JP2001311058A - 両面テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 離型紙、離型フィルム等のゴミの全く発生し
ない両面テープを実現する。 【解決手段】 上部の離型層、中間部にメッシュ、下部
に粘着層を持ち、下の粘着層は、下の被着体に接着し、
上に被着体を乗せ押圧すると、粘着層の糊がメッシュよ
りにじみ出て、上の粘着体に接着することにより、上下
の被着体は接着し、何らゴミの発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は両面テープに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】現在、大量に市場に出ている両面テープ
は、粘着剤離型の目的で、全て１層か２層の、離型紙及
び離型フィルムが使用されており、両面テープの使用に
比例して、使用後は大量のゴミの発生となり、環境の問
題を抱えている。即ち、糊の上に紙等を用いており、こ
の紙等がどうしても残る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用後に破
棄され、大量のゴミ発生源になる、離型紙及び離型フィ
ルムの使用を全く無くすことで、環境への配慮、ゴミ処
理費軽減、簡便な作業を実現する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、最下部に、そ
の下の粘着体に接着する粘着層、中間部にメッシュ、上
部に離型層を持つ３層の両面テープがあり、上から押圧
すると、メッシュの間に、下のその粘着層から、糊がに
じみ出て、その上の被着体に接着することが可能な両面
テープ、及び、該粘着層に強度保持のため、１層の支持
体を持つ両面テープ、及び、該粘着層の上層と下層の種
類を変えた変化例も有り得る両面テープに関する。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明は、図１に示すように、離
型層１の下にメッシュ２があり、その下に糊の粘着層３
のある３層を持つ。これが市場に出る際は、ロール状に
巻かれている。粘着層３と次のロールの離型層１は接し
ているが、離型層１のため、容易に剥れる。

【０００６】次に図２で示すように、被着体４，４′が
上下にあり、この２つをテープが接着するものである。

【０００７】被着体を当て、図３に示すように、上部の
被着体４を使用者が押圧する。すると図４に示すよう
に、粘着層３の糊が、メッシュの間に入り、メッシュか
らにじみ出て、離型層を越えて、上部の被着体４に接着
する。また、下部の被着体４′は、粘着層に初めより接
着している。このようにして、上部の被着体４と、下部
の被着体４′は接着する。

【０００８】また、これは離型層、メッシュ、粘着層の
３層構造であるが、基材強度保持のため、他の実施例と
して、糊の中間層に、１層の支持体５のある構造も有効
である。支持体５のある場合と、他の場合でも、粘着層
の上層と下層の種類を変えた変化例も有り得る。

【０００９】

【発明の効果】本発明は、メッシュを用いることによ
り、普通押圧していない場合は、離型層１と、メッシュ
２と、粘着層３はそのままあり、押圧するとメッシュ２
の間から、粘着層の糊がにじみ出ることを利用したもの
である。

【００１０】このようにして、今までのように離型紙、
離型フィルムを用いることなく、両面接着が行え、大量
のゴミの発生を阻止する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の両面テープの層を示す断面図である。

【図２】被着体を着けた場合の断面図である。

【図３】上部の被着体を上から押圧した場合の断面図で
ある。

【図４】上と下の被着体が接着した状態を示す断面図で
ある。

【図５】メッシュの平面図である。

【図６】支持体を持つ実施例の断面図である。

【符号の説明】

１ 離型層 ２ メッシュ ３ 粘着層 ４，４′被着体 ５ 支持体

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 最下部に、その下の粘着体に接着する粘
   着層、中間部にメッシュ、上部に離型層を持つ３層の両
   面テープがあり、上から押圧すると、メッシュの間に、
   下のその粘着層から、糊がにじみ出て、その上の被着体
   に接着することが可能な両面テープ。
2. 【請求項２】 該粘着層に強度保持のため、１層の支持
   体を持つ、請求項１に記載の両面テープ。
3. 【請求項３】 該粘着層の上層と下層の種類を変えた変
   化例も有り得る、請求項１、又は請求項２に記載の両面
   テープ。