JP2003040787A - 生理活性を有する組成物およびその製造方法 - Google Patents

生理活性を有する組成物およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003040787A
JP2003040787A JP2001223334A JP2001223334A JP2003040787A JP 2003040787 A JP2003040787 A JP 2003040787A JP 2001223334 A JP2001223334 A JP 2001223334A JP 2001223334 A JP2001223334 A JP 2001223334A JP 2003040787 A JP2003040787 A JP 2003040787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
composition
ginseng
nutmeg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001223334A
Other languages
English (en)
Inventor
Hozumi Tanaka
穂積 田中
Takeshi Hibino
健 日比野
Yasuyo Hijikata
康世 土方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2001223334A priority Critical patent/JP2003040787A/ja
Priority to US10/202,565 priority patent/US6953580B2/en
Publication of JP2003040787A publication Critical patent/JP2003040787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/06Fungi, e.g. yeasts
    • A61K36/07Basidiomycota, e.g. Cryptococcus
    • A61K36/074Ganoderma
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/12Ketones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/06Fungi, e.g. yeasts
    • A61K36/07Basidiomycota, e.g. Cryptococcus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/25Araliaceae (Ginseng family), e.g. ivy, aralia, schefflera or tetrapanax
    • A61K36/258Panax (ginseng)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/48Fabaceae or Leguminosae (Pea or Legume family); Caesalpiniaceae; Mimosaceae; Papilionaceae
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/88Liliopsida (monocotyledons)
    • A61K36/899Poaceae or Gramineae (Grass family), e.g. bamboo, corn or sugar cane
    • A61K36/8994Coix (Job's tears)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/14Drugs for dermatological disorders for baldness or alopecia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/20Antivirals for DNA viruses
    • A61P31/22Antivirals for DNA viruses for herpes viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/08Vasodilators for multiple indications

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウイルス感染症処置剤、末梢血流改善剤およ
び発毛促進剤として有用な生理活性を有する新規組成
物、ならびにその製造方法を提供する。 【解決手段】 フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、
ヨクイニン、バイキセイおよびレイシ(さらに朝鮮ニン
ジンまたはチクセツニンジンを加えてもよい)の抽出物
を含有する、生理活性を有する組成物。この組成物は、
フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バ
イキセイおよびレイシ(さらに朝鮮ニンジンまたはチク
セツニンジンを加えてもよい)を熱水抽出することによ
り製造できる。 【効果】 本発明の組成物は、優れた抗ウイルス作用、
末梢血流改善作用および発毛促進作用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な生理活性組
成物、詳細には、ウイルス感染症処置剤、末梢血流改善
剤および発毛促進剤として有用な生理活性を有する新規
組成物、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】細菌感染症の治療・予防に有効な薬剤と
しては優れた薬剤が種々開発されているが、ウイルス感
染症の治療・予防に有効な薬剤は比較的少ない上に、副
作用の強いものが大半である。
【0003】例えば、単純ヘルペスウイルスは成人に広
く蔓延するウイルスであり、主に口唇、口腔粘膜、角
膜、性器に感染し、神経組織に潜伏感染を起こすものと
して知られている。また、新たなヘルペスウイルス感染
症も出現している。従来、抗単純ヘルペスウイルス剤と
しては、核酸誘導体であるアシクロビルなどが有効な薬
剤として臨床で用いられている。しかし、アシクロビル
はウイルスが耐性を獲得し易いことが治療上の問題とな
っており、また副作用が強いことも問題となっている。
【0004】また、水痘・帯状ヘルペスウイルス(帯状
疱疹ウイルス)は一般に幼児期にいわゆる水痘として初
期感染を受け、その後潜伏感染が続くが、成人に達した
後も細胞性免疫能が低下すると帯状疱疹として発症す
る。やはりアシクロビルが抗ウイルス剤として用いられ
るが、その効果は単純ヘルペスウイルスに対する効果よ
り弱いとされる。さらに、風疹ウイルスやB型肝炎ウイ
ルスに対する抗ウイルス剤として有効なものも少ない。
【0005】末梢血流改善剤に関しては、従来技術によ
る代表的な医薬品として、プロスタグランジンE1があ
る。しかし、プロスタグランジンE1は、血管痛などの
副作用が認められるという問題点があり、また医師によ
る処方でなければ使用できず、予防医学的観点から日常
的に摂取しつつ、末梢血流が改善される優れた経口用薬
剤は未だ提供されていないのが実状である。
【0006】発毛促進剤に関しては、従来技術によるも
のは、剤型にかかわらず、頭部に直接塗布する外用薬タ
イプの医薬部外品が多い。経口投与タイプの発毛促進剤
としては民間伝承的に用いられる生薬、たとえばカシプ
ー、菟糸子(トシシ)、補骨子(ホッコシ)などがある
が、その効果は一般的に極めて弱い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ウイ
ルス感染症処置剤、末梢血流改善剤および発毛促進剤と
して有用な生理活性を有する新規組成物、ならびにその
製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、フジ茎、ナツメ
グ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイキセイおよび
レイシの抽出物を含有する組成物、またはかかる組成物
にさらに朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンの抽出物
を含有してなる組成物が、優れた抗ウイルス作用、末梢
血流改善作用、ならびに発毛促進作用を有することを見
出して本発明を完成した。
【0009】即ち、本発明は以下のとおりである。 (1)フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニ
ン、バイキセイおよびレイシの抽出物を含有する、生理
活性を有する組成物。 (2)朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンの抽出物を
さらに含有してなる上記(1)に記載の生理活性を有す
る組成物。 (3)抽出物が熱水抽出物である上記(1)または
(2)に記載の組成物。 (4)フジ茎1重量部に対して、0.5重量部〜5重量
部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石榴皮、0.
5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量部〜5重量
部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部のヨクイニ
ン、ならびに0.5重量部〜5重量部のレイシから抽出
した抽出物を含有する上記(1)に記載の組成物。 (5)フジ茎1重量部に対して、1重量部のナツメグ、
1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重量部のバ
イキセイ、2重量部のヨクイニン、ならびに2重量部〜
3重量部のレイシから抽出した抽出物を含有する上記
(4)に記載の組成物。 (6)フジ茎1重量部に対して、1重量部のナツメグ、
1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重量部のバ
イキセイ、2重量部のヨクイニン、ならびに2重量部の
レイシから抽出した抽出物を含有する上記(5)に記載
の組成物。 (7)フジ茎1重量部に対して、0.5重量部〜5重量
部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石榴皮、0.
5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量部〜5重量
部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部のヨクイニ
ン、0.5重量部〜5重量部のレイシ、ならびに0.5
重量部〜5重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジ
ンから抽出した抽出物を含有する上記(2)に記載の組
成物。 (8)フジ茎1重量部に対して、1重量部のナツメグ、
1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重量部のバ
イキセイ、2重量部のヨクイニン、2重量部〜3重量部
のレイシ、ならびに0.5重量部〜3重量部の朝鮮ニン
ジンまたはチクセツニンジンから抽出した抽出物を含有
する上記(7)に記載の組成物。 (9)フジ茎1重量部に対して、1重量部のナツメグ、
1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重量部のバ
イキセイ、2重量部のヨクイニン、2重量部のレイシ、
ならびに2重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジ
ンから抽出した抽出物を含有する上記(8)に記載の組
成物。 (10)ウイルス感染症処置剤用である上記(1)〜
(9)のいずれかに記載の組成物。 (11)ウイルス感染症がヘルペスウイルス、風疹ウイ
ルスまたはB型肝炎ウイルスによる感染症である上記
(10)に記載の組成物。 (12)ヘルペスウイルスが単純ヘルペスまたは水痘・
帯状ヘルペスウイルスである上記(11)に記載の組成
物。 (13)末梢血流改善剤用である上記(1)〜(9)の
いずれかに記載の組成物。 (14)発毛促進剤用である上記(1)〜(9)のいず
れかに記載の組成物。 (15)フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイ
ニン、バイキセイおよびレイシを熱水抽出することを特
徴とする、生理活性を有する組成物の製造方法。 (16)フジ茎1重量部に対して、0.5重量部〜5重
量部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石榴皮、
0.5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量部〜5
重量部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部のヨクイ
ニン、ならびに0.5重量部〜5重量部のレイシから熱
水抽出する上記(15)に記載の製造方法。 (17)朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンと、フジ
茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイキ
セイおよびレイシとを熱水抽出することを特徴とする、
生理活性を有する組成物の製造方法。 (18)フジ茎1重量部に対して、0.5重量部〜5重
量部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石榴皮、
0.5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量部〜5
重量部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部のヨクイ
ニン、0.5重量部〜5重量部のレイシ、ならびに0.
5重量部〜5重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセツニン
ジンから熱水抽出する上記(17)に記載の製造方法。 (19)熱水抽出を80℃〜100℃で1時間以上行う
上記(15)〜(18)のうちのいずれかに記載の製造
方法。 (20)熱水抽出を90℃〜95℃で1時間以上行う上
記(19)に記載の製造方法。
【0010】 [発明の詳細な説明]本発明の生理活性を有する組成物
は、フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニ
ン、バイキセイ(コフキサルノコシカケ)およびレイシ
(マンネンタケ)の抽出物を、有効成分として基本的に
含有するものである。
【0011】フジ茎(藤:Wisteria flor
ibunda)は、日本の山地に自生するマメ科の蔓性
落葉低木である藤の木の茎部で、成分としてインフラボ
ノイドなどを含有し、従来より、胃癌の治療などに用い
られていた。しかし、この生薬が抗ウイルス作用、末梢
血流改善作用および発毛促進作用というような優れた生
理活性を有することは報告されていない。
【0012】ナツメグ(肉ずく:Myristica
fragrans)は、インド古式のアユルヴェーダに
おいて、頭痛薬、胃腸薬として有名であり、漢方におい
ては消化不良、腹痛、下痢、嘔吐に使用されてきた。し
かし、この生薬が抗ウイルス作用、末梢血流改善作用、
発毛促進作用を有することは報告されていない。
【0013】石榴皮(Punica granatu
m)は、石榴の果皮を乾燥させたものであり、主として
下痢に使用されることが多い。抗ウイルス効果を認める
ことが、一部、民間伝承医療的に伝えられているが、末
梢血流改善作用、発毛促進作用を有することは報告され
ていない。
【0014】ヒシノミ(菱実:Trapa japon
ica)は、中国、韓国、日本に自生するヒシ科の植物
の実で、成分としてステロール類を含有し、従来より、
解熱効果を有することが知られている。しかし、この生
薬が抗ウイルス作用、末梢血流改善作用、発毛促進作用
を有することは報告されていない。
【0015】ヨクイニン(Coix lacryma−
jobi)は、イネ科のハトムギの成熟種子の種皮を除
いたもので、成分として澱粉、蛋白質、油脂類のほか抗
腫瘍成分を含有し、従来より、抗腫瘍効果を有すること
が知られている。また、いぼ取りの特効薬としても用い
られている。しかし、この生薬が抗ウイルス作用、末梢
血流改善作用、発毛促進作用を有することは報告されて
いない。
【0016】バイキセイ(梅寄生)は、サルノコシカケ
科の担子菌コフキサルノコシカケ(Elfvingia
applanata)で、成分として多糖類、ステロ
イド類を含有し、従来より、制癌作用のあることが知ら
れている。
【0017】レイシ(霊芝)は、サルノコシカケ科の担
子菌マンネンタケ(Ganoderma lucidu
m)で、成分として多糖類、トリテルペノイド類を含有
し、従来より、制癌作用のあることが知られている。
【0018】バイキセイやレイシなどのサルノコシカケ
科の担子菌類から得られる多糖類には強い抗腫瘍性が認
められているが、抗ウイルス作用、末梢血流改善作用、
発毛促進作用を有することは報告されていない。
【0019】上記のフジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノ
ミ、ヨクイニン、バイキセイおよびレイシの各抽出成分
は、それぞれ単独では顕著な抗ウイルス作用、末梢血流
改善作用、発毛促進作用を示すものではない。本発明の
組成物は、フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨク
イニン、バイキセイおよびレイシの各抽出成分のいずれ
もを必須成分として含有することによって初めて、顕著
な抗ウイルス作用、末梢血流改善作用および発毛促進作
用といった優れた生理活性を示すものである。
【0020】本発明の組成物は、上記のフジ茎、ナツメ
グ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイキセイおよび
レイシに加えて、朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジン
の抽出物をさらに含有するものであることが好ましい。
朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンの抽出物を含有す
る本発明の組成物は、上述の抗ウイルス作用、末梢血流
改善作用および発毛促進作用がさらに向上される。
【0021】朝鮮ニンジン(Panax ginsen
g C.A.Meyer)は、朝鮮半島、中国、日本で
自生、栽培されているウコギ科の植物で、成分としてサ
ポニン類を含有し、従来より、抗疲労、血糖降下作用、
健胃、鎮静作用などがあることが知られている。しか
し、この生薬が抗ウイルス作用、末梢血流改善作用、発
毛促進作用を有することは報告されていない。
【0022】なお、本発明における朝鮮ニンジンは、天
然物、栽培物または組織培養物のいずれであってもよ
く、特に限定されるものではない。本発明における朝鮮
ニンジンは、いわゆるオタネニンジンであり、また該オ
タネニンジンに代えてチクセツニンジン(Panax
japoniocus C.A.Meyer)を使用し
てもよい。
【0023】本発明の生理活性を有する組成物は、フジ
茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイキ
セイおよびレイシの混合物を、あるいは上記必須成分に
朝鮮ニンジン(またはチクセツニンジン)をさらに有す
る抽出物を含有するものである。該抽出物の抽出方法に
ついて特に限定はなく、従来公知の各種の抽出方法で得
られたものであってもよいが、目的とする生理活性(効
力)の高い組成物を得ることができることから、熱水抽
出で得られた抽出物(熱水抽出物)であるのが好まし
い。
【0024】上記熱水抽出物は、フジ茎、ナツメグ、石
榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイキセイおよびレイシ
を含有する混合物から抽出してもよいし、あるいは上記
7種の各生薬からそれぞれ抽出して得られた各抽出成分
を混合してもよい。また朝鮮ニンジンまたはチクセツニ
ンジンの抽出物を含有する熱水抽出物を得る場合も同様
に、朝鮮ニンジン(またはチクセツニンジン)、フジ
茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイキ
セイおよびレイシを含有する混合物から抽出してもよい
し、あるいは上記8種の各生薬からそれぞれ抽出して得
られた各抽出成分を混合してもよい。
【0025】本発明の生理活性を有する組成物は、フジ
茎1重量部に対して、0.5重量部〜5重量部のナツメ
グ、0.5重量部〜5重量部の石榴皮、0.5重量部〜
5重量部のヒシノミ、0.5重量部〜5重量部のバイキ
セイ、0.5重量部〜5重量部のヨクイニン、ならびに
0.5重量部〜5重量部のレイシから抽出した抽出物
を、あるいは0.5重量部〜5重量部の朝鮮ニンジンま
たはチクセツニンジンから抽出した抽出物をさらに含有
するのが、好ましい。
【0026】また本発明の生理活性を有する組成物は、
フジ茎1重量部に対して、0.7重量部〜3重量部のナ
ツメグ、0.7重量部〜3重量部の石榴皮、0.7重量
部〜3重量部のヒシノミ、0.7重量部〜3重量部のバ
イキセイ、0.7重量部〜3重量部のヨクイニン、なら
びに0.7重量部〜3重量部のレイシから抽出した抽出
物を、あるいは0.7重量部〜3重量部の朝鮮ニンジン
またはチクセツニンジンから抽出した抽出物をさらに含
有するのが、より好ましい。
【0027】またさらに本発明の生理活性を有する組成
物は、フジ茎1重量部に対して、1重量部のナツメグ、
1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重量部のバ
イキセイ、2重量部のヨクイニン、ならびに2重量のレ
イシから抽出した抽出物であるのが、特に好ましい。な
お症状によっては、レイシは、フジ茎1重量部に対して
2重量部〜10重量部(好ましくは2重量部〜3重量
部)であってもよい。
【0028】また朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジン
の抽出物を含有する場合には、フジ茎1重量部に対し
て、1重量部のナツメグ、1重量部の石榴皮、1重量部
のヒシノミ、1重量部のバイキセイ、2重量部のヨクイ
ニン、2重量〜3重量部のレイシ、ならびに0.5重量
部〜3重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンか
ら抽出した抽出物であるのが、特に好ましい。また、フ
ジ茎1重量部に対して、1重量部のナツメグ、1重量部
の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重量部のバイキセ
イ、2重量部のヨクイニン、2重量のレイシ、ならびに
2重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンから抽
出した抽出物であるのが、さらに好ましい。なお症状に
よっては、レイシは、フジ茎1重量部に対して2重量部
〜10重量部(好ましくは2重量部〜3重量部)であっ
てもよい。
【0029】本発明の生理活性を有する組成物は、上述
した適宜の配合量にて、フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒ
シノミ、ヨクイニン、バイキセイおよびレイシ、必要で
あればさらに朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンを熱
水抽出して得られたものであるのが好ましい。
【0030】熱水抽出の温度条件および時間条件に特に
限定はなく、熱水抽出における一般的な条件(たとえ
ば、通常の煎薬を調製する条件;沸騰温度で30分間〜
60分間程度抽出)であってよいが、温度条件は好まし
くは80℃〜100℃、より好ましくは90℃〜95℃
であり、時間条件は好ましくは1時間以上、より好まし
くは2時間以上、特に好ましくは3時間以上である。こ
のような温度条件および時間条件にて熱水抽出を行うこ
とによって、効力の高い組成物を得ることができる点で
好ましい。該熱水抽出に用いる水の量は特に限定される
ものではないが、通常、生薬材料の総重量1重量部に対
して5重量部〜20重量部の水を、好適には約10重量
部の水を用いる。
【0031】さらに、得られた抽出物(抽出液)を濃縮
することにより、揮発性不要成分が除去され、大量経口
服用における消化器管などへの負担が軽減された製剤が
得られる。濃縮は、好ましくは常圧下または減圧下で5
0℃〜90℃の条件で行い、より好ましくは減圧下にて
50℃〜60℃で固形分濃度が20重量%〜40重量
%、好ましくは25重量%〜35重量%程度になるまで
行う。
【0032】更にまた、得られた濃縮物に賦形剤を加え
乾燥することにより、安定した粉末製剤を得てもよい。
賦形剤は、食品的または医薬的に許容されるものであれ
ば特に制限されるものではなく、たとえばデンプン(ト
ウモロコシデンプン、バレイショデンプン、コムギデン
プン、コメデンプン)、ブドウ糖、果糖、ソルビトー
ル、マンニトール、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースカルシウム、乳糖、ショ糖、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、炭酸マグネシウム、酸化
マグネシウム、リン酸カルシウムなどが用いられる。賦
形剤の添加量は、通常、濃縮物1重量部あたり1重量部
〜20重量部程度であり、好適には約2重量部〜10重
量部である。乾燥は、60℃〜70℃の温度で行うこと
が好ましい。
【0033】本発明の生理活性を有する組成物は、顕著
な抗ウイルス作用、末梢血流改善作用および発毛促進作
用を示すものであり、ウイルス感染症処置剤用、末梢血
流改善剤用、あるいは発毛促進剤用として特に有用であ
る。本発明の組成物を用いてなるウイルス感染症処置
剤、末梢血流改善剤または発毛促進剤の投与対象は、ヒ
ト、ウシ、ウマ、イヌ、ネコなどの哺乳類であり、特に
ヒトであることが好ましい。
【0034】本発明の組成物をウイルス感染症処置剤と
して用いる場合、ヘルペス科のウイルス(例えば、単純
ヘルペスウイルス1型および2型、水痘・帯状ヘルペス
ウイルスなど)、風疹ウイルス、B型肝炎ウイルスなど
の各種ウイルスによる感染症に対して有効であり、特に
は単純ヘルペスウイルスによる感染症に対して有効であ
る。また本発明の組成物を末梢血流改善剤または発毛促
進剤として用いる場合はヒトなどの哺乳類に有効であ
る。
【0035】本発明の組成物は、従来より用いられてき
た生薬材料を原料とするもので、有効投与量の毒性は極
めて低く、副作用はほとんど認められない。ヒト、ウ
シ、ウマ、イヌ、ネコなどの哺乳類に対して安全に投与
することができる。
【0036】本発明の生理活性を有する組成物の好適な
一処方例(A処方)は、以下のとおりである。フジ茎、
ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、バイキセイ、ヨクイニン
およびレイシ〔配合割合は、1:1:1:1:1:2:
2(重量比)が好適であるが、レイシを2倍重量〜3倍
重量に増量してもよい。〕を混合し、生薬原料の総重量
の約10倍重量程度の熱水(80℃〜100℃)で抽出
し、その抽出物を濃縮して水飴状としたものに約2倍重
量の澱粉粉末を加え、均一になるまで混合、練合したも
のを乾燥、粉末化する。通常、12g〜16gの生薬原
料組成物より約8gの製剤を得る。
【0037】また本発明の生理活性を有する組成物の好
適な他の処方例(B処方)は、以下のとおりである。フ
ジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、バイキセイ、ヨク
イニン、レイシおよび朝鮮ニンジン(またはチクセツニ
ンジン)〔配合割合は、1:1:1:1:1:2:2:
2(重量比)が好適であるが、レイシを2倍重量〜3倍
重量に増量してもよい。〕を混合し、生薬原料の総重量
の約10倍重量程度の熱水(80℃〜100℃)で抽出
し、その抽出液を濃縮して水飴状としたものに約2倍重
量の澱粉粉末を加え、均一になるまで混合、練合したも
のを乾燥、粉末化する。通常、12g〜20gの生薬原
料組成物より約6gの製剤を得る。
【0038】一般に、本発明における有効成分であるフ
ジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニン、バイ
キセイおよびレイシの抽出物、または朝鮮ニンジン(ま
たはチクセツニンジン)、フジ茎、ナツメグ、石榴皮、
ヒシノミ、ヨクイニン、バイキセイおよびレイシの抽出
物は、製薬上許容される担体または添加物と混合して、
投与に適した医薬組成物の形態で用いられる。医薬組成
物の形態は特に限定されるものではなく、散剤、顆粒
剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、液剤、乳剤、懸濁剤、シ
ロップ剤、トローチ剤、坐剤、点眼剤、注射剤、エアゾ
ール剤、エリキシル剤などの形態に製剤化することがで
きる。
【0039】製薬上許容される担体または添加物として
は、賦形剤(例えば、デンプン、ブドウ糖、果糖、ソル
ビトール、マンニトール、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースカルシウム、乳糖、シ
ョ糖、ヒドロキシプロピルセルロース、炭酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、リン酸カルシウム)、結合剤
(例えば、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ゼラチ
ン、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、デンプ
ン、ショ糖)、崩壊剤(例えば、カルボキシメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、デン
プン、ヒドロキシプロピルセルロース)、滑沢剤(例え
ば、ケイ酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸マグネシウム、タルク)、希釈剤(例えば、
水、食塩水、大豆油、ゴマ油、オリーブ油のような植物
油)、軟膏基剤(例えば、パラフィン、ラノリン、白色
ワセリン)、矯味剤(例えば、ショ糖、単シロップ、ハ
ッカ油、オレンジ油)、保存剤(例えば、パラオキシ安
息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ
安息香酸プロピルのようなパラオキシ安息香酸エステル
類、安息香酸ナトリウム)、安定化剤(例えば、アスコ
ルビン酸、亜硫酸水素ナトリウム)、等張化剤(例え
ば、塩化ナトリウム、グリセリン、ブドウ糖、マンニト
ール)などが挙げられる。
【0040】本発明の組成物は経口または非経口的に投
与することができるが、通常、経口投与する。経口投与
の場合の一般的な投与量は以下の通りであるが、投与量
は症状や個人の体力に応じ常用量の1/4〜3倍量くら
いで適宜設定される。一般的な投与量(常用量)はフジ
茎2g、ナツメグ2g、石榴皮2g、ヒシノミ2g、バ
イキセイ2g、ヨクイニン4g、レイシ4g、朝鮮ニン
ジン(またはチクセツニンジン)4gに相当に由来する
B処方(約7g)を1日分とするものである。
【0041】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明するため実施例を
挙げるが、本発明はこれら実施例によって何ら限定され
るものではない。実施例1(単純ヘルペスウイルス1型に対する作用) フジ茎125g、ナツメグ125g、石榴皮125g、
ヒシノミ125g、バイキセイ125g、ヨクイニン2
50g、レイシ250gを秤量し、全量1.125kg
に対し温水11.25kgを加え、90℃〜95℃の温
度で3時間抽出した。抽出後、濾過処理し、濾液(抽出
物)を50℃の温度で、重量260gの水飴状になるま
で減圧濃縮した。濃縮物260gに520gのコーンス
ターチを加え均一になるまで混合・練合した。この練合
物を乾燥機にて60℃〜70℃で24時間乾燥した。乾
燥物をミキサーにて粉砕し粉末とし、上記A処方による
本発明の生理活性を有する組成物(以下、「A処方組成
物」ということがある。)を調製した。1日の常用量
を、上記A処方組成物6gに設定した。過労により、口
唇ヘルペスを発症した62才男性に対し、常用量のA処
方組成物を3日間投与した結果、投与開始3日目にヘル
ペス患者は痂皮(かさぶた)を形成して完治した。
【0042】実施例2(単純ヘルペスウイルス1型に対
する作用) 高熱を伴う感冒後に口唇ヘルペスを発症した29才女性
に対し、常用量の3倍量のA処方組成物を3日間投与し
た結果、投与開始2日目に痂皮形成が始まり、3日目に
完治した。
【0043】実施例3(単純ヘルペスウイルス2型に対
する作用) 陰部ヘルペスと診断された33才女性に対し、常用量の
A処方組成物を投与した結果、漸次症状が改善してい
き、2週間後には無症状となった。
【0044】実施例4(単純ヘルペスウイルス2型に対
する作用) 陰部ヘルペスを感染し、10日後、髄膜炎発症と診断さ
れた37才の女性に、常用量の1/2量のA処方組成物
を服用を継続したところ、ほとんど3週間後には無症状
となった。
【0045】実施例5(帯状疱疹ウイルスに対する作
用) 首筋から帯状疱疹を発症した55才男性に対し、常用量
のA処方組成物を投与した結果、徐々に改善し2週間後
に完治した。
【0046】実施例6(風疹ウイルスに対する作用) 風疹生ウイルス接種後、首と顔に軽度発赤がみられた2
6才女性に対し、接種後2日目に常用量のA処方組成物
を1回投与した結果、服用後1日目には発赤は消退し
た。投与中止により、再度発赤が現れた。
【0047】実施例7(単純ヘルペスウイルス1型に対
する作用) フジ茎125g、ナツメグ125g、石榴皮125g、
ヒシノミ125g、バイキセイ125g、ヨクイニン2
50g、レイシ250g、朝鮮ニンジン(日東電工
(株)製、組織培養朝鮮ニンジン)250gを秤量し、
全量1.375kgに対し温水13.75kgを加え9
0℃〜95℃の温度で3時間抽出した。抽出後、濾過処
理し、濾液(抽出物)を約50℃の温度で、重量270
gの水飴状になるまで減圧濃縮した。濃縮物270gに
540gのコーンスターチを加え均一になるまで混合・
練合した。この練合物を乾燥機にて60℃〜70℃で2
4時間乾燥した。乾燥物をミキサーにて粉砕し粉末と
し、上記B処方による本発明の生理活性を有する組成物
(以下、「B処方組成物」ということがある。)を調製
した。1日の常用量を、上記B処方組成物6gに設定し
た。口唇ヘルペスを発症した41才女性に対し、常用量
の1/2倍量のB処方組成物を14日間投与する計画で
飲用実施した結果、投与開始直後から改善が認められ、
9日目には完治した。
【0048】実施例8(単純ヘルペスウイルス1型に対
する作用) 高熱を伴う感冒後に口唇ヘルペスを発症した19才男性
に対し、常用量の3倍量のB処方組成物を4日間投与し
た結果、投与開始2日目に痂皮形成が始まり、4日目に
完治した。
【0049】実施例9(単純ヘルペスウイルス2型に対
する作用) 常用量のB処方組成物を約1ヶ月間服用中の34才女性
が、夫より陰部ヘルペスを感染し、1週間後、髄膜炎発
症と診断されたが、常用量のB処方組成物の服用を継続
したところほとんど無症状で経過した。
【0050】実施例10(帯状疱疹ウイルスに対する作
用) 過労のため、首筋から肩にかけて帯状疱疹を発症した6
1才男性に対し、常用量の2倍量のB処方組成物を投与
した結果、徐々に改善し20日後に完治した。
【0051】実施例11(B型肝炎ウイルスに対する作
用) B型肝炎キャリアーで発症した39才の女性に対して、
常用量の1倍量のB処方組成物を投与した。投与後、1
ヶ月後にGOT/GPTの一過性の上昇を認めたが、投
与開始11週目には正常化して、かつHBe抗原
(−)、HBe抗体(+)となり、セロコンバージョン
(ceroconversion)が認められた。このことはウイルス
に対する抗体産生能が増加したことを意味する。セロコ
ンバージョンを認めた後、連用したところ6ヶ月経過し
てもこの状態は変わらなかった。
【0052】実施例12(末梢血流に対する作用) A処方組成物を1回2gで1日3回、食前に成人(30
才〜39才)8人(男性3人、女性3人)に14日間服
用させて、服用前後の血流総末梢抵抗を、コロトコフ音
図による非侵襲的血行動態が測定可能な全自動血圧計
(パラマ・テック社製、FT−101)により測定し、
平均値と標準偏差を求め比較検討した。結果、服用前は
1670±310(dyne/sec/cm-5)、服用
後は1010±270(dyne/sec/cm-5)で
有意な差が認められた。
【0053】実施例13(末梢血流に対する作用) B処方組成物を1回2gで1日3回、食前に成人(30
才〜39才)8人(男性3人、女性3人)に14日間服
用させて、服用前後の血流総末梢抵抗を、コロトコフ音
図による非侵襲的血行動態が測定可能な全自動血圧計
(パラマ・テック社製、FT−101)により測定し、
平均値と標準偏差を求め比較検討した。結果、服用前は
1610±330(dyne/sec/cm-5)、服用
後は980±250(dyne/sec/cm-5)で有
意な差が認められた。
【0054】実施例14(脱毛症に対する作用) 側頭部のみ発毛が認められる脱毛症の男性53才に、A
処方組成物を1回2gで1日3回、3ヶ月間服用したと
ころ、側頭部の髪の生え際より発毛(0.5cm〜1.
5cm)が認められた。この間、対象者が体感される副
作用は全く認められなかった。
【0055】実施例15(脱毛症に対する作用) 側頭部のみ発毛が認められる脱毛症の男性39才に、B
処方組成物を1回2gで1日3回、5ヶ月間服用したと
ころ、側頭部の髪の生え際より発毛(0.5cm〜1.
5cm)が認められた。この間、対象者が体感される副
作用は全く認められなかった。
【0056】比較例1 実施例1における被検者(62才、男性)が口唇ヘルペ
スを再発した。該被検者に対して、常用量のA処方組成
物よりフジ茎成分のみを除いてなる組成物を3日間投与
した結果、投与開始3日目においても口唇ヘルペス疾患
症状は何ら改善されなかった。
【0057】
【発明の効果】本発明の組成物は、優れた抗ウイルス作
用、末梢血流改善作用および発毛促進作用を有し、医薬
組成物として有用な組成物である。本発明の組成物は、
ウイルス感染処置剤としては、優れた抗ウイルス作用を
有し、ヘルペス科のウイルス(たとえば、単純ヘルペス
ウイルス1型および2型、水痘・帯状ヘルペスウイルス
など)、風疹ウイルス、B型肝炎ウイルスなどの各種ウ
イルスによる感染症の予防、治療、症状の軽減、症状の
悪化防止に、またウイルス持続誘起性癌の疾病予防など
に有用である。また本発明の組成物は、末梢血流改善剤
としては、総末梢抵抗を降下させることで血流改善を促
進し、治癒力を高めることで有効である。末梢血流改善
剤は動脈硬化症、レイノー病、ビュルガー病などの治療
または予防に有用である。さらに本発明の組成物は、発
毛促進剤としては、服用により副作用も認められず脱毛
症の発毛を促し有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/84 A61K 35/84 A A61P 9/08 A61P 9/08 17/14 17/14 31/12 31/12 31/14 31/14 31/22 31/22 (72)発明者 土方 康世 大阪府茨木市春日3丁目11−29 Fターム(参考) 4C088 AA04 AA06 AB12 AB16 AB59 AB77 AC04 AC05 AC17 BA08 BA09 CA05 MA07 NA01 NA05 NA14 ZA39 ZA92 ZB33 ZC02 ZC75

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、
    ヨクイニン、バイキセイおよびレイシの抽出物を含有す
    る、生理活性を有する組成物。
  2. 【請求項2】 朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンの
    抽出物をさらに含有してなる請求項1に記載の生理活性
    を有する組成物。
  3. 【請求項3】 抽出物が熱水抽出物である請求項1また
    は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 フジ茎1重量部に対して、0.5重量部
    〜5重量部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石榴
    皮、0.5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量部
    〜5重量部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部のヨ
    クイニン、ならびに0.5重量部〜5重量部のレイシか
    ら抽出した抽出物を含有する請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 フジ茎1重量部に対して、1重量部のナ
    ツメグ、1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重
    量部のバイキセイ、2重量部のヨクイニン、ならびに2
    重量部〜3重量部のレイシから抽出した抽出物を含有す
    る請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 フジ茎1重量部に対して、1重量部のナ
    ツメグ、1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重
    量部のバイキセイ、2重量部のヨクイニン、ならびに2
    重量部のレイシから抽出した抽出物を含有する請求項5
    に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 フジ茎1重量部に対して、0.5重量部
    〜5重量部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石榴
    皮、0.5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量部
    〜5重量部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部のヨ
    クイニン、0.5重量部〜5重量部のレイシ、ならびに
    0.5重量部〜5重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセツ
    ニンジンから抽出した抽出物を含有する請求項2に記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 フジ茎1重量部に対して、1重量部のナ
    ツメグ、1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重
    量部のバイキセイ、2重量部のヨクイニン、2重量部〜
    3重量部のレイシ、ならびに0.5重量部〜3重量部の
    朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジンから抽出した抽出
    物を含有する請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 フジ茎1重量部に対して、1重量部のナ
    ツメグ、1重量部の石榴皮、1重量部のヒシノミ、1重
    量部のバイキセイ、2重量部のヨクイニン、2重量部の
    レイシ、ならびに2重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセ
    ツニンジンから抽出した抽出物を含有する請求項8に記
    載の組成物。
  10. 【請求項10】 ウイルス感染症処置剤用である請求項
    1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ウイルス感染症がヘルペスウイルス、
    風疹ウイルスまたはB型肝炎ウイルスによる感染症であ
    る請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 ヘルペスウイルスが単純ヘルペスまた
    は水痘・帯状ヘルペスウイルスである請求項11に記載
    の組成物。
  13. 【請求項13】 末梢血流改善剤用である請求項1〜9
    のいずれかに記載の組成物。
  14. 【請求項14】 発毛促進剤用である請求項1〜9のい
    ずれかに記載の組成物。
  15. 【請求項15】 フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノ
    ミ、ヨクイニン、バイキセイおよびレイシを熱水抽出す
    ることを特徴とする、生理活性を有する組成物の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 フジ茎1重量部に対して、0.5重量
    部〜5重量部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石
    榴皮、0.5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量
    部〜5重量部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部の
    ヨクイニン、ならびに0.5重量部〜5重量部のレイシ
    から熱水抽出する請求項15に記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 朝鮮ニンジンまたはチクセツニンジン
    と、フジ茎、ナツメグ、石榴皮、ヒシノミ、ヨクイニ
    ン、バイキセイおよびレイシとを熱水抽出することを特
    徴とする、生理活性を有する組成物の製造方法。
  18. 【請求項18】 フジ茎1重量部に対して、0.5重量
    部〜5重量部のナツメグ、0.5重量部〜5重量部の石
    榴皮、0.5重量部〜5重量部のヒシノミ、0.5重量
    部〜5重量部のバイキセイ、0.5重量部〜5重量部の
    ヨクイニン、0.5重量部〜5重量部のレイシ、ならび
    に0.5重量部〜5重量部の朝鮮ニンジンまたはチクセ
    ツニンジンから熱水抽出する請求項17に記載の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 熱水抽出を80℃〜100℃で1時間
    以上行う請求項15〜18のうちのいずれかに記載の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 熱水抽出を90℃〜95℃で1時間以
    上行う請求項19に記載の製造方法。
JP2001223334A 2001-07-24 2001-07-24 生理活性を有する組成物およびその製造方法 Pending JP2003040787A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223334A JP2003040787A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 生理活性を有する組成物およびその製造方法
US10/202,565 US6953580B2 (en) 2001-07-24 2002-07-24 Composition having physiological activity and production method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223334A JP2003040787A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 生理活性を有する組成物およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003040787A true JP2003040787A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19056688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001223334A Pending JP2003040787A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 生理活性を有する組成物およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6953580B2 (ja)
JP (1) JP2003040787A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213214A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd 血流促進剤
JP2005314330A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Tadashi Goino 頭皮頭髪用組成物
WO2005112877A1 (ja) * 2004-05-21 2005-12-01 Furusatomura Development Center Co., Ltd. 頭皮頭髪用組成物

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679306B1 (ko) * 2005-03-31 2007-02-06 아미코젠주식회사 리그난계 화합물을 함유하는 뇌신경질환의 치료 또는예방용 약학적 조성물
US8906380B2 (en) * 2005-10-14 2014-12-09 Academia Sinica Fungal immunostimulatory compositions
US20090022757A1 (en) * 2007-07-19 2009-01-22 Chee-Keung Chung Method for treating photoreceptor cell degeneration
DE102007040025A1 (de) * 2007-08-24 2009-02-26 Muhamad Karwan Haarwuchsmittel
WO2011068812A1 (en) 2009-12-04 2011-06-09 Colgate-Palmolive Company Oral compositions containing a combination of natural extracts and related methods
CN103301186A (zh) * 2012-03-08 2013-09-18 周辅沛 足浴保健粉及其制备方法
US9144542B2 (en) * 2013-02-21 2015-09-29 Kay Jay, Llc Composition to promote hair growth in humans
US9459201B2 (en) 2014-09-29 2016-10-04 Zyomed Corp. Systems and methods for noninvasive blood glucose and other analyte detection and measurement using collision computing
CN104623208A (zh) * 2015-03-09 2015-05-20 臧海阳 一种治疗邪毒内盛型风疹的中药组合物
US9554738B1 (en) 2016-03-30 2017-01-31 Zyomed Corp. Spectroscopic tomography systems and methods for noninvasive detection and measurement of analytes using collision computing
CN108261478A (zh) * 2017-12-11 2018-07-10 刘凡领 一种治疗禽畜传染性喉气管炎药剂的制备方法
JP7166840B2 (ja) * 2018-08-23 2022-11-08 林兼産業株式会社 発毛促進、脱毛防止又はキューティクル改善用組成物及び創傷治癒剤
IT202000018949A1 (it) 2020-08-03 2022-02-03 Arterra Bioscience S P A Estratto derivato da bucce di punica granatum per la prevenzione e il trattamento di infezioni virali

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0267218A (ja) * 1988-08-31 1990-03-07 Nagakura Seiyaku Kk ウイルス・ゲノム不活化剤
JPH0449242A (ja) * 1990-06-15 1992-02-18 Chiba Seifun Kk 抗ヘルペス剤、動物用抗ヘルペス剤
JPH09136839A (ja) * 1995-09-11 1997-05-27 Nitto Denko Corp 生理活性を有する組成物およびその製造方法
JPH11243911A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Murako Kaida ザクロを利用した健康食品
JP2000302636A (ja) * 1999-02-16 2000-10-31 Kanebo Ltd 化粧料

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0236124A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Osaka Prefecture 抗ウイルス剤
WO1995022254A1 (en) * 1994-02-17 1995-08-24 Merck Patent Gmbh Antiviral or antifungal composition and method
AU3961999A (en) * 1998-05-05 1999-11-23 Abbott Deane Nz Limited Anti-microbial agents

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0267218A (ja) * 1988-08-31 1990-03-07 Nagakura Seiyaku Kk ウイルス・ゲノム不活化剤
JPH0449242A (ja) * 1990-06-15 1992-02-18 Chiba Seifun Kk 抗ヘルペス剤、動物用抗ヘルペス剤
JPH09136839A (ja) * 1995-09-11 1997-05-27 Nitto Denko Corp 生理活性を有する組成物およびその製造方法
JPH11243911A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Murako Kaida ザクロを利用した健康食品
JP2000302636A (ja) * 1999-02-16 2000-10-31 Kanebo Ltd 化粧料

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213214A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd 血流促進剤
JP4643912B2 (ja) * 2004-01-30 2011-03-02 第一三共ヘルスケア株式会社 血流促進剤
JP2005314330A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Tadashi Goino 頭皮頭髪用組成物
JP4550480B2 (ja) * 2004-04-30 2010-09-22 正 五井野 頭皮頭髪用組成物
WO2005112877A1 (ja) * 2004-05-21 2005-12-01 Furusatomura Development Center Co., Ltd. 頭皮頭髪用組成物
JPWO2005112877A1 (ja) * 2004-05-21 2008-03-27 五井野 正 頭皮頭髪用組成物
JP5096742B2 (ja) * 2004-05-21 2012-12-12 正 五井野 頭皮頭髪用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
US6953580B2 (en) 2005-10-11
US20030021857A1 (en) 2003-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102885857B (zh) 治疗消化道溃疡用的美洲大蠊提取物的提取方法
CN109674958B (zh) 一种具有降尿酸功效的中药组合物及其制备方法和应用
JP2003040787A (ja) 生理活性を有する組成物およびその製造方法
CN104435749B (zh) 一种铁皮石斛复方制剂及其制备方法和应用
AU749922B2 (en) A medicament for treating recurrent ulcer of mouth and Behcet's syndrome
CN101380346B (zh) 一种治疗肿瘤的中药组合物及其制作方法
CN104983844A (zh) 具有粘膜修复功能的组合物配方及其制剂的制备过程
CN107343902A (zh) 一种具有缓解甲状腺功能减退功效的中草药组合物及其制备方法与应用
CN102357208B (zh) 一种治疗糖尿病、高血糖、高血压、高血脂的中药组合物
JP2011184349A (ja) 頻尿改善組成物、健康食品、及び血流改善組成物
JPH09136839A (ja) 生理活性を有する組成物およびその製造方法
CN102078600B (zh) 抗癌复方灵芝组合物、其用途和包含其的药物组合物
CN107375509A (zh) 一种用于提高免疫力、预防癌症的保健食品
JP2014208620A (ja) 抗肥満剤
CN114392337A (zh) 一种对胃黏膜损伤有辅助保护功能的组合物及其应用
CN103479824B (zh) 一种治疗慢性牙周炎和胃炎的中药组合物及其制备方法
JPH0761953B2 (ja) 免疫力増強・体質改善剤の製造法
CN107343926B (zh) 一种治疗复发性口腔溃疡的中药组合物
CN105031284A (zh) 治疗口腔白斑病的口服药剂
CN107233481B (zh) 一种补肾固精的中药组合物、药酒及其制备方法和应用
JP2618286B2 (ja) 降圧酵母製剤及びその製造法
CN103585460B (zh) 一种用于牙龈止血的填塞剂
CN105213780B (zh) 一种治疗慢性胃炎的中药组合物及其应用
CN108324783A (zh) 白归参灵冬甘治癌药
CN115554345B (zh) 一种治疗痛风及高尿酸血症的中药复方制剂及其制法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120403