JP2003036642A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ

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JP2003036642A JP2001222620A JP2001222620A JP2003036642A JP 2003036642 A JP2003036642 A JP 2003036642A JP 2001222620 A JP2001222620 A JP 2001222620A JP 2001222620 A JP2001222620 A JP 2001222620A JP 2003036642 A JP2003036642 A JP 2003036642A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁気テープを傷めることなく、好適に引き出
すことができる記録テープカートリッジの提供を課題と
する。 【解決手段】 記録テープ12を巻装した単一のリール
50が上下動可能に収容されるケース20,30と、前
記ケースに設けられた前記記録テープ引出用の開口18
と、前記記録テープの先端に固着され、ドライブ装置側
の引出手段に引き出されるリーダーピン40と、を備え
た記録テープカートリッジにおいて、前記リーダーピン
40が前記リール50と連動して同一高さに移動する位
置調整手段66を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピューター等
の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テ
ープが巻装された単一のリールをケース内に収容してな
る記録テープカートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、コンピューター等のデータ記
録再生媒体として使用されている磁気テープを単一のリ
ールに巻装し、そのリールをケース内に収容してなる磁
気テープカートリッジが知られている。この磁気テープ
の先端には、リーダーブロックやリーダーピン、リーダ
ーテープといったリーダー部材が設けられており、その
リーダー部材をドライブ装置側に設けられた引出手段が
磁気テープカートリッジから引き出し、それに固着され
た磁気テープをドライブ装置側の巻取リールに巻装させ
るようになっている。 【0003】また、磁気テープカートリッジの下面に穿
設された開孔から現出しているリールの下面中央にはリ
ールギアが環状に刻設されており、ドライブ装置側の回
転シャフトに設けられた駆動ギアがそのリールギアに噛
合することにより、リールが回転駆動するように構成さ
れている。しかして、磁気テープカートリッジのリール
及びドライブ装置の巻取リールを同期して回転させるこ
とにより、磁気テープにデータを記録したり、磁気テー
プに記録されたデータの再生ができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような構成の磁気
テープカートリッジでは、上記したように、リーダー部
材が磁気テープの先端に設けられている。中でもリーダ
ーピン110は、図8で示すように、開口108近傍の
上ケース116と下ケース118にその上端部112及
び下端部114をそれぞれ係止されて保持され、使用時
(ドライブ装置に装填したとき)には、図8(B)で示
すように、リール100がドライブ装置側の駆動ギア1
20と噛合して若干上昇させられることにより、その中
央の高さ位置Tとリーダーピン110中央の高さ位置S
とが側面視で一致して、磁気テープ102がリール10
0に対し、平行に繰り出されるようになっている。 【0005】しかしながら、不使用時(ドライブ装置に
装填しないとき)には、図8(A)で示すように、リー
ダーピン110の上端部112及び下端部114がそれ
ぞれ上ケース116と下ケース118に係止されて、そ
の中央の高さ位置Sが不変であるのに対し、リール10
0はスプリング106によって下方に向って付勢される
ため、そのリール100中央の高さ位置Tがリーダーピ
ン110中央の高さ位置Sと相対的に異なってしまい、
磁気テープ102が斜めに延出した状態に支持されるよ
うになっている。 【0006】したがって、不使用時において、磁気テー
プ102の上下の側端部(以下、エッジという)102
Aに異なったテンションが加わることになり、磁気テー
プ102が折れ曲がったり、磁気テープ102に皺がよ
るといった不具合が発生するとともに、リール100の
上フランジ部104にそのエッジ102Aが接触して擦
れることにより、磁気テープ102が傷ついてしまうと
いった不具合が発生するおそれがあった。 【0007】そこで、本発明は、磁気テープを傷めるこ
となく、好適に引き出すことができる記録テープカート
リッジを得ることを目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカート
リッジは、記録テープを巻装した単一のリールが上下動
可能に収容されるケースと、前記ケースに設けられた前
記記録テープ引出用の開口と、前記記録テープの先端に
固着され、ドライブ装置側の引出手段に引き出されるリ
ーダーピンと、を備えた記録テープカートリッジにおい
て、前記リーダーピンが前記リールと連動して同一高さ
に移動する位置調整手段を設けたことを特徴としてい
る。 【0009】このような構成にすると、リールとリーダ
ーピンの高さを常時同一にすることができるので、記録
テープが折れ曲がったり、記録テープに皺がよるような
不具合は発生せず、リールの上フランジ部に記録テープ
の側端部(エッジ)が接触して傷つくような不具合も発
生しない。したがって、記録テープを好適に引き出すこ
とができる。また、落下時の衝撃等によってリーダーピ
ンが折れるような不具合も発生しない。 【0010】なお、前記位置調整手段は、例えばドライ
ブ装置に設けられた係合部材が前記ケースに設けられた
孔部又は切欠部から進入して前記リーダーピンを上下方
向に移動させることにより、前記リールの高さ変動と連
動して前記リーダーピンの高さを変動させるように構成
される。 【0011】また、前記ケース内におけるリーダーピン
の直下、例えば前記係合部材が進入する前記ケースの孔
部又は切欠部の周囲に、ドライブ装置に設けられた位置
決め手段が係合する係合部を設けるのが望ましい。 【0012】このようにリーダーピンの直下で位置決め
するように構成すると、記録テープカートリッジの寸法
誤差の影響を受けずに好適に位置決めでき、リーダーピ
ンを正確に引き出すことが可能になるとともに、ドライ
ブ装置内でのリーダーピンの軌道を正確に保つことがで
きる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜
上、記録テープカートリッジのドライブ装置への装填方
向(矢印P方向)を前方向とし、それを基準に前後・左
右・上下の表現をする。また、記録テープとして磁気テ
ープを採用し、以下、磁気テープカートリッジとして説
明をする。まず、最初に、磁気テープカートリッジ全体
の構成を簡単に説明する。 【0014】図1で示すように、磁気テープカートリッ
ジ10は、合成樹脂製の上ケース20と下ケース30と
が互いの周壁22、32を当接させた状態で接合されて
略矩形箱状に形成され、その内部には、情報記録再生媒
体としての磁気テープ12を巻装した単一のリール50
が回動可能に収容されている。また、このリール50
は、上ケース20とリール50との間に設けられたスプ
リング(図示しない)で下方に向って付勢されており、
上下動可能になっている。 【0015】また、磁気テープカートリッジ10の右側
の周壁(以下、側壁という)22A、32Aの前部が略
矩形状に切り欠かれて開口18が形成され、その開口1
8を開閉するシャッター部材14がその側壁22A、3
2Aの内側に設けられている。開口18はリール50に
巻装された磁気テープ12を外部に引き出すためのもの
であり、磁気テープカートリッジ10の不使用時(ドラ
イブ装置に装填しないとき)には、シャッター部材14
によって閉塞され、使用時(ドライブ装置に装填したと
き)には、シャッター部材14が開放されて、磁気テー
プ12の先端に取り付けられているリーダーピン40
が、ドライブ装置側の引出手段(図示しない)によって
引き出せるようになっている。 【0016】そして、開口18内側の上ケース20と下
ケース30には、リーダーピン40の上端部42及び下
端部44を係止させる係合部24、34が設けられてお
り、リーダーピン40は通常(不使用時)、その係合部
24、34に上端部42及び下端部44がそれぞれ係止
されて、上ケース20と下ケース30に対し、垂直に保
持された状態で開口18近傍に待機するようになってい
る。 【0017】リーダーピン40は、その上端部42及び
下端部44が中央部分よりも大径に膨出成形された略亜
鈴形状に成形され、リーダーピン40の中央部分には磁
気テープ12の先端が接着剤等により固着されている。
また、リーダーピン40の上端部42及び下端部44の
近傍にはフランジ46、48が設けられており、そのフ
ランジ46、48で磁気テープ12の上下のエッジ(側
端部)12Aを規制して、磁気テープ12に対するリー
ダーピン40の取付精度を確保するようにしている。 【0018】以上のような磁気テープカートリッジ10
において、次に、本発明を図2乃至図7を基に詳細に説
明する。まず最初に、図2で示す第1実施例について説
明をする。この第1実施例は、図2で示すように、係合
部24、34にそれぞれリーダーピン40の上端部42
と下端部44に当接する上ステージ60と下ステージ7
0が設けられており、リーダーピン40はその上ステー
ジ60と下ステージ70との間で挟持固定されるように
なっている。 【0019】上ステージ60は、上ケース20に設けら
れた凹部62の下端周縁に設けられた係止突起62Aに
フランジ部60Cが係止されて脱落を防止されるととも
に、凹部62の底面と上ステージ60の裏面との間に設
けられたスプリング66によって下方に向けて付勢され
ている。下ステージ70は、下ケース30に設けられた
凹部72に上下方向に移動可能に設けられ、その凹部7
2には、ドライブ装置に設けられた押上ピン80が進入
可能な孔部68が穿設されている。なお、下ケース30
下面の孔部68の周囲には、ドライブ装置へ装填したと
きの位置決め用となる凹部64が設けられており、押上
ピン80の下部に設けられた係合部80Aがその凹部6
4に係合して位置決めするようになっている。 【0020】また、上ステージ60及び下ステージ70
の後部側には、リーダーピン40をケース内に必要以上
に引き込まないようにするストッパー壁60B、70B
が設けられており、上ステージ60及び下ステージ70
の開口18に対向する面側には、磁気テープ12を巻き
戻したときに、リーダーピン40がスムーズに上ステー
ジ60及び下ステージ70間に挟持されるように、テー
パー面60A、70Aが形成されている。 【0021】次に、この第1実施例の作用を説明する
と、まず、図2(A)で示すように、不使用時(ドライ
ブ装置に装填しないとき)には、スプリング66によっ
て上ステージ60が下方に向って付勢されることによ
り、リーダーピン40が下方に向って付勢されている。
そして、それと共に、リール50もスプリング(図示し
ない)によって下方に向って付勢されているので、両者
中央の高さ位置(以下、単に高さという場合がある)は
側面視で同一になっている。したがって、従来のように
(図8(A)で示すように)、磁気テープ12が斜めに
支持された状態にはならず、磁気テープ12が折れ曲が
ったり、エッジ12Aが上フランジ部52に擦れて傷つ
くなどの不具合は起きない。 【0022】使用時(ドライブ装置に装填したとき)に
は、図2(B)で示すように、磁気テープカートリッジ
10が下降することにより、相対的に駆動ギア76と押
上ピン80がそれぞれ開孔54と孔部68から進入し、
リール50を所定高さ上昇させるとともに、下ステージ
70を押し上げて、リーダーピン40をスプリング66
の付勢力に抗してリール50と同一高さに保持する。し
たがって、このときも磁気テープ12が斜めに支持され
ることはなく、それによる不具合は発生しない。 【0023】次いで、図2(C)で示すように、ドライ
ブ装置側の引出手段(図示しない)によってリーダーピ
ン40を引き出すが、上ステージ60は、フランジ部6
0Cが係止突起62Aに係止されることにより、所定位
置(磁気テープ12のエッジ12Aに接触しない程度の
高さ位置)までしか下降できないようになっている。し
たがって、上ステージ60が磁気テープ12のエッジ1
2Aを擦って傷つけるような不具合も起きない。 【0024】磁気テープ12を巻き戻したときには、リ
ーダーピン40は、その上端部42及び下端部44が、
テーパー面60A、70Aによってスムーズに上ステー
ジ60及び下ステージ70に案内され、ストッパー壁6
0B、70Bによってケース内への必要以上の引き込み
を防止された状態で、上ステージ60及び下ステージ7
0間に挟持固定される。 【0025】そして、磁気テープカートリッジ10をド
ライブ装置から取り出すときには、前述とは反対に磁気
テープカートリッジ10が上昇し、駆動ギア76が開孔
54から抜き出されるとともに、押上ピン80が孔部6
8から抜き出されるが、このとき、スプリングの付勢力
によってリール50が下方に向って押圧され、それと共
に、スプリング66の付勢力によってリーダーピン40
が下方に向って押圧される。しかして、リール50とリ
ーダーピン40は常時同一高さを維持したまま上下に移
動することになり、上記したような不具合は一切発生し
ない。 【0026】次に、図3乃至図5で示す第2実施例につ
いて説明する。この第2実施例は、図3で示すように、
係合部24、34にリーダーピン40の上端部42及び
下端部44と同径か、あるいはそれより極僅かに小さい
径を有する平面視略U字状の切欠部26、36が設けら
れ、リーダーピン40の上端部42及び下端部44がそ
の切欠部26、36に若干の摩擦(抵抗)をもって嵌合
するように構成されている。なお、このときのシャッタ
ー部材16は、上ケース20と下ケース30に対し、外
側から嵌合して前後方向に摺動自在になっており、磁気
テープカートリッジ10の不使用時におけるリーダーピ
ン40の切欠部26、36からの脱落を防止するように
なっている。 【0027】この第2実施例の作用を説明すると、ま
ず、図4(A)で示すように、不使用時(ドライブ装置
に装填しないとき)には、リーダーピン40の上端部4
2及び下端部44は、リーダーピン40の高さがリール
50の高さと側面視で同一になるように、切欠部26、
36に嵌合固定されている。したがって、従来のように
磁気テープ12が斜めに支持されることはなく、それに
よる不具合は発生しない。 【0028】磁気テープカートリッジ10がドライブ装
置に装填されると、図4(B)で示すように、シャッタ
ー部材16が後方に摺動して開口18が開放され、磁気
テープカートリッジ10が下降する。すると、駆動ギア
76と押上ピン80がそれぞれ開孔54と切欠部36か
ら進入して、リール50を所定高さ上昇させるととも
に、リーダーピン40をリール50の高さと同一高さま
で押し上げる。なお、このとき、リーダーピン40の上
端部42及び下端部44は切欠部26、36に対して摩
擦(抵抗)をもって嵌合しているので、切欠部26、3
6から外れるような不具合はなく、リーダーピン40は
その高さを維持した状態で固定される。 【0029】その後、図4(C)で示すように、ドライ
ブ装置側の引出手段(図示しない)によって磁気テープ
カートリッジ10からリーダーピン40が引き出される
が、このときもリール50とリーダーピン40は同一高
さに保持されているので、従来のように磁気テープ12
が斜めに支持されることはなく、それによる不具合は発
生しない。 【0030】磁気テープ12を巻き戻したときには、図
5(A)で示すように、リーダーピン40は、リール5
0と同一高さのまま切欠部26、36にその上端部42
及び下端部44が嵌合固定される。そして、磁気テープ
カートリッジ10がドライブ装置から取り出されるとき
には、その磁気テープカートリッジ10が上昇して、駆
動ギア76が開孔54から抜き出され、リール50がス
プリングの付勢力によって下降するが、このとき、リー
ダーピン40は、図5(B)で示すように、リール50
の高さ変動と連動して下降する押下ピン82の切欠部2
6からの進入によって、リール50と同一高さまで押し
下げられる。 【0031】なお、このときもリーダーピン40の上端
部42及び下端部44は切欠部26、36に対して摩擦
(抵抗)をもって嵌合しているので、切欠部26、36
から外れるような不具合はなく、リーダーピン40はリ
ール50と同一高さに維持されて固定される。その後、
図5(C)で示すように、押下ピン82が上方に退避
し、シャッター部材16が前方に摺動して開口18を閉
塞することにより、リーダーピン40の切欠部26、3
6からの脱落が防止される。 【0032】次に、図6、図7で示す第3実施例につい
て説明する。この第3実施例は、図6で示すように、係
合部24、34の内側に正面視略L字状の支持部材2
8、38が突設されるとともに、その支持部材28、3
8の先端に平面視略U字状の切欠部28A、38Aが設
けられ、更に係合部34には、押上ピン80が進入可能
な孔部78が穿設されて構成されている。そして、リー
ダーピン40の上端部42とフランジ46との間、及び
下端部44とフランジ48との間には、それぞれ係止フ
ランジ56、58が設けられている。 【0033】切欠部28A、38Aの径は、上端部42
及び下端部44を除くリーダーピン40の径より若干大
きい径になっており、図7(A)で示すように、切欠部
28A、38Aをそれぞれ係止フランジ56、58とフ
ランジ46、48との間に嵌入させることにより、磁気
テープカートリッジ10の不使用時において、リーダー
ピン40が、係止フランジ56を支持部材28に係止さ
せた状態で、自重により懸吊されるとともに、シャッタ
ー部材14により切欠部28A、38Aからの脱落が防
止されて保持されている。そして、この状態のときにリ
ール50と同一高さに保持されるようになっている。 【0034】この第3実施例の作用を説明すると、ま
ず、リーダーピン40は、通常(不使用時)は図7
(A)で示すように、上側の係止フランジ56が支持部
材28に支持された状態で懸吊され、リール50と同一
高さに保持されている。したがって、従来のように磁気
テープ12が斜めに支持されることはなく、それによる
不具合は発生しない。 【0035】磁気テープカートリッジ10がドライブ装
置に装填されると、シャッター部材14が後方に摺動し
て開口18が開放され、押上ピン80が孔部78から進
入して、リール50の上昇と共にリーダーピン40の下
端部44を上方に向かって押し上げるが、リーダーピン
40は切欠部28A、38Aに遊嵌された状態になって
いるので、抵抗(摩擦)なく上昇する。そして、リール
50の高さと同一高さになった状態で、ドライブ装置側
の引出手段(図示しない)によって引き出される。した
がって、従来のように磁気テープ12が斜めに支持され
ることはなく、それによる不具合は発生しない。 【0036】なお、図7(B)で示すように、下側の係
止フランジ58が支持部材38に当接する位置をリール
50の最上昇位置と略同一か、それより極僅かに低く設
定すると、リーダーピン40の高さ位置がリール50の
高さ位置と同一になったときには、押上ピン80が係止
フランジ58を支持部材38に向って押圧することにな
るので、ドライブ装置側の引出手段がリーダーピン40
に係合する前に、そのリーダーピン40が支持部材2
8、38から脱落するのを防止できて好ましい。 【0037】また、下ケース30下面の孔部78の周囲
にも、ドライブ装置へ装填したときの位置決め用となる
凹部74が設けられており、押上ピン80の下部に設け
られた係合部80Aが、その押上ピン80の進入に伴っ
て凹部74に係合し、位置決めするようになっている。 【0038】すなわち、第1実施例及び第3実施例で示
すように、リーダーピン40の直下に当たる孔部68、
78の下ケース30下面の周囲に、位置決め用の凹部6
4、74を設けると、ドライブ装置に対するリーダーピ
ン40の位置決めを、磁気テープカートリッジ10の寸
法誤差の影響を受けずに好適に行うことができる。した
がって、リーダーピン40の引き出し動作を正確に行う
ことができるとともに、ドライブ装置内でのリーダーピ
ン40の軌道を正確に保つことができる。 【0039】なお、この位置決め用の凹部64、74及
び係合部80Aは、第2実施例である図3乃至図5には
示されていないが、この第2実施例においても第1実施
例及び第3実施例と同様であることは言うまでもない。
また、この係合部80Aは、押上ピン80と別体で設け
てもよいが、押上ピン80と一体に設けた方が部品点数
の削減になり、コストダウンを図ることができて好まし
い。 【0040】 【発明の効果】以上、本発明によれば、リールとリーダ
ーピンの高さを常に同一にすることができるので、記録
テープが折れ曲がったり、記録テープに皺がよるような
不具合は発生せず、リールの上フランジ部に記録テープ
の側端部(エッジ)が接触して傷つくような不具合も発
生しない。したがって、記録テープを好適に引き出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】磁気テープカートリッジを斜め上方から見た概
略斜視図 【図2】本発明に係る位置調整手段の第1実施例を示す
説明図 【図3】本発明に係る位置調整手段の第2実施例を示す
斜視図 【図4】本発明に係る位置調整手段の第2実施例を示す
説明図 【図5】本発明に係る位置調整手段の第2実施例を示す
説明図 【図6】本発明に係る位置調整手段の第3実施例を示す
斜視図 【図7】本発明に係る位置調整手段の第3実施例を示す
説明図 【図8】従来のリールとリーダーピンの高さ位置関係を
示す説明図 【符号の説明】 10 磁気テープカートリッジ 12 磁気テープ 20 上ケース 26 切欠部 28 支持部材 30 下ケース 36 切欠部 38 支持部材 40 リーダーピン 60 上ステージ 62 凹部 64 凹部 66 スプリング 68 孔部 70 下ステージ 72 凹部 74 凹部 78 孔部 80 押上ピン 80A 係合部 82 押下ピン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープを巻装した単一のリールが上
    下動可能に収容されるケースと、 前記ケースに設けられた前記記録テープ引出用の開口
    と、 前記記録テープの先端に固着され、ドライブ装置側の引
    出手段に引き出されるリーダーピンと、を備えた記録テ
    ープカートリッジにおいて、 前記リーダーピンが前記リールと連動して同一高さに移
    動する位置調整手段を設けたことを特徴とする記録テー
    プカートリッジ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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