JP2003040911A - ビニルピロリドン重合体の製造方法 - Google Patents

ビニルピロリドン重合体の製造方法

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JP2003040911A JP2001233874A JP2001233874A JP2003040911A JP 2003040911 A JP2003040911 A JP 2003040911A JP 2001233874 A JP2001233874 A JP 2001233874A JP 2001233874 A JP2001233874 A JP 2001233874A JP 2003040911 A JP2003040911 A JP 2003040911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いK値(たとえば、80以上のK値)を有
するビニルピロリドン重合体を短時間で製造する方法、
およびその方法により得られるK値の高いビニルピロリ
ドン重合体を提供すること。 【解決手段】 重合反応器中で、ビニルピロリドン水溶
液中のビニルピロリドンを、ラジカル重合開始剤を用い
て重合させてビニルピロリドン重合体を製造する方法に
おいて、該ラジカル重合開始剤が、70℃の半減期が1
00〜2000分かつ95℃の半減期が5〜50分であ
る油溶性のラジカル重合開始剤であり、該重合が、60
〜80℃で重合を開始させ、反応熱を利用することによ
り85〜100℃まで昇温させ、その後重合終了までそ
の温度範囲を維持し重合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニルピロリドン
重合体の製造方法およびそれにより得られるビニルピロ
リドン重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビニルピロリドンの重合方法とし
ては、過酸化水素水を開始剤として用いる方法がある
(DE−B922378)。しかし、この方法では、重
合中にpHコントロールをする必要があった。また、過
酸化水素が分子量調整剤の働きをするため、低分子量の
ビニルピロリドン重合体の製造には効果的であるが、高
分子量のビニルピロリドン重合体を製造するには不向き
であった。開始剤としてジtert−ブチルパーオキサ
イドを単独で用いる方法(特公平8−19174号公
報)もあるが、ジtert−ブチルパーオキサイドは分
解温度が高いため、100℃以上の温度および加圧下で
重合を行う必要があった。
【0003】さらに開始剤としてアゾ系化合物を用いる
方法も開示されている(特開昭64−38403号公
報)。この方法でもK値の高いビニルピロリドン重合体
を製造する場合、とくに80以上のK値を有するビニル
ピロリドン重合体を製造するためには、正確な温度制御
と長い反応時間が必要であった。つまり、上記特許では
高いK値を有するビニルピロリドン重合体を製造する場
合、所定温度を正確に維持しながら重合しなければなら
ない。そのようにしない場合、所望の高いK値のビニル
ピロリドン重合体を得ることができない。したがって重
合中、温度を一定にするために重合熱を常に冷却によっ
て抑えなければならない。
【0004】実験スケールすなわち数百g〜数kgのビ
ニルピロリドン単量体を重合する場合には冷却あるいは
加熱による温度制御は可能であるかもしれないが、数t
あるいは数十tスケールで重合する場合、冷却あるいは
加熱による温度維持が困難である。とくに、大きいスケ
ールでの反応熱を抑えることは不可能である。そのた
め、従来では反応熱を抑えるためにビニルピロリドン単
量体を徐々に反応系へ添加したり、分解速度の小さい開
始剤を用いて長時間かけて重合する必要があった。その
ため、重合時間が短く、所望のK値を有するビニルピロ
リドン重合体を容易に得られる合成方法が望まれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、所望
のK値(たとえば、80以上のK値)を有するビニルピ
ロリドン重合体を短時間でかつ容易に製造する方法、お
よびその方法により得られるビニルピロリドン重合体を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはビニルピロ
リドン重合体の製造方法について検討し、70℃の半減
期が100〜2000分かつ95℃の半減期が5〜50
分である油溶性のラジカル重合開始剤を用い、60〜8
0℃で重合を開始させ、85〜100℃まで昇温させ、
その後重合終了までその温度範囲を維持することによっ
て、上記課題を見事に解決することができることに想到
した。重合開始からの昇温は反応熱を利用することによ
って特に煩雑な温度調節は必要ではない。さらにpH調
整などの操作も必要としない。また、上記重合において
ビニルピロリドンの重合率が99%を超えた時点で酸を
添加し反応液のpHを4以下にすることによってビニル
ピロリドン含有量が10重量ppm以下であり、かつ2
−ピロリドン含有量が1重量%以下のビニルピロリドン
重合体を短時間にかつ容易に得られることを見出した。
【0007】したがって本発明は、重合反応器中で、ビ
ニルピロリドン水溶液中のビニルピロリドンを、ラジカ
ル重合開始剤を用いて重合させてビニルピロリドン重合
体を製造する方法において、該ラジカル重合開始剤が、
70℃の半減期が100〜2000分かつ95℃の半減
期が5〜50分である油溶性のラジカル重合開始剤であ
り、該重合が、60〜80℃で重合を開始させ、反応熱
を利用することにより85〜100℃まで昇温させ、そ
の後重合終了までその温度範囲を維持することを特徴と
するビニルピロリドン重合体の製造方法、得られるビニ
ルピロリドン重合体のK値が80以上である前記製造方
法、ビニルピロリドン水溶液が10〜30重量%の水溶
液である前記製造方法、開始剤が式(I)で表されるア
ゾニトリル化合物である前記製造方法;
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1、R2は炭素数1または2のア
ルキル基を示す。)、前記重合反応器が、反応釜伝熱面
積Am2と反応液体積Bm3のあいだにA/B<6が成立
する反応釜である前記製造方法、ビニルピロリドンの重
合率が99%を超えた後に酸を添加し反応液のpHを4
以下にする前記製造方法、およびビニルピロリドン水溶
液中のビニルピロリドンの重合を、70℃の半減期が1
00〜2000分かつ95℃の半減期が5〜50分であ
る油溶性のラジカル重合開始剤を用いて、60〜80℃
で開始させ、反応熱を利用することにより85〜100
℃まで昇温させ、その後重合終了までその温度範囲を維
持することによって得られる2−ピロリドン含有量が1
重量%以下かつビニルピロリドン含有量が10重量pp
m以下であるビニルピロリドン重合体にかかわる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のビニルピロリドン重合体
の製造方法では、ビニルピロリドン(以下VPという)
水溶液を調製し、油溶性のラジカル重合開始剤を用い
て、前記VP水溶液中のVPの重合を60〜80℃の温
度条件下にて開始させ、反応熱を利用することにより反
応液が85〜100℃まで昇温したのち重合終了までそ
の温度範囲を維持することによってビニルピロリドン重
合体を製造する。
【0011】ビニルピロリドン(VP)とは、通常、N
−ビニル−2−ピロリドンをいう。ビニルピロリドン重
合体には、VPの単独重合体およびVPと他の単量体と
の共重合体(好ましくはVP単位を20重量%以上、よ
り好ましくは30重量%以上含有する共重合体)が包含
される。
【0012】他の単量体としては、たとえば、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸のアルキルエステル(メ
チルアクリレート、エチルアクリレートなど)、メタク
リル酸のアルキルエステル(メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレートなど)、アクリル酸のアミノアルキ
ルエステル(ジエチルアミノエチルアクリレートな
ど)、メタクリル酸のアミノアルキルエステル、アクリ
ル酸とグリコールとのモノエステル、メタクリル酸とグ
リコールとのモノエステル(ヒドロキシエチルメタクリ
レートなど)、アクリル酸のアルカリ金属塩、メタクリ
ル酸のアルカリ金属塩、アクリル酸のアンモニウム塩、
メタクリル酸のアンモニウム塩、アクリル酸のアミノア
ルキルエステルの第4級アンモニウム誘導体、メタクリ
ル酸のアミノアルキルエステルの第4級アンモニウム誘
導体、ジエチルアミノエチルアクリレートとメチルサル
フェートとの第4級アンモニウム化合物、ビニルメチル
エーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルスルホン酸の
アルカリ金属塩、ビニルスルホン酸のアンモニウム塩、
スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸塩、アリルス
ルホン酸、アリルスルホン酸塩、メタリルスルホン酸、
メタリルスルホン酸塩、酢酸ビニル、ビニルステアレー
ト、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルアセトアミ
ド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルカルバゾール、アクリルアミド、メタク
リルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミド、N,N−メチレンビスアクリルア
ミド、グリコールジアクリレート、グリコールジメタク
リレート、ジビニルベンゼン、グリコールジアリルエー
テルなどがある。
【0013】VPの重合またはVPと他の単量体との共
重合は、水媒体中での溶液重合によって行なうことがで
きる。たとえば、VP水溶液に油溶性ラジカル重合開始
剤を添加して重合することができる。
【0014】VP水溶液としては、VPの濃度が10〜
30重量%の水溶液、好ましくは15〜30重量%の水
溶液を用いる。VP水溶液の濃度が低くなると生産性が
悪くコスト高を招く傾向があり、濃度が高くなると、重
合中、経時的に粘度が高くなり攪拌が困難となって反応
に支障をきたしやすくなる。
【0015】重合開始剤としては、70℃の半減期が1
00〜2000分、好ましくは100〜1000分、よ
り好ましくは300〜700分であり、かつ95℃の半
減期が5〜50分、好ましくは5〜40分、より好まし
くは5〜30分である油溶性のラジカル重合開始剤が用
いられる。油溶性のラジカル重合開始剤の分解速度は水
溶性のラジカル重合開始剤に比べて反応中のpHの影響
を受け難い点で好ましく、70℃の半減期が100分未
満の場合は、高分子量のビニルピロリドン重合体が得ら
れ難くかつ反応系中のラジカル濃度が高くなり停止反応
が促進されて開始剤が効率よく使われなくなる傾向があ
り、2000分を超える場合は重合時間が長くなる傾向
がある。
【0016】前記ラジカル重合開始剤としては、油溶性
アゾ化合物、たとえば式(I)で表されるアゾニトリル
化合物、および油溶性過酸化物があげられ、とくにアゾ
ニトリル化合物が好ましい。
【0017】
【化3】
【0018】式中、R1、R2は炭素数1または2のアル
キル基を示す。
【0019】炭素数1または2のアルキル基としては、
メチル基およびエチル基をあげることができる。R1
2は同じであっても異なっていてもよい。
【0020】前記油溶性アゾ化合物の具体例としては、
V−59(化合物名:2,2’−アゾビス(2−メチル
ブチロニトリル)、和光純薬工業株式会社製)、V−6
0(化合物名:2,2’−アゾビス(2−メチルプロピ
オニトリル)、和光純薬工業株式会社製)などのアゾニ
トリル化合物、V−601(化合物名:ジメチル2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、和光純
薬工業株式会社製)などのアゾエステル化合物などをあ
げることができる。また、前記油溶性過酸化物として
は、オクタノイルパーオキシド(日本油脂株式会社
製)、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート(日本油脂株式会社製)、t−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキサノエート(日本油脂株式会社製)をあ
げることができる。なお、油溶性のラジカル重合開始剤
は、水に対して実質的に溶解しないか、または、難溶解
性である。
【0021】前記ラジカル重合開始剤の添加量は、VP
に対して0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜
1重量%、さらに好ましくは0.05〜1重量%であ
る。ラジカル重合開始剤の添加量が少なくなると重合速
度が低下し、生産性が悪くなる傾向がある。また、添加
量が多くなると、重合後、添加した開始剤が不純物とな
って品質上好ましくなく、比較的分子量の高いものを製
造することが困難になる傾向がある。
【0022】ラジカル重合開始剤は固体のまま添加して
もよいし、メタノール、エタノールおよびイソプロパノ
ールなどの有機溶剤に溶かして添加してもよい。また、
ラジカル重合開始剤は、反応液中に、一括して、また
は、分割して添加することができる。たとえば、開始剤
を反応液中に分割して添加することによって、得られる
ビニルピロリドン重合体中に残存するモノマー(VP)
を極力少なくすることができる。
【0023】重合開始温度は、60〜80℃、好ましく
は65〜75℃とする。本発明における重合開始とは、
VP水溶液に前記のラジカル重合開始剤が添加混合され
ることを意味する。重合開始温度が低いと、重合速度が
遅く、生産性が悪くなる傾向があり、重合開始温度が高
いと、反応系中のラジカル濃度が高くなり、停止反応が
促進されて開始剤が効率よく使われなくなり、開始剤添
加量を増加する必要性が生じ好ましくない。
【0024】本発明のビニルピロリドン重合体の製造方
法において、反応液の攪拌速度はとくに制限されず、従
来公知の速度でよい。
【0025】重合開始後、本発明の特定のラジカル重合
開始剤を用いることにより、反応温度は85〜100℃
に上昇する。通常反応熱により温度が上昇するため何も
操作する必要はないが、放熱が激しく85℃まで温度が
上昇しない場合は加熱操作により85〜100℃に調節
してもよい。また突沸などの恐れがある場合は冷却して
も構わない。その後反応終了までその温度を維持して重
合反応を行うことにより、ビニルピロリドン重合体を製
造する。この時放熱により温度が低下する場合は、温
水、蒸気などにより温度を維持することもできる。85
〜100℃とする理由としては、開始剤効率が最もよい
範囲であり、また後に行う酸処理における残留モノマー
(VP)を低減させるのに効率がよいことが挙げられ
る。85℃未満にすると製造時間が長くなり、100℃
を超えると高分子量のものが得られ難くかつ反応系中の
ラジカル濃度が高くなり停止反応が促進されて開始剤が
効率よく使われなくなる。
【0026】ビニルピロリドンは酸性水溶液中で加水分
解をおこしやすいことから、重合反応液中の残留ビニル
ピロリドンを低減することができるため、重合反応終了
前に酸を添加するのが好ましい。酸を添加する時の温度
は、前記のとおり85〜100℃の温度とすることが好
ましい。
【0027】添加する酸としては、ギ酸、酢酸、塩酸、
硫酸などを例示することができる。酸の添加はVPの重
合率が99%を超えた後に行い、反応液のpHを4以
下、好ましくは3.5以下、さらに好ましくは3以下に
する。VPの重合率が99%以下の時点で酸を添加した
場合、ビニルピロリドン重合体中の2−ピロリドンおよ
びアセトアルデヒド含有量が増加する傾向がある。ま
た、反応液のpHを4以下としない場合は、残留ビニル
ピロリドンの加水分解速度が遅くなり、生産性が落ちる
傾向がある。
【0028】前記の酸処理の後、任意の塩基性化合物に
より反応液を中和したり、pHを調節してもよい。
【0029】前記ビニルピロリドン重合体の製造方法に
は、反応熱によって上昇する反応液の温度維持が反応釜
の保温性によりさらに容易にかつ効率的に実施できると
いうことから、反応釜伝熱面積Am2と反応液体積Bm3
のあいだにA/B<6の関係が成立する反応釜を用いて
行うのが好ましい。反応釜伝熱面積とは、反応液が反応
釜に接触している部分の面積である。
【0030】前記ビニルピロリドン重合体の製造方法に
より、ポリマー中のモノマー(VP)含有量が微量、た
とえば仕込んだ全モノマーに対し10重量ppm以下で
あり、かつ2−ピロリドン含有量が1重量%以下であ
り、かつK値が高い、たとえば80以上のビニルピロリ
ドン重合体を、容易に短時間で得ることができる。
【0031】前記重合反応は、通常合計0.5〜10時
間でほぼ完了する。
【0032】本発明におけるK値とは、分子量の大きさ
をフィケンチャー(Fikentscher)法により表した値で
あり、以下の測定方法によって求めることができる。K
値が20未満である場合には5%(g/100ml)溶
液の粘度を測定し、K値が20以上の場合は1%(g/
100ml)溶液の粘度を測定する。試料濃度は乾燥物
換算する。K値が20以上の場合、1.0gの試料を精
密に測りとり、100mlのメスフラスコに入れ、室温
で蒸留水を加え、振とうしながら完全に溶かして蒸留水
を加えて正確に100mlとする。この試料溶液を恒温
槽(25±0.2℃)で30分間放置後、ウベローデ型
粘度計を用いて試料溶液が2つの印線の間を流れる時間
(流動時間)を測定する。数回測定し、平均値をとる。
相対粘度を規定するために、蒸留水についても同様に測
定する。2つの得られた流動時間をハーゲンバッハ−キ
ュッテ(Hagenbach-Couette)の補正値に基づいて補正
する。
【0033】
【数1】
【0034】上記式中、Cは試料の濃度(%:g/10
0ml)、Zは濃度Cの溶液の相対粘度(ηrel)を
示す。
【0035】相対粘度ηrelは次式より得られる。 ηrel=(溶液の流動時間)÷(水の流動時間)
【0036】所望の場合は、一般的な方法により、たと
えば、噴霧乾燥、凍結乾燥、流動床乾燥、ドラム乾燥ま
たはベルト式乾燥により、得られるビニルピロリドン重
合体溶液を粉末に移行することができる。
【0037】
【実施例】以下に、実施例にもとづいて本発明を詳細に
説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものでは
ない。
【0038】(製造方法) 実施例1 VP600kg、水1400kgを容量約2.5m3
ジャケット付き釜に仕込んだ。この際の反応液体積
(B)は2.0m3であり、また反応釜伝熱面積(A)
は10m2であり、A/Bは5.0であった。チッ素パ
ージしながら70℃に加熱し、ついでV−59をVPに
対して0.08重量%(480g)添加し、重合反応を
開始した。70分後反応液の温度は、反応熱により99
℃となった。以後、重合終了まで反応液が90〜99℃
となるようにジャケットに温水を流した。反応開始から
2時間後、さらにV−59をVPに対して0.1重量%
(600g)添加した。反応開始から3時間後、重合率
が99%をこえたことを確認し、ギ酸をVPに対して1
000重量ppm(600g)添加して、反応液のpH
を4以下にさせ、1時間加熱保持した。その結果、重合
時間3時間および酸処理時間1時間で、残存VP含有量
が1重量ppmであり、2−ピロリドンの含有量が0.
8重量%であり、K値が101であるビニルピロリドン
重合体が得られた。
【0039】実施例2 VP400kg、水1600kgを容量約2.5m3
ジャケット付き釜に仕込んだ。この際の反応液体積
(B)は2.0m3であり、また反応釜伝熱面積(A)
は9.0m2であり、A/Bは4.5であった。チッ素
パージしながら70℃に加熱し、ついでVPに対して
0.1重量%(400g)のV−59をイソプロピルア
ルコール(IPA)3600gに溶解させたのち添加
し、重合反応を開始した。1時間後反応液の温度は、反
応熱により90℃となった。以後、重合終了まで反応液
が85〜90℃となるようにジャケットに温水を流し
た。反応開始から2時間後、さらにVPに対して0.1
重量%(400g)のV−59をIPA3600gに溶
解させたのち添加した。反応開始から3時間後、重合率
が99%をこえたことを確認し、ギ酸をVPに対して7
00重量ppm(280g)添加して、反応液のpHを
4以下にさせ、2時間加熱保持した。その結果、重合時
間3時間および酸処理時間2時間で、残存VP含有量が
5重量ppmであり、2−ピロリドンの含有量が0.2
重量%であり、K値が93であるビニルピロリドン重合
体が得られた。
【0040】実施例3 VP400kg、水1600kgを容量約2.5m3
ジャケット付き釜に仕込んだ。この際の反応液体積
(B)は2.0m3であり、また反応釜伝熱面積(A)
は9.0m2であり、A/Bは4.5であった。チッ素
パージしながら65℃に加熱し、ついでV−59をVP
に対して0.15重量%(600g)添加し、重合反応
を開始した。60分後反応液の温度は、反応熱により8
5℃となった。以後、重合終了まで反応液が85〜90
℃となるようにジャケットに温水を流した。反応開始か
ら2時間後、さらにV−59をVPに対して0.15重
量%(600g)添加した。反応開始から3時間後、重
合率が99%をこえたことを確認し、酢酸をVPに対し
て1600重量ppm(640g)添加して、反応液の
pHを4以下にさせ、3時間加熱保持した。その結果、
重合時間3時間および酸処理時間3時間で、残存VP含
有量が2重量ppmであり、2−ピロリドンの含有量が
0.1重量%であり、K値が84であるビニルピロリド
ン重合体が得られた。
【0041】実施例4 VP2t、水8tを容量12m3のジャケット付き釜に
仕込んだ。この際の反応液体積(B)は10m3であ
り、また反応釜伝熱面積(A)は45m2であり、A/
Bは4.5であった。チッ素パージしながら70℃に加
熱し、ついでV−59をVPに対して0.1重量%(2
kg)添加し、重合反応を開始した。80分後反応液の
温度は、反応熱により99℃となった。以後、釜に熱を
一切加えなかった。反応開始から2時間後、さらにV−
59をVPに対して0.1重量%(2kg)添加した。
反応開始から3時間後、重合率が99%をこえたことを
確認し、ギ酸をVPに対して700重量ppm(1.4
kg)添加して、反応液のpHを4以下にさせ、2時間
加熱保持した。反応液温度は88℃であった。その結
果、重合時間3時間および酸処理時間2時間で、残存V
P含有量が3重量ppmであり、2−ピロリドンの含有
量が0.2重量%であり、K値が91であるビニルピロ
リドン重合体が得られた。
【0042】比較例1 VP400kg、水1600kgを容量約2.5m3
ジャケット付き釜に仕込んだ。この際の反応液体積
(B)は2.0m3であり、また反応釜伝熱面積(A)
は9.0m2であり、A/Bは4.5であった。チッ素
パージしながら40℃に加熱し、ついで2,2’−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)をVPに対して0.1重量%(400g)添加し、
重合反応を開始した。反応液は、反応熱により60℃と
なった。反応開始から2時間後、さらに2,2’−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)をVPに対して0.1重量%(400g)添加し
た。反応開始から3時間後、さらに2,2’−アゾビス
(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)を
VPに対して0.1重量%(400g)添加した。4時
間後、重合率が97%をこえたことを確認し、ギ酸をV
Pに対して700重量ppm(280g)添加して、反
応液のpHを4以下にさせ、8時間加熱保持した。その
結果、重合時間4時間および酸処理時間8時間で、残存
VP含有量が20重量ppmであり、2−ピロリドンの
含有量が2.3重量%であり、K値が76であるビニル
ピロリドン重合体が得られた。
【0043】比較例2 VP400kg、水1600kgを容量約2.5m3
ジャケット付き釜に仕込んだ。この際の反応液体積
(B)は2.0m3であり、また反応釜伝熱面積(A)
は9.0m2であり、A/Bは4.5であった。チッ素
パージしながら55℃に加熱し、ついでt−ブチルペル
オキシピバレートをVPに対して0.09重量%(37
0g)添加し、重合反応を開始した。重合反応は、温度
56〜59℃で、5時間にわたって行った。ついで、t
−ブチルペルオキシピバレートをVPに対して0.09
重量%(370g)添加し、さらに2時間反応を継続さ
せた。重合時間7時間で、残存VP含有量400重量p
pmであり、2−ピロリドンの含有量が0.05重量%
であり、K値が121であるビニルピロリドン重合体が
得られた。
【0044】(評価方法) V−59:70℃半減期は400〜500分。95℃半
減期は10〜20分。 2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチル
バレロニトリル):70℃半減期は5分未満。 t−ブチルペルオキシピバレート:70℃半減期は30
〜40分、95℃半減期は4〜6分。 K値:前記の方法により測定した。 残存VP(残存単量体)含有量(対固形分ppm):液
体クロマトグラフィーを用いて235nmの吸収強度に
より、得られたビニルピロリドン重合体中に残存するV
Pの含有量を測定した。 重合率:100−残存VP(残存単量体)含有量(対固
形分%) 2−ピロリドン含有量:HPLC(高速液体クロマトグ
ラフィー)により分離し、UV検出器を用いて235n
mにおける吸収強度を測定することにより定量した。 固形分:重合により得られたポリマー水溶液約5gを精
秤し、105℃で12時間乾燥させ、蒸発残分を固形分
として算出した。
【0045】(結果)70℃の半減期が400〜500
分であり、かつ95℃の半減期が10〜20分である
2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を開
始剤として用いた実施例1〜4では、比較例1および比
較例2に比べ、残存VP含有量および2−ピロリドン含
有量の少ないビニルピロリドン重合体を得ることができ
た。また、重合反応開始から終了までの温度が高い実施
例1〜4では、反応温度の低い比較例1および比較例2
に比べ、重合時間を短縮することができた。さらに、重
合反応終了前に酸を添加した実施例1〜4および比較例
1では、酸を添加しない比較例2に比べ、残存VP含有
量の少ないビニルピロリドン重合体を得ることができ
た。
【0046】
【発明の効果】本発明のビニルピロリドン重合体の製造
方法によれば、残存VP含有量および2−ピロリドン含
有量が少なく、高いK値、たとえば80以上のK値を有
するビニルピロリドン重合体を短時間でかつ容易に製造
することができる。また、本発明の製造方法により得ら
れたビニルピロリドン重合体は、不純物が少ない優れた
重合体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤瀬 圭一 滋賀県草津市大路三丁目5番4−908号 (72)発明者 富久 大成 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 栗山 敏明 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 4J011 AA01 AB02 HA02 HB02 4J015 AA03 BA03 BA07 4J100 AQ08P CA01 CA04 FA03 FA19 FA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合反応器中で、ビニルピロリドン水溶
    液中のビニルピロリドンを、ラジカル重合開始剤を用い
    て重合させてビニルピロリドン重合体を製造する方法に
    おいて、該ラジカル重合開始剤が、70℃の半減期が1
    00〜2000分かつ95℃の半減期が5〜50分であ
    る油溶性のラジカル重合開始剤であり、該重合が、60
    〜80℃で重合を開始させ、反応熱を利用することによ
    り85〜100℃まで昇温させ、その後重合終了までそ
    の温度範囲を維持することを特徴とするビニルピロリド
    ン重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 得られるビニルピロリドン重合体のK値
    が80以上である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 ビニルピロリドン水溶液が10〜30重
    量%の水溶液である請求項1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 開始剤が式(I)で表されるアゾニトリ
    ル化合物である請求項1、2または3記載の製造方法。 【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1または2のアルキル基を示
    す。)
  5. 【請求項5】 前記重合反応器が、反応釜伝熱面積Am
    2と反応液体積Bm3のあいだにA/B<6が成立する反
    応釜である請求項1、2、3または4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 ビニルピロリドンの重合率が99%を超
    えた後に酸を添加し反応液のpHを4以下にする請求項
    1、2、3、4または5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 ビニルピロリドン水溶液中のビニルピロ
    リドンの重合を、70℃の半減期が100〜2000分
    かつ95℃の半減期が5〜50分である油溶性のラジカ
    ル重合開始剤を用いて、60〜80℃で開始させ、反応
    熱を利用することにより85〜100℃まで昇温させ、
    その後重合終了までその温度範囲を維持することによっ
    て得られる2−ピロリドン含有量が1重量%以下かつビ
    ニルピロリドン含有量が10重量ppm以下であるビニ
    ルピロリドン重合体。
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