JP3145471U - 階段用滑り止め部材 - Google Patents
階段用滑り止め部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3145471U JP3145471U JP2008005184U JP2008005184U JP3145471U JP 3145471 U JP3145471 U JP 3145471U JP 2008005184 U JP2008005184 U JP 2008005184U JP 2008005184 U JP2008005184 U JP 2008005184U JP 3145471 U JP3145471 U JP 3145471U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip
- staircase
- stairs
- groove
- slip member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
【課題】階段の踏面に凹凸があっても、ネジにより適正に取り付けることができ、また、長期の使用により滑り止め部の表面が摩耗して、滑り止めの機能が低下してきたら容易に補修することができる階段用滑り止め部材を提供する。
【解決手段】金属板材2に滑り止め部3が設けられてなり、階段の踏面の前端角部に沿わせて固定される階段用滑り止め部材1であって、金属板材2は、前垂れ部4と、該前垂れ部4に略直角に連続する踏部を有して略L字状に成形され、踏部は、長手方向に沿って中央に溝部が成形されるとともに、溝部の開口端縁の前側に前垂れ部4に略直角に連続する所定幅の水平な前縁部7、後側に下がり傾斜した後縁部8が成形され、溝部は、珪砂を混合した塗装を施して滑り止め部3に形成され、溝部の裏面にシート状のクッション材13が取り付けられている構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】金属板材2に滑り止め部3が設けられてなり、階段の踏面の前端角部に沿わせて固定される階段用滑り止め部材1であって、金属板材2は、前垂れ部4と、該前垂れ部4に略直角に連続する踏部を有して略L字状に成形され、踏部は、長手方向に沿って中央に溝部が成形されるとともに、溝部の開口端縁の前側に前垂れ部4に略直角に連続する所定幅の水平な前縁部7、後側に下がり傾斜した後縁部8が成形され、溝部は、珪砂を混合した塗装を施して滑り止め部3に形成され、溝部の裏面にシート状のクッション材13が取り付けられている構成とした。
【選択図】図1
Description
本考案は、階段の踏面の端部に設ける階段用滑り止め部材に係り、特に、視覚障害者や視力低下を持った人たちや、弱視の人が認識しやすい階段用滑り止め部材に関するものである。
従来、屋内又は屋外に設けられた階段の各踏面は、縁部に階段用滑り止め部材が設置され視覚障害者に触覚的手がかりを提供するとともに弱視の人たちにも視覚的に利用しやすいものとなっている。
この種の階段用滑り止め部材としては、合成樹脂を押し出し成型して形成される長尺の成型品を所定長さにカットして嵌合枠に嵌合した状態で階段の踏面の端部に取り付けられるものがあるが、合成樹脂製の滑り止め部材は経時的収縮が激しいので、数年もしない間に端部に間隙が生じてしまう欠点がある。
近年、このような経時的収縮を著しく小さくした合成樹脂製の滑り止め部材が提案されるようになってきた。例えば、内部にガラス繊維を芯材として配置した階段用滑り止め部材として、階段の踏面の端部に固定ねじをもって固定される金台枠に嵌合される合成樹脂製の滑り止め本体と、この滑り止め本体に埋設されるガラス繊維製の収縮防止用芯糸とからなる階段用滑り止め部材が知られている。この階段用滑り止め部材は、合成樹脂製の滑り止め本体にガラス繊維を芯材として配置することで、引っ張り強度を高めるとともに経時的収縮を著しく小さくしたものである。
特開2005−155185号公報
前記特許文献1に記載されている階段用滑り止め部材は、上部から金台枠に合成樹脂製の滑り止め本体を嵌合する構造であり、滑り止め本体が金台枠から外れないように金台枠に接着、又は強固に嵌合される等して取り付けられている。
階段用滑り止め部材は、靴で踏まれたり、傘や杖等で押されたりして滑り止め本体の表面が摩耗していくので、多年に亘って使用されると滑り止めとしての機能が失われてしまう。そのため摩耗状態に応じて一定の期間が経過したら新しいものに交換する必要がある。また、前記階段用滑り止め部材は、金台枠をコンクリート製の階段の踏面の端部にネジにより直接固定される場合がある。
このような場合、踏面に凹凸があるとネジを強く締め付けしまい階段の踏面を形成するコンクリートが損傷してしまう虞があるので、踏面に凹凸があるとコンクリートを水平に補修する作業が必要である。このようなコンクリートを水平に補修する作業は時間を要し改善が望まれていた。
本考案は、階段の踏面に凹凸があっても、そのままの状態で、滑り止め材を階段の踏面にネジにより適正に取り付けることができ、また、長期の使用により滑り止め部の表面が摩耗して、滑り止めの機能が低下してきたら容易に補修することが出来る階段用滑り止め部材を提供することを目的とする。
本願の請求項1に記載の考案は、金属板材に滑り止め部が設けられてなり、階段の踏面の前端角部に沿わせて固定される階段用滑り止め部材であって、特に視力障害者が階段の段差を視認できる配慮から、前記金属板材は、前垂れ部と、該前垂れ部に略直角に連続する踏部を有して略L字状に成形され、前記踏部は、長手方向に沿って中央に溝部が成形されるとともに、前記溝部の開口端縁の前側に前記前垂れ部に略直角に連続する所定幅の水平な前縁部、後側に下がり傾斜した後縁部が成形され、前記溝部は、珪砂を混合した塗装を施して前記滑り止め部に形成され、前記溝部の裏面にシート状のクッション材が取り付けられていることを特徴とする階段用滑り止め部材である。
また、請求項2に記載の考案は、前記金属板材は、視力障害者の視認性を配慮したことから、黒と黄色で塗装され、前記滑り止め部は上面に珪砂を混合した黄色の塗装が設けられている請求項1に記載の階段用滑り止め部材である。
本考案の階段用滑り止め部材は、階段の踏面に凹凸があっても、ネジにより適正に設置することができ、また、長期の使用により滑り止めの機能が低下してきたら容易に補修することができる。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の実施例1の斜視図、図2は実施例1の平面図、図3は同正面図、図4は同底面図、図5は図2のA−A線拡大断面図、図6は実施例1の使用例を示す斜視図である。なお、図5では、想像線により階段の踏み面への取り付け状態を示してある。
階段用滑り止め部材1は、階段10の踏み面11の前端の角部12に沿わせて固定され、略L字状の金属板材2に、滑り止め部3が設けられたものである。金属板材2は、前垂れ部4と、この前垂れ部4に略直角に連続する踏部5を有して略L字状に成形されている。踏部5は、例えば、プレス加工により長手方向に沿って中央に浅い水平な底面6aを有する溝部6が成形されて、溝部6の開口端縁の前側が、前垂れ部4に略直角に連続する所定幅の水平な前縁部7となっており、また、溝部6の開口端縁の後側が、前縁部7と略同じ高さ位置から下がり傾斜した後縁部8となっている。後縁部8には、長手方向に間隔を空けて複数(図では2個)のネジ穴8aが設けられている。
金属板材2は、全体が黒く塗装され、踏部5の長手方向に沿う中央に滑り止め部3が形成されている。滑り止め部3は、溝部6に珪砂を混合した黄色いウレタン系の塗料が塗装されて形成されている。滑り止め部3において、ネジ穴3aが長手方向の両端近傍に対向して1個づつ設けられている。また、溝部6の裏面6bには階段10の踏面11への取り付け部としてシート状のクッション材13が取り付けられている。
次に、階段用滑り止め部材1を例えば、駅のコンクリート製の階段10に設置する場合、図5を参照して説明する。階段用滑り止め部材1は、コンクリート製の階段10の踏面11にシート状のクッション材13を下にして踏部5を載置し、階段10の蹴上げ部を構成する鉛直面12aに前垂れ部4を当接させて、前端角部12に沿わせて配置し、ネジ穴3a,8aを利用してネジ9により固定する。この場合、階段10の踏面11に凹凸があっても、クッション材13が踏面11との間の隙間を塞ぐので、踏面11の凹凸に影響されず、ネジ9によりそのまま固定することができる。
複数の階段用滑り止め部材1は、10の各踏面11の端部から所定距離離間してそれぞれ固定する。また、シート状のクッション材13は、階段10を上り下りする歩行者が滑り止め部材1上を通過するときに、歩行者の足への衝撃を和らげるとともに滑り止め部材1の振動を吸収して騒音の発生をも抑制する。
また、階段用滑り止め部材1は、周りを黒い枠で囲んであるので、目立つ為視覚障害者が滑りにくい位置を選んで安全に歩行することができる。また、珪砂を混合した黄色いウレタン系の塗料により形成された滑り止め部3は、杖を押し当てると滑りにくく安全であり、また、長期の使用により表面が摩耗して滑り止め部3の機能が低下してきたら、摩耗した滑り止め部3の上から、再度、珪砂を混合した塗装を施すことで容易に補修することができる。
1 階段用滑り止め部材
2 金属板材
3 滑り止め部
3a,8a ネジ穴
4 前垂れ部
5 踏部
6 溝部
6a 底面
6b 裏面
7 前縁部
8 後縁部
9 ネジ
10 階段
11 踏み面
12 前端の角部
13 クッション材
2 金属板材
3 滑り止め部
3a,8a ネジ穴
4 前垂れ部
5 踏部
6 溝部
6a 底面
6b 裏面
7 前縁部
8 後縁部
9 ネジ
10 階段
11 踏み面
12 前端の角部
13 クッション材
Claims (2)
- 金属板材に滑り止め部が設けられてなり、階段の踏面の前端角部に沿わせて固定される階段用滑り止め部材であって、特に視力障害者が階段の段差を視認できる配慮から、
前記金属板材は、前垂れ部と、該前垂れ部に略直角に連続する踏部を有して略L字状に成形され、前記踏部は、長手方向に沿って中央に溝部が成形されるとともに、前記溝部の開口端縁の前側に前記前垂れ部に略直角に連続する所定幅の水平な前縁部、後側に下がり傾斜した後縁部が成形され、前記溝部は、珪砂を混合した塗装を施して前記滑り止め部に形成され、前記溝部の裏面にシート状のクッション材が取り付けられていることを特徴とする階段用滑り止め部材。 - 前記金属板材は、視力障害者の視認性を配慮したことから、黒と黄色で塗装され、前記滑り止め部は上面に珪砂を混合した黄色の塗装が設けられている請求項1に記載の階段用滑り止め部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005184U JP3145471U (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | 階段用滑り止め部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005184U JP3145471U (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | 階段用滑り止め部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3145471U true JP3145471U (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=43295250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008005184U Expired - Fee Related JP3145471U (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | 階段用滑り止め部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3145471U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110485662A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-11-22 | 杭州李春环境科技有限公司 | 台阶踏板阳角防滑缓冲装饰座 |
-
2008
- 2008-07-28 JP JP2008005184U patent/JP3145471U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110485662A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-11-22 | 杭州李春环境科技有限公司 | 台阶踏板阳角防滑缓冲装饰座 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2852719B1 (en) | Stair element and method for cladding thereof | |
KR100846833B1 (ko) | 계단용 논슬립 및 그에 결합되는 마구리 캡 | |
JP3145471U (ja) | 階段用滑り止め部材 | |
JP2006241844A (ja) | 階段用床材 | |
KR100585981B1 (ko) | 건축물 계단 개선 구조 | |
KR20200001225U (ko) | 조립식 계단장치를 위한 발판 | |
JP3924313B2 (ja) | 階段用補修材及びこれを用いた階段の補修方法 | |
GB2433437A (en) | Stair nosing | |
CN211114498U (zh) | 一种楼梯台阶阳角保护装置 | |
KR101877129B1 (ko) | 계단 미끄럼 방지 안전 프레임 설치방법 | |
KR101892818B1 (ko) | 계단 미끄럼 방지 안전 프레임 | |
JP5261721B2 (ja) | 階段 | |
JP2009144497A5 (ja) | ||
KR100752553B1 (ko) | 계단 모서리 보호대 | |
AU2014100517A4 (en) | A stair edging | |
JP6369804B2 (ja) | 踏み板用保護材 | |
JP4221442B1 (ja) | 滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具 | |
JP2005336705A (ja) | 階段 | |
KR200380126Y1 (ko) | 계단용 미끄럼 방지구 | |
KR20060075264A (ko) | 계단용 미끄럼 방지구 | |
JP2003041732A (ja) | 室内階段構造 | |
JP4145916B2 (ja) | 階段保護部材、階段仕上材と階段保護部材との組合せ及び階段構造 | |
KR200239520Y1 (ko) | 계단용 착탈식 경사구 | |
GB2398579A (en) | Flooring accessories | |
KR200343336Y1 (ko) | 계단용 미끄럼 방지구 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |