JP6894738B2 - 養生敷設体及び床養生方法 - Google Patents
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Description
特許文献1によれば、粘着剤付き養生材を床材から剥がす際に、粘着剤が床面に転写される可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、容易に施工でき、かつ塵埃が床に落ちにくい養生敷設体、及び床養生方法を提供することを目的とする。
前記床面と接すべき非粘着面と、その反対側の微粘着面とを有する下敷き材と、
前記下敷き材上に剥離可能に敷設される養生材と、
を備えたことを特徴とする。
前記隣接する2つの下敷き材のうち、下側の下敷き材の上面の微粘着性によって上側の下敷き材を貼り付けることができる。したがって、下敷き材どうしの継ぎ目を粘着テープで止める必要がない。例えば、床面に敷き詰めた複数の下敷き材における最も外側の縁だけを、粘着テープによって床材に貼り付ければよい。これによって、養生敷設体の施工を一層容易化できる。
その後、前記微粘着面に対して剥離可能な養生材を、前記下敷き材上に敷設することを特徴とする。
図1は、建築途中の建物のフローリング等の床材1を示したものである。図2に示すように、床材1の床面1a上に養生敷設体3が敷設されている。図3に示すように、養生敷設体3は、下敷き層3aと、養生材層3bを含む。下敷き層3aは、複数枚の下敷き材10,10…からなる。下敷き層3aの上側に養生材層3bが積層されている。養生材層3bは、複数枚の養生材20,20…からなる。
下敷き材10の供用前の原形状は、好ましくは一定幅を有する長尺状であり、ロール状に巻かれている。ロールから下敷き材10が所望の長さごとに切り出されて使用される。
なお、下敷き材10の原形状は、ロール状に限られず、適度な縦横長さの四角形等であってもよい。
養生材20の厚みは、特に限定はなく、例えば数mm程度である。好ましくは、養生材20は、下敷き材10よりも厚肉である。養生材20を厚肉にすることで、衝撃荷重等に対して床材1を確実に保護できる。
なお、養生材20の寸法は、下敷き材10の寸法に合わせる必要は無い。図1においては、養生材20の幅が下敷き材10の幅より小さいが、養生材20の幅が下敷き材10の幅より大きくてもよく、互いに同じ幅であってもよい。
図6(a)に示すように、隣接する2つの養生材20,20の端面どうしは、好ましくは、互いに突き当てられている。
なお、図6(b)に示すように、これら2つの養生材20,20の端面間に若干(例えば1mm〜数mm程度)の隙間25があってもよい。また、図示は省略するが、養生材20が薄肉等である場合には、隣接する2つの養生材20,20の縁どうしが重ねられていてもよい。
図1に示すように、養生材20どうしの継ぎ目には、粘着テープが設けられていない。最も外側の養生材20の外側縁にも、粘着テープが設けられていない。
まず、床面1aに下敷き材10を敷設する。このとき、非粘着面10aを下に向け、微粘着面10bを上へ向ける。非粘着面10aが床面1aに接着されることはないから、下敷き材10を床面1a上で容易に位置調整できる。
隣接する下敷き材10,10どうしの継ぎ目においては、これら下敷き材10,10の縁どうしを上下に重ねる。すると、下側の下敷き材10の微粘着面10bに、上側の下敷き材10が貼り付けられる(図5)。
下敷き材10,10どうしの継ぎ目ごとに粘着テープで止める必要はない。
下敷き層3a全体の周縁部だけを粘着テープ4によって床材1に貼り付ければよい(図2)。これによって、下敷き層3aを容易に敷設施工できる。
すなわち、養生材20を1枚ずつ下敷き層3aの上方で位置決めしながら、下敷き層3a上に載置する。すると、下敷き材10の上面の微粘着性によって、養生材20が下敷き材10に貼り付く。微粘着であっても、下敷き材10の面内方向へは強い接合力(摩擦抵抗)を発現するために、養生材20がずれ動くのを十分に防止できる。したがって、養生材20,20どうしの継ぎ目や、養生材層3bの周縁部(最も外側の養生材20の外側の縁)を粘着テープで止める必要がない。
また、養生材20を一度、下敷き材10上に載置した後でも、下敷き材10からはがして配置位置を変更することも可能である。
これによって、養生材層3bを容易に敷設施工できる。
この結果、床材1に養生敷設体3を容易に短時間で敷設できる。
養生材20は、下敷き材10に粘着されているために、所要作業等の最中にめくれるのを防止できる。また、図6(b)に示すように、養生材20どうしの継ぎ目に隙間25があり、そこに塵埃5(ゴミを含む)が入り込んだとしても、その塵埃5は、下敷き材10の微粘着面10bにくっ付いて、そこにとどまる。床面1aまで達することはない。
撤去手順としては、先ず養生材20を下敷き材10から剥がす。下敷き材10の上面が微粘着性であるため、養生材20を容易に剥がすことができる。養生材20一部が下敷き材10にくっ付いて残ったり破れたりせず、きれいに剥がすことができる。
しかも、養生材20が粘着テープで止められていないから、粘着テープを剥がす必要がなく、養生材20を容易に撤去できる。
養生材20を剥がして撤去する際、養生材20の上面にあった塵埃(ゴミを含む)が落下することがある。これら塵埃は、前記所要作業中の場合と同様に、下敷き材10の微粘着面10bにくっ付いて、そこにとどまり、床面1aまで達することはない。
また、床面1aには非粘着面10aが接していたために、養生敷設体3の撤去時に、微粘着剤12が床面1aに転写されることがない。
このようにして、養生敷設体3を簡単に撤去できる。
撤去した養生材20は、前記したようにきれいな状態であるから、再度、使用に供することも可能である。つまり、養生材20を複数回、使い回すことができ、資材コストを低減できる。
例えば、本発明の養生敷設体3及び床養生方法は、建築途中の床材1の養生に限られず、引っ越し作業を行なう際の床材1の養生等にも適用可能である。
1a 床面
3 養生敷設体
3a 下敷き層
3b 養生材層
4 粘着テープ
10 下敷き材
10a 非粘着面(下面)
10b 微粘着面(上面)
11 下敷き本体
12 微粘着剤
20 養生材
25 隙間
Claims (3)
- 養生しようとする床面上に敷設される養生敷設体であって、
前記床面と接すべき非粘着面と、その反対側の微粘着剤の表面によって構成された微粘着面とを有する下敷き材と、
前記床面上に敷設された前記下敷き材上に敷設されることによって前記微粘着面に剥離可能に貼り付く養生材と、
を備えたことを特徴とする養生敷設体。 - 前記床面上に前記下敷き材が複数枚敷き詰められ、隣接する2つの下敷き材の縁どうしが、一方の微粘着面に他方の非粘着面が貼り付くように重ねられ、これら2つの下敷き材の縁どうしが重なった部分の上に1枚の養生材が被さることを特徴とする請求項1に記載の養生敷設体。
- 非粘着面とその反対側の微粘着面とを有する下敷き材を、前記非粘着面を下に向けて養生しようとする床面上に敷設し、
その後、前記微粘着面に対して剥離可能な養生材を、前記下敷き材上に敷設して前記微粘着面に貼り付けることを特徴とする床養生方法。
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