JPH0738381U - 階段構造 - Google Patents

階段構造

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JPH0738381U
JPH0738381U JP7267793U JP7267793U JPH0738381U JP H0738381 U JPH0738381 U JP H0738381U JP 7267793 U JP7267793 U JP 7267793U JP 7267793 U JP7267793 U JP 7267793U JP H0738381 U JPH0738381 U JP H0738381U
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秋夫 中島
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ミサワセラミックス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降時などにおける衝撃を吸収して、軋み音
の発生を防止すると共に、昇降者の足への衝撃を小さく
することができ、さらに、蹴込板を踏板に容易に取付け
ることができる階段構造を提供する。 【構成】 本考案の階段構造1は、踏板2と、ゴム製ま
たは樹脂製緩衝部材3と、蹴込板4とを有する。踏板2
は、長手方向に延びる溝部2aを有し、緩衝部材3も長
手方向に延びる凹部3aを有する。蹴込板4の上端を緩
衝部材3の凹部3aに挿入して取付け、踏板2の溝部2
aに蹴込板4に取付けられた緩衝部材3を挿入して組付
て、段部材とし、この段部材を適宜個数側桁5に載置
し、固定することにより階段が構成される。踏板2と蹴
込板4間に介在する緩衝部材3が、衝撃の吸収および軋
み音の発生を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、階段構造、特に住宅内の木製階段の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、階段を構成する踏板に蹴込板を取付ける場合、図7に示すように、蹴込 板32の上端部を踏板31の下面に設けられた溝部31aに差し込み、固定補助 部材34を踏板31の下面および蹴込板32の一側面に当接させた状態で、接着 剤で固着、または踏板31に釘35を打ち付けて取付けていた。あるいは、図8 に示すように、固定補助部材を使用することなく、蹴込板32の上端部を踏板3 1の下面に設けられた溝部31aに差し込んだ状態で、接着剤で固着、または釘 35を直接打ち込んで取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これらの方法で、蹴込板の上端部を踏板に取付けた場合、昇降による 衝撃荷重や、階段を昇る際に爪先が蹴込板に当たった場合の衝撃等で、徐々に釘 が弛んだり接着剤が剥がれてしまうことがあった。また、踏板、特にその中央部 がたわんで、蹴込板との間で軋み音を発生させることがあった。さらに、踏板と 蹴込板を直角に固定するための釘打ち作業は容易でなく、固定を確実にするため に、接着剤を多用すると、接着剤がはみ出してしまうなど、作業性が悪く手間を 要していた。
【0004】 そこで、本考案の目的は、衝撃を吸収して昇降者の足への衝撃を小さくするこ とができると共に、軋み音の発生を防止することができ、また、昇降時などの衝 撃で、蹴込板が踏板より剥がれてしまうことがなく、さらに、蹴込板を踏板に容 易に組付けることができる階段構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するものは、長手方向に延びる溝部を有する踏板と、該踏板の 該溝部に挿入され、かつ、長手方向に延びる凹部を有するゴム製または樹脂製緩 衝部材と、該緩衝部材の該凹部に、端部が挿入された蹴込板より構成された階段 構造である。
【0006】
【作用】
本考案の階段構造は、踏板と、ゴム製または樹脂製緩衝部材と、蹴込板とを有 する。踏板は、長手方向に延びる溝部を有し、緩衝部材も長手方向に延びる凹部 を有する。蹴込板の上端を緩衝部材の凹部に挿入して取付け、踏板の溝部に蹴込 板に取付けられた緩衝部材を挿入して組付け、住宅階段用段部材を作製する。こ の段部材を適宜個数側桁に載置し、固定することにより階段が構成される。蹴込 板がゴム製または樹脂製緩衝部材を介して踏板に組付けられているので、緩衝部 材が、昇降時などに生じる衝撃を吸収し、軋み音の発生を防止する。また、緩衝 部材自体が、踏板と蹴込板との組付部材として機能するので、蹴込板の取付け作 業が容易となる。
【0007】
【実施例】
そこで、本考案の階段構造を図面に示した実施例を用いて説明する。
【0008】 図1は、本考案の階段構造の一実施例の斜視図であり、図2は、図1の縦中央 部分断面図であり、図3は、図1に示した階段構造に使用される緩衝部材の斜視 図である。
【0009】 この実施例の階段構造1は、踏板2と、ゴム製または樹脂製緩衝部材3と、蹴 込板4と、側桁5により構成されている。
【0010】 踏板2は、階段構造の平面部を形成するものであり、所要の長さ、幅および板 厚を有する板材で形成されている。板材としては、木製の合板、単板、加工板ま たは合成樹脂板などで形成されている。そして、踏板2は、後述する緩衝部材3 および蹴込板4を取付けるための溝部2aを有している。溝部2aは、図2に示 すように、踏板2の下面で、かつ、踏板の一端より若干他端側の位置に設けられ ている。そして、溝部2aより一端側部分が段鼻2bを形成している。溝部2a は、踏板2の長手方向と平行、かつ全長にわたり形成されている。溝部2aの幅 は、後述する緩衝部材3を挿入できる大きさに形成されている。また、溝部2a の幅は、緩衝部材3の幅と同じかそれより若干小さくし、緩衝部材3の弾性変形 によって嵌入するように形成し、緩衝部材3が溝部2aより容易に離脱しないよ うにしてもよい。また、溝部2aの深さは、緩衝部材3の高さと同一か若干大き く形成されている。
【0011】 緩衝部材3は、昇降時などに生じる衝撃を吸収し、かつ、軋み音の発生を防止 するためのものである。また、踏板2への蹴込板4の取付け部材としても機能す るものである。このように、本考案の階段構造は、踏板2と蹴込板4との間に、 この緩衝部材3が介在する。また、踏板2の下面への蹴込板4の組付けは、緩衝 部材3を介して行われるので、釘や接着剤等を使用する必要がなく容易となる。
【0012】 そして、緩衝部材3は、ゴムまたは樹脂により形成されている。ゴムとしては 、天然ゴム、合成ゴムのいずれも使用できる。樹脂としても、ある程度の弾性を 有するものであれば、合成樹脂、天然樹脂のいずれも使用できる。本考案に使用 する緩衝部材3は、ゴムまたは合成樹脂により形成されているので、衝撃を吸収 すると共に、軋み音の発生を防止することができる。
【0013】 また、緩衝部材3は、図3に示すように、蹴込板4に取付けるための凹部3a を有している。本考案の緩衝部材3は、このような凹部3aを有しているので、 蹴込板4を踏板2に取付ける場合には、緩衝部材3の凹部3aに蹴込板4の端部 を嵌め込んた状態で、踏板2の溝部2aに嵌め込むのみであり、取付けが極めて 容易である。そして、凹部3aは、長手方向と平行に延在するように全長に渡っ て形成されている。また、凹部3aの幅は、蹴込板4の長手方向の端部が挿入で きる大きさに形成されている。そして、凹部3aの幅は、蹴込板4の板厚とほぼ 同じか若干小さく形成し、緩衝部材3の弾性変形により、蹴込板4の端部が嵌入 し、蹴込板4が凹部3aより容易に離脱しないようにしてもよい。そして、蹴込 板4の下部は、図2に示すように、次段の踏板2の後端縁部に当接させた状態で 釘8により固定される。
【0014】 そして、側桁5は、階段の形状、一段の高さを規制するためのものであり、所 要間隔に離間して2つ配置されている。そして、この側桁5には、踏板2が載置 され、その垂直荷重が負荷される。
【0015】 つぎに、本考案の階段構造1の組み立て方法について説明する。 本考案の階段構造1を組み立てるには、まず、緩衝部材3の凹部3aに、蹴込 板4の端部を嵌め込み、蹴込板4に緩衝部材3を取付ける。次に、緩衝部材3を 取付けた蹴込板4を、踏板2の溝部2aに嵌め込んで、蹴込板4と踏板2とを組 み付け、段部材を作製する。この場合、緩衝部材3が溝部2aに位置するように して蹴込板4を踏板に取付ける。そして、所要間隔に配置された2つの側桁5に 、緩衝部材3を介して組み付けられた踏板2および蹴込板4(段部材)を、橋架 するようにして載置する。次いで、図1に示すように、踏板2の端部を側桁5に 木ネジ6等にて固定する。この作業を順次繰り返すことにより、所要段数の階段 が形成される。
【0016】 さらに、本考案の他の実施例の階段構造10を図4および図5を用いて説明す る。前述した階段構造1と同一部分については同一符号を付す。
【0017】 具体的には、上述した階段構造1の緩衝部材3は、蹴込板4の上端辺のみに嵌 め込まれているのに対し、この実施例では、緩衝部材13は、図5に示すように 、蹴込板4の全周に嵌め込まれている。そして、踏板2の後端部に溝部7aを形 成して蹴込板受け部7としている。このように、蹴込板4の全周に緩衝部材13 を嵌め込むことにより、緩衝部材13が、上部において、踏板2と蹴込板4との 間で生ずる軋み音を防止するのみならず、両側部においては、側桁5と蹴込板4 との間で生ずる軋み音の発生を防止し、さらには、下部において、蹴込板受け部 7または次段の踏板2との間で生ずる軋み音の発生を防止することができる。な お、この実施例の緩衝部材13は、蹴込板4への嵌め込みを容易とするために、 図5に示すように、2つの緩衝部材13a、13bより構成されている。このよ うに、本考案の階段構造は、緩衝部材3、13を蹴込板4の上端辺のみに使用し た場合に限定されるものではなく、全周に使用してもよい。
【0018】 さらに、本考案の他の実施例の階段構造を図6を用いて説明する。 この階段構造と前述した階段構造1との相違は、緩衝部材3の形状のみであり 、他は同じである。同一部分については同一符号を付す。
【0019】 具体的には、上述した階段構造1の緩衝部材3は、蹴込板4の上端辺の全長に 嵌め込まれているのに対し、この実施例の緩衝部材は、図6に示すように、蹴込 板4の長手方向の上端辺に部分的に点在する複数の緩衝部材14a,14b,1 4cにより構成されている。このように、本考案の階段構造は、緩衝部材を蹴込 板4の上端辺の全長にわたって有するものに限定されるものではない。
【0020】 また、上述した実施例以外にも、緩衝部材を設ける部位としては、取付けられ る側桁の形状、住宅の階段取付部の壁面の形状、構造などにより適宜変更しても よく、例えば、蹴込板の上端辺と下端辺に設けたもの、さらに、上端辺と側端辺 に設けたものなども考えられる。
【0021】
【考案の効果】
本考案の階段構造は、蹴込板と踏板の間に、ゴム製または樹脂製緩衝部材が介 在するので、緩衝部材が昇降時などに生じる衝撃を吸収し、軋み音の発生を防止 することができると共に、昇降者の足への衝撃を小さくすることができる。また 、踏板と蹴込板の上部の取付けは、緩衝部材により行われるので、蹴込板を踏板 に容易に取付けることができると共に、釘や接着剤で取付けた場合のように、蹴 込板と踏板との接触部が剥がれてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の階段構造の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の縦中央部分断面図である。
【図3】図1に示した階段構造に使用される緩衝部材の
斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例の階段構造の部分断面図で
ある。
【図5】図4に示した階段構造に使用される緩衝部材の
斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例の階段構造に用いられる緩
衝部材を取付けた状態の蹴込板の斜視図である。
【図7】従来の階段構造の部分断面図である。
【図8】従来の階段構造の部分断面図である。
【符号の説明】
1 階段構造 2 踏板 2a 溝部 2b 段鼻 3 緩衝部材 3a 凹部 4 蹴込板 5 側桁 6 木ネジ 7 蹴込板受け部 8 釘

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びる溝部を有する踏板と、
    該踏板の該溝部に挿入され、かつ、長手方向に延びる凹
    部を有するゴム製または樹脂製緩衝部材と、該緩衝部材
    の該凹部に端部が挿入された蹴込板より構成されたこと
    を特徴とする階段構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09144261A (ja) * 1995-11-27 1997-06-03 Natl House Ind Co Ltd 階段蹴込板取付構造
JP2016089415A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デイエムウッドラボ 高遮音階段

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09144261A (ja) * 1995-11-27 1997-06-03 Natl House Ind Co Ltd 階段蹴込板取付構造
JP2016089415A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デイエムウッドラボ 高遮音階段

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