JP2000145084A - 階段の踏み板 - Google Patents

階段の踏み板

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JP2000145084A
JP2000145084A JP10313612A JP31361298A JP2000145084A JP 2000145084 A JP2000145084 A JP 2000145084A JP 10313612 A JP10313612 A JP 10313612A JP 31361298 A JP31361298 A JP 31361298A JP 2000145084 A JP2000145084 A JP 2000145084A
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JP
Japan
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tread
footboard
protruded
sheet
tread plate
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JP10313612A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Oike
司 大池
Noriyuki Matsui
紀幸 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
Misawa Ceramics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踏み板表面の滑り止め効果は勿論のこと、高
い排水性、耐久性を有すると同時に、意匠的にも優れた
外観を有する階段の踏み板を提供する。 【解決手段】 階段の踏み板10の表面11に複数の凸
部16を形成し、前記凸部で構成される凸模様15を踏
み板の奥側12から先端13側に至るにつれて疎から密
に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の屋内外の
階段や横断歩道橋の道路施設等に設けられる階段の踏み
板に関するもので、特に、主として滑り止めを目的とし
て凸模様を踏み板表面に形成するようにした階段の踏み
板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、階段40の踏
み板50の表面51には、先端側53に踏み板の長手方
向に沿った細長い凹条が滑り止め用として形成された
り、細長い棒状部材やテープ状のゴム製部材あるいは合
成樹脂製部材からなる凸条の滑り止め部材55が取り付
けられることがある。図6における符号41はささら
桁、42は踏み板の受け材を示す。
【0003】しかしながら、前記のように、踏み板表面
51の先端側53のみに凸条の滑り止め部材55を設け
た構造にあっては、該滑り止め部材55が踏み板表面5
1の一般面54(前記滑り止め部材を除く部分)に比べ
て高さがあるため、昇降者が誤って前記滑り止め部材5
5につまずく心配がある。かといって、前記滑り止め部
材55を低く形成すると、滑り止め効果が低下し、滑り
止め部材を設けた意味が薄れてしまう。
【0004】さらに、例えば特公平5−2064号公報
のように、踏み板50の表面に滑り止め部材55を後付
けしたものにあっては、長期使用における耐久性に問題
があり、昇降者が踏み板表面51先端の滑り止め部材5
5を踏んだ際に、滑り止め部材55が外れるような不安
感を昇降者に与えることもある。しかも、滑り止め部材
55が経時劣化によって部分的に剥がれたりすると、か
えって危険となる。それらに加え、滑り止め部材55が
別部材からなるために踏み板50としての一体感が阻害
され、意匠的に違和感を与える問題もある。
【0005】また、屋外の階段においては、鋼板やコン
クリート板からなる踏み板を使用することがある。この
ような場合にあっては、防音効果も狙ってゴムや合成樹
脂等からなるシート材を、前記鋼板やコンクリート板か
らなる踏み板基板の少なくとも表面側に被覆して踏み板
を形成することがある。例えば特公昭62−36103
号公報、特開平8−209881号公報の如きである。
そして、一般に、このようにしてなる踏み板の表面に
は、滑り止めを目的とした溝条や凸条が設けられてい
る。
【0006】しかしながら、通常、前記ゴムや合成樹脂
製のシート部材で被覆された踏み板の表面は、雨天時な
どに雨水の流れが溝条や凸条によって妨げられるために
排水性が悪く、踏み板表面に雨水が溜まって歩行しづら
くなる問題がある。また、踏み板表面に形成された溝条
や凸条で構成される模様は、意匠的にも単調であり、景
観的観点から配慮されることは殆どないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、踏み板表面の滑り止め効果は勿論
のこと、滑り止め部分と踏板面の一体感を付与して安全
性、意匠性を高め、且つ排水性、耐久性にも優れた外観
を有する階段の踏み板を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、階段の踏み板表面に複数の凸部を形成し、前記凸
部で構成される凸模様を踏み板の奥側から先端側に至る
につれて疎から密に変化するように形成したことを特徴
とする階段の踏み板に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、階段の踏み板基
板表面のほぼ全面を覆うゴム質、合成樹脂質等よりなる
踏み板シートの表面に複数の凸部を形成し、前記凸部に
よって構成される凸模様を、前記踏み板の奥側に相当す
るシートの奥側から踏み板の先端側に相当するシートの
先端側へ至るにつれて疎から密に変化するように設けた
ことを特徴とする階段の踏み板に係る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、踏み板表面の奥側から先端側へかけて当該踏み板
表面の凸部間に形成される溝が、踏み板先端側へ至るに
つれて漸次深く形成されていることを特徴とする階段の
踏み板に係る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る階
段の踏み板を示す斜視図、図2は前記踏み板を階段に取
り付けた状態を示す斜視図、図3は踏み板の一実施例を
示す平面図、図4は凸模様の他の例を示す部分拡大平面
図、図5は図3の5−5線における部分断面図である。
【0012】図1ないし図3に示すこの発明の一実施例
に係る踏み板10は、従来技術の項で説明したささら桁
41に取り付け保持されて階段を構成するもので、踏み
板基板20の少なくとも表面の略全面を踏み板シート3
0で覆った構造からなる。
【0013】踏み板基板20は、木質板や鋼板あるいは
コンクリート板で構成される。この例では、階段の大き
さ等に応じて所定寸法とされた長方形の鋼板を、予め所
定の踏み板形状に形成したもので、踏み板の奥側12と
対応する踏み板基板20の奥側22の端部24が上方へ
屈曲し、踏み板10の先端側(手前側)13と対応する
踏み板基板20の先端側(手前側)23の端部25が下
方へ屈曲し、また裏面の長手方向両端には、前記ささら
桁41の受け材42に固定するためのボルト部材28が
溶接等で固着されている。
【0014】踏み板シート30は、ゴムや合成樹脂質等
で構成され、防音や滑り止め向上等のために前記踏み板
基板20の少なくとも表面を覆って設けられる。また、
この踏み板シート30は、踏み板基板20の表面のみに
貼着したもののほか、剥離防止のために、踏み板シート
30の端部を踏み板先端13側及び奥側12の端部裏側
へ若干折り返して貼着することもよい。あるいは前記踏
み板基板20の裏面までも一体に被覆したものとされる
こともある。さらに、前記踏み板シート30と踏み板基
板20との一体化は、接着剤によるほか、踏み板基板2
0をインサートとして成形型にセットして踏み板シート
30をインサート成形する等によって行われる。
【0015】前記踏み板シート30の表面31には、複
数の凸部16が形成され、その凸部16で構成される凸
模様15が踏み板10の奥側12に相当するシート30
の奥側32から踏み板10の先端側13に相当するシー
ト30の先端側33へ至るにつれて、疎から密に漸次変
化するように形成されている。このように凸模様15を
構成したため、昇降時に滑りやすい踏み板先端側13の
表面で摩擦抵抗が大きくなって滑り止め効果が大になる
と共に、全体が均一な凹凸模様と比べて意匠効果の優れ
たものとなる。
【0016】この例の凸部16は、図3から容易に理解
されるように、略短形状からなり、しかも、踏み板奥側
12から先端側13へ向かうにつれて一段ごとに凸部1
6上面の面積が小さくなるようにして格子状に配列され
ている。このように、凸部16を、踏み板10の長手方
向に沿って連続する長い凸条とせずに、独立した凸部と
したため、凸部16,16間に縦横方向に溝17が形成
され、昇降者の縦横方向の滑り止め効果が高くなってい
る。
【0017】なお、前記凸部16は、その他、図4に示
す凸模様15Aを構成する凸部16Aのように、千鳥状
に配置形成したものや、前記踏み板先端側13へ向かっ
て数段ごとに上面の面積が小さくなるような円形状、楕
円形状のもの等(図示せず)、滑り止め効果および意匠
効果を加味して適宜の形状とされる。また、前記凸部1
6上面の面積は、凸部16,16間の溝17の面積より
も大きくするのが好ましい。そうすれば、歩行者の足裏
押圧感として凹凸感を拾うことが軽減されると共に、靴
底の引っかかり感やつまずき感も軽減することができ
る。また、凸模様15が疎となる部分において、昇降時
に凸部16上面の単位面積当たりに、大なる押圧力が加
わるのを防ぐことができ、凸部16上面の磨耗を低減す
ることもできる。さらに、前記凸部として略同一形状か
らなるものを、踏み板奥側12から踏み板先端側13に
至るにつれて漸次数を増やして粗から密となるように形
成してもよい。
【0018】また、前記踏み板シート30の表面31に
は、凸部16間の凹部で構成される溝17が、前記凸模
様15の疎から密に至る方向に沿って延びている。この
溝17は、その溝17の位置で切断した断面図である図
5から明らかなように、踏み板奥側12から先端側13
へ至るにつれて漸次深く形成されている。これにより、
前記溝17は踏み板奥側12から先端側13に向かって
下方へ傾斜した水勾配を有するものとなり、踏み板表面
11に降った雨水等が溜まることなく溝17を通って先
端側13から排水され易くなる。この構造は、ゴム等か
らなる踏み板シート30の厚みを奥側32から先端側3
3にかけて薄くする等によって可能であり、踏み板表面
11全体を傾斜させるものではないため、昇降者に何ら
違和感や滑り易い不安感を与えるものでなく、安全性を
高くすることができる。鎖線Lは基準となる水平線を示
す。
【0019】しかも、前記溝17を、踏み板先端側13
へ至るにつれて漸次深く形成することによって、踏み板
先端側13の凸部16の高さが高くなるため、特に磨耗
しやすい部分であるこの踏み板先端側13の凸部16が
長期にわたって残ることとなり、踏み板先端側の凸部の
みが奥側の凸部に対して早く磨り減って消滅し、滑り止
め効果の低下や偏摩耗による意匠性等の低下という不具
合を生じなくなる。
【0020】なお、前記溝17を漸次深く形成する構造
としては、前記傾斜のほか、いわゆる段付き状に凸部1
6の高さに合わせて変化させることによっても可能であ
る。この場合も排水性は実用的に充分確保することがで
きる。
【0021】また、この発明における階段の踏み板は、
前記実施例のように踏み板基板が踏み板シートで覆われ
たもののほかに、階段の設置場所等によっては、前記踏
み板シートで覆われていない木質板や鋼板あるいはコン
クリート板で構成され、その木質板等の表面に、前記複
数の凸部を切削加工や接着加工、成型加工など材質に応
じた適宜の方法で直接形成して前記凸模様を設けること
もある。
【0022】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1な
いし3の発明に係る階段の踏み板によれば、その表面
に、複数の凸部を形成して踏み板奥側から先端側へ至る
につれて疎から密と変化する凸模様を形成したため、踏
み板表面の滑り止め効果は勿論のこと、意匠的にも一体
感のある優れた外観を得られる。また、前記凸模様を形
成する凸部の上面が踏み板表面を形付けるものであるた
め、歩行者がつまずく心配がないと共に、踏板表面と足
裏間に雨水が介在しにくいことから、滑り防止効果も極
めて高い。
【0023】さらに、請求項2の発明によれば、踏み板
基板を覆う踏み板シート表面に、前記同様の凸模様を形
成したため、防音効果を得られるとともに、高い滑り止
め効果が得られる。
【0024】また、請求項3の発明によれば、踏み板表
面に踏み板表面先端側へ至るにつれて漸次深くなる溝を
形成したため、前記溝が水勾配を有することになって排
水性が向上すると共に、磨耗し易い踏み板先端側で凸部
の高さが高くなるので磨耗による凸部の消失を遅らせ、
良好な滑り止め効果を長期にわたって維持することがで
きる。さらに、この水勾配は、踏み板シートの厚みを踏
み板奥側から先端側にかけて薄くする等により形成し、
踏み板表面全体を傾斜させるものではないため、昇降者
に踏み板表面の傾斜による違和感や不安感を与えず、安
全な昇降を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る階段の踏み板を示す
斜視図である。
【図2】図1の踏み板を階段に取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図3】踏み板の一実施例を示す平面図である。
【図4】凸模様の他の例を示す部分拡大平面図である。
【図5】図3の5−5線における部分断面図である。
【図6】従来における階段の踏み板の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 踏み板 11 踏み板表面 12 踏み板奥側 13 踏み板先端側 15 凸模様 16 凸部 17 溝 20 踏み板基板 30 踏み板シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の踏み板表面に複数の凸部を形成
    し、前記凸部で構成される凸模様を踏み板の奥側から先
    端側に至るにつれて疎から密に変化するように形成した
    ことを特徴とする階段の踏み板。
  2. 【請求項2】 階段の踏み板基板表面のほぼ全面を覆う
    ゴム、合成樹脂等よりなる踏み板シートの表面に複数の
    凸部を形成し、前記凸部で構成される凸模様を、前記踏
    み板の奥側に相当するシートの奥側から踏み板の先端側
    に相当するシートの先端側へ至るにつれて疎から密に変
    化するように設けたことを特徴とする階段の踏み板。
  3. 【請求項3】 踏み板表面の奥側から先端側へかけて当
    該踏み板表面の凸部間に形成される溝が、踏み板先端側
    へ至るにつれて漸次深く形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の階段の踏み板。
JP10313612A 1998-11-04 1998-11-04 階段の踏み板 Pending JP2000145084A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002303025A (ja) * 2001-04-09 2002-10-18 Takiron Co Ltd 階段用床材
JP2012154171A (ja) * 2012-05-21 2012-08-16 Takiron Co Ltd 階段被覆構造及びこれに用いる下地調整材
JP2017179692A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 積水化学工業株式会社 段板、階段および建物
JP2019138139A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 永大産業株式会社 階段構造

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