JPH1171877A - 階段用床シート - Google Patents

階段用床シート

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Publication number
JPH1171877A
JPH1171877A JP9249541A JP24954197A JPH1171877A JP H1171877 A JPH1171877 A JP H1171877A JP 9249541 A JP9249541 A JP 9249541A JP 24954197 A JP24954197 A JP 24954197A JP H1171877 A JPH1171877 A JP H1171877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
sheet
floor sheet
stairs
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9249541A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Satomi
昭宣 里見
Yukinobu Hiromoto
幸信 広本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP9249541A priority Critical patent/JPH1171877A/ja
Publication of JPH1171877A publication Critical patent/JPH1171877A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナー部が良く目立ち、足を踏み外す恐れ
が殆どない安全性に優れた階段用床シートを提供する。 【解決手段】 合成樹脂シート2の踏み面部3より前端
側を下方に略90°折り曲げてコーナー部4と蹴上げ部
5を形成し、コーナー部に連なる踏み面部3の前縁部分
の表面に、合成樹脂シート2と異なる色の合成樹脂テー
プ6を貼着して階段用床シート1を構成する。望ましく
は合成樹脂テープ6に蓄光顔料を含有させて、薄暗いと
ころの階段でもコーナー部が良く判るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段に貼付けて使
用される階段用床シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、階段の昇降時の騒音を軽減し
たり、防滑性を高めたりするために、階段の踏み面や、
踏み面から蹴上げに亘って、合成ゴム製の階段用床シー
トがゴム系粘着剤で貼付けられている。
【0003】また、最近では、合成ゴム製の階段用床シ
ートに代えて、合成樹脂製の階段用床シートも開発され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
階段用床シートは、シート全体が同一色であるため、略
90°折り曲げて階段に貼付けたとき、そのコーナー部
が目立ちにくく、階段を昇り降りする者が足を踏み外す
恐れがあった。
【0005】特に夜間の薄暗い階段では、コーナー部が
良く見えないため、注意をしていても、躓いたり足を踏
み外したりする恐れが大であり、コーナー部が滑りやす
い場合には、転倒する危険性もあった。
【0006】本発明は上記の問題に鑑みなされたもの
で、コーナー部が良く目立つため、足を踏み外す恐れが
殆どない安全性に優れた階段用床シートを提供すること
を主たる目的とし、望ましくは、夜間の薄暗い階段でも
コーナー部をはっきりと視認できる階段用床シートを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る階段用床シートは、合成樹
脂シートの踏み面部より前端側を下方に略90°折り曲
げてコーナー部と蹴上げ部を形成した階段用床シートで
あって、コーナー部に連なる踏み面部の前縁部分の表面
に、合成樹脂シートと異なる色の合成樹脂テープが貼着
されていることを特徴とするものである。
【0008】かかる構成の階段用床シートを階段に貼付
けると、コーナー部に連なる踏み面部の前縁部分に貼着
されている合成樹脂テープの色が合成樹脂シートの色と
異なるので良く目立ち、それによってコーナー部の位置
をはっきりと認識することができるため、階段を昇り降
りする者がコーナー部で躓いたり足を踏み外したりする
恐れが少なくなる。
【0009】また、請求項2に係る階段用床シートは、
上記請求項1のシートにおいて、コーナー部に連なる踏
み面部の前縁部分に滑り止め用の凸部が多数形成され、
この凸部と凸部の間の表面に合成樹脂テープが貼着され
ていることを特徴とするものである。
【0010】この階段用床シートのように、合成樹脂テ
ープが凸部と凸部の間の表面に貼着されていると、昇り
降りする者の靴底が合成樹脂テープと接触しないので、
合成樹脂テープが短期間で磨耗したり剥離したりするの
を防止することができ、しかも、これらの凸部によって
滑り止め効果が発揮されるので、転倒の危険性も激減す
る。
【0011】次に、請求項3に係る階段用床シートは、
上記請求項1又は2のシートにおいて、コーナー部に連
なる蹴上げ部の上縁部分の表面にも合成樹脂テープが貼
着されていることを特徴とするものである。
【0012】このような構成の階段用床シートを階段に
貼付けると、階段を昇るときに、蹴上げ部の上縁部分の
表面に貼着された異色の合成樹脂テープが良く目立ち、
それによってコーナー部の高さも容易に認識できるの
で、安全性が更に向上する。
【0013】そして、請求項4に係る階段用床シート
は、上記請求項1〜3のいずれかのシートにおいて、合
成樹脂シートと合成樹脂テープが同種の熱可塑性合成樹
脂、又は互いに相溶性のある熱可塑性合成樹脂からなる
ものであり、合成樹脂テープが熱溶着の手段で貼着され
ていることを特徴とするものである。
【0014】この階段用床シートのように合成樹脂テー
プを熱溶着の手段で貼着すると、合成樹脂テープの剥離
が皆無に等しくなり、貼着作業の効率も良くなる。
【0015】更に、請求項5に係る階段用床シートは、
上記請求項1〜4のいずれかのシートにおいて、合成樹
脂テープが蓄光顔料を含んだテープであることを特徴と
するものである。
【0016】このような構成の階段用床シートを階段に
貼付けると、蓄光顔料により合成樹脂テープが発光する
ので、薄暗いところでもコーナー部の位置を明瞭に認識
できるようになり、階段を昇り降りする者がコーナー部
で躓いたり足を滑らせたりするのを十分に防止すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を詳述する。
【0018】図1は本発明の一実施形態に係る階段用床
シートの平面図、図2は同階段用床シートの正面図、図
3は図1のA−A線拡大断面図、図4は同階段用床シー
トの使用状態を示す断面図である。
【0019】この階段用床シート1は、図示のように合
成樹脂シート2の踏み面部3より前端側を下方に略90
°折り曲げてコーナー部4と蹴上げ部5を形成したもの
であり、コーナー部4に連なる踏み面部3の前縁部分の
表面には、3本の細い合成樹脂テープ6が貼着されてい
る。そして、コーナー部4に連なる蹴上げ部5の上縁部
分の表面にも合成樹脂テープ6が貼着されている。
【0020】上記合成樹脂シート2は、熱可塑性の合成
樹脂、例えばポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂やポリエ
チレン等のオレフィン系樹脂などを基材樹脂とし、これ
に炭酸カルシウム等の無機質充填材や種々の添加剤、改
質剤などを配合した材料によって製造される単層構造又
は二層以上の積層構造のシートである。
【0021】このシートのコーナー部4は、短期間で磨
滅しないように厚肉化されており、踏み面部3の表面に
は、滑り止め用の凸部7a,7bが形成されている。即
ち、図1に示すように、コーナー部4に連なる踏み面部
3の前縁部分の表面には、多数の短冊形の凸部7aが横
三列に並んで形成されており、この前縁部分より後側の
表面には、小さな正方形の凸部7bが縦横に配列されて
多数形成されている。
【0022】前記の合成樹脂テープ6は、合成樹脂シー
ト2と異なる色を有するテープであって、コーナー部4
を目立たせるために、図3に示すように、踏み面部3の
前縁部分の凸部7aと凸部7aの間の表面、凸部7aと
凸部7bの間の表面、凸部7aと厚肉コーナー部4の間
の表面にそれぞれ貼着されている。このように凸部と凸
部の間の表面に合成樹脂テープ6を貼着すると、昇り降
りする者の靴底が合成樹脂テープ6と接触しないので、
合成樹脂テープ6が短期間で磨耗したり剥離したりする
のを防止することができる。尚、この合成樹脂テープ6
は、既述したようにコーナー部4に連なる蹴上げ部5の
上縁部分の表面にも貼着されている。
【0023】合成樹脂テープ6としては、裏面に粘着剤
層を有する粘着テープなども勿論使用可能であるが、こ
の実施形態では、前述した合成樹脂シート2と同種の熱
可塑性合成樹脂からなるテープ、又は、互いに相溶性の
ある熱可塑性合成樹脂からなるテープを使用し、該テー
プを熱溶着の手段で剥離しないよう強固に貼着してい
る。熱溶着の手段としては、超音波溶着や高周波溶着等
が好適に採用されるが、上記の凸部7a,7bをエンボ
ス加工する際に同時に合成樹脂テープ6を熱圧着するよ
うにしてもよい。
【0024】尚、合成樹脂テープ6の幅は3〜10mm
程度が適当であり、厚さは0.1〜0.7mm程度が適
当である。
【0025】また、この合成樹脂テープ6には蓄光顔料
を含有させることが望ましく、このような蓄光顔料を含
んだテープ6を貼着すると、薄暗いところでも蓄光顔料
により合成樹脂テープ6が発光するので、コーナー部4
の位置を明瞭に認識できるようになる。
【0026】蓄光顔料としては、例えば東洋産商(株)
製の商品名「ブリリアントルミ」などが好適に使用さ
れ、その好ましい含有率は5〜15重量%程度である。
【0027】上記構成の階段用床シート1は、例えば、
無機質充填材等を配合した合成樹脂を押出機から押出し
てシーティングし、この合成樹脂シートにエンボス加工
と曲げ加工を行って凸部7a,7bや厚肉のコーナー部
4を形成すると共に、合成樹脂テープ6を熱溶着するこ
とによって容易に製造することができる。
【0028】図4に示すように、この階段用床シート1
は、階段8の踏み面から蹴上げ面の上部までを覆うよう
に、市販の床材用の接着剤9等で階段8に貼付けて使用
される。このように階段用床シート1を貼付けると、コ
ーナー部4に連なる踏み面部3の前縁部分に貼着されて
いる合成樹脂テープ6の色が合成樹脂シート2の色と異
なるので良く目立ち、それによってコーナー部4の位置
をはっきりと認識することができるため、階段を昇り降
りする者がコーナー部4で躓いたり足を踏み外したりす
る恐れが少なくなる。
【0029】しかも、この実施形態の階段用床シート1
は、コーナー部4に連なる蹴上げ部5の上縁部分の表面
にも異色の合成樹脂テープ6を貼着してあるので、階段
を昇るときに、この蹴上げ部5の異色の合成樹脂テープ
6が良く目立ち、コーナー部5の高さも容易に認識する
ことができるので、躓いたり足を踏み外したりする恐れ
が更に少なくなり、安全性が一層向上する。
【0030】また、合成樹脂テープ6に蓄光顔料が含有
されていると、合成樹脂テープ6が発光するので、薄暗
い階段でもコーナー部4の位置を明瞭に認識できるよう
になり、階段を昇り降りする者がコーナー部4で躓いた
り足を滑らせたりするのを十分に防止できるようにな
る。
【0031】尚、図4に示す施工例では、階段用床シー
ト1の蹴上げ部5によって階段8の蹴上げ面の上半部を
被覆するようにしているが、蹴上げ部5の上下寸法を大
きくして階段8の蹴上げ面全体を被覆するように施工し
たり、或は、階段用床シート1の踏み面部3の前後寸法
を大きくして、踏み面部3の後縁部分を上方に折り曲げ
ることにより、階段8の蹴上げ面全体を被覆するように
施工してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の階段用床シートは、該シートと異なる色の合成樹脂テ
ープによって、コーナー部の位置や高さを容易に認識で
きるので、階段を昇り降りする者がコーナー部で躓いた
り足を踏み外したりする恐れが少なくなって、安全性が
大幅に向上するといった効果を奏し、特に、合成樹脂テ
ープに蓄光顔料が含有されているものは、該テープの発
光によって薄暗い階段でもコーナー部の位置を明瞭に認
識できるようになるので、安全性が一層向上するといっ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る階段用床シートの平
面図である。
【図2】同階段用床シートの正面図である。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】同階段用床シートの使用状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 階段用床シート 2 合成樹脂シート 3 踏み面部 4 コーナー部 5 蹴上げ部 6 合成樹脂テープ 7a,7b 凸部 8 階段 9 接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂シートの踏み面部より前端側を下
    方に略90°折り曲げてコーナー部と蹴上げ部を形成し
    た階段用床シートであって、コーナー部に連なる踏み面
    部の前縁部分の表面に、合成樹脂シートと異なる色の合
    成樹脂テープが貼着されていることを特徴とする階段用
    床シート。
  2. 【請求項2】コーナー部に連なる踏み面部の前縁部分に
    滑り止め用の凸部が多数形成され、この凸部と凸部の間
    の表面に合成樹脂テープが貼着されていることを特徴と
    する請求項1に記載の階段用床シート。
  3. 【請求項3】コーナー部に連なる蹴上げ部の上縁部分の
    表面にも合成樹脂テープが貼着されていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の階段用床シート。
  4. 【請求項4】合成樹脂シートと合成樹脂テープが同種の
    熱可塑性合成樹脂、又は互いに相溶性のある熱可塑性合
    成樹脂からなるものであり、合成樹脂テープが熱溶着の
    手段で貼着されていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の階段用床シート。
  5. 【請求項5】合成樹脂テープが蓄光顔料を含んだテープ
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の階段用床シート。
JP9249541A 1997-08-29 1997-08-29 階段用床シート Pending JPH1171877A (ja)

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JP (1) JPH1171877A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041732A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Takiron Co Ltd 室内階段構造
JP2015098675A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 タキロン株式会社 階段被覆材及び階段被覆構造
JP2017025632A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 タキロン株式会社 段差被覆構造とそれに用いる段差被覆材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041732A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Takiron Co Ltd 室内階段構造
JP2015098675A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 タキロン株式会社 階段被覆材及び階段被覆構造
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