JP2000008573A - 安全性のある階段段鼻部構造 - Google Patents
安全性のある階段段鼻部構造Info
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- JP2000008573A JP2000008573A JP10210198A JP21019898A JP2000008573A JP 2000008573 A JP2000008573 A JP 2000008573A JP 10210198 A JP10210198 A JP 10210198A JP 21019898 A JP21019898 A JP 21019898A JP 2000008573 A JP2000008573 A JP 2000008573A
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Abstract
の高い階段とする段鼻部構造を提供すること。 【解決手段】 難滑性段鼻部材を含む階段段鼻部構造で
あって、前記難滑性段鼻部材の色彩が踏板部とは異なる
とともに、難滑性段鼻部材の段鼻正面木口部および水平
部に亘って踏板幅方向に延びるノンスリップ溝が多数刻
設され、一方、前記難滑性段鼻部材は踏板の段鼻部に刻
設された欠込み部に嵌合して前記踏板の踏面および段鼻
正面木口に面一に収められさらに、前記段鼻正面木口部
から所与の間隔を置いて踏板幅方向に延在する如く穿設
されている固定用条溝に前記難滑性段鼻部材下部に一体
的に形成されている脚が嵌入して踏板に難滑性段鼻部材
が固定されるよう構成してなる安全性のある階段段鼻部
構造。
Description
安心して昇降できる安全性のある階段段鼻部構造に関す
る。
彩と同一色彩となっているため、十分な明るさがないと
きなど段鼻部を明瞭に認識し難い場合が多く、必ずしも
安全性が十分でない場合があった。
ことがなされているけれども、前記難滑性段鼻部材は、
踏面および段鼻正面木口部との間に段差を有しており、
この段差部のために、ささら桁に施す方形断面の踏板に
合せた切り込み加工に加えてさらに、段差部を有する段
鼻部の断面形状に合せた切り込み加工を施す必要があ
る。従って、切り込み加工が2段階にならざるを得ず、
手間と時間を要する。また、この段差部は、昇降の際、
足に引っ掛かり易く安全性の観点からも問題であった。
着は、いわゆる後付けとなるため、施工タイミングが分
散し、能率低下の要因となっていた。
おける上記問題を解決し、高齢者にとっても安心して昇
降できる安全性の高い階段とする段鼻部構造を提供する
ことを目的とする。
難滑性段鼻部材を含む階段段鼻部構造であって、前記難
滑性段鼻部材の色彩が踏板部とは異なるとともに、難滑
性段鼻部材の段鼻正面木口部および水平部に亘って踏板
幅方向に延びるノンスリップ溝が多数刻設され、一方、
前記難滑性段鼻部材は踏板の段鼻部に刻設された欠込み
部に嵌合して前記踏板の踏面および段鼻正面木口に面一
に収められさらに、前記段鼻正面木口部から所与の間隔
を置いて踏板幅方向に延在する如く穿設されている固定
用条溝に前記難滑性段鼻部材下部に一体的に形成されて
いる脚が嵌入して踏板に難滑性段鼻部材が固定されるよ
う構成してなる安全性のある階段段鼻部構造また、難滑
性段鼻部材が、上層を軟質合成樹脂、下層を硬質合成樹
脂の2層構造とされているとともに、固定用条溝に嵌入
される難滑性段鼻部材の脚の逆止片が軟質合成樹脂で形
成されておりさらに、難滑性段鼻部材の内側Rが踏板の
該箇所のRよりも小さく形成されていることを特徴とす
る前記安全性のある階段段鼻部構造によって解決され
る。
ながらその好ましい実施形態に則して詳細に説明する。
を示す。図1は、本発明の階段段鼻部構造における難滑
性段鼻部材の装着状態を示す縦断面図である。
て、この実施例では硬質合成樹脂たとえばABS(アク
リルニトリルブタジエンスチレン)樹脂を押し出し成形
して得られる。而して、難滑性段鼻部材1は、踏板(基
材)5と大きく異なる色彩とされており、段鼻部の位置
が明瞭となるようにされている。難滑性段鼻部材1の色
彩は、色相、彩度(澄み方、濁り方)および明度を考慮
して選択される。
材1の上面に形成され、この実施例では踏板(基材)5
の幅方向に延びる幅2mm、深さ0.5mmの条溝が3
条形成されている。8はノンスリップ溝であって、難滑
性段鼻部材1のコーナR部に刻設される微細条溝で形成
される。
一体的に形成されており、難滑性段鼻部材1の下部に一
体的に形成されている。この実施例では、脚4の長さは
12mm程度である。
は、パーティクルボードの18mm厚さのものを芯材と
し、その上下に中密度繊維板(MDF:Medium
Density Fiberboard)の9mm厚さ
のものを積層接着して構成されている。7は蹴込み板嵌
入溝であって、階段を取付け施工するときに、蹴込み板
上端部を嵌入固定すべく機能する。
は化粧シート6が貼着される。この化粧シート6は、難
滑性段鼻部材1の下部にも巻き込むようにして貼着され
る。こうすることによって、化粧シートの剥離が発生し
難くなる。
を嵌合装着するときに、難滑性段鼻部材1が基材(踏
板)5の踏面および段鼻正面木口面と面一に収まるよう
にするための、基材(踏板)5の段鼻部の欠込み部およ
び固定用条溝の形成状態を示す。
は固定用条溝である。図3に、欠込み部9および固定用
条溝10に、難滑性段鼻部材1とその脚3を嵌入固定し
たときの状態を示す。図3において、11は段鼻正面木
口である。
を示す。この実施例では、ノンスリップ溝8は難滑性段
鼻部材1の外表面の鉛直部分から弧状部分を経て水平部
分のノンスリップ溝2に接する部位に刻設され、溝8は
基材(踏板)5の幅方向に延びている。ノンスリップ溝
8は、この実施例では、断面三角形で山高0.2mm、
谷部の角度が120゜である。
ける難滑性段鼻部材を示す。図4に示すように、第2の
発明の階段段鼻部構造における難滑性段鼻部材20は、
軟質合成樹脂31と硬質合成樹脂32の2層構造となっ
ている。この難滑性段鼻部材20は、この実施例では、
TPO(Thermal Plastic Polyo
lefine)樹脂2層押し出しによって製造される。
とすることによって、難滑性(ノンスリップ性)が向上
する。
は、難滑性段鼻部材20の表層部および逆止片24にお
いて適用されている。逆止片24に軟質合成樹脂層31
を適用することによって固定用条溝10への、脚23の
嵌入が容易となりかつ、タイトに難滑性段鼻部材20が
基材(踏板)5に固定される。また、脚23と固定用条
溝10の嵌合において、基材(踏板)5或は脚23の位
置(寸法)が多少ずれた場合でも、軟質合成樹脂層31
がこれを吸収して良好な固定状態を保つ。22はノンス
リップ溝であり、第1発明におけるノンスリップ溝2と
同じ形状の条溝である。28もノンスリップ溝であり、
第1発明におけるノンスリップ溝8と同じ形状の条溝で
ある。
材20の内側Rは、基材(踏板)5の段鼻部に形成され
る弧面のRよりも小さく形成されている。この実施例で
は、難滑性段鼻部材20の内側Rは8.5mmであり、
基材(踏板)5の段鼻部に形成される弧面のRは9.0
mmである。こうすることによって、難滑性段鼻部材2
0と基材(踏板)5の密着性が向上する。
作用せしめるようにしたから、高齢者にとっても安心し
て昇降できる安全性の高い階段を提供することができ
る。
よび段鼻正面木口に面一に収まるよう欠込み部に嵌合、
固定する構造としたから、段鼻部を含めた踏板の断面形
状が方形となり、ささら桁に対する切り込み加工が1回
で完了し、手間と時間を低減せしめることができる。さ
らに、難滑性段鼻部材も基材(踏板)に予め装着してお
くことができ、後付け施工におけるような多段階施工が
不要となり、施工能率が向上する。
層部を軟質合成樹脂としたから難滑(ノンスリップ)性
が向上するとともに、難滑性段鼻部材と基材(踏板)の
密着性が向上する。
層を適用したから、難滑性段鼻部材の脚と固定用条溝の
嵌合において、基材(踏板)或は脚23の位置(寸法)
が多少ずれた場合でも、軟質合成樹脂層31がこれを吸
収して良好な固定状態を保つ効果がある。
性段鼻部材の装着状態を示す縦断面図である。
性段鼻部材を装着するための基材(踏板)段鼻部の欠込
みおよび固定用条溝を示す縦断面図である。
込みおよび固定用条溝に難滑性段鼻部材を装着した状態
を示す図である。
ける難滑性段鼻部材の装着状態を示す縦断面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 難滑性段鼻部材を含む階段段鼻部構造で
あって、前記難滑性段鼻部材の色彩が踏板部とは異なる
とともに、難滑性段鼻部材の段鼻正面木口部および水平
部に亘って踏板幅方向に延びるノンスリップ溝が多数刻
設され、一方、前記難滑性段鼻部材は踏板の段鼻部に刻
設された欠込み部に嵌合して前記踏板の踏面および段鼻
正面木口に面一に収められさらに、前記段鼻正面木口部
から所与の間隔を置いて踏板幅方向に延在する如く穿設
されている固定用条溝に前記難滑性段鼻部材下部に一体
的に形成されている脚が嵌入して踏板に難滑性段鼻部材
が固定されるよう構成してなる安全性のある階段段鼻部
構造。 - 【請求項2】 難滑性段鼻部材が、上層を軟質合成樹
脂、下層を硬質合成樹脂の2層構造とされているととも
に、固定用条溝に嵌入される難滑性段鼻部材の脚の逆止
片が軟質合成樹脂で形成されておりさらに、難滑性段鼻
部材の内側Rが踏板の該箇所のRよりも小さく形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の安全性のある
階段段鼻部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210198A JP2000008573A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 安全性のある階段段鼻部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210198A JP2000008573A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 安全性のある階段段鼻部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000008573A true JP2000008573A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16585420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10210198A Pending JP2000008573A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 安全性のある階段段鼻部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000008573A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041732A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Takiron Co Ltd | 室内階段構造 |
JP2014091916A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Lixil Corp | 踏板、及び、それを備える階段 |
GB2519765A (en) * | 2013-10-29 | 2015-05-06 | Thermagrip Ltd | Step coverings |
KR101987744B1 (ko) * | 2018-10-23 | 2019-06-12 | 주식회사 백향우드 | 강도 보강 부재를 사용하는 합성 목재 데크 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP10210198A patent/JP2000008573A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041732A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Takiron Co Ltd | 室内階段構造 |
JP2014091916A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Lixil Corp | 踏板、及び、それを備える階段 |
GB2519765A (en) * | 2013-10-29 | 2015-05-06 | Thermagrip Ltd | Step coverings |
KR101987744B1 (ko) * | 2018-10-23 | 2019-06-12 | 주식회사 백향우드 | 강도 보강 부재를 사용하는 합성 목재 데크 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050114 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050606 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070515 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |