JP2013119559A - 活性エネルギー線硬化型被覆組成物および合成樹脂成型品 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型被覆組成物および合成樹脂成型品 Download PDF

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Abstract

【課題】耐カール性が少なく、かつ優れた耐摩耗性および耐侯性を有する硬化被膜を形成しうる活性エネルギー線硬化型被覆組成物並びにその硬化被覆を有する物品を提供する。
【解決手段】ラジカル重合性化合物として、一般式(1)(α、nは請求項1参照)に示されるカプロラクトンにより変性されたモノまたはポリペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート(A)、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートおよび各種変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1種のラジカル重合性化合物(B)、並びに、テトラヒドロフタル酸残基、トリメチロールプロパン残基および(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル(メタ)アクリレート(C)を含み、紫外線吸収剤として、ベンゾフェノン骨格を有するMW15,000〜300,000の高分子量紫外線吸収剤(D)を含む組成物により、上記課題は達成される。
Figure 2013119559

【選択図】なし

Description

本発明は、活性エネルギー線照射により、特に耐摩耗性、耐侯性、耐カール性に優れた硬化被膜を基材表面に形成しうる活性エネルギー線硬化型被覆組成物および該被覆組成物の硬化被膜を有する合成樹脂成型品に関する。
ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、AS樹脂などの樹脂で製造された合成樹脂成形品は、軽量で耐衝撃性に優れているばかりでなく、透明性も良好で、近年、自動車をはじめとするプラスチック材料として、各種ランプレンズ、グレージング、計器類のカバ−等に多用されている。特にヘッドランプレンズについては自動車の燃費向上のための軽量化、デザインの多様化等からプラスチック材料の使用が増加している。しかし、これらの合成樹脂成形品はその表面の耐摩耗性が不足しているため、他の硬い物との接触、摩擦、引っ掻きなどによって表面が損傷しやすく、表面に発生した損傷はその商品価値を低下させることになる。また、上記した自動車用プラスチック材料として使用される場合には、その耐候性も重要な性能である。特にポリカーボネート樹脂の場合は耐候性が低く、太陽光に含まれる紫外線によって劣化を受け、成形品が著しく黄変したり、表面にクラックが生じたりする。
このような合成樹脂成形品の欠点を改良する方法については、種々検討されており、例えば、ラジカル重合性単量体からなる樹脂組成物を塗布した後、活性エネルギー線を照射させ架橋被膜(硬化被膜)を形成する方法が提案されている(特許文献1、2)。
特開2007−314769号公報 特開2009−215452号公報
しかしながら、例えば、フィルムのように合成樹脂成型品が薄い場合、硬化中や硬化後に合成樹脂成型品は形状が変化する。この形状変化を避けるためには、低いエネルギー照射や低い温度での硬化が必要である。しかし、そのような条件では架橋被膜の硬化性が低下し、耐摩耗性や耐候性が不足となりやすい。そのため、さらなる硬化性の向上が求められている。
本発明は、上述の背景になされたものであり、その目的とするところは、特に耐カール性すなわち紫外線などの活性エネルギー線による硬化時の形状変化が少なく、かつ優れた耐摩耗性および耐侯性を有する硬化被膜を形成しうる活性エネルギー線硬化型被覆組成物並びにその硬化被覆を有する合成樹脂成型品を提供することにある。
そこで、本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、分子内に少なくとも3個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物、特定の構造の(メタ)アクリロイルオキシ基を有するポリエステル(メタ)アクリレートを、特定の比率で含み、重量平均分子量が15,000以上300,000以下である特定の高分子量紫外線吸収剤を併用することによって、特に耐カール性に優れ、かつ耐摩耗性および耐侯性に優れる活性エネルギー線硬化型被覆組成物を見出した。
すなわち、本発明は、
ラジカル重合性化合物として、
下記一般式(1)に示される、カプロラクトンにより変性されたモノまたはポリペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート(A)、
Figure 2013119559
(式中、複数のαのうち少なくとも3個は(メタ)アクリロイルオキシ基(CH2=CR−CO−O−)(ここで、Rは水素原子またはメチル基を示す。)もしくはカプロラクトンにより変性された(メタ)アクリロイルオキシ基{CH2=CR−CO(O(CH25C=O)y−O−}(ここで、Rは水素原子またはメチル基を示し、yは1以上の整数である。)で、そのうちの少なくとも1個はカプロラクトンにより変性された(メタ)アクリロイルオキシ基である。また、残りのαは水酸基である。nは0〜4の整数を示す。)
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、HPA変性(アルキレン変性)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートおよびPO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1種のラジカル重合性化合物(B)、並びに
分子内にテトラヒドロフタル酸残基、トリメチロールプロパン残基および(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル(メタ)アクリレート(C)を含み、
ラジカル重合性化合物の総量に対して、ポリ(メタ)アクリレート(A)が48〜78質量%、ラジカル重合性化合物(B)が8〜32質量%、ポリエステル(メタ)アクリレート(C)8〜32質量%であり、
紫外線吸収剤として、ベンゾフェノン骨格を有し、重量平均分子量が15,000以上300,000以下である高分子量紫外線吸収剤(D)
を含んでなる活性エネルギー線硬化型被覆組成物である。
前記(D)成分の配合量はラジカル重合性化合物の総量100質量部に対して5〜25質量部であることが好ましい。
さらに、本発明は、上記活性エネルギー線硬化型被覆組成物の硬化被膜で被覆されている合成樹脂成形品である。
本発明の活性エネルギー線硬化型被覆組成物は、合成樹脂成形品の表面に塗布し、活性エネルギー線を照射することにより、特に耐カール性に優れ、かつ耐摩耗性および耐侯性に優れる硬化被覆を有する合成樹脂成形品を得ることができる。
本発明を詳しく説明する。先ず本発明の活性エネルギー線硬化型被覆組成物(以下、被覆組成物と略すことがある)の各成分について説明する。
<(A)成分について>
(A)成分は、本発明の被覆組成物中の、ラジカル重合性化合物の重要な成分の一つであり、下記一般式(1)を有する、カプロラクトンにより変性されたモノまたはポリペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート(A)である。一般式(1)において、nは1または2が好ましい。
Figure 2013119559
(式中、複数のαのうち少なくとも3個は(メタ)アクリロイルオキシ基(CH2=CR−CO−O−)もしくはカプロラクトンにより変性された(メタ)アクリロイルオキシ基(CH2=CR−CO(O(CH25C=O)y−O−)(ここで、Rは水素原子またはメチル基を示し、yは1以上の整数である。)で、残りのαは水酸基である。nは0〜4の整数である。)
この(A)成分を用いることにより、被覆組成物が活性エネルギー線の照射により良好な重合活性を示し、また、高度な架橋密度を有する耐摩耗性に優れたポリマーを形成できる。したがって、基材表面に耐摩耗性に優れた硬化被膜を形成することができる。
(A)成分の具体例としては、日本化薬株式会社より販売されている、カヤラッドDPCA−20[一般式(1)において、n=1、αのうち4つがアクリロイルオキシ基、2つがy=1のカプロラクトンで変性されたアクリロイルオキシ基であるもの]、カヤラッドDPCA−30[一般式(1)において、n=1、αのうち3つがアクリロイルオキシ基、3つがy=1のカプロラクトンで変性されたアクリロイルオキシ基であるもの]、カヤラッドDPCA−60[一般式(1)において、n=1、αの6つがy=1のカプロラクトンで変性されたアクリロイルオキシ基であるもの]、カヤラッドDPCA−120[一般式(1)において、n=2、αのうち6つがy=1のカプロラクトンで変性されたアクリロイルオキシ基であるもの](いずれも、商品名)が挙げられる。硬化被膜の耐摩耗性の観点から、カプロラクトンにより変性された(メタ)アクリロイルオキシ基(CH2=CR−CO(O(CH25C=O)y−O−)(Rは水素原子またはメチル基を示し、yは1以上の整数である。)は、yが5以下であることが好ましく、3以下であることがより好ましく、2以下であることが特に好ましい。
(A)成分の配合量は、ラジカル重合性化合物の総量中、48〜78質量%である。さらに、60〜70質量%が好ましい。この下限は、硬化被膜の耐摩耗性の点で意義があり、上限は、硬化被膜の耐候性および耐カール性の点で意義がある。
<(B)成分について>
(B)成分は、本発明の被覆組成物中の、ラジカル重合性化合物の重要な成分の一つであり、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、HPA変性(アルキレン変性)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、PO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1種のラジカル重合性化合物(B)である。中でも、(A)成分、(C)成分および(D)成分との相溶性、耐擦傷性の向上の点から、特にトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートが好ましい。
(B)成分の配合量は、ラジカル重合性化合物の総量中、8〜32質量%である。さらに、15〜20質量%が好ましい。この下限は、硬化被膜の耐摩耗性の点で意義があり、上限は、硬化被膜の耐候性および耐カール性の点で意義がある。
<(C)成分について>
(C)成分は、本発明の被覆組成物中の、ラジカル重合性化合物の重要な成分の一つである。そして、この(C)成分は、テトラヒドロフタル酸残基、トリメチロールプロパン残基および(メタ)アクロイル基を有するポリエステル(メタ)アクリレートである。このポリエステル(メタ)アクリレート(C)を製造するための方法としては、例えば、特公昭54−30431号公報などに記載の方法を参考にすることができる。具体的には、無水テトラヒドロフタル酸とトリメチロールプロパンとアクリル酸とを混合し、加熱することにより得ることができる。代表的には、テトラヒドロフタル酸とトリメチロールプロパンが重縮合して形成されたポリマーに(メタ)アクリル酸のカルボキシル基が反応して(メタ)アクロイル基を有する構造となったポリエステル(メタ)アクリレートである。
なお、本明細書においては、テトラヒドロフタル酸残基とは、テトラヒドロフタル酸の2つのカルボキシル基に含まれるOHの少なくとも1つを除いた構造を意味し、トリメチロールプロパン残基とは、トリメチロールプロパンの3つの水酸基に含まれるHの少なくとも一つを除いた構造を意味する。
(C)成分の配合量は、ラジカル重合性化合物の総量に対して8〜32質量%である。さらに、15〜20質量%が好ましい。この下限は、硬化被膜の硬化被膜の耐候性および耐カール性の点で意義があり、上限は、硬化被膜の耐摩耗性の点で意義がある。
さらに(A)、(B)および(C)成分以外のラジカル重合性化合物が耐候性、耐摩耗性および耐カール性を損なわない程度に少量含まれていてもよい。
<(D)成分について>
(D)成分は、本発明の被覆組成物の硬化被膜に耐候性を付与するために重要な成分である。そして、この(D)成分は、ベンゾフェノン骨格を有し、重量平均分子量が15,000以上300,000以下である高分子量紫外線吸収剤である。重量平均分子量は20,000以上200,000以下が好ましく、25,000以上100,000以下がより好ましい。重量平均分子量は、低いほど耐摩耗性が向上し、高いほど耐候性や耐カール性が向上する傾向がある。また、(D)成分としては、(メタ)アクリル酸エステル重合体が好ましい。
この(D)成分の具体例としては、UVA−635L[BASF社製、重量平均分子量約20,000、黄色粉末]、UVA−933LP[BASF社製、重量平均分子量約20,000、固形分濃度50%]、UVA−935LH[BASF社製、重量平均分子量約200,000、固形分濃度30%]、ULS−635L[一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約20,000、黄色粉末]、ULS−933LP[一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約20,000、固形分50%]、ULS−935LH[一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約200,000、固形分30%]、LS−907[一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約30,000、固形分50%](いずれも、商品名)等が挙げられる。
(D)成分の配合量は、ラジカル重合性化合物の総量100質量部に対して5〜25質量部が好ましい。さらに、10〜15質量部がより好ましい。下限は、硬化被膜の耐候性および耐カール性の点で意義があり、上限は、耐摩耗性の点で意義がある。
本発明の被覆組成物には、さらに必要に応じて、光重合開始剤、(D)成分以外の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系の光安定剤、有機溶剤、酸化防止剤、黄変防止剤、ブル−イング剤、顔料、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、沈降防止剤、帯電防止剤、防曇剤等の各種添加剤を配合してもよい。
活性エネルギー線として紫外線を用いる場合は、本発明の被覆組成物の成分として光重合開始剤が必要となる。光重合開始剤は、活性エネルギー線照射によりアクリル系モノマーまたはオリゴマーの重合を開始させ得るものであれば特に限定されない。
光重合開始剤の具体例としては以下のものが挙げられる。ベンゾイン、ベンゾインモノメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アセトイン、ベンジル、ベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、2,2−ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メチルフェニルグリオキシレート、エチルフェニルグリオキシレート、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−[4−{4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル}フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン等のカルボニル化合物、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等の硫黄化合物、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド等。これらは1種または2種以上の混合系で使用される。これらの中でも、ベンゾフェノン、ベンゾインイソプロピルエーテル、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジルジメチルケタールがより好ましい。
光重合開始剤の配合量は、ラジカル重合性化合物の総量100質量部に対して、0.1〜10質量部が好ましい。0.1質量部以上であれば、被覆組成物の硬化性が良好である。また10質量部以下であれば、硬化被膜の透明性および耐候性が良好である。さらに、上記範囲は1質量部以上がより好ましく、5質量部以下がより好ましい。
本発明の被覆組成物を、合成樹脂成形品の表面に塗布し、活性エネルギー線を照射して硬化被膜を形成すれば、耐摩耗性、耐候性に優れた合成樹脂成形品を得ることができる。被覆組成物を基材に塗布するには、例えば、ハケ塗り、スプレーコート、ディップコート、スピンコート、カーテンコート、バーコートなどの方法が用いられる。被覆組成物の塗布作業性、被覆の平滑性、均一性、硬化被膜の基材に対する密着性の観点から、有機溶剤を添加して塗布することが好ましい。また、粘度を調整するために塗料組成物を加温したり、亜臨界流体で希釈したりしてから塗装しても良い。
本発明の被覆組成物は、基材に塗布した後の活性エネルギー線照射により、架橋し、硬化被膜を形成する。例えば、樹脂組成物を基材上に好ましくは膜厚1〜50μm、さらに好ましくは3〜20μmになるように塗布し、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等を用いて、100〜400nmの紫外線を100〜5000mJ/cm2、より好ましくは、100〜1500mJ/cm2となるように照射する。照射する雰囲気は、空気中でも良いし、窒素、アルゴン等の不活性ガス中でもよい。
本発明の被覆組成物は、各種合成樹脂成形品の表面の改質に使用できる。この合成樹脂成形品としては、従来から耐摩耗性や耐侯性等の改善の要望のある各種の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が挙げられる。具体的には、ポリメチルメタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂、ポリアリルジグリコールカーボネート樹脂などが挙げられる。特に、ポリメチルメタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂およびポリメタクリルイミド樹脂は、透明性に優れかつ耐摩耗性改良要求も強いため、本発明の樹脂組成物を適用することが非常に有効である。なお、合成樹脂成形品とは、これらの樹脂からなるシート状成形品、フィルム状成形品、各種射出成形品などである。特に硬化後の耐カール性がよいため、板厚が薄いフィルムなどに有効である。
以下に実施例および比較例を掲げ、本発明について更に詳しく説明する。
<評価用試験片の作製1>
合成樹脂成形品である縦73mm、横63mm、厚さ3mmのポリカーボネート樹脂板(SABICポリマーランドジャパン(株)製、商品名:レキサンLS−2)に、実施例・比較例で調製した被覆組成物を紫外線硬化後の膜厚が8μmになるように、エアースプレー塗装した。次いで、60℃の加熱炉中にて180秒間加熱して有機溶剤を揮発させた。その後、空気中で高圧水銀ランプを用い、波長340〜380nmの積算光量が1000mJ/cm2の活性エネルギー線を照射して、塗布膜を硬化して、硬化被膜を形成した。この硬化被膜が形成された合成樹脂成形品を試験片として用い、下記(1)硬化被膜の耐摩耗性および(2)硬化被膜の耐侯性試験を行なった。
<評価用試験片の作製2>
厚み188μmの易接着処理ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製、商品名:ソフトシャインA4100)の易接着処理面に、実施例・比較例で調製した被覆組成物を紫外線硬化後の膜厚が8μmになるように、エアースプレー塗装した。次いで、60℃の加熱炉中にて180秒間加熱して有機溶剤を揮発させた。その後、空気中で高圧水銀ランプを用い、波長340〜380nmの積算光量が1000mJ/cm2の活性エネルギー線を照射して、塗布膜を硬化させ、硬化被膜を形成した。この硬化被膜が形成されたフィルムを試験片として用い、下記(3)硬化被膜の耐カール性の評価を行なった。
(1)硬化被膜の耐摩耗性
JIS K7204「プラスチック−摩耗輪によるプラスチック摩耗試験方法」に準拠し、ROTARY ABRASION TESTER(商品名、(株)東洋精機製)を使用し、摩耗輪CS−10F、4.9N(500gf)荷重にて100回転摩耗試験を行ない、その後ヘイズメーターHM−65W(商品名、(株)村上色彩技術研究所製)にてヘイズ値を測定し、耐摩耗性の判定を行った。耐摩耗性の判定基準は次の通りである。
「◎」増加ヘイズ値=0以上5未満。
「○」増加ヘイズ値=5以上10未満。
「×」増加ヘイズ値=10以上。
(2)硬化被膜の耐侯性試験
耐侯性試験を、サンシャインカーボンウエザオメーターWEL−SUN−HC−B型(商品名、スガ試験機(株)製)を用いて、ブラックパネル温度63±3℃、降雨12分間、照射48分間のサイクルの条件で2000時間行なった。試験後以下の評価を行った。
(a)外観
クラック、白化の発生および硬化被膜の剥離について、目視により観察した。評価は、発生しなかったものを「○」とし、発生したものを「×」とした。
(b)透明度
ヘイズメーターHM−65W(商品名)を用いて試験前後のヘイズ値を測定した。
「◎」増加ヘイズ値が0以上1.0未満である。
「○」増加ヘイズ値が1.0以上5.0未満である。
「×」増加ヘイズ値が5.0以上である。
(3)硬化被膜の耐カール性
得られた被覆試験フィルムを10cm×10cmにカットし、カールした凸面を下にして、水平な台に置き、水平な台から浮き上がった頂点それぞれの高さを測定し、その平均値を耐カール性の基準とした。
「◎」高さが0mm以上5mm未満である。
「○」高さが5mm以上10mm未満である。
「×」高さが10mm以上である。
合成例1
<(C)成分 ポリエステルアクリレート(PES−A(1))の合成>
特開2010−59229号公報を参考に以下の手法を用いて合成を行った。すなわち、無水テトラヒドロフタル酸0.5モル、トリメチロールプロパン1モル、アクリル酸2モル、トルエン1000ml、98%硫酸をトルエン以外の全成分100部に対して2.5部、および、フェノチアジンをアクリル酸全量100部に対して0.08部を混合して、液温約110℃で攪拌しながらエステル化反応させた。その際の反応によって生成する水は、トルエンとの共沸により系外へ流出させた。そして、反応開始から8時間後にほぼ理論値の水が流出したので、反応を止め冷却した。次いで、3質量%のアンモニアと20質量%の硫安を含む水溶液で反応液を洗浄し、トルエン層に0.05gのハイドロキノンを入れ、6mmHgの減圧下、約50℃でトルエンを除去し、(C)成分としてのポリエステルアクリレート(PES−A(1))を得た。
<実施例1〜16および比較例1〜10>
下記の成分を表1~5に示す組成(配合量の数値は質量部)からなる活性エネルギー線硬化性被覆組成物を調製し、次いで、上記評価用試料作製に従い評価用試験片を作製した。得られた試験片に対し上記評価(1)〜(3)を行った。評価結果を各表に示す。
(A)成分
DCPA−20:1分子あたり2個のカプロラクトンにより変性されたジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬(株)製、商品名:カヤラッドDPCA−20)。
DCPA−60:1分子あたり6個のカプロラクトンにより変性されたジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬(株)製、商品名:カヤラッドDPCA−60)。
(B)成分
TMPTA:トリメチロールプロパントリアクリレート。
TMP(HPA)TA:アルキレン変性トリメチロールプロパントリアクリレート。
TMP(EO)TA:EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート。
TMP(PO)TA:PO変性トリメチロールプロパントリアクリレート。
(C)成分
PES−A(1):合成例1で合成したPES−A(1)
(A)、(B)および(C)成分以外のラジカル重合性成分
DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート。
C6DA:1,6−へキサンジオールジアクリレート。
UA−1:ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート2mol、ポリテトラメチレングリコール(数平均分子量850)1molおよび2−ヒドロキシエチルアクリレート2molから合成したウレタンアクリレート。
(D)成分
LS−907:ベンゾフェノン骨格を有するアクリルポリマー(一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約30,000、固形分50%、商品名:LS−907)。
ULS−933LP:ベンゾフェノン骨格を有するアクリルポリマー(一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約20,000、固形分50%、商品名:ULS−933LP)。
ULS−935LH:ベンゾフェノン骨格を有するアクリルポリマー(一方社油脂工業(株)製、重量平均分子量約200,000、固形分30%、商品名:ULS−935LH)。
その他成分
ユビナール3000:2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(BASF社製、分子量214、商品名:ユビナール3000)、紫外線吸収剤。
T−123:デカンジカルボン酸と2,2,6,6−テトラメチル−1−オクトキシ−4−ピペリジノールとのジエステル化合物と1,1−ジメチルエチルヒドロパーオキシドとオクタンとの反応生成物(チバ・スペシャリティーケミカルズ(株)製、商品名:チヌビン123)、光安定剤。
BNP:ベンゾフェノン、光重合開始剤。
MPG:メチルフェニルグリオキシレート、光重合開始剤。
BDK:ベンジルジメチルケタール、光重合開始剤。
L−7001:シリコーン系レベリング剤(東レダウコーニング(株)製、商品名:DOW CORNING TORAY L−7001)。
PGM:1−メトキシ−2−プロパノール、有機溶剤。
ECA:エチルカルビトールアセテート、有機溶剤。
Figure 2013119559
Figure 2013119559
Figure 2013119559
Figure 2013119559
Figure 2013119559
表1〜3に示すとおり、実施例1〜16の樹脂組成物は(A)、(B)、(C)成分を全て含有し、かつ各成分の含有量がより好ましい範囲内にある。そのため、各物性が良好であった。
一方、表4、5に示すとおり、比較例においては、以下のように不良が発生した。
すなわち、比較例1は、樹脂組成物が(A)成分中のDCPA−20が好ましい範囲外であったため、耐摩耗性が不良であった。また、比較例2は、樹脂組成物が(A)成分中のDCPA−20が好ましい範囲外であったため、耐候性試験後の外観、透明度、耐カール性が不良であった。
比較例3は、樹脂組成物が(B)成分中のTMPTAが好ましい範囲外であったため、耐摩耗性が不良であった。また、比較例4は、樹脂組成物が(B)成分中のTMPTAが好ましい範囲外であったため、耐候性試験後の外観、透明度、耐カール性が不良であった。
比較例5は、樹脂組成物が(C)成分中のPES−A(1)が好ましい範囲外であったため、耐摩耗性が不良であった。また、比較例6は、樹脂組成物が(C)成分中のPES−A(1)が好ましい範囲外であったため、耐候性試験後の外観、透明度、耐カール性が不良であった。
比較例7は、樹脂組成物が(D)成分中のLS−907が好ましい範囲外であったため、耐候性試験後の外観、透明度、耐カール性が不良であった。また、比較例8は、樹脂組成物が(D)成分中のLS−907が好ましい範囲外であったため、耐摩耗性が不良であった。
比較例9は、樹脂組成物が(D)成分ではない低分子量の紫外線吸収剤が使用されているため、耐候性試験後の外観、透明度、耐カール性の何れもが不良であった。
比較例10は、樹脂組成物として、(D)成分ではない低分子量の紫外線吸収剤が使用されているが、ラジカル重合性化合物組成を調整することにより、耐摩耗性、耐候性が良好であったが、耐カール性が不良であった。
本発明の被覆組成物を合成樹脂成形品の表面に塗布し、活性エネルギー線を照射することにより、特に耐カール性に優れ、かつ耐摩耗性および耐侯性に優れる活性エネルギー線硬化型被覆組成物を有する合成樹脂成形品を得ることができる。

Claims (3)

  1. ラジカル重合性化合物として、
    下記一般式(1)に示される、カプロラクトンにより変性されたモノまたはポリペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート(A)、
    Figure 2013119559
    (式中、複数のαのうち少なくとも3個は(メタ)アクリロイルオキシ基(CH2=CR−COO−)(ここで、Rは水素原子またはメチル基を示す。)もしくはカプロラクトンにより変性された(メタ)アクリロイルオキシ基{CH2=CR−CO(O(CH25C=O)y−O−}(ここで、Rは水素原子またはメチル基を示し、yは1以上の整数である。)で、そのうちの少なくとも1個はカプロラクトンにより変性された(メタ)アクリロイルオキシ基である。また、残りのαは水酸基である。nは0〜4の整数を示す。)
    トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、HPA変性(アルキレン変性)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートおよびPO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1種のラジカル重合性化合物(B)、並びに、
    テトラヒドロフタル酸残基、トリメチロールプロパン残基および(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル(メタ)アクリレート(C)を含み、
    ラジカル重合性化合物の総量に対して、ポリ(メタ)アクリレート(A)が48〜78質量%、ラジカル重合性化合物(B)が8〜32質量%、ポリエステル(メタ)アクリレート(C)8〜32質量%であり、
    紫外線吸収剤として、ベンゾフェノン骨格を有し、重量平均分子量が15,000以上300,000以下である高分子量紫外線吸収剤(D)
    を含んでなる活性エネルギー線硬化型被覆組成物。
  2. 前記(D)成分の配合量がラジカル重合性化合物の総量100質量部に対して5〜25質量部である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆組成物。
  3. 請求項1または2に記載の活性エネルギー線硬化型被覆組成物の硬化被膜で被覆されてなる合成樹脂成形品。
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