JP3191143B2 - 階段構造 - Google Patents
階段構造Info
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- stair
- adhesive
- sheet
- staircase
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Description
段の踏み面から蹴上げに亘って階段用床シ−トを設けて
防滑性や遮音性を高めるようにした階段構造に関する。
の一部に、昇降時の騒音を軽減したり防滑性を高めたり
するために、合成ゴム製の床シ−トを貼り付けることが
ある。
ム性の階段用床シ−トは、表面が平滑な階段下地の踏み
面に対する接合強度をそれほど高くすることができない
ため、剥離したり位置ずれしたりすると言う心配や、剥
離したり位置ずれしたりした床シートに歩行者がつまず
くといった危険があった。また、合成ゴム製の階段用床
シ−トは耐候性に乏しいので、屋外に設けた階段に使用
すると、比較的短期間のうちに劣化してしまうという問
題があった。
ル樹脂製シ−トの裏面全体にブチルゴム系粘着剤を積層
した構造の階段用床シ−トを提案した。この階段用床シ
ートを鉄骨製階段の踏み面に貼付けた階段は、上述した
合成ゴム製の階段用床シ−トを貼付けた階段に比べて耐
剥離性や耐候性が向上し、同時に合成ゴム製の階段用シ
−トを貼り付けた階段に比べて遜色のない防滑性や遮音
性が得られた。
−トの裏面全体にブチルゴム系粘着剤を積層した構造の
階段用床シ−トを踏み面に貼り付けた階段について、鋭
意調査を繰り返した結果、この床シートにあっても、踏
み面に貼り付いているブチルゴム系粘着剤が軟化すると
位置ずれの起こる可能性を否定できないことが判明し
た。特に、気温の高い夏場の屋外では、踏板に使われて
いる鋼板の温度が上がってブチルゴム系粘着剤が軟化し
やすい状況になるため、歩行が頻繁に行われると当該床
シートが位置ずれする可能性を否定できないことが判明
した。
のであり、上述したような階段構造、即ち、従来の合成
ゴム製床シ−トを貼り付けた階段構造や、裏面全体にブ
チルゴム系粘着剤を積層した合成樹脂製の床シ−トを貼
り付けた階段構造に比べて、遜色のない防滑性や防音性
が発揮されることは勿論、位置ずれの危険性の少ない階
段構造を提供することを目的とする。
め、本発明の請求項1の階段構造は、踏み面が平面でな
る階段下地において、その踏み面と、その踏み面に連接
するコ−ナ−部及び蹴上げとに亘って合成樹脂製の階段
用床シ−トが重ね合わされた階段構造において、階段用
床シートと踏み面との重なり部分は接着剤により、階段
用床シートとコーナー部との重なり部分はシ−リング剤
により、それぞれ接合されていることを特徴とする。
シートと蹴上げとの重なり部分は粘着剤により接合され
ていることを特徴とする。
ートの少なくとも後端縁が階段下地とシ−リング剤で接
合されていることを特徴とする。
階段下地の踏み面との重なり部分が全体的に接着剤によ
り強固に接合されているので、踏圧による床シ−トのズ
レは皆無に近くなる。また、床シートと階段下地のコ−
ナ−部との重なり部分はシ−リング剤で接合され、コ−
ナ−部に生じる隙間が該シーリング剤で塞がれているこ
とから、昇降時の踏圧による床シ−トのコ−ナ−部での
ヘコミやズレも激減する。
用床シートと蹴上げとの重なり部分が粘着剤により接合
されていると、蹴上げからの床シ−トのハガレやメクレ
が長期に亘り生じることはない。
ートの少なくとも後端縁が階段下地とシーリング剤で接
合されていると、床シートの後端縁のメクレが防止さ
れ、同時に接合力が少しでも増すことから踏圧によるズ
レがより長期に亘り防止されることになる。そして、床
シ−トの全ての端縁を階段下地とシ−リング剤で接合す
れば、床シ−トのズレ、ハガレ、メクレ、ヘコミ等の危
惧が一層減少することになり、従って、メンテナンスの
必要が極めて少なく、且つ長期に亘っての使用が可能と
なる。
形態を示す断面図、図2は本発明の階段構造の概要を表
す正面図、図3は本発明の階段構造に使用する階段用床
シ−トの斜視図、図4は階段コーナー部の拡大断面図、
図5は床シートの端縁シーリングの他の形態を示す拡大
断面図である。
み面11と、その踏み面11に連設するコーナー部12
及び蹴上げ13を備えたもので、踏み面11は鉄筋コン
クリ−ト製モルタル仕上げ、PC板、鉄板、木板等の表
面が平滑な材料からなっている。
段用床シ−ト2は、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂や
ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂を主成分とする一
層あるいは二層以上の多層構造の樹脂シートであって、
階段下地1に貼り合わせ接合する前に、階段下地1のコ
−ナ−部12に相当する部分を加熱等により軟化させ、
ア−ルを付けて略90度折り曲げることにより、踏み板
被覆部22、コーナー被覆部23、蹴上げ被覆部24を
形成したものである。このようにコーナー被覆部23に
アールを付けると、昇降時の踏圧の繰り返しでコーナー
被覆部23に集中的に作用するストレスがアールによっ
てかなり分散されるため、コーナー被覆部23の破損等
を著しく減少させることが可能となる。
うにシート表面をエンボス加工して0.5〜2mm程度の
高さの滑り止め用突起21を多数形成したもので、床シ
ートの厚さは2〜7mm程度であることが好ましく、2mm
より薄いと充分な遮音性が期待し得なくなる。また、こ
の床シ−ト2は上記の主成分樹脂に可塑剤、充填剤、着
色剤、耐候剤、強化剤等の様々な添加剤や機能向上剤を
加えることによって、耐磨耗性、耐候性、踏圧感、防音
性、強度等の諸物性を改善することが可能であり、更
に、滑り止め用突起21の形状や配列を変えることによ
って意匠性を改善することも可能である。
シート2は階段下地1の踏み面11から蹴上げ13の上
部に亘って重ねられ、床シート2の踏み面被覆部22と
階段下地1の踏み面11との重なり部分が接着剤3によ
って全体的に強固に接合されている。そのため、昇降時
の踏圧による床シ−ト2のズレを生じる心配は皆無に等
しい。そして、図1、図2、図4に示すように、床シー
ト2のアールを付けたコーナー被覆部23と階段下地1
のコーナー部12との重なり部分はシーリング剤4によ
って隙間なく接合され、床シート2の蹴上げ被覆部24
と階段下地1の蹴上げ13上部との重なり部分は粘着剤
5によって接合されている。従って、踏圧により床シー
ト2のコーナー被覆部23にヘコミやズレが生じること
は殆どなく、蹴上げ被覆部24のハガレやメクレ13も
長期に亘って生じることがない。なお、蹴上げ被覆部2
4のメクレをより確実に防止するには、図3に示すよう
に蹴上げ被覆部24の表面に反り防止用の縦リブ25を
一定間隔をあけて複数形成し、蹴上げ被覆部24がメク
レ方向に反らないようにすることが望ましい。
示すようにシーリング剤4で階段下地1の踏み面11に
接合することが望ましく、このようにすると床シート2
の後端縁のメクレを防止することができ、同時に接合力
やズレに対する抵抗力も増すので、踏圧による床シート
2のズレをより確実に防止することができる。その場
合、図5に示すように、床シート2の後端縁と階段下地
1の踏み面11と後方の蹴上げ13とをシーリング剤4
で一体に接合すると、接合力が一層強化されることに加
えて、床シート2の後端縁と蹴上げ13との間のゴミが
溜りやすい溝部分が塞がれるため、掃除等を楽に行える
ようになる。また、床シ−ト2の全ての端縁をシ−リン
グ剤4で階段下地に接合すれば、床シ−ト2のズレ、ハ
ガレ、メクレ、ヘコミ等の危惧が一層減少するので、メ
ンテナンスの必要性が極めて少なくなり、長期に亘って
床シート2の貼り替え等が不要となる。
樹脂系一液型接着剤やエポキシ樹脂系二液型接着剤が好
適に使用される。また、前記のシーリング剤4として
は、接着剤より固形分が多く粘性が高いシリコン樹脂系
シーリング剤、ウレタン樹脂系シーリング剤、ポリサル
ファイド系シーリング剤等が好適に使用される。そして
粘着剤5としてはブチルゴム系粘着剤が好適に使用され
る。
で施工される。
ナ−被覆部23をア−ルを付けて略90度折り曲げ加工
すると共に、蹴上げ被覆部24の裏面全体にシ−ト状の
ブチルゴム系粘着剤5を貼り合わせたものを準備する。
面に接着剤3を付着し、コ−ナ−部12に垂れにくいシ
ーリング剤4を付着する。
11から蹴上げ13の上部に亘って位置合わせしながら
重ねて全面的に接合する。
シーリング剤4で踏み面11に接合する。
3を曲げ加工した床シート2を準備しているが、床シ−
トがコーナー被覆部23で曲がり易い材質である場合に
は、床シ−トを予め曲げ加工しないで平面状のシートの
まま施工現場に持ち込み、貼り合わせる時にコーナー被
覆部23を略90度折り曲げるようにしてもよい。ま
た、接着剤3、シーリング剤4、粘着剤5等の接合剤
は、貼り合わせ前に階段下地1又は床シ−ト2のどちら
かに付着させればよく、更に、これらの接合剤の粘度、
接着力、粘着力などは、階段下地1と床シート2との接
合強度や貼り合わせ作業等を考慮して適宜選択すればよ
い。また、接着性を更に向上させるために、必要に応じ
て階段下地1や床シート2の裏面、端面等にプライマー
処理を施すようにしてもよい。
−トと階段下地の平らな踏み面との重なり部分が接着剤
により強固に接合されているため、踏圧による床シ−ト
のズレやハガレを生じる恐れは皆無に近くなり、しか
も、床シートと階段下地のコ−ナ−部との重なり部分が
シ−リング剤で隙間なく接合されているため、踏圧によ
るコーナー部での床シ−トのヘコミやズレが激減すると
いった効果が得られる。
り部分を粘着剤により接合したものは、蹴上げからの床
シ−トのハガレやメクレが長期に亘り生じることがない
といった効果が得られる。
下地とシーリング剤で接合したものは、床シートの後端
縁のメクレを防止することができ、同時に接合力やズレ
に対する抵抗力も増すので、踏圧による床シートのズレ
をより確実に防止できるといった効果が得られる。
ある。
斜視図である。
ある。
示す拡大断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 踏み面が平面でなる階段下地において、
その踏み面と、その踏み面に連接するコ−ナ−部及び蹴
上げとに亘って合成樹脂製の階段用床シ−トが重ね合わ
された階段構造において、階段用床シートと踏み面との
重なり部分は接着剤により、階段用床シートとコーナー
部との重なり部分はシ−リング剤により、それぞれ接合
されていることを特徴とする階段構造。 - 【請求項2】 階段用床シートと蹴上げとの重なり部分
は粘着剤により接合されていることを特徴とする請求項
1記載の階段構造。 - 【請求項3】 階段用床シートの少なくとも後端縁が階
段下地とシ−リング剤で接合されている請求項1又は2
に記載の階段構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30836595A JP3191143B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 階段構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30836595A JP3191143B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 階段構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125643A JPH09125643A (ja) | 1997-05-13 |
JP3191143B2 true JP3191143B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17980193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30836595A Expired - Lifetime JP3191143B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 階段構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102259366B1 (ko) * | 2019-07-31 | 2021-05-31 | 이정민 | 환기 기능이 탑재된 다용도 도어 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041732A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Takiron Co Ltd | 室内階段構造 |
CN108407983A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-17 | 钦州学院 | 一种基于船舶室外斜梯的踏步防滑装置及其制作方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30836595A patent/JP3191143B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102259366B1 (ko) * | 2019-07-31 | 2021-05-31 | 이정민 | 환기 기능이 탑재된 다용도 도어 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09125643A (ja) | 1997-05-13 |
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