JP4221442B1 - 滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】滑り止めマット1は、梯子40の段差部42に施設され、段差部42の上面42bを覆うように配置される本体部10と、本体部10の縁部13に形成され、段差部42の縁側の側面42aを覆うように配置されるコーナー部20と、コーナー部20を補強する補強部材30とを備え、補強部材30が、コーナー部20を、側面及び底面から補強する。
【選択図】図5
Description
しかし、傾斜が急な階段を昇降するとき等は、利用者が階段のコーナー部分に靴や足を引っ掛けて昇降する場合があり、このような場合、従来の滑り防止マットは、十分な滑り防止効果を発揮できなかった。また、従来の滑り防止マットは、コーナー部分に力が加えられると、コーナー部分の強度が十分ではないために、大きく変形してしまう場合があった。
請求項2の発明は、請求項1に記載の滑り止めマットにおいて、前記コーナー部(20)は、前記本体部(10)よりも耐摩耗性を有すること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の滑り止めマットにおいて、前記本体部(10)は、透水性を有する材質により形成されること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記本体部(10)は、衝撃による騒音発生を抑制する材質により形成されること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記本体部(10)の前記段差部(42)の上面(42b)からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材(35)を備えること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記昇降具(40)は、その傾斜方向(A)と鉛直方向(Z)とのなす角が30°以内であること、を特徴とする滑り止めマットである。
(1)本発明は、コーナー部を補強する補強部材を備えるので、コーナー部に力が加えられることによる生ずるコーナー部の変形を抑制することができる。
(2)本発明は、コーナー部を側面及び底面から補強するので、コーナー部が鉛直方向及び水平方向に変形して、たわむことを抑制することができる。また、例えば、補強部材の断面形状をL型にした場合には、補強部材の強度を向上させるとともに、コーナー部の変形抑制効果を向上することができる。
(4)本発明は、昇降時に磨耗されやすいコーナー部が耐摩耗性を有するので、耐久性を向上することができる。
(6)本発明は、本体部が騒音発生を抑制する材質により形成されるので、昇降時に本体部に衝撃が加えられても、騒音発生を抑制することができ、また、コーナー部に衝撃が加えられたときにも、その衝撃を本体部が吸収して、騒音発生を抑制することができる。
(8)本発明は、昇降具の傾斜方向と鉛直方向とのなす角が30°以内であるので、傾斜角度な急な昇降具に施設して、滑り止め防止効果を発揮することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、鉛直方向を矢印Z方向、奥行方向(水平方向)を矢印Y方向、左右方向を矢印X方向とする。
図2は、本実施形態の滑り止めマット1を示す側面図(図1(b)に示す矢印X1方向から見た図)である。
滑り止めマット1は、本体部10と、コーナー部20と、補強部材30と、浮き上がり防止部材35とを備えている。
本体部10とコーナー部20とは、例えば、各材料を金型にセットした状態で、加熱及び圧縮されることにより一体成形される。このように成形することにより、本体部10は、ゴムチップ間に複数の間隙を有し、透水性及び弾力性を有するように形成される。一方、コーナー部20は、隙間がない固形状であって、本体部10よりも硬度を有するように形成される。
本体部10は、弾力性を有するので、昇降時に靴等によって衝撃が加えられても、騒音発生を抑制することができる。
また、本体部10が透水性を有するので、滑り止めマット1は、屋外やプール等の水がかかる場所に設置されても、表面に水が溜まることがなく、滑り止め効果を発揮することができる。
また、コーナー部20は、本体部10に積層されているので、衝撃が加えられた場合にも、その衝撃を本体部10が吸収して、騒音発生を抑制できるように形成されている。
補強部材30は、強度を向上させるため断面形状がL字形に成形され、滑り止めマット1の手前側の側部1aの一部及び底面1bの一部を覆うように配置される。補強部材30がこのように配置されることにより、コーナー部20は、本体部10を介して側面及び底面から補強され、昇降時にコーナー部20が鉛直方向及び奥行方向(水平方向)に変形して、たわむことが抑制される。
補強部材30は、コーナー部20に両面テープ等によって予め接着しておいてもよいし、滑り止めマット1を梯子40に取り付けるときに、本体部10及びコーナー部20と一体で、ネジによって共締めして取り付けてもよい。
なお、滑り止めマット1を暗所で使用する場合には、補強部材30の側面に、蓄光剤等を塗布した蓄光部31を設けてもよい。
図4は、本実施形態の滑り止めマット1が施設された梯子40の一部を拡大した正面図(図4(a))及び側面図(図4(b))である。なお、理解を容易にするために、側面図は、正面図よりも拡大して図示する。
図5は、本実施形態の梯子40を利用者Uが降りるときのコーナー部20付近の状態を説明する拡大図である。
なお、固定穴32a,32b間の距離が長いとき等には、取り付け強度を向上するために、補強部材30の側部30a(図1、図2参照)の中央付近に、必要に応じて別の固定穴を設けてもよい。
このような降り方の場合、図5に示すように、靴U3のかかとU4によって、滑り止めマット1のコーナー部20に対して、ほぼ下側への力Fが加えられる。このため、滑り止めマット1は、コーナー部20が下側に変形しようとするが(矢印Z3及び図1(b)に示す2点鎖線参照)、補強部材30によって底面1bが押さられているので、この変形が抑制される。また、補強部材30によって底面1bが押さえられると、滑り止めマット1のコーナー部20は、回転モーメントの作用によって、奥行方向手前側に変形しようとするが(矢印Y3及び図1(a)に示す2点鎖線参照)、補強部材30によって側部1aの側面が押さえられているので、この変形が抑制される。なお、回転モーメントの作用によって、本体部10は、段差部42の上面42bから浮き上がろうとするが、浮き上がり防止部材35によって、この浮き上がりが防止される。
さらにまた、補強部材30は、端部33がコーナー部20に食い込むように曲げ加工されている。このため、コーナー部20は、予め圧縮された状態で取り付けられ、変形が抑制され、その上、この端部33が下側への力F1を受け止めるので、変形の抑制効果を向上することができる。
また、本実施形態の滑り止めマット1は、昇降時に本体部10、コーナー部20に衝撃が加えられても、騒音発生を抑制することができる。
(1)本実施形態において、滑り止めマットは、予め設置された梯子に取り付けられる例を示したが、これに限定されない。例えば、滑り止めマットを予め梯子に取り付け、この梯子を利用者に提供してもよい。この場合、梯子の段差部を補強部材と同様な形状に加工しておけば、部品削減によるコスト削減をすることができる。また、滑り止めマット本体と補強部材とは、それぞれ単体で利用者に提供してもよい。
10 本体部
20 コーナー部
21 上部
22 側部
30 補強部材
30a 側部
32a,32b 固定穴
40 梯子
42 段差部
U3 靴
U4 かかと
Claims (8)
- 昇降具の段差部に施設され、昇降時の滑り止めをする滑り止めマットであって、
前記段差部の上面及び縁側の側面を覆うように配置される上面部及び側部を有する本体部と、
前記本体部の縁部に積層され、前記本体部の上面の少なくとも一部及び縁側の側面の少なくも一部を覆うように配置されるコーナー部と、
前記コーナー部を補強し、前記本体部の側部を側面及び底面から押さえ、上端部が前記コーナー部の側面に食い込むように配置される補強部材とを備え、
前記本体部は、前記コーナー部よりも弾力性を有する材料により形成され、
前記補強部材は、その側部の両端近傍に、前記段差部の縁側の側面に対して固定される固定部を有すること、
を特徴とする滑り止めマット。 - 請求項1に記載の滑り止めマットにおいて、
前記コーナー部は、前記本体部よりも耐摩耗性を有すること、
を特徴とする滑り止めマット。 - 請求項1又は請求項2に記載の滑り止めマットにおいて、
前記本体部は、透水性を有する材質により形成されること、
を特徴とする滑り止めマット。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記本体部は、衝撃による騒音発生を抑制する材質により形成されること、
を特徴とする滑り止めマット。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記本体部の前記段差部の上面からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材を備えること、
を特徴とする滑り止めマット。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記昇降具は、その傾斜方向と鉛直方向とのなす角が30°以内であること、
を特徴とする滑り止めマット。 - 階段又は梯子の段差部に施設され、前記段差部の上面及び縁側の側面を覆うように配置される上面部及び側部を有する本体部と、前記本体部の縁部に積層され、前記本体部の上面の少なくとも一部及び縁側の側面の少なくも一部を覆うように配置されるコーナー部とを有し、前記本体部が、前記コーナー部よりも弾力性を有する材料により形成されるマットに取り付けられ、
前記コーナー部を補強し、前記本体部の側部を側面及び底面から押さえ、上端部が前記コーナー部の側面に食い込むように配置され、前記マットの側部の両端近傍を、前記段差部の縁側の側面に固定するマットの補強部材。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の滑り止めマットを備える昇降具。
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