JPH068167Y2 - 外壁パネル中央部の固定構造 - Google Patents

外壁パネル中央部の固定構造

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JPH068167Y2
JPH068167Y2 JP1984110444U JP11044484U JPH068167Y2 JP H068167 Y2 JPH068167 Y2 JP H068167Y2 JP 1984110444 U JP1984110444 U JP 1984110444U JP 11044484 U JP11044484 U JP 11044484U JP H068167 Y2 JPH068167 Y2 JP H068167Y2
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JP
Japan
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wall panel
plate
connecting bolt
frame
central portion
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JP1984110444U
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JPS6125415U (ja
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八博 中屋
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート製の外壁パネル中央部を取付
金具を用いて建物に固定した構造に関する。
(従来の技術) 外壁パネルの中央部を建物の軸組に取付金具を用いて固
定する技術は、例えば、特開昭59−91253号公報
(以下、第1従来例という)、特開昭57−36243
号公報(以下、第2従来例という)、実公昭54−35
924号公報(以下第3従来例という)が知られてい
る。
第1従来例と第2従来例はパネルの内部に中空溝が形成
され、取付ビスはこの中空溝内に突入されている。
第3従来例はパネルの側面に鍵穴状の凹部が形成され、
この凹部にボルトの先端が係止される。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記した第1従来例ないし第3従来例とも
に、ボルトの上下方向の位置調整ができない。建物は基
礎や各構成部材の条件により、軸組や外壁パネルの取付
け部に寸法誤差が生じ易い。したがって、どうしても現
場にて取付ボルトの位置を調整しなければならない。
上記の各従来例のようにこの調整ができないと、外壁パ
ネルの固定に困難をきたし、特に外壁パネル中央部の固
定の場合、別途に煩わしい穴明け等の作業を必要とす
る。
本考案はこのうような問題の生じない外壁パネル中央部
の固定構造を提供したものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る外壁パネル中央部の固定構造は、コンクリ
ート製の外壁パネルの中央部を建物の軸組に取付金具を
用いて固定した構造で、軸組は、リップ溝形鋼からなる
横部材が枠組み形成されたものであり、外壁パネルは、
上下方向に複数本の横断面T字形の蟻溝が貫通形成さ
れ、この横断面T字形蟻溝の頭部は外壁パネルの厚さ方
向の中部に形成され、脚部はこの頭部から外壁パネルの
背面に切抜いて形成されたものであり、取付金具は、固
定部材と支持部材とから構成され、固定部材は頭部とな
る係止板に脚部となる連結ボルトがT字形に取付けられ
て、この連結ボルトにナットを備え、支持部材はこの支
持部材を軸組の横部材に取付ける基板と、この基板の一
端から直角に折曲げた外壁パネルの背面支持板とからな
る断面略L字形の板体で形成され、この基板の外側面の
対角線上に適当な距離をおいて二つ挾持片がかぎの手形
に起立突設されており、この突設は両挾持片がそれぞれ
前記した横部材のリップに係合されるように基板の一端
と他端に互いに相反する方へ向けられ、支持板には先端
から切欠いた縦方向に長い長孔が形成されており、前記
した連結ボルトがこの長孔に水平状に横切って挿入され
るようになされたものであり、軸組の横部材のリップ
に、この横部材を横切って支持部材の基板があてがわれ
るとともに、この基板の外側面に突設した両挾持片が横
部材の溝部内に入れられ、支持部材の基板が横部材に直
交されると、この溝部の両側にあるリップにこの両挾持
片がそれぞれ係合されて、支持部材は外壁パネル中央部
の背面に支持板があてがわれるように軸組に固定され、
固定部材の係止板が、外壁パネルに形成した蟻溝の頭部
内に入れられて、この係止板が蟻溝頭部の縁部に係合さ
れるとともに、蟻溝の脚部から外壁パネル中央部の背面
に突出された連結ボルトが前記した支持板の長孔に水平
状に横切って挿入され、この連結ボルトにナットをねじ
入れて締着されたものである。
(作用) コンクリート製の外壁パネルの中央部が取付金具を介し
て軸組に引寄せ固定される。
連結ボルトは、外壁パネルに形成された蟻溝と支持板に
形成された長孔の両者で、上下方向の位置を調整でき
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
本考案に係る外壁パネル中央部の固定構造を第1図に示
している。
コンクリート製の外壁パネル1の中央部を建物の軸組3
に取付金具2を用いて固定した構造である。軸組3は溝
部の開口縁にリップ5a、5aを有するリップ溝形鋼か
らなる横部材5が枠組形成されたものである。4は縦材
で、4a、4aはリップである。
外壁パネル1は、上下方向に複数本の横断面T字形の蟻
溝9が貫通形成され、この横断面T字形蟻溝9の頭部9
aは外壁パネル1の厚さ方向の中部に形成され、脚部9
bはこの頭部9aから外壁パネル1の背面1aに切抜い
て形成されたれものである。6は2階部分の床梁であ
る。また、外壁パネル1の横断面中央部分には、その他
にも複数本の空洞部7,8が形成されて、軽量化が図ら
れている。
取付金具2は、固定部材10と支持部材11とから構成
されている。
固定部材10は頭部となる係止板12に脚部となる連結
ボルト13がT字形に取付けられて、この連結ボルト1
3にナット14を備えている。13aは連結ボルトの頭部で
ある。
支持部材11はこの支持部材11を軸組3の横部材5に
取付ける基板16と、この基板16の一端から直角に折
曲げた外壁パネル1の背面を支持する支持板17とから
なる断面略L字形の板体で形成されている。この基板1
6の外側面の対角線上に適当な距離をおいて二つの挾持
片19,20がかぎの手形に起立突設されている。この
突設は両挾持片19,20がそれぞれ前記した横部材5
のリップ5a,5aに係合されるように基板16の一端
と他端に互いに相反する方へ向けられている。支持板1
7には先端から切欠いた縦方向に長い長孔18が形成さ
れており、前記した連結ボルト13がこの長孔18に水
平状に横切って挿入されるようになされたものである。
なお、これらの挾持片19,20は第2図に示すように
形成されているとよい。金属板21の一端と他端の対角
線上に位置する部分をそれぞれ上側へ切り起こして形成
し、この金属板21を支持部材11の基板16の外側面
16aにリベット等により取付ける。なお、挾持片1
9,20の内側角部19a,20aは斜めに切除される
とともに、内側面には係止突起22,22をそれぞれ形
成している。また、支持部材11には両側縁を直角に折
曲げた補強片11a,11aが形成されている。
次に、外壁パネル1の中央部を軸組3に固定する手段に
ついて説明する。
軸組3の横部材5のリップ5a,5aに、この横部材5
を横切って支持部材11の基板16があてがわれるとと
もに、この基板16の外側面に突設した両挾持片19,
20が横部材5の溝部内に入れられ、支持部材11の基
板16が横部材5に直交されると、この溝部の両側にあ
るリップ5a,5aにこの両挾持片19,20がそれぞ
れ係合されて、支持部材11は外壁パネル中央部の背面
に支持板17があてがわれるように、軸組3に固定され
る。
固定部材10の係止板12が、外壁パネル1に形成した
蟻溝9の頭部9a内に入れられて、この係止板12が蟻
溝頭部9aの縁部に係合されるとともに、蟻溝の頭部9
bから外壁パネル1中央部の背面1aに突出された連結
ボルト13が前記した支持板17の長孔18に水平状に
横切って挿入され、この連結ボルト13にナット14を
ネジ入れて締着される。
このようにして、コンクリート製外壁パネル1の中央部
が取付金具2を介して軸組3に固定される。
(考案の効果) 本考案に係る外壁パネル中央部の固定構造は、外壁パネ
ル中央部を背面側(建物側)へ引寄せて固定したもので
ある。したがって、重量の大なるコンクリート製の外壁
パネルであっても、安定して強固に取付け固定できる構
造である。
また、連結ボルトは、外壁パネルに形成された蟻溝と支
持板に形成された長孔の両者で上下方向の位置を調整で
きる。したがって、外壁パネル中央部の固定作業を多少
の寸法誤差を気にしないで、迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は外壁パネル
中央部の固定構造を示す縦断面図、第2図は取付金具を
分解して示す斜視図、第3図は同取付金具の支持部材の
取付状態を示す側面図、第4図は外壁パネルの平面図で
ある。 1……外壁パネル、1a……背面 2……取付金具、3……軸組 5a……リップ、11……支持部材 16……基板、17……支持板 18……長孔、19,20……挾持片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート製の外壁パネルの中央部を建
    物の軸組に取付金具を用いて固定した構造で、 軸組は、リップ溝形鋼からなる横部材が枠組み形成され
    たものであり、 外壁パネルは、上下方向に複数本の横断面T字形の蟻溝
    が貫通形成され、この横断面T字形蟻溝の頭部は外壁パ
    ネルの厚さ方向の中部に形成され、脚部はこの頭部から
    外壁パネルの背面に切抜いて形成されたものであり、 取付金具は、固定部材と支持部材とから構成され、 固定部材は頭部となる係止板に脚部となる連結ボルトが
    T字形に取付けられて、この連結ボルトにナットを備
    え、 支持部材はこの支持部材を軸組の横部材に取付ける基板
    と、この基板の一端から直角に折曲げた外壁パネルの背
    面支持板とからなる断面略L字形の板体で形成され、こ
    の基板の外側面の対角線上に適当な距離をおいて二つ挾
    持片がかぎの手形に起立突設されており、この突設は両
    挾持片がそれぞれ前記した横部材のリップに係合される
    ように基板の一端と他端に互いに相反する方へ向けら
    れ、支持板には先端から切欠いた縦方向に長い長孔が形
    成されており、前記した連結ボルトがこの長孔に水平状
    に横切って挿入されるようになされたものであり、 軸組の横部材のリップに、この横部材を横切って支持部
    材の基板があてがわれるとともに、この基板の外側面に
    突設した両挾持片が横部材の溝部内に入れられ、支持部
    材の基板が横部材に直交されると、この溝部の両側にあ
    るリップにこの両挾持片がそれぞれ係合されて、支持部
    材は外壁パネル中央部の背面に支持板があてがわれるよ
    うに軸組に固定され、 固定部材の係止板が、外壁パネルに形成した蟻溝の頭部
    内に入れられて、この係止板が蟻溝頭部の縁部に係合さ
    れるとともに、蟻溝の脚部から外壁パネル中央部の背面
    に突出された連結ボルトが前記した支持板の長孔に水平
    状に横切って挿入され、この連結ボルトにナットをねじ
    入れて締着されたことを特徴とする外壁パネル中央部の
    固定構造。
JP1984110444U 1984-07-20 1984-07-20 外壁パネル中央部の固定構造 Expired - Lifetime JPH068167Y2 (ja)

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JPS6125415U JPS6125415U (ja) 1986-02-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52614B2 (ja) * 1973-06-16 1977-01-08

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JPS6125415U (ja) 1986-02-15

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