JP3031419U - 框 材 - Google Patents

框 材

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JP3031419U
JP3031419U JP1996004358U JP435896U JP3031419U JP 3031419 U JP3031419 U JP 3031419U JP 1996004358 U JP1996004358 U JP 1996004358U JP 435896 U JP435896 U JP 435896U JP 3031419 U JP3031419 U JP 3031419U
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JP
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frame
slip
ridges
longitudinal direction
main body
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JP1996004358U
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正行 上手
康士 松下
愛子 遠藤
純 谷口
健治 小川
輝幸 中條
義則 中野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑り止めの機能を損なうことなく、滑り止め
機能を付加するための取付作業が不要であり、上面全体
に滑り止め機能を持っており、しかも框本体と滑り止め
機能部分との見た目の一体感があり、しかも掃除がしや
すい框材を提供する。 【構成】 例えば段板化粧材(20)において、段差の角
部の水平部分を覆う水平部(20B)と垂直部分(段鼻)を
覆う垂直部(22C)とを有して垂直断面が略L字形をなす
框本体(20A)と、その框本体(20A)の上面側に框本体(20
A)と一体となる滑り止め構造(例えば滑り止め突条21)
とを備え、その滑り止め構造(21)は、框材(20A)の長手
方向に平行な複数の突条として框材(20A)の上面全体に
設けるとともに、框材(20A)の長手方向の両側端部分に
は、突条(21)を設けない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は框材、更に詳しくは、上がり框、階段の段板などの「框材」に滑り 止め機能を付加したものに関する。
【0002】
【先行技術】
従来より、上がり框、階段の段板などの框材に滑り止めの機能を付加したもの は提供されてきた。 滑り止めの機能を付加する手段は、第一に、框材そのものに凹状の溝を設ける ことによって達成されていた。第二に、框材とは別部材として用意された滑り止 め部材、例えばゴムなどの弾性変形しやすい軟質部材でできたシートを框材の表 面に貼付したりすることによって達成されることもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、ほうきなどを用いたはき掃除をする際に突条にゴミ が残りやすく、掃除がしにくいという問題点があった。 本考案が解決すべき課題は、滑り止めの機能を損なうことなく、滑り止め機能 を付加するための取付作業が不要であり、上面全体に滑り止め機能を持っており 、しかも框本体と滑り止め機能部分との見た目の一体感があり、しかも掃除がし やすい框材を提供することにある。
【0004】 ここで、請求項1ないし請求項3記載の考案の目的は、滑り止めの機能を備え 、滑り止め機能を付加するための取付作業が不要であり、上面全体に滑り止め機 能を持っており、しかも框本体と滑り止め機能部分との見た目の一体感があり、 さらに掃除がしやすい框材を提供することである。 また、請求項4記載の考案の目的は、さらに滑り止めとしての機能が高められ た框材を提供することである。
【0005】 また、請求項5記載の考案の目的は、さらに製造が簡単な框材を提供すること である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した目的を達成するためのものである。 請求項1記載の框材は、建物内の床面(例えば床面、階段の段板面)を形成す る床仕上げ材(例えばフローリング材、階段を形成する段板基礎材10)とその床 仕上げ材の下方に形成される段差部分(例えば階段に形成される段差)との間に 固定される框材(例えば階段の段板、段板化粧材20)であって、その段差の水平 部分をなす水平部(20B)と垂直部分をなす垂直部(22C)とを有する框本体(20A)と 、その框本体(20A)の上面側に框本体(20A)と一体となる滑り止め構造(例えば滑 り止め突条21)とを備え、その滑り止め構造(21)は、框材(20A)の長手方向に平 行な複数の突条として框材(20A)の上面全体に設けるとともに、框材(20A)の長手 方向の両側端部分には、突条(21)を設けないこととしたことを特徴とする。
【0007】 ここで、「框材」とは、請求項2に示す階段の段板、請求項3に示す上がり框 だけでなく、床の間の框部材、スキップフロアの段板、階段の踊り場の床板など を含む概念である。 また、「床仕上げ材」とは、フローリング床材、タイル床材、カーペットなど 、足または靴に触れる床材を形成する板状体すべてを含む概念である。
【0008】 また、「框本体と一体となる滑り止め構造」とは、木材などの框本体の材料の 削り出して滑り止め構造を形成するもののほか、樹脂、例えば硬質樹脂の一体成 形によるものなどを含む概念である。 突条(21)を設けないとする框材(20A)の長手方向の両側端部分は、図1に示す ような掃除の際にゴミを落とすゴミ落としスペース(22)が確保できていればよい 。
【0009】 請求項1記載の框材の作用について説明する。 請求項1記載の框材は、框本体(20A)の上面側に框本体(20A)と一体となる滑り 止め構造(21)を設けているので、滑り止め機能を付加するための取付作業が不要 であり、しかも框本体と滑り止め機能部分との見た目の一体感がある。また、そ の滑り止め構造(21)は、框材(20A)の上面全体に設けているので、滑り止めの機 能が高い。
【0010】 また、框材(20A)の長手方向の両側端部分には突条(21)を設けていないので、 掃除の際にゴミを落とすことができ、掃除が楽になる。 請求項2記載の框材は、請求項1にて特定した框材が階段の段板であるという ものである。すなわち、階段の段板として使用され、請求項1記載の框材のよう な作用をなす。
【0011】 請求項3記載の框材は、請求項1にて特定した框材が上がり框であるというも のである。すなわち、上がり框として使用され、請求項1記載の框材のような作 用をなす。 請求項4記載の框材は、請求項1記載の框材を技術的に限定したものであり、 滑り止め構造(21)は、軟質の熱可塑性樹脂にて形成したことを特徴とする。
【0012】 すなわち、軟質の熱可塑性樹脂を、硬質材料で形成している框本体の上面に一 体化することによって框材を形成するものである。したがって、踏みつけたとき に変形し、滑り止めとしての機能が高められている。例えば框本体を木材で形成 した場合には、軟質の熱可塑性樹脂にて形成する滑り止め構造と一体化しやすい ように表面処理を行う必要がある。
【0013】 請求項5記載の框材は、請求項4記載の框材を技術的に限定したものであり、 框本体(20A)は、硬質の熱可塑性樹脂にて形成したことを特徴とする。したがっ て、軟質の熱可塑性樹脂にて形成する滑り止め構造(21)と、硬質の熱可塑性樹脂 にて形成する框本体(20A)とを、熱可塑性樹脂の成形技術によって一体成形した ので、製造が簡単となる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで 使用する図面は、図1ないし図3である。図1は、階段の段板部分を示す組立斜 視図である。図2は、階段の段板部分を概念的に示す組立断面図である。図3は 、階段の段板の化粧部材を示す詳細な断面図である。
【0015】 まず、図1および図2を参照させながら説明する。 図1に示す框材は、階段における二つの蹴込み板30,30の間に位置する段 板基礎材10の角部に固定される段板化粧材20、および階段の最上段の段板と なる最上段段板29である。段板化粧材20と最上段段板29との違いは水平方 向寸法のみであるので、以下の説明では段板化粧材20の説明をすることによっ て最上段段板29の説明を兼ねる。
【0016】 段板化粧材20は、段板基礎材10の水平部分を覆う水平部20Bおよび段鼻 部分を覆う垂直部22Cによって垂直断面が略L字形をなす框本体20Aと、段 鼻の下部分を覆う段鼻横面隠し部23と、框本体20Aの上面側に框本体20A と一体である滑り止め突条21とを備えて形成されている。そして、その滑り止 め突条21は、框材20Aの長手方向に平行な複数の突条として、框材20Aの 上面全体に、同じピッチで設けられている。框材20Aの長手方向の両側端部分 には突条21を設けず、掃除の際にゴミを落とすゴミ落としスペース22を確保 している。
【0017】 この段板化粧材20は木材を削り出すことによって框本体20Aと滑り止め突 条21とを一体に形成することもできるが、この例にあっては、熱可塑性樹脂を 押出成形して框本体20Aと滑り止め突条21とを一体に形成している。このよ うに形成したものは、木材を削り出して形成したものよりも製造が簡易迅速であ り、水にも強い。
【0018】 材質についてさらに詳しく説明する。 この実施の形態では、段板化粧材20は、長手方向に直角な断面形状が同一で あり、木目模様を有する熱可塑性樹脂の押し出し成型または射出成形にて形成す る。具体的には、セルロース系材料の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込んで作 成した粉体を混合した樹脂を成形する。それによって表面に木目模様を呈するよ うに形成することができる。すると、階段に連続する床が木目調のフローリング である場合には、その外観を統一することができる。
【0019】 ここで、上記説明中の「セルロース系材料」とは木粉であり、「樹脂」とは塩 化ビニルであり、「無機材料」とは炭酸カルシウムである。 なお、框本体20Aを硬質の熱可塑性樹脂にて形成し、滑り止め突条21を軟 質の熱可塑性樹脂にて框本体20Aと一体となるように形成することもできる。 そのようにすれば、滑り止め21が踏みつけたときに変形し、滑り止めとしての 機能が高められる。
【0020】 また、段板化粧材20の形成手段および熱可塑性樹脂の種類についてはこれに 限られるものではなく、他の熱可塑性樹脂を用いても形成できる。 上記のような段板化粧材20によれば、框本体20Aの上面側に框本体20A と一体となる滑り止め突条21を設けているので、滑り止め機能を付加するため の取付作業が不要であり、しかも框本体と滑り止め機能部分との見た目の一体感 がある。また、その滑り止め突条21は、框材20Aの上面全体に設けているの で、滑り止めの機能が高い。更に、框材20Aの長手方向の両側端部分には突条 21を設けておらず、ゴミ落としスペース22があるので、掃除の際にゴミをそ のゴミ落としスペース22から落とすことができ、掃除が楽になる。
【0021】 続いて、階段の段板の化粧部材を示す詳細な断面図である図3を参照させなが ら説明する。 ここに示す段板の化粧部材20は、段鼻の下部分を覆う段鼻横面隠し部23に は板バネ部を設けることによって段板基礎材10へのはめ込み固定を簡易化して いる。また、成形に際して使用する樹脂の量を節約するとともに踏み心地を確保 するため、突条21の反対側、段板基礎材10の上面に当接する部分には、当接 面を広げるようにした脚部24を等ピッチで複数設けている。この脚部24にた っぷり接着剤を塗布し、接着剤がまとわりつくようにして固定させることにより 、接着力を強化している。
【0022】 次に、上記した実施の形態のバリエーションについて説明する。 例えば框本体20Aを木材で形成し、軟質の熱可塑性樹脂にて滑り止め突条2 1を形成することもできる。この場合、框本体20Aと滑り止め突条21とが一 体化しやすいように、框本体20Aに滑り止め突条21の軟質熱可塑性樹脂にな じみやすいコーティングを施すなどの表面処理を行う必要がある。
【0023】 上記実施の形態では、階段の段板あるいは段板化粧材を「框材」として説明し てきたが、床の間の框部材、スキップフロアの段板、玄関の上がり框、階段の踊 り場床板などであってもよい。
【0024】
【考案の効果】
請求項1ないし請求項3記載の考案によれば、滑り止めの機能を備え、滑り止 め機能を付加するための取付作業が不要であり、上面全体に滑り止め機能を持っ ており、しかも框本体と滑り止め機能部分との見た目の一体感があり、更に掃除 がしやすい框材を提供することができた。
【0025】 また、請求項4記載の考案によれば、さらに滑り止めとしての機能が高められ た框材を提供することができた。 また、請求項5記載の考案によれば、さらに製造が簡単な框材を提供すること ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】階段の段板部分を示す組立斜視図である。
【図2】階段の段板部分を示す組立断面図である。
【図3】階段の段板の化粧部材を示す垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
10 段板基礎材 20 段板化粧材(段板) 20A 框本体 20B 水平部 20C 垂直部 21 滑り止め突条 22 ゴミ落
としスペース 23 段鼻横面隠し部 24 脚部 29 最上段段板 30 蹴込み板
フロントページの続き (72)考案者 谷口 純 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)考案者 小川 健治 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)考案者 中條 輝幸 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)考案者 中野 義則 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内の床面を形成する床仕上げ材とその
    床仕上げ材の下方に形成される段差部分との間に固定さ
    れる框材であって、その段差の水平部分をなす水平部と
    垂直部分をなす垂直部とを有する框本体と、その框本体
    の上面側に框本体と一体となる滑り止め構造とを備え、
    その滑り止め構造は、框材の長手方向に平行な複数の突
    条として框材の上面全体に設けるとともに、框材の長手
    方向の両側端部分には、前記突条を設けないこととした
    ことを特徴とする框材。
  2. 【請求項2】前記框材を、階段の段板としたことを特徴
    とする請求項1記載の框材。
  3. 【請求項3】前記框材を、上がり框としたことを特徴と
    する請求項1記載の框材。
  4. 【請求項4】滑り止め構造は、軟質の熱可塑性樹脂にて
    形成したことを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3記載の記載の框材。
  5. 【請求項5】框本体は、硬質の熱可塑性樹脂にて形成し
    たことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3また
    は請求項4記載の框材。
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