JP2003041008A - マスターバッチ - Google Patents

マスターバッチ

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JP2003041008A
JP2003041008A JP2001227247A JP2001227247A JP2003041008A JP 2003041008 A JP2003041008 A JP 2003041008A JP 2001227247 A JP2001227247 A JP 2001227247A JP 2001227247 A JP2001227247 A JP 2001227247A JP 2003041008 A JP2003041008 A JP 2003041008A
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polybutadiene
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JP2001227247A
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Minoru Furuichi
稔 古市
Masaki Maeda
征希 前田
Akio Aoyama
彰夫 青山
Koji Okada
公二 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な油展1,2−ポリブタジエンを用い、
流動性、分散性がよく、ゴム・プラスチック用の薬品を
多量に分散することができ、マスターバッチ作製に際し
通常のゴム混練技術で容易に目的とするマスターバッチ
を短時間に作製することができる高性能なマスターバッ
チを提供すること。 【解決手段】 (A)油展1,2−ポリブタジエン2〜
95重量%、および(B)ゴムもしくはプラスチック用
の機能性化合物98〜5重量%〔ただし、(A)+
(B)=100重量%〕を含有するマスターバッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ゴム、合成ゴ
ム、合成樹脂、エラストマーなどに添加し、使用される
各種のゴム、プラスチック用の機能性化合物を、新規な
油展1,2−ポリブタジエンと混合してマスターバッチ
化したゴム、プラスチック用マスターバッチに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、粒状ゴム薬マスターバッチなど
は、以下の背景から市場でのニーズが強くなってきてい
る。 (イ)職場の労働環境面から微粉末状ゴム薬品などの飛
散を防止する。 (ロ)ゴムあるいはプラスチック配合物に添加するゴ
ム、プラスチック用薬品を短時間で混合でき、かつ配合
物への分散に優れる。 (ハ)ゴム、プラスチック用薬品の自動計量化が可能で
ある。 上記、(イ)、(ロ)の解決のため、例えば通常のゴム
を用いたシート状ゴム薬品マスターバッチやオイルなど
で処理したゴム薬品が従来から知られているが、ゴム薬
品の自動計量化や取扱い上の利点から、最近、粒状の薬
品マスターバッチの要求が多くなっている。
【0003】ゴム用薬品マスターバッチに関する技術と
して、特開平1−223130号公報には、ゴム用薬品
と、ゴムおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体とオイル
類の3成分からなるゴム用配合剤組成物が提案されてい
るが、ゴム用薬品の品種あるいは3成分の組成比によっ
ては、組成物が粘着性を帯び、加工上あるいは組成物の
貯蔵上において問題がある。例えば、シート状のマスタ
ーバッチを製造する場合は、ロールでシート出しをする
が、この際、組成物の粘着性が大きいと、ロール表面に
シートが貼り付いて離型性が悪く、作業性が著しく損な
われる場合がある。また、上記のような混合組成物を計
量の合理化の目的で、押し出し造粒機によって造粒成形
化する場合があるが、組成物の粘着性が大きいと、造粒
物の貯蔵中に、自重で粒状物どうしがくっつき合い(ブ
ロッキング)、塊状物となり、その機能を損なうことが
ある。特に、外気が高温となる夏期における貯蔵時に
は、この傾向が著しい。
【0004】一方、特開昭53−41342号公報にお
いては、ゴムと加硫促進剤などからなる組成物によるマ
スターバッチの製造時に、バインダーとしてゴムを選択
し、オイル類としてゴム用プロセスオイルを選択するこ
となどの記述がある。しかしながら、このマスターバッ
チにおいてもそれ自体の粘着性の問題があり、上記ブロ
ッキングの問題がある。
【0005】上記の問題点を解決するために、特開平7
−224188号公報には、(a)ゴム・プラスチック用
薬品、(b)1,2−ポリブタジエンおよび(c)軟化剤
を必須成分とし、マスターバッチ本来の目的である良好
な形状を維持し、さらにゴムやエラストマーやプラスチ
ックなどへの良好な分散性を損なうことなく、組成物の
粘着性を防止し、ロール加工性あるいは貯蔵中のブロッ
キング性を改善したゴム、プラスチック用薬品マスター
バッチが提案されている。しかしながら、このマスター
バッチによれば、流動性が充分でなく、各種薬品の分散
性が未だ充分とはいえず、また、マスターバッチ中に多
量の薬品を分散でき難く、またマスターバッチを作製す
るのに技術を必要とし、作製に長時間を必要とするとい
う問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な油展
1,2−ポリブタジエンを用い、流動性、分散性がよ
く、ゴム・プラスチック用の薬品を多量に分散すること
ができ、通常のゴム混練技術で容易に作製することがで
きる高性能なマスターバッチを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)油展
1,2−ポリブタジエン2〜95重量%、および(B)
ゴムもしくはプラスチック用の機能性化合物(以下「機
能性化合物」ともいう)98〜5重量%〔ただし、
(A)+(B)=100重量%〕を含有するマスターバ
ッチに関する。ここで、上記(B)機能性化合物として
は、(C)架橋剤、(D)無機充填剤、(E)難燃剤、
酸化防止剤、滑剤、着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、熱安定剤、老化防止剤,加工助剤、耐光(候)剤お
よび抗菌剤、ならびに(F)発泡剤の群から選ばれた少
なくとも1種が挙げられる。さらに、本発明は、上記マ
スターバッチを用いてなる成形品に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】(A)油展1,2−ポリブタジエ
1,2−ポリブタジエン;本発明の(A)成分に用いら
れる1,2−ポリブタジエンは、例えば、1,2−結合
含有量が70%以上のものであれば、いかなる1,2−
ポリブタジエンでもよいが、好ましくは、コバルト化合
物およびアルミノオキサンを含有する触媒の存在下に、
ブタジエンを重合して得られるものである。
【0009】本発明の(A)成分に用いられる1,2−
ポリブタジエンのブタジエン結合単位における1,2−
結合含有量は、70%以上、好ましくは80%以上、さ
らに好ましくは90%以上である。1,2−結合含有量
が70%以上であることにより、本発明の1,2−ポリ
ブタジエンが良好な熱可塑性エラストマーとしての性質
が発揮される。
【0010】なお、本発明の(A)成分に用いられる
1,2−ポリブタジエンは、結晶性を有する1,2−ポ
リブタジエンが好ましく、その融点は、好ましくは50
〜130℃、さらに好ましくは60〜120℃の範囲に
ある。融点がこの範囲にあることにより、引張強度、引
裂強度などの力学強度と柔軟性のバランスに優れる結果
となる。
【0011】本発明の1,2−ポリブタジエンは、ブタ
ジエン以外の共役ジエンが少量共重合していてもよい。
ブタジエン以外の共役ジエンとしては、1,3−ペンタ
ジエン、高級アルキル基で置換された1,3−ブタジエ
ン誘導体、2−アルキル置換−1,3−ブタジエンなど
が挙げられる。このうち、高級アルキル基で置換された
1,3−ブタジエン誘導体としては、1−ペンチル−
1,3−ブタジエン、1−ヘキシル−1,3−ブタジエ
ン、1−ヘプチル−1,3−ブタジエン、1−オクチル
−1,3−ブタジエンなどが挙げられる。
【0012】ここで、2−アルキル置換−1,3−ブタ
ジエンの代表的なものは、2−メチル−1,3−ブタジ
エン(イソプレン)、2−エチル−1,3−ブタジエ
ン、2−プロピル−1,3−ブタジエン、2−イソプロ
ピル−1,3−ブタジエン、2−ブチル−1,3−ブタ
ジエン、2−イソブチル−1,3−ブタジエン、2−ア
ミル−1,3−ブタジエン、2−イソアミル−1,3−
ブタジエン、2−ヘキシル−1,3−ブタジエン、2−
シクロヘキシル−1,3−ブタジエン、2−イソヘキシ
ル−1,3−ブタジエン、2−ヘプチル−1,3−ブタ
ジエン、2−イソヘプチル−1,3−ブタジエン、2−
オクチル−1,3−ブタジエン、2−イソオクチル−
1,3−ブタジエンなどが挙げられる。これらの共役ジ
エンのなかで、ブタジエンと共重合される好ましい共役
ジエンとしては、イソプレン、1,3−ペンタジエンが
挙げられる。重合に供される単量体成分中のブタジエン
の含有量は50モル%以上、特には70モル%以上が好
ましい。
【0013】本発明の(A)成分に用いられる1,2−
ポリブタジエンは、上述したように、好ましくは、コバ
ルト化合物およびアルミノオキサンを含有する触媒の存
在下に、ブタジエンを重合して得られる。上記コバルト
化合物としては、好ましくは炭素数4以上のコバルトの
有機酸塩を挙げることができる。このコバルトの有機酸
塩の具体例として、酪酸塩、ヘキサン酸塩、ヘプチル酸
塩、2−エチル−ヘキシル酸などのオクチル酸塩、デカ
ン酸塩や、ステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸などの
高級脂肪酸塩、安息香酸塩、トリル酸塩、キシリル酸
塩、エチル安息香酸などのアルキル、アラルキル、アリ
ル置換安息香酸酸塩やナフトエ酸塩、アルキル、アラル
キルもしくはアリル置換ナフトエ酸塩を挙げることがで
きる。これらのうち、2−エチルヘキシル酸のいわゆる
オクチル酸塩や、ステアリン酸塩、安息香酸塩が、炭化
水素溶媒への優れた溶解性のために好ましい。
【0014】上記アルミノオキサンとしては、例えば下
記一般式(I)または一般式(II)で表されるものを挙
げることができる。
【0015】
【化1】
【0016】この一般式(I)あるいは(II)で表され
るアルミノオキサンにおいて、Rはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などの炭化水素基であり、好
ましくはメチル基、エチル基であり、特に好ましくはメ
チル基である。また、mは、2以上、好ましくは5以
上、さらに好ましくは10〜100の整数である。アル
ミノオキサンの具体例としては、メチルアルミノオキサ
ン、エチルアルミノオキサン、プロピルアルミノオキサ
ン、ブチルアルミノオキサンなどを挙げることができ、
メチルアルミノオキサンが特に好ましい。
【0017】重合触媒は、上記コバルト化合物とアルミ
ノオキサン以外に、ホスフィン化合物を含有することが
極めて好ましい。ホスフィン化合物は、重合触媒の活性
化、ビニル結合構造および結晶性の制御に有効な成分で
あり、好ましくは下記一般式(III)で表される有機リ
ン化合物を挙げることができる。
【0018】P(Ar)n(R´)3-n ……(III) 一般式(III)中、Arは下記で示される基を示す。
【0019】
【化2】
【0020】(上記基において、R1,R2,R3は、同
一または異なって、水素原子、炭素数が好ましくは1〜
6のアルキル基、ハロゲン原子、炭素数が好ましくは1
〜6のアルコキシ基または炭素数が好ましくは6〜12
のアリール基を表す。) また、一般式(III)中、R´はシクロアルキル基、ア
ルキル置換シクロアルキル基を示し、nは0〜3の整数
である。
【0021】一般式(III)で表されるホスフィン化合
物としては、具体的に、トリ−(3−メチルフェニル)
ホスフィン、トリ−(3−エチルフェニル)ホスフィ
ン、トリ−(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン、
トリ−(3,4−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ
−(3−イソプロピルフェニル)ホスフィン、トリ−
(3−t−ブチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3,
5−ジエチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3−メチ
ル−5−エチルフェニル)ホスフィン)、トリ−(3−
フェニルフェニル)ホスフィン、トリ−(3,4,5−
トリメチルフェニル)ホスフィン、トリ−(4−メトキ
シ−3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−
(4−エトキシ−3,5−ジエチルフェニル)ホスフィ
ン、トリ−(4−ブトキシ−3,5−ジブチルフェニ
ル)ホスフィン、トリ(p−メトキシフェニルホスフィ
ン)、トリシクロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシ
ルフェニルホスフィン、トリベンジルホスフィン、トリ
(4−メチルフェニルホスフィン)、トリ(4−エチル
フェニルホスフィン)などを挙げることができる。これ
らのうち、特に好ましいものとしては、トリフェニルホ
スフィン、トリ−(3−メチルフェニル)ホスフィン、
トリ−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)ホ
スフィンなどが挙げられる。
【0022】また、コバルト化合物として、下記一般式
(IV)で表される化合物を用いることができる。
【0023】
【化3】
【0024】上記一般式(IV)で表される化合物は、塩
化コバルトに対し上記一般式(III)においてnが3であ
るホスフィン化合物を配位子に持つ錯体である。このコ
バルト化合物の使用に際しては、あらかじめ合成したも
のを使用してもよいし、あるいは重合系中に塩化コバル
トとホスフィン化合物を接触させる方法で使用してもよ
い。錯体中のホスフィン化合物を種々選択することによ
り、得られる1,2−ポリブタジエンの1,2−結合の
量、結晶化度の制御を行なうことができる。
【0025】上記一般式(IV)で表されるコバルト化合
物の具体例としては、コバルトビス(トリフェニルホス
フィン)ジクロライド、コバルトビス〔トリス(3−メ
チルフェニルホスフィン)〕ジクロライド、コバルトビ
ス〔トリス(3−エチルフェニルホスフィン)〕ジクロ
ライド、コバルトビス〔トリス(4−メチルフェニルホ
スフィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔トリス
(3,5−ジメチルフェニルホスフィン)〕ジクロライ
ド、コバルトビス〔トリス(3,4−ジメチルフェニル
ホスフィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔トリス
(3−イソプロピルフェニルホスフィン)〕ジクロライ
ド、コバルトビス〔トリス(3−t−ブチルフェニルホ
スフィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔トリス
(3,5−ジエチルフェニルホスフィン)〕ジクロライ
ド、コバルトビス〔トリス(3−メチル−5−エチルフ
ェニルホスフィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔ト
リス(3−フェニルフェニルホスフィン)〕ジクロライ
ド、コバルトビス〔トリス(3,4,5−トリメチルフ
ェニルホスフィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔ト
リス(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルホスフ
ィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔トリス(4−エ
トキシ−3,5−ジエチルフェニルホスフィン)〕ジク
ロライド、コバルトビス〔トリス(4−ブトキシ−3,
5−ジブチルフェニルホスフィン)〕ジクロライド、コ
バルトビス〔トリス(4−メトキシフェニルホスフィ
ン)〕ジクロライド、コバルトビス〔トリス(3−メト
キシフェニルホスフィン)〕ジクロライド、コバルトビ
ス〔トリス(4−ドデシルフェニルホスフィン)〕ジク
ロライド、コバルトビス〔トリス(4−エチルフェニル
ホスフィン)〕ジクロライドなどを使用することができ
る。
【0026】これらのうち、特に好ましいものとして
は、コバルトビス(トリフェニルホスフィン)ジクロラ
イド、コバルトビス〔トリス(3−メチルフェニルホス
フィン)〕ジクロライド、コバルトビス〔トリス(3,
5−ジメチルフェニルホスフィン)〕ジクロライド、コ
バルトビス〔トリス(4−メトキシ−3,5−ジメチル
フェニルホスフィン)〕ジクロライドなどが挙げられ
る。
【0027】触媒の使用量は、ブタジエンの単独重合の
場合は、ブタジエン1モル当たり、共重合する場合は、
ブタジエンとブタジエン以外の共役ジエンとの合計量1
モル当たり、コバルト化合物を、コバルト原子換算で
0.001〜1ミリモル、好ましくは0.01〜0.5
ミリモル程度使用する。また、ホスフィン化合物の使用
量は、コバルト原子に対するリン原子の比(P/Co)
として、通常、0.1〜50、好ましくは0.5〜2
0、さらに好ましくは1〜20である。さらに、アルミ
ノオキサンの使用量は、コバルト化合物のコバルト原子
に対するアルミニウム原子の比(Al/Co)として、
通常、4〜107、好ましくは10〜106である。な
お、一般式(IV)で表される錯体を用いる場合は、ホス
フィン化合物の使用量がコバルト原子に対するリン原子
の比(P/Co)が2であるとし、アルミノオキサンの
使用量は、上記の記載に従う。
【0028】重合溶媒として用いられる不活性有機溶媒
としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クメ
ンなどの芳香族炭化水素溶媒、n−ペンタン、n−ヘキ
サン、n−ブタンなどの脂肪族炭化水素溶媒、シクロペ
ンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサンなどの
脂環族炭化水素溶媒およびこれらの混合物が挙げられ
る。
【0029】重合温度は、通常、−50〜120℃で、
好ましくは−20〜100℃である。重合反応は、回分
式でも、連続式でもよい。なお、溶媒中の単量体濃度
は、通常、5〜50重量%、好ましくは10〜35重量
%である。また、重合体を製造するために、本発明の触
媒および重合体を失活させないために、重合系内に酸
素、水あるいは炭酸ガスなどの失活作用のある化合物の
混入を極力なくすような配慮が必要である。重合反応が
所望の段階まで進行したら反応混合物をアルコール、そ
の他の重合停止剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤などを添加し、次いで通常の方法に従って生成重合
体を分離、洗浄、乾燥して本発明に用いられる1,2−
ポリブタジエンを得ることができる。
【0030】本発明の(A)成分に用いられる1,2−
ポリブタジエンの重量平均分子量は、好ましくは1万〜
500万、さらに好ましくは1万〜150万、特に好ま
しくは5万〜100万である。重量平均分子量が1万未
満では油展後の流動性が極端に高く、以後の加工が非常
に困難となり、一方、500万を超えると油展後の流動
性が極端に低く、加工が非常に困難となり好ましくな
い。
【0031】なお、本発明の(A)成分に用いられる
1,2−ポリブタジエンは、単独で、架橋を行わない状
態でも十分な強度が得られるため、射出成形、押し出し
成形など工業部品やフィルム用途などの非架橋成形用途
に好適である。その際、加工方法としては特に制限はな
く、通常の樹脂、ゴム加工時に用いられるロール、ニー
ダー、バンバリーミキサー、スクリュー押出機、フィー
ダールーダー押出機などを用いた溶融混練りなどによる
混合が可能である。
【0032】伸展油;上述した1,2−ポリブタジエン
を油展して、本発明の(A)油展1,2−ポリブタジエ
ンを調製するために用いる伸展油としては、ジエン系重
合体に対して通常用いられる伸展油や軟化剤であれば特
に制限はないが、例えば、鉱物油系の伸展油を好適例と
して挙げることができる。
【0033】鉱物油系の伸展油としては、好ましくは粘
度比重恒数(または粘度比重定数という。以下、V.
G.C.と略す。)で0.790〜0.999、さらに
好ましくはV.G.C.が0.790〜0.949、特
に好ましくはV.G.C.が0.790〜0.912の
ものである。伸展油としては、一般にアロマティック系
伸展油、ナフテン系伸展油、パラフィン系伸展油が知ら
れている。
【0034】このうち、上記粘度比重恒数を満たすアロ
マティック系伸展油としては、出光興産(株)製の、ダ
イアナプロセスオイルAC−12,AC460,AH−
16,AH−58、エクソンモービル(有)製の、モー
ビルゾールK,同22,同130、日鉱共石(株)製
の、共石プロセスX50,X100,X140、シェル
化学(株)製の、レゾックスNo.3、デュートレックス
729UK、日本石油(株)製の、コウモレックス20
0,300,500,700、エクソンモービル(有)
製の、エッソプロセスオイル110,同120、三菱石
油(株)製の、三菱34ヘビープロセス油、三菱44ヘ
ビープロセス油、三菱38ヘビープロセス油、三菱39
ヘビープロセス油などが挙げられる。
【0035】また、上記粘度比重恒数を満たすナフテン
系伸展油としては、出光興産(株)製の、ダイアナプロ
セスオイルNS−24,NS−100,NM−26,N
M−280,NP−24、エクソンモービル(有)製の
ナプレックス38、富士興産(株)製の、フッコールF
LEX#1060N,#1150N,#1400N,#
2040N,#2050N、日鉱共石(株)製の、共石
プロセスR25,R50,R200,R1000、シェ
ル化学(株)製の、シェルフレックス371JY,同3
71N,同451,同N−40,同22,同22R,同
32R,同100R,同100S,同100SA,同2
20RS,同220S,同260,同320R,同68
0、日本石油(株)製のコウモレックス2号プロセスオ
イル、エクソンモービル(有)製の、エッソプロセスオ
イルL−2,同765、三菱石油(株)製の三菱20ラ
イトプロセス油などが挙げられる。
【0036】さらに、上記粘度比重恒数を満たすパラフ
ィン系伸展油としては、出光興産(株)製の、ダイアナ
プロセスオイルPW−90,PW−380,PS−3
2,PS−90,PS−430、富士興産(株)製の、
フッコールプロセスP−100,P−200,P−30
0,P400,P−500、日鉱共石(株)製の、共石
プロセスP−200,P−300,P−500,共石E
PT750,同1000,共石プロセスS90、シェル
化学(株)製の、ルブレックス26,同100,同46
0、エクソンモービル(有)製の、エッソプロセスオイ
ル815,同845,同B−1、エクソンモービル
(有)製のナプレックス32、三菱石油(株)製の三菱
10ライトプロセス油などが挙げられる。
【0037】このように、1,2−ポリブタジエンが伸
展油によって油展されていることにより、架橋剤やカー
ボンブラック、シリカなどの充填剤などを1,2−ポリ
ブタジエンに均一に、しかも多量に微分散させることが
可能になり、加工性や成形品の諸特性を著しく向上させ
ることができるマスターバッチが得られる。また、これ
により、驚くべきことに、得られる(A)油展1,2−
ポリブタジエンや成形品の機械的強度、特に耐摩耗性を
向上させることができる。
【0038】本発明の(A)油展1,2ポリブタジエン
を調整するために用いられる伸展油の配合量は、1,2
−ポリブタジエン100重量部に対して、1〜200重
量部、好ましくは10〜100重量部、さらに好ましく
は15〜80重量部、特に好ましくは20〜70重量部
である。1重量部未満では、流動性、分散性、混練り加
工性(マスターバッチの纏まり性)に乏しく、一方、2
00重量部を超えると、著しく軟質化し加工性に劣る。
【0039】油展方法としては特に制限はなく、例え
ば、1,2−ポリブタジエンの重合溶液に伸展油を添加
し、溶液状態で混合する方法を挙げることができる。こ
の方法は、操作上、1,2−ポリブタジエンと伸展油と
を混合する過程を省略することができ、両者の混合均一
性に優れる点から好ましい。重合体溶液に伸展油を添加
する場合は、重合の終了後、例えば、末端変性剤の添加
後または重合停止剤の添加後が好ましい。有機溶剤を含
む重合体溶液中に、伸展油を必要量添加して、溶液状態
でよく混合する(第1工程)。次に、伸展油を含む重
合体溶液中にスチームを吹き込むスチームストリッピン
グ法によってクラムを得るか、あるいは伸展油を含む
重合体溶液をエクストルーダー、デボラチライザーなど
の手段により、直接、脱溶剤を行なって、油展1,2−
ポリブタジエンと溶剤とを分離する(第2工程)。得ら
れた油展1,2−ポリブタジエンは、必要に応じて、真
空乾燥機、熱風乾燥機やロールなどにより乾燥し(第3
工程)、目的とする(A)油展1,2−ポリブタジエン
を単離することができる。また、油展方法として、1,
2−ポリブタジエンと伸展油とを溶融状態でブレンドし
て、(A)油展1,2−ポリブタジエンを調製すること
もできる。この場合、ブレンド方法としては、単軸押し
出し機、二軸押し出し機、バンバリー、ロール、ニーダ
ー、プラストミルなどが採用され、溶融混練温度は14
0〜160℃が好適である。
【0040】(B)機能性化合物 本発明の(B)機能性化合物は、ゴムやプラスチックに
使用される薬品であり、例えば(C)架橋剤、(D)無
機充填剤、(E)難燃剤、酸化防止剤、滑剤、着色剤、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、熱安定剤、老化防止剤,加
工助剤、耐光(候)剤および抗菌剤、ならびに(F)発
泡剤の群から選ばれた少なくとも1種が挙げられる。マ
スターバッチ製造条件および通常の保管条件で変質しな
い場合は、複数の(B)機能性化合物を同時に含有する
マスターバッチも好ましい。
【0041】本発明の(B)機能性化合物として使用さ
れる(C)架橋剤としては、例えば硫黄または加熱によ
り硫黄を生成させる化合物と加硫促進剤の組み合わせ、
有機過酸化物または有機過酸化物と多官能性モノマーの
組み合わせ、およびシラノール化合物と水系剤の組み合
わせなどがある。(C)架橋剤のマスターバッチとして
は例えば硫黄単独または加硫促進剤単独など(C)架橋
剤の1成分のマスターバッチが好ましいが、製造時や保
管時に変質しない場合、簡略化のため、2種以上の
(C)架橋剤を含有するマスターバッチでもよい。
【0042】硫黄としては、粉末硫黄,沈降性硫黄,コ
ロイド硫黄,表面処理硫黄などが使用でき、また加熱に
より硫黄を生成させる化合物としては、テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィ
ドなどが使用できる。硫黄や加熱により硫黄を生成させ
る化合物に併用する加硫促進剤としては、例えばテトラ
メチルチウラムジスルフィド(TMTD)N−オキシジ
エチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(O
BS),N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスル
フェンアミド(CBS),ジベンゾチアジルジスルフィ
ド(MBTS),2−メルカプトベンゾチアゾール(M
BT),ジンクジ−n−ブチルジチオカーバイト(Zn
BDC),ジンクジメチルジチオカーバイト(ZnMD
C)などである。
【0043】有機過酸化物架橋配合の場合、ジクミルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン、α,α'−ジ−t−ブチ
ルパーオキシ−ジ−p−ジイソプロピルベンゼン、n−
ブチル−4,4−ビス−t−ブチルパーオキシバレレー
ト、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパ
ーオキシイソプロピルカーボネート、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンなどが
使用できる。また、有機過酸化物架橋の場合は、同時に
種々の多官能性モノマーなどを添加してもよい。多官能
性モノマーの具体例としては、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、トリアリルイソシアネート、ジアリルフタレート
などである。この場合の有機過酸化物/多官能性モノマ
ー(モル比)は、通常、1/1〜1/50好ましくは1
/2〜1/40である。
【0044】シラノール化合物と水系剤との組み合わせ
によれば、水架橋という作用効果がある。ここで、シラ
ノール化合物としては、ビニルメトキシシラン、ビニル
エトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニル
ジメトキシメチルシラン、ビニルジエトキシメチルシラ
ン.ビニルメトキシジメチルシラン、ビニルエトキシジ
メチルシランなどがある。これらは、単独若しくは2種
以上の混合物として使用することができる。また、水系
剤としては、水もしくは、水蒸気が使用できる。本発明
ににおいてシラノール縮合触媒としてカルボン酸の金属
塩、有機塩基、無機酸、有機酸の金属塩などがある。ま
た、必要に応じて有機過酸化物の併用も挙げられる。
【0045】本発明のマスターバッチに配合される
(B)機能性化合物のうち、(D)無機充填剤として
は、例えば、ガラス繊維、ガラスビーズ、チタン酸カリ
ウム、タルク、マイカ、硫酸バリウム、カーボンブラッ
ク、シリカ、カーボン−シリカデュアル・フェイズ・フ
ィラー、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムな
どを挙げることができる。(D)無機充填剤としては、
中でも、カーボンブラックとシリカとの併用、カーボン
−シリカデュアル・フェイズ・フィラーの使用またはカ
ーボン−シリカデュアル・フェイズ・フィラーとカーボ
ンブラックおよび/またはシリカとの併用が好ましい。
【0046】カーボンブラックとしては、ファーネス法
により製造されたものであって、窒素吸着比表面積が5
0〜200m2/g、DBP吸油量が80〜200ml
/100gのカーボンブラックが好ましく、例えば、F
EF,HAF,ISAF,SAFクラスなどのものを挙
げることができる。中でも、高凝集タイプのものが好ま
しい。
【0047】シリカとしては、例えば、湿式法シリカ、
乾式法シリカ、合成ケイ酸塩系シリカなどを挙げること
ができる。補強効果の高いのは粒子径の小さいシリカで
あり、小粒子・高凝集タイプ(高表面積、高吸油性)の
ものが重合体ヘの分散性が良好で、物性および加工性の
面で好ましい。シリカの平均粒径は、一次粒子径で、好
ましくは、5〜60μm、さらに好ましくは、10〜3
5μmである。また、その比表面積(BET法)は、好
ましくは、45〜280m2/gである。
【0048】また、カーボンブラックとシリカとを併用
して配合することも可能であり、、これら補強作用のあ
る充填剤が、重合体に均一に微分散し、ロール加工性、
押出性などに優れ、成形品の機械的強度を向上させ、さ
らに耐摩耗性に優れたものとすることができる。
【0049】また、(D)無機充填剤として、カーボン
−シリカデュアル・フェイズ・フィラー(Dual P
hase Fi11er:カーボン−シリカ二重相フィ
ラー)を単独で、またはカーボンブラックおよび/また
はシリカと併用して配合することができる。カーボン−
シリカデュアル・フェイズ・フィラーを配合することに
より、それ単独で用いた場合であっても、カーボンブラ
ックとシリカとを併用したときと同様な優れた利点を得
ることができる。カーボン−シリカデュアル・フェイズ
・フィラーは、カーボンブラックの表面に、シリカを化
学結合させた、いわゆるシリカ・コーティング・カーボ
ンブラックであり、キャボット社から商品名CRX20
00,CRX2002,CRX2006として市販され
ている。
【0050】また、(D)無機充填剤としては、カーボ
ン−シリカデュアル・フェイズ・フィラーをそれ以外の
充填剤と併用することができる。併用できる充填剤とし
ては特に制限はなく、例えば、上述のカーボンブラック
および/またはシリカ、クレー、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウムなどを挙げることができる。中でも、カー
ボンブラックおよび/またはシリカが好ましい。上記
(D)無機充填剤として、シリカを配合する場合、また
カーボン−シリカデュアル・フェイズ・フィラーを配合
する場合は、シランカップリング剤を配合することが好
ましく、その配合量は、シリカおよび/またはカーボン
−シリカデュアル・フェイズ・フィラ−100重量部に
対して、好ましくは、1〜20重量部、さらに好ましく
は、5〜15重量部である。
【0051】シランカップリング剤としては、分子中に
アルコキシシリル基などのシリカ表面と反応可能な官能
基とポリスルフィド、メルカプト基、エポキシ基など
の、重合体の炭素−炭素二重結合と反応可能な官能基を
併せ持ったものが好ましい。例えば、ビス−(3−トリ
エトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス−
(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−トリ
エトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバ
モイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロ
ピルベンゾチアゾールテトラスルフィドなどを挙げるこ
とができる。このようなシランカップリング剤を用いる
ことにより、カーボンブラックとシリカを併用して充填
剤に使用した場合に、またはカーボン−シリカデュアル
・フェイズ・フィラーを充填剤に使用した場合に、その
補強効果を高めることができる。
【0052】本発明の(B)機能性化合物として使用さ
れる(E)他の添加剤としては、活性剤、難燃剤、酸化
防止剤、滑剤、着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、熱
安定剤、老化防止剤,加工助剤、耐光(候)剤、抗菌剤
などが挙げられる。
【0053】本発明に使用可能な活性剤としては亜鉛
華、酸化マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、トリエタノ
ールアミン、有機アミン類、エチレングリコール、ジエ
チレングリコールが好ましい。難燃剤としては、ハロゲ
ン系難燃剤、リン系難燃剤、無機系難燃剤を挙げること
ができるが、ダイオキシン問題を考慮するとハロゲンを
含まないリン系難燃剤、無機系難燃剤が好ましい。リン
系難燃剤として、トリフェニルホスフェート、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレ
ジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホ
スフェート、レゾルシノール−ビス−(ジフェニルホス
フェート)、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェー
ト、ジメチルメチルホスフェート、トリアリルホスフェ
ートなど、およびその縮合体、リン酸アンモニウムおよ
びその縮合体、ジエチルN,N−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)アミノメチルホスホネートなどを例示すること
ができる。無機系難燃剤としては、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、硼酸亜鉛、硼酸バリウム、カ
オリン・クレー、炭酸カルシウム、明ばん石、塩基性炭
酸マグネシウム、水酸化カルシウム、三酸化アンチモン
などを例示することができる。上記難燃剤の中には、そ
れ自身の難燃性発現効果は低いが、他の難燃剤と併用す
ることで相乗的により優れた効果を発揮する、いわゆる
難燃助剤も含まれる。
【0054】本発明のマスターバッチに使用される老化
防止剤(酸化防止剤)としては、フェノール系酸化防止
剤、イオウ系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤などが挙
げられるが、フェノール系酸化防止剤が特に好ましい。
上記のフェノール系酸化防止剤としては、具体的には、
スチレン化フェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−p−エチ
ルフェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノー
ル、ブチルヒドロキシアニソール、1−ヒドロキシ−3
−メチル−4−イソプロピルベンゼン、モノ−t−ブチ
ル−p−クレゾール、モノ−t−ブチル−m−クレゾー
ル、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、ブ
チル化ビスフェノールA、2,2′−メチレン−ビス−
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′
メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ノニルフェノール)、2,2′−イソブチリデン−
ビス−(4,6−ジメチルフェノール)、4,4′−ブ
チリデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t
−ブチルフェノール)、2,2−チオ−ビス−(4−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオ−
ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4′−チオ−ビス−(2−メチル−6−ブチルフェ
ノール)、4,4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル−
3−メチルフェノール)、ビス(3−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルベンゼン)スルフィド、2,2
−チオ[ジエチル−ビス−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート]、ビ
ス[3,3−ビス(4′−ヒドロキシ−3′−t−ブチ
ルフェノール)ブチリックアシッド]グリコールエステ
ル、ビス[2−(2−ヒドロキシ−5−メチル−3−t
−ブチルベンゼン)−4−メチル−6−t−ブチルフェ
ニル]テレフタレート、1,3,5−トリス(3′,
5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシベンジル)イ
ソシアヌレート、N,N′−ヘキサメチレン−ビス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロキ
シアミド)、N−オクタデシル−3−(4′−ヒドロキ
シ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェノール)プロピオ
ネート、テトラキス[メチレン−(3′,5′−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
メタン、1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シ
クロヘキサン、モノ(α−メチルベンゼン)フェノー
ル、ジ(α−メチルベンジル)フェノール、トリ(α−
メチルベンジル)フェノール、ビス(2′−ヒドロキシ
−3′−t−ブチル−5′−メチルベンジル)4−メチ
ル−フェノール、2,5−ジ−t−アミルハイドロキノ
ン、2,6−ジ−ブチル−α−ジメチルアミノ−p−ク
レゾール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルリン
酸のジエチルエステルなどが挙げられる。
【0055】本発明に使用可能な滑剤としては、押出し
安定性を付与するために一般的に使用されるパラフィン
系および炭化水素樹脂、金属石けん、ステアリン酸に代
表される脂肪酸、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、脂肪
族金属塩などが挙げられる。着色剤としては、無機顔料
および有機顔料の中から、適宜選択して使用する。
【0056】本発明の(B)機能性化合物として用いら
れる(F)発泡剤としては、それ自体公知の無機発泡剤
または有機発泡剤を用いることができる。発泡剤の具体
例として、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭
酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アゾジカルボンアミ
ド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ジニトロソ
テレフタルアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾ
ジカルボン酸バリウム、トルエンスルホニルヒドラジド
などのスルホニルヒドラジド類などを挙げることができ
る。なかでも、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、スルホニルヒドラジド類がより
好ましいものである。これらの発泡剤は、尿素、尿素誘
導体などの公知の発泡助剤と併用してもよい。
【0057】以上のうち、マスターバッチによく使用さ
れる化合物としては、アゾジカルボンアミド、ジニトロ
ソペンタメチレンテトラミン、p,p‘オキシビスベン
ゼンスルフォニルヒドラジンがあげられる。(クレーム
3対象) 以上述べた(B)機能性化合物は1種単独でまたは2種
以上組み合わせてマスターバッチとすることができる。
組み合わせの場合、製造時または保管時の条件で、反応
や変質するものは好ましくない。
【0058】なお、」マスターバッチ用の(B)機能性
化合物の他の添加剤として、(G)軟化剤が挙げられ
る。(G)軟化剤は、(A)油展1,2−ポリブタジエ
ンに用いられる以外の伸展油であり、(A)成分以外
に、別途、配合することができる。この伸展油として
は、(A)成分において用いられる伸展油と同様の種類
を挙げることができる。この場合の(G)軟化剤の使用
形態としては、(A)油展1,2−ポリブタジエンから
なるシート、フィルムなどの包装材中に(G)成分を密
封して、本発明のマスターバッチとして用いることもで
きる。
【0059】本発明のマスターバッチにおいて、上記
(A)成分と(B)成分の配合割合は、(A)油展1,
2−ポリブタジエンが2〜95重量%、好ましくは5〜
90重量%、さらに好ましくは10〜60重量%、
(B)機能性化合物が98〜5重量%、好ましくは90
〜5重量%、さらに好ましくは60〜10重量%〔ただ
し、(A)+(B)=100重量%〕である。(A)成
分が2重量%未満では〔(B)成分が98重量%を超え
ると〕、マスターバッチを調製する際の組成物の流動性
に乏しく、機能性化合物の分散性が悪く、さらに混練加
工に技術を要し加工時間も長時間を必要とする、一方、
95重量%を超えると〔(B)成分が5重量%未満で
は〕、機能性化合物の濃度が薄く、マスターバッチを多
量に添加しないと性能が発現しないため経済性に問題が
生ずる。また、マスターバッチを多量に添加した場合、
主材への影響が無視できず問題が生ずる。
【0060】本発明のマスターバッチの製造方法として
は、前記(A)〜(B)成分を配合することにより製造
できる。配合方法としては、混合機を用いて上記成分を
一度に添加して混合してもよいし、分割して添加して混
合してもよい。混合機としては、各種のロール、ニーダ
ー、押出機、ミキサーなどが使用できる。マスターバッ
チの形状としてはペレット、顆粒、粒子、チップ状、棒
状、箔片、シート、バンドなど種々の形状にすることが
できるが、自動計量の点からペレット状のマスターバッ
チが、またロール作業の場合はシート状が好ましい。こ
の場合、ブレンド温度は、通常、40〜110℃、好ま
しくは50〜100℃である。
【0061】本発明のマスターバッチを使用することに
より、従来より短時間加工が容易となり、かつ作業環境
汚染が少なく効率的に作業ができるため環境にやさしい
利点が生ずる。本発明のマスターバッチを使用すること
により、秤量精度,分散精度,加工精度が上がることよ
り機能部品(自動車重要保安部品,精密電気部品)など
のゴム成形品、プラスチック成形品を得ることができ
る。
【0062】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、これらの実施例によって何ら
制限を受けるものではない。なお、実施例中の各種の測
定は、下記の方法に拠り、「部」は特にことわらない限
り重量部を意味する。
【0063】1,2−ビニル結合含有量 赤外吸収スペクトル法(モレロ法)によって求めた。重量平均分子量 ゲルバーミエーションクロマトグラフィー(GPC)
(ウォーターズ社製、244型)を用いて、ポリスチレ
ン換算で求めた重量平均分子量(Mw)を求めた。メルトフローインデックス(MI) ASTM D1238に準拠した(条件:150℃、2
1.2N)
【0064】シート化時のロール加工性試験方法 10インチロールを使用し、ロール表面温度70℃で評
価した。 ○:良い(5分以内に巻き付く) △:やや悪い(5分を超えるが10分以内に巻き付く) ×:悪い(10分を超えても巻き付かない)マスターバッチのブロッキング性試験方法 造粒物をポリ袋に詰め、一定荷重(25g/cm2)を加
え40℃の恒温層中1週間放置した。 ○:ブロッキングしない。 ×:貯蔵時にブロッキングを起こす。マスターバッチ(シートおよびペレット)形状の良否 ○:良好(機能材が纏まり、シート平滑,ペレットの形
状、形態が均一) △:やや悪い(機能材は纏まっているが、シートおよび
ペレットの形状,形態が不均一) ×:悪い(機能材の固着が不十分且つシートおよびペレ
ットの形状、形態が不均一)
【0065】マスターバッチのゴムに対する分散性(ロ
ール作業時)試験方法 10インチロールに下記のSBRコンパウンドを巻き付
け(ロール温度50℃)、加硫系、加硫促進剤系マスタ
ーバッチを添加して判定した。 SBRコンパウンド: JSR 1500 JSR(株)製SBRゴム 100部 HAFブラック 旭(株)製 #70 50部 アロマ系オイル 出光興産(株)製AH58 9部 ステアリン酸 旭電化(株)製 融点72℃ 3部 亜鉛華 堺化学工業(株)製 1号 4部 計 166部 ○:良好(マスターバッチ添加後直ちにシートまたはペ
レット形態が消え1分以内にロール上で均一分散*1) △:やや悪い(マスターバッチ添加後1分程シートまた
はペレットの形態の1部が残り、ロール上での均一分散
*1も1分を超え3分以内) ×:悪い(マスターバッチ添加後、シートまたはペレッ
ト形態が3分を超えても消えない) *1)0.5mm間隙、薄通しシートを蛍光灯越しに透かし
分散状況を目視観察し、ブツが残っていない状況
【0066】試料の調製 実施例・比較例で用いた試料は、以下のとおりである。油展RB−A 1,2−ビニル結合含量=90%,重量平均分子量15
万,伸展油50重量%(伸展油種=出光興産社製 ダイ
アナプロセスオイルPW32)、MI=150油展RB−B 1,2−ビニル結合含量=90%,重量平均分子量10
万,伸展油10重量%、伸展油種=出光興産社製 ダイ
アナプロセスオイルPW32)、MI=150RB−810 1,2−ビニル結合含量=90%,重量平均分子量17
万、MI=3 チアゾール系MBTS:大内新興(株)ノックセラーDM 不溶性硫黄: 鶴見化学工業(株)金華印粉末硫黄加硫促進剤マスターバッチ−A チアゾール系MBTS/油展RB−A=50/50を上記マ
スターバッチ製造の項で述べた方法で作製。加硫促進剤マスターバッチ−B チアゾール系MBTS/油展RB−B=50/50を上記マ
スターバッチ製造の項で述べた方法で作製。加硫促進剤マスターバッチ−C チアゾール系MBTS/RB810=50/50を上記マス
ターバッチ製造の項で述べた方法で作製。加硫促進剤マスターバッチ−D チアゾール系MBTS/油展RB−A=0.5/99.5を
上記マスターバッチ製造の項で述べた方法で作製。加硫促進剤マスターバッチ−E チアゾール系MBTS/油展RB−B=99/1を上記マス
ターバッチ製造の項で述べた方法で作製加硫マスターバッチ−F 不溶性硫黄/油展RB−A=50/50を上記マスター
バッチ製造の項で述べた方法で作製。加硫マスターバッチ−G 不溶性硫黄/油展RB−B=50/50を上記マスター
バッチ製造の項で述べた方法で作製加硫マスターバッチ−H 不溶性硫黄/RB810=50/50を上記マスターバ
ッチ製造の項で述べた方法で作製
【0067】実施例1〜6,比較例1〜8 表1は、マスターバッチのロール加工性、マスターバッ
チペレットのブロッキング性、シートおよびペレットの
形状・形態良否の例である。本発明のマスターバッチで
ある実施例1〜4は、本発明の油展RB−A,油展RB
−Bを用いた例であり、従来のRB810を用いた比較
例1〜2および本発明範囲外の組成物である比較例3〜
4に較べ、ロール加工性、耐ブロッキング性、マスター
バッチの形状で優れ好ましい。表2は、マスターバッチ
の分散性を判定した例である。本発明の油展RB―A,
油展RB−Bを用いたマスターバッチを配合系に添加し
た実施例5〜6は、従来のRB810および本発明の範
囲外の比較例5〜7に比し、分散性に優れ好ましい。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】本発明のゴム・プラスチック用のマスタ
ーバッチは、流動性、耐ブロッキング性および分散性に
優れた油展1,2−ポリブタジエンを用いているため、
ゴムやプラスチック用の機能性化合物の分散性が良好
で、該機能性化合物を従来のマスターバッチに比べて多
量に配合することができ、該機能性化合物が透明な場合
には透明性にも優れ、また、機能性化合物抱き込み性
(高充填性)を有しており、マスターバッチ製造メーカ
ーあるいはゴム製品製造業に対する効果が大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 9/00 C08L 9/00 91/00 91/00 // C08L 101:00 101:00 (72)発明者 青山 彰夫 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 岡田 公二 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 4F070 AA06 AA63 AC04 AC11 AC23 AC28 AC31 AC94 AE01 AE03 AE04 AE05 AE07 AE08 AE09 AE10 AE12 FA03 FB03 FB09 4F071 AA02 AA10 AA12 AB01 AC01 AE01 AE02 AE05 AE07 AE09 AE11 AE16 AE17 AH00 BC07 4J002 AC031 AE002 DA036 DA047 DE107 DJ016 EC047 EF057 EH107 EJ027 EK037 EN007 EQ017 ES007 EV007 EV047 EV327 FD016 FD037 FD057 FD067 FD097 FD107 FD137 FD147 FD177 FD187 FD327 GT00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)油展1,2−ポリブタジエン2〜
    95重量%、および(B)ゴムもしくはプラスチック用
    の機能性化合物98〜5重量%〔ただし、(A)+
    (B)=100重量%〕を含有するマスターバッチ。
  2. 【請求項2】 (B)機能性化合物が、(C)架橋剤、
    (E)無機充填剤、(F)難燃剤、酸化防止剤、滑剤、
    着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、熱安定剤、老化防
    止剤,加工助剤、耐光(候)剤および抗菌剤、ならびに
    (G)発泡剤の群から選ばれた少なくとも1種である請
    求項1記載のマスターバッチ。
  3. 【請求項3】 (B)機能性化合物が、硫黄、テトラメ
    チルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジス
    ルフィド、ジベンゾチアジルジスルフィド、2−メルカ
    プトベンゾチアゾール、ジクミルパーオキサイド、トリ
    メチロールプロパントリメタアクリレート、亜鉛華、有
    機アミン類(アミン系化合物)、ジエチレングリコー
    ル、ステアリン酸、アゾジカルボンアミド、ジニトロソ
    ペンタメチレンテトラミン、2,6ジターシャリーブチ
    ル−4−メチルフェノール、クマロンレジンおよびジン
    ク−2−ベンザミドチオフェネートの群から選ばれた少
    なくとも1種である請求項1記載のマスターバッチ。
  4. 【請求項4】 シート状またはペレット状である請求項
    1〜3いずれかに記載のマスターバッチ。
  5. 【請求項5】 (A)油展1,2−ポリブタジエンが1
    0〜60重量%である請求項1〜5いずれかに記載のマ
    スターバッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載のマスターバ
    ッチを用いてなる成形品。
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