JPH0544291A - 天井骨組用横架材の接合構造 - Google Patents

天井骨組用横架材の接合構造

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JPH0544291A
JPH0544291A JP3228562A JP22856291A JPH0544291A JP H0544291 A JPH0544291 A JP H0544291A JP 3228562 A JP3228562 A JP 3228562A JP 22856291 A JP22856291 A JP 22856291A JP H0544291 A JPH0544291 A JP H0544291A
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秀則 宍戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一面上に配置される天井骨組形式に於て、骨
組用横架材接合部間における所定寸法の確保や骨組用横
架材間の所定角度の確保が充分に行え、単位格子の変形
のない平面剛性の高い天井骨組用横架材の接合構造を提
供すること。 【構成】 方形状をなしその各辺に列設される複数の上
方突起部12を有する接合板部材10に、断面略逆U字
状をなす横架材20の頂壁から突設した接合端板部29
が、該接合端板部29に幅方向に列設された複数の固定
用透孔30に上方突起部12を嵌合した状態で載置さ
れ、接合板部材10と横架材20とに設けられた第一挟
着用透孔13、第二挟着用透孔30、支持用透孔32に
各折曲爪片が係着する挟着部材40によって接合板部材
10と横架材20とを接合した構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊天井構造に於て、天
井面に格子状の骨組区画を形成し、天井板や天井面に配
置される建築設備用器具類を直接的に支持することの出
来る天井骨組用横架材の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吊天井構造に於いては、天井スラ
ブに使用されているデッキプレートから吊下げた吊ボル
トに、多数本の長尺状野縁受を天井構築空間に於て等間
隔に吊持し、各野縁受の下面に長尺状野縁を交差状に配
設して野縁受と野縁とを適宜連結金具で連結固定し、野
縁下面に天井板を嵌合固定しあるいは釘、ボルト等で張
設固定する構造が典型的なものと云える。しかしなが
ら、このような従来の吊天井構造では、次のような欠点
が生じている。
【0003】A.前記従来の吊天井構造には、主要部
品、例えば野縁受、野縁等について、その長さが一定し
ていない半既成部材が主として使用されるものであり、
野縁受については各吊ボルトの位置に依ってその配置が
影響を受け、又野縁については天井板の配置に合わせて
その位置決めを行わなくてはならず、墨出しの作業一つ
とっても、現場の個々に異なった状況に応じて著しく多
い回数行わなくてはならないものであり、更に部材を現
場で所定の寸法に主として手作業で切断して施工される
こと等、手作業に依らなければならない作業が多く、工
事は煩雑になり、作業能率が上がらない。 B.前記従来の吊天井構造では、前記したように野縁受
については各吊ボルトの位置によってその配置が影響を
受け、又野縁については天井板の配置に合わせてその位
置決めが行われるために、野縁受と野縁との接続位置は
一定しない場合が多く、天井骨組各部材に於ける応力も
概略の値しか採用することが出来ず、力学的には無駄な
部材が使用される例が多く、工事のコストアップにつな
がる。
【0004】C.前記従来の吊天井構造では、前記した
ように無駄な部材が使用されることに依って、狭い天井
構築空間に複雑な天井骨組みを形成しなければならず、
その点からみても工事は煩雑で困難を伴うことが多く、
更に狭い天井構築空間を利用して空気調和を初めとする
建築設備用配管等を行う場合には殊更種々の工事上の障
害を生じる。 このような従来の吊天井構造の欠点を克服するために、
最近では野縁受と野縁からなる天井骨組の二重構造に代
えて、一面上の骨組構造も提案されているが、骨組用横
架材の変形や、横架材接合部間における一定寸法の確保
や、骨組横架材間の一定角度の確保等の点で充分な配慮
がなされておらず、各吊ボルトの位置の影響やその他外
力の影響を受けて天井骨組が歪み、天井板の取り付けが
困難になったり、取り付けられた天井板が更に歪んだり
する結果を招来している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、一面上に配置される天井骨組形式に於て、
骨組用横架材接合部間に於ける所定寸法の確保や骨組用
横架材間の所定角度の確保が充分に行え、単位格子の変
形のない平面剛性の高い天井骨組用横架材の接合構造を
提供することにあり、それにより、無駄な骨組用部材を
使用する事なく、施工が簡単であって作業能率の向上が
計られ、同時に仕上げ精度が高く美麗な天井面を形成す
ることができ、又建築設備配管等を天井構築空間に容易
に収容することの出来る一面上に配置される天井骨組を
得ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の天井骨組用横架材の接合構造では、方形状
をなしその各辺に近接して間隔を開けて列設される少な
くとも2個の上方突起部と各辺の上方突起部より中心側
に設けられた第一挟着用透孔と支持ボルト用透孔とを有
する接合板部材に、断面略逆U字状をなしその頂壁から
突設した接合端板部端縁に近接して前記第一挟着用透孔
の位置に対応した第二挟着用透孔が穿設され又その内方
に前記上方突起部の位置に対応した少なくとも2個の固
定用透孔が幅方向に列設され且つその内方に支持用透孔
が穿設された横架材の接合端板部が、前記接合板部材の
上方突起部に前記横架材の固定用透孔を嵌合させ且つ前
記接合板部材の第一挟着用透孔に前記横架材の第二挟着
用透孔を合致させて載置され、縦断面略U字状をなしそ
の対向する前後壁に於ける前壁頂部には挟着用折曲爪片
が又後壁頂部には支持用折曲爪片が各々立設された挟着
部材が、合致した前記第一及び第二挟着用透孔を介して
前壁頂部と挟着用折曲爪片上辺部との間に前記接合板部
材と前記横架材の接合端板部を嵌合挟着し又前記支持用
透孔を介して後壁頂部と支持用折曲爪片上辺部との間に
前記横架材頂壁を嵌合した状態で前記接合板部材及び前
記横架材に止着されていることを主な特徴とする。
【0007】
【実施例】本発明の詳細な特徴について、添付図面に記
載された実施例により説明する。図1は、本発明にかか
る天井骨組横架材の接合構造の一実施例を示す斜視図で
あって、図中、符号10は方形状をなす接合板部材で有
り、又符号20は吊天井の水平方向骨組を形成する横架
材である。そして接合板部材10の四辺には相互に直角
状に延長される横架材20の端部がそれぞれ接合されて
いる。従って、吊天井構造では、相互に隣接する四個の
接合板部材10間をその両端部が接合する四本の縦横の
横架材20によって水平方向骨組の一単位格子が形成さ
れる。接合板部材10は、前記したように方形状をな
し、その各辺11に近接して間隔を開けて2個の上方突
起部12が列設されている。この上方突起部12は通常
2個列設されるが3個以上列設されてもよい。又この上
方突起部12は、この位置での穿孔加工で生じる「かえ
り」を利用した透孔周縁起立部で形成するとその成形加
工を容易に行うことが出来る。各辺11の上方突起部1
2より中心側にはスリット状の第一挟着用透孔13が設
けられ、又各辺11には辺縁から垂下する垂下壁14が
設けられている。この垂下壁14は、接合板部材10自
体を補強するものであるが、その結果、接合板部材10
の剛性が高められ、この接合板部材10に接合される縦
横の横架材20を同一平面状に配置させる為に有効であ
る。接合板部材10の中央部には後述する吊ボルト60
に接続したクレセント金具61にボルト接続するための
支持ボルト用透孔15が穿孔されている。
【0008】横架材20は、略逆U字状をなす断面形状
を有するものであるが、この実施例で採用される横架材
20の更に詳細な断面形状について説明すると、図3で
明らかなように、横架材20は、頂壁21と、頂壁21
の両縁に下向きに対向して設けられた一対の側壁22
と、その各側壁22端縁から外方に延びる水平段部23
と、その各水平段部23端縁から下方に延びる垂直壁2
4と、その各垂直壁24端縁から外方に延びる水平壁2
5と、その各水平壁25端縁から上方に延びるリップ壁
26とを有する。そして横架材20は、単に水平方向骨
組を形成するばかりでなく、頂壁21、側壁22、水平
段部23及び垂直壁24で劃成された下向きに開口する
空間27を利用して建築設備用器具、例えば照明器具、
空調設備用器具、拡声器、スプリンクラー、煙感知器等
を内抱収容することが出来る。横架材20は、前記した
ように水平方向骨組を形成するが、本発明では同断面形
状の横架材20が縦横の骨組部材として使用されてい
る。そして縦横の骨組部材として正確な格子を形成出来
るように、横架材20は正確に採寸された長さに切断さ
れている。
【0009】図2で明らかなように、横架材20の端部
は、接合板部材10に接合する際、接合板部材10に接
合される隣接する横架材20の端部と部材相互が重ね合
わせ干渉することがないように、上面からみて左右端縁
両隅部は隅切り28がなされるので、上面からみて中央
部には頂壁21から突設した状態で接合端板部29が形
成される。そして接合端板部29端縁に近接して接合板
部材10の第一挟着用透孔13の位置に対応したスリッ
ト状の第二挟着用透孔30が穿設され、又その内方に接
合板部材10の上方突起部12の位置に対応した2個或
はそれ以上の固定用透孔31が横架材20の幅方向に列
設され、更にその内方には幅方向に二箇所のスリット状
の支持用透孔32が穿設されている。なお第二挟着用透
孔30のスリットの幅は、接合板部材10に於ける第一
挟着用透孔13のスリットの幅より小さくされている。
それは後述するように、第一挟着用透孔13は、挟着部
材40に於ける幅広の高前壁頂部44が通過可能の幅と
されるのに対し、第二挟着用透孔30は、挟着用折曲爪
片48が通過可能の幅とされるからである。
【0010】接合板部材10に横架材20の端部を挟着
接合するための挟着部材は符号40で示される。挟着部
材40は、図5で明らかなように、縦断面略U字状をな
し、底壁41を挟んで前壁42と後壁43とが対向して
立設されており、前壁42と後壁43との間隔が拡縮で
きるように可撓なものとされている。後壁43の幅は横
架材20の対向する両側壁22に挟まれる距離となされ
るが、前壁42の幅は装着時に他部材との重ね合わせ干
渉を防止するように後壁43の幅より小さく形成されて
いる。前壁42及び後壁43の高さは、いずれも横架材
20の側壁22の高さと略同様であって、前壁42の中
央部に位置する高前壁頂部44は、後壁43の後壁頂部
46と同高とされており、前壁42外側の低前壁頂部4
5は、接合板部材10の厚さだけ低く形成されている。
高前壁頂部44上には上辺部47を有する挟着用折曲爪
片48が、又後壁頂部46には上辺部49を有する2個
の支持用折曲爪片50が各々上辺部47及び49を相対
向して外向きになるように形成されている。
【0011】前記した様な各部材、部品を使用して吊天
井骨組を組み立てるには、天井スラブから吊天井構造の
単位格子に於ける接合板部材10の配置される位置に吊
ボルト60を吊下げ、接合板部材10の支持ボルト用透
孔15を下方から挿通した支持ボルト62にクレセント
金具61上に配置したナット63を螺合させることによ
って、接合板部材10が取り付けられたクレセント金具
61を、吊りボルト60に螺合される別のナットによっ
て吊ボルト60に取り付ける。一単位格子の接合板部材
10の正確な位置方向等をクレセント金具61の調整に
より確保した後に、相対する接合板部材10間に横架材
20を配置し、接合板部材10の列設された上方突起部
12に横架材20の固定用透孔31を嵌合させる。横架
材20の両端縁に於ける固定用透孔31,31間の距離
は一単位格子の辺の長さに対応して正確に位置決めされ
ているから、横架材20を挟む両接合板部材10の間隔
を開けて設けられた複数の上方突起部12に横架材20
の両端縁に於ける複数の固定用透孔31を嵌合させた状
態で一単位格子の辺の長さは確定される事になると同時
に、その横架材20と、その横架材20の何れかの端縁
に於ける接合板部材10の他辺の上方突起部12にその
固定用透孔31が嵌合する隣接する他の横架材20との
角度も確定される事になる。これによって一単位格子の
各辺の寸法、及び各辺間の角度が、以後変形を来さない
ように確定される。
【0012】次いで、挟着部材40の前壁42及び後壁
43を挟み付けながら、前壁42側では、高前壁頂部4
4を接合板部材10の第一挟着用透孔13に挿入し、更
にその先端側の挟着用折曲爪片48を横架材接合端板部
29の第二挟着用透孔30に挿通して、接合板部材10
は低前壁頂部45に載置させ、又横架材接合端板部29
は高前壁頂部44に載置させた状態で、一方後壁43側
では、2個の支持用折曲爪片50を横架材20の支持用
透孔32に挿通した状態で、前壁42及び後壁43の挟
み付けを解除すると、挟着用折曲爪片48の上辺部47
及び支持用折曲爪片50の上辺部49は各々第二挟着用
透孔30及び支持用透孔32に接する横架材20の表面
上に移動して接合板部材10と横架材20とが挟着され
る。図中、符号64は天井パネルであって、金属製仕上
げ面65を有し、その両端縁には垂直縁66に続き折返
し引掛縁67が形成され、格子状に配設された横架材2
0に於ける相対する横架材20の対向するリップ壁2
6,26に、天井パネル64の両折返し引掛縁67,6
7を係止させて天井パネル64を敷設する。
【0013】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を奏する。 A.本発明の天井骨組用横架材の接合構造によれば、吊
天井構造に於ける下地骨組なしの一面上の天井骨組を実
現するに当たり、定尺の剛性を有する縦横の横架材が接
合部間の距離を不変に保つように接合され且つその接合
部に於て接合される横架材間の角度も不変に保つように
剛接合されることになるから、天井面を構成する単位格
子はその各辺の長さも、辺と辺との角度も充分に正規の
値を確保することが出来るので、天井骨組が吊ボルトの
配置や他の外力の影響等で変形を起こすような事がな
く、天井骨組への天井板の取り付けが天井骨組の歪みの
ために困難になったり、取り付けられた天井板が天井骨
組の変形に起因して歪んだりすることがない。 B.本発明の天井骨組横架材の接合構造は、比較的簡単
な構造を採用しているにも拘らず、前記のように天井面
の単位格子の各辺の長さや、辺と辺との角度を充分に確
保出来る構造を有するものであり、従来品と比較して天
井構造に使用される部材部品類は、小品種、小数量であ
る上に、且つ統べて既成品で賄うことが出来るものであ
るから、天井骨組に使用される資材を大幅に節約するこ
とが可能となり、更に部材部品類の在庫管理も容易とな
る。
【0014】C.本発明の天井骨組用横架材の接合構造
によれば、それに使用される部材部品類は、小品種、小
数量ですべて既成品であり、接合構造を得る作業も、複
雑な手作業等は必要がなく、簡単で且つ短時間の設置作
業で所定の天井骨組を得る事が出来るから、設置工事の
コストダウンを計る事が出来る。 D.本発明の天井骨組用横架材の接合構造によって形成
される天井骨組は単純な構造を有するものとなるので、
天井構築空間が複雑な天井骨組構造によって塞がれてし
まうような事がなく、天井構築空間を利用して空気調和
を初めとする建築設備用配管等を行う場合にもそのため
のスペースを確保することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井骨組用横架材の接合構造にかかる
実施例の概要を示す斜視図である。
【図2】前記実施例の上面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】前記実施例に於ける挟着部材の斜視図である。
【符号の説明】
10 接合板部材 11 辺 12 上方突起部 13 第一挟着
用透孔 14 垂下壁 15 支持ボル
ト用透孔 20 横架材 21 頂壁 22 側壁 23 水平段部 24 垂直壁 25 水平壁 26 リップ壁 27 空間 28 隅切り 29 接合端板
部 30 第二挟着用透孔 31 固定用透
孔 32 支持用透孔 40 挟着部材 41 底壁 42 前壁 43 後壁 44 高前壁頂
部 45 低前壁頂部 46 後壁頂部 47 上辺部 48 挟着用折
曲爪片 49 上辺部 50 支持用折
曲爪片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛川 哲生 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株 式会社ナカ技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状をなしその各辺に近接して間隔を
    開けて列設される少なくとも2個の上方突起部と各辺の
    上方突起部より中心側に設けられた第一挟着用透孔と支
    持ボルト用透孔とを有する接合板部材に、断面略逆U字
    状をなしその頂壁から突設した接合端板部端縁に近接し
    て前記第一挟着用透孔の位置に対応した第二挟着用透孔
    が穿設され又その内方に前記上方突起部の位置に対応し
    た少なくとも2個の固定用透孔が幅方向に列設され且つ
    その内方に支持用透孔が穿設された横架材の接合端板部
    が、前記接合板部材の上方突起部に前記横架材の固定用
    透孔を嵌合させ且つ前記接合板部材の第一挟着用透孔に
    前記横架材の第二挟着用透孔を合致させて載置され、縦
    断面略U字状をなしその対向する前後壁に於ける前壁頂
    部には挟着用折曲爪片が又後壁頂部には支持用折曲爪片
    が各々立設された挟着部材が、合致した前記第一及び第
    二挟着用透孔を介して前壁頂部と挟着用折曲爪片上辺部
    との間に前記接合板部材と前記横架材の接合端板部を嵌
    合挟着し又前記支持用透孔を介して後壁頂部と支持用折
    曲爪片上辺部との間に前記横架材頂壁を嵌合した状態で
    前記接合板部材及び前記横架材に止着されていることを
    特徴とする天井骨組用横架材の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記接合板部材は、その各辺から垂下す
    る垂下壁を有することを特徴とする請求項1記載の天井
    骨組用横架材の接合構造。
  3. 【請求項3】 前記断面略逆U字状の横架材は、頂壁
    と、その頂壁の両縁に下向きに対向して設けられた一対
    の側壁と、その各側壁端縁から外方に延びる水平段部
    と、その各水平段部端縁から下方に延びる垂直壁と、そ
    の各垂直壁端縁から外方に延びる水平壁と、その各水平
    壁端縁から上方に延びるリップ壁とを有する形材で形成
    されており、該頂壁、該側壁、該水平段部及び該垂直壁
    で劃成される建築設備用器具を内抱可能な空間を保有し
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の天
    井骨組用横架材の接合構造。
  4. 【請求項4】 前記挟着部材は、その対向する前壁と後
    壁との間隔を拡縮できるように可撓であり、その挟着用
    折曲爪片の上辺部と支持用折曲爪片の上辺部とは相対向
    して外向きに形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項記載の天井骨組用横架材の接合構
    造。
  5. 【請求項5】 前記接合板部材に於けるの第一挟着用透
    孔の幅は、前記横架材の接合端板部に於ける第二挟着用
    透孔の幅より大きく形成され、一方前記挟着部材の前壁
    頂部中心部には挟着用折曲爪片を挟む高前壁頂部とその
    外側に位置する低前壁頂部が段差をつけて設けられ、該
    接合板部材は低前壁頂部に、該横架材の接合端板部は高
    前壁頂部に載置される状態で挟着されていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の天井骨組用
    横架材の接合構造。
  6. 【請求項6】 前記横架材頂壁から突設された接合端板
    部の端縁両隅部は隅切りがなされると共に前記横架材の
    支持用透孔は幅方向に2個所穿設され、一方前記挟着部
    材に於ける後壁の幅は断面略逆U字状をなす横架材の対
    向する両側壁に挟まれる距離となされると共に前記挟着
    部材に於ける前壁の幅は該後壁の幅より小さく形成され
    更に該後壁に於ける支持用折曲爪片は該横架材の2箇所
    の支持用透孔に対応して2個立設されていることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の天井骨組用
    横架材の接合構造。
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