JPH1018535A - 木質階段構造 - Google Patents
木質階段構造Info
- Publication number
- JPH1018535A JPH1018535A JP8195413A JP19541396A JPH1018535A JP H1018535 A JPH1018535 A JP H1018535A JP 8195413 A JP8195413 A JP 8195413A JP 19541396 A JP19541396 A JP 19541396A JP H1018535 A JPH1018535 A JP H1018535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative member
- tread
- riser
- staircase structure
- wooden staircase
- Prior art date
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- Pending
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に高齢者や身障者の登ることを考慮した木
質階段構造を提供する。 【解決手段】 踏み板11の前側一部を残した状態でそ
の下部に蹴込み板12が取付けられている木質階段にお
いて、踏み板11の前端部と蹴込み板12の上部とで形
成される窪み部13を、化粧部材14で埋設した。
質階段構造を提供する。 【解決手段】 踏み板11の前側一部を残した状態でそ
の下部に蹴込み板12が取付けられている木質階段にお
いて、踏み板11の前端部と蹴込み板12の上部とで形
成される窪み部13を、化粧部材14で埋設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前側を蹴込み板に
よって支持された踏み板を備える木質階段の改良に関す
る。
よって支持された踏み板を備える木質階段の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の木質階段は、図3に示すように、
各段を構成する踏み板30の前側は、その一部を残した
状態で蹴込み板31によって支持されていたので、蹴込
み板31から手前側に突出する段鼻部32が形成されて
いた。
各段を構成する踏み板30の前側は、その一部を残した
状態で蹴込み板31によって支持されていたので、蹴込
み板31から手前側に突出する段鼻部32が形成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に係る階段を登ろうとすると、段鼻部32に爪先が
引っ掛かり、階段上で転んだり転倒する場合があるとい
う問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、特に高齢者や身障者の登ることを考慮した木質
階段構造を提供することを目的とする。
来例に係る階段を登ろうとすると、段鼻部32に爪先が
引っ掛かり、階段上で転んだり転倒する場合があるとい
う問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、特に高齢者や身障者の登ることを考慮した木質
階段構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の木質階段構造は、踏み板の前側一部を残した状態
でその下部に蹴込み板が取付けられている木質階段にお
いて、前記踏み板の前端部と前記蹴込み板の上部とで形
成される窪み部を、化粧部材で埋設している。請求項2
記載の木質階段構造は、請求項1記載の木質階段構造に
おいて、前記化粧部材は、前記窪み部に接着剤又は前記
踏み板と同色に着色されたカラーネイルによって固定さ
れている。そして、請求項3記載の木質階段構造は、請
求項1又は2記載の木質階段構造において、前記化粧部
材の表面には凹凸模様が形成されている。
記載の木質階段構造は、踏み板の前側一部を残した状態
でその下部に蹴込み板が取付けられている木質階段にお
いて、前記踏み板の前端部と前記蹴込み板の上部とで形
成される窪み部を、化粧部材で埋設している。請求項2
記載の木質階段構造は、請求項1記載の木質階段構造に
おいて、前記化粧部材は、前記窪み部に接着剤又は前記
踏み板と同色に着色されたカラーネイルによって固定さ
れている。そして、請求項3記載の木質階段構造は、請
求項1又は2記載の木質階段構造において、前記化粧部
材の表面には凹凸模様が形成されている。
【0005】請求項1〜3記載の木質階段構造において
は、踏み板の前端部と蹴込み板の上部とで形成される窪
み部を化粧部材で埋設しているので、段鼻部に爪先が引
っ掛からない。特に、請求項2記載の木質階段構造にお
いては、化粧部材は窪み部に接着剤又は踏み板と同色に
着色されたカラーネイルによって固定されているので、
外観性を損なわない。また、請求項3記載の木質階段構
造においては、化粧部材の表面に凹凸模様が形成されて
いるので、更に見た目を良くし、意匠性が向上する。
は、踏み板の前端部と蹴込み板の上部とで形成される窪
み部を化粧部材で埋設しているので、段鼻部に爪先が引
っ掛からない。特に、請求項2記載の木質階段構造にお
いては、化粧部材は窪み部に接着剤又は踏み板と同色に
着色されたカラーネイルによって固定されているので、
外観性を損なわない。また、請求項3記載の木質階段構
造においては、化粧部材の表面に凹凸模様が形成されて
いるので、更に見た目を良くし、意匠性が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る木質階段構造の断面図、図2は他の実施の形態
に係る化粧部材の断面図である。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る木質階段構造の断面図、図2は他の実施の形態
に係る化粧部材の断面図である。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る木質階段構造10は、踏み板11と、その下部に
配置された蹴込み板12と、その窪み部13に配置され
た化粧部材14とを有している。以下、これらについて
詳しく説明する。
に係る木質階段構造10は、踏み板11と、その下部に
配置された蹴込み板12と、その窪み部13に配置され
た化粧部材14とを有している。以下、これらについて
詳しく説明する。
【0008】前記踏み板11の基材は、合板、単板積層
材(LVL、LVB)、パーティクルボード、中密度繊
維板(MDF)が単体あるいは複合して用いられ、この
表面に突板、塩化ビニル樹脂シート、化粧紙を貼着して
表面化粧がなされている。裏面の前側所定位置には、蹴
込み板嵌合用の溝15が形成されている。段鼻部16の
上面に滑り止め用の溝を形成すること、滑り止め部材を
埋設すること、あるいはノンスリップを塗装することは
自由である。踏み板11の厚みは30〜40mm、奥行
き240mm、幅900〜1000mm程度である。
材(LVL、LVB)、パーティクルボード、中密度繊
維板(MDF)が単体あるいは複合して用いられ、この
表面に突板、塩化ビニル樹脂シート、化粧紙を貼着して
表面化粧がなされている。裏面の前側所定位置には、蹴
込み板嵌合用の溝15が形成されている。段鼻部16の
上面に滑り止め用の溝を形成すること、滑り止め部材を
埋設すること、あるいはノンスリップを塗装することは
自由である。踏み板11の厚みは30〜40mm、奥行
き240mm、幅900〜1000mm程度である。
【0009】前記蹴込み板12は、合板や中密度繊維板
(MDF)が用いられ、表面には踏み板11と同様の化
粧が施される。厚みは5〜10mm、高さは200〜2
50mm、幅は踏み板11と同一に形成される。前記化
粧部材14は、木材やプラスチックの無垢材、又は発泡
プラスチック製品からなり、踏み板11の前側下部に当
接する水平面17と、蹴込み板12に当接する垂直面1
8と、それぞれの水平面17及び垂直面18の先端部を
連結する傾斜面20を備えている。傾斜面20は、図1
に示すように略膨出面であってもよいが、図2(A)に
示すように略平面21、図2(B)に示すように波面2
2、図2(C)に示すように円弧状窪み面23、又はそ
の他の凹凸化粧面であってもよい。
(MDF)が用いられ、表面には踏み板11と同様の化
粧が施される。厚みは5〜10mm、高さは200〜2
50mm、幅は踏み板11と同一に形成される。前記化
粧部材14は、木材やプラスチックの無垢材、又は発泡
プラスチック製品からなり、踏み板11の前側下部に当
接する水平面17と、蹴込み板12に当接する垂直面1
8と、それぞれの水平面17及び垂直面18の先端部を
連結する傾斜面20を備えている。傾斜面20は、図1
に示すように略膨出面であってもよいが、図2(A)に
示すように略平面21、図2(B)に示すように波面2
2、図2(C)に示すように円弧状窪み面23、又はそ
の他の凹凸化粧面であってもよい。
【0010】前記化粧部材14の取付けは、水平面17
及び垂直面18に接着剤を塗布して踏み板11及び蹴込
み板12によって形成される窪み部13に接合してもよ
いが、図1に示すように、カラーネイル24を用いて窪
み部13に固定してもよい。この場合、カラーネイル2
4の色は化粧部材14の色に合わせて目立たないように
するのが好ましい。
及び垂直面18に接着剤を塗布して踏み板11及び蹴込
み板12によって形成される窪み部13に接合してもよ
いが、図1に示すように、カラーネイル24を用いて窪
み部13に固定してもよい。この場合、カラーネイル2
4の色は化粧部材14の色に合わせて目立たないように
するのが好ましい。
【0011】これによって、高齢者が階段を登る場合に
は、仮に爪先が蹴込み板12に当たった状態で上に上げ
ても化粧部材14によって踏み板11の端部まで案内さ
れ、引っ掛かり難いという利点がある。前記実施の形態
においては、踏み板及び蹴込み板の寸法を限定して説明
したが、本発明はこれらの寸法に限定されるものではな
い。
は、仮に爪先が蹴込み板12に当たった状態で上に上げ
ても化粧部材14によって踏み板11の端部まで案内さ
れ、引っ掛かり難いという利点がある。前記実施の形態
においては、踏み板及び蹴込み板の寸法を限定して説明
したが、本発明はこれらの寸法に限定されるものではな
い。
【0012】
【発明の効果】請求項1〜3記載の木質階段構造は、踏
み板と蹴込み板とによって形成される前側窪み部を化粧
部材で埋設したので、人が階段を登る際に爪先が引っ掛
かることなく円滑に登ることができ、怪我の発生を低減
して安全性を図ることができる。特に、請求項2記載の
木質階段構造においては、化粧部材は窪み部に接着剤又
は踏み板と同色に着色されたカラーネイルによって固定
されているので、見る人に違和感を与えず、外観性が良
い。また、請求項3記載の木質階段構造においては、化
粧部材の表面に凹凸模様が形成されているので、更に意
匠性を高め、外観性を向上する。
み板と蹴込み板とによって形成される前側窪み部を化粧
部材で埋設したので、人が階段を登る際に爪先が引っ掛
かることなく円滑に登ることができ、怪我の発生を低減
して安全性を図ることができる。特に、請求項2記載の
木質階段構造においては、化粧部材は窪み部に接着剤又
は踏み板と同色に着色されたカラーネイルによって固定
されているので、見る人に違和感を与えず、外観性が良
い。また、請求項3記載の木質階段構造においては、化
粧部材の表面に凹凸模様が形成されているので、更に意
匠性を高め、外観性を向上する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る木質階段構造の断
面図である。
面図である。
【図2】他の実施の形態に係る化粧部材の断面図であ
る。
る。
【図3】従来例に係る階段の説明図である。
10 木質階段構造 11 踏み板 12 蹴込み板 13 窪み部 14 化粧部材 15 溝 16 段鼻部 17 水平面 18 垂直面 20 傾斜面 21 略平面 22 波面 23 円弧状窪み面 24 カラーネ
イル
イル
Claims (3)
- 【請求項1】 踏み板の前側一部を残した状態でその下
部に蹴込み板が取付けられている木質階段において、 前記踏み板の前端部と前記蹴込み板の上部とで形成され
る窪み部を、化粧部材で埋設したことを特徴とする木質
階段構造。 - 【請求項2】 前記化粧部材は、前記窪み部に接着剤又
は前記踏み板と同色に着色されたカラーネイルによって
固定されている請求項1記載の木質階段構造。 - 【請求項3】 前記化粧部材の表面には凹凸模様が形成
されている請求項1又は2記載の木質階段構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8195413A JPH1018535A (ja) | 1996-07-06 | 1996-07-06 | 木質階段構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8195413A JPH1018535A (ja) | 1996-07-06 | 1996-07-06 | 木質階段構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018535A true JPH1018535A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16340685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8195413A Pending JPH1018535A (ja) | 1996-07-06 | 1996-07-06 | 木質階段構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018535A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101934546A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-05 | 国家林业局北京林业机械研究所 | 一种利用重组竹工艺制造斑马条纹木楼梯立柱材料的方法 |
JP2015190212A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | トヨタホーム株式会社 | 建物の階段構造及びこの階段構造の製造方法 |
-
1996
- 1996-07-06 JP JP8195413A patent/JPH1018535A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101934546A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-05 | 国家林业局北京林业机械研究所 | 一种利用重组竹工艺制造斑马条纹木楼梯立柱材料的方法 |
JP2015190212A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | トヨタホーム株式会社 | 建物の階段構造及びこの階段構造の製造方法 |
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