した。その結果を表3に示す。なお、比較試験3におけるずらし性能評価試験及び固着性能評価試験は比較試験1のずらし性能評価試験及び固着性能評価試験と同一である。
Figure 0005576137
表3から明らかなように、比較例14では、1回目はずらし性能及び固着性能が良好であったけれども、2〜4回目はずらし性能が不良となったのに対し、実施例7では、1〜4回目の全てにおいてずらし性能及び固着性能が良好であった。このことから実施例1の粘着シートの方が比較例14の粘着シートより再使用性に優れていることが分かった。
10,50,70,110,170 粘着シート
11 剥離フィルム
12,112 粘着剤層
13,53 ネット
13a,51a,52a 第1線状体
13b,51b,52b 第2線状体
13c,51c,52c 網目
13d,51d 突起
16 発泡性基材
21,121 粘着剤
72,172 別の粘着剤層
81,181 別の粘着剤

Claims (5)

  1. 剥離フィルム(11)と、この剥離フィルム(11)に剥離可能に積層接着された粘着剤層(12,112)と、この粘着剤層(12,112)に積層接着されたネット(13,53)と、このネット(13,53)に前記粘着剤層(12,112)を介して又は前記粘着剤層(12,112)及び別の粘着剤層(72,172)を介して積層接着された伸張性及び可撓性のある発泡性基材(16)とを備えた粘着シートであって、
    前記ネット(13,53)が、
    互いに平行に配設された複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と、
    前記複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体(13b,51b,52b)と、
    前記第1線状体(13a,51a,52a)及び第2線状体(13b,51b,52b)の前記交差部に前記剥離フィルム(11)に向って突設された突起(13d,51d)と
    を有し、
    前記発泡性基材(16)の50%圧縮時の圧縮応力をσ f (kPa)とするとき、σ f が300(kPa)以下であって、
    前記突起(13d,51d)の全高をh n (mm)とし、前記発泡性基材(16)の厚さをt f (mm)とするとき、0.5≦t f ≦10であり、かつ0.3≦h n ≦0.8t f の関係を満たし、
    更に前記ネット(13,53)の目付をW n (g/m 2 )とするとき、(4.8h n +1.6)<W n <(18h n +22)の関係を満たす
    ことを特徴とする粘着シート。
  2. 前記粘着剤層(12)が前記剥離フィルム(11)の一方の面全体に塗布されて前記ネット(13)の網目(13c)を塞ぐとともに、前記粘着剤層(12)のうち前記ネット(13)の網目(13c)から発泡性基材(16)側にはみ出した粘着剤(21)により又は前記粘着剤(21)及び別の粘着剤(81)により発泡体基材(16)が積層接着された請求項1記載の粘着シート。
  3. 前記粘着剤層(112)が前記発泡性基材(16)の一方の面全体に塗布されて前記ネット(13)の網目(13c)を塞ぐとともに、前記粘着剤層(112)のうち前記ネット(13)の網目(13c)から剥離フィルム(11)側にはみ出した粘着剤(121)により又は前記粘着剤(121)及び別の粘着剤(181)により前記剥離フィルム(11)が積層接着された請求項1記載の粘着シート。
  4. 剥離フィルム(11)の一方の面全体に粘着剤層(12)となる粘着剤(21)を塗布する工程と、
    前記粘着剤層(12)にネット(13,53)の一方の面を積層接着する工程と、
    前記粘着剤層(12)のうち前記ネット(13,53)の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤(21)により又は前記粘着剤(21)及び別の粘着剤(81)により伸張性及び可撓性のある発泡性基材(16)を積層接着する工程と
    を含む粘着シートの製造方法であって、
    前記ネット(13,53)が、
    互いに平行に配設された複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と、
    前記複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体(13b,51b,52b)と、
    前記第1線状体(13a,51a,52a)及び第2線状体(13b,51b,52b)の前記交差部に前記剥離フィルム(11)に向って突設された突起(13d,51d)と
    を有し、
    前記発泡性基材(16)の50%圧縮時の圧縮応力をσ f (kPa)とするとき、σ f が300(kPa)以下であって、
    前記突起(13d,51d)の全高をh n (mm)とし、前記発泡性基材(16)の厚さをt f (mm)とするとき、0.5≦t f ≦10であり、かつ0.3≦h n ≦0.8t f の関係を満たし、
    更に前記ネット(13,53)の目付をW n (g/m 2 )とするとき、(4.8h n +1.6)<W n <(18h n +22)の関係を満たす
    ことを特徴とする粘着シートの製造方法。
  5. 伸張性及び可撓性のある発泡性基材(16)の一方の面全体に粘着剤層(112)となる粘着剤(121)を塗布する工程と、
    前記粘着剤層(112)にネット(13,53)の一方の面を積層接着する工程と、
    前記粘着剤層(112)のうち前記ネット(13,53)の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤(121)により又は前記粘着剤(121)及び別の粘着剤(181)により剥離フィルム(11)を剥離可能に積層接着する工程と
    を含む粘着シートの製造方法であって、
    前記ネット(13,53)が、
    互いに平行に配設された複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と、
    前記複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体(13b,51b,52b)と、
    前記第1線状体(13a,51a,52a)及び第2線状体(13b,51b,52b)の前記交差部に前記剥離フィルム(11)に向って突設された突起(13d,51d)と
    を有し、
    前記発泡性基材(16)の50%圧縮時の圧縮応力をσ f (kPa)とするとき、σ f が300(kPa)以下であって、
    前記突起(13d,51d)の全高をh n (mm)とし、前記発泡性基材(16)の厚さをt f (mm)とするとき、0.5≦t f ≦10であり、かつ0.3≦h n ≦0.8t f の関係を満たし、
    更に前記ネット(13,53)の目付をW n (g/m 2 )とするとき、(4.8h n +1.6)<W n <(18h n +22)の関係を満たす
    ことを特徴とする粘着シートの製造方法。
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