JPH0761953B2 - 免疫力増強・体質改善剤の製造法 - Google Patents

免疫力増強・体質改善剤の製造法

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JPH0761953B2
JPH0761953B2 JP3012849A JP1284991A JPH0761953B2 JP H0761953 B2 JPH0761953 B2 JP H0761953B2 JP 3012849 A JP3012849 A JP 3012849A JP 1284991 A JP1284991 A JP 1284991A JP H0761953 B2 JPH0761953 B2 JP H0761953B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は癌特に白血病・ポリ−プ
(胃・腸・声帯・胆嚢・胆管)・子宮癌・卵巣癌・乳癌
・膀胱癌・膵臓癌・子宮筋腫・肺癌、リュウマチ・神経
痛・関節炎に有効で、エイズ、膠原病・レイノ−症状、
肝炎、腎不全、腎・脾・膵・腸機能低下、肥満などの症
状軽減、その他皮膚炎・アトピ−性体質・アレルギ−体
質や脱毛時の体質改善などに有効且つ安全に使用できる
免疫力増強・体質改善剤の製造法を提供しようとするも
のであり、又腹水を抜く前や腎透析の前に投与すること
により回復を早めるために使用する薬剤の製造法を提供
しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】癌に対する漢方生薬製剤の使い方として
は手術の後療法として十全大補湯や補中益気湯等で全身
状態の改善を計り、或は手術のできない場合でも免疫力
の向上を期待して十全大補湯等が使用され、又小柴胡湯
や人参湯の有効なことも知られており、これらが5−フ
ルオロウラシル等の抗癌剤と併用されることもしばしば
である。
【0003】又膠原病ではしばしば長期にわたってステ
ロイド剤が使用され、その副作用として潰瘍や腎臓障害
をもたらし投薬が続けられなくなることが多いが、この
ような場合桂芍知母湯、桂枝加求附湯、桂枝二越婢一
湯、真武湯、十全大補湯或は麦門冬湯が使用され、アレ
ルギ−疾患・アトピ−性疾患ではその症状に応じて小青
龍湯、麻杏甘石湯、柴朴湯、神秘湯、麦門冬湯、五虎湯
等のほかに大防風湯も有効とされている。
【0004】然し乍ら上記手段は有効例はあっても効果
が充分でなく、病巣の活動を抑制し、更に萎縮した組織
の再生、活性化をもたらすほどの作用はなく、多くの場
合病状の進行を遅くする程度の作用にすぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】医薬品の副作用は元来
人間にとって異物である化合物を人体に投与することに
よって人体がこれに抵抗し、防衛作用を発揮するために
起こることが多い。そもそも生体が経験したことのない
異物の作用というものは、これに人体がどのように反応
を示すか予測し難いものであって、薬物の作用は主作用
も、副作用もあり、その時の生体の状況によって何れが
主作用か副作用かというわけでもなく、人体にとって都
合の良いものが主作用、都合の悪いものが副作用という
ことになる。その上動物殊に人には個体差というものが
あって、統計的に処理できるほどの試験例を重ねたとし
ても、尚特異な反応を起こす個体がないとは言い難く、
薬物が合成医薬品である場合は殊にその問題が大きい。
【0006】本発明は地球上の動物は云うまでもなく人
類が有史以来、自然にその生命を維持するのに利用して
きた身近な各種植物や動物性食品の廃物を利用し、中に
は既に生薬としての地位を確立しているものもあるが、
これらを原料として古来伝承された処方を基本とし、経
験に基づく独特の加工法により効果の発現を確実にし、
更にこれに改良を加え、極めて安全性が高く、且つ患者
にとって不利な副作用が殆どみられない上に効果の確実
な原料配合及びその加工方法を確立したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は二千年来時代と
共に改良されつつ発明者の家に脈々として伝えられてき
た処方に、発明者がその使用経験と絶え間ない研究に基
づき更に改良を加えてきたもので、実証虚証に関係なく
かなり広い範囲の適応症に対し、投薬量のみを加減する
ことにより西洋医学療法で改善の見られない患者に就い
ても著効を奏することが多く、その効果の的確性と広範
なことは類を見ないものである。
【0008】本発明において使用する原料は次のとおり
である、茯苓:Hoelen.サルノコシカケ科の担
子菌類の一種であるマツホド(Poria cocos
Wolf)の外層を殆ど除いた菌核で、生薬として取
引されるものは干したもので日局11にも収載、利尿・
健胃・鎮静作用があるとされている。
【0009】毛筍:茅竹筍とも云う、モウソウチクP
hyllostachys pubescens MA
ZEL EX H.de lehaieの苗、猫頭竹・
江南竹・狸頭竹その他の異名があり、その成分として水
分88%の可食部100g中に鉄0.5mg、カルシュ
ウム10mg等の他、マウスのエ−ルリッヒ癌とサルコ
−マ180に抵抗する作用を持つ多糖類の存在が報告さ
れており、古来解毒の目的で用いられている〔中薬大辞
典−小学館〕。
【0010】檳榔子:ビンロウジAreca cat
echu Linneの種子、生薬として取引されるも
のは通常果肉から分離した種子を石灰水又は水と煮沸後
乾燥したもので、果実のまま火力乾燥してから種子を分
離したものもあり、日局11にビンロウジ(ARECA
E SEMEN)として収載、条虫駆除作用・止瀉作用
があるものとされるが、本発明では成熟した新鮮なもの
を天日乾燥して使用する。
【0011】滑石:神農本草経以来の利水の要薬で含
水珪酸アルミニュウム・含水珪酸マグネシュウム・含水
珪酸カルシュウムマグネシュウム等であり、灰白色、ク
リ−ム色、時には赤褐色を帯びたものもあり、鉄を含む
ものもあるが、塊状・繊維状など細かい結晶の集合体又
は板状又は鱗状の結晶として産し、古来消炎・利尿・止
瀉・切傷・等に用いられ、日本薬局方外生薬規格にカッ
セキ(TALCUMCRYSTALLINUM)として
収載されているものは天然の含水珪酸アルミニュウム及
び二酸化珪素などからなり、日局11にタルク(TAL
CUM)として収載されているものは天然の含水珪酸マ
グネシュウムで、時に少量の珪酸アルミニュウムを含む
とされているが、本発明で使用するものはどのようなも
のでも良い。
【0012】大黄:Rhei Rhizoma,Rh
ubarb.たで科植物の薬用大黄(Rheum of
ficinale Baill)、唐古特大黄(Rhe
umtanguticum Maxim.ex Bal
f).掌葉大黄(Rheum palmatum
L.)等の根茎であり、生薬として取引されるものは通
常陰干しで風乾したもので日局11にも収載され、止瀉
・健胃・利尿・整腸等に用いられる。
【0013】牛黄:Bezoar Bovis,Or
iental Bezoar.ウシ科の動物、黄牛(ウ
シ)・水牛の胆嚢・胆管・肝管中の結石で、赤血球新生
促進・鎮静・鎮痙・強心・血圧上昇・血圧下降・解熱・
利胆等の目的に用いられ、日局11に収載されている。
【0014】翠補:ウラボシ科の植物槲蕨(和名ハカ
マウラボシ)Drinaria fortunei(K
unze)J.Sm.,中華槲蕨Drynaria b
aronii(Christ)Diels,石蓮姜槲蕨
Drynaria propinqua(Wall.)
J.Sm.,崖姜Pseudorynaria cor
onans(Wall,)Ching、光亮密網蕨Ph
ymatodes lucida(Roxb.)Chi
ng,及びシノブ科の植物骨砕補(和名シマキクシノ
ブ)Humata Trifoliata CAV.,
大葉骨砕補Davallia orientalis
C.Chr.(和名タイチュウシノブ)、海州骨砕補
(和名シノブ、タイワシノブ)Davallia ma
riesiiMoore等の蔓状の根茎、水龍骨(和名
アオネカズラ)Polypodium niponic
um Mett、の蔓状の根茎も用いられる〔中薬大辞
典−小学館、台湾植物名彙−天然書社−台北市198
2〕が、上記骨砕補・大葉骨砕補・海州骨砕補・を骨砕
補科とし和名ミヤマシノブ・シマシノブ・アツバシノブ
・アリサンシノブ・コウトウシノブ・キクシノブ・熱帯
陰石蕨・アリサンオウレンシダを列挙する書物〔台湾植
物名彙−前掲〕もあり、鱗片状の外皮を除いて使用さ
れ、腎を補い・血を活かす、止血する効能等があるとさ
れている。
【0015】含風草:キク科植物シロバナセンダング
サ(Bidens pilosaL.var.mino
r(Bl.)Sherff)の通常は全草を用いるが、
黄色の花を付けるものは効果が弱いが使用でき、ロッカ
クソウ(ホソバセンダングサBidens parvi
flora Willd,鹿角草、刺針草とも)、キン
サンキンバン(金盞銀盤)〔コセンダングサBiden
s pilosa或はセンダングサBindens b
iternata(Lour.)Merr.et Sh
erff〕も生薬としては用いられ〔中薬大辞典−小学
館、原色牧野和漢薬草大図鑑−北隆館〕、鎮痛・利尿・
解毒・消炎等に使用されるが、本発明においてはシロバ
ナセンダングサの新芽、若葉のみを使用する。
【0016】そこで本発明では先ず、ブクリョウ(茯
苓)をモウジュン(毛筍)の抽出液を以って処理するこ
とを見出した。即ち発明者の使用する薬剤による治療、
或は自然治癒を伴う胃癌・子宮癌・大腸癌・その他の癌
の消失例につき、その患者の食生活を詳細に調査したと
ころ、当該患者らは筍のス−プを常用し、而も筍を食す
るに当たって茹汁を捨てることなく常用していることを
見出したことに起因する。
【0017】広く漢方に用いられるブクリョウ(茯苓)
は通常陰干しして冷暗所に保存し、亀裂を生じたり粘性
を失ったり乾燥し過ぎたりしないよう注意しなければな
らないものとされ、モウジュン(毛筍)の茹汁をこれに
配して熟成させる工程は、モウジュンの茹汁の存在によ
りブクリョウの自己消化に際してその成分変化が修飾さ
れることも考えられるが、むしろブクリョウ(茯苓)の
酵素の作用によりモウジュン(毛筍)の茹汁中の有効成
分、特に制癌・抗癌成分とその作用が増強されるもので
はないかと思われる。
【0018】その結果細胞膜を浄化し免疫系の補体を強
化し、本発明法により得た免疫力増強・体質改善剤は一
段とその効用を増大し、癌に関しては白血病・子宮癌・
ポリ−プ・乳癌等に著効例を見、骨盤転移を起こした乳
癌さえ全快して骨組織を新生した例がある。
【0019】ビンロウジ(檳榔子)とダイオウ(大黄)
をズイホウ(翠補)と共に(或は別に抽出して熱いうち
に混合しても良い)水で加熱抽出する工程でも大量の原
料を処理する間相互の成分に対し相互に酵素作用の働く
ことが期待されるし、加熱による酵素の失活と共に相互
反応は化学反応に移行して複雑な成分構成をもたらすも
のと考えられ、これらは癌や腫瘍の毒素の排出を促し、
癌細胞の分裂を抑え骨髄芽を正常に働かせる作用を発揮
する。又痛みを的確に抑制する。
【0020】更に本発明ではガンフウソウ(含風草)を
生で利用することにより、細胞の呼吸を促し酸素の供給
を高め、末期癌さえもその痛みをやわらげることに成功
した。
【0021】以下実施例により具体的に説明する、実施
例1:ブクリョウ(茯苓)40kgを細切しこれにモウ
ジュン(毛筍)20kgを水100lで2時間茹でた液
を加えて約37℃で丸一昼夜熟成し、天日で蒸発させ乾
燥後粉末化したものをAとし、ビンロウジ(檳榔子)2
5kg、ダイオウ(大黄)5kg、及びズイホウ(翠
補)5kgを刻んでこれに50lの水を加えて2時間煎
じた液を約半分に濃縮しておき、一方カッセキ(滑石)
15kg(予め金網上でゆっくりと焙焼したのち粉末と
しておく)にその濾液を加えてどろどろの液となったも
のをBとし、BをAに少しずつ加えては天日乾燥をする
ことを繰り返して粉末としたものをCとし、ガンフウソ
ウ(含風草)の新芽10kgを破砕してCに混合しては
乾燥するという操作を繰り返して乾燥粉末としたものを
Dとし、ゴオウ(牛黄)粉末10kgを熱湯200lに
溶かしたものを更にDに吸収させて乾燥するという操作
を繰返し、全体を均一な粉末として目的の免疫力増強・
体質改善剤50kgを得た、このものの一般分析値は次
のとおりである。
【0022】 水 分 蛋白質 脂 質 繊 維 灰 分 糖 質 1.9% 1.0% 0.3% 2.8% 83.3% 10.7%
【0023】実施例2:ブクリョウ(茯苓)50kgを
細かく刻み、これにモウジュン(毛筍)25kgを水1
25lで2時間茹でた液を加えて約37℃で丸一昼夜熟
成し、天日で蒸発させ乾燥後粉末化し、一方ビンロウジ
(檳榔子)31kg、ダイオウ(大黄)6kg、及びズ
イホウ(翠補)6kgを刻んでこれに水62lを加えて
2時間煎じた液を約半分に濃縮しておき、金網上でゆっ
くりと焙焼し粉末としたカッセキ(滑石)19kgにそ
の濾液を加えて天日乾燥し、両粉末を混合し、ガンフウ
ソウの新芽13kgの磨砕物を混合しては乾燥するとい
う操作を繰返して乾燥粉末としたものに、熱湯150l
に溶かした粉末ゴオウ(牛黄)8kgを吸収させては乾
燥する操作を繰返し、全体を均一な乾燥粉末として82
kgの目的とする免疫力増強・体質改善剤を得た、この
ものの一般分析値は次のとおりであった。
【0024】 水 分 蛋白質 脂 質 繊 維 灰 分 糖 質 5.0% 2.0% 0.4% 4.5% 70.0% 18.1%
【0025】
【用法】得た免疫力増強・体質改善剤の投与開始の直後
は瞑眩反応のため、発赤、湿疹、かゆみ等の副作用の見
られることがあるが、これは体内毒素を排出する現象で
改善の証拠と見ることができ、又用法用量は症状により
1回1ないし4g、通常3gを内服、初期は1日3ない
し4回から経過を見ながらだんだん減らして1日1回に
して体質改善の維持効果をもたらすようにする。
【0026】尚本発明の免疫力増強・体質改善剤を長期
連用した人ではレントゲン写真で骨の輪郭がきれいにな
ることが認められ、骨の新陳代謝が促進されて骨の再生
が活発になることが裏付けられ、また爪や角質化した足
の裏の皮膚が瑞々しく変わってくることも認められてい
る。
【0027】試験例1:邱○○、60歳女、慢性肝炎で
水腫がひどかったが、実施例1で得た免疫力増強・体質
改善剤12g/日を4ヵ月投与したところ全快、その後
健康状態良好である。
【0028】試験例2:王○○、36歳男、B型肝炎、
実施例2で得た免疫力増強・体質改善剤8g/日を投与
したところ6ヵ月後全快、その後健康状態良好である。
【0029】試験例3:呂○○、23歳男、慢性肝炎、
胃腸虚弱、頚部強直、実施例1で得た免疫力増強・体質
改善剤8g/日を投与したところ4ヵ月で全快、その後
健康状態良好である。
【0030】試験例4:蔡○○、30歳男、他の医院で
肺癌と診断され、X線で肺部黒点散在、実施例2で得た
免疫力増強・体質改善剤12g/日、3ヵ月後から6g
/日、計5ヵ月間投与したところ全快、その後健康状態
良好である。
【0031】試験例5:○松○智、65歳男、肺炎を契
機に免疫不全・白血球減少が見出され、骨髄腫と診断さ
れ、当時白血球数は1700まで低下していた、内科的
治療を受けながら実施例1で得た免疫力増強・体質改善
剤2g×3/日を投与したところ10ヵ月で白血球数は
5300程度にまで回復し副作用と思われる症状は見ら
れなかった。
【0032】試験例6:○木○子、28歳女、ぎっくり
腰を契機に体調の変化を来たし、生理痛、生理不順、貧
血、腰痛、自律神経失調等で転院を重ねたが捗々しく回
復しなく、内科受診を継続させながら実施例2で得た免
疫力増強・体質改善剤2g×2/日を投与したところ5
ヵ月で軽度の生理痛を残すのみで愁訴は殆ど消退した。
【0033】試験例7:○森○子、72歳女、手や腕の
紅斑、手足の関節痛、右腕挙手不能、歩行困難で膠原病
と診断されていた、実施例1で得た免疫力増強・体質改
善剤2g×X1/日を3ヵ月投与したが改善が認められ
なかったので、同免疫力増強・体質改善剤2gに牛黄
0.1gを強化して1日3回服用させたところ4ヵ月で
紅斑も関節痛も消退し、1年後には杖なしで歩行が可能
となった。
【0034】試験例8:○田○造、54歳男、右手指関
節腫脹からリュウマチ症状発症、リュウマチ抗体陽性、
関節痛、両腕挙手困難進行、1年後には全身関節強直、
腫脹、歩行困難となり、発病前92kg有った体重をこ
の間に節制により70kgに減量した、ステロイド剤を
避けて入院加療の傍ら実施例2で得た免疫力増強・体質
改善剤2g×4/日を空腹時に投与したところ1週間後
には黒色便を排出、2週間後には関節の腫脹、疼痛の一
時的増悪が見られたが次第に改善に転じ、120あった
血沈値は3ヵ月で70、9ヵ月で30まで低下し、歩行
機能も回復、その他の諸症状や各種臨床検査値も著名に
改善された。
【0035】試験例9:○東○子、47歳女、乳癌摘出
の1年余り後、骨盤への転移により座骨神経痛様の症状
を呈し歩行困難となった、実施例1で得た免疫力増強・
体質改善剤2g×3/日を投与したところ1ヵ月でやや
改善が認められ、4ヵ月で歩行可能となり、疼痛その他
の諸症状は全て消失した、この患者は転移癌発見後は本
剤の服用以外の治療を受けなかった。
【0036】試験例10:○出○子、13歳女、白血球
14万、赤血球200万を示していた白血病、抗癌剤投
与による脱毛が酷い状態であった、入院治療のまま実施
例2で得た免疫力増強・体質改善剤1.5g×3/日を
空腹時に投与したところ3ヵ月目から赤血球の増加、6
ヵ月目からは白血球の減少と毛髪の回復が認められ、2
年後には正常値を回復した、予後3年間2g×1/日を
継続投与し観察したが健康状態が安定したので投薬を打
ち切った。
【0037】試験例11:○福○子、64歳女、摘出不
能の末期子宮癌、赤血球白血球とも著しく低下、抗癌剤
により無毛、自宅で死期を待つのみの状態であったが、
実施例1で得た免疫力増強・体質改善剤2g×4/日を
投与したところ徐々に改善が認められ、疼痛は軽減し局
部の出血も減少した。1年後2g×3/日、2年後2g
×2/日、3年後から維持量として2g×1/日に減量
しているが、赤血球白血球とも正常値を回復している、
この間他の治療を受けなかった。
【0038】試験例12:○塚○夫、56歳男、超音波
診断で直径約4cmの肝臓癌を発見、実施例2で得た組
成物2g×4/日を空腹時に投与したところ8ヵ月で肝
臓癌の影像は消失した、この間他の薬剤の投与は受けな
かった。
【0039】試験例13:○泉○一、63歳男、右膝関
節に漿液が溜り正座や蹲踞が不能で整形外科を受診、水
を抜き湿布するのみの治療であったが、2ヵ月間に20
乃至27mlの水を4回抜いても軽快せず、歩行には階
段を忌避する程度の痛みがあった、この治療を止めて実
施例1で得た組成物1g×2/日を投与したところ1ヵ
月で痛みは殆ど消失し漿液も溜らず、正座蹲踞も可能と
なった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/84 ABA A 8217−4C (56)参考文献 特開 昭63−255235(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブクリョウ(茯苓)にモウジュン(毛
    筍)の抽出液を加えて熟成して乾燥し、焙焼したカッセ
    キ(滑石)にビンロウジ(檳榔子)・ダイオウ(大黄)
    ・ズイホウ(翠補)の抽出液を加え混合して乾燥し、こ
    れらの乾燥粉末に、破砕した新芽或は若葉の生のガンフ
    ウソウ(含風草)及び予め徐々に加熱し滲出した油分を
    充分取り除いた後粉末としたゴオウ(牛黄)を熱湯に溶
    かし、逐次反復吸収乾燥させ、全体を均一な乾燥粉末と
    することを特徴とする免疫力増強・体質改善剤の製造
    法。
JP3012849A 1991-01-09 1991-01-09 免疫力増強・体質改善剤の製造法 Expired - Lifetime JPH0761953B2 (ja)

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