JP2552126Y2 - 踏板取り付け構造 - Google Patents

踏板取り付け構造

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JP2552126Y2
JP2552126Y2 JP1991024357U JP2435791U JP2552126Y2 JP 2552126 Y2 JP2552126 Y2 JP 2552126Y2 JP 1991024357 U JP1991024357 U JP 1991024357U JP 2435791 U JP2435791 U JP 2435791U JP 2552126 Y2 JP2552126 Y2 JP 2552126Y2
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JP
Japan
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tread
fixing
plate
support
upright
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JP1991024357U
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JPH0528824U (ja
Inventor
洋一郎 河野
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、階段の踏板を支柱、サ
サラ桁等に固定する踏板取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、踏板を取り付けるには、ササラ桁
又は支柱に切り込み加工を施し、この切り込みに踏板の
端部を嵌め込んでいた。しかし、このような階段固定方
法によれば、ササラ桁や支柱の断面積が切り込み部分で
小さくなるため断面性能が低下し、切り込みを形成する
のに角度、深さとも十分な精度を必要とするので加工に
手間がかかり、踏板を切り込み部分に直接嵌め込んでい
るため踏み鳴りが生じ易かった。
【0003】また、左右の階段壁に対向して設けられ、
立辺が階段壁に固定される山形鋼と、山形鋼の水平辺が
挿入される溝が両側端面に形成された段板と、段板と山
形鋼との水平辺とを固定する取付ねじとからなり、山形
鋼の水平辺の上下面に亘って緩衝材が被覆された段板取
付構造が実開平3−71029号として提案されてい
る。 これによれば、階段壁に切り込みを形成する必要が
無くなり、緩衝材によって衝撃を吸収するため、階段昇
降の際の踏み鳴りを防止することができる。 しかし、段
板の側端面に水平辺を挿入するための溝を形成しなけれ
ばならない ので、その加工が面倒であるばかりか、段板
の強度が低下するという欠点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、踏板
支持用構造部材及び踏板に特別の加工を施さずに、その
強度を弱めることなく簡単に踏板を固定することがで
き、階段の踏み鳴りを防止する踏板固定具を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】本考案の階段の踏板取り
付け構造は、上記課題を達成するために、起立固定片の
上端を側方に直角に張り出して踏板支持部を形成すると
共に、該踏板支持部の上面に弾性材を貼設して成る踏板
固定具の起立固定片を、ササラ桁、支柱等の踏板支持用
構造部材に固定し、踏板支持部の上面に踏板の端部を載
置して固定して構成される。
【0006】
【作用】起立固定片を踏板支持用構造部材の側面に当接
してビス等で固定し、踏板支持部の上面に踏板を載置し
て同じくビス等で固定することにより、踏板支持用構造
部材及び踏板への切り込み加工が不要となる。弾性材に
よって階段を昇降する際の衝撃を吸収する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1は、主として直階段の踏板2の固定に
使用される踏板固定具1を示し、金属を素材とする一枚
の平面板よりなる起立固定片3の上端に、側方に直角に
張り出す踏板支持部4が一体に形成され、踏板支持部4
の上面及び起立固定片3の外面にゴム、発泡合成樹脂等
の弾性材5が貼設されている。
【0009】起立固定片3及び踏板支持部4の幅は踏板
2の幅よりやや小さいか、又は短尺状に構成されてお
り、起立固定片3及び踏板支持部4にはそれぞれ固定孔
10が穿設されている。
【0010】また、起立固定片3の外面の弾性材5は省
略する事も可能である。
【0011】この踏板固定具1を用いて踏板2を取り付
けるには、図2に示すように、ササラ桁等の踏板支持用
構造部材6の側面に起立固定片3を当接し、固定孔10
を通してビス等の固着具7を打ち込んで固定し、踏板支
持部4の上面に踏板2を載置し、裏面から固定孔10を
介してビス等の固着具7によって固定する。
【0012】蹴込板8を設ける場合は、図3に示すよう
に、踏板2の下面先端部に立設されるので、踏板固定具
1は隠蔽され外部から見えなくなる。
【0013】図4は、廻り階段の廻り部において踏板2
の固定に使用される踏板固定具1′を示し、起立固定片
3は平面視L型に直角に屈曲された金属板よりなり、起
立固定片3の上端から側方に直角に張り出された踏板支
持部4も同じく平面視L型に屈曲されている。
【0014】また、踏板支持部4は、起立固定片3の外
角側に張り出されたものと、内角側に張り出されたもの
との2種類を用意するとよい。
【0015】他の構成は、図1に示す実施例と同様なの
で、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0016】次に、図1に示す踏板固定具1と、図3に
示す踏板固定具1′とを用いて施工された廻り階段につ
いて説明する。
【0017】図5に示すように、壁面が直角に屈曲する
廻り部において、踏板2の狭幅の側には踏板支持部4が
外角側に張り出す踏板固定具1′aを用い、踏板2の広
幅の側には踏板支持部4が内角側に張り出す踏板固定具
1′bを用いる。
【0018】そして、支柱9よりなる踏板支持用構造部
の角部の外面に踏板固定具1′aの起立固定片3の屈
曲した2片を当接し、固定孔10を介して固着具7で固
する。また、壁面側において直交する踏板支持用構造
部材6、6′の側面に踏板固定具1′bの起立固定片3
の屈曲する2片を当接し、同じく固着具7で固定する。
次いで、これら踏板固定具1′a、1′bの踏板支持部
4の上面に踏板2の両端をそれぞれ載置し、裏面から固
定孔10を通して固着具7をねじ込み固定する。
【0019】壁面が平面の部分では、支柱9の外面及び
踏板支持用構造部材6の側面にそれぞれ図1に示す踏板
固定具1の起立固定片3を当接し、図2及び図3に示す
直階段と同様に踏板2を取り付ける。
【0020】なお、廻り部においても、平面視L型の踏
板固定具1′を用いず、図1に示す踏板固定具1を2本
使用し、これらを踏板支持用構造部材6、6′の側面に
それぞれ直交するように取り付けて踏板2を固定するこ
ともできる。
【0021】また、踏板固定具1の長さが多少長くて
も、余った部分を勾配の奥側へ突出させると、階段の正
面からは見えないので、長さの異なる何種類もの踏板固
定具1を用意する必要はない。
【0022】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案の踏板固定
具によれば、ササラ桁あるいは支柱等の踏板支持用構造
部材及び踏板のいずれにも切り込み加工を施すことなく
踏板を固定することができるので、踏板支持用構造部材
及び踏板の断面性能が低下する心配がなく、これらに対
する加工の手間が省けて、作業効率が大幅に改善され
る。
【0023】また、踏板支持用構造部材と踏板とが直接
嵌め込まれておらず、昇降の際の衝撃を弾性材が吸収す
るので、踏み鳴りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す踏板固定具の斜視
【図2】直階段の一部破断正面図
【図3】直階段の縦断面図
【図4】本考案の第2の実施例を示す踏板固定具の斜視
【図5】廻り階段の踏板除去時の平面図
【符号の説明】
1 踏板固定具 1′ 踏板固定具 2 踏板 3 起立固定片 4 踏板支持部 5 弾性材 6 踏板支持用構造部材 7 固着具 8 蹴込板 9 支柱 10 固定孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起立固定片の上端を側方に直角に張り出
    して踏板支持部を形成すると共に、該踏板支持部の上面
    に弾性材を貼設した踏板固定具の前記起立固定片を踏板
    支持用構造部材に固定し、前記踏板支持部の上面に踏板
    の端部を載置して固定したことを特徴とする階段の踏板
    取り付け構造
JP1991024357U 1991-03-19 1991-03-19 踏板取り付け構造 Expired - Lifetime JP2552126Y2 (ja)

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JPH0528824U JPH0528824U (ja) 1993-04-16
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JP3071029U (ja) * 2000-02-15 2000-08-22 良彦 竹島 横転自在エアーマットレス

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JPH0528824U (ja) 1993-04-16

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