JP2003040937A - 高分子光安定剤 - Google Patents

高分子光安定剤

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JP2003040937A
JP2003040937A JP2001228438A JP2001228438A JP2003040937A JP 2003040937 A JP2003040937 A JP 2003040937A JP 2001228438 A JP2001228438 A JP 2001228438A JP 2001228438 A JP2001228438 A JP 2001228438A JP 2003040937 A JP2003040937 A JP 2003040937A
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monomer
light stabilizer
hydrogen atom
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JP2001228438A
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Ryuichi Yamamoto
隆一 山本
Saiji Sugimori
斉司 杉森
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Ipposha Oil Industries Co Ltd
Original Assignee
Ipposha Oil Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐光性が著しく向上させることが可能で、
耐熱性、樹脂との相溶性、透明性、長期間の安定性に優
れる高分子光安定剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表されるベンゾフェノン
系紫外線吸収モノマー及び下記式(2)で表されるベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収モノマーから選ばれる少な
くとも一種の紫外線吸収モノマー(A)を15〜65質
量%、下記式(3)で表されるラジカル重合性ヒンダー
ドアミン系光安定剤(B)を1〜30質量%、前記モノ
マーと共重合可能なビニルモノマー(C)を30〜70
質量%を重合して得られる共重合体であって、その質量
平均分子量(Mw)が1,000〜1,000,000
である高分子光安定剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック、繊
維、塗料、ガラス、紙等の各種製品に適用できる高分子
光安定剤に関する。
【0002】
【従来の技術】農業用ハウス、屋外貯水タンク、電化製
品、テント類等のプラスチック構造体、感熱記録体やイ
ンクジェット記録体等の記録体、ビーチパラソル、ゴル
フウエア等の衣服、カーテン等の繊維製品は、屋外の太
陽光に曝される。そのため、太陽光の紫外線により、プ
ラスチックや繊維自身が劣化したり、紙や繊維等を染色
している染料が光劣化して退色したり、あるいは、繊維
を透過する紫外線により、日焼けや室内装飾品の変色を
招く。そのため、プラスチック製品や印刷物等には、従
来より耐光性を付与させるために、紫外線吸収剤が用い
られている。
【0003】ところが、近年さらに高い耐光性を要求さ
れるようになってきた。そのため、プラスチック製品等
に耐光性を付与するため、反応性の紫外線吸収剤を用い
て高分子量化し、樹脂中からのプリードアウトを抑制す
ることで、長時間耐光性能を維持させる方法が試みられ
ている。例えば、ベンゾフェノン系紫外線吸収モノマー
と共重合可能なビニルモノマーとの共重合体からなる高
分子紫外線吸収剤(特開平4−185689号公報)
や、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収モノマーと共重合
可能なビニルモノマーとの共重合体からなる高分子紫外
線吸収剤(特開平8−269815号公報)等が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリー
ドアウトを抑制することにより、ある程度耐光性は向上
するが、より高い耐光性を発現させるためには、紫外線
吸収剤単独ではその効果が不十分であることがわかっ
た。
【0005】本発明は、耐光性が著しく向上させること
ができ、耐熱性、樹脂との相溶性、透明性、長期間の安
定性に優れる高分子光安定剤を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意検討した結果、特定の反応性紫外
線吸収剤と反応性ヒンダードアミン系光安定剤を、特定
の割合で共重合することにより、紫外線吸収剤と光安定
剤をそれぞれ単独で使用するよりも、より高い耐光性が
発現されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の高分子光安定剤は、下記式(1)で
表されるベンゾフェノン系紫外線吸収モノマー及び下記
式(2)で表されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収モ
ノマーから選ばれる少なくとも一種の紫外線吸収モノマ
ー(A)を15〜65質量%、下記式(3)で表される
ラジカル重合性ヒンダードアミン系光安定剤(B)を1
〜30質量%、前記モノマーと共重合可能なビニルモノ
マー(C)を30〜70質量%を重合して得られる共重
合体であって、その質量平均分子量(Mw)が1,00
0〜1,000,000であることを特徴とする。
【0007】
【化7】
【0008】(式(1)中、R11は水素原子、炭素数1
〜6のアルキル基又はアルコキシル基を示す。R12は炭
素数1〜10のアルキレン基又はオキシアルキレン基を
示し、m1は0又は1を示す。R13は水素原子又は低級
アルキル基を示す。X1はエステル結合、アミド結合、
エーテル結合、又はウレタン結合を示す。)
【0009】
【化8】
【0010】(式(2)中、R21は水素原子、ハロゲン
原子、又はメチル基を示す。R22は水素原子、又は炭素
数1〜6の炭化水素基を示す。R23は炭素数1〜10の
アルキレン基又はオキシアルキレン基を示し、m21は0
又は1を示す。R24は炭素数1〜8のアルキレン基、ア
ミノ基を有する炭素数1〜8のアルキレン基、又はヒド
ロキシル基を有する炭素数1〜8のアルキレン基を示
し、m22は0又は1を示す。R25は水素原子、又は低級
アルキル基を示す。X2はエステル結合、アミド結合、
エーテル結合、又はウレタン結合を示す。)
【0011】
【化9】
【0012】(式(3)中、R31、R32及びR33は、水
素原子又は低級アルキル基を示す。)
【0013】紫外線吸収剤や光安定剤は、それぞれプラ
スチック製品等の耐光性を向上させるために添加するこ
とは既存の技術である。また、紫外線吸収剤には、ベン
ゾフェノン系、ベゾトリアゾール系、シアノアクリレー
ト系、サリシレート系の4種類がある。本発明の高分子
光安定剤は、紫外線吸収剤の中でもベンドフェノン系又
はベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と反応性ヒンダー
ドアミン系光安定剤、及びこれらと共重合可能なビニル
モノマーを、それぞれ特定の割合で共重合したものであ
り、これにより、紫外線吸収剤と光安定剤をそれぞれ単
独で使用した場合よりも高い耐光性が発現される。特
に、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤を共重合することに
より、耐熱性、樹脂との相溶性等において良好な結果が
得られる。また、共重合により質量平均分子量(Mw)
を1,000〜1,000,000と高分子量化してい
るため、プラスチック製品にコーティングすることがで
き、添加(練り込み)した場合でも、ブリードアウトせ
ず長期耐光性が維持される。
【0014】また、本発明の高分子光安定剤は、前記式
(1)で表されるベンゾフェノン系紫外線吸収モノマー
及び前記式(2)で表されるベンゾトリアゾール系紫外
線吸収モノマーから選ばれる少なくとも一種の紫外線吸
収モノマー(A)を15〜65質量%、前記式(3)で
表されるラジカル重合性ヒンダードアミン系光安定剤
(B)を1〜30質量%、前記モノマーと共重合可能な
ビニルモノマー(C)を30〜70質量%、官能基含有
ビニルモノマー(D)を1〜30質量%を重合して得ら
れる共重合体であって、その質量平均分子量(Mw)が
1,000〜1,000,000であることを特徴とす
る。
【0015】官能基含有ビニルモノマー(D)を共重合
することにより、官能基含有ビニルモノマーを架橋させ
ることで、特にコーティング用途に用いた場合に、コー
ティング膜強度を向上させることができる。
【0016】前記の高分子光安定剤においては、前記紫
外線吸収モノマー(A)が、ベンゾフェノン系紫外線吸
収モノマーであることが好ましい。これにより、樹脂と
の相溶性を一層向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の高分子光安定剤
は、前記式(1)で表されるベンゾフェノン系紫外線吸
収モノマー及び前記式(2)で表されるベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収モノマーから選ばれる少なくとも一種
の紫外線吸収モノマー(A)を15〜65質量%、前記
式(3)で表されるラジカル重合性ヒンダードアミン系
光安定剤(B)を1〜30質量%、前記モノマーと共重
合可能なビニルモノマー(C)30〜70質量%を、常
法に従って共重合して得られる、質量平均分子量(M
w)が1,000〜1,000,000の共重合体を主
成分とするものである。
【0018】また、本発明の第2の高分子光安定剤は、
前記組成割合のモノマー(A)、(B)及び(C)に、
さらに、これらと共重合可能なビニルモノマー(D)1
〜30質量%を、常法に従って共重合して得られる、質
量平均分子量(Mw)が1,000〜1,000,00
0の共重合体を主成分とするものである。
【0019】以下、本発明の高分子光安定剤の詳細を説
明する。
【0020】本発明で用いる紫外線吸収モノマー(A)
としては、前記式(1)で示されるベンゾフェノン系紫
外線吸収モノマー及び前記式(2)で示されるベンゾト
リアゾール系紫外線吸収モノマーから選択された少なく
とも一種が用いられる。これらのモノマーを共重合する
ことにより、高分子光安定剤において紫外線吸収剤とし
ての機能が発揮される。中でも、ベンゾフェノン系紫外
線吸収モノマーは、樹脂との相溶性が高く、耐熱性にも
優れているため、好ましく用いられる。
【0021】式(1)において、炭素数1〜6のアルキ
ル基(R11)としては、例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などが挙げ
られ、好ましくは炭素数1〜4(さらに好ましくは1〜
2)のアルキル基が挙げられる。また、炭素数1〜6の
アルコキシル基(R11)としては、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などが挙げ
られ、好ましくは炭素数1〜4(さらに好ましくは1〜
2)のアルコキシル基が挙げられる。R11としては水素
原子が好ましい。
【0022】R11は、ヒドロキシル基が置換しているベ
ンゼン環において、どの部位に置換していてもよく、好
ましいR11の置換位置は3位又は5位である。
【0023】また、式(1)及び/又は式(2)におい
て、炭素数1〜10のアルキレン基(R12、R23)とし
ては、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン
基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン
基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレ
ン基などが挙げられ、好ましくは炭素数1〜6のアルキ
レン基(さらに好ましくは炭素数1〜4のアルキレン
基)が挙げられる。炭素数1〜10のオキシアルキレン
基(R12、R23)としては、例えば、オキシメチレン
基、オキシエチレン基、オキシプロピレン基などが挙げ
られる。
【0024】R12は、ヒドロキシル基が置換しているベ
ンゼン環において、どの部位に置換していてもよく、好
ましいR12の置換位置は4位又は5位であり、特に4位
が好ましい。また、R23は、ヒドロキシル基が置換して
いるベンゼン環においてどの部位に置換していてもよ
い。好ましいR23の置換位置は5位である。
【0025】低級アルキル基(R13、R25)としては、
例えば、炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、具体的
には、前記例示のアルキル基のうち炭素数が1〜4のア
ルキル基が挙げられる。
【0026】ハロゲン原子(R21)としては、例えば、
フッソ原子、塩素原子、臭素原子などが挙げられ、好ま
しくは塩素原子である。R21がハロゲン原子又はメチル
基の場合、R21はベンゼン環において、どの部位に置換
していてもよい。好ましいR 21としては水素原子が挙げ
られる。
【0027】炭素数1〜6の炭化水素基(R22)におい
て、炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、s−ブチ
ル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などが挙
げられ、好ましくは炭素数1〜4(さらに好ましくは1
〜2)のアルキル基が挙げられる。R22は、ヒドロキシ
ル基が置換しているベンゼン環において、どの部位に置
換していてもよく、好ましいR22の置換位置は3位であ
る。R22としては、水素原子が好ましい。
【0028】炭素数1〜8のアルキレン基(R24)とし
ては、例えば、前記例示のアルキレン基のうち炭素数が
1〜8のアルキレン基が挙げられ、好ましくは炭素数1
〜4(さらに好ましくは1〜2)のアルキレン基が挙げ
られる。また、アミノ基を有する炭素数1〜8のアルキ
レン基又はヒドロキシル基を有する炭素数1〜8のアル
キレン基としては、前記例示のアルキレン基に、アミノ
基又はヒドロキシル基が置換しているものが挙げられ
る。
【0029】X1、X2はエステル結合、アミド結合、エ
ーテル結合、又はウレタン結合を示しており、具体的に
は、−COO−、−OCO−、−NHCO−、−CON
H−、−O−、−NHCOO−、−COONH−などで
ある。
【0030】m1、m21、m22は0又は1を示してお
り、例えば、m1が0の場合は、X1が、ヒドロキシル基
が置換しているベンゼン環に、R12を介さず、直接結合
していることを意味している。また、m21が0の場合
は、X2が、ヒドロキシル基が置換しているベンゼン環
に、R23を介さず、直接結合していることを意味してお
り、m22が0の場合は、X2が、R25が結合している炭
素原子に、R24を介さず、直接結合していることを意味
している。すなわち、m1、m21またはm22が0の場合
は、R12、R23又はR24が存在していないことを意味し
ている。一方、m1、m21又はm22が1の場合は、
12、R23又はR24が存在していることを意味し、例え
ば、X1がR12と結合していることを意味している。
【0031】前記式(1)で示されるベンゾフェノン系
紫外線吸収モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシ
−4−アクリロイルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メタクリロイルオキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシ)エトキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリ
ロイルオキシ)エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−(2−メチル−2−アクリロイルオキシ)エト
キシベンゾフェノンなどが挙げられる。
【0032】また、前記式(2)で示されるベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収モノマーとしては、例えば、2−
[2´−ヒドロキシ−5´−(メタクリロイルオキシ)
フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2´−ヒドロキ
シ−5´−(アクリロイルオキシ)フェニル]ベンゾト
リアゾール、2−[2´−ヒドロキシ−3´−t−ブチ
ル−5´−(メタクリロイルオキシ)フェニル]ベンゾ
トリアゾール、2−[2´−ヒドロキシ−3´−メチル
−5´−(アクリロイルオキシ)フェニル]ベンゾトリ
アゾール、2−[2´−ヒドロキシ−5´−(メタクリ
ロイルオキシプロピル)フェニル]−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−[2´−ヒドロキシ−5´−(メタ
クリロイルオキシエチル)フェニル]ベンゾトリアゾー
ル、2−[2´−ヒドロキシ−5´−(アクリロイルオ
キシエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2
´−ヒドロキシ−3´−t−ブチル−5´−(メタクリ
ロイルオキシエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、
2−[2´−ヒドロキシ−3´−メチル−5´−(アク
リロイルオキシエチル)フェニル]ベンゾトリアゾー
ル、2−[2´−ヒドロキシ−5´−(アクリロイルオ
キシブチル)フェニル]−5−メチルベンゾトリアゾー
ル、[2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−(アクリ
ロイルオキシエトキシカルボニルエチル)フェニル]ベ
ンゾトリアゾールなどが挙げられる。
【0033】紫外線吸収モノマー(A)は、2−ヒドロ
キシベンゾフェノン骨格又は2−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール骨格、および官能基(ヒドロキシル基、カルボ
キシル基、アミノ基など)を有する紫外線吸収性化合物
と、官能基(ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ
基など)を有する共重合性ビニル化合物(アクリル酸や
メタクリル酸など)とを、反応させて結合させること
(エステル結合、アミド結合、エーテル結合、ウレタン
結合など)により調製することができる。
【0034】紫外線吸収モノマー(A)の共重合量は、
モノマー成分全量に対して、15〜65質量%、好まし
くは20〜60質量%、特に好ましくは30〜50質量
%である。このように共重合量を限定するのは、15質
量%未満では、耐光性を発現させるために、上記高分子
光安定剤を多く添加しなければならず、その結果、樹脂
との相溶性や、透明性が低下するからである。一方、6
5質量%を越える場合は、樹脂との相溶性が低下し、高
分子光安定剤がブリードアウトし好ましくないからであ
る。
【0035】前記紫外線吸収モノマー(A)は、単独で
又は二種以上組合わせて使用することができる。
【0036】ラジカル重合性ヒンダードアミン系光安定
剤(B)としては、前記式(3)で示されるラジカル重
合性モノマーから選択された少なくとも一種が用いられ
る。これらのモノマーを共重合することにより、共重合
体中に前記紫外線吸収モノマー(A)からなる構成単位
と、本モノマー(B)からなる構成単位が、適度な定間
隔で存在するため、前記モノマー(A)の紫外線吸収効
果と本モノマー(B)のラジカル補足効果により、相乗
効果が発現し、耐光性が著しく向上すると考えられる。
【0037】式(3)において、R31、R32及びR
33は、それぞれ水素又は低級アルキル基である。これら
は、同一でも、異なっていてもよい。低級アルキル基と
しては、炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基等がある。
31、R32及びR33は、水素又はメチル基が好ましい。
【0038】式(3)で表されるモノマーとして、市販
されているものを利用することも可能であり、市販品の
例としては、商品名「アデカスタブLA−82」(旭電
化工業株式会社)、商品名「アデカスタブLA−87」
(旭電化工業株式会社)等が挙げられる。
【0039】ラジカル重合性ヒンダードアミン系光安定
剤(B)の共重合量は、モノマー成分全量に対して、合
計で1〜30質量%、好ましくは3〜25質量%、特に
好ましくは5〜20質量%である。このように共重合量
を限定するのは、1質量%未満では、耐光性を発現させ
るために、上記高分子光安定剤を多く添加しなければな
らず、その結果、樹脂との相溶性や、透明性が低下する
からである。一方、30質量%を越える場合は、樹脂と
の相溶性が低下し、高分子光安定剤がブリードアウトし
好ましくないからである。
【0040】前記ラジカル重合性ヒンダードアミン系光
安定剤(B)は、単独で又は二種以上組合わせて使用す
ることができる。
【0041】また、本発明の高分子光安定剤において、
上記紫外線吸収モノマー(A)と、ラジカル重合性ヒン
ダードアミン系光安定剤(B)との比率は、モノマー比
として、(A):(B)=98:2〜50:50(質量
比)の範囲、好ましくは(A):(B)=95:5〜6
0:40(質量比)の範囲であり、特に好ましくは、
(A):(B)=90:10〜70:30(質量比)の
範囲であるのがよい。前記モノマー(A)と(B)の比
率が98:2(質量比)よりも少ない場合は、ヒンダー
ドアミン系光安定剤の特性が発現しないため、相乗効果
が得られなくなる。一方、前記モノマー(A)と(B)
の比率が50:50(質量比)よりも多い場合は、紫外
線吸収特性が低下するため、相乗効果が得られなくなる
からである。
【0042】共重合性ビニルモノマー(C)としては、
上記紫外線吸収モノマー(A)及びラジカル重合性ヒン
ダードアミン系光安定剤(B)と共重合可能なものであ
れば、特に制限されず、単独で又は二種以上組合せて使
用することができる。上記のモノマー(A)及び(B)
に、共重合性ビニルモノマー(C)を共重合することに
より、高分子光安定剤の樹脂等との相溶性が向上し、ブ
リードアウトすることなくプラスチック中に高分子光安
定剤が残存するため、長期間効果が持続する。
【0043】同様に、この共重合性ビニルモノマー
(C)を共重合させることにより、ポリマーの分子量や
共重合性等の調整が容易となる。さらに、上記紫外線吸
収モノマー(A)やラジカル重合性ヒンダードアミン系
光安定剤(B)だけで高分子光安定剤を構成した場合
は、重合後のポリマーのガラス転移点等の調整範囲が狭
くなるが、本共重合性ビニルモノマー(C)を構成単位
として含有させることにより、ポリマーとしての調整範
囲の自由度が高くなる。
【0044】本発明で用いることができる共重合可能な
ビニルモノマー(C)としては、スチレン、α−メチル
スチレン等のスチレン系モノマー;アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステ
アリル等のアクリル酸エステル系モノマー;メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ベンジル等
のメタクリル酸エステル系モノマー;酢酸ビニル等の酢
酸ビニル系モノマー;α,β−不飽和多塩基性酸モノア
ルキルエステル、α,β−不飽和多塩基性酸ジアルキル
エステル等の多塩基酸エステル系モノマー;メチルビニ
ルエーテル、エチルビニルエーテル等のアルキルビニル
エーテル系モノマー;アルコキシポリエチレングリコー
ル(n=1〜20)(メタ)アクリル酸エステルやフェ
ノキシポリエチレングリコール(n=1〜20)(メ
タ)アクリル酸エステル等のポリオキシエチレン鎖含有
(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;アクリロニト
リル等が挙げられる。
【0045】なかでも、アクリル酸エステル系モノマー
やメタクリル酸エステル系モノマーが好ましく、特にア
クリル酸やメタクリル酸の−C1-4アルキルエステルが
好ましい。
【0046】共重合可能なビニルモノマー(C)の共重
合量は、モノマー成分全量に対して、30〜70質量
%、好ましくは35〜65質量%、特に好ましくは40
〜60質量%である。このように共重合量を限定するの
は、30質量%未満では、高分子光安定剤の樹脂等との
相溶性が低下し、一方、70質量%を越える場合は、耐
光性を発現させるために高分子光安定剤を多く添加しな
ければならず、その結果、樹脂との相溶性や、透明性が
低下するからである。
【0047】さらに第4成分として、(A)、(B)及
び(C)と共重合可能な官能基ビニルモノマー(D)を
用いることができる。官能基含有ビニルモノマー(D)
とは、カルボキシル基やヒドロキシル基などの官能基を
有するビニル化合物のことを意味する。このような官能
基含有ビニルモノマーを用いることにより、コーティン
グ剤組成物の皮膜強度やコーティング面(ガラスなど)
への密着性を向上させることができる。
【0048】具体的には、官能基含有ビニルモノマー
(D)としては、特に制限されず、単独で又は二種以上
組み合わせて使用することができる。例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ジエチレングリコールモノメタクリレート、グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどが挙
げられる。
【0049】官能基含有ビニルモノマー(D)の共重合
量は、モノマー成分全量に対して、合計で0〜30質量
%であり、好ましくは1〜30質量%、さらに好ましく
は3〜20質量%、特に好ましくは5〜10質量%であ
る。このように共重合量を限定するのは、30質量%を
越える場合は、凝集力が高くなり逆にポリマー物性を低
下させるとともに、これら官能基含有モノマーは親水性
が高いため、ポリマーの耐水性を低下させるからであ
る。一方、1質量%未満の場合は、凝集力が無くコーテ
ィング基材への密着性不足となる。
【0050】本発明の高分子光安定剤の質量平均分子量
(Mw)の値は、一般に、1,000〜1,000,0
00の範囲であり、好ましくは5,000〜50,00
0の範囲、さらに好ましくは10,000〜100,0
00の範囲である。質量平均分子量(Mw)が1,00
0未満の場合は、高分子光安定剤が樹脂等からブリード
アウトし易くなり、耐光性が不十分となる。一方、質量
平均分子量(Mw)が1,000,000を越える場合
は、高分子光安定剤と樹脂等との相溶性が低下するた
め、樹脂中における光安定剤の残存量減少により耐光性
が不十分となり、また、コーティング時の透明性も低下
する。
【0051】なお、質量平均分子量(Mw)は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポ
リスチレン換算分子量である。
【0052】本発明の共重合体は、溶液重合法、懸濁重
合法、乳化重合法など従来から公知の重合方法で製造す
ることができる。例えば、溶液重合法により調製する場
合、酢酸エチル、メチルエチルケトン、ジメチルホルム
アミド等の有機溶剤にモノマー成分(紫外線吸収モノマ
ー(A)、ラジカル重合性ヒンダードアミン系光安定剤
(B)、共重合性ビニルモノマー(C)等)を加え、重
合開始剤の存在下、重合を行うことにより調製すること
ができるが、特にこれらの方法に限定されるものではな
い。また、当該溶液重合で用いられる有機溶剤や重合開
始剤等も、特に制限されず、公知のものを広く用いるこ
とができる。なお、重合溶媒を重合後留去せずに、その
まま生成ポリマーとともに高分子光安定剤中に含有させ
てもよく、この場合、高分子光安定剤中のポリマー濃度
は、通常、固形分換算で40〜60質量%となる。
【0053】また、乳化重合法により調製する場合は、
必要に応じて乳化剤を用いて、上記のモノマー成分を乳
化させ、重合開始剤の存在下、乳化重合を行うことによ
り調製することができるが、特にこれらの方法に限定さ
れるものではない。また当該乳化重合で用いられる乳化
剤や重合開始剤等は、公知の乳化剤等を適宜用いること
ができる。エマルションの平均粒子径は、反応条件によ
っても異なるが、通常80〜300nmである。なお、
重合後の水性エマルションを、そのまま高分子光安定剤
として用いることもでき、この場合、高分子光安定剤中
のポリマー濃度は、通常、固形分換算で30〜65質量
%となる。
【0054】本発明の高分子光安定剤は、粉末、溶液
(水、有機溶剤等に溶解ないし分散)、水性エマルショ
ン等として、プラスチック、樹脂、繊維、塗料、ガラ
ス、紙等の製品に幅広く用いることができる。その使用
方法も特に限定はなく、コーティング、添加、練り込み
等、種々の方法を用いることができ、特開平4−316
679号公報、特開平6−73368号公報、特開平7
−310061号公報、特開平2001−26764号
公報、特開2001−54978号公報等に記載の条件
を採用して、各種製品に応用することができる。従っ
て、コーティングする場合等は、高分子光安定剤を直接
コーティングしても、各種塗料に配合してもよい。応用
の一例を以下に挙げる。
【0055】1)維製品への応用例:高分子光安定剤の
水性エマルジョンに、従来の繊維処理剤と同様に、繊維
を浸漬したのち乾燥することにより、繊維製品の耐光堅
牢度を向上(色あせ防止)できる。
【0056】2)プラスチック製品への応用例:高分子
光安定剤の粉末、溶液又は水性エマルションを、アクリ
ル、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の樹脂に、コーティング
又は練り込みを行うことにより、光劣化を防止できる。
具体的には、カーポートの屋根、農業用ハウス、電化製
品の筐体、照明カバー、高速道路の防音壁等に応用可能
である。
【0057】3)紙製品への応用例:高分子光安定剤の
粉末、溶液又は水性エマルションを、紙や各種印刷物に
コーティング、または紙薬品に添加する等により、色あ
せを防止できる。具体的には、インクジェット印刷物、
ポスター、化粧箱等に応用可能である。
【0058】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの製造例及び実施例のみに制限さ
れるものではない。また、以下の実施例等において、特
に言及する場合を除き、「質量%」及び「質量部」は、
それぞれ「%」及び「部」と略記する。
【0059】(製造例1:共重合体P−1の製造)ジム
ロート、滴下ロート、温度計、窒素導入管、攪拌装置を
備えた300mlのセパラブルフラスコに、2−ヒドロ
キシ−4−メタクリロイルオキシベンゾフェノン45
g、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル・メタクリレート5g、メタクリル酸メチル50g、
n−ドデシルメルカプタン1.5g、酢酸エチル80g
を加え、窒素導入管から窒素を吹き込みながら50℃ま
で昇温、攪拌した。その後、酢酸エチル20gに溶解し
たアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.3gを
添加し、1時間攪拌した。攪拌終了後70℃まで昇温
し、8時間反応を行った。重合終了後、1kgのメタノ
ール中に重合物を投入し、ホモミキサーで30分間攪拌
した。攪拌後、No.2の濾紙にて吸引濾過し、濾物を
60℃の温風循環式乾燥機で24時間乾燥し、共重合体
を調製した。この共重合体の質量平均分子量(Mw)は
2.0万であった。
【0060】(製造例2〜4:共重合体P−2〜P−4
の製造)表1に示す原材料を用いた以外は、実施例1と
同様にして、共重合体を調製した。得られた共重合体の
質量平均分子量(Mw)を表1に示す。
【0061】
【表1】 製造例1 製造例2 製造例3 製造例4 紫外線吸収モノマー(A) 紫外線吸収モノマー1* 45 紫外線吸収モノマー2* 20 10 紫外線吸収モノマー3* 40 10 紫外線吸収モノマー4* 30ヒンダードアミン系光安定剤(B) 光安定剤1* 5 15 10 20 光安定剤2* 共重合性ビニルモノマー(C) メタクリル酸メチル 50 35 50 10 アクリル酸メチル 30 メタクリル酸ブチル 20その他 n-ドデシルメルカプタン 1.5 1.5 1.4 1.6 酢酸エチル 100 100 100 100AIBN 0.3 0.3 0.3 0.3 分子量(Mw) 20,000 15,000 35,000 12,000 紫外線吸収モノマー 1: 2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオキシベン
ゾフェノン 2: 2−ヒドロキシ−4−アクリロイルオキシベンゾ
フェノン 3: 2−[2’−ヒドロキシ−5’−(メタクリロイ
ルオキシ)フェニル]ベンゾトリアゾール 4: 2−[2’−ヒドロキシ−5’−(アクリロイル
オキシ)フェニル]ベンゾトリアゾール *光安定剤 1: 1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジルメタクリレート(商品名「アデカスタブLA−8
2」、旭電化工業(株)) 2: 2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
メタクリレート(商品名「アデカスタブLA−87」、
旭電化工業(株))
【0062】(比較製造例5〜7:共重合体P−5〜P
−7の製造)表2に示す原材料を用いた以外は、実施例
1と同様にして、共重合体を調製した。得られた共重合
体の質量平均分子量を表2に示す。
【0063】
【表2】 比 較 製 造 例 製造例5 製造例6 製造例7 紫外線吸収モノマー(A) 紫外線吸収モノマー1* 50 紫外線吸収モノマー2* 紫外線吸収モノマー3* 50 紫外線吸収モノマー4* ヒンダードアミン系光安定剤(B) 光安定剤1* 50 光安定剤2* 共重合性ビニルモノマー(C) メタクリル酸メチル 50 25 アクリル酸メチル 25 メタクリル酸ブチル 50その他 n-ドデシルメルカプタン 1.5 1.5 1.0 酢酸エチル 100 100 100AIBN 0.3 0.3 0.3 分子量(Mw) 15,000 13,000 20,000
【0064】(製造例8:共重合体P−8の製造)ジム
ロート、滴下ロート、温度計、窒素導入管、攪拌装置を
備えた300mlのセパラブルフラスコに、イオン交換
水100g、反応性乳化剤アクアロンHS−20を3g
加え70℃まで加熱した。一方、別の容器に調製した2
−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオキシベンゾフェノ
ン50g、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル・メタクリレート10g、メタクリル酸メチル
35g、アクリル酸5g、反応性乳化剤アクアロンHS
−20(第一工業製薬(株)製)10g、イオン交換水
220gを混合したプレエマルションと、アゾ系重合触
媒V−50(和光純薬(株)製)1gをイオン交換水2
0gで溶解した溶液を、それぞれ連続でセパラブルフラ
スコ中に2時間かけて滴下した。滴下終了後3時間熟成
を行い、固形分35%、平均粒子径80nmの乳化重合
物を得た。
【0065】(製造例9〜12:共重合体P−9〜P−
12の製造)表3に示す原材料を用いた以外は、製造例
8と同様にして、共重合体を調製した。得られた乳化重
合物の固形分と平均粒子径を表3に示す。
【0066】
【表3】 製造例 製造例 製造例 製造例 製造例 8 9 10 11 12 紫外線吸収モノマー(A) 紫外線吸収モノマー1* 50 50 15 紫外線吸収モノマー2* 25 紫外線吸収モノマー3* 25 15 紫外線吸収モノマー4* 50ヒンダードアミン系光安定剤(B) 光安定剤1* 10 5 3 5 4 光安定剤2* 共重合性ビニルモノマー(C) スチレン 40 メタクリル酸メチル 35 42 アクリル酸メチル 62 メタクリル酸ブチル 40官能基含有モノマー(D) アクリル酸 5 5 5 3 6乳化剤 アクアロンHS−10 15 アクアロンHS−20 10 10 10 10 イオン交換水 220 220 220 220 220V−50 1.0 0.5 0.5 0.5 0.5 平均粒子径(nm) 80 70 100 200 220 固形分(%) 35 35 35 35 35
【0067】(比較製造例13〜15:共重合体P−1
3〜P−15の製造)表4に示す原材料を用いた以外
は、製造例8と同様にして、共重合体を調製した。得ら
れた乳化重合物の固形分と平均粒子径を表4に示す。
【0068】
【表4】 比 較 製 造 例 製造例13 製造例14 製造例15 紫外線吸収モノマー(A) 紫外線吸収モノマー1* 50 紫外線吸収モノマー2* 紫外線吸収モノマー3* 50 紫外線吸収モノマー4* ヒンダードアミン系光安定剤(B) 光安定剤1* 50 光安定剤2* 共重合性ビニルモノマー(C) スチレン 45 メタクリル酸メチル 45 アクリル酸メチル 47 官能基含有モノマー(D) アクリル酸 5 5 3乳化剤 アクアロンHS−10 15 アクアロンHS−20 10 10 イオン交換水 220 220 220 V−50 0.5 0.5 0.5 平均粒子径(nm) 80 150 300 固形分(%) 35 35 35
【0069】(実施例1)下記条件によって染色した布
に、本発明の共重合体P−8〜P−12と比較共重合体
P−13〜P−15を処理し、得られた試験布をJIS
L0804(カーボンアーク光に対する染色堅牢度試
験方法)に準拠して240時間試験した。その結果を表
5に示す。
【0070】 ―染色条件― 試験布:アクリル繊維 染料 :C.I.BASICRED56 1.0%owf 酢酸 0.2cc/l 酢酸ナトリウム 0.4g/l カチボンLK(一方社油脂工業(株)製均染剤) 1.0%owf 浴比 :1:20 染色温度・時間:100℃×30分
【0071】
【表5】
【0072】(実施例2)ポリカーボネート樹脂100
部に対して、本発明の共重合体P−1〜P−4と比較共
重合体P−5〜P−7をそれぞれ3部配合し、タンブラ
ーにて20分混合後、30mm二軸押出機にてシリンダ
ー温度270℃でペレット化し、射出成形機にて、シリ
ンダー温度280℃にて0.8mm厚みの試験片を作製
した。
【0073】得られた試験試料をJIS L0804
(カーボンアーク光に対する染色堅牢度試験方法)に準
拠して、1000時間試験した結果を表6に示す。な
お、評価は、色差計(日本電色社製)を用い色差△Eで
評価した。
【0074】
【表6】
【0075】(実施例3)コロイダルシリカ「シリカド
ール40」(日本化学工業(株)製)100部に対し
て、本発明の共重合体P−8〜P−11と比較共重合体
P−13〜P−15をそれぞれ3部配合し、インクジェ
ットプリンター用高品位専用紙(キャノン(株)製)に
乾燥後の厚みが10μmになるようにマイヤーバーに塗
布し、100℃×1分間乾燥した。それをインクジェッ
トプリンターBJF−850(キャノン(株)製)にて
黒のベタ印刷を行った。これを試験試料とした。
【0076】得られた試験試料をJIS L0804
(カーボンアーク光に対する染色堅牢度試験方法)に準
拠して、100時間試験した結果を表7に示す。評価に
ついては、色差計(日本電色社製)を用い明るさL値で
評価した。
【0077】
【表7】
【0078】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の高分子光
安定剤は、反応性紫外線吸収剤と反応性ヒンダードアミ
ン系光安定剤とを共重合した、高分子量の光安定剤であ
るため、両者の相乗効果により、耐光性が飛躍的に向上
する。したがって、各種のプラスチック、記録体、繊
維、塗料等に、コーティングしたり添加することによ
り、優れた耐光性を付与することができ、その効果が長
期間持続する。
【0079】また、高分子であり、しかも相溶性に優れ
たモノマーを共重合しているため、プラスチック(樹
脂)や繊維等との相溶性が良好である。そのため、透明
性を損なうことなく、しかも長期間に亘って光安定剤が
ブリードアウトすることなくプラスチック(樹脂)や繊
維中に残留するので、長期間に亘り耐光性を付与するこ
とができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J100 AB02R AB03R AE03R AE04R AG04R AL03R AL08P AL08Q AL08R AL54R AM02R BA03P BA04R BA06P BA07R BA11P BB01P BC43P BC65Q DA01 DA61 DA65 JA01 JA11 JA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表されるベンゾフェノン
    系紫外線吸収モノマー及び下記式(2)で表されるベン
    ゾトリアゾール系紫外線吸収モノマーから選ばれる少な
    くとも一種の紫外線吸収モノマー(A)を15〜65質
    量%、下記式(3)で表されるラジカル重合性ヒンダー
    ドアミン系光安定剤(B)を1〜30質量%、前記モノ
    マーと共重合可能なビニルモノマー(C)を30〜70
    質量%を重合して得られる共重合体であって、その質量
    平均分子量(Mw)が1,000〜1,000,000
    であることを特徴とする高分子光安定剤。 【化1】 (式(1)中、R11は水素原子、炭素数1〜6のアルキ
    ル基又はアルコキシル基を示す。R12は炭素数1〜10
    のアルキレン基又はオキシアルキレン基を示し、m1
    0又は1を示す。R13は水素原子又は低級アルキル基を
    示す。X1はエステル結合、アミド結合、エーテル結
    合、又はウレタン結合を示す。) 【化2】 (式(2)中、R21は水素原子、ハロゲン原子、又はメ
    チル基を示す。R22は水素原子、又は炭素数1〜6の炭
    化水素基を示す。R23は炭素数1〜10のアルキレン基
    又はオキシアルキレン基を示し、m21は0又は1を示
    す。R24は炭素数1〜8のアルキレン基、アミノ基を有
    する炭素数1〜8のアルキレン基、又はヒドロキシル基
    を有する炭素数1〜8のアルキレン基を示し、m22は0
    又は1を示す。R25は水素原子、又は低級アルキル基を
    示す。X2はエステル結合、アミド結合、エーテル結
    合、又はウレタン結合を示す。) 【化3】 (式(3)中、R31、R32及びR33は、水素原子又は低
    級アルキル基を示す。)
  2. 【請求項2】 下記式(1)で表されるベンゾフェノン
    系紫外線吸収モノマー及び下記式(2)で表されるベン
    ゾトリアゾール系紫外線吸収モノマーから選ばれる少な
    くとも一種の紫外線吸収モノマー(A)を15〜65質
    量%、下記式(3)で表されるラジカル重合性ヒンダー
    ドアミン系光安定剤(B)を1〜30質量%、前記モノ
    マーと共重合可能なビニルモノマー(C)を30〜70
    質量%、官能基含有ビニルモノマー(D)を1〜30質
    量%を重合して得られる共重合体であって、その質量平
    均分子量(Mw)が1,000〜1,000,000で
    あることを特徴とする高分子光安定剤。 【化4】 (式(1)中、R11は水素原子、炭素数1〜6のアルキ
    ル基又はアルコキシル基を示す。R12は炭素数1〜10
    のアルキレン基又はオキシアルキレン基を示し、m1
    0又は1を示す。R13は水素原子又は低級アルキル基を
    示す。X1はエステル結合、アミド結合、エーテル結
    合、又はウレタン結合を示す。) 【化5】 (式(2)中、R21は水素原子、ハロゲン原子、又はメ
    チル基を示す。R22は水素原子、又は炭素数1〜6の炭
    化水素基を示す。R23は炭素数1〜10のアルキレン基
    又はオキシアルキレン基を示し、m21は0又は1を示
    す。R24は炭素数1〜8のアルキレン基、アミノ基を有
    する炭素数1〜8のアルキレン基、又はヒドロキシル基
    を有する炭素数1〜8のアルキレン基を示し、m22は0
    又は1を示す。R25は水素原子、又は低級アルキル基を
    示す。X2はエステル結合、アミド結合、エーテル結
    合、又はウレタン結合を示す。) 【化6】 (式(3)中、R31、R32及びR33は、水素原子又は低
    級アルキル基を示す。)
  3. 【請求項3】 前記紫外線吸収モノマー(A)が、ベン
    ゾフェノン系紫外線吸収モノマーである請求項1又は2
    に記載の高分子光安定剤。
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