JP2003037467A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JP2003037467A
JP2003037467A JP2001223415A JP2001223415A JP2003037467A JP 2003037467 A JP2003037467 A JP 2003037467A JP 2001223415 A JP2001223415 A JP 2001223415A JP 2001223415 A JP2001223415 A JP 2001223415A JP 2003037467 A JP2003037467 A JP 2003037467A
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electrode
strip
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wave device
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Hajime Shindo
始 神藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性体基板と誘電体薄膜との間にIDT電極
及び/または反射器電極が形成されている弾性表面波装
置において、IDT電極及び/または反射器電極のスト
リップの反射効率を高めることができる、弾性表面波装
置を提供する。 【解決手段】 弾性体基板としての水晶基板2上に誘電
体薄膜としてZnO薄膜3が形成されており、両者の間
にIDT電極4が形成されており、IDT電極4が、表
面波の半波長区間に1本のストリップを配置した区間を
少なくとも1つ有し、該IDT電極4のデューティ比が
0.5よりも大きい、あるいはIDT電極4が形成され
ている部分において、ZnO薄膜3に隆起部が構成され
ており、該隆起部の傾斜面の傾斜角度θが30度よりも
大きくされている、弾性表面波装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば共振子や帯
域フィルタとして用いられる弾性表面波装置に関し、よ
り詳細には、弾性体基板上に誘電体薄膜が形成されてお
り、該弾性体基板と誘電体薄膜との間にIDT電極及び
/または反射器電極が形成された弾性表面波装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば移動体通信機器の帯域フィ
ルタなどに弾性表面波装置が広く用いられている。弾性
表面波装置では、圧電体と接するように少なくとも一対
のくし歯電極よりなる少なくとも1つのインターデジタ
ル電極(以下、IDT電極)が形成されている。
【0003】上記圧電体としては、様々な圧電材料から
なる圧電基板が用いられている。また、ガラス基板や圧
電基板などの弾性体基板上に、圧電性を有する誘電体薄
膜を形成した構造や、圧電基板上に圧電性を有しない誘
電体薄膜を形成した構造を有する弾性表面波装置も提案
されている。例えば、弾性体基板上に誘電体薄膜を形成
した弾性表面波装置は、「ZnO膜を用いたTV用SA
Wフィルタの実用化研究」(門田、26回EMシンポジ
ウム、1997、pp.83−90)などに示されてい
る。
【0004】従来の誘電体薄膜を用いた弾性表面波装置
では、主として、所定距離を隔てて配置された複数のI
DT電極を有する、トランスバーサル型の構造が用いら
れている。トランスバーサル型の構造では、IDT電極
におけるストリップによるTTE(トリプル・トランジ
ット・エコー)の反射により、不要リップルが生じる。
そこで、このような不要リップルを抑制するために、電
極のストリップにおける反射が極力抑制されることが望
ましい。従って、IDT電極として、音響的な反射を生
じないダブルストリップ型のIDT電極や、反射が抑制
されたシングルストリップを有するIDT電極などが用
いられていた。
【0005】他方、近年、損失の低減を図るために、一
方向性ストリップを利用した弾性表面波装置が種々提案
されている。一方向性ストリップを利用した構造を有す
る弾性表面波装置では、方向性を大きくするために、ス
トリップにおける反射を高める必要がある。
【0006】また、「多対IDTの結合モード解析」
(電通信論文誌、1977/9、Vol.J60−A
No.9)などに開示されている共振器構造を有する弾
性表面波装置に用いられる反射器では、反射量の大きな
ストリップにより反射器を構成することにより、少ない
ストリップ本数で所望の反射量が得られるとされてい
る。また、上記「多対IDTの結合モード解析」に開示
されている多対IDTでは、IDTを構成するストリッ
プの反射量を増大させることにより、IDTの変換特性
を急峻とし得ることが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、IDT電極や反射器におけるストリップの反射を高
める必要がある弾性表面波装置が種々提案されていた。
しかしながら、これらの弾性表面波装置では、圧電基板
上にIDT電極や反射器電極が形成されていた。
【0008】他方、前述した誘電体薄膜を用いた弾性表
面波装置、すなわちガラス基板や圧電基板上に圧電性を
有する誘電体薄膜を形成した弾性表面波装置や、圧電基
板上に圧電性を有しない誘電体薄膜もしくは圧電性を有
する誘電体薄膜を形成した構造を有する弾性表面波装置
では、IDT電極や反射器のストリップの反射係数が小
さく、IDTの変換特性の急峻性を高めたり、小型化及
び低損失化を図ることが困難であった。
【0009】本発明は、上述した従来技術の現状に鑑
み、弾性体基板上に誘電体薄膜が形成されており、該誘
電体薄膜と弾性体基板との間にIDT電極及び/または
反射器電極が形成されている構造において、IDT電極
及び/または反射器電極のストリップの反射係数を高め
ることができ、それによって変換特性の急峻性を高める
ことができ、かつ小型化及び低損失化を図ることができ
る弾性表面波装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、弾
性体基板と、前記弾性体基板上に形成された誘電体薄膜
とを備え、前記弾性体基板及び誘電体薄膜の少なくとも
一方が圧電性材料からなり、前記弾性体基板と前記誘電
体薄膜との間に形成されたIDT電極及び/または反射
器電極をさらに備え、前記IDT及び/または反射器電
極が、表面波伝搬方向において表面波の半波長区間に1
本のストリップを配置した区間を少なくとも1つ有し、
前記ストリップによる反射を利用した弾性表面波装置に
おいて、前記半波長区間に1本のストリップが配置され
ている区間を少なくとも1つ有するIDT電極及び/ま
たは反射器電極のデューティ比が0.5よりも大きいこ
とを特徴とする。
【0011】本願の第2の発明は、弾性体基板と、前記
弾性体基板上に形成された誘電体薄膜とを備え、前記弾
性体基板及び誘電体薄膜の少なくとも一方が圧電性材料
からなり、前記弾性体基板と前記誘電体薄膜との間に形
成されたIDT電極及び/または反射器電極をさらに備
え、前記IDT及び/または反射器電極が、表面波伝搬
方向において表面波の半波長区間に1本のストリップを
配置した区間を少なくとも1つ有し、前記ストリップに
よる反射を利用した弾性表面波装置において、前記誘電
体薄膜が前記IDT電極及び/または反射器電極のスト
リップを被覆している部分において、該ストリップ上の
誘電体薄膜部分の上面がストリップから離れた誘電体薄
膜部分に対して傾斜面を介して隆起されており、該傾斜
面のストリップ上の誘電体薄膜部分の上面に対する傾斜
角度が30度よりも大きくされていることを特徴とす
る。
【0012】本発明(第1,第2の発明)は、上記のよ
うに、弾性体基板上に、誘電体薄膜を形成した構造を有
し、該弾性体基板と誘電体薄膜との間にIDT電極及び
/または反射器電極が形成されている。ここで、弾性体
基板としては、ガラス基板やアルミナ基板などの圧電性
を有しない弾性体基板、または圧電セラミックスもしく
は圧電単結晶からなる圧電基板が用いられる。また、上
記誘電体薄膜としては、弾性体基板が圧電性を有しない
場合には、圧電性を有する誘電体薄膜、例えばZnO膜
などが用いられる。もっとも、弾性体基板が圧電性を有
する場合、すなわち圧電基板である場合には、誘電体薄
膜が圧電性を有する誘電体薄膜、すなわち圧電薄膜であ
ってもよく、あるいは圧電性を有しない誘電体薄膜であ
ってもよい。
【0013】また、弾性表面波装置を構成するために、
通常、少なくとも1つのIDT電極が形成されるが、本
発明においては、IDT電極及び/または反射器電極
が、表面波伝搬方向において、表面波の半波長区間に1
本のストリップを配置した区間を少なくとも1つ有し、
該ストリップによる反射が利用されている。
【0014】そして、第1の発明では、半波長区間に1
本のストリップが配置されている区間を少なくとも1つ
有するIDT電極及び/または反射器電極のデューティ
比が0.5よりも大きくされており、それによって該I
DT電極及び/または反射器電極におけるストリップに
おける反射係数が高められる。
【0015】第2の発明では、誘電体薄膜がIDT電極
及び/または反射器電極のストリップを被覆している部
分において、ストリップ上の誘電体薄膜部分がストリッ
プから離れた誘電体薄膜部分に対して傾斜面を介して隆
起されており、該傾斜面のストリップを被覆している誘
電体薄膜部分の上面に対する傾斜角度が30度よりも大
きくされており、それによってIDT電極及び/または
反射器電極のストリップの反射係数が高められる。第2
の発明においては、好ましくは、上記傾斜角度は40度
よも大きくされ、それによってストリップの反射係数が
より一層高められる。
【0016】本発明においては、IDT電極及び/また
は反射器電極の膜厚が、好ましくは、表面波の波長をλ
としたとき、0.01λよりも大きくされ、それによっ
てストリップによる反射係数がより一層高められる。
【0017】また、本発明においては、上記誘電体薄膜
の密度は、好ましくは、IDT電極及び/または反射器
電極の密度よりも高くされ、それによって、ストリップ
による反射係数が効果的に高められる。
【0018】本発明において、IDT電極及び/または
反射器電極を構成する材料としては、アルミニウム、ア
ルミニウムに銅、シリコン、チタンなどを添加した合
金、金または銅などの様々な金属もしくは合金が用いら
れる。また、上記誘電体薄膜としては、ZnO薄膜、T
25薄膜またはCdS薄膜などが用いられ、上記弾性
体基板材料として、水晶、ガラス、サファイアまたはシ
リコンなどが用いられる。
【0019】水晶やLT、LBOなどの圧電体基板上に
IDT電極及び/または反射器電極を形成した従来の構
成では、電極の膜厚や線幅が変化されたとしても、κ12
の符号は変わらず、一定である。
【0020】ところが、本発明の特定の局面において、
上記IDT電極及び/または反射器電極を構成する材料
としてアルミニウムを用い、かつ上記誘電体薄膜として
ZnO薄膜を用いた場合、上記誘電体薄膜の密度より上
記IDT電極及び/または反射器電極を構成する材料の
密度が小さくなる。このためIDT電極及び/または反
射器電極を構成するストリップの線幅や膜厚の調整によ
り、κ12の符号は正〜零〜負と変化し、|κ12|が最大
値となるときのκ12の符号は負となり、したがって前記
従来の構成とは異なる傾向を示す。
【0021】さらには、κ12の符号が負となる条件で
は、音響的な反射波と電気的再励起による反射波との位
相が等しくなるため、ストリップを電気的に開放して構
成した開放反射器を利用すると、電気機械結合係数K2
に応じて大きな反射係数が得られる。
【0022】また、前記弾性体基板として、ガラス基板
やサファイア基板を利用した構成は良く知られている
が、周波数温度係数が正となる特定の切断方位の水晶基
板を用いた場合、誘電体膜の負の周波数温度係数が打ち
消され、周波数温度係数が零となる温度安定性に優れた
表面波装置を得ることができる。
【0023】IDT電極及び/または反射器電極の構造
は特に限定されないが、本発明の別の特定の局面では、
IDT電極が備えられ、該IDT電極が一方向性IDT
電極であり、従って、本発明により反射係数が高められ
た一方向性IDT電極が構成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
図面を参照しつつ説明することにより、本発明をより詳
細に説明する。
【0025】(第1の実施例)図1(a)及び(b)
は、本発明の第1の実施例に係る弾性表面波装置の略図
的平面図及び図1(a)中のB−B線に沿う部分の模式
的拡大断面図である。
【0026】本実施例の弾性表面波装置1では、回転2
7度Y板の水晶基板2上に、誘電体薄膜としてZnO薄
膜3が形成されている。また、水晶基板2とZnO薄膜
3との間に、アルミニウム薄膜により構成されたIDT
電極4,5が設けられている。
【0027】弾性表面波装置1では、IDT電極4,5
を励振すると、音速2500〜3000m/秒程度のX
方向伝搬のレイリー波が生じる。なお、上記ZnO薄膜
3は、通常スパッタリングなどの薄膜形成方法により水
晶基板2上に形成される。この場合、水晶基板2上に配
置されたIDT電極4のストリップ4aが設けられてい
る部分においては、ZnO薄膜3の上面に凹凸が生じ
る。図1(b)に示されているように、ZnO薄膜3の
上面においては、ストリップ4aを被覆している部分が
隆起している。すなわち、ZnO薄膜3の他の部分に対
して傾斜面3bを介して隆起部3aが形成されることに
なる。
【0028】上記傾斜面3bの隆起部3aの上面とのな
す傾斜角度θは、通常、30度とされている(例えば、
「ZnO薄膜表面研磨よるSAWフィルタの周波数特性
ばらつきの低減」(電子通信学会論文誌、Vol.J9
6−A No.10、1993/10))。
【0029】本願発明者は、「周期構造圧電性導波路の
有限要素法解析」(電子通信学会論文誌、Vol.J6
8−C No.1、1985/1)第21〜第27頁に
提案されている有限要素法を利用して、図1(b)に示
すストリップ4aを半波長区間内に1本配置した構造に
おいて、開放ストリップ及び短絡ストリップの阻止域周
波数と、自由表面における音速を求めた。また、「弾性
表面波デバイスシミュレーション技術入門」(橋本、リ
アライズ社、233頁)」に提案されている方法に基づ
いて、上述したレイリー波のストリップにおける反射量
を表すκ12/k 0を求めた。κ12はモード結合理論に基
づくモード間結合係数を示し、k0はλ/2πを示す。
【0030】結果を図2〜図4に示す。図2(a)及び
(b)、図3(a)及び(b)は、ZnO薄膜3の膜厚
Tが0.2λ〜0.5λ、ストリップ4aの膜厚Hが
0.01λ〜0.04λ、傾斜面3bの傾斜角度θが3
0度の場合のκ12/k0とデューティ比及びストリップ
の膜厚Hとの関係を示す図である。
【0031】また、図4は、ZnO薄膜の膜厚T=0.
3λ、ストリップ4aの膜厚H=0.01λ〜0.08
λ及び上記傾斜角度θ=90度の場合のκ12/k0と、
デューティ比及びストリップの膜厚Hとの関係を示す図
である。
【0032】図2(a)〜図4から明らかなように、デ
ューティ比が小さい領域では、κ12の絶対値が小さく、
ストリップの膜厚Hが小さい領域では、κ12は正の値を
示すことがわかる。また、デューティ比が増加するとと
もに、κ12は負の値を示すことになる。この現象は、ア
ルミニウムからなるストリップ4aの密度(=2.69
g/cm3)よりも、ZnO薄膜3の密度(=5.68
g/cm3)が大きいために生じると考えられる。
【0033】従って、上記傾斜角度θにより若干の変動
が見られるものの、デューティ比を0.5より大きくす
れば、デューティ比=0.5の場合に比べて、κ12の絶
対値を大きくすることができ、ストリップによる反射量
を増大し得ることがわかる。より好ましくは、デューテ
ィ比を0.6以上とすれば、κ12の絶対値の極大値を得
ることができる。
【0034】なお、図5は、比較例として、ZnO薄膜
の膜厚Tが0.3λ、ストリップ4aの膜厚Hが0.0
2λ、傾斜角度θ=30度の場合の電気機械結合係数K
2と、上記デューティ比及びストリップの膜厚Hとの関
係を示す図である。図5から明らかなように、電気機械
結合係数K2はデューティ比が0.5付近で最大とな
り、0.5から外れると減少することがわかる。従っ
て、例えば、共振子や共振器型フィルタを構成する場
合、帯域幅は電気機械結合係数と相関が強いため、本実
施例においては、デューティ比は、所望とする帯域幅に
応じて選択すればよいことがわかる。
【0035】(第2の実施例)図6は、本発明の第2の
実施例の弾性表面波装置の電極構造を示す模式的平面図
である。
【0036】この弾性表面波装置10では、IDT電極
11,12間に、反射器13が配置されている。反射器
13は、半波長区間に1本のストリップ13aを配置し
た区間Aを300区間表面波伝搬方向に連続した構造を
有する。IDT電極11,12は、電極指の対数が20
対のダブルストリップ型のIDT電極である。IDT電
極11,12及び反射器電極13のストリップ配置ピッ
チは同一である。
【0037】また、弾性体基板としては、回転27度Y
板の水晶基板を用い、該水晶基板上に、上記IDT電極
11,12及び反射器電極13を形成した後、図示はし
ないが、ZnO薄膜を形成した。すなわち、第1の実施
例の場合と同様、水晶基板とZnO薄膜との間に、図6
に示されている電極構造が形成されている。また、上記
IDT電極11,12及び反射器電極13は、アルミニ
ウムにより構成した。
【0038】図6に示した弾性表面波装置10の周波数
伝送特性では、IDT電極11からIDT電極12に伝
搬する表面波は、反射器13の反射帯域では伝搬せず、
反射器の反射帯域外では伝搬する。従って、弾性表面波
装置10の周波数伝送特性では、中心周波数付近に阻止
域が生じる。この阻止域の帯域幅により、下記の式
(1)に基づいてκ12/k0を実測した。
【0039】 κ12/k0=(阻止域の帯域幅/中心周波数)/2…式(1) 下記の表1は、上記のようにして実測されたκ12/k0
の値を示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1から明らかなように、図2(b)に示
された値と、上記実測値とがほぼ一致することがわか
る。
【0042】(第3の実施例)第1の実施例における水
晶基板に代えてガラス基板を用いたことを除いては同様
にして、第3の実施例の弾性表面波装置を構成した。こ
の場合、音速2500〜2900/s付近にレイリー波
が生じる。
【0043】図7(a)及び(b)、図8(a)及び
(b)は、第3の実施例において、ZnO薄膜の膜厚T
=0.1λ〜0.7λ、ストリップの膜厚H=0.01
λ〜0.35λ及び傾斜面の傾斜角度θ=30度の場合
のκ12/k0とデューティ比及びストリップの膜厚Hと
の関係を示す。
【0044】図7及び図8から明らかなように、ZnO
薄膜の膜厚が0.2λ以上であり、かつストリップの膜
厚Hが0.01λの場合、デューティ比=0.5付近で
ほぼ無反射となり、デューティ比が0.5から外れると
ともに、κ12が増加することがわかる。また、ストリッ
プの膜厚Hを0.01λよりも厚くした場合、例えば
0.35λとした場合には、デューティ比が0.5より
大きくなると、デューティ比=0.5の場合に比べてκ
12の絶対値が増大し、反射係数が高められることがわか
る。また、デューティ比が0.6以上の場合には、κ12
が極大値をとり、反射係数がより一層高められることが
わかる。
【0045】図1と同様の弾性表面波装置を構成した。
但し、ZnO薄膜3の膜厚T=0.3λ、ストリップ4
aの膜厚H=0.02λとし、前述した傾斜角度θを2
0度〜80度の範囲で変化させ、κ12/k0と、デュー
ティ比との関係を調べた。結果を図9に示す。
【0046】図9から明らかなように、デューティ比を
最適化した場合のκ12の絶対値が傾斜角度θによって変
動し、従来の傾斜角度である傾斜角度θ=30度に比べ
てθを大きくすると、κ12の絶対値も増加することがわ
かる。
【0047】図10は、傾斜角度θごとに、κ12の絶対
値が最大となるデューティ比と、その場合のκ12/k0
の値の関係を示す。図10から明らかなように、傾斜角
度θを30度より大きくすると、κ12が大きくなり、好
ましくは40度以上とすることにより、κ12を傾斜角度
θの変化に対して安定化することができ、かつκ2の大
きな弾性表面波装置の得られることがわかる。
【0048】なお、上記傾斜角度θは、ZnO薄膜をス
パッタリングにより成膜する場合には、成膜粒子の入射
角度の調整により容易にコントロールすることができ
る。例えば、「ZnO薄膜を用いたTV用SAWフィル
タの実用化研究」(門田、26回EMシンポジウム、1
997、pp.84、図3)に示されているプラネタリ
と基板との取り付け角度を調整し、成膜粒子の入射角度
を垂直に近づけることにより、上記傾斜角度θを容易に
30度よりも大きくすることができる。
【0049】また、電極ストリップの横断面における側
面を弾性体基板表面に対して直交する方向に近づけるよ
うに、すなわち横断面において現れる側面を急峻化する
ことにより、上記傾斜角度θを大きくすることができ
る。このように電極ストリップの横断面形状に現れる側
面を急峻化するには、IDT電極や反射器電極の形成方
法を選択することにより容易に達成され得る。例えば、
電極ストリップの横断面形状を急峻化するには、ドライ
エッチング法が最も好ましく、リフトオフ法が次に好ま
しく、ウェットエッチング法が次に好ましい。
【0050】なお、上述した第1〜第4の実施例では、
誘電体薄膜としてZnO薄膜を用いた場合を例にとり説
明したが、ZnO薄膜の他、SiO2薄膜、AlN薄
膜、Ta25薄膜及びCdS薄膜などの様々な誘電体薄
膜を用いることができる。すなわち誘電体薄膜表面にお
ける隆起部における上記傾斜角度が表面波の反射量に影
響を及ぼす適宜の誘電体薄膜を用いた場合にも、上記実
施例と同様の効果が得られる。
【0051】また、上記実施例では、アルミニウムから
なるIDT電極及び/または反射器電極が形成されてい
たが、銅や金などの一般的な金属材料を用いて弾性表面
波装置を構成した場合にも、上記実施例と同様の効果が
得られる。
【0052】さらに、第1の実施例及び第2の実施例で
は、回転27度Y板の水晶基板が用いられたが、他の結
晶方位の水晶基板を用いてもよい。また、第3の実施例
で用いられたガラス基板は、ほう珪酸ガラスまたはパイ
レックス(登録商標)ガラスなどの様々なガラスにより
構成され得る。さらに、本発明においては、弾性体基板
は、このような水晶基板やガラス基板に限らず、他の絶
縁性基板により構成されてもよく、あるいは圧電単結晶
や圧電セラミックスからなる圧電基板により構成されて
いてもよい。
【0053】なお、本発明に係る弾性表面波装置は、前
述したように半波長区間に1本のストリップを配置した
区間を、少なくとも1区間以上有しているが、この半波
長区間を連続的に配置した構成が反射器に採用されてい
る場合には、反射器のストリップの本数を従来に比べて
少なくすることができる。また、半波長区間を連続的に
配置した構造がIDT電極に採用されている場合には、
IDT電極内部における共振効率を高めることができ、
良好な共振器型フィルタやQの高い共振子を構成するこ
とができる。
【0054】さらに、上記半波長区間を、反射バンク型
一方向性電極、FEUDTまたはEWC電極などの一方
向性IDT電極の反射エレメントして利用した場合に
は、一方向性をより一層高めることができる。
【0055】
【発明の効果】第1の発明では、弾性体基板と誘電体薄
膜との間にIDT電極及び/または反射器電極が形成さ
れており、表面波伝搬方向において表面波の半波長区間
に1本のストリップを配置した区間を少なくとも1つ有
する上記IDT電極及び/または反射器電極において、
ストリップによる反射を利用した構造において、半波長
区間に1本のストリップが配置されている区間を少なく
とも1つ有する上記IDT電極及び/または反射器電極
のデューティ比が0.5よりも大きくされているので、
該IDT電極及び/または反射器電極における表面波の
反射効率を高めることができる。従って、IDT電極に
おいて上記デューティ比が0.5よりも大きい場合に
は、IDT電極における共振効率を高めることができ、
フィルタ特性の急峻性に優れた共振器型フィルタやQの
高い共振子を得ることができる。
【0056】また、反射器電極において、上記デューテ
ィ比を0.5よりも大きくした場合には、反射器の反射
効率が高められるので、反射器のストリップの本数を低
減することができ、弾性表面波装置の小型化を図ること
ができる。
【0057】同様に、第2の発明においては、誘電体薄
膜がIDT電極及び/または反射器電極のストリップを
被覆している隆起部分において、上述した傾斜角度が3
0度よりも大きくされているので、同様にストリップの
反射効率を高めることができる。従って、IDT電極が
形成されている部分において上記傾斜角度を30度より
も大きくした場合には、共振効率を高めることができ、
フィルタ特性の急峻な共振器型フィルタやQの高い共振
子を得ることができ、反射器電極が形成されている部分
において上記傾斜角度を30度よりも大きくした場合に
は、反射器の小型化を図ることができる。
【0058】よって、本発明(第1,第2の発明)によ
れば、弾性体基板上に誘電体薄膜を形成し、両者の間に
IDT電極及び/または反射器電極が形成されており、
IDT電極及び/または反射器電極のストリップによる
反射を利用した弾性表面波装置において、IDT電極及
び/または反射器電極における上記ストリップの反射効
率を高めることができるので、弾性表面波装置の小型
化、及び低損失化を果たすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、第1の実施例に係る弾性
表面波装置の模式的平面図及び(a)中のB−B線に沿
う部分を拡大して示す断面図。
【図2】(a)及び(b)は、第1の実施例において、
反射効率を示すκ12/k0と、デューティ比及びストリ
ップの膜厚Hとの関係を示す図。
【図3】(a)及び(b)は、第1の実施例において、
反射効率を示すκ12/k0と、デューティ比及びストリ
ップの膜厚Hとの関係を示す図。
【図4】第1の実施例において、ZnO薄膜の膜厚T=
0.3λ、ストリップの膜厚H=0.01λ〜0.08
λ及び傾斜角度θ=90度した場合のκ12/k0とデュ
ーティ比及びストリップの膜厚Hとの関係を示す図。
【図5】第2の実施例において、ガラス基板上に形成さ
れたZnO薄膜の膜厚T=0.1λ〜0.7λ、ストリ
ップの膜厚H=0.01λ〜0.35λ及び傾斜角度θ
=30度とした場合のκ12/k0と、デューティ比及び
ストリップの膜厚Hとの関係を示す図。
【図6】本発明の第3の実施例に係る弾性表面波装置の
電極構造を示す模式的平面図。
【図7】(a)及び(b)は、第1の実施例において、
反射効率を示すκ12/k0と、デューティ比及びストリ
ップの膜厚Hとの関係を示す図。
【図8】(a)及び(b)は、第1の実施例において、
反射効率を示すκ12/k0と、デューティ比及びストリ
ップの膜厚Hとの関係を示す図。
【図9】第3の実施例において、ZnO薄膜の膜厚T=
0.3λ、ストリップの膜厚H=0.02λ、傾斜角度
θ=20度〜80度したときのκ12/k0とデューティ
比との関係を示す図。
【図10】第3の実施例において、κ12の絶対値が最大
となるデューティ比と、その場合のκ12/k0の値の傾
斜角度依存性を示す図。
【符号の説明】
1…弾性表面波装置 2…水晶基板 3…ZnO薄膜 3a…隆起部 3b…傾斜面 10…弾性表面波装置 11,12…IDT 14…反射器電極 θ…傾斜角度

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体基板と、前記弾性体基板上に形成
    された誘電体薄膜とを備え、前記弾性体基板及び誘電体
    薄膜の少なくとも一方が圧電性材料からなり、 前記弾性体基板と前記誘電体薄膜との間に形成されたI
    DT電極及び/または反射器電極をさらに備え、 前記IDT及び/または反射器電極が、表面波伝搬方向
    において表面波の半波長区間に1本のストリップを配置
    した区間を少なくとも1つ有し、前記ストリップによる
    反射を利用した弾性表面波装置において、 前記半波長区間に1本のストリップが配置されている区
    間を少なくとも1つ有するIDT電極及び/または反射
    器電極の前記ストリップのデューティ比が0.5よりも
    大きいことを特徴とする、弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】 弾性体基板と、 前記弾性体基板上に形成された誘電体薄膜とを備え、前
    記弾性体基板及び誘電体薄膜の少なくとも一方が圧電性
    材料からなり、 前記弾性体基板と前記誘電体薄膜との間に形成されたI
    DT電極及び/または反射器電極をさらに備え、 前記IDT及び/または反射器電極が、表面波伝搬方向
    において表面波の半波長区間に1本のストリップを配置
    した区間を少なくとも1つ有し、前記ストリップによる
    反射を利用した弾性表面波装置において、 前記誘電体薄膜が前記IDT電極及び/または反射器電
    極のストリップを被覆している部分において、該ストリ
    ップ上の誘電体薄膜部分の上面がストリップから離れた
    誘電体薄膜部分に対して傾斜面を介して隆起されてお
    り、該傾斜面のストリップ上の誘電体薄膜部分の上面に
    対する傾斜角度が30度よりも大きくされていることを
    特徴とする、弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面の傾斜角度が40度よりも大
    きい、請求項2に記載の弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】 前記IDT電極及び/または反射器の膜
    厚が表面波の波長λとしたときに、0.01λよりも大
    きくされている、請求項1〜3のいずれかに記載の弾性
    表面波装置。
  5. 【請求項5】 前記誘電体薄膜の密度が、前記IDT電
    極及び/または反射器電極の密度よりも大きい、請求項
    1〜4のいずれかに記載の弾性表面波装置。
  6. 【請求項6】 前記IDT電極及び/または反射器電極
    がアルミニウムからなる、請求項1〜5のいずれかに記
    載の弾性表面波装置。
  7. 【請求項7】 前記誘電体薄膜が、ZnO薄膜である、
    請求項1〜6のいずれかに記載の弾性表面波装置。
  8. 【請求項8】 前記弾性体基板が、水晶またはガラスか
    らなる、請求項1〜7のいずれかに記載の弾性表面波装
    置。
  9. 【請求項9】 前記IDT電極及び/または反射器電極
    として、IDTを備え、該IDT電極が一方向性IDT
    電極である、請求項1〜8のいずれかに記載の弾性表面
    波装置。
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