JP3359600B2 - 階段の踏板 - Google Patents
階段の踏板Info
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Description
用いられる踏板に関する。
およびささら桁階段等の階段は、両側または片側に配さ
れた側板に踏板が取り付けられてなる。
としては、無垢材や無垢集成材に着色塗装を施したり、
合板やLVLあるいはそれらを複合したものを基材とし
てその表面に化粧単板を貼着し、さらに該化粧単板表面
に着色塗装を施したものが一般に用いられている。
よる踏板は、階段の昇降によって繰り返しかかる荷重に
耐えるように剛性が高く且つ硬質なものとされているた
め、昇降の際に踏板表面にかかる荷重および衝撃によっ
て踏み鳴り音が生じ、これが階上および階下に響きわた
って不快感を与えていた。
きにその衝撃が直接足に返ってくるため、特に高齢者な
どには足に大きな負担がかかると共に、歩いた感じが硬
く、歩行感が悪いという問題があった。
術における上記問題を解決し、階段昇降時の踏み鳴り音
の発生を防止すると共に歩行感に優れた踏板を提供する
ことを目的とする。
る本発明による階段の踏板は、階段の左右側板に形成さ
れる嵌合溝に嵌合される踏板であって、基材と表面材と
の間に、踏板の長手方向の両端部に配置したスペーサ間
にスペーサと略同一厚さのクッション材が踏板の略前端
に至るまで配置されており、且つ、任意長さの水平部
と、表面材とクッション材とを合わせた厚さよりも長い
寸法の垂直部とからなる断面略L字形のノンスリップ材
が、踏板の上面から前面にかけて取り付けられ、ノンス
リップ材の垂直部は表面材およびクッション材の前面木
口を被覆すると共に踏板前面に沿って摺動可能であるこ
とを特徴とする。
て、クッション材が踏板の後端から一定間隔離して配置
され、この踏板後端の間隔部にもクッション材と略同一
厚さのスペーサが配置されていることを特徴とする。
ション材(とスペーサ)および表面材を順次積層し、一
般的に用いられる接着剤により一体化して得られる。
集成材、単板積層材等の木質材を単独または任意複合し
て構成される。基材の下面前方には蹴込板が嵌入される
凹溝が形成される。
らには表面材の少なくとも表面には、天然木材を切削し
て得られる天然突板、人工突板、それらの裏面に不織
布、紙、合成樹脂シート、ガラスシート等を裏打ちした
突板シート、化粧紙、化粧合成樹脂シート等の化粧シー
ト状物が貼着され、あるいは着色塗装による表面化粧が
施される。これらの表面にさらに塗装や上塗り層を設け
てもよい。上記部分に限らず、基材や表面材において表
面に露出している任意の部分に上記方法により化粧を施
すことができる。
えて、接着剤等を介して縁材を貼着することができる。
縁材は、突板に塗装を施したものや化粧シートで構成さ
れ、表面材の表面に施された化粧と近似するような色や
模様を有するものとして構成することが好ましい。
在される。クッション材は、合成樹脂発泡体、弾性のあ
る合成樹脂シート、不織布、織布等で構成され、階段の
昇降によって踏板に荷重および衝撃が加わったときに変
形することによって荷重および衝撃を緩衝・吸収して、
昇降の際に生ずる踏み鳴り音の発生を防止すると共に、
足にかかる衝撃も緩和する作用を果たす。この観点よ
り、クッション材の厚さは1.5〜4mmとすることが
好ましい。
幅方向)両端部より一定間隔をおいた中央部にのみ介在
させるものであり、木質材料片、プラスチック片、金属
片等で構成されてクッション材と同一の厚さを有するス
ペーサを、クッション材が配置されない長手方向両端部
に配置し、該スペーサによって狭められた中央部にクッ
ション材を配置する。スペーサは、荷重がかかったとき
にクッション材が変形しても基材と表面材との間の間隔
を保持し、表面材の沈み込みを防止する役割を果たす。
右側板に形成される嵌合溝に踏板を嵌合し、嵌合溝内に
嵌合された踏板の下面に当接するようにくさびを嵌合溝
内に打ち込んで嵌合溝と踏板との間の隙間をなくし、踏
板がぐらつかないようにしている。したがって、踏板の
長手方向の両端部にスペーサを介在させたものは、剛性
のあるスペーサの部分が嵌合溝に嵌合されることとなる
ため、この部分における厚さ方向の変形がなく、くさび
によって確実に踏板を嵌合溝に対して固定することがで
きる。
向)の後端部(蹴込板側)より一定間隔の幅の部分にも
スペーサを配置することが好ましい。このような構成と
すると、踏板に荷重および衝撃が加わったときに踏板後
端部において表面材が上下に移動することがなくなるた
め、表面材が踏板の後端木口に固着される蹴込板と擦れ
て異音を発生させることを防止することができる。
に亘って配置される必要はなく、階段昇降時の荷重や衝
撃を受けたときにクッション材の変形と共に表面材が沈
み込むことを防止できる態様であれば、間隔をあけて複
数のスペーサを所定箇所に配置してもよい。
するノンスリップ材が貼着される。ノンスリップ材は、
踏板の上面を被覆する任意長さの水平部と、該水平部の
前端から垂下して表面材の厚さとクッション材(または
スペーサ)の厚さとの合計厚さよりも長い寸法の垂直部
とからなる断面略L形をなしている。
応できるように可撓性を有することが好ましく、たとえ
ば合成樹脂の押し出し成形により得られる。
面材の前端近くの上面に任意手段にて固着して取り付
け、垂直部は固着せずに踏板前面木口を摺動可能とされ
る。すなわちノンスリップ材の垂直部は、踏板の表面材
およびクッション材の前面木口を隠蔽すると共に、踏板
表面に荷重および衝撃が加わったときにクッション材が
変形して表面材が上下動するのに伴って踏板の前面木口
に沿って上下に摺動するものである。
間にクッション材が介在された構成であるため、従来の
踏板のように前面木口に縁材を貼着すると、踏板表面に
荷重および衝撃が加わってクッション材が変形して表面
材が上下動しようとするときに、貼着された縁材に拘束
されてクッション材が十分に変形できなくなり、緩衝機
能が損なわれることを避けるために、縁材の代わりとな
る垂直部を有する化粧材としてノンスリップ材を取り付
けることとしたものである。
口に摺動可能で且つ前面木口表面に密着するように構成
することが好ましい。
の表面が軟質な素材で構成され、凸部を有している。凸
部の表面にはさらに微細凸部が形成されていてもよい。
ノンスリップ材の水平部は、踏板の踏面で足を滑らせて
踏み外すことを防止する作用を果たしている。
側板間の寸法に合わせて切断して、踏板に固着すること
ができる。あるいは、あらかじめ踏板の長手寸法より側
板への嵌合寸法分だけ短くしたノンスリップ材を工場内
で踏板に貼着し、これを施工現場で側板間に嵌合固着し
てもよい。
踏板を示す断面図であり、基材1と表面材2との間にク
ッション材3が介在され、その上面から前面にかけての
角部に、表面材2の上面を被覆する水平部4と表面材2
とクッション材3の前面木口を被覆する垂直部5とから
断面略L形に形成されたノンスリップ材6が設けられて
いる。
用の凸部7が形成されている。ノンスリップ材6は、そ
の水平部4が表面材2上に接着剤で固着されているが、
垂直部5は固着されておらず、踏板表面に荷重および衝
撃が加えられたときにクッション材3を介して表面材2
が上下動するにつれて垂直部5は踏板前面木口に沿って
上下に摺動可能とされている。基材1の下面前方には蹴
込板(図示せず)を嵌入するための凹溝8が長手方向
(階段の幅方向)に亘って形成されている。
長手方向(階段の幅方向)両端部にクッション材3と略
同厚のスペーサ9,9が配置され、それらスペーサ間に
クッション材3が配置される(図2)。
方向両端から一定間隔離すと共に、短手方向(階段の奥
行方向)の後端からも一定間隔離して配置するようにス
ペーサ9’を設けた構成の踏板が図3〜図5に示されて
いる。
面木口を被覆する縁材10が踏板の長手方向全般に亘っ
て設けられている。
全般に亘って延長するように設けることが好ましい(図
3)が、場合によってはクッション材3が配置されてい
る部分のみにおいて該クッション材および表面材2の前
面木口がノンスリップ材6の垂直部5によって被覆され
るような構成としてもよい。この場合は、ノンスリップ
材6の垂直部5によって被覆されない長手方向両端部に
おいて表面材2およびスペーサ9’の前面木口が露出す
るのを防止するために、基材1の前面木口を被覆してい
る縁材10の長手方向両端部を上方に延長して略凹字形
として表面材2およびスペーサ9’の前面木口を被覆す
るように構成することが好ましい。
の間にクッション材が介在されているため、階段昇降時
に踏板表面に荷重および衝撃がかかったときにクッショ
ン材が変形して衝撃を緩和することができ、昇降時の踏
み鳴り音の発生を防止することができる。
り、踏板上に足を踏み降ろしたときにクッション材が変
形して足にかかる衝撃が緩和され、足にかかる負担を軽
減することができると共に、足当たりが柔らかくなって
歩行感が向上する。
スペーサを配置してそれらの間にクッション材を介在さ
せる構成とすることにより、階段昇降時にクッション材
が変形しても、左右側板の嵌合溝に嵌合される部分はス
ペーサにより一定の厚みを保持しているため、踏板のぐ
らつきを防止することができる。
の後端から一定間隔離してクッション材を介在させるよ
うにスペーサを配置する構成とすることにより、踏板に
荷重および衝撃が加わったときにも該後端部における表
面材の上下動をなくし、表面材が踏板の後端木口に固着
される蹴込板と擦れて異音を発生させることを防止する
ことができる。
成を示す断面図である。
配置関係を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】階段の左右側板に形成される嵌合溝に嵌合
される踏板であって、基材と表面材との間に、踏板の長
手方向の両端部に配置したスペーサ間にスペーサと略同
一厚さのクッション材が踏板の略前端に至るまで配置さ
れており、且つ、任意長さの水平部と、表面材とクッシ
ョン材とを合わせた厚さよりも長い寸法の垂直部とから
なる断面略L字形のノンスリップ材が、踏板の上面から
前面にかけて取り付けられ、ノンスリップ材の垂直部は
表面材およびクッション材の前面木口を被覆すると共に
踏板前面に沿って摺動可能であることを特徴とする階段
の踏板。 - 【請求項2】クッション材が踏板の後端から一定間隔離
して配置され、この踏板後端の間隔部にもクッション材
と略同一厚さのスペーサが配置されていることを特徴と
する請求項1の階段の踏板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27803999A JP3359600B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 階段の踏板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27803999A JP3359600B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 階段の踏板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098731A JP2001098731A (ja) | 2001-04-10 |
JP3359600B2 true JP3359600B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=17591805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27803999A Expired - Lifetime JP3359600B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 階段の踏板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3359600B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5017712B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2012-09-05 | 大建工業株式会社 | 防音階段用踏板及びそれを用いた防音階段構造 |
JP2015055097A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 大建工業株式会社 | 階段構造、階段、階段の施工方法及び階段のリフォーム方法 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27803999A patent/JP3359600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001098731A (ja) | 2001-04-10 |
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