JP2003040306A - 容器取付用カバー体 - Google Patents

容器取付用カバー体

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JP2003040306A JP2001272390A JP2001272390A JP2003040306A JP 2003040306 A JP2003040306 A JP 2003040306A JP 2001272390 A JP2001272390 A JP 2001272390A JP 2001272390 A JP2001272390 A JP 2001272390A JP 2003040306 A JP2003040306 A JP 2003040306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済容器からのカバー体の取り外し操作を
容易にするとともに、利用者の無意識な操作ではカバー
体が外れにくいようにする。 【解決手段】 カバー体1の外側筒状部11の、内側筒
状部12の欠落範囲12aに対向する部分に、内向きリ
ブ11aを、内側筒状部12から分離された態様で形成
した。分別廃棄などの際に突状操作部11cを積極的に
押圧すると、内側筒状部12の欠落範囲12aや内向き
リブ11aの作用により、内側筒状部12が変形してカ
バー体1が容易に容器本体41から外れる。また、利用
者が無意識に突状操作部11cを押圧した程度の小さい
押圧力・短い時間では内側筒状部12の変形動作まで至
らず、カバー体1が容器本体41から外れることは防止
される。内側筒状部に、外側筒状部から分離される態様
で外向きリブを形成したものや、内側筒状部に欠落範囲
とは別の切欠部を形成したものも開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用容器(各種
内容物を収納したエアゾール式・ポンプ式の容器など)
と結合する内側筒状部、およびこれと一体の外側筒状部
を備えた容器取付用カバー体に関する。
【0002】特に、内容物を使いきった後に包装容器と
カバー体とを分別廃棄したり再使用する際には、もとも
と容器側と強く結合しているカバー体を所定の取り外し
操作によって当該容器から比較的容易に取り外せるよう
にし、かつ、容器使用者が無意識にこの取り外し操作
(と同様の操作)に着手した際には、カバー体が容器か
ら外れにくいようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】一般に、容器上面(開口部側)にカバー
体を嵌合させた形式のエアゾール容器やポンプ容器など
では、使用中にカバー体が容器の開口部から外れること
がないように両者を強く結合している。
【0004】内容物を使いきった後の容器とカバー体と
を分別処理できるようにしたものとしては、例えば特開
平10−167356号公報や特開2000−2580
4号公報で開示のものがある。
【0005】これらの容器取付用カバー体は、 ・周面部分の一部が欠落した形で容器に嵌合する内側筒
状部と、これと一体の外側筒状部とを備え、 ・少なくともこの欠落範囲の両端側に、内側筒状部と外
側筒状部とを接続するリブをそれぞれ設け、 ・外側筒状部の外周面の当該欠落範囲と対応する部分を
押圧し、当該外側筒状部の下端部が容器本体の肩斜面に
案内される態様で内側筒状部を変形させることにより、
容器と内側筒状部との嵌合状態を解除している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記容器取付用カバー
体は、通常の製品段階では容器に強く結合し、利用者な
どが外側筒状部の所定部分(欠落範囲対応部分)を内側
に押圧すると容器から外れるため、容器の中身を使い切
ったときの分別処理や再利用に適している。
【0007】しかしながら、例えば内容物を噴霧してい
る利用者が無意識に上記所定部分を内側に押圧するとカ
バー体が容器から外れてしまう可能性があった。
【0008】本発明は、このような利点を持つ容器取付
用カバー体の、 (1) 分別操作時の上記所定部分(外側筒状部)に対する
押圧力のどの程度が内側筒状部まで伝わるか、換言すれ
ば当該押圧力の中でもっぱら外側筒状部を変形させるこ
とに作用する(内側筒状部の変形には作用しない)のは
どの程度か (2) この押圧力を受けたときの内側筒状部の変形のしや
すさ (3) 分別操作時に容器本体の肩斜面に案内される外側筒
状部の変形のいわば自由度 (4) 利用者が意識してカバー体を外すときと無意識にカ
バー体に触れるときの押圧時間や押圧力の差(前者≫後
者) などの点を考慮した各種態様のリブや切欠部を形成した
内側筒状部を試作した結果に基づくものである。
【0009】その目的は、容器取付用カバー体と容器と
の結合の程度を特に減少させずに、内容物使用済後の分
別廃棄などに際して利用者が意識的にカバー体を押圧す
るときには当該カバー体の(容器からの)取外し操作を
より簡単で確実なものにすることである。
【0010】また、利用者が無意識にカバー体に触って
押圧したときには、その程度の時間や力ではカバー体が
容器から外れないようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を次
のようにして解決する。 (1)周方向の一部が欠落(例えば後述の欠落範囲12
a)し、残りの所定部分(例えば後述の突状部12c)
で容器との結合機能を持つ内側筒状部(例えば後述の内
側筒状部12)、およびこれと一体の外側筒状部(例え
ば後述の外側筒状部11)からなる容器取付用カバー体
(例えば後述のプラスチックカバー体1)において、前
記外側筒状部の内周面側で前記内側筒状部の欠落範囲と
対向する部分に、当該欠落範囲に対する内向きリブ(例
えば後述の内向きリブ11a)を、当該内側筒状部から
分離される態様で形成する。 (2)上記(1)において、前記内向きリブを、前記欠
落範囲の周方向中央部と対向する部分に形成する。 (3)周方向の一部が欠落(例えば後述の欠落範囲22
a)し、残りの所定部分(例えば後述の突状部22c)
で容器(例えば後述の金属製容器4)との結合機能を持
つ内側筒状部(例えば後述の内側筒状部22)、および
これと一体の外側筒状部(例えば後述の外側筒状部2
1)からなる容器取付用カバー体(例えば後述のプラス
チックカバー体2)において、前記内側筒状部の欠落端
側部分(例えば後述の周方向端部22d)に、前記外側
筒状部に対する外向きリブ(例えば後述の外向きリブ2
2b)を、当該外側筒状部から分離される態様で形成す
る。 (4)上記(1)乃至(3)において、前記内側筒状部
に、間欠部(例えば後述の切欠部52c,62f)を、
それと、当該内側筒状部の欠落側端部(例えば後述の突
状操作部側端部52g,62j)との間に生成される壁
状部分(例えば後述の短尺部分52f,62i)の少な
くとも当該間欠部側端部(例えば後述の切欠部側端部5
2h,62k)が、所定のカバー体取外し操作の際、前
記外側筒状部の方に変化して自らと容器側との間の結合
の程度を弱めるような位置関係で、形成する。
【0012】本発明は、上記(1),(2)のように、
容器と結合する内側筒状部およびこれと一体の外側筒状
部からなる容器取付用カバー体の、内側筒状部の周方向
に欠落範囲を設けるとともに、外側筒状部の当該欠落範
囲と対向する部分に、内向きリブを、それが内側筒状部
と連結しない状態で形成している。
【0013】また、上記(3)のように、容器と結合す
る内側筒状部およびこれと一体の外側筒状部からなる合
成樹脂製の容器取付用カバー体の、内側筒状部の端側部
分(欠落範囲の端部分)に、外向きリブを、それが外側
筒状部に連結しない状態で形成している。
【0014】また、上記(4)のように、内側筒状部に
間欠部を形成し、この間欠部によって生成される壁状部
分の少なくとも間欠部側端部と容器側との間の結合の程
度がカバー体取り外し操作の際に弱まるようにしてい
る。
【0015】上記(1)乃至(3)のように、利用者が
外側筒状部の操作部を意識的に押圧して容器取付用カバ
ー体と容器とを分離しようとする場合には、このときの
所定の押圧力や押圧時間に基づく内向きリブや外向きリ
ブなどの変位が内側筒状部に作用してこれを変化させ、
容器取付用のカバー体と容器との結合が解除される。
【0016】また、上記(4)のように、利用者の意識
的な容器取付用カバー体の分離動作にともなう内向きリ
ブや外向きリブなどの変位が内側筒状部の間欠部側端部
にも作用して、この部分を外側筒状部の方に変化させ、
これをとっかかりにして容器取付用のカバー体と容器と
の結合が解除される。
【0017】これらの内向き,外向きの各リブを形成す
ることにより、内側筒状部の欠落範囲から当該リブと対
向する外側筒状部にいたる当該カバー体部分の剛性を大
きくし、取外し操作時の外側筒状部に対する押圧力が内
側筒状部へ効率的に伝わるようにしている。
【0018】かつ、上記リブを相手方の(内側または外
側の)筒状部から分離させることにより、内側筒状部自
体の変形の自由度を高め、取外し操作時の押圧力を外側
筒状部から受けた内側筒状部自体が変形しやすいように
している。
【0019】また、この分離形態により、後述のよう
に、取外し操作時に容器本体の肩斜面から上方向成分の
力を受ける外側筒状部のいわば変形の自由度も高め、こ
の外側筒状部が当該肩斜面にスムーズに案内されるよう
にしている。
【0020】このような押圧力の内側筒状部への効率的
な伝達や、内側筒状部および外側筒状部それぞれの変形
のしやすさが確保される結果、容器取付用カバー体は、
その外側筒状部の所定部分(例えば上記内向きリブの裏
側の外周面部分)を積極的に押圧したとき、容器から確
実に外れる。
【0021】さらに、内向きリブ,外向きリブはそれぞ
れ、内側筒状部,外側筒状部から分離されているので、
例えば利用者が誤って無意識に前述の所定部分に触って
押圧した程度の短い時間・小さい押圧力では内側筒状部
が本来のカバー体の取外し操作のように変形することは
なく、カバー体が容器から外れることはない。
【0022】内向きリブおよび外向きリブの個数は任意
であり、またそれぞれの形成位置も上記欠落範囲および
上記内側筒状部の周方向の端側部分の範囲内で任意であ
る。また、内向きリブおよび外向きリブの双方を形成し
てもよい。
【0023】望ましいリブ形態は、後述の実施の形態で
示すように、内側筒状部の欠落範囲の周方向中央部と筒
状部中心とを結ぶ中心線上に形成した内向きリブや、当
該中心線に対して線対称となる位置に形成した対の外向
きリブである。
【0024】また、内側筒状部に何個の間欠部を形成す
るかは任意である。
【0025】また、本発明は、各種材質の容器(例えば
金属製,合成樹脂製などの容器)のカバー体を対象にし
ている。カバー体も合成樹脂製のものに限定されない。
例えばアルミニウム,ブリキ,ステンレス,ファイバ
ー,その他の合金などの金属製,ガラス製のものでもよ
い。
【0026】なお、内側筒状部の、容器との結合部分に
この結合力を減じるための変更を加えないことは勿論で
ある。例えば、上記(1)乃至(3)における結合の程
度は従前のままである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1乃至図10を参照して本発明
の実施の形態を説明する。
【0028】図1(a) は内向きリブを形成したプラスチ
ック製カバー体の底面図,図1(b)はこのプラスチック
製カバー体を金属製のエアゾール容器に嵌合させた状態
の断面図をそれぞれ示している。当該断面図は、(a) の
破断線A−A′に対応する。
【0029】図2(a) は外向きリブを形成したプラスチ
ック製カバー体の底面図,図2(b)はこのプラスチック
製カバー体を金属製のエアゾール容器に嵌合させた状態
の断面図をそれぞれ示している。当該断面図は、(a) の
破断線B−B′に対応する。
【0030】図3は、図1の嵌合状態のプラスチック製
カバー体をエアゾール容器から取り外すときの当該カバ
ー体の状態変化を示している。
【0031】図1乃至図3において、1は内向きリブを
形成したプラスチック製カバー体,11はプラスチック
製カバー体1の外側筒状部,11aは当該外側筒状部の
内周面に(後述の内側筒状部12から分離される態様
で)形成した内向きリブ,11bは当該外側筒状部の環
状の下端部,11cはプラスチック製カバー体1と容器
側との嵌合状態を解除するための突状操作部,12はプ
ラスチック製カバー体1の内側筒状部, 12aは当該内
側筒状部の周面部分の欠落範囲, 12bは当該内側筒状
部の周方向端部,12cは容器側と嵌合する突状部,1
3は外側筒状部11および内側筒状部12のそれぞれと
一体になった環状の天井板,14は内側筒状部12の上
方に続く上側筒状部,14aは当該上側筒状部の天井側
の開口部分,2は外向きリブを形成したプラスチック製
カバー体,21はプラスチック製カバー体2の外側筒状
部,21aは当該外側筒状部の環状の下端部,21bは
プラスチック製カバー体1と容器側との嵌合状態を解除
するための突状操作部,22はプラスチック製カバー体
1の内側筒状部, 22aは当該内側筒状部の周面部分の
欠落範囲, 22bは当該内側筒状部の周方向端部に(外
側筒状部21から分離される態様で)形成した外向きリ
ブ,22cは当該内側筒状部の内周面に形成した容器嵌
合用の突状部,22dは周方向端部,22eはリブ22
bと外側筒状部21の内周面との間の隙間,23は外側
筒状部21および内側筒状部22のそれぞれと一体にな
った環状の天井板,24は内側筒状部22の上方に続く
上側筒状部,24aは当該上側筒状部の天井側の開口部
分,3はスパウト,31は当該スパウトの通路部,32
は容器の使用モードを設定するための操作部,33は当
該スパウトと上側筒状部との接続片,4は金属製のエア
ゾール容器,41は容器本体,41aは当該容器本体の
肩斜面,42は当該容器本体に固定された金属製のマウ
ンテンキャップ、43はスパウト3の内容物通路部31
の上流側端部と嵌合したステム,44は当該肩斜面の上
端部分(当該マウンテンキャップのカール部の下側に続
く部分)に形成される環状凹部,をそれぞれ示してい
る。
【0032】なお、プラスチック製カバー体1,2の材
質は、ポリプロピレン,ポリエチレンなどであり、エア
ゾール容器4はアルミ缶やブリキ缶などである。
【0033】内側筒状部12,22の欠落範囲12a,
22aの中心角度(カバー体の中心と周方向端部12
b,22dのそれぞれとを結ぶ線分間の角度)は30°
〜100°である。
【0034】図1および図2のプラスチック製カバー体
1,2は、それぞれの内側筒状部12,22の突状部1
2c,22cが容器側の環状凹部44と嵌合した状態に
なっている。
【0035】ここで、スパウト3の操作部32を押圧す
ると、当該スパウトは接続片33をいわば支点にして図
面上の反時計方向に回動し、ステム43もこれと同じ方
向に傾く。
【0036】このステム43の傾動により、それまでス
テムラバーで塞がれていたステム孔部(図示省略)が開
いて金属製容器4の内容物が通路部31を介して外部空
間に出力される。
【0037】図3に示すように、プラスチック製カバー
体付きの容器を分別廃棄するため、当該カバー体の外側
筒状部11,21の突状操作部11c,21bをそれぞ
れ押圧すると、 ・その押圧力が、内向きリブ11aや外向きリブ22b
を介して内側筒状部12,22の周方向端部に作用し、 ・この作用に基づく内側筒状部12,22の変形によっ
て、当該変形部分の突状部12c,22cと容器側の環
状凹部44との嵌合の程度が小さくなる。
【0038】このとき、次の変形動作も生じていると考
えられる。 ・先ず、外側筒状部11,21の当該押圧部分が内側筒
状部12,22の方に変位して外側筒状部の突状部操作
部近辺はフラット状に近づき、 ・外側筒状部11,21の突状操作部11c,21bに
続く部分は外側方向に変位し、 ・この外側筒状部11,21の変形に応じて内側筒状部
12,22も外側方向に変位し、 ・当該変形部分の突状部12c,22cと容器側の環状
凹部44との嵌合の程度が小さくなる。
【0039】また、 ・外側筒状部11,21の、突状操作部11c,21b
の側の下端部11b,21aが容器本体41の肩斜面4
1aに案内されながら内方に移動し、このとき当該下端
部は肩斜面41からの作用によって上方向成分の力を受
け、 ・さらには、外側筒状部11,21の突状操作部11
c,21bは利用者の押圧操作自体によっても上方向成
分の力を受ける。
【0040】このように内側筒状部12,22が変形し
たり、外側筒状部11,21の突状操作部側が上方向に
いわば変位することによって、当該内側筒状部と容器側
の環状凹部44との嵌合が解除されていく。すなわちプ
ラスチック製カバー体1,2を金属製容器4から分離す
ることができる。
【0041】ここで、肩斜面41aからの上方向成分の
力は、プラスチック製カバー体1,2の各リブの次のよ
うな剛性化機能により、一段と強いものになっていると
考えられる。
【0042】すなわち、 ・プラスチック製カバー体1の場合、内向きリブ11a
によって連結された、外側筒状部11と天井部13との
部分の剛性は、これに続く(当該リブを設けていない)
天井板13と上側筒状部14との部分のそれよりも大き
く、 ・プラスチック製カバー体2の場合、外向きリブ22b
によって連結された、内側筒状部22と天井部23との
部分の剛性は、これに続く(当該リブを設けていない)
天井板23と外側筒状部21との部分のそれよりも大き
い。
【0043】そのため、いずれのカバー体も、天井板に
対して、外側筒状部および内側筒状部(上側筒状部)の
一方が他方よりもいわばリジッドな状態となる。
【0044】これにより、取外し操作の際、各カバー体
の外側筒状部は、肩斜面41aに沿ってスムーズに移動
して上方向成分の力を効率的に受けることができる。
【0045】例えば内向きリブ11aを有するプラスチ
ック製カバー体1は、その突状操作部11cが押圧され
たとき、当該内向きリブ近辺の天井板13と外側筒状部
11との部分は元のリジッドな形状を保持し、これに続
く天井板13と上側筒状部14,内側筒状部12との境
界部分が(下端部11bが上動するように)いくらか変
形する。プラスチック製カバー体2も、これと同じよう
に、天井板23と外側筒状部21との(外向きリブ22
bを有していない)境界部分がいくらか変形する。
【0046】このような変形作用も加味されて、外側筒
状部11の突状操作部11cに続く下端部11bの部分
が容器本体41の肩斜面41aに沿ってスムーズに移動
できるものと考えられる。
【0047】図1に示すように、プラスチック製カバー
体1のリブ11aの先端部は内側筒状部12の欠落範囲
12a(仮想面)から外方に離れている。また、図2に
示すようにプラスチック製カバー体2のリブ22bと外
側筒状部21の内周面との間には隙間22eが形成され
ている。そのため利用者が無意識に突状操作部11c,
21bを押圧した程度ではプラスチック製カバー体1,
2は容器本体41から外れない。
【0048】例えば利用者が誤って(無意識に)外側筒
状部21の突状操作部21bを触って押したとしても一
般にその時間は短く、また押圧力が小さいので内側筒状
部22が本来のカバー体取り外し操作時のように変形す
ることはなく、したがって実用的にはこの無意識な押圧
によりエアゾール容器4の使用中に突状部22cと容器
4との結合が解除され、カバー体2が外れることはな
い。プラスチック製カバー体1も同様である。
【0049】図示のように、 ・内側筒状部12の欠落範囲12aの周方向中央部と筒
状部の中心とを結ぶ中心線上に内向きリブ11aを形成
する、 ・欠落範囲22aの周方向中央部と筒状部の中心とを結
ぶ中心線上の対称位置に外向きリブ22bを形成する、
と、突状操作部11c,21bの周方向の両側部分にお
いて上述の変形作用や変位作用が対称的にバランスよく
生じるので、内側筒状部12,22と容器側の環状凹部
44との分離操作をよりスムーズに行なえる。
【0050】また、外向きリブ22bの端部を外側筒状
部21と略平行になるようなテーパ面とし、外側筒状部
21の押圧力をリブのテーパ面全体で受けることによっ
てより効率的に内側筒状部22を外側方向に変位させる
ようにしてもよい。
【0051】図4および図6のカバー体は、それぞれ図
1および図2のカバー体の内側筒状部に切欠部を形成し
たものである。
【0052】図4(a) は外側筒状部に内向きリブを設
け、内側筒状部に切欠部を形成したプラスチック製カバ
ー体の底面図,図4(b) はこのプラスチック製カバー体
を金属製のエアゾール容器に嵌合させた状態の断面図を
それぞれ示している。当該断面図は、(a) の破断線C−
C′に対応する。
【0053】図5は図4の嵌合状態のプラスチック製カ
バー体をエアゾール容器から取外すときの当該カバー体
の状態変化を示している。
【0054】図6(a) は内側筒状部の外向きリブと切欠
部を形成したプラスチック製カバー体の底面図,図6
(b) はこのプラスチック製カバー体を金属製のエアゾー
ル容器に嵌合させた状態の断面図をそれぞれ示してい
る。当該断面図は、(a) の破断線D−D′に対応する。
【0055】図7は図6の嵌合状態のプラスチック製カ
バー体をエアゾール容器から取外すときの当該カバー体
の状態変化を示している。
【0056】図4乃至図7において、5は内向きリブと
切欠部を形成したプラスチック製カバー体,51はプラ
スチック製カバー体5の外側筒状部,51aは当該外側
筒状部の内周面に(後述の内側筒状部52から分離され
る態様で)形成した内向きリブ,51bは当該外側筒状
部の環状の下端部,51cはプラスチック製カバー体5
と容器側との嵌合状態を解除するための突状操作部,5
2はプラスチック製カバー体5の内側筒状部, 52aは
当該内側筒状部の周面部分の欠落範囲, 52bは容器側
と嵌合する突状部,52cは突状操作部51c側に二ヶ
所形成した切欠部,52dは切欠部52cにより分離さ
れた内側筒状部52の長尺部分,52eは長尺部分の端
部,52fは切欠部52cにより分離された内側筒状部
52の短尺部分,52gは短尺部分の突状操作部51c
側端部,52hは短尺部分の切欠部52c側端部,53
は外側筒状部51および内側筒状部52のそれぞれと一
体になった環状の天井板,54は内側筒状部52の上方
に続く上側筒状部,55は操作釦のガイド部,6は外向
きリブと切欠部を形成したプラスチック製カバー体,6
1はプラスチック製カバー体6の外側筒状部,61aは
当該外側筒状部の環状の下端部,61bはプラスチック
製カバー体6と容器側との嵌合状態を解除するための突
状操作部,62はプラスチック製カバー体6の内側筒状
部, 62aは当該内側筒状部の周面部分の欠落範囲, 6
2bは当該内側筒状部の周方向端部に(外側筒状部61
から分離される態様で)形成した外向きリブ,62cは
当該外向きリブに形成した外側筒状部61と略平行のテ
ーパ面,62dはリブ62bのテーパ面62cと外側筒
状部61との間の隙間,62eは内側筒状部の内周面に
形成した容器嵌合用の突状部,62fは突状操作部61
b側に二ヶ所形成した切欠部,62gは切欠部62fに
より分離された内側筒状部62の長尺部分,62hは長
尺部分の端部,62iは切欠部62fにより分離された
内側筒状部62の短尺部分,62jは短尺部分の突状操
作部61b側端部,62kは短尺部分の切欠部62f側
端部,63は外側筒状部61および内側筒状部62のそ
れぞれと一体になった環状の天井板,64は内側筒状部
62の上方に続く上側筒状部,65は後述の操作釦7の
ガイド部,7は操作釦,7aは内容物の放出用通路,7
bは放出口,をそれぞれ示している。なお、他の参照番
号は図1および図2と同一である。
【0057】プラスチック製カバー体5,6の材質は、
前述のプラスチック製カバー体1,2と同様に、ポリプ
ロピレン,ポリエチレンなどであり、エアゾール容器4
はアルミ缶やブリキ缶などである。
【0058】内側筒状部52,62の欠落範囲52a,
62aの中心角度(カバー体の中心と周方向端部52
g,62jのそれぞれとを結ぶ線分間の角度)は30°
〜100°である。
【0059】図4(a) に示すように、プラスチック製カ
バー体5の内側筒状部52は、欠落範囲52aと切欠部
52cによって短尺部分52fと長尺部分52dに分離
され、突状操作部51cの周方向中央部分とカバー体5
の中心とを結ぶ線を軸に対称形状となっている。
【0060】図4(b) に示すように、プラスチック製カ
バー体5をマウンテンキャップ42の上側から押込む
と、長尺部分52dや短尺部分52fはその弾性力によ
りマウンテンキャップ42の外周面に押圧されて一旦外
側に押し広げられ、突状部52bは環状凹部44に嵌合
し、プラスチック製カバー体5を容器4に取り付けるこ
とができる。
【0061】マウンテンキャップ42の環状凹部44と
嵌合する突状部52bは図1のプラスチックカバー体1
に比べて切欠部52cの分だけ少ないが、両者は強く嵌
合しているので通常の使用状態ではプラスチック製カバ
ー体5が容器4から外れることはない。
【0062】ここで、操作釦7を押圧すると、ステム4
3が下動してそれまでステムラバーで塞がれていたステ
ム孔部(図示省略)が開いて容器4の内容物が操作釦の
内容物放出用通路7aを通過して放出口7bから外部空
間に出力する。
【0063】図5に示すように、内容物を使い切った後
の分別廃棄時には、プラスチック製カバー体5の突状操
作部51cを上内側方向へ押圧すると、 ・先ず、外側筒状部51の当該押圧部が内側筒状部52
の方に変位し、 ・これにともなって外側筒状部51の当該押圧部から周
方向に続く(切欠部52cの対向範囲を含む)部分が外
側方向に変位し、 ・この外側筒状部51の変形に応じて、当該外側筒状部
と一体の内側筒状部52の切欠部52c側も外側方向に
変位する。
【0064】その結果、短尺部分52fの切欠部側端部
52hや長尺部分52dの端部52eとこれに対応した
容器4側の環状凹部44との嵌合の程度が小さくなる。
【0065】また、 ・突状操作部51c側の下端部51bが容器本体41の
肩斜面41aから受ける上方向への作用、 ・利用者の上方向への押圧操作、 により、一旦、短尺部分52fの切欠部側端部52hや
長尺部分52dの端部52eでの突状部52bと環状凹
部44との嵌合が小さくなると、これをとっかかりとし
て突状部52bは徐々にマウンテンキャップ42に乗り
上げていき、プラスチック製カバー体5を容器4から分
離することができる。
【0066】また、内向きリブ51aで連結された付近
の外側筒状部51と天井板53との部分の剛性は、これ
に続く天井板53と上側筒状部54との部分よりも大き
く、天井板53に対して外側筒状部51の方が上側筒状
部54よりもリジッドな状態なので、突状操作部51c
が押圧されたとき、内向きリブ51a近辺の天井板53
と外側筒状部51との部分はこのリジッドな形状を保持
し、これに続く天井板53と上側筒状部54,内側筒状
部52との境界部分が(下端部51bが上動するよう
に)いくらか変形する。
【0067】このような変形作用も加味されて、取り外
し操作の際、カバー体5の外側筒状部51の下端部51
bが容器本体41の肩斜面41aに沿ってスムーズに移
動し、上方向成分の力を効率的に受ける。
【0068】図6(a) に示すように、プラスチック製カ
バー体6の内側筒状部62には、二ヶ所の切欠部62f
が形成され、欠落範囲62aと切欠部62fによって短
尺部分62iと長尺部分62gに分離されている。
【0069】また、外向きリブ62bには外側筒状部6
1と略平行のテーパ面62cが形成されている。そし
て、この外向きリブ62b,欠落範囲62a,切欠部6
2fなどを形成した内側筒状部62は、突状操作部61
bの周方向中央部分とカバー体6の中心とを結ぶ線を軸
に対称となっている。
【0070】図6(b) に示すように、プラスチック製カ
バー体6をマウンテンキャップ42の上側から押込む
と、図4のカバー体5と同様に、長尺部分62gや短尺
部分62iの突状部62eが環状凹部44に嵌合し、プ
ラスチック製カバー体6を容器4に取り付けることがで
きる。
【0071】このとき、長尺部分62gや短尺部分62
iの突状部62eと容器4の環状凹部44との結合は充
分であり、通常の使用状態でプラスチック製カバー体6
が容器4から外れることはない。
【0072】図7に示すように、内容物を使い切った後
の分別廃棄時には、プラスチック製カバー体6の突状操
作部61bを上内側方向へ押圧すると、 ・先ず、外側筒状部61の当該押圧部分が内側筒状部6
2の方に変位して、当該外側筒状部の内周面が外向きリ
ブ62bのテーパ面62cに当接し、 ・この当接後は、強い当該押圧力が突状操作部61b・
外向きリブ62bを介して内側筒状部62にも積極的に
作用する。
【0073】特にこの当接後の突状操作部61bの押圧
作用により、 ・外側筒状部61の突状操作部61b近辺がフラット状
へと変形し、 ・これにともなって外側筒状部61の当該押圧部から周
方向に続く(切欠部62fの対向範囲を含む)部分が外
側方向に変位し、 ・この外側筒状部61の変形に応じて、当該外側筒状部
と一体の内側筒状部62の切欠部62f側も外側方向に
変位する。
【0074】その結果、短尺部分62iの切欠部側端部
62kや長尺部分62gの端部62hとこれに対応した
容器4側の環状凹部44との嵌合の程度が小さくなる。
【0075】また、突状操作部61b側の下端部61a
が容器本体41の肩斜面41aから受ける上方向への作
用や利用者の上方向への押圧操作などにより、一旦、短
尺部分62iの切欠部側端部62kや長尺部分62gの
端部62hで突状部62eと環状凹部44との嵌合が小
さくなると、これをとっかかりとして突状部62eは徐
々にマウンテンキャップ42に乗り上げていき、プラス
チック製カバー体6を容器4から分離することができ
る。
【0076】また、外向きリブ62b近くの内側筒状部
62と天井板63との部分の剛性は、これに続く天井板
63と外側筒状部61との部分の剛性よりも大きく、天
井板63に対して内側筒状部62(上側筒状部64)の
方が外側筒状部61よりもリジッドな状態なので、突状
操作部61bが押圧されたとき、外向きリブ62b近辺
の天井板63と内側筒状部62との部分はこのリジッド
な形状を保持し、これに続く天井板63と外側筒状部6
1との境界部分が(下端部61aが上動するように)い
くらか変形する。
【0077】このような変形作用も加味されて、取り外
し操作の際、カバー体6の外側筒状部61の下端部61
aが容器本体41の肩斜面41aに沿ってスムーズに移
動し、上方向成分の力を効率的に受ける。
【0078】また、テーパ面62cは外側筒状部61と
略平行なので、突状操作部61bを押圧したときの外側
筒状部61の変形作用をテーパ面62c全体で受けるこ
とができ、突状部操作部61bの押圧力は効率的に内側
筒状部62を外側方向に変位させる。
【0079】なお、内側筒状部と容器側との嵌合の解除
に必要な押上荷重として図10の値を検証したが、内側
筒状部12,22,52,62や上記境界部分の変形作
用および外側筒状部11,21,51,61の上方向へ
の変位作用のそれぞれが当該解除にどの程度関係してい
るかは明確でない。
【0080】図4に示すように、プラスチック製カバー
体5のリブ51aの先端部は、それぞれ内側筒状部52
の欠落範囲52a(仮想面)から外方に離れている。ま
た、図6に示すように、プラスチック製カバー体2のリ
ブ62bと外側筒状部61の内周面との間には隙間62
dが形成されている。
【0081】そのため、前述のように(図1,図2参
照)利用者がエアゾール容器4の使用中に無意識に突状
操作部51c,61bを触って押圧したとしてもその程
度の時間・力では突状部52b,62eと容器4との結
合が解除されることはなく、プラスチック製カバー体
5,6は容器本体41から外れない。
【0082】また、前述のように、 ・突状操作部51cの周方向中央部分とカバー体5の中
心とを結ぶ中心線を軸に内側筒状部52の形状が対称と
なるように、内向きリブ51a,欠落範囲52a,切欠
部52cを形成する、 ・突状操作部61bの周方向中央部分とカバー体6の中
心とを結ぶ中心線を軸に内側筒状部62の形状が対称と
なるように、外向きリブ62b,欠落範囲62a,切欠
部62fを形成する、と、突状操作部51c,62bの
周方向の両側部分において上述の変形作用や変位作用が
対称的にバランスよく生じるので、内側筒状部52,6
2と容器側の環状凹部44との分離操作をよりスムーズ
に行なえる。
【0083】以上の各カバー体はポンプ容器にも用いら
れ、図1〜図7の各エアゾール容器の場合と同様の動作
により当該カバー体を容器本体から取外すことができ
る。
【0084】図8は、プラスチック製またはガラス製の
ポンプ容器用のプラスチック製カバー体を示しており、
内側筒状部や内向きリブなどの構成は図1のプラスチッ
ク製カバー体と同様である。
【0085】図9は、図8のプラスチック製カバー体を
プラスチック製またはガラス製のポンプ容器に取り付け
た状態の断面図を示している。
【0086】図8および図9において、8はポンプ容器
用のプラスチック製カバー体,81は外側筒状部,81
aは内向きリブ,81bは環状の下端部,81cは容器
側との嵌合状態を解除するための突状操作部,82は内
側筒状部,82aは周面部分の欠落範囲,82bは周方
向端部側の外周面,82cは容器側と嵌合する突状部,
9はプラスチック製またはガラス製のポンプ容器本体,
91は当該容器本体の肩斜面,92は当該肩斜面の上端
側の筒状開口部,92aは(内側筒状部の突状部82c
に対応する態様で)当該筒状開口部の外周面に形成した
カバー体取付用の環状段部,10はポンプ機構,101
はノズルを有する放出操作部,102は当該放出部と嵌
合した中間筒状部,103は当該中間筒状部と嵌合した
ステム,103aは当該ステムに形成した内容物通過用
の孔部,103bは当該ステムの中間鍔部,104は当
該孔部に作用する下流弁,105はステム103を上方
に付勢するスプリング,106はボール状の上流弁,1
07はステム103や各弁などを収納保持するハウジン
グ,107aは当該ハウジングの鍔部,107bは当該
ハウジングの外周面に形成した嵌合用の環状凸状部,1
07cは当該鍔部の下面部分に設けた環状シール部,1
08は当該ハウジングと嵌合するとともに放出操作部1
01および中間筒状部102の上下動を案内し、かつ当
該ハウジングの鍔部107aとの間にカバー体8の開口
側部分を挟み込む筒状ガイド部,108aは当該筒状ガ
イド部のスカート部分,108bは当該スカート部分の
内周面に形成した(ハウジング107の環状凸状部10
7bに対応の)嵌合用の環状凹状部,109はハウジン
グ107に取り付けた内容物通過用のパイプ,110は
カバー体8とポンプ機構10との一体物からなるポンプ
ユニット,をそれぞれ示している。
【0087】カバー体8の材質はポリプロピレン,ポリ
エチレンなどであり、プラスチック製のポンプ容器本体
9の材質はPETなどである。なお、カバー体8および
ポンプ容器本体9がともにプラスチック製であっても、
ポリプロピレンとPETとの組み合わせなどの場合には
分別廃棄が望ましい。
【0088】このように、ポンプ機構10は101〜1
09の各要素からなり、カバー体8の開口側部分がポン
プ機構10の鍔部107aとスカート部分108aとに
より挟持された一体物であって、ポンプユニット110
の部分が取外し対象の単位となる。
【0089】この一体構造のポンプユニット110にお
けるカバー体8は、内側筒状部82の突状部82cがポ
ンプ容器本体9の環状段部92aと嵌合している。
【0090】取外し操作時のカバー体8には、図1のエ
アゾール容器のカバー体1と同じように、そのときの操
作力が、外側筒状部81の内向きリブ81aなどを介し
て内側筒状部82に作用する。
【0091】また、カバー体1の場合と同様に、容器本
体9の肩斜面91からの押し上げ力がカバー体8の外側
筒状部81に作用する。一方、内向きリブ11aの下端
部は内側筒状部12のそれと略同位置であり、これらの
リブが肩斜面91に当接することはない。
【0092】なお、ポンプ機構10の構造自体およびそ
の内容物放出動作は従来のものと同じである。
【0093】図9のポンプ容器は、放出操作部101を
押し下げて内容物をノズルから放出する使用モードのと
きを示している。
【0094】このとき、 ・放出操作部101,中間筒状部102およびステム1
03の集合体はスプリング105の付勢力に抗する形で
下動し、 ・上流弁106は閉状態となり、 ・下流弁104は、上流弁106との間の内容物の圧力
によりステム103に対して上動し、かつ中間筒状部1
02に当接した状態、すなわちステム103の孔部10
3aが開いた状態になっている。
【0095】下流弁104と上流弁106との間に収納
されていた内容物はステム103の下動にともなってそ
の圧力が高くなるので、開状態の孔部103a,ステム
103(の内部空間),中間筒状部102を介して放出
操作部101のノズルから外部空間に放出される。
【0096】一方、内容物の放出後に、放出操作部10
1のそれまでの押し下げ動作を止めると、 ・放出操作部101,中間筒状部102およびステム1
03の集合体はスプリング105の付勢力により図示の
位置から上動し、 ・下流弁104はその内側下端部がステム103の中間
鍔部103bと当接する、すなわち孔部103aが略閉
状態になるまでは上動せず、 ・この当接後はステム103などと下流弁104が上方
向に連動し、 ・この下流弁104の閉状態におけるステム103の上
動にともなって、下流弁104と上流弁106との間の
閉じた空間域の圧力が低下し、 ・この空間域の圧力低下にともなって、上流弁106が
開状態(下流弁104は閉状態のまま)になる。
【0097】その結果、容器本体9の内容物がパイプ1
09および上流弁106を介して上記空間域に流入す
る。そして、上流弁106は、上記空間域の内容物の圧
力と容器本体9のそれとがバランスした時点で閉状態と
なる。
【0098】最終的な非使用モードでは、 ・下流弁104および上流弁106はともに閉じ、 ・下流弁104は、ステム103の中間鍔部103bお
よび筒状ガイド部108の下端部のそれぞれと当接して
両者にいわば挟まれた状態で停止し、 ・ステム103などの上記集合体は、このステムが筒状
ガイド部108に当該した状態で停止している。
【0099】この非使用モードのとき、図9とは違っ
て、中間筒状部102の下端部が下流弁104の上面か
ら離れており、その後の放出操作部101の押し下げ操
作時にはこの離間分だけステム103が下流弁104に
対して下動する。これにより、孔部103aが図9のよ
うに開状態となる。
【0100】なお、内容物放出用の操作部を前述の各カ
バー体に対してどのように設定するかは任意であり、回
動タイプの操作部(スパウト),当該カバー体から完全
に分離された上下動タイプの操作釦やノズルを用いても
よい。
【0101】図10は、本発明のカバー体および従来の
カバー体を容器から取り外すときに必要な押し上げ荷重
(最小値)を示している。
【0102】図10の検証対象物は、表の下側に示した
ような、 ・図1の内向きリブ11aを有するプラスチック製カバ
ー体1(本発明1) ・図2の外向きリブ22bを有するプラスチック製カバ
ー体2(本発明2) ・図6の外向きリブ62bと切欠部62fを有するプラ
スチック製カバー体6(本発明3) ・内側筒状部の内周面の周方向全体にわたって容器嵌合
用の突状部を同じ態様で形成し、かつ内側筒状部の周方
向端部のそれぞれと外側筒状部との間に一対のリブを形
成したプラスチック製カバー体(従来例) の4例である。
【0103】この検証では、金属製容器に取り付けた各
プラスチック製カバー体の外側筒状部の突状操作部対す
る押上荷重を機械的に増やしていって当該カバー体が外
れたときの値を求めている。ここでは、上記4形式のプ
ラスチック製カバー体付きの金属製容器をそれぞれ10
個用いた。
【0104】なお、4例のプラスチック製カバー体と
も、全体の材質、リブを除く部分の形状は同一である。
【0105】図10の検証の場合、 ・本発明1の取外し押上荷重の平均値は62.4N(ニ
ュートン),最小値は54.3N ・本発明2の取外し押上荷重の平均値は66.9N,最
小値は56.8N ・本発明3の取外し押上荷重の平均値は58.7N,最
小値は52.3N ・従来例の取外し押上荷重の平均値は83.2N である。
【0106】これからも、本発明の容器取付用カバー体
は、金属製容器側との嵌合力(この検証物の場合、例え
ば略40N相当の嵌合力を確保できれば実用的といえ
る)を十分に保持しつつ、その分別操作時には当該嵌合
状態の容器とカバー体とをより確実に分別できることが
わかる。
【0107】なお、図4のプラスチック製カバー体5に
対する取外し押上荷重は、図6のプラスチック製カバー
体6の場合(上記本発明3の場合)のそれよりも確実に
小さな値となる。
【0108】図1,図2,図4および図6のそれぞれに
対応の各カバー体を取り付けたポンプ容器の場合にも、
当該カバー体およびポンプ容器本体が図1〜図7のエア
ゾール容器と同様の態様で嵌合しており、当該ポンプ容
器のそれぞれに対するカバー体の取外し押上荷重(最小
値)も図10と同一傾向を示す。
【0109】
【発明の効果】本発明は、このように、容器取付用カバ
ー体(容器と結合する内側筒状部およびこれと一体の外
側筒状部)の所定部分に、内向き,外向きの各リブをそ
れぞれが筒状部間に連結されない態様で形成している。
【0110】また、内側筒状部に、間欠部を、所定のカ
バー取り外し操作の際に欠落範囲とこの間欠部によって
形成される内側筒状部の間欠部側端部が外側筒状部側に
変化するような位置に形成している。
【0111】これにより、このカバー体と容器との結合
の程度は従前のままで、当該カバー体の外側筒状部の取
外し用操作部を意識的に強く、また長く押圧した場合に
は、内向きリブや外向きリブが内側筒状部や内側筒状部
の間欠部側端部に作用してこれを変形させ、この部分と
容器との結合の程度を弱めて当該カバー体と容器との結
合状態の解除を確実にし、カバー体を容器から取り外す
再の作業負担の低減化を図ることができる。
【0112】そのため、容器取付用カバー体を取り付け
た容器の使用時の利便性を何ら損なうことなしに、当該
容器などの分別廃棄や再利用に際しての作業の効率化を
図ることができる。
【0113】一方、エアゾール容器やポンプ容器の使用
者が無意識に当該所定部分の外周面を押圧する場合(本
来の取外し操作に比べて、一般的にその押圧力は小さ
く、その押圧時間も短い)には、外側筒状部の所定部分
を押圧してから内向きリブや外向きリブが内側筒状部を
変位させるまでの時間遅れに基づき、容器使用中の利用
者の無意識な(取り外し操作)でカバー体が容器から外
れないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、内向きリブを形成したプラスチック
製カバー体を示す説明図である。(a) はこのカバー体の
底面図,(b) はこのカバー体を金属製容器に嵌合させた
状態の破断線A−A′に対応する断面図をそれぞれ示し
ている。
【図2】本発明の、外向きリブを形成したプラスチック
製カバー体を示す説明図である。(a) は底面図,(b) は
このカバー体をエアゾール容器に嵌合させた状態の断面
図をそれぞれ示している。当該断面図は、(a) の破断線
B−B′に対応する。
【図3】本発明の、図1のプラスチック製カバー体を金
属製容器から取り外すときの様子を示す説明図である。
【図4】本発明の、内向きリブと切欠部を形成したプラ
スチック製カバー体の説明図であり、(a) は底面図,
(b) はこのカバー体をエアゾール容器に嵌合させた状態
の断面図をそれぞれ示している。当該断面図は、(a) の
破断線C−C′に対応する。
【図5】本発明の、図4のプラスチック製カバー体をエ
アゾール容器から取り外すときの様子を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の、外向きリブと切欠部を形成したプラ
スチック製カバー体の説明図であり、(a) は底面図,
(b) はこのカバー体をエアゾール容器に嵌合させた状態
の断面図をそれぞれ示している。当該断面図は(a) の破
断線D−D′に対応する。
【図7】本発明の、図6のプラスチック製カバー体をエ
アゾール容器から取り外すときの様子を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の、プラスチック製またはガラス製のポ
ンプ容器用のプラスチック製カバー体を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の、プラスチック製カバー体をプラスチ
ック製またはガラス製の容器に取り付けた状態の断面図
を示している。
【図10】本発明のプラスチック製カバー体および従来
のプラスチック製カバーをエアゾール容器から取り外す
ときに必要な押し上げ荷重(最小値)を示している。
【符号の説明】
1:内向きリブを形成したプラスチック製カバー体 11:外側筒状部 11a:内向きリブ 11b:環状の下端部 11c:容器側との嵌合状態を解除するための突状操作
部 12:内側筒状部 12a:周面部分の欠落範囲 12b:周方向端部 12c:容器側と嵌合する突状部 13:環状の天井板 14:上側筒状部 14a:開口部分 2:外向きリブを形成したプラスチック製カバー体 21:外側筒状部 21a:環状の下端部 21b:容器側との嵌合状態を解除するための突状操作
部 22:内側筒状部 22a:周面部分の欠落範囲 22b:外向きリブ 22c:容器側と嵌合する突状部 22d:周方向端部 22e:隙間 23:環状の天井板 24:上側筒状部 24a:開口部分 3:スパウト 31:通路部 32:使用モード設定用の操作部 33:上側筒状部との接続片 4:金属製容器 41:容器本体 41a:肩斜面 42:金属製のマウンテンキャップ 43:ステム 44:嵌合用の環状凹部 5:内向きリブと切欠部を形成したプラスチック製カバ
ー体 51:外側筒状部 51a:内向きリブ 51b:環状の下端部 51c:容器側との嵌合状態を解除するための突状操作
部 52:内側筒状部 52a:周面部分の欠落範囲 52b:容器側と嵌合する突状部 52c:切欠部 52d:内側筒状部52の長尺部分 52e:長尺部分の端部 52f:内側筒状部52の短尺部分 52g:短尺部分の突状操作部51c側端部 52h:短尺部分の切欠部52c側端部 53:環状の天井板 54:上側筒状部 55:操作釦のガイド部 6:外向きリブと切欠部を形成したプラスチック製カバ
ー体 61:外側筒状部 61a:環状の下端部 61b:容器側との嵌合状態を解除するための突状操作
部 62:内側筒状部 62a:周面部分の欠落範囲 62b:外向きリブ 62c:外向きリブに形成したテーパ面 62d:テーパ面62cと外側筒状部61との間の隙間 62e:容器側と嵌合する突状部 62f:切欠部 62g:内側筒状部62の長尺部分 62h:長尺部分の端部 62i:内側筒状部62の短尺部分 62j:短尺部分の突状操作部61b側端部 62k:短尺部分の切欠部62f側端部 63:環状の天井板 64:上側筒状部 65:操作釦のガイド部 7:操作釦 7a:内容物の放出用通路 7b:放出口 8:ポンプ容器用のプラスチック製カバー体 81:外側筒状部 81a:内向きリブ 81b:環状の下端部 81c:突状操作部 82:内側筒状部 82a:欠落範囲 82b:周方向端部側の外周面 82c:突状部 9:プラスチック製またはガラス製のポンプ容器本体 91:肩斜面 92:上端側の筒状開口部 92a:カバー体取付用の環状段部 10:ポンプ機構 101:ノズルを有する放出操作部 102:中間筒状部 103:ステム 103a:内容物通過用の孔部 103b:中間鍔部 104:下流弁 105:スプリング 106:上流弁 107:ハウジング 107a:鍔部 107b:環状凸状部 107c:環状シール部 108:筒状ガイド部 108a:スカート部分 108b:嵌合用の環状凹状部 109:内容物通過用のパイプ 110:ポンプユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 俊二 東京都千代田区神田佐久間町二丁目7番地 株式会社三谷バルブ内 (72)発明者 川上 徹 東京都千代田区神田佐久間町二丁目7番地 株式会社三谷バルブ内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA22 AB01 BA02 CB02 CC03 DA01 DB13 DC03 FA09 FC04 GA08 GB16 KB06 LB02 LB07 LC01 LD22 LD30 4F033 RA02 RA11 RB03 RC21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向の一部が欠落し、残りの所定部分
    で容器との結合機能を持つ内側筒状部、およびこれと一
    体の外側筒状部からなる容器取付用カバー体において、 前記外側筒状部の内周面側で前記内側筒状部の欠落範囲
    と対向する部分に、当該欠落範囲に対する内向きリブ
    を、当該内側筒状部から分離される態様で形成した、こ
    とを特徴とする容器取付用カバー体。
  2. 【請求項2】 前記内向きリブを、前記欠落範囲の周方
    向中央部と対向する部分に形成した、ことを特徴とする
    請求項1記載の容器取付用カバー体。
  3. 【請求項3】 周方向の一部が欠落し、残りの所定部分
    で容器との結合機能を持つ内側筒状部、およびこれと一
    体の外側筒状部からなる容器取付用カバー体において、 前記内側筒状部の欠落端側部分に、前記外側筒状部に対
    する外向きリブを、当該外側筒状部から分離される態様
    で形成した、ことを特徴とする容器取付用カバー体。
  4. 【請求項4】 前記内側筒状部に、間欠部を、それと、
    当該内側筒状部の欠落側端部との間に生成される壁状部
    分の少なくとも当該間欠部側端部が、所定のカバー体取
    外し操作の際、前記外側筒状部の方に変化して自らと容
    器側との間の結合の程度を弱めるような位置関係で、形
    成した、ことを特徴とする請求項1乃至3記載の容器取
    付用カバー体。
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